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資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

特別区職員の雇用と年金の接続への対応について ( 案 ) 1 趣旨退職共済年金の支給開始年齢が平成 25 年度以降段階的に 60 歳から 65 歳へと引き上げられることに伴い 無収入期間が発生しないよう 現行の再任用制度を基本に特別区職員の雇用と年金の接続を図るとともに 人事の新陳代謝を図り組織活力

市町村における再任用制度の構築・運用に向けて

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目 次 1 再任用制度の内容 1 対象者 1 任用 任期 2 [ 参考 ] 定年退職年度と公的年金の支給開始年齢の関係 勤務時間 休暇 3 俸給 4 諸手当 6 その他の事項 7 [ 参考 ] 年度別再任用職員数 ( 給与法適用職員 ) 再任用希望調査での希望の状況と再任用職員として働きたいと思った

図 1 年金の支給開始年齢の引上げスケジュール めることになっているため 再 任 用 制 度を 用すること 定年退職者を臨時職員や非常勤嘱託など 再 雇 用 再 任 用 制 度が導 入される以 前 の動きを受けて 地方 自 治 体においても再 で雇用する際に使われていた言葉 設けていないところもあり

2019 年 人事院給与局生涯設計課

人事行政の運営等の状況の公表について

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

っては地公法第 17 条第 3 項の規定に基づき原則として競争試験により 人事委員会又は競争試験等を行う公平委員会を置かない地方公共団体にあっては同条第 4 項の規定に基づき競争試験又は選考によるものとすること なお これらの場合において 地公法第 22 条第 1 項に規定する条件附採用が適用される

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

目次 Ⅰ. 雇用と年金の接続とは 1 年金支給開始年齢の引上げスケジュール 2 国家公務員の雇用と年金の接続に係る閣議決定のポイント 3 Ⅱ. 再任用制度のあらまし 4 対象者 5 任用 給与 ( 俸給 諸手当等 ) 6 俸給表別 級別の俸給月額 ( 平成 26 年 4 月現在 ) 7 給与モデル例

Microsoft Word _運用通知v22.docx

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

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<はじめに> 退職後, 民間企業等に再就職した者による現職職員への働きかけ規制などにより, 職員の退職管理を適正に行い, 職務の公正な執行及び公務員に対する住民の信頼を確保するため, 地方公務員法が改正され, 平成 28 年 4 月 1 日に施行されました 本市では, 改正法の施行に伴い, 旭川市職

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

(1) 採用 昇任 降任 転任の用語の定義について定めるものとすること ( 第 15 条の2 第 1 項関係 ) (2) 標準職務遂行能力は 職制上の段階の標準的な職 ( 職員の職に限る 以下同じ ) の職務を遂行する上で発揮することが求められる能力として任命権者が定めるものとすること ( 第 15

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

(3) 育児短時間勤務をしている職員が休職又は停職の処分を受けたことにより 当該育児短時間勤務の承認が効力を失つた後 当該休職又は停職の期間が終了したこと (4) 育児短時間勤務をしている職員が当該職員の負傷 疾病又は身体上若しくは精神上の障害により当該育児短時間勤務に係る子を養育することができない

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

●地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

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1.2_議案目録(追加)

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

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ハ昇任させようとする日以前 2 年以内に懲戒処分等を受けていないこと ( ただし 減給は 1 年 6 月以内 戒告は 1 年以内とする ) 施行 3 年後 ( 平成 24 年 4 月 1 日 ) から適用 1 本省課長級未満の官職への昇任の場合イ直近の連続した2 回の能力評価のうち 1 回の全体評語

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十全に果たしていくためには 業務の効率化の推進や限られた人的資源の有効活用などの人事管理上の取組が重要となる (3) このため 新たな技術の活用等を含む業務プロセスの見直しを通じた人手を掛けない業務体制への転換 ( 業務改革 ) や 育児 介護等の事情により働き方に制約のある職員を含む全ての職員につ

