3R 推進団連絡会資料 容器包装 3R に関する消費者意識調査調査レポート 参考資料 6 普段の生活の中での ごみ出し への関わりが容器包装の 3R に大きく影響 3R 推進団連絡会では 容器包装 3R に関する消費者の意識と行動の実態を測るべく 国の 15 歳以上の一般消費者を対象に調査を行った 調査手法はインターネットリサーチで 2009 年 7 月 7 日 ~7 月 9 日に実施し 3000 名から有効回答を得た 調査概要 調査方法 : インターネットリサーチ 調査地域 : 国 調査対象 :15 歳以上の男女 ( 人口構成比に準じて割付 ) 有効回答数 :3000 サンプル 調査実施期間 :2009 年 7 月 7 日 ~7 月 9 日 調査運営 : 株式会社クロス マーケティング 回答者の属性 性別 年代 10 代 6.8% 女性 49.9% 男性 50.1% 50 代 19.0% 60 代以上 19.5% 40 代 18.1% 20 代 16.2% 30 代 20.4% 居住地 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北海道東北関東中部近畿中国 四国九州 沖縄 4.2 5.0 47.1 14.4 17.1 6.0 6.1 参考 : 平成 17 年国勢調査による国人口統計のエリア別構成比 4.4 7.3 33.7 18.3 16.5 8.8 11.1 調査の要旨 誰が ごみ出し をしているか 自分自身で ごみ出し をしているのは女性 30 代以上 する男性や 20 代以下の女性は ごみ出し を家族任せ 居住自治の分別方法を守っているか 自分自身で ごみ出し をしている人の方が 分別方法を きちんと理解 し いつもきちんと守っている 関心のある環境問題 トップは CO2 削減 2 位は マイバッグ運動 容器包装のリサイクル は 15 位 普段の買い物時に心がけていること トップは マイバッグ持参 自分で ごみ出し をしている人ほど 買い物時に心がけていることが多い 容器包装リサイクル法 の役割分担の妥当性 消費者 自治 事業者の役割分担は 9 割が 適切 と回答 資源の収集 運搬 再資源化にかかる費用負担への意識 環境問題への意識の高い層では 費用を 消費者が排出する量に応じて負担 するべきとの声も 容器包装 3R の情報源 信頼している情報源は テレビの報道番組 自治の広報誌 新聞記事 の 3 つに集中 -1-
自分自身で ごみ出し をしているのは女性 30 代以上男性および女性 20 代以下の ごみ出し は家族任せ 家庭内で誰が ごみ出し をしているかを図 1 の通り 5 つのタイプに分類した 家庭内で ごみ出し を行っているのは女性 30 代以上で している男性や 20 代以下の女性の多くは 自分では ごみ出し を行わず 家族に任せていることがわかった ( 図 2) 図 1: 誰が ごみ出し をするか 図 2: 性 年代内訳 丌明 1.2% 男性 女性 単身世帯 ( 自分 ) 15.2% 26.6% 24.6% 19.4% 13.0% 単身世帯 以外は者 誰が ごみ出し をするか (n=456) (n=738) (n=391) (n=582) (n=797) 20 代以下 30~40 代 50 代以上 20 代以下 30~40 代 50 代以上 65.7% 57.8% 69.1% 81.0% 自分自身で ごみ出し をしている人は 分別方法を きちんと理解 し 実行 居住自治でのごみの分別方法を きちんと理解している 人は 6 割で なんとなく知っている と合わせるとほとんどの人が認知している ( 図 3) 分別の実行度は いつもきちんと守っている が 7 割以上であった ( 図 4) ごみ出しへの関与別にみると 自分自身で ごみ出し を行っている人の方が 分別方法を きちんと理解 し いつもきちんと守っている 逆に 自分でごみ出しを行っていない家族任せの人は 3 割が たまに守らないことがある と回答している ( 図 5) 自治での資源の分別収集のスキームについては 収集の頻度 時間 場所 分別品目いずれにおいても現状維持を望む声が多い ( 図 6) また 居住地区での資源の集団回収については 4 割が 店頭での資源回収については 7 