別紙 建設業分野に係る経営力向上に関する指針 第 1 現状認識 1 建設業の特徴建設投資額は 平成 4 年度の約 84 兆円をピークとして 平成 22 年度には約 42 兆円まで落ち込んだ後 ここ数年は持ち直しが見られ ピーク時からは約 4 割減少した水準ではあるものの 平成 27 年度の建設投資額

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厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 29 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 6 千人となった 政府は 待機児童の解消に

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 27 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 3 千人となった 政府は 待機児童の解消に

害者 万人 精神障害者 万人となっている 複数の障害を併せ持つ者もいるため 単純な合計にはならないものの 国民のおよそ7.4% が何らかの障害を有している 障害福祉サービスの利用者数は 国民健康保険団体連合会へ支払いを委託する自立支援給付の支払いに関するデータによれば 平成

残余財産

1 市場規模の動向急速に少子高齢化が進む中で 我が国では 平成 37 年 (2025 年 ) にいわゆる 団塊の世代 が全て75 歳以上となる超高齢社会を迎える 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 29 年 7 月推計 ) 出生中位 ( 死亡中位 ) 推計 によれば 現在 6

Taro-【セット版】分野別指針(障

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公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

( 参考 2-1) i-construction 推進体制とサポートセンター 産学官が連携 情報共有し 各地域において建設現場の生産性向上に取り組むため i-construction 地方協議会を構築 i-construction の相談窓口として各地域にサポートセンターを設置 地方ブロック i-c

うことで 国内需要の創造及びインバウンドの取り込みを目指す必要がある 1 市場動向平成 26 年の延べ宿泊者数は約 4 億 7,350 万人泊であり 平成 22 年の延べ宿泊者数約 4 億 1,305 万人泊と比べて14.6% 増加している ( 観光庁 宿泊旅行統計調査 ) また 平成 26 年の訪

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

プレゼンテーションタイトル

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

2 低入札対策の拡充

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

H 以前の認定計画を H の申請様式にしたがって変更申請する場合 別紙 ( 変更 ) ( 別紙 ) 経営力向上計画 申請日平成 年 月 日 変更申請日を記入してください 1 名称等 事業者の氏名又は名称 株式会社 METI 代表者名 ( 事業者が法人の場合 ) 代表取締役

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

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中央労働災害防止協会発表

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認定 コンサルタント向け 認定申請書記載要領 主たる事務所の所在地を管轄する経済産業局長へ申請書の正本 2 部を提出して下さい 記載内容等で判断に迷う場合は 申請書を提出する経済産業局へお尋ね下さい 認定後においては 経営革新等支援機関の名称( 氏名 ) 住所 窓口の連絡先 取り扱うことが出来る相談

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

個人が認定申請する場合の例 申請書 ( 添付書類含む ) を 2 部提出 (2 部とも実印箇所を押印する ) 別記様式 ( 第二条第二項関係 ) 平成 年 月 日 福岡財務支局長高木隆殿九州経済産業局長広実郁郎殿開業税理士は 事務所名を記載 補助税理士 社員税理士は 事務所名を記載しない 事務所の所

また 営業秘密の取扱いについても 社内の規程を整備することが秘密情報の流出時に法的保護を受ける上で重要であることから 今回の職務発明規程の整備に併せて 同期間 IN PITでは 営業秘密管理規程を含む企業の秘密情報管理体制の構築に関する情報提供や周知活動も積極的に行っていきます ( 本発表資料のお問

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

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テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

第3章 指導・監査等の実施

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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第3節 重点的な取り組み

サービス業 5 千万円以下 100 人以下政令指定業種固定資産税のゼロ特例や国補助金の優先採択を受けることができます! 1 先端設備等導入計画 の概要 中小企業等が 計画期間内に 労働生産性を一定程度向上させるため 先端設備等を導入する計画を策定し その計画が北九州市の 導入促進基本計画 等に合致す