( 案 ) 公務員の定年の引上げに関する検討会論点整理 ( 概要 ) 資料 1 Ⅰ 基本認識と検討の方向性 1 平均寿命の伸長 少子高齢化の進展 2 複雑高度化する行政課題への的確な対応 定年を段階的に 65 歳に引き上げる方向で検討その際 民間企業における高齢者雇用の状況 組織活力の維持の必要性

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

役員退職手当支給の基準の変更について

「高年齢者雇用安定法《のポイント

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原


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地域支援事業交付金の算定方法について

聖籠町職員の育児休業等に関する条例及び聖籠町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

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○福島県後期高齢者医療広域連合職員の給与の支給に関する規則

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

被用者年金一元化法による追加費用削減について 昨年 8 月に社会保障 税一体改革関連法の一つとして被用者年金一元化法が成立 一元化法では 追加費用財源の恩給期間にかかる給付について 以下の配慮措置を設けた上で 負担に見合った水準まで一律に 27% 減額することとし 本年 8 月まで ( 公布から 1

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

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Microsoft PowerPoint - 020_改正高齢法リーフレット<240914_雇用指導・

目 次 1 多様な有為の人材の確保の推進 人材確保策の検討 充実 人材局 1 2 時代の要請に応じた公務員の育成 人材局 研修所 2 3 勤務条件 勤務環境の整備等 1 社会経済情勢に適応した適正な給与の実現 給与局 3 2 定年の引上げの実現に向けた人事管理諸制度の見直し 給与局 3 3 職業生活

目次 1. 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 1 2. 働きかけ規制の範囲 2 3. 再就職情報の届出 3 4. 再就職情報の公表 4 5. 罰則 5 6. 様式 6 再就職者による依頼等の規制について 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律 ( 平成 26 年法律第

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目 次 調査要領 1 調査結果の概況 6 職種別事由別離職者数に関する調 8 定年退職者の再就職に関する調 9 勧奨退職者の再就職に関する調 10 定年退職者の年齢に関する調 11 勧奨退職者 ( 定年前希望退職者を除く ) の年齢に関する調 12 定年前希望退職者の年齢に関する調 13 普通退職者

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

早期退職に係る募集実施要項 平成 27 年 8 月 24 日 三好市長黒川征一三好市議会議長大浦忠司三好市教育委員会三好市代表監査委員平田健一三好市農業委員会 今般 組織の年齢別人員構成を適正化し 組織の活性化を図ることを目的として 三好 市定年前に退職する意思を有する職員の募集及び認定に関する条例

として採用するものとする 第 2 条の3 前条に定めるほか 職員就業規則第 11 条第 1 項により退職 ( 以下 定年退職という ) した者であって 退職後引き続き研究所以外の機関 ( 以下 再就職先 という ) において勤務する者 ( 定年退職後 任期付職員就業規則または契約職員就業規則の適用を

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内閣府令本文

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保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

国家公務員 非常勤職員の勤務条件はいま 4. 経済的支援について育児休業期間中は無給ですが 国家公務員共済組合法が適用される場合には 育児休業手当金が支給され 申出により共済掛金が免除されます また 雇用保険法が適用される場合には 一定の要件を満たすとき育児休業給付金が支給され 健康保険 厚生年金保

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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①会計検査院_31指定職

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

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ア 今後 20 年程度の間にわたって多くの職員が定年に達することが見込まれる 中で 計画的 安定的に新陳代謝が進むよう 公務の魅力の向上とその発信等を通じて多様な有為の人材を確保するとともに 職務を通じた人材育成 (OJT) 研修 公務外の経験等を有効に組み合わせて複雑 高度化する行政課題に対応でき

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

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平成16年規程第02号_役員給与規程

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

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職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

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調布市要綱第  号

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独立行政法人勤労者退職金共済機構役員退職金規程

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

老発第    第 号

( 育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限 ) 第 9 条略 4 前 3 項の規定は, 第 16 条第 1 項に規定する日常生活を営むのに支障がある者を介護する職員について準用する この場合において, 第 1 項中 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員 ( 職員の配偶者で当該子の

