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別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

上場株式等の配当等に対する課税

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

15 共済事業を行う農業協同組合の締結した建物更生共済契約又は火災共済契約その他これに類する共済に関する契約 ( 注 )1 確定給付企業年金法の規定による承認の取消しを受けた規約型企業年金に係る規約に基づきその取消しを受けた時以後に支払われる年金等についても 上記と同様に源泉徴収を行うこととなります

Microsoft Word - zeisyou9記載の手引.doc

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

配当所得の入力編

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配当所得の入力編

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

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第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

【表紙】

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

 

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

【修正】08_別表八(一)~.indd

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)


目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

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作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

課税上の取扱い

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(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

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( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

 

別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書

Microsoft Word - zeisyou6記載の手引.doc

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

余金の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) 若しくは利益の配当又はいわゆる中間配当 ( 資本剰余金 の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) を した場合には その積立金の取崩額を 減 2 に記載するとともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この

います ( 所法 2042 二 ) Ⅲ 源泉所得税及び復興特別所得税の納税地 1 納税地源泉徴収義務者が源泉徴収した所得税は その納税地の所轄税務署に納付することになります この場合の納税地は 次の2に掲げる所得に対するものを除き 源泉徴収の対象とされている所得の支払事務を取り扱う事務所や事業所等の

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

「平成20年版 法人税申告書の記載の手引」別表五(一)

( 復興特別法人税制度の具体的内容 ) 復興特別法人税制度の具体的な内容は 次のとおりです 1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなすこととされています ( 復興

所令要綱

PowerPoint プレゼンテーション

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

Invincible

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

第 20 号様式の記載について 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 堺市長に 1 通 ( 提出用及び入力用 ) を提

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

11 市町村民税の申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中問 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正


株式等の譲渡(特定口座を利用していない場合)編

準用する政令第 6 条の 25 第 1 号に定める金額 11 市町村民税の 申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中間 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1)

Microsoft Word - 02手引(説明).doc

第1 所得税の源泉徴収制度について

第一法基通改正7

源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 ( 英語版 ) 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 平成 年分公的年金等の源泉徴収票合計表 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 )( 平成 28 年 1 月 1 日以後提出

株主各位 証券コード 7022 平成 29 年 6 月 23 日 大阪市北区中之島三丁目 3 番 23 号 取締役社長上田 孝 第 6 期期末配当の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます さて 当社は 平成 29 年 6 月 23 日開催の第 6 期定時株主

第20号様式記載要領

とともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この場合に会社法第 445 条第 4 項の規定により積み立てた剰余金の配当に係る利益準備金の額は 利益準備金 1 の 増 3 に記載します ⑸ 平成 22 年 10 月 1 日以後に適格合併に該当しない合併により完全支配関

債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に伴う国債振替決済制度の主な変更点について

1 口当たりの基準価額 口数 + 再投資されていない未収分配金 - 再投資されていない未収分配金に係る源泉所得税相当額 ( 注 ) - 信託財産留保額および解約手数料 ( 消費税相当額を含む ) 注 : 特別徴収されるべき都道府県民税の額に相当する金額 および復興特別所得税を含みます ( 以下同 )

P12 第 6 章個人向け国債国債の契約締結前交付書面 手数料などなど諸費用諸費用について 個人向け国債を中途換金する際 原則として下記により算出される中途換金調整額が 売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれることになります ( 1 変動 10 年 : 直前 2 回分の各利子 ( 税

税金の課税方法 個人の税金の課税方法について確認しましょう 大きく分けて 総合課税と分離課税の二種類があります 総合課税 1 年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法 所得額によって異なる税率 金額に応じて確定申告を行う 源泉分離課税他の所得と分離して その所得の支払いの際に一定の税率で源泉

平成 3 1 年 3 月 埼玉県 自動車税事務所 県民税配当割特別徴収義務者の皆様へ 県民税配当割の申告納入について 1 埼玉県内に住所を有する個人へ特定配当等を支払った場合埼玉県内に住所を有する個人へ県民税配当割の課税対象となる特定配当等の支払いを行った場合は 埼玉県税条例第 30 条の15の規定

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第 6 号様式記載の手引 H この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間

目 次 セットアップ前に 1 税制改正の概要 2 プログラムの変更内容 3 改正別表 7 別表一 ( 一 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 9 別表一 ( 二 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 21

