1.9.1 管理基準の遵守状況を連続的又は相当の頻度で確認をするためのモニタリングの方法を設定し その文書を作成すること 十分なモニタリング頻度を設定することまた 設定した理由を整理しておくこと モニタリングに関する全ての文書と記録は モニタリングを行う担当者及び責任者による

Similar documents
HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

食品衛生の窓

1 施設設備の衛生管理 1-1 食品取扱室の清掃及び保守点検 < 認証基準 > 床 内壁 天井 窓 照明器具 換気扇 手洗い設備及び排水溝の清掃手順 保守点検方法が定められていること 床及び排水溝の清掃は1 日に1 回以上 その他の清掃はそれぞれ清掃の頻度の記載があること 保守点検頻度の記載があるこ

Microsoft Word - ( 通知決裁)HACCP票通知鑑

( 認定の審査 ) 第 8 条知事は 第 6 条又は第 11 条の規定による申請があった施設の実地調査等を行い 当該申請内容が第 3 条に定める認定基準に適合していると認めるときは 認定しなければならない ( 認定書の交付等 ) 第 9 条知事は 前条の規定により認定した場合には 当該申請者に対して

精米 HACCP 規格 ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ 第 1 版 2016 年 3 月 16 日 第 1 目的一般社団法人日本精米工業会の精米 HACCP 規格は 精米工場で製造する精米が消費者及び実需者より信頼される製品精米と

卵及び卵製品の高度化基準

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

食品衛生法施行条例等の一部を改正する条例

Ver.05 評価チェック表 (Ⅰ 製造環境の管理 ) 点 点 0 点 評価点数 A 施設設備機械器具の衛生管理 作業場内は 必要に応じて空調設備により温度管理を行っていますか温度管理している一部で温度管理されていない 温度管理していない ノロウイルス等の感染の原因とならないように トイレについて適

生活衛生営業 HACCP ガイダンス ( 食肉販売業用 ) 導入手引書 本ガイダンスでは まず メニュー調査表 と 調理工程表 によりそれぞれの施設の 危害要因分析 を行い 次にこの手引書の 衛生管理点検表 を HACCP の考え方を取り入れた 衛生管理計画 とし それを用いて モニタリング 記録の

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D20358FCD B68AC7979D C B8CDD8AB B83685D>

生活衛生営業 HACCP ガイダンス ( 旅館業用 ) 導入手引書 旅館業用衛生管理点検表 1 個人衛生管理点検記録個人衛生管理は 従事者の感染症対策を中心に基準条例 8 の従事者に係る衛生管理の項目を始業時点検として次の項目を確認する (1) 従事者は 下痢 嘔吐等の体調不良がないことを確認し 症

衛生管理要領項目 (1) 施設 設備等の衛生管理に関する事項 管理項目 内容 1. 施設内の衛生区分について ( ゾーニング 動線 物流線 ) 作業形態 ( または清浄度 ) で区画をし 各区画毎に衛生管理の基準を検討すること * 一般には 汚染区域には荷受 原料保管などの作業場 準清潔区域には下処

スライド 1

H18

別記第 2 号様式 ( 第 3 関係 ) その 2 HACCP に基づく衛生管理導入の 評価調書 ( バックヤード編 ) ( 評価事業用 ) 評価施設名 評価の対象となった部門 実施年月日 平成年月日 評価実施者 申請にあたっては 評価の対象となった部門のチェックシートと HACCP 自主点検票を提

Microsoft Word

従事者等の衛生管理点検表 氏名 下痢 嘔吐 発熱等 化膿創 服装 帽子 毛髪 履物 爪 指輪等 手洗い 点検項目 1 健康診断 検便検査の結果に異常はありませんか 2 下痢 嘔吐 発熱などの症状はありませんか 3 手指や顔面に化膿創がありませんか 4 着用する外衣 帽子は毎日専用で清潔のものに交換さ

<4D F736F F D208DBB939C97DE8FEE95F18CB48D EA98EE58D7393AE8C7689E6816A2E646F63>

1 項目 内容事項 有 無配点得点有 無配点得点有 無配点得点有 無配点得点 1) 挨拶励行 気持良い挨拶励行の 1 実施 ) 疾病管理 健康診断 : 年 1 回 2 検便 : 年 2 回以上実施しているか ) 4) 5) 6) 製造室入室手洗い 消毒 製造室入室ローラー