○職員の勤務時間、休暇等に関する条例

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

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Transcription:

参考資料 1 国家公務員の雇用と年金の接続について 平成 25 年 3 月 26 日 閣議決定 国家公務員の高齢期雇用については 平成 13 年度から始まった公的年金の基礎年金相当部分の支給開始年齢の 65 歳への段階的な引上げに対応し 同年度に 60 歳定年後の継続勤務のための任用制度として新たな再任用制度が施行され 多くの職員が再任用されてきたところである 平成 25 年度以降 公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢も段階的に 60 歳から 65 歳へと引き上げられることに伴い 無収入期間が発生しないよう国家公務員の雇用と年金の接続を図るとともに 人事の新陳代謝を図り組織活力を維持しつつ職員の能力を十分活用していくため 人事院の 定年を段階的に 65 歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出 ( 以下 意見の申出 という ) の趣旨 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律 ( 昭和 46 年法律第 68 号 ) に掲げられている高年齢者雇用に係る基本的理念や事業主の責務規定の内容等を踏まえ 当面 下記のとおり 定年退職する職員 ( 勤務延長後退職する職員を含む 以下同じ ) が公的年金の支給開始年齢 ( 以下 年金支給開始年齢 という ) に達するまでの間 再任用を希望する職員については再任用するものとすることで 国家公務員の雇用と年金を確実に接続することとする 記 1 ( 定年退職する職員の再任用 ) 定年退職する職員が再任用を希望する場合 当該職員の任命権者は 退職日の翌日 国家公務員法 ( 昭和 22 年法律第 120 号 ) 第 81

条の4の規定又は自衛隊法 ( 昭和 29 年法律第 165 号 ) 第 44 条の4 の規定に基づき 当該職員が年金支給開始年齢に達するまで 常時勤務を要する官職 ( 以下 フルタイム官職 という ) に当該職員を再任用するものとする ただし 当該任命権者は 職員の年齢別構成の適正化を図る観点から再任用を希望する職員をフルタイム官職に再任用することが困難であると認められる場合又は当該職員の個別の事情を踏まえて必要があると認められる場合には 当該職員が年金支給開始年齢に達するまで 国家公務員法第 81 条の5 の規定又は自衛隊法第 44 条の5の規定に基づき 短時間勤務の官職に当該職員を再任用することができる 2 ( 能力 実績主義と再任用しない者の要件 ) 再任用職員も含めた職員全体のモチベーションの維持向上と意欲と能力のある人材の最大限の活用の観点から 能力 実績に基づく信賞必罰の人事管理を徹底するとともに そのための環境を整備する 再任用を希望する者が国家公務員法第 38 条若しくは第 78 条の規定又は自衛隊法第 38 条若しくは第 42 条の規定に基づく欠格事由又は分限免職事由に該当する場合には 上記 1は適用しない 3 ( 職務の在り方 ) 再任用制度の下 意欲と能力のある人材を 幅広い職域で最大限活用できるよう努めるとともに 職員が培ってきた多様な専門的知識や経験について 公務内で積極的に活用できる環境を整備するほか 受入れ側のニーズを踏まえつつ人事交流機会の拡大を図るなど公務内外の分野での複線型人事管理を進めていくこととする 4 ( 再任用に係る任命権者間の調整 ) 再任用制度が適切に運用されるよう 各府省において任命権者間