Ⅰ 株取引等報告書 ( 国家公務員倫理法第 7 条 ) について 1. 概要 (1) 報告の対象となる職員 国家公務員倫理法第 2 条第 4 項に規定する 本省審議官級以上の職員 所得等報告書と異なり 平成 29 年 (1 月から12 月 ) の途中で新たに本省審議官級以上の職員となった者でも報告の

【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違

平成21年4月 源泉所得税改正のあらまし

いよぎん投資信託

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Q. 確定申告は必要ですか? A. 今回の配当によるみなし譲渡損益が特定口座の計算対象とならない場合 または源泉徴収の無い特定口座や一般口座でお取引いただいている場合につきましては 原則として確定申告が必要になります 申告不要制度の適用可否を含め 株主の皆様個々のご事情により対応が異なりますので 具

新しい非居住者債券所得非課税制度の概要 < 平成 22 年度税制改正前の制度の概要 > 非居住者等が受ける振替国債及び振替地方債のについては 一定の手続要件を満たせば非課税とされていました しかし 非居住者等が受ける振替社債等のについては 原則 15% の税率により源泉徴収課税がなされていました 非


⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1


⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

次に掲げる氏名又は住所の変更に係る申告書又は届出書 ( 以下 申告書等 といいます ) を提出する場合には その申告書等を提出する人の個人番号の記載を要しないこととされました ( 既に個人番号を提供済みの人に限ります ) ⑴ ( 特別 ) 非課税貯蓄に関する異動申告書 ⑵ ( 特別 ) 非課税貯蓄申

H27記載の手引(溶込版)

(100分の9.7)

十号様式(控また この明細書は 課税標準額が零又は欠損の場合でも必ず提出してください 名称及び所在地 分割基準( 単位=) 分割基準( 単位= 人) の各欄は 必ず 課税標準の分割に関する明細書 ( その 1 ) 業税課税標準の総額 法人名 事業年度又は平成年月日から第連結事業年度平成年月日まで 合

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

国債元利金課税事務取扱手続

Transcription:

141

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書の 作成のしかた Ⅰ 別表六 ( 一 ) の作成の目的 この明細書は, 法人が平成 28 年 1 月 1 日以後に終了する各事業年度において支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について源泉徴収された所得税額について, 法人税法第 68 条第 1 項 所得税額の控除 ( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 復興特別所得税に係る所得税法の適用の特例等 の規定により復興特別所得税の額を所得税の額とみなして適用する場合を含みます ) の規定により当期の所得に対する法人税額から控除しようとする場合に作成します なお, 平成 28 年 1 月 1 日前に終了する事業年度については, 別表六㈠ ( 所得税額の控除に関する明細書 )( 平成 27 年 4 月 1 日以後終了事業年度分 ) を使用することになります 当該別表の作成のしかたについては平成 26 年度版のわかりやすい法人税申告書の実務の154ページを参照してください 142

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 Ⅱ 計算基礎 ( 設例より ) 申告参考事項 抜すい 12 受取配当等及び所得税の納付等に関する事項 ⑴ 当期中における配当等の収入金額の明細等は, 次のとおりであり, 営業外収益として確定した決算に計上している 銘柄等 株式等の取得年月日 配当等の計算期間 配当等の支払基準日 当期末における帳簿価額 配当等の金額 源泉所得都道府県 ( ) 税額等 民税利子割額 本店所在地 備考 円円円円甲株式平 17.10.19 平 27.3.1 平 27.8.31 平 27.8.31 200,000 40,840 - 東京都非上場株式千代田区平 27.9.1 平 28.2.29 平 28.2.29 21,000,000 100,000 20,420 - 東京都非上場株式千代田区乙株式平 21.8.4 平 26.10.1 平 27.9.30 平 27.9.30 23,500,000 800,000 163,360 - 東京都港区非上場株式丙株式平 27.9.17 平 26.10.1 平 27.9.30 平 27.9.30-210,000 32,161 - 東京都中央区上場株式丁株式平 17.11.2 - - 600,000 - - - 東京都大田区非上場株式ユニット投資信託 A 平 27.8.4 平 26.11.1 平 27.10.31-2,100,000 120,000 18,378 - 公募証券投資信託ユニット投資信託 B 平 27.3.9 平 26.12.1 平 27.11.30-900,000 50,300 7,703 - 公募証券投資信託公社債平 26.9.19 平 26.6.1 投資信託平 27.5.31-600,000 71,200 10,904 3,560 非上場甲社債平 20.9.30 平 26.10.1 平 27.9.30-3,500,000 45,500 6,968 2,275 東京都千代田区上場乙社債平 22.10.1 平 27.2.1 平 28.1.31-1,500,000 19,500 2,986 - 東京都目黒区上場 銀行預金 151,880,424 50,200 7,688 - - ( ) 復興特別所得税を含む ( 注 )1 所有株式数は, 甲株式が 50,000 株で, 乙株式が 100,000 株である なお, 丙株式は,30,000 株を取得したが, 平成 27 年 10 月 23 日にその全株を譲渡した 5 各社債の利払日は配当等の計算期間の末日の属する月の翌月末, 銀行預金の利払日は平成 28 年 2 月 15 日である Ⅲ 作成のしかた この明細書を作成する場合には, その記載に先立って別表六㈠付表 ( 所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書 ) の記載をしておく必要があります なお, 当期が復興財源確保法第 45 条 課税事業年度 に規定する課税事業年度に該当する場合には, 当期中に支払を受ける金額について課される所得税及び復興特別所得税の額のうち, 所得税の額のみを記入します この場合において, 所得税と復興特別所得税の金額が区分されていないときには合理的な 143