HACCP-tohu

衛生管理マニュアル 記載例

H18

(1) 作成上の留意点 清潔で衛生的な食品の製造あるいは加工環境を確保するための要件を わが国では 一般的衛生管理プログラム と称しています このプログラムの内容は コーデックス委員会による 食品衛生の一般的原則 に示されたものと同じであり 安全で良い品質の食品を製造あるいは加工するための設備や器具

総合衛生管理製造過程と PDCAサイクル

一太郎 12/11/10/9/8 文書

~ 目次 ~ 1. 手洗いマニュアル 2. 原材料の保管管理マニュアル 3. 加熱調理食品の中心温度及び加熱時間の記録マニュアル 4. 調理器具等の洗浄 殺菌マニュアル 5. 厨房設備等の衛生管理マニュアル

<4D F736F F D2088E396F BB91A28BC EF C8EA695DB8AC78BE695AA816A C826F8AEE8F808F918EE88F878F B2E646F63>

HACCP を導入しようとした理由過去に HACCP 導入に取り組んだ経験 : 無 海外輸出を目指すため ( 過去に HACCP 未導入を理由に海外輸出の案件断られたことあり ) 当該食品等事業者を選定した理由 海外への輸出事業を今後視野に入れており HACCP 導入への意欲があるため 当該事業者と

第 1 票 学校給食施設等定期検査表 検査年月日年月日 ( ) 学校 ( 調理場 ) 名 給食従事者 : 栄養教諭等名 調理員名 定期点検票作成者 ( 職 氏名 ) 給食対象人員 給食調理室面積m2 建物の位置 使用区分 人 校長印 1 位置ア便所 ごみ集積場等からの位置は適切であるか A B C

第 4 章 管理体制の整備 HACCP の 7 つの原則 1 危害分析 : 危害の原因の明確化 2 重要管理点の決定 : CCP の判定と決定 3 管理基準の設定 : CCP を管理するための管理基準の設定 4 モニタリング方法の設定 : 適切に管理されているかの確認方法 5 修正処置の設定 : 問

い 9以上に達した事業者は 確認申請書 ( 様式第 3 号 ) を保健所長に提出することができる 2 保健所長は 前項の申請に基づき 自己採点の妥当性を確認するものとする 3 保健所長は 前項の結果 自己採点が妥当であると認めた施設に対して 衛生管理向上プログラム終了証 ( 様式第 4 号 ) を交

youkou

Microsoft Word - ☆【通知】自治体宛(管理運営基準の改正)

食品安全の最新情報

衛生管理マニュアル 記載例

目次 表紙... 1 目次... 2 改訂記録 目的 対象 製造部門 品質部門組織 PET 薬剤製造施設 ( 施設長 ) の責務 製造管理者の責務 各責任者の責務... 7 ( 別紙 1) (

<945F96F B3816A2E786264>

<4D F736F F D CA88C A D58E9E89638BC68EE688B597768D6A2E646F63>

< F2D816995BD90AC E30398C8E303493FA88EA959489FC90B3>

平成 30 年更新時 目次 1. 作業区分 1-1) 作業の切替え ( 共通基準 1-4-1) 1-2) 調理従事者 2 2. 食品などの衛生的な取扱い 2-1) 食品添加物の使用 ( 共通基準 3-2) 2-2) 油脂の衛生管理 2 2-3) 加熱調理食品の冷却 3 2-4) 弁当の調整 4 2-

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

Microsoft Word - 【差し替え2】☆自治体宛通知(管理運営基準の改正)

< F2D97D58E9E89638BC682CC8EE688B597768D6A2E6A7464>

⑥愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会 食品衛生対策実施要領(案)【別紙2】.doc

第 1 票 学校給食施設等定期検査票 検査年月日 ; 平成年月日 ( ) 学校名 ; 給食従事者数 ; 栄養教諭等名, 調理員名定期検査票記入者学校薬剤師 ; 印 給食対象人員 ; 人 給食調理室 ; 面積m2校長印 1 位置ア イ 便所 ごみ集積場所からの位置は適切であるか 校庭 道路等からほこり

帳簿一覧 フローチャート 品質の確保に関するフローチャート 苦情処理フローチャート 不具合及び回収に関するフローチャート 設置管理医療機器の取扱に関するフローチャート 記録書式 管理者の継続的研修受講状況記録票 品質等点検表 苦情処理記録票 不具合等に関する報告書 回収処理記録票 教育訓練実施記録票

