事例 食生活改善推進員による食文化継承の取組 一般財団法人日本食生活協会 1ふるさと料理教室の開催 ( 静岡県協議会 ) 幼児と保護者 小 中学生を対象に だしの取り方 だしの色々な違いについて体験 だしをしっかり取る事で 減塩 につながり それが健康的な食生活につながる事を多くの人々に伝える みず

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第 6 章第6第 2 部 食文化の継承のための活動 章第 1 節ボランティア活動等における取組 食生活が多様化する中で 地域の郷土料理や伝統食等の食文化を大切にし 次の世代へ継承 を図るため 地域の食生活改善推進員等のボランティアによる食文化の継承に関する活動が行われています 一般財団法人日本食生活

茨城県食育推進計画―第三次―

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

食文化の継承のための活動137 第 3 節専門調理師等の活用における取組 第 3 節専門調理師等の活用における取組 食事作法や伝統的な行事食等 我が国の豊かな食文化を普及 継承していくためには 高度 な調理技術を備えた専門調理師等を活用しながら 料理教室や体験活動 各種行事等を推進する必要があります

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

刈谷市食育推進計画

平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ


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Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

CSR の 5 つの重要課題 食とスポーツで心と体の元気を応援 基本的な 考え 方 貢献するSDGs CSR の5 つの重要課題 の中心的対象となる SDGs の目標 食とスポーツを手掛ける企業として 食育活動 食文化の普及 スポーツの振興などを通して心と 体の健康づくりに貢献しています スポーツと

(2) 望ましい食習慣や知識の習得 ( 関連目標 ) 子どもたちが 食習慣や知識を習得することは 生涯にわたって健全な食生活を実践していくために重要です そこで 学校では家庭科や学校行事等における調理実習等の体験を通して 児童生徒が食に関する正しい知識や技能を習得できるようにするとともに 家庭での実

資料 9 農林水産省における食文化発信の取組 平成 2 8 年 1 2 月

様式 Ⅰ 平成 28 年度オリンピック パラリンピック教育推進校 事業実施報告書 学校名 井手町立井手小学校 多賀小学校 泉ヶ丘中学校 全校児童 生徒数 井手小 ;222 名多賀小 ; 99 名泉ヶ丘中 ;154 名 Ⅰ スポーツへの誘い自己肯定感の醸成 Ⅱ 障害者や高齢者への理解共生社会の形成 Ⅲ

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食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

2 5, ,3 6, % 8.% % 8.%.%.%.6%.5% 2.9%.%.9% 6.3% 6.3%.% 88.%.% 9.6% 9.8% 9.8% A B C D E B/A C/B E/B

3

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資料2 これまでの学校における食育の取組について

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

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6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

教科 : 家庭科目 : ファッション造形基礎対象 : 第 3 学年選択者単位数 : 教科担当者 : 青栁里菜印使用教科書 : ファッション造形基礎 ( 実教出版 ) 月 指導内容科目ファッション造形基礎予定指導内容科目ファッション造形基礎予定評価の観点方法評価の観点方法 年間授業計画 の具体的な指導

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

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次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

名古屋市食育推進計画 ( 第 2 次 ) 案 に対する市民意見の内容及び市の考え方 名古屋市食育推進計画( 第 2 次 ) 案 に対し 貴重なご意見をお寄せいただき ありがとうございました 結果の概要とともに いただきましたご意見とそれに対する市の考え方を公表いたします なお ご意見のうち 趣旨の類

オリンピック パラリンピック東京大会におけるホストシティ タウン構想に係る自治体における国際交流の取組についてのアンケート 1. 調査概要配布先 : 都道府県 市区町村時期 : 平成 26 年 9 月 30 日 ~10 月 30 日 ( 年内にとりまとめ ) 調査趣旨 : 2020 年オリンピック

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種類 科目のねらい 子どもの発達と保育 Ⅰ 科目名子どもの発達と保育 総合選択科目単位数 子どもについて知る 子どもを取り巻く環境を知る 定期考査 作品 授業態度 提出物 出席状況 年次の選択科目です ( 年次に選択しなかった者は 年次に選択することができます ) 保育の意義 児童観新生児の発育乳幼

2R修正

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

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食生活と食育に関する世論調査<概要>(平成26年10月)/調査実施の概要

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小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

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目標 1 食育に関心を持っている国民を増やす 食育を国民運動として推進し 成果を挙げるためには 国民一人一人が自ら実践を心掛けることが必要であり そのためには まずより多くの国民に食育に関心を持ってもらうことが欠かせない また 食育に関心を持っている国民は 関心を持っていない国民よりも朝食を食べる頻