での調整や情報提供に努めるものとする 5 ( 一定の管理職を再任用する際の官職 ) 人事の新陳代謝を図り組織活力を維持するため 本府省の局長 部長 課長等 ( 本府省の職制上の段階の標準的な官職が局長 部長又は課長に相当するものをいう ) については 再任用職員を任用しないものとする 6 ( 多様な働き方の選択 ) 多様な働き方を求める 60 歳を超える職員が 勤務時間以外の時間を活用して 希望する人生設計の実現に資するため 職員が培ってきた多様な専門的知識や経験を活かした活動や新たな分野での活動を行うことを希望する場合には 公務の遂行等に支障が生じない範囲内で適切な配慮を行うものとする 7 ( 早期退職の支援 ) 年齢別構成の適正化を通じた組織活力の維持等を図るため 早期退職募集制度の適切な運用を図る これに伴い 民間の再就職支援会社を活用した再就職支援を実施する 8 (60 歳超職員の追加的増加への対応 ) 公務員人件費抑制の観点を踏まえつつ 希望する職員を上記 1に基づき再任用することと 若手職員の安定的 計画的な確保及び人事の新陳代謝を図ることとが可能となるよう 必要な措置を講じることとする 9 ( 人事院に対する要請 ) 再任用制度の下 定年退職した職員を 幅広い職域や勤務地で活

用すること等再任用職員の今後の職務や働き方の実情等を踏まえ 給与制度上の措置について必要な検討を行うよう 人事院に対し要請する 10 ( 検証と見直し ) 再任用制度の活用状況を検証するとともに 年金支給開始年齢の段階的な引上げの時期ごとに 公務の運営状況や民間企業における高年齢者雇用確保措置の実施状況を勘案し 意見の申出を踏まえつつ 段階的な定年の引上げも含め雇用と年金の接続の在り方について改めて検討を行う また 加齢に伴う身体機能の低下が職務遂行に支障を来すおそれがある職務に従事する職員について その職務の特殊性を踏まえ 再任用制度の運用に当たり 公務の円滑な遂行に支障が生じないよう 必要な措置の検討を行う 11 ( その他 ) 自衛官の雇用と年金の接続については その特殊性を十分考慮した上で 本決定の趣旨に沿って必要な措置を講ずるものとする 人事院 会計検査院及び独立行政法人通則法 ( 平成 11 年法律第 103 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する特定独立行政法人に対しては 雇用と年金の接続のための措置について本決定の趣旨に沿って講ずるよう要請する また 地方公務員の雇用と年金の接続については 各地方公共団体において 本決定の趣旨を踏まえ 能力 実績に基づく人事管理を推進しつつ 地方の実情に応じて必要な措置を講ずるよう要請する 警察法 ( 昭和 29 年法律第 162 号 ) 第 56 条の2に規定する特定地方警務官の雇用と年金の接続については 各都道府県警察において 地方公務員に対する措置に準じた措置を講ずるよう要請する

参考資料 2 各都道府県知事各指定都市市長 殿 総行高第 2 号平成 25 年 3 月 29 日 総務副大臣坂本 哲志 地方公務員の雇用と年金の接続について 国家公務員の雇用と年金の接続について 平成 25 年 3 月 26 日別紙のとおり閣議決定が行われました この閣議決定は 平成 25 年度以降 公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢が段階的に 60 歳から 65 歳へと引き上げられることに伴い 無収入期間が発生しないよう国家公務員の雇用と年金の接続を図るとともに 人事の新陳代謝を図り組織活力を維持しつつ職員の能力を十分活用していくため 当面 定年退職する職員 ( 勤務延長後退職する職員を含む 以下同じ ) が公的年金の支給開始年齢 ( 以下 年金支給開始年齢 という ) に達するまでの間 再任用を希望する職員については再任用するものとすること等をその内容とするものです 地方公務員の雇用と年金を確実に接続するため 各地方公共団体において この閣議決定の趣旨を踏まえ 下記の事項に留意の上 能力 実績に基づく人事管理を推進しつつ 地方の実情に応じて必要な措置を講ずるよう要請いたします この旨 貴都道府県内の市区町村 一部事務組合等に対しても併せて周知されるようお願いします なお 本通知は地方公務員法第 59 条 ( 技術的助言 ) 及び地方自治法第 245 条の4( 技術的な助言 ) に基づくものです 記 1 定年退職する職員が再任用を希望する場合 当該職員の任命権者は 退職日の翌日 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 28 条の4の規定に基づき 当該職員が年金支給開始年齢に達するまで 常時勤務を要する職 ( 以下 フルタイム職 という ) に当該職員を再任用するものとすること ただし 当該任命権者は 職員の年齢別構成の適正化を図る観点から再任用を希望する職員をフルタイム職に再任用することが困難であると認められる場合又は当該職員の個別の事情を踏まえて必要があると認められる場合には 当該職員が年金支給開始年齢に達するまで 地方公務員法第 28 条の5の規定に基づき 短