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書方法により, 所得税の額と復興特別所得税との額を区分し, 区分された所得税の額のみを記入します ( 所得税の額と復興特別所得税の額のあん分方法については, 平成 26 年度版のわかりやすい法人税申告書の実務の156ページを参照してください ) ステップ1 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細の記入 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の各欄は, 次により記入します ⑴ 2には, 公債又は社債の利子のほか, 割引債の償還差益がある場合には, その償還差益を含めて記入します ⑵ 4には, 証券投資信託の収益の分配の額のうち, 租税特別措置法第 67 条の6に規定する特定株式投資信託の収益の分配の額がある場合には, その額を上段に内書として記入します ⑶ 5には, 所得税法第 174 条第 3 号から第 10 号までに規定する給付補塡金, 利息, 利益, 差益, 利益の分配及び賞金の支払を受けた場合並びに懸賞金等の額及びみなし配当等の額がある場合に, それらの金額を記入します また, この内訳は, 別表六㈠付表の上段 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の その他に係る控除を受ける所得税額の明細 に記入します ⑷ 1から5までの1には, 当期首から平成 27 年 12 月 31 日までに支払を受ける金額 ( 所得税及び復興特別所得税込みの金額をいいます 以下同じです ) を記入します 2から5までの1の記入に当たっては, 別表六㈠付表の上段 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の1,7 又はのうち対応する各欄の合計額を 144

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書記入します 設例の場合は,2の1には税込みの甲社債の利子 45,500 円を,3の1には税込みの受取配当金 1,210,000 円 ( 甲株式平成 27 年 8 月 31 日分 200,000 円 + 乙株式 800,000 円 + 丙株式 210,000 円 ) を, 4の1には税込みの投資信託の収益の分配金 241,500 円 ( ユニット投資信託 A120,000 円 +ユニット投資信託 B50,300 円 + 公社債投資信託 71,200 円 ) をそれぞれ記入します ⑸ 1から5までの2には, 当期首から平成 27 年 12 月 31 日までに支払を受ける金額について課される所得税の額を記入します 2から5までの2の記入に当たっては, 別表六㈠付表の上段 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の2,8 又はのうち対応する各欄の合計額を記入します なお, 割引債の償還差益の場合には, 発行時に課された所得税額を2に記入します 設例の場合は,2の2には甲社債に係る所得税額 6,968 円を,3の2には株式に係る所得税額 236,361 円 ( 甲株式平成 27 年 8 月 31 日分 40,840 円 + 乙株式 163,360 円, 丙株式 32,161 円 ) を,4の2 には投資信託に係る所得税額 36,985 円 ( ユニット投資信託 A18,378 円 +ユニット投資信託 B7,703 円 + 公社債投資信託 10,904 円 ) をそれぞれ記入します ⑹ 1から5までの3には, 次により記入します イ 1 及び5については,2の金額をそのまま3に移記します 設例の場合は, 該当がありません ロ 2から4までについては,2の金額のうち, 利子配当等の計算期間のうち元本の所有期間に対応する金額を3に記入することになりますが, この場合の元本の所有期間に対応する金額は, 別表六㈠付表の上段 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の 公社債の利子等, 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ) 又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 の 個別法による場合 又は 銘柄別簡便法による場合 のいずれかの各欄に記入して計算した6 又はのうち対応する各欄の合計額を記入することになります 設例の場合は,2の3には甲社債に係る所得税額 6,968 円を,3の3には株式に係る所得税額 220,280 円 ( 甲株式平成 27 年 8 月 31 日分 40,840 円 + 乙株式 163,360 円 + 丙株式 16,080 円 ) を,4の 3には投資信託に係る所得税額 18,549 円 ( ユニット投資信託 A4,594 円 +ユニット投資信託 B 5,777 円 + 公社債投資信託 8,178 円 ) をそれぞれ記入します ステップ2 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細の記入 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の各欄は, 次により記入します 145