Microsoft Word - 作成手引き(回収、報告)

品質向上セミナー

基本事項 本制度における用語の定義 適用除外を以下のようにする 1 水産物淡水産又は海産の魚類 甲殻類 その他の水棲動物 ( かえる くらげ なまこ うに及びこれらの動物の卵などであって鳥類とほ乳類を除く ) 二枚貝類 海藻類 海獣類であって 人の食用に供するもののことをいう 2 水産食品水産物がそ

Microsoft Word - es10HP.doc

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

第 5 条保健所長は 必要に応じ 巡回指導を行い 営業施設の設置状況等の把握に努めるものとする 2 保健所長は 前項の調査の結果 別表に定める基準に適合しないと認めるときは 営業者等に対し 必要な措置を講ずるよう指導し 又は勧告するものとする 附則 この要綱は 平成 15 年 4 月 1 日から施行

(Microsoft Word - \230a\226\363\224[\225iJ2-1.doc)

スライド 1

<8AC7979D895E CC81698DC A2E786477>

Microsoft PowerPoint - 【別途配布1】食品衛生マニュアル

前文 この文書の最初の項では コーデックス規格委員会により採択された危害分析 重要管理点 (HACCP) システムの原則について説明している 第 2 項では適用の詳細は食品の取扱い状況によって異なる可能性があることを認識して このシステムの適用のための一般的なガイドラインを示している 1) HACC

(案)

< F2D95CA D D89BF8E968BC68B4C93FC977697CC F E B A2E6A7464>

Microsoft Word - 4-2”©„Èfi_„�Ł\.doc

事業概要 事業概要 確認日 1. 事業概要の把握 従業員数 操業日数 操業時間 約 名 約 日 午前 時 ~ 午後 時 製造銘柄数 製造数量( 単位をそれぞれ選択 ) 約 銘柄 月産 kg 日産 約 トン 組織図 工場全体図 設備リスト 帳簿書類リスト 製品リスト 別添 1 組織 体制図のとおり別添

文書番号

< C8E86816A FD8905C90BF8AEE8F F78F88979D814594CC A>

Microsoft Word - №5 ISO22000.doc

4-3-1節類製造作業_実施計画モデル例_

東京都コインオぺレーションクリーニング営業施設の衛生指導要綱

目 次 I. 手引きの目的... 1 II. 高度化計画 と 高度化基盤整備計画 の選択... 1 III. 高度化基盤整備の内容... 2 IV. 融資対象 V. 高度化計画 高度化基盤整備計画 の書き方 別添 1 [ 共通 ] 高度化基盤整備事項確認項目 別添

目 次 I. 手引きの目的... 1 II. 高度化計画 と 高度化基盤整備計画 の選択... 1 III. 高度化基盤整備の内容... 2 IV. 融資対象 V. 高度化計画 高度化基盤整備計画 の書き方 別添 1 [ 卵製品 ] 高度化基盤整備事項確認項目... 別添 1

豊中市こども園給食衛生管理基準 豊中市こども園給食衛生管理基準 1. 総則豊中市立こども園給食の調理等業務履行に当たっては 厚生労働省 大量調理施設衛生管理マニュアル 及び その他食品衛生及び公衆衛生に関する法令等を遵守することはもとより 幼保連携型認定こども園 ( 以下 こども園 ) は教育 保育

一般的衛生管理プログラム :PP(PRP) HACCP を運用するための土台となるプログラム 清潔で衛生的な食品の製造 加工環境確保のために整備しておくべき要件

厚生労働省 食品衛生管理の国際標準化に関する検討会最終とりまとめ 平成28 年12 月 HACCPの導入により 食品の安全性の向上を図る必要があるとの観点から 平成28年3月から12月まで 厚生労働省においてHACCPの制度化について検討 10月14日に中間とりまとめが公表され 11月15日まで意見

製造

Q4.25 バルク保管用の設備が製品の要求事項に従って設計されていることを保証するシステムの存在 Q4.26 必要な場合 製品を酸化や吸湿から保護するため 保管タンク内に窒素ブランケットシステムや除湿設備が備えられているか Q4.27 ブランケットガスの品質は 製品との適合性があるか Q4.28 必