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

別添

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平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

22222

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

1. 生産性向上について建設現場での週休二日を拡大 定着させるためには 一層の生産性向上を進め 工期の延伸をできる限り抑制する必要などがあります このため 日建連では 2020 年までを対象期間とした 生産性向上推進要綱 を策定し 発注者 設計者 コンサルタントも巻き込んで生産性向上に取り組むことと

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

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法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

国際共同研究加速基金 ( 国際共同研究強化 (B)) の公募に係る FAQ 1. 趣旨及び対象について 問 1 日本国内で実施する国際共同研究も対象となるのか? 3 問 2 日本側研究者が海外の研究機関等に直接出向くこととなっているが 研究代表者が必ず海外に行かなければならないのか? 3 問 3 海

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

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法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

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別紙 建設業分野に係る経営力向上に関する指針 第 1 現状認識 1 建設業の特徴建設投資額は 平成 4 年度の約 84 兆円をピークとして 平成 22 年度には約 42 兆円まで落ち込んだ後 ここ数年は持ち直しが見られ ピーク時からは約 4 割減少した水準ではあるものの 平成 27 年度の建設投資額は約 51 兆円の見込みとなっている 平成 27 年度末の建設業者数は ピークとなった平成 11 年度末から約 2 割減少の約 47 万業者 平成 27 年平均の建設業就業者数は ピークとなった平成 9 年平均から約 3 割減の約 500 万人となっている 2 建設業の課題建設業は 我が国の住宅 社会資本 さらには都市や産業基盤の整備に不可欠な産業であり 現場で直接施工を担う技能労働者によって支えられる産業である 技能労働者の数は ここ数年 安定した建設投資を背景として堅調に推移しており 足許の労働者需給についても緩和傾向にあるなど 現時点においては 全体として技能労働者の不足という状況は見られない しかしながら 平成 27 年度における技能労働者数約 330 万人のうち 55 歳以上が約 112 万人と約 3 分の1を占める一方 29 歳以下は約 36 万人と約 1 割に留まっており 労働者の高齢化は他産業と比べより進行している 今後 高齢者の大量離職を控え 生産年齢人口が減少する中 建設業が成長を果たしていくためには 人への投資 と 経営のイノベーション を両輪として人と企業が共に成長する 人材投資成長産業 を目指し 官民が一丸となって担い手の確保 育成と生産性向上に取り組んでいくことが求められている 他産業との人材獲得競争が厳しさを増す中 優秀な人材に建設業を選択してもらい 入職 定着を促すためには 安定した雇用 安定した収入 将来に夢と希望を持てるキャリアパスの提示など 処遇 やりがい 将来性といった様々な観点において他産業よりも魅力的な仕事の場を提供することが必要である 生産年齢人口の減少を補うとともに 限られた人材の処遇改善につなげていくため 業界全体でイノベーションを喚起し 建設現場の生産性向上を目的として ICT 技術の全面的な活用等を目指す i-construction の推進や新技術情報提供システム ( 以下 NETIS という ) を始めとした新技術 新工法の導入 人材の効率的活用など抜本的な生産性の向上に向けて取り組んでいくことが重要である