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 ⑴ 9には, 証券投資信託の収益の分配の額のうち, 租税特別措置法第 67 条の6に規定する特定株式投資信託の収益の分配の額がある場合には, その額を上段に内書として記入します ⑵ には, 所得税法第 174 条第 3 号から第 10 号までに規定する給付補塡金, 利息, 利益, 差益, 利益の分配及び賞金の支払を受けた場合並びに懸賞金等の額及びみなし配当等の額がある場合に, それらの金額を記入します また, この内訳は, 別表六㈠付表の下段 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の その他に係る控除を受ける所得税額の明細 に記入します ⑶ 7からまでの1には, 平成 28 年 1 月 1 日から当期末までに支払を受ける金額 ( 未収利子については当期末までに利払期の到来しているものに, 配当等についてはその支払のために通常要する期間内に支払を受けることが見込まれるものに限ります ) を記入します 8からまでの1の記入に当たっては, 別表六㈠付表の下段 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の, 又はのうち対応する各欄の合計額を記入します 設例の場合は,7の1には税込みの社債及び銀行預金の利子 69,700 円 ( 乙社債 19,500 円 + 銀行預金 50,200 円 ) を,8の1には甲株式平成 28 年 2 月 29 日分の税込みの受取配当金 100,000 円をそれぞれ記入します ⑷ 7からまでの2には, 平成 28 年 1 月 1 日から当期末までに支払を受ける金額について課される所得税の額を記入します 8からまでの2の記入に当たっては, 別表六㈠付表の下段 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受け 146

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書る利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の, 又はのうち対応する各欄の合計額を記入します なお,⓾の2については, 発行時に課された所得税額を記入します 設例の場合は,7の2には10,674 円 ( 乙社債に係る所得税額 2,986 円 + 銀行預金に係る所得税額 7,688 円 ) を,8の2には甲株式平成 28 年 2 月 29 日分に係る所得税額 20,420 円をそれぞれ記入します ⑸ 7からまでの3には, 次により記入します イ 7 及びについては,2の金額をそのまま3に移記します 設例の場合は,7の3には10,674 円を記入します ロ 8から⓾までについては,2の金額のうち, 配当等の計算期間のうち元本の所有期間に対応する金額を3に記入することになりますが, この場合の元本の所有期間に対応する金額は, 別表六㈠付表の下段 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ), 集団投資信託 ( 合同運用信託, 公社債投資信託及び公社債等運用投資信託を除く ) の収益の分配又は割引債の償還差益に係る控除を受ける所得税額の計算 の 個別法による場合 又は 銘柄別簡便法による場合 のいずれかの各欄に記入して計算した 又はのうち対応する各欄の合計額を記入することになります 設例の場合は,8の3には甲株式平成 28 年 2 月 29 日分に係る所得税額 20,420 円を記入します ⑹ には,6の3+の3を記入します この金額が法人税額から控除される所得税額となりますから, 別表四 ( 所得の金額の計算に関する明細書 ) の( 総額 1 及び 社外流出 3( その他 ) ) へ移記します 設例の場合は,276,891 円 (245,797 円 +31,094 円 ) を別表四のに記入します チェックポイント 法人税額から控除する所得税の額が, 利子及び配当等の収入金額に源泉所得税率 ( 所得税分 ) を乗じて計算した金額を超えているものはないか 147