時間勤務の職に当該職員を再任用することができること 2 国においては 再任用職員も含めた職員全体のモチベーションの維持向上と意欲と能力のある人材の最大限の活用の観点から 能力 実績に基づく信賞必罰の人事管理を徹底するとともに そのための環境を整備することとされたこと これを踏まえ 各地方公共団体においても 公正かつ客観的な人事評価システム等を活用し また これが未整備の地方公共団体については その構築に早急に取り組み 能力 実績に基づく人事管理の推進を図られたいこと 再任用を希望する者が地方公務員法第 16 条又は第 28 条の規定に基づく欠格事由又は分限免職事由に該当する場合には 上記 1は適用しないこと 3 再任用制度の下 意欲と能力のある人材を 幅広い職域で最大限活用できるよう努めるとともに 職員が培ってきた多様な専門的知識や経験について 公務内で積極的に活用できる環境を整備することに留意いただきたいこと また 加齢に伴う身体機能の低下が職務遂行に支障を来すおそれがある職種に従事する職員については その職務の特殊性を踏まえた検討を行うことに留意いただきたいこと 4 再任用制度が適切に運用されるよう 地方公共団体の長は任命権者間の調整や情報提供に努められたいこと また 地方公共団体の組合 ( 一部事務組合 広域連合等 ) の職員の再任用については 組合を組織する地方公共団体の任命権者において当該職員を再任用することができるとする地方公務員法第 28 条の6の規定の活用を検討するなど 関係任命権者間で必要な調整に努められたいこと 5 多様な働き方を求める 60 歳を超える職員が 勤務時間以外の時間を活用して 希望する人生設計の実現に資するため 職員が培ってきた多様な専門的知識や経験を活かした活動や新たな分野での活動を行うことを希望する場合には 公務の遂行等に支障が生じない範囲内で適切な配慮を行うことに留意いただきたいこと 再任用短時間勤務職員に対する営利企業等の従事の許可については 公務に支障を来したり 公務の信用を失墜させたりするなどのおそれがないよう十分留意しつつ 再任用短時間勤務職員の勤務形態等を勘案して必要に応じ弾力的な運用を行うことが可能であること なお 現役職員で高齢者部分休業制度 ( 地方公務員法第 26 条の3 第 1 項 ) の活用が可能な職員については 加齢による諸事情への対応 地域ボランティア活動への従事など地域貢献 若年層とのワークシェアリング等を想定した制度の趣旨を踏まえ 職員に対し当該制度の周知を図られたいこと 6 今般の閣議決定においては 国家公務員の再任用制度の活用状況を検証するとともに 年金支給開始年齢の段階的な引上げの時期ごとに 公務の運営状況や民間企業における高年齢者雇用確保措置の実施状況を勘案し 人事院の 定年を段階的に 65 歳に引き上げる

ための国家公務員法等の改正についての意見の申出 を踏まえつつ 段階的な定年の引上げも含め雇用と年金の接続の在り方について改めて検討を行うこととされたこと 地方公務員についても 再任用の実施状況を検証し 国家公務員に係る検討に合わせて 改めて雇用と年金の接続の在り方について検討することとしていること 7 地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する特定地方独立行政法人に対しては 同法第 6 条第 3 項の設立団体において 雇用と年金の接続について閣議決定及び本通知の趣旨を踏まえ 必要な措置を講ずるよう要請いただきたいこと 8 現行の再任用制度 ( 地方公務員法第 28 条の4から第 28 条の6まで ) に関して 未だ条例を制定していない団体においては速やかに制定を図られたいこと