~ 医薬品情報 ~ Vo.15No.2 ( 通巻 89 号 ) 2014 年 7 月発行 : 薬剤部 DI 担当 1. 薬事委員会報告 ---- 1 (1) 新採用リリカカプセル 25mg 2. 薬剤部からのお知らせ ---- 1 1. 規格違いの採用薬について 2. 当院採用消炎鎮痛剤について 3. 採用薬の添付文書改訂情報 (DSU 229 230) ---- 4 4. 副作用報告 (2014 年 1 月 21 日 ~2014 年 5 月 20 日 )---- 13 5. 採用医薬品集更新情報 (2014 年 7 月 ) ---- 13 Drug Information Department of Pharmacy
1. 薬事委員会報告 (1) 新採用薬 2. 薬剤部からのお知らせ 1. 規格違いの採用薬について 同一剤型で規格違いの薬剤については 処方時 調剤時 与薬時等において特に注意が必要です 同一剤型で同一名称 ( 規格違い ) の採用薬 ブロチゾラム錠 0.125mg NP ブロチゾラム OD 錠 0.25mg JG イーケプラ錠 250mg イーケプラ錠 500mg ビ シフロール錠 0.125mg ビ シフロール錠 0.5mg メマリー錠 5mg メマリー錠 20mg レミニール OD 錠 4mg レミニール OD 錠 12mg リリカカプセル 25mg リリカカプセル 75mg キシロカイン注射液 0.5% エピレナミン含有 キシロカイン注射液 2% エピレナミン含有 ラシックス注 100mg ラシックス注 20mg アーチスト錠 1.25mg アーチスト錠 10mg ミオコール静注 5mg ミオコール点滴静注 50mg ソル コーテフ注射用 100mg ソル コーテフ静注用 250mg 注射用ソル メルコート 40 注射用ソル メルコート 1,000 プレドニゾロン錠 1mg( 旭化成 ) プレドニゾロン錠 5mg( 旭化成 ) イグザレルト錠 10mg イグザレルト錠 15mg プラザキサカプセル 75mg プラザキサカプセル 110mg シロスタゾール錠 100mg JG シロスタゾール錠 50mg JG プラビックス錠 25mg プラビックス錠 75mg プレタール OD 錠 100mg プレタール OD 錠 50mg 同一剤型で名称が異なる同一成分の採用薬 アリセプトD 錠 5mg ドネペジル塩酸塩 OD 錠 3mg モチダ ドネペジル ジゴシン錠 0.25mg ハーフジゴキシンKY 錠 0.125 ジゴキシン ビソプロロールフマル酸塩錠 5mg 日医工 メインテート錠 0.625mg ビソプロロール フロセミド錠 10mg NP ラシックス錠 20mg フロセミド カルドナン錠 1mg ドキサゾシン M 錠 2 EMEC ドキサゾシン アムロジピン OD 錠 5mg NP ノルバスク錠 2.5mg アムロジピン アトルバスタチン錠 10mg EE リピトール錠 5mg アトルバスタチン ワーファリン錠 1mg ワルファリンカリウム錠 0.5mg HD ワルファリンカリウム アマリール 1mg 錠 グリメピリド錠 0.5mg NP グリメピリド 1
外用2. 当院採用消炎鎮痛剤について 様々な場面で多く使用される消炎鎮痛薬ですが それぞれ使用の際は注意が必要です 当院採用消炎鎮痛剤について一覧にまとめました アスピリン末 アスピリン ( アセチルサリチル酸 ) 血小板凝集抑制作用あるため出血に注意 アスピリン喘息 胃腸障害 腎障害に注意 クリノリル錠 100mg スリンダク 腎でのプロスタグランジン産生を抑制しないため 腎障害が少ないとされている 用SAIDs内商品名一般名注意等Nジクロフェナク Na 錠 25mg セレコックス錠 100mg メロキシカム錠 5mg ロキソプロフェン錠 60mg インドメタシン坐剤 25mg ジクロフェナクナトリウム セレコキシブ メロキシカム ロキソプロフェンナトリウム水和物 インドメタシン 重篤な肝障害があらわれることがあるので 患者の状態を十分に観察すること 特に連用する場合は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい また 肝障害に先行して あるいは同時に急激な意識障害があらわれることがある 鎮痛作用が最も強力であるが 過度の体温下降 血圧低下によるショック症状があらわれやすいなど副作用も多いため注意が必要 喘息 胃腸障害 腎障害に注意 心筋梗塞 脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が発現するおそれがあるので 観察を十分に行い これらの徴候及び症状の発現には十分に注意すること 胃粘膜 血小板などにある COX-1 よりも炎症関連細胞などにある COX-2 を強く阻害するため消化性潰瘍や出血などの副作用が少ないといわれている 喘息 腎障害に注意 消化器系の重篤な副作用 消化性潰瘍 ( 穿孔を伴うことがある ) 吐血 下血等の胃腸出血 が報告されているので 観察を十分に行い ( 消化管障害 特に胃腸出血に注意すること ) 異常が認められた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと COX-2 選択性が高い 喘息 腎障害に注意 吸収前は活性がなく 吸収されてから肝などで活性型に代謝されるプロドラッグ そのため 胃腸障害が少ないとされている 解熱作用が最も強力であるが 坐薬は解熱の適応なし 喘息 