目次 序文 3 I 食品安全マネジメントシステム (FSM) 6 FSM2 食品安全の方針 6 FSM4 経営者の責任 6 FSM5 経営者の積極的関与 7 FSM7 資源の管理 7 FSM8 文書 記録の管理 7 FSM10 手順 9 FSM12 不適合への対応 9 FSM13 是正処置 10 F

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

小金井市第三次基本構想後期基本計画策定委託プロポーザル実施要領

指導事項 < 品質保証責任者の業務 > 省 81 省 82 省 83 省 84 施第 2-6(3) 品質管理業務を統括すること 品質管理業務が適正かつ円滑に行われていることを確認すること 必要な場合 総括に文書により報告すること 品質管理業務の実施に当たり 必要に応じ ( 回収 製造販売の停止等 )

特定個人情報取扱要領 ( 目的 ) 第 1 条この要領は この組合の 個人情報保護方針 および 特定個人情報取扱規程 ( 以下 規程 という ) に基づき この組合における特定個人情報の具体的な取扱いを定めたもので 特定個人情報の保護と適正な利用を図ることを目的とする ( 用語の定義 ) 第 2 条

018QMR 品質計画書作成規程161101

<4D F736F F F696E74202D A838C F838A B C982C282A282C42E B8CDD8AB B83685D>

特定個人情報の取扱いの対応について

目次 序文 3 I 食品安全マネジメントシステム (FSM) 6 FSM2 食品安全の方針 6 FSM4 経営者の責任 6 FSM5 経営者の積極的な関与 7 FSM7 資源の管理 7 FSM8 文書 記録の管理 7 FSM10 手順 9 FSM12 不適合への対応 9 FSM13 是正処置 10

<4D F736F F D D18E A778D5A8B8B B68AC7979D8AEE8F802E646F63>

品質管理初級者1

<4D F736F F F696E74202D C8E8DC58F4994C5817A88C092E890AB A835E838A F2E B8CDD8AB B83685D>

マイナンバー対策セミナー(実践編) 「マイナンバー対策マニュアル」を利用した具体的な対策方法について

用語解説 HACCP Hazard Analysis and Critical Control Point の頭文字を取ったもので 対象とする食品の原料から流通について 食品の安全性に係る危害要因を確実にコントロールし 安全な食品を供給する手段 危害要因健康に悪影響 ( 危害 ) をもたらす原因とな

年間管理計画・管理実績報告書の記入方法

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

Microsoft Word - 04_品質システム・品質保証モデル_TCVNISO doc

FAX送付状

12_モニタリングの実施に関する手順書 

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

Microsoft Word - _14_.doc

<8AC7979D895E CC81698DC A2E786477>

管理運営要領の作成について

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

Transcription:

高知県食品総合衛生管理認証基準 ( 第 3 ステージ ) 必須基準 : 認証に必須な基準追加基準 ( 選択 ): 第 3 ステージの必須基準に追加する基準該当する項目を選択し そのうち 6 割以上満たすことが必要参考 : 認証基準の対象外 推奨する衛生管理として記載 1 HACCP に関すること 平成 28 年 6 月 1 日策定 第 3 ステージ チェック欄 1.1 手順 1:HACCPチームの編成 1.1.1 HACCPチームを編成すること 1.1.2 HACCPチームには 製品やその製造について熟知する者が参加していること 1.1.3 HACCPチームには HACCPに関する専門的な知識を有する者が参加していること 1.2 手順 2: 製品説明書の作成 1.2.1 安全性に関する必要な事項を記載した製品説明書を作成すること 1.2.2 HACCPに基づいて管理する全ての製品について製品説明書を作成すること 1.3 手順 3: 意図する用途等の確認 1.3.1 製品説明書に当該製品が加工用又は直接消費されるものであることを記載すること直接消費される場合は 製品説明書に対象者 ( 例 : 一般消費者 乳幼児 高齢者等 ) 及び調理方法 ( 例 : 加熱加工用等 ) を記載することまた 対象消費者にハイリスク集団 ( 病院食 老人ホーム向け等 ) が含まれている場合 その旨が記載されていること 1.4 手順 4: 製造工程一覧図の作成 1.4.1 製造工程一覧図を作成すること 1.4.2 製造工程一覧図に製品の原料受入から出荷までの全ての製造工程を記載すること特に 一時保管 外部委託や戻し工程などの工程がある場合は その旨を記載すること 1.5 手順 5: 製造工程一覧図の現場確認 1.5.1 製造工程一覧図について 実際の製造工程及び施設設備配置に現場で照らし合わせて 適切か否かの確認を行うこと 1.5.2 現場の実態を正しく反映していない工程が認められた場合には 製造工程一覧図の修正を行うこと 1.6 手順 6: 危害要因の分析 (HA) 1.6.1 製造工程ごとに発生するおそれのある全ての危害の原因となる物質のリスト ( 危害要因リスト ) を作成することなお 類似する特性又は工程を有する製品についてはグループ化して一つにまとめて作成することができる 1.6.2 危害要因リストのうち 各製造工程において管理すべき食品衛生上の危害の原因となる物質を特定すること 1.6.3 特定された食品衛生上の危害の原因となる物質について 工程ごとに 当該食品衛生上の危害の原因となる物質及び当該危害の発生を防止するための措置 ( 管理措置 ) を危害要因リストに記載すること 1.7 手順 7: 重要管理点 (CCP) の決定 1.7.1 製造工程のうち それ以降の工程で危害の原因となる物質を許容できる範囲まで低減又は排除できない場合は 管理措置の実施状況の連続的又は相当の頻度の確認 ( モニタリング ) を必要とする重要管理点を定め その文書を作成すること重要管理点を定める必要がないと判断した場合には その理由を具体的に記録した文書を作成し 保管すること 1.8 手順 8: 管理基準 (CL) の設定 1.8.1 重要管理点において危害の原因となる物質を許容できる範囲まで低減又は排除するための基準 ( 管理基準 ) を設定し その文書を作成すること 1.8.2 管理基準は温度 時間 水分含量 ph 水分活性 有効塩素等のほか 測定できる指標又は官能検査に基づき確認することができる指標で設定することなお 管理基準は必ずしも数値である必要はない 1.9 手順 9: モニタリング方法の設定

1.9.1 管理基準の遵守状況を連続的又は相当の頻度で確認をするためのモニタリングの方法を設定し その文書を作成すること 1.9.2 十分なモニタリング頻度を設定することまた 設定した理由を整理しておくこと 1.9.3 モニタリングに関する全ての文書と記録は モニタリングを行う担当者及び責任者による署名を行うこと 1.10 手順 10: 改善措置の設定 1.10.1 重要管理点において管理基準が守られなかった場合の改善措置の方法を定め その文書を作成することなお 改善措置を行う担当者及び改善措置を行った場合に確認する責任者を決めること 1.10.2 管理基準が守られなかった場合に 問題のある製品の出荷を防ぐことができる改善措置を定めること 1.11 手順 11: 検証の実施 1.11.1 HACCPにより食品衛生上の危害の発生が適切に防止されていることを検証するための方法を記載した文書を作成し 検証を実施すること 1.11.2 HACCPが有効に機能していることを確認するのに十分な頻度で 検証を実施することまた 頻度を設定した理由を整理しておくこと 1.12 手順 12: 記録と保存方法の設定 重要管理点を定めない場合は 以下の手順 8から手順 11までの事項は不要 1.12.1 手順 6: 危害要因を分析した記録を保存すること 1.12.2 手順 7: 重要管理点を決定した記録を保存すること 1.12.3 手順 8: 管理基準を設定した記録を保存すること 1.12.4 手順 9: モニタリングの記録を作成し 保存すること 1.12.5 手順 10: 改善措置についての記録を作成し 保存すること 1.12.6 手順 11: 検証の実施記録を作成し 保存すること 1.12.7 上記の各記録について 保存期間を設定すること 2 施設設備等の衛生管理 2.1 敷地の管理 2.1.1 敷地内は定期的に清掃し 管理されていること 2.3 製造室等の手洗い設備 2.3.5 手洗い設備は 液体石けん 消毒液等を定期的に補充し 常に衛生的に使用できる状態にしていること 2.3.6 手洗い設備にはペーパータオル又はエアータオルを整備し 常に衛生的に使用できる状態にしていること 2.4 トイレの衛生管理 2.4.2 トイレ専用の手洗い設備があること 2.4.3 手洗い設備は 液体石けん 消毒液等を定期的に補充し 常に衛生的に使用できる 状態にしていること 2.4.4 手洗い設備にはペーパータオル又はエアータオルを整備し 常に衛生的に使用できる状態にしていること 2.5 施設 設備の衛生管理 2.5.1 加工 調理 製造場内は 微生物に汚染される度合の大きい区域からそうでない区域 への微生物の汚染を防止するために 汚染作業区域と非汚染作業区域に区分した運用をすること 2.5.2 汚染作業区域と非汚染作業区域の切り替えに関するマニュアルが作成されていること 2.5.3 施設が適当な頻度で清掃され 機械器具が衛生的であること 2.5.4 室温及び換気に十分配慮していること 2.5.5 施設内の採光 照明を十分に保つこと 2.5.6 落下物等による異物混入防止対策を実施していること なお 結露等による落下水滴の混入防止を含むこと 2.5.7 施設に破損個所がないか定期的に確認すること 2.6 機械器具の衛生管理 2.6.1 冷蔵庫及び冷凍庫には 見やすい位置に温度計が取り付けられていること また 冷蔵庫及び冷凍庫の温度は 日に2 回以上記録すること 2.6.2 包丁及びまな板を使用する場合は 用途に応じた使用区分を定めること