所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細所 148

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書 別表六 ( 一 ) 付表 所得税額の控除に係る元本所有期間割合の 計算等に関する明細書の作成のしかた Ⅰ 別表六 ( 一 ) 付表の作成の目的 この明細書は, 法人が各事業年度において支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について源泉徴収された所得税額について, 法人税法第 68 条第 1 項 所得税額の控除 ( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 復興特別所得税に係る所得税法の適用の特例等 の規定により復興特別所得税の額を所得税の額とみなして適用する場合を含みます ) の規定の適用を受ける場合に必要となる元本の所有期間割合の計算等を行う場合に作成します Ⅱ 所得税額の控除額の計算式 ⑴ 所有期間あん分 ( 原則 ) 所得税額 ⑵ 所有期間あん分 ( 簡便法 ) 元本所有期間の月数 = 控除税額計算期間の月数 所得税額 計算期間首の元本数 + 計算期間末計算期間首 - の元本数の元本数 1 又は 1 2 12 計算期間末の元本数 = 控除税額 149

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書 Ⅲ 計算基礎 ( 設例より ) 申告参考事項 抜すい 12 受取配当等及び所得税の納付等に関する事項 ⑴ 当期中における配当等の収入金額の明細等は, 次のとおりであり, 営業外収益として確定した決算に計上している 銘柄等 株式等の取得年月日 配当等の計算期間 配当等の支払基準日 当期末における帳簿価額 配当等の金額 源泉所得都道府県 ( ) 税額等 民税利子割額 本店所在地 備考 円円円円甲株式平 17.10.19 平 27.3.1 平 27.8.31 平 27.8.31 200,000 40,840 - 東京都非上場株式千代田区平 27.9.1 平 28.2.29 平 28.2.29 21,000,000 100,000 20,420 - 東京都非上場株式千代田区乙株式平 21.8.4 平 26.10.1 平 27.9.30 平 27.9.30 23,500,000 800,000 163,360 - 東京都港区非上場株式丙株式平 27.9.17 平 26.10.1 平 27.9.30 平 27.9.30-210,000 32,161 - 東京都中央区上場株式丁株式平 17.11.2 - - 600,000 - - - 東京都大田区非上場株式ユニット投資信託 A 平 27.8.4 平 26.11.1 平 27.10.31-2,100,000 120,000 18,378 - 公募証券投資信託ユニット投資信託 B 平 27.3.9 平 26.12.1 平 27.11.30-900,000 50,300 7,703 - 公募証券投資信託公社債平 26.9.19 平 26.6.1 投資信託平 27.5.31-600,000 71,200 10,904 3,560 非上場甲社債平 20.9.30 平 26.10.1 平 27.9.30-3,500,000 45,500 6,968 2,275 東京都千代田区上場乙社債平 22.10.1 平 27.2.1 平 28.1.31-1,500,000 19,500 2,986 - 東京都目黒区上場 銀行預金 151,880,424 50,200 7,688 - - ( ) 復興特別所得税を含む ( 注 )1 所有株式数は, 甲株式が 50,000 株で, 乙株式が 100,000 株である なお, 丙株式は,30,000 株を取得したが, 平成 27 年 10 月 23 日にその全株を譲渡した 5 各社債の利払日は配当等の計算期間の末日の属する月の翌月末, 銀行預金の利払日は平成 28 年 2 月 15 日である 150

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書 Ⅳ 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細の作成のしかた ステップ1 公社債の利子等, 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ) 又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 公社債の利子等, 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ) 又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 は, 次により記入します 1 個別法による場合の控除所得税額の計算 ⑴ 所得税額のうち元本の所有期間に対応する金額は, 原則として 個別法による場合 の各欄を記入して計算しますが, 法人の選択により 銘柄別簡便法による場合 の各欄を記入して計算することもできます ( 注 ) 個別法による場合 を用いるか 銘柄別簡便法による場合 を用いるかは, 利子配当等の元本を1 公社債,2 株式及び出資又は3 集団投資信託の受益証券の3つのグループに区分し, さらに利子配当等の計算期間が1 年以下のものと1 年を超えるものとに区分して, それぞれの区分ごとに選択することができますが, 銘柄別簡便法による場合 を選択した区分に属する元本については, そのすべてにつきこれによることが必要です なお, 国内追加型投資信託とそれ以外の投資信託は別のグループに区分することができます 設例の場合は, 甲社債の利子に対する所得税額 6,968 円は全額控除を受けられますが, ユニット投資信託 A,B 及び公社債投資信託に係る所得税額 18,378 円,7,703 円及び10,904 円は, 元本を計算期間の中途で取得しているため, 所有期間あん分が必要です 設例の場合は, 公社債及び投資信託の受益証券について 個別法による場合 を選択するものとして計算します ⑵ 個別法による場合 の2には, 金融機関の所有する登録公社債の利子に対する所得税のように, 元本を所有していなかった期間についてのみ課された所得税額は含めません ⑶ 利子配当等が剰余金の配当若しくは利益の配当若しくは剰余金の分配又は金銭の分配 ( 以下 配当等 といいます ) である場合には, その配当等 ( 以下 判定対象配当等 といいます ) の直前にその判定対象配当等を支払う法人から受けた配当等の支払に係る基準日の翌日からその判定対象 151