第 2 経営力向上に関する目標 1 経営力向上計画の計画期間計画期間は3 年間ないし5 年間とする 2 経営指標計画策定に当たり 建設業を営む中小企業者等 ( 中小企業者等とは 中小企業等経営強化法第二条第一項に規定する中小企業者等をいう 以下 事業者 という ) が目標として設定すべき経営指標は 中小企業等の経営強化に関する基本方針 ( 平成十七年総務省 厚生労働省 農林水産省 経済産業省 国土交通省告示第二号 以下 基本方針 という ) のとおり 労働生産性 とする なお 生産現場が多数の技能労働者に支えられ 高度な分業体制が確立されている建設業の実態を踏まえ 技能労働者に支払われる給与等である 完成工事原価のうち労務費 や下請建設企業に支払われる 完成工事原価のうち外注費 を付加価値の構成要素と捉えた指標を用いることが 建設業の現場生産性を把握する上でより有効であるため 以下の二又は三に掲げる算出方法による指標を追加することとし 事業者が経営力向上計画を策定する場合は いずれかの指標を用いることができることとする 一基本方針指標の種類欄に記載する名称 : 労働生産性 基本 ( 営業利益 + 人件費 + 減価償却費 ) 労働投入量 ( 労働者数又は労働者数 一人当たり年間就業時間 ) 二建設業 ( 推奨 ) 指標の種類欄に記載する名称 : 労働生産性 推奨 ( 完成工事総利益 + 完成工事原価のうち労務費 + 完成工事原価のうち外注費 ) 年間延人工数三建設業 ( 簡易 ) 指標の種類欄に記載する名称 : 労働生産性 簡易 ( 完成工事総利益 + 完成工事原価のうち労務費 ) 直庸技能労働者数 3 経営目標事業者が 2の経営指標を用いて経営力向上計画に定める目標は その計画期間に応じて以下のいずれかのものとする 一 3 年間の計画の場合 1% 以上二 4 年間の計画の場合 1.5% 以上三 5 年間の計画の場合 2% 以上 第 3 経営力向上に関する事項 1 経営力向上の内容及び実施方法に関する事項

事業者は 自社の現状を分析の上 以下の内容及び実施事項を参考として経営力向上に向けて改善すべき点を把握し 経営力向上に取り組むこととする 経営力向上計画には 下記を参考に目標達成に向けて必要な実施事項を定めることとする 一人に関する事項イ教育訓練の充実 一人あたり生産性の向上に向け 地域の教育訓練施設等も活用し 新規入職者の早期戦力化 登録基幹技能者の養成等の教育訓練の充実に取り組む ロ生産性向上に向けた複合工 ( 多能工 ) の育成 活用 一人あたり生産性の向上に向け 限られた人材の効率的活用を促進する観点から 複合工 ( 多能工 ) の育成 活用に取り組む ハ従業員の処遇改善 社会保険加入 月給制の導入 週休 2 日の確保 福利厚生の充実等 従業員が働きやすい職場環境の整備に取り組む 二財務管理に関する事項イ原価管理の高度化 原価管理の高度化を通じ 自社の損益分岐点の把握 実効性のある年度事業計画の策定等に取り組む 中長期事業計画の策定を通じた赤字耐久力の把握 市場分析を通じて想定した将来のリスクケースに対する備えの有無の検証等に取り組む ロ社内業務の効率化 会計システムの更新等のICT 機器活用を通じ 税務会計 財務会計及び管理会計を統合的に活用することにより 税効果及びキャッシュフロー改善効果の把握に取り組む 三営業活動に関する事項イ年間受注計画の策定 発注情報の適時の収集 発注者との良好な関係の構築 新規発注者の開拓等を通じ 年間受注計画の策定及び受注獲得の実現に取り組む ロ適正な利潤を確保した受注 ネットワーク工程表の活用 管理方法の深化 人材の効率的活用等による年間業務の平準化を通じ 適正な利潤を確保した受注に取り組む

