2011 年 7 月 13 日 株式会社ブランド総合研究所 子供の外出と携帯電話使用に関する親の意識調査 震災後の夏休み 子供の外出に 以前より不安 な親が 4 割だが 半数以上は 心配だが対策講じていない ~ 子供に携帯電話が必要と感じる親が震災前後で倍増 ~ 株式会社ブランド総合研究所 本社 : 東京都港区 社長 : 田中章雄 ) では 子供の外出と携帯電話使用に関する親の意識調査 を 2011 年 6 月 24 日から 30 日にかけて実施しました 調査は 小学校低学年 小学 1 年生から小学 3 年生まで ) を子供に持つ親 5,523 人を対象に 夏休みを控え 子供の外出についての意識を聞きました また その中から携帯電話を持たせている親 472 人と 携帯電話を持たせることを検討している親 300 人 計 772 人に対して 子供の携帯電話使用に関しての調査を実施しました その結果 東日本大震災後初めての夏休みに 子供の外出を 以前より不安 に思う親は 4 割にのぼりました しかし 58.4% と半数以上の親が子供の外出を 心配 不安に思っているが 特に何の対策も講じていない と回答 そこで 震災を受けて 子供に携帯電話を持たせる必要性について質問したところ 必要 と感じている親は 震災前は 16.4% でしたが 震災後は 37.7% に大幅に増加しています また 子供の携帯電話に求めるものは GPS 異常事態の通知 をはじめ 防犯 防災機能が多く挙げられる結果となりました 調査結果サマリー小学校低学年の子供を持つ親に聞く n=5,523 n=5,523) 震災後の夏休み 子供の外出を 以前より不安 に思う親は 4 割に 子供の外出 不安 不安 心配だが対策講じていない親が 58.4% も 対策 検討している親は 外部サービスとして携帯電話会社のサービスを最も最も利用利用 携帯電話の必要性を感じていている親る親 震災を受け 16.4% から 37.6% に大幅大幅増加増加 携帯電話を持たせている親 また持たせることを検討している親に聞く n=772 n=772) 携帯電話持たせる 検討する 検討するきっかけは 親子の連絡 きっかけは 親子の連絡 が 7 割 防犯対策機能 も 5 割に 親が考える 子供の携帯電話に必要な機能は子供の携帯電話に必要な機能は GPS 異常事態の通知 など防犯 防災機能が上位に 震災影響か 防水 防塵 緊急地震速報 も需要高く 携帯電話を持たせている親に聞く 防犯防犯 防災 防災上のメリット キャリア上のメリット キャリア間で差間で差 1
小学校低学年の子供を持つ親に聞く n=5,523 n=5,523) 震災後の夏休み 子供の外出を 以前より不安 に思う親は約 4 割に 小学校低学年の子供を持つ親 5,523 人に対して 東 日本大震災を受けて 今年の夏休みのお子様の行動に 関して以前より不安に思うかどうか を質問したところ とてもそう思う 5.8% ややそう思う 35.8% と計 41.6% の親が 以前よりも 不安に思う と回答した あまり思わない 49.5% 全く思わない 8.9% とてもそう思う 5.8% ややそう思う 35.8% 図 1 夏休みの子供の外出について 心配だが心配だが具体的な具体的な対策対策を講じていない講じていない 親が 58.4% も 対策 検討している親は 外部サービスとして携帯電話会社のサービスビスを最も最も利用利用 また 子供の外出について防犯 防災上で何か対策をとっているかどうかを質問したところ 36.8% の親は 対策 検討している と回答した一方で 言い聞かせているが 特に何もしていない 34.4%) 心配だが特に何もしていない 24.0%) と併せて 58.4% と半数以上の親が 子供の外出に対して不安 心配と思いつつも 特に対策を講じていない 検討していないという結果となった 対策 検討している親は 79.7% と約 8 割が対策として 出来るだけ家族が同行している という結果に また 対策に活用している外部サービスで最も多く利用されているのは携帯電話会社のサービスで 10.8% の親が利用しているという結果となった 図 2 参照 ) 心配だが特に何もしていない 24.0% 言い聞かせてはいるが特に何もしていない 34.4% 心配にも思っていない 4.7% 対策 検討している 36.8% 外部サービスの利用状況 携帯電話会社のサービスを活用している テレホンカードを持たせている その他位置情報検索サービスを活用している 警備会社のサービスを活用している 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 2.1% 6.6% 10.8% 9.5% 図 2 子供の外出対策について 2