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書配当等の支払に係る基準日までの期間を 利子配当等の計算期間 3 に記入します ⑷ 個別法による場合 の3 及び4の月数は, 暦に従って計算し,1 月未満の端数は切り上げます なお, 設定により取得した国内追加型投資信託については, この欄の記入を省略し, 所有期間割合 5 欄に, 1.000 と記入して控除を受ける所得税額を計算します ⑸ 5には, 所有期間割合を小数点以下 3 位未満を切り上げて記入します 設例の場合, ユニット投資信託 Aに係る所有期間割合を0.250, ユニット投資信託 Bに係る所有期間割合を0.750と記入し, 公社債投資信託に係る所有期間割合を0.750と記入します ⑹ 6には, 所得税額 2 に5の所有期間割合を乗じて計算した金額を記入します 設例の場合, 甲社債に係る所得税額は6,968 円, ユニット投資信託 Aに係る所得税額は4,594 円 (18,378 円 0.250), ユニット投資信託 Bに係る所得税額は5,777 円 (7,703 円 0.750), 公社債投資信託に係る所得税額は8,178 円 (10,904 円 0.750) を, それぞれ控除を受ける所得税額として6に記入します 2 銘柄別簡便法による場合の控除所得税額の計算 ⑴ 銘柄別簡便法による場合 の8は, 金融機関の所有する登録公社債の利子に対する所得税のように, 元本を所有していなかった期間についてのみ課された所得税額は含めません ⑵ 銘柄別簡便法による場合 の9 及び⓾は, 公社債については所有元本の額面金額により, 口数の定めがない出資については所有元本の金額により, その他のものについては所有元本の数によって記入します ⑶ 銘柄別簡便法による場合 のは, 利子配当等の計算期間が1 年を超えるものは ⑼-⑽ に 12 より, また,1 年以下のものは ⑼-⑽ 2 により計算します 設例について 銘柄別簡便法による場合 の各欄を記入すると, 前掲のようになります チェックポイント 所得税額の控除額を計算する場合の銘柄別簡便法の適用は, 公社債, 株式等又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の受益証券の区分ごとに選択することができることになっているのに, 例えば株式等に係る所得税の額について, 個別法と銘柄別簡便法とを適用しているものはないか 利払期前の公社債を売却した場合において, その所有していた期間の利子に対応する所得税に相当する金額を負担したとして所得税額控除の対象としているものはないか 名義書換失念株の配当に対する所得税額を控除の対象としているものはないか 法人税額から控除する所得税の額が, 利子配当等の収入金額に源泉徴収税率を乗じて計算した金額を超えているものはないか 152

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書 ステップ 2 その他に係る控除を受ける所得税額の明細の記入 その他に係る控除を受ける所得税額の明細 の各欄は, 別表六㈠ ( 所得税額の控除に関する明細 書 ) の上段 平成 28 年 1 月 1 日前に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の その他 の5に記入する給付補塡金等について, その内訳を次により記入します ⑴ には, の収入金額について源泉徴収された所得税額を記入します ⑵ 参考 には, 報酬, 賞金, 料金, 給付補塡金, 利息, 利益, 差益, 利益の分配, 懸賞金付預貯金等の懸賞金等, みなし配当等の別, 源泉徴収された所得税額を証明する書類の有無, その他控除額の計算について参考となる事項を記入します 設例の場合は, 該当がありませんので記入を要しません Ⅴ 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細の作成のしかた ステップ1 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ), 集団投資信託 ( 合同運用信託, 公社債投資信託及び公社債等運用投資信託を除く ) の収益の分配又は割引債の償還差益に係る控除を受ける所得税額の計算 剰余金の配当, 利益の配当, 剰余金の分配及び金銭の分配 ( みなし配当等を除く ), 集団投資信託 ( 合同運用信託, 公社債投資信託及び公社債等運用投資信託を除く ) の収益の分配又は割引債の償還差益に係る控除を受ける所得税額の計算 は, 次により記入します 1 個別法による場合の控除所得税額の計算 ⑴ 所得税額のうち元本の所有期間に対応する金額は, 原則として 個別法による場合 の各欄を記入して計算しますが, 法人の選択により 銘柄別簡便法による場合 の各欄を記入して計算することもできます ( 注 ) 個別法による場合 を用いるか 銘柄別簡便法による場合 を用いるかは, 配当等の元本を1 株式 153