胃腸障害 腎障害に注意 インドメタシンパップ 70mg インドメタシン 皮膚症状に注意すること ジクロフェナクナトリウム坐剤 50mg ジクロフェナクナトリウム 重篤な肝障害があらわれることがあるので 患者の状態を十分に観察すること 特に連用する場合は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい また 肝障害に先行して あるいは同時に急激な意識障害があらわれることがある 鎮痛作用が最も強力であるが 過度の体温下降 血圧低下によるショック症状があらわれやすいなど副作用も多いため注意が必要 喘息 胃腸障害 腎障害に注意 スミルスチック 3% ファルケンテープ 40mg ロキソニンパップ 100mg ロキソプロフェン Na ゲル 1% フェルビナク フルルビプロフェン ロキソプロフェンナトリウムロキソプロフェンナトリウム 皮膚症状に注意すること 皮膚症状に注意すること 皮膚症状に注意すること 皮膚症状に注意すること 注射ロピオン静注 50mg フルルビプロフェンアキセチル ショック等の過敏症があらわれることがあるので これらの発現を予測するため 十分な問診を行い ショック発現時に緊急処置のとれる準備をしておくこと また 投与後患者を安静の状態に保たせ 十分な観察を行うこと 速効性のリポ化製剤 NSAIDs 唯一の注射剤 喘息 胃腸障害 腎障害に注意 解熱や腰痛症の鎮痛目的での使用不可 NSAIDs 共通の注意事項 長期投与する場合には定期的に臨床検査 ( 尿検査 血液検査及び肝機能検査等 ) を行うこと 過度の体温下降 虚脱 四肢冷却等があらわれることがあるので 特に高熱を伴う小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては 投与後の患者の状態に十分注意すること 2
商品名一般名注意等NSAI麻薬性鎮痛薬とその類似注射Ds以外の鎮痛薬内用外用カロナール錠 200mg ノイロトロピン錠 4 単位 リリカカプセル 75mg 25mg アセトアミノフェン坐剤 200mg アセトアミノフェン ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 プレガバリン アセトアミノフェン 重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること 1 日総量 1500mg を超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い 患者の状態を十分に観察すること 高用量でなくとも長期投与する場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい 腹痛 下痢があらわれるおそれがあり 上気道炎等に伴う消化器症状と区別できないおそれがあるので 観察を十分行い慎重に投与すること 鎮痛効果は弱いが 副作用が少ないため 小児にも使用可能 胃腸障害 腎障害に注意 肝機能障害に注意すること 神経性疼痛に使用 めまい 傾眠 意識消失等があらわれ 特に高齢者ではこれらの症状により転倒し骨折等を起こした例があるため 十分に注意すること 弱視 視覚異常 霧視 複視等の眼障害が生じる可能性があるので 異常が認められた場合には適切な処置を行うこと 神経障害性疼痛の第一選択薬 抗炎症作用はない 頭痛 体重増加に注意 重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること 1 日総量 1500mg を超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い 患者の状態を十分に観察すること 高用量でなくとも長期投与する場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい 腹痛 下痢があらわれるおそれがあり 上気道炎等に伴う消化器症状と区別できないおそれがあるので 観察を十分行い慎重に投与すること 鎮痛効果は弱いが 副作用が少ないため 小児にも使用可能 胃腸障害 腎障害に注意 注射ノイロトロピン注 3.6 単位 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 アナフィラキシーショック 肝機能障害に注意すること 神経性疼痛に使用 薬内用トラムセット配合錠 アルチバ静注 2mg ソセゴン注 15mg トラマドール塩酸塩アセトアミノフェン レミフェンタニル塩酸塩 ペンタゾシン 重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること アセトアミノフェンの 1 日総量が 1500mg( 本剤 4 錠 ) を超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い 患者の状態を十分に観察すること 高用量でなくとも長期投与する場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい また 高用量で投与する場合などは特に患者の状態を十分に観察するとともに 異常が認められた場合には 減量 休薬等の適切な措置を講じること 連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 慎重に投与すること 悪心 嘔吐 