携帯電話の必要性を感じ要性を感じていている親る親 震災を受け 16.4% から 37.6% に大幅大幅増加増加 そこで 携帯電話の必要性に関して東日本大震災の影響を調査するために 防犯 防災上 小学校低学年の子供に携帯電話を持たせることについてどう思うか を質問したところ 震災以前から必要 だと思う親が 16.4%1) だったのに対し 震災以降に必要だと思い直した 親が 3.6%2) 震災以降に必要かもしれないと思い始めた 親が 17.6%3) と 携帯電話の必要性を感じる親は 震災を受けて 16.4%1) から 37.6%1+2+3) へ大幅に増加しているという結果となった 図 3 参照 ) 震災前 0% 10% 20% 30% 40% 16.4% 1 以前から必要 震災後 16.4% 計 37.6% 2 以降思い直した 3.6% 3 以降思い始めた17.6% 図 3 設問 : 子供に携帯電話を持たせることについて 携帯電話を持たせている親 また持たせることを検討している親に聞く n=772 n=772) 携帯電話持たせる 検討する 検討するきっかけは 親子の連絡 きっかけは 親子の連絡 が 7 割 防犯対策機能 防犯対策機能 も 5 割に 携帯を持たせている親 ドコモ 173 人 au201 人 ソフトバンク 98 人 3 社計 472 人 以下保有者と表記 ) また持たせることを検討している親300 人 以下検討者と表記 ) に 持たせる 検討するきっかけを質問したところ 保有者 検討者共に 親子での連絡 が 7 割以上と最も多く挙げられた 次いで 防犯対策機能 ブザー GPS など ) が 2 番目に多く挙げられており 検討者で 55.3% 保有者で 45.8% となっている ただし 防犯対策機能 ブザー GPS など ) の結果を保有者のキャリア別で見ると au53.7% ドコモ 45.7% でソフトバンクは 29.6% と割合に差が出る結果となった 表 1 参照 ) docomo au SoftBank 保有者 検討者 サンプル数 173 201 98 472 300 親子での連絡に便利だから 79.8% 73.6% 74.5% 76.1% 74.7% 防犯対策機能 ブザー GPSなど ) サービスがあるから 45.7% 53.7% 29.6% 45.8% 55.3% 学割など 子どもが使用する携帯の料金サービスがあるから 16.8% 30.3% 26.5% 24.6% 22.0% 家族割など 家族が使用する携帯の料金サービスがあるから 18.5% 26.4% 24.5% 23.1% 19.3% 有害サイトへのアクセス制限など 子どもに配慮したサービスがあるから 11.6% 15.9% 6.1% 12.3% 12.0% 支出する料金が許容範囲だから 16.2% 23.4% 15.3% 19.1% 10.3% 親子でのコミュニケーション 関係づくりに 12.1% 13.4% 9.2% 12.1% 9.3% 必要な情報の入手 地図など ) 7.5% 11.4% 4.1% 8.5% 8.7% 友人とのコミュニケーション 関係づくりに 4.0% 3.0% 4.1% 3.6% 3.3% その他 3.5% 3.5% 9.2% 4.7% 1.7% 学校やPTA 等で子供に携帯電話を持たせることを推奨されたから 1.2% 2.5% 1.0% 1.7% 0.3% 表 1 携帯電話を持たせる 検討するきっかけについて 3
親が考える 子供の携帯電話に必要な機能は GPS 異常事態の通知 など防犯 防災機能が上位に 異常事態の通知 など防犯 防災機能が上位に 震災影響か 防水 防塵 緊急地震速報 も需要高く 次に 子供の持つ携帯電話に必要だと思う機能について質問したところ 保有者で最も多く挙げられたのは GPS による位置捕捉ができること と 異常事態を誰かに知らせること で共に 71.8% となった 次いで 防水 防塵 が 67.8% 防犯ブザー が 67.4% となっている また 緊急地震速報 についても 49.4% と約半数の親が必要だと回答するなど 防犯 防災機能が上位を占める結果となった また 検討者にも同様の質問をしたところ GPS による位置捕捉ができること が 78.3% 異常事態を誰かに知らせること が 77.7% と 保有者と同じ項目が上位に挙げられた 保有者と検討者で必要と挙げられた機能の結果を比較すると 保有者よりも 検討者の方が各項目の回答者比率が高くなっており 防犯 防災機能の必要性を高く感じている傾向にある しかし 上位に上がった項目の中で 緊急地震速報 だけは 保有者の方が検討者よりも高い結果となっており 先の震災でより必要性を実感したことを伺わせる結果となった 図 4 表 2 参照 ) 保有者 検討者 GPS による位置捕捉ができること 異常事態を自動で誰かに知らせる 防水 防塵であること 防犯ブザー機能がついていること 登録以外の電話番号との通話制限 緊急地震速報を知らせる 異常時に警備会社等が駆け付ける カメラ撮影ができること テレビ電話ができること 第三者機関 団体による推奨 Twitter や mixi 等の SNS 閲覧限定 赤外線やバーコードリーダーなど その他 おサイフケータイがついている 音楽ダウンロードなどができる 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 17.6% 13.3% 10.8% 8.7% 10.6% 7.3% 10.0% 4.3% 8.3% 4.0% 6.1% 1.3% 5.9% 1.0% 5.7% 0.7% 図 4 子どもに携帯電話に必要な機能について 4 71.8% 78.3% 71.8% 77.7% 67.8% 