四新技術 工法の積極的導入イ ICT 施工の実施 コンクリート工における生産性向上技術の活用等 i -Constructionの推進 ICT 建機の導入 ICT 施工の実施 ICT 環境の整備 ICT 対応人材の育成 コンクリート工における生産性向上技術の活用等 i-constructionの推進に積極的に取り組む ロ NETISを始めとした新技術 新工法等の導入 NETISを始めとした新技術 新工法等の導入による生産技術の向上を通じた生産性向上に取り組む ハ生産性向上に資する取組の導入 建設資材メーカー 建機メーカー等 建設業と関連する異業種と連携し 作業効率改善に資する高機能素材 機器等の開発 活用等の試行 検討等に取り組む 五中長期的な人材確保に向けた人への投資イ中長期的な人材の確保 育成 計画的な新卒採用の継続 地域 業界団体 事業者が連携した広報活動の実施 採用ルートの拡充 将来に夢と希望をもてるキャリアパスの提示等 優秀な人材の中長期的な確保 育成に取り組む ロ人事評価体系整備や管理システム投資等 平成 29 年度からの運用開始が目標とされている 建設キャリアアップシステム の導入 活用や技能労働者の効率的な活用に取り組む ハ女性や高齢者の活躍推進 職場環境の整備や産休 育休制度の導入 時短勤務やエリア限定職の導入 高い技能を有する高齢者の指導者としての活用等 女性や高齢者等が多様で柔軟な働き方が可能となるように取り組む ニ事業の円滑な承継に向けた取組 経営後継者の育成等の事業承継に向けた環境整備 事業承継計画の策定等 事業の円滑な承継に向けて取り組む 六建設企業のイメージ向上につながる取組イ社会 地域に向けたPR 活動 社会 地域に向けたPRイベントの実施 地域イベントへの参画等を通じた建設企業のイメージ向上に取り組む ロ環境負荷軽減に配慮した事業の展開 省エネルギー 温室効果ガスの排出削減等に配慮した施工の実施等環境負荷軽減に配慮した事業展開に取り組む ハ防災 減災等社会 地域の持続的発展に対する有償 無償の貢献

自治体との防災協定の締結 BCP( 事業継続計画 ) の策定による災害対応力の確保 寄付等を通じた地域復興への貢献に取り組む 2 規模別の整理 1の内容及び実施事項について 経営力向上計画において設定する項目数は 事業者の常時使用する従業員数毎に下記のとおりとする 小規模事業者 ( 常時使用する従業員 20 人未満 ) 一 ~ 四から1 項目以上 上記に加え五 ~ 六のうち1 項目以上に取り組むことを推奨 中規模事業者 ( 常時使用する従業員 20 人以上 300 人未満 ) 一 ~ 四から2 項目以上五 ~ 六から1 項目以上 中堅事業者 ( 常時使用する従業員 300 人以上 2000 人未満 ) 一 ~ 四から3 項目以上五 ~ 六から2 項目以上 第 4 経営力向上の促進に当たって国が配慮すべき事項 1 雇用への配慮国は 人員削減を目的とした取組を計画認定の対象としないなど 雇用の安定に配慮するものとする 2 計画進捗状況についての調査国は 必要に応じて経営力向上計画の進捗状況を調査し 把握する また 経営力向上計画の進捗状況を事業者自ら定期的に把握 評価することを推奨し 必要に応じて事業者の行った自己評価の実施状況を把握する 3 外部専門家の活用国は 経営力向上計画の認定 計画進捗状況の調査 指導 助言に際しては その事業内容及び経営目標が適切か否かを判断するに当たって 必要に応じて認定事業分野別経営力向上推進機関及び認定経営革新等支援機関その他の専門家の知見を活用する 4 信頼性のある計算書類等の作成及び活用の推奨国は 事業者に会計の定着を図り 会計の活用を通じた経営力の向上を図ることに加え 事業者が作成する計算書類等の信頼性を確保して 資金調達力を向上させ 事業者の財務経営力の強化を図ることが 経営力向上の促進のために重要であるとの観点から 事業者に対し 中小企業の会計に関する基本要領 又は 中小企業の会計に関する指針 に拠った信頼性のある計算書類等の作成及び活用を推奨する 5 事業者の規模に応じた計画認定国は 事業者による幅広い取組を促すため 事業者の規模に応じて柔軟に計画