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

地域子育て支援拠点事業について

コラム授業力の向上について食育では 生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいきます そのためには 教師の授業力が一つの鍵になることはいうまでもありません そこで どのような授業を行えば 子どもたちに望ましい生活習慣等が定着するのか 小学校 中学校授業評価システムガイドライン ( 平成

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資料 4-2 平成 26 年度における県の主な取組 野菜で健康大作戦事業 子ども健康促進事業について さあ始めよう! あおもり 健活 推進事業

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

2 基本方向 前頁の基本理念を実現するための施策の方向として 次の 4 つの基本方向を掲げます 基本方向 1 健康づくりを支える環境整備 ~ みんなでつくる健康なまち ~ 基本方向 2 生活習慣病の発症予防と重症化予防 ~ 健康をつくる生活習慣 ~ 基本方向 3 分野別の健康づくりの推進 ~ 人生を

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

May, 2019 FNB 東京大会選手村におけるメニューの策定及び産地表示について ~ 選手村ダイニングにおける食の発信 ~ 東京 2020 大会組織委員会

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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多くの大学においては 新入生のオリエンテーション時やサークルの代表者に 未成年者の飲酒の防止と イッキ飲み 等過剰飲酒の禁止に関する指導や啓発が行われています また 平成 27 年度からは 県保健所 精神保健福祉センター等が中心となり 大学生向けのアルコール健康障害や適正飲酒の知識に関する出前講座を

学校給食実施基準施行通知

広島県

平成18年度

スライド 1

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

食育に関するアンケート

02-01 ビジョンの基本的考え方

また 我が国は食料及び飼料等の生産資材の多くを海外からの輸入に頼っている一方で 推計で年間約 642 万トンにのぼる食品ロスが発生しており 環境への大きな負荷を生じさせている このため 国 地方公共団体 食品関連事業者 国民等の様々な関係者が連携しながら 生産から消費までの一連の食の循環を意識しつつ

アイヌ政策に関する世論調査 の概要 平成 3 0 年 8 月内閣府政府広報室 調査対象 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人 有効回収数 1,710 人 ( 回収率 57.0%) 調査時期平成 30 年 6 月 28 日 ~7 月 8 日 ( 調査員による個別面接聴取 ) 調査目的

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総務省 1 統計功労者に対する大 臣表彰 統計に関し功績のあった統計調査員を表彰する 11 月 19 日 2 広報関係 (1) 刊行物の活用等による広報 総務省広報誌 総務省 等に 統計の日 についての広報記事を掲載して周知を図るとともに 各種行事結果についても掲載する 統計の日 関連行事の広報文を

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則な食事 肥満や生活習慣病の増加 過度の痩身志向などの問題に加え 新たな 食 の安全上の問題や 食 の海外への依存の問題が生じており 食 に関する情報が社会に氾濫する中で 人々は 食生活の改善の面からも 食 の安全の確保の面からも 自ら 食 のあり方を学ぶことが求められている また 豊かな緑と水に恵

栄養表示に関する調査会参考資料①

資料 1-4 放送コンテンツの海外展開 平成 2 6 年 8 月総務省情報流通行政局

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

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学校給食摂取基準の活用 学校給食摂取基準は全国平均を示したものであるから その考え方を踏まえた上で 各学校の実態に応じた摂取基準 ( 給与栄養目標量 ) 作成する必要がある EER 算出シートに数字を打ち込めば EER( 推定エネルギー必要量 ) は算出できるが 専門職 ( 管理栄養士 栄養士 )

ポイントカードについては 日本食生活協会のホームページに掲載してあります のでダウンロードをしてコピーをして活用下さい useikatsu.or.jp/ ( 平成 23 年 8 月 8 日からダウンロード可能 ) 2) 男性会員の加入について平成 9 年度地域保健法が

