GIS Theory and Applications of GIS, 2010, Vol. 18, No.1, pp.73-78 屋内外シームレス測位のための電子タグテープの開発と測位実証実験 神谷泉 * 小荒井衛 * Development of the tapes embedded with RFID for indoor-outdoor seamless positioning and its practical test Izumi KAMIYA*, Mamoru KOARAI* Abstract: Active RFID (Radio Frequency ID) systems are used for positioning. For easy installation of RFID tags, we embedded them in tape. Power is supplied to all the tags by a battery assembly, which reduces the work of battery replacement. The power cable also functions as antennas. Onedimensional positioning accuracy was found to be roughly the same as the tag interval. The tape was adapted to outdoor-use and tested at and around the Nagareyama-Ootakanomori Station. Keywords: indoor-outdoor seamless positioningrfid tapes embedded with RFID 1. はじめに GPSGlobal Positioning System GNSSGlobal Navigation Satellite System GNSS GPS GPS GPS LANBluetoothUWBUltra Wide Band 20052005 20072008 2. 電子タグテープ開発の背景 2007 * Geospatial Information Authority of Japan 305-0081 1E-mailkamiya@gsi.go.jp 73
1 1 3. 電子タグテープ開発の背景 300MHz 2m 6 2 TG-310G 1/2 50cm 3m 0.5m 3 2 2m 42 6m 1 3.5m 2 3.0m 1 2 E Q d 1.5 2.0 74
3m 1.5m 0.9m 1.2m 6m 3.0m 4.1m 1 2 4. 電子タグテープの改良と実証実験 4 4 1 5 ab 1/4 25cm 6 RMSE = 1.6 m 屋内 5 4 3 2 1 1 0 0-6 0 6 誤差 (m) -6.0-6.0-5.5-5.5-5.0-5.0-4.5-4.5-4.0-4.0-3.5-3.5-3.0-3.0-2.5-2.5-2.0-2.0-1.5-1.5-1.0 5 RMSE = 2.1 m 屋外 4 3 2 1-1.0-0.5 0-6 0 6 誤差 (m) -0.5 3 4 49 5 cd GPS 6 GPS 0.0 0.0 0.5 0.5 1.0 1.0 1.5 1.5 2.0 2.0 2.5 2.5 3.0 3.0 3.5 3.5 4.0 4.0 4.5 4.5 5.0 5.0 5.5 5.5 6.0 6.0 75
a コンコースの屋根の梁 b 自由通路脇の矢板 c 金属面 屋外用電子タグテープ d コンクリート面 箱に格納された通常の電子タグ 図 5 実証実験における電子タグの配置状況 上 スペーサーを挟んで金属面に取り付けた電子 タグテープの読み取り距離は その中間 5 10m 程度であった なお この実験の一部は 記者発表 の後 一般向けの説明ともに公開実験として行われ た 実証実験を通じ 電波伝播の専門知識のない者 が安心して電子タグを設置できるようなガイドライ ン等が必要であることがわかった 図 6 電子タグ等の配置図 ５ 脱落すると動作しなくなる電子タグの試作 測位に用いる電子タグが 設置場所から脱落し ID メーカーが付した一意番号 からメーカーによ かつそのまま動作を続けると 誤った位置情報を発 らない ucode 坂村 2009 を生成し ucode を参照 信してしまう このような状況を避けるため 脱落 して電子タグの位置を得る 一旦 ucode を経由した すると動作しなくなる電子タグを試作したので あ のは 位置の情報は一般に公開されたコード体系を わせて報告する 九州テン製の電子タグ TG-300 及 元に解決されるべきであるという考え方に基づくも び TG-310 をベースとして 電池と 電池に接触す のであり 先行する自律移動支援プロジェクトを踏 る電池ボックス側の電極の間を絶縁し そこから電 襲し ucode を採用した 今回の実験では 電子タ 源線を外部に引き出した 図 8 電源線を短絡さ グの送信間隔と GPS 受信機からの測位結果の送信 せると 通常のタグと同様に動作する 引き出した 間隔を 1 秒とした 融合された測位結果は 以下の 電源線を柱等の設置対象に周回させることにより 優先順位で決定した 1 直近 1 秒以内に受信した 脱落すると電源線が破断し 動作しなくなる 本試 電子タグの位置 複数の受信があった場合は伝播強 作品から引き出した電源線を机の柱に巻きつけ 梱 度が最強のもの 2 直近 1 秒以内の GPS 受信機 包用テープで試作品と電源線を柱に固定し 実際に による測位結果 3 直前の融合された測位結果 力を加え脱落させたところ 脱落前は信号を送信し 図 7 a b に公開実験の様子を 図 7 c に測 脱落後は信号を送信しないことを確認した なお 位結果の例を示す 金属面につけたタグの読み取り 本試作品は 美観上の問題等のため 実証実験には 距離は短い 2 5m 程度 が コンクリートに取 使用していない り付けたタグの読み取り距離は長かった 10m 以 76
a b c 7 GPS 8 6. まとめ 2m 1 GPS 謝辞 No.13006 UR 参考文献 2003 LAN 12003 662 2005 IC UWB 10631-36 2006 109121-127 2007 77
IC 112125-132. 2007 1 18 A4-No.5 pp.215-218 2008 2 19 A4-No.6 http://www.gsi.go.jp/common/000046758.pdf 2004 2 1 http://www.jiritsu-project.jp/siryou/161213/pdf/ siryo1.pdf 2009Ubiquitous ID Technologies 2009YRP http:// www.uidcenter.org/pdf/uid910-w001-090520.pdf 2005 / 1258500-503 2009 11 9 2010 5 15 2010 6 21 78