74.0% 67.4% 68.0% 59.7% 64.3% 49.4% 43.3% 39.2% 41.0% 保有者 n=472) 検討者 n=300) 順位 % 順位 % GPSによる位置捕捉ができること 1 71.8% 1 78.3% 異常事態を自動又はワンタッチで誰かに知らせることができること 1 71.8% 2 77.7% 防水 防塵であること 3 67.8% 4 68.0% 防犯ブザー機能がついていること 4 67.4% 3 74.0% 登録以外の電話番号との通話制限ができること 5 59.7% 5 64.3% 緊急地震速報を知らせることができること 6 49.4% 6 43.3% 異常事態通知時の警備会社等が駆け付けるサービスがあること 7 39.2% 7 41.0% カメラ撮影ができること 8 17.6% 8 13.3% テレビ電話ができること 9 10.8% 10 7.3% PTA 推薦 など 第三者機関 団体による推奨があること 10 10.6% 9 8.7% 表 2 子どもに携帯電話に必要な機能について
携帯電話を持たせている親に聞く 防犯防犯 防災上のメリット キャリア 防災上のメリット キャリア間で差間で差 また 子供に携帯電話を持たせることで得られる防犯 防災上のメリットを 保有者に対して 親の行動 子の行動 非常時 に分け質問したところ キャリア別で大きく異なる結果となった 各社とも最も多く挙げられた いつでも子供に連絡を取ることができる についてはほとんど差が見られなかったが GPS などでいつでも子供の居場所等を確認できる ではドコモが 63.0% au62.7% に対して ソフトバンクは 41.8% と低くなっている また 子の行動 と 非常時 についてみると au の回答者割合が他の二社よりも高くなっており 携帯電話の防犯 防災上のメリットを高く評価している傾向にある 特に 緊急地震速報を受信できる では au が 34.8% となっており 他二社と比較して最も差が大きい項目となっている 表 3 参照 ) docomo au SoftBank 保有者 検討者 サンプル数 173 201 98 472 300 いつでも子供に連絡を取ることができる 76.3% 75.6% 77.6% 76.3% 78.7% 親の行動 GPSなどでいつでも子供の居場所等の確認ができる 63.0% 62.7% 41.8% 58.5% 74.0% 子供の非常時を知ることができる 42.8% 47.8% 33.7% 43.0% 60.7% 非常時に子供が親 警察等に連絡できる 50.3% 60.7% 50.0% 54.7% 61.7% 子の行動非常時の防災や防犯グッズとして役に立つ 50.3% 58.2% 37.8% 51.1% 52.7% 子供が携帯電話を身につけていることで 犯罪 事件等に巻き込まれにくい 17.3% 26.4% 24.5% 22.7% 20.7% 携帯電話で本人確認が出来る 43.9% 48.8% 29.6% 43.0% 44.7% 緊急地震速報を受信できる 17.3% 34.8% 9.2% 23.1% 22.3% 災害伝言板サービスを利用できる 13.9% 18.9% 7.1% 14.6% 18.7% 非常時 非常時に警備会社等のサービスを活用することができる 4.6% 15.4% 5.1% 9.3% 11.0% 不審者情報などを受信できる 7.5% 7.5% 9.2% 7.8% 13.0% 子供が非常時に電子マネーなどが利用できる 2.3% 2.5% 1.0% 2.1% 2.3% その他 0.0% 0.5% 0.0% 0.2% 0.0% 特にメリットはない 0.6% 1.0% 6.1% 1.9% 0.3% 表 3 設問 : 子どもに携帯電話を持たせる防犯 防災上のメリットについて 5
調査概要調査名子供の外出と携帯電話使用に関する親の意識調査方法インターネット調査調査対象者 小学 1 年生から小学 3 年生までの子供を持つ親 有効回答数 5,523 人 携帯電話を持っている または携帯電話を持たせることを検討している小学 1 年生から小学 3 年生までの子供を持つ親有効回答数 772 人 ) ) 携帯電話を持たせている親 472 人 携帯電話を持たせることを検討している親 300 人調査時期 2011 年 6 月 24 日 ~6 月 30 日調査主体株式会社ブランド総合研究所調査協力アイブリッジ株式会社 ブランド総合研究所の会社概要ブランド総合研究所は 企業ブランドおよび地域ブランドの調査とコンサルティングを行う専門企業 ブランド戦略の理解 普及活動 戦略立案などを担当するほか ブランド力を高めるための調査 コンサルティング テストマーケティングなどの専門業務を行っています 社名 : 株式会社ブランド総合研究所本社 : 東京都港区虎ノ門 1-8-5 代表 : 田中章雄 代表取締役社長 ) 設立 :2005 年資本金 :2,500 万円 < 本件に関するお問合せ先 メディアおよび読者とも )> 株式会社ブランド総合研究所 PR 事務局 担当 : 高野 在原 ) Tel.03-5572-6061 Fax.03-5572-6065 E-mail: y-arihara@vectorinc.co.jp 6