2.6.4 機械器具の洗浄殺菌マニュアルを定めること 2.6.5 機械器具の殺菌は 製造 加工を行う場合にあっては83 以上の熱湯又は同等の効 果のある方法を 調理 販売を行う場合にあっては80 5 分間以上又はこれと同等の効果のある方法で行うこと調理台においては70% アルコール噴霧又はこれと同等の効果のある方法で行うこと 2.6.8 清掃用具 洗剤の数量 状態 保管場所等を定めること 3 従事者の衛生教育 3.1 計画的な従事者教育 3.1.2 食品衛生に関する講習会を定期的 ( 年 1 回以上 ) に開催し 記録すること 4 施設設備 機械器具の保守点検 4.1 保守点検 4.1.2 施設及び機械器具の保守点検を定期的 ( 年 1 回以上 ) に実施し その結果を記録する こと 5 ねずみ 昆虫等の防除 5.1 防除と記録 5.1.2 ねずみ 昆虫等の侵入防止策 ( 捕虫器や排水溝の金網設置等 ) を講じること なお誘引トラップを設置する場合は 非汚染作業区域に侵入されないよう考慮すること 5.1.3 捕虫器等を設置した場合は その場所を施設図面に記すこと 5.1.4 定期的 ( 年 2 回以上 ) にねずみ 昆虫等の生息状況を調査分析のうえ 必要に応じて 駆除を実施し その記録を保存すること 5.1.5 ねずみ 昆虫等を発見した時の対応マニュアルを定めること 5.1.6 防除又は駆除に薬剤を使用する場合は 食品に影響が及ばないものであること 6 使用水の衛生管理 6.1 設備 6.1.1 水道水以外の水を使用する場合は 滅菌機を設置すること ( 原料水を除く ) 6.2 使用水の衛生管理 6.2.1 水道水以外の水を使用する場合は 年 1 回以上水質検査を行うことまた 検査結果は1 年以上保管すること 6.2.2 貯水槽を設置している場合や水道水以外の水を使用する場合は 使用の前後に遊離残留塩素濃度が0.1mg/L 以上あることを確認し 記録すること 6.2.3 貯水槽を設置している場合は 定期的 ( 年 1 回以上 ) に清掃 点検を実施し 記録を保管すること 7 廃棄物及び排水の衛生管理 7.1 廃棄物の管理 7.1.1 蓋付きで十分な容量があり 汚液及び汚臭が漏れない廃棄物容器を備え 速やかに 搬出すること 7.1.2 製造 加工 調理 販売等を行う区域の外に 廃棄物の保管場所を設けること 7.1.3 廃棄物の保管場所は 汚液及び汚臭が漏れないよう管理すること 7.2 排水の管理 7.2.1 排水は 適切に処理されるものであること 7.2.5 排水溝 排水トラップの清掃を 適当な頻度で実施すること 8 従事者の衛生管理 8.1 食品取扱者の衛生管理 8.1.1 手洗い方法及びそのタイミングについて マニュアルを定めること 8.1.2 製造 加工 調理を行う区域への入室マニュアル ( ローラー エアシャワー等を含む ) を 定めること 8.1.3 製造 加工 調理を行う区域への入室時の従事者の服装 爪 髪 個人所持品等の確認 記録を行うこと