割が重要だと認識している ( 図 7) 図 3: 分別方法の認知 図 4: 分別の実行度 図 5: 分別の実行度 ( ごみ出し関与別 ) 知らない 3.1% 守っていない 0.2% (n=2907) (n=436) 66.3 33.7 なんとなく知っている 35.0% きちんと理解している 61.9% たまに守らないことがある 23.5% いつもきちんと守っている 76.3% (n=734) (n=389) (n=580) 85.3 83.5 78.4 14.4 16.5 21.4 (n=746) 69.0 30.8 図 6: 自治での資源の分別収集への意見 収集頻度 分別品目 現状のままでよい 69.1 64.2 どちらともいえない 改善して欲しい 9.5 18.0 21.5 17.8 図 7: 集団回収 店頭回収の重要度 集団回収 重要だと思う 42.5 どちらともいえない 51.6 重要だと思わない 5.9 収集時間 72.2 13.7 14.1 店頭回収 67.8 29.2 3.0 収集場所 81.7 9.7 8.6-2-
関心のある環境問題トップ 3 は CO2 削減 マイバッグ運動 家電のリサイクル 関心のある環境問題を 5 つまで選んでもらったところ 上位は 1 位 CO2 削減 (24.5%) 2 位 マイバッグ運動 (24.0%) 3 位 家電のリサイクル (23.6%) であった ( 図 8) 2 位の マイバッグ運動 は女性で関心が高く 特に 20 代以上では 3 割を超えた 容器包装のリサイクル (12.9%) は 15 位で 男女別では女性の方が関心が高く また家庭内で ごみ出し に関わっている人ほど関心が高いことがわかった 図 8: 関心のある環境問題 1 CO2 削減 24.5 15 容器包装のリサイクル 12.9 2 マイバッグ運動 24.0 15 自動車排出ガス 12.9 (n=456) 10.3 3 家電のリサイクル 4 食品ロス 4 森林減少 6 ヒートアイランド 7 オゾン層破壊 8 レジ袋の有料化 23.6 22.3 22.3 22.0 21.8 21.1 17 丌法投棄 18 黄砂 19 携帯電話のリサイクル 20 循環型社会 21 騒音 振動 臭気問題 22 酸性雨 12.1 12.0 11.0 9.2 8.6 7.7 (n=738) (n=391) (n=582) (n=797) 8.9 10.7 18.3 18.4 8 海洋汚染 大気汚染 21.1 23 自動車のリサイクル 5.7 10 ポイ捨て 17.0 24 石綿 ( アスベスト ) 問題 4.7 10 ごみ有料化 17.0 25 ダイオキシン 4.2 12 生ゴミのリサイクル 14.6 26 その他 0.9 13 農薬問題 13.6 27 特に関心がない 8.8 14 水質汚染 土壌汚染 13.1 普段の買い物時に心がけていることのトップは マイバッグ持参 自分で ごみ出し をしている人ほど 買い物時に心がけていることが多い 普段の買い物時に心がけていることを訊ねたところ トップは マイバッグ持参 (67.5%) で 詰め替え用商品の購入 (64.6%) が続く 自分で ごみ出し をしている人は マイバッグ持参を始め 自分でごみ出しをしていない人よりもスコアが高く 買い物時から多くの心がけをしていることがわかった ( 図 7) 図 9: 普段の買い物時に心がけていること 80% 40% +10 ポイント以上 + 5 ポイント以上 - 5 ポイント以上 -10 ポイント以上 0% 持マ参イすバるッグを 繰買詰りっ替返てえし 用使容商う器品はを レ不ジ要袋なは包断装わ紙るや も繰のりを返買しう使える を簡な買易るう包べ装くの商品 買再再う生生品紙のなもどの を 買容再ガう器利ラに用ス入可びっ能んたななもどのを その他 特にない 67.5 64.6 54.1 39.8 29.3 18.5 9.4 0.5 10.3 ごみ出し関与別 (n=456) 56.6 56.4 52.0 32.0 18.4 11.6 6.8 1.1 13.8 (n=738) 78.6 72.1 62.6 46.3 33.9 21.7 12.3 0.0 5.3 (n=391) 78.8 77.2 62.1 47.3 38.1 27.4 14.6 0.8 3.3 (n=582) 68.7 71.5 58.2 44.0 32.3 18.4 9.6 0.5 6.9 (n=797) 58.8 53.5 42.4 32.4 25.6 15.8 6.0 0.4 16.6-3-