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書及び出資と2 集団投資信託の受益権とに区分し, さらに配当等の計算期間が1 年以下のものと1 年を超えるものとに区分して, それぞれの区分ごとに選択することができますが, 銘柄別簡便法による場合 を選択した区分に属する元本については, そのすべてにつきこれによることが必要です なお, 国内追加型投資信託とそれ以外の投資信託は別のグループに区分することができます 設例の場合は, 該当がありませんので記入を要しません ⑵ 個別法による場合 のには, 元本を所有していなかった期間についてのみ課された所得税額は含めません ⑶ 配当等が剰余金の配当若しくは利益の配当若しくは剰余金の分配又は金銭の分配 ( 以下 剰余金配当等 といいます ) である場合には, その剰余金配当等 ( 以下 判定対象配当等 といいます ) の直前にその判定対象配当等を支払う法人から受けた剰余金配当等の支払に係る基準日の翌日からその判定対象配当等の支払に係る基準日までの期間を 配当等の計算期間 に記入します ⑷ 個別法による場合 の 及びの月数は, 暦に従って計算し,1 月未満の端数は切り上げます なお, 設定により取得した国内追加型投資信託については, この欄の記入を省略し, 所有期間割合 欄に, 1.000 と記入して控除を受ける所得税額を計算します ⑸ には, 所有期間割合を小数点以下 3 位未満を切り上げて記入します ⑹ には, 所得税額 にの所有期間割合を乗じて計算した金額を記入します 設例の場合は, 該当がありませんので記入を要しません 2 銘柄別簡便法による場合の控除所得税額の計算 ⑴ 銘柄別簡便法による場合 のは, 元本を所有していなかった期間についてのみ課された所得税額は含めません ⑵ 銘柄別簡便法による場合 の 及びは, 口数の定めがない出資については所有元本の金額により, その他のものについては所有元本の数によって記入します ⑶ 銘柄別簡便法による場合 のは, 配当等の計算期間が1 年を超えるものは - によ 12 り, また,1 年以下のものは - 2 により計算します 設例について 銘柄別簡便法による場合 の各欄を記入すると, 前掲のようになります チェックポイント 所得税額の控除額を計算する場合の銘柄別簡便法の適用は, 株式等と集団投資信託 ( 合同運用信託, 公社債投資信託及び公社債等運用投資信託を除く ) の受益権の区分ごとに選択することができることになっているのに, 例えば株式等に係る所得税の額について, 個別法と銘柄別簡便 154

別表六 ( 一 ) 付表所得税額の控除に係る元本所有期間割合の計算等に関する明細書法とを適用しているものはないか 名義書換失念株の配当に対する所得税額を控除の対象としているものはないか 法人税額から控除する所得税の額が, 配当等の収入金額に源泉徴収税率を乗じて計算した金額を超えているものはないか ステップ 2 その他に係る控除を受ける所得税額の明細の記入 その他に係る控除を受ける所得税額の明細 の各欄は, 別表六㈠ ( 所得税額の控除に関する明細書 ) の下段 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子及び配当等に係る所得税額の控除に関する明細 の その他 のに記入する給付補塡金等について, その内訳を次により記入します ⑴ には,の収入金額について源泉徴収された所得税額を記入します ⑵ 参考 には, 報酬, 賞金, 料金, 給付補塡金, 利息, 利益, 差益, 利益の分配, 懸賞金付預貯金等の懸賞金等, みなし配当等の別, 源泉徴収された所得税額を証明する書類の有無, その他控除額の計算について参考となる事項を記入します 設例の場合は, 該当がありませんので記入を要しません 155