認定を行うものとする 6 事業者の事業承継の円滑化に向けた環境整備国は 事業者が事業承継を契機として経営力向上に向けた取組を行うことができるよう 事業者が事業承継を円滑に行うことができる環境を整備するものとする 第 5 事業分野別経営力向上推進業務に関する事項事業分野別経営力向上推進機関に対しては 以下の要件を満たし かつ 以下の業務に取り組むための知見や能力を有することを求める 1 要件一組織体制イ窓口となる拠点を有していること ロ役員 ( 会長 理事等 ) がおり かつ 常勤職員が5 人以上いること ハ事業者団体の運営や建設業の振興に係る定期的な会合を年 1 回以上開催していること ニ事業分野別経営力向上推進業務に相当する業務に係る1 年以上の実務経験を含む3 年以上の普及啓発及び研修等又は調査研究に係る実務経験を有している者により 2に掲げる業務を行うこと ホ事業分野別経営力向上推進業務を行う者が中核となって 実質的に人材管理の適切な実施等を通じ 自らの監督と責任の下に下部組織等を活用して 事業分野別経営力向上推進業務を実施する体制を有していること 二事業基盤イ地方公共団体からの財政上の支援 会員からの会費収入 自主事業による収入その他の適切な収入基盤を有していること ロ決算報告書等 事業基盤の健全性を確認できる書類等を作成していること 2 業務一普及啓発及び研修等イ事業者が経営力向上の取組を効果的に実施できるよう その模範となる取組について セミナーやWEBサイトによる情報の発信等を図ること 二調査研究等イ経営力向上の模範となる取組に係る情報を継続的に収集 整理 及び分析し 必要な調査研究を行うこと 3 事業分野別経営力向上推進業務の実施に当たって配慮すべき事項一国が配慮すべき事項イ国は 地域における中小企業の支援の担い手を多様化 活性化し 事業者等に対して専門性の高い支援を行うための支援体制の充実を図るものと

する ロ国は 事業分野別経営力向上推進業務を行う者に対して 必要な制度概要等の周知徹底に努めるものとする ハ国は 事業分野別経営力向上推進業務を行う者が認定の申請を行う際に必要となる書類の簡素化に努めるものとする ニ国は 認定事業分野別経営力向上推進機関に対して 政策評価の観点から 定期的に事業分野別経営力向上推進業務の実施状況や成果について 任意の調査等を実施するものとする ホ国は 認定事業分野別経営力向上推進機関に対する任意の調査等の結果 必要と判断した場合には 当該認定事業分野別経営力向上推進機関の事業分野別経営力向上推進業務の成果について報告を求めるなどにより 当該認定事業分野別経営力向上推進機関による支援体制の状況等を把握するものとする 二認定事業分野別経営力向上推進機関が配慮すべき事項イ認定事業分野別経営力向上推進機関は 事業分野別経営力向上推進業務の実施に当たって 合理的な理由なく 特定の事業者を支援対象から外すことのないようにすること ロ認定事業分野別経営力向上推進機関は 業務上知り得た秘密の保持による信頼の確保を図ること 三独立行政法人中小企業基盤整備機構が配慮すべき事項イ独立行政法人中小企業基盤整備機構は 認定事業分野別経営力向上推進機関の依頼に応じて 技術 海外展開 広域的販路開拓 商業活性化 知財管理等に関し専門的な知識を有する専門家の派遣等の協力業務を行うこと 第 6 適用範囲本指針の適用範囲は 日本標準産業分類に定めるもののうち 建設業に分類される事業者に適用されるものとする