8.1.4 製造 加工 調理を行う区域では 専用の履物 作業着 必要に応じてヘアキャップ マ スク 使い捨て手袋を使用すること 8.1.6 作業着は決められた頻度で交換し 清潔なものを着用すること 8.1.10 作業区域内への持ち込み禁止物について規定すること 8.1.12 トイレの入退室マニュアルがあること 8.1.13 ノロウイルス対策を考慮したトイレの清掃マニュアルがあること 8.2 食品取扱者の健康管理 8.2.1 始業前に 食品取扱者の手指化膿創の有無等及び健康状態を確認し 記録すること 8.2.2 始業前確認の結果 該当する者については必要な措置を講じ 記録すること 8.2.3 食品取扱者の検便を定期的 ( 年 1 回以上 ) に実施し 健康状態を把握し 適当な措置 を講ずることなお 大量調理施設 ( 同一メニューを1 回 300 食以上又は1 日 750 食以上提供する調理施設 ) にあっては 食品取扱者の検便を毎月実施すること 8.2.4 検便の検査項目にサルモネラ 赤痢 腸チフス パラチフス 腸管出血性大腸菌を含 むこと 8.2.6 検便結果が陽性の従事者に対する措置と記録の方法を定めること 8.2.8 体調不良者への対処方法を定めること 8.3 来訪者の管理 9 食品等の衛生的な取扱い 9.1 作業手順書等の整備 9.1.1 食品の取扱い等に係る衛生上の管理運営要領 ( 衛生管理マニュアル等 ) を作成する こと 9.1.2 工程ごとに 作業手順書を作成すること 作業手順書には 逸脱時の対応方法を定めておくこと 9.1.3 原材料の検収手順を作成し その受入ごとに必要な情報を確認 記録すること なお 必要な情報とは 危害要因リスト (1.6.1) に基づくものであること 9.1.7 最終製品における品質検査の手順を定めること 9.2 異物混入対策 9.2.1 異物の検知及び排除に関するマニュアルを定めること 9.2.6 異物混入又はその可能性がある場合の排除品及び同ロット製品の取り扱いについて ルールを定めること 9.3 食品等の取扱い 9.3.1 添加物を使用する場合は 適正に管理し 秤量し 添加量を記録すること 9.3.2 原材料 中間製品 最終製品は 隔離して保管すること 9.3.3 材料 包材及び製品保管のルール ( 直置き禁止 先入れ 先出し アレルギー物質区 分等 ) を定めること 9.3.4 材料 包材の納入先に対し 製品説明書又は定期的に実施する微生物及び理化学検査結果の提出を求め その結果を1 年以上保管すること 9.4 アレルギー物質の管理 9.4.1 原材料のアレルギー物質の情報を確認すること 10 製品の回収方法 10.1 回収方法 10.1.1 不良 不適合食品の定義とその対応手順を定めておくこと 10.1.2 回収又は不良 不適合食品対応に係る責任体制 具体的な対応方法 ( 原因の追及 顧客対応 従業員への改善策の徹底等 ) 及び保健所長への報告の手順を定めること 10.1.5 回収又は不良 不適合食品の対応をした場合は その記録を残すこと 11 製品等の試験検査に用いる機械器具の保守点検 11.2 検査 11.2.1 製品サンプル ( 検食 保存食 ) の採取方法及び保管のルールを定めること 11.2.2 製品等の自主検査を定期的 ( 年 1 回以上 ) に実施し その結果を1 年又は当該製品の賞味期限満了日までのうち いずれか長い期間保管すること 11.3 校正及び精度管理 11.3.1 測定 監視機器の校正のルールを定めること

12 その他 12.2 使用する薬剤の取り扱い 12.2.1 洗浄剤 消毒剤その他の化学物質については 使用 保管等の取扱いに十分注意するとともに 食品へ混入することを防止するため 容器に内容物の名称を表示する等の措置を講ずること 12.3 食品表示 12.3.1 科学的根拠に基づいた期限表示を行うこと 12.5 衛生管理手順の検証及び改善 12.5.1 2~12で定めた衛生管理の作業手順書やマニュアル類を備えることまた 各記録については 適切な期間 保管すること 12.5.2 衛生管理に関する作業手順が合理的なものであるか HACCP 手順 11(1.11) の検証結果と照らし合わせ 検証すること 12.5.3 検証の結果 改善の必要があると認められる場合は 作業手順書等を見直し 改善すること 必須 100