便秘等の症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 悪心 嘔吐に対する対策として制吐剤の併用を 便秘に対する対策として緩下剤の併用を考慮するなど 適切な処置を行うこと 弱オピオイドのトラマドールとアセトアミノフェンの配合剤 両剤の副作用に注意が必要 他のオピオイドに比べると トラマドールは便秘が少ないといわれている 強オピオイドであり呼吸循環への影響が予測されるため 必ず気道確保 呼吸管理等の蘇生設備の完備された場所で 心電図による監視 血圧の測定等 心機能をモニターすること まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあるので 本剤の投与に際しては 十分な問診により患者の全身状態を把握するとともに 異常が認められた場合には直ちに救急処置のとれるよう 常時準備しておくこと プロポフォールとともに全身麻酔に使用 フェンタニルと鎮痛作用は同等だが 分解が速く 速やかに消失する 連用により薬物依存を生ずることがあるので 観察を十分に行い 慎重に投与すること 特に薬物依存の既往歴のある患者には注意すること 麻薬拮抗性鎮痛薬 精神症状が出現しやすいといわれている 連用後の急な中止で退薬症状が出現する可能性あり 天井効果あり フェンタニル注 0.1mg/2mL フェンタニルクエン酸塩 まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあるので 本剤の投与に際しては 十分な問診により患者の全身状態を把握するとともに 異常が認められた場合には直ちに救急処置のとれるよう 常時準備をしておくこと なお 事前の静脈路確保が望ましい バイタルサイン ( 血圧 心拍数 呼吸 意識レベル ) 及び麻酔高に注意し 患者の全身状態の観察を十分に行い 必要に応じて適切な処置を行うこと 硬膜外投与及びくも膜下投与の場合には 重篤な呼吸抑制が投与から数時間以上経過した後に発現することがあるので 十分に注意すること 強オピオイド 肝臓で分解されるため 腎障害時でも使用しやすい 鎮痛作用はモルヒネの 100 倍といわれている モルヒネ塩酸塩注 10mg/1mL モルヒネ塩酸塩水和物 連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 慎重に投与すること 重篤な呼吸抑制が投与から数時間以上経過した後に発現することがあるので 十分に注意すること 強オピオイド 腎障害時には代謝産物の蓄積により 傾眠 譫妄 呼吸抑制などの副作用を生じやすくなる 3
3. 添付文書改訂情報 (DSU 229 230) 医薬品安全対策情報 (Drug Safety Update:DSU) は日本製薬団体連合会発行の 使用上の注意 改訂に関する情報です 重要度が3 種類 ( 最重要 重要 その他 ) に分類されています このうち DIニュースでは当センター採用薬を抜粋して掲載しています その他の薬品の添付文書改訂項目は 医師室 薬剤科にファイリングしてあるDSUの原本 または 独立行政法人医薬品医療機器総合機構医薬品医療機器情報ホームページ (http://www.info.pmda.go.jp) > 医薬品関連情報 > DSU( 医薬品安全対策情報 ) をご覧ください 230 アジルバ錠 ( 武田薬品 ) オルメテック錠 ( 第一三共 ) ブロプレス錠 ( 武田薬品 ) ディオバン錠 ( ノバル ティスファーマ ) 4
エナラート錠 ( 共和薬品工業 ) カプトプリル錠 SW ( 沢井製薬 ) ミカルディス錠 ( 日本ベーリンガーインゲルハイム = アステラス製薬 ) ニューロタン錠 (MSD) 5
クレストール錠 ( アストラゼネカ = 塩野義製薬 ) ステーブラ OD 錠 ( 小野薬品 ) ノイトロジン注 ( 中外製薬 ) 6
229 ビ シフロール錠 ( 日本ベーリンガーインゲルハイム ) アミオダロン塩酸塩錠 サンド ( サンド = ニプロ ) アボルブカプセル ( グラクソ スミスクライン ) 7
230 ラボナール注射用 ( 田辺三菱製薬 ) エスラックス静注 (MSD) ニューロタン錠 (MSD) 8
フルバスタチン錠 サワイ ( 沢井製薬 ) クレストール錠 ( アストラゼネカ = 塩野義製薬 ) ベネトリン吸入液 ( グラクソ スミスクライン ) 9
ジャヌビア錠 (MSD) 10
メトグルコ錠 ( 大日本住友製薬 ) エサンブトール錠 ( サンド ) 11
スルバシリン静注用 (MeijiSeika ファルマ ) 12
4. 副作用報告 (2014 年 1 月 21 日 ~2014 年 5 月 20 日 ) 医薬品 医療機器等安全性情報報告制度に基づき当センターより報告を行った事例について報告します 1. エリキュース錠 2.5mg による脳出血 報告年月日 2014 年 3 月 27 日 報告先 厚生労働省医薬食品局安全対策課 2. メタルカプターゼカプセル 200mg による末梢神経障害 ビタミン B6 欠乏症 報告年月日 2014 年 4 月 25 日 報告先 厚生労働省医薬食品局安全対策課 5. 採用医薬品集更新情報 (2014 年 7 月 ) 今回の薬事委員会の結果を反映した最新版採用医薬品集は Garoon ファイル管理 > 全員共用 > 情報提供 > 採用医薬品集 でご覧頂けます ( 採用医薬品集は毎年 4 月に配付しています ) 当院採用薬は 電子カルテの医薬品情報参照では青色で表示されます 13