1. 建設業の指針 現状認識 課題 目標 国土交通省土地 建設産業局建設市場整備課 現状認識 建設業は我が国の住宅 社会資本 さらには都市や産業基盤の整備に不可欠の産業であり 現場で直接施工を担う多数の技能労働者によって支えられている 技能労働者の数は ここ数年の安定した建設投資を背景に堅調に推移している しかしながら 2015 年度における技能労働者数約 330 万人のうち 55 歳以上が約 112 万人と約 3 分の 1 を占める一方 29 歳以下の若者は約 36 万人と約 1 割にとどまっており 技能労働者の高齢化は進行している 今後 建設業が求められる役割を果たしていくためには 人への投資 を積極化し中長期的に技能労働者を確保していくとともに 生産性の向上を果たしていくことが求められている 技能労働者の大量離職の見通し 業界が抱える課題 中長期的な技能労働者の確保に向け 安定した雇用 安定した収入 将来に夢と希望を持てるキャリアパスの整備など i-construction の推進や人材の効率的活用を通じた生産性向上への取り組み 目標とする指標及び数値 基本方針の労働生産性に加え 技能労働者の処遇改善や産業全体で付加価値を向上させるとの観点で建設業の指標を追加 < 基本方針 > ( 営業利益 + 人件費 + 減価償却費 ) 労働投入量 ( 労働者数又は労働者数 ひとり当たり年間就業時間 ) < 建設業 推奨 > ( 完成工事総利益 + 完成工事原価のうち労務費 + 完成工事原価のうち外注費 ) 年間延人工数 < 建設業 簡易 > ( 完成工事総利益 + 完成工事原価のうち労務費 ) 直庸技能労働者数 出所 : 総務省 労働力調査 を元に国土交通省で算出 < 計画期間 目標数値 > 3 年計画 :+1% 以上 4 年計画 :+1.5% 以上 5 年計画 :+2% 以上

1. 建設業の事業分野別指針 実施事項について 建設産業は多数の技能労働者に支えられる産業である 生産性向上においては 新技術 工法の導入など技術的なアプローチとともに 技能と経験を蓄積した熟練工の育成 活用など人材の効率的活用を果たすことが重要である 自社の強みを直接支える項目 一人に関する事項 ( イ ) 教育訓練の充実 ( 新規入職者等への教育研修等 ) ( ロ ) 生産性向上に向けた複合工 ( 多能工 ) の育成 活用 ( ハ ) 従業員の処遇改善 ( 月給制 週休二日の確保等 ) 二財務管理に関する事項 ( イ ) 原価管理の高度化 ( 年次計画 中長期計画の整備など ) ( ロ ) 社内業務の効率化 (ICT 機器活用など ) 持続的な成長に向けた長期的な取り組み 五中長期的な人材確保に向けた人への投資 ( イ ) 中長期的な人材の確保 育成 ( 計画的な新卒採用 採用ルート強化等 ) ( ロ ) 人事評価体系整備や管理システム投資等 ( キャリアパスの整備等 ) ( ハ ) 女性や高齢者の活躍推進など ( 働きやすい雇用環境の整備等 ) ( ニ ) 事業の円滑な承継に向けた取組 ( 後継者の計画的な育成等 ) + 三営業活動に関する事項 ( イ ) 年間受注計画の策定 ( 発注情報の適時の収集等 ) ( ロ ) 適正な利潤を確保した受注 四新技術 工法の積極的導入 ( イ )ICT 施工の実施 コンクリート工における生産性向上技術の活用等 i-construction の推進 ( ロ )NETIS を始めとした新技術 新工法等の導入 ( ハ ) 生産性向上に資する取組の導入 六建設企業のイメージ向上につながる取り組み ( イ ) 社会 地域に向けた PR 活動 ( 地域イベントへの参画等 ) ( ロ ) 環境負荷軽減に配慮した事業の展開 ( ハ ) 防災 減災等社会 地域の持続的発展に対する有償 無償の貢献 ( 人的 金銭的貢献等 ) 小規模 (20 人未満 ) 中規模 (20~300 人未満 ) 中堅 (300~2,000 人未満 ) 一 ~ 四から 1 項目以上 上記に加え 五 ~ 六のうち 1 項目以上にも取り組むことを推奨 一 ~ 四から 2 項目以上 五 ~ 六から 1 項目以上 一 ~ 四から 3 項目以上 五 ~ 六から 2 項目以上