容器包装リサイクル法 の役割分担は 9 割が 適切 と回答 図 10: 容リ法 で定義された役割分担への意識 容器包装リサイクル法で定義された役割分担 消費者 自治が定める決まりに従って分別排出する自治 家庭から排出される容器包装を分別収集する事業者 再資源化 ( リサイクル ) の義務を負う 適切だと思わない 10.2% 容器包装リサイクル法 制定の目的および同法で定義された役割分担を提示し この役割分担が適切かどうか訊ねたところ 適切だと思う が 9 割を占めた ( 図 10) 適切だと思う 89.8% 環境問題への意識の高い層では 容器包装の分別 収集 再資源化の費用を 消費者が排出する量に応じて負担 するべきとの声も 容器包装の分別 収集および再資源化の費用をそれぞれ誰が負担すべきか訊ねたところ 意見としては 収集 運搬は 自治 再資源化は 事業者 と 現在容リ法で定義されている役割分担と同じスキームを維持する声が多かったものの 環境問題への意識が高い層では 消費者が排出する量に応じて負担すべき が高く 消費者の責任についての意識の違いが見られた ( 図 11) 図 11: 容器包装の収集 運搬 再資源化にかかる費用負担への意識 消費者が排出する量に応じて負担 自治が税金の中から負担 事業者が負担 20.8 45.7 33.5 収集 運搬 環境意識別 ボランティア NPO 参加層 環境問題実行層 環境問題意識層 環境問題意識なし層 (n=63) (n=1154) (n=1524) (n=259) 38.1 23.3 20.1 9.7 33.3 43.3 48.2 44.4 28.6 33.4 45.9 15.3 39.5 45.2 再資源化 環境意識別 ボランティア NPO 参加層 環境問題実行層 環境問題意識層 環境問題意識なし層 (n=63) (n=1154) (n=1524) (n=259) 17.6 14.0 8.5 23.8 37.8 40.9 42.5 44.4 44.6 45.0 49.0 環境意識 の定義 環境問題 への意識と取り組みについての以下の 4 段階での回答結果を元に分析 ボランティア NPO 参加層 : 普段から環境問題を意識し ボランティア NPO などでの活動にも参加している 環境問題実行層 : 普段から環境問題を意識し 日常生活の中で常に行動している 環境問題意識層 : 環境問題は意識はしているが あまり行動には移していない 環境問題意識なし層 : 環境問題は特に意識していない -4-
普段の情報源はテレビメディアをはじめ 多岐にわたる信頼しているものは テレビの報道番組 自治の広報誌 新聞記事 の 3 つに集中 容器包装 3R について 普段の情報源と信頼している情報源を訊ねた 普段の情報源では テレビの報道番組 ( ニュースなど ) を筆頭に 新聞記事 自治の広報誌 テレビの情報番組 ( ワイドショーなど ) テレビ CM その他のテレビ番組 の上位 6 位までが 3 割を超え さまざまな情報源に接触していることがわかる 信頼している情報源では テレビの報道番組 ( ニュースなど ) 自治の広報誌 新聞記事 の 3 つにスコアが集中している この上位 3 つの情報源は 普段の情報源 からの数字の低下が小さく 容器包装 3R の情報源としての信頼性が高いことがわかる ( 図 12) 図 12: 普段の情報源と信頼している情報源 普段の情報源 信頼している情報源 80% (1) 73.1 40% 0% (1) 49.9 ( テニレュビーのス報な道ど番 ) 組 (3) (2) 45.1 14.3 ( テワレイビドのシ情ョ報ー番な組ど ) (6) その他のテレビ番組 (5) 36.8 8.7 10.4 テレビ C M 46.0 45.1 (2) (3) 36.0 28.0 新聞記事 (3) 自治の広報誌 26.3 19.8 16.3 5.7 12.4 14.5 3.6 10.7 ホ自ー治ムペのージ 収容集器場 所包装の ( 商パ品ッそケのーもジの等 ) 商品の売り場 上位項目を抜粋 -5-