名称未設定-1

食育に関するアンケート


1. 背景 1 2. 位置付け 2 3. 計画の期間 2 4. 計画の基本方針 3 5. 計画の内容 3 6. 基本目標 8

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

平成 29 年度食育活動の全国展開委託事業報告書 ( 食生活と農林漁業体験に関する調査 ) 平成 30 年 2 月

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

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第 6 章 食文化の継承のための活動 1 ボランティア活動等における取組 地域の郷土料理や伝統食等の食文化を大切にし 次の世代へ継承を図るため 地域の食生活改善推進員等のボランティアが食文化の継承に関する活動を実施 2 学校給食や行事 シンポジウム等における取組 郷土料理や行事食等の地域に根ざした伝統的な食文化を学校給食の献立として提供することは 子供たちが地域の自然や文化 産業等に関する理解を深める上で有効な手段 各地において献立に郷土料理 行事食等を取り入れた学校給食を実施 平成 27(2015) 年 10 月 31 日 ~ 11 月 15 日に鹿児島県で開催された 第 30 回国民文化祭 かごしま 2015 では 地域の食文化等に関するものも含め 食に関する事業を鹿児島県内各地で開催 3 専門調理師等の活用における取組 内閣府認定公益社団法人全日本司厨士協会は 各地の保育所 幼稚園 小学校での親子料理教室などのイベント開催など 総合的な食育の推進 普及を実施 また 和食団体との共催で講習会を開催するなど 多方面での食育を推進 公益社団法人日本調理師会では 地産品を主な食材 とした手作り弁当により子供の味覚を育むこと等を目的に 第 6 回全国こどものための愛情弁当コンテスト クッキングデモンストレーションの様子 を開催 また 日本古来の伝統料理の伝承や地産地消の推進について広く普及啓発 4 情報の発信 日本の食文化について解説したガイドブックの作成及び配布や 日本全国こども郷土料理サミット の開催など 日本食文化の理解醸成を推進 国産農林水産物の消費拡大に向けた優良な取組を顕彰する フード アクション ニッポンアワード において 地域の食文化を保護し継承していく取組や食文化を活用して地域の活性化を促している取組等を表彰 35

事例 食生活改善推進員による食文化継承の取組 一般財団法人日本食生活協会 1ふるさと料理教室の開催 ( 静岡県協議会 ) 幼児と保護者 小 中学生を対象に だしの取り方 だしの色々な違いについて体験 だしをしっかり取る事で 減塩 につながり それが健康的な食生活につながる事を多くの人々に伝える みずなみ 2 高校へ郷土料理出前講座 ( 岐阜県瑞浪市協議会 ) 毎年 市内の県立高校の家庭科教諭の依頼により 郷土料理を教えに出向いており 今年は 箱寿司 と からすみ に挑戦 次世代に地元の料理を伝えている 瑞浪市は 食塩摂取量が高いこともあり郷土料理にも 減塩 という目線を取り入れ 高校生と減塩について一緒に考えて未来へとつないでいる ふるさと料理教室 和菓子 からすみ の実習風景 3 食の魅力いっぱいの富山県 ( 富山県協議会 ) 富山県は四方を山と海に囲まれているので山の幸 海の幸に恵まれ食べ物がとてもおいしいところ 公民館に三世代で集まってもらい 長寿のための食事など健康によい食事の紹介や実習を行い交流を促進 4 親子の食育教室でいわしの手開き体験 ( 愛知県協議会 ) 親子の食育教室の実習では ごはん食にもパン食にも合う 簡単でおいしい 地元の食材を使って実習を実施 いわしの手開き を子供達が体験 気持ちが悪い と言いながら恐る恐る手にする子もいたが食べてみると 骨までパリパリで美味しい と大好評 富山県の郷土料理 いわしの手開きに挑戦 36

トピックス 2015 年ミラノ国際博覧会で日本の農林水産業や食文化を 世界に発信 平成 27(2015) 年 5 月 1 日に開幕した 2015 年ミラノ国際博覧会 は 万博としては初の 食 をテーマに184 日間開催 我が国は日本の農林水産業や食文化を世界に発信する重要な機会と捉えて参加 日本館は 日本の農業 食と食文化 伝統文化について 最新のテクノロジーを駆使して 来場者に楽しみながら日本の農林水産業や食文化への理解を深めてもらえる場を提供 また イベント広場 では 58 の地方公共団体や各種団体の参加によって各地の特産物や食文化 おうか 行列の絶えない日本館 等を紹介 三重県からは 県立相可高等学校の生徒が実演を行い 魚をさばいたり だしを取る様子 などを披露 また 福井県からは 小浜市が キッズキッチン を出展し イタリアの子供たちにみそ汁やおむすび作りを体験してもらい 我が国の食育の取組を世界にアピール か おう三重県立相可高等学校の生徒による にぎりずし の実演 小浜市が出展した キッズキッチン コラム 和食 の日 (11 月 24 日 ) のイベントについて 平成 25(2013) 年 12 月 和食 ; 日本人の伝統的な食文化 がユネスコ無形文化遺産に登録されたことから 和食文化の次世代への継承に向けた国民的な機運を醸成していくことが重要 こうした中 実りの秋の季節に和食文化の大切さを再認識するきっかけとなるようにと願いを込めて 11 月 24 日が い 1 い 1 2 4 日本食の日 和食 の日として制定され 様々なイベントを開催 平成 27(2015) 年の 11 月 24 日は 和食文化の保護 継承に取り組む ( 一社 ) 和食文化国民会議により 全国の約 2,000 校の小学校等が参加して 和食の基本である だし が感じられる和食給食を提供する だ たいめい しで味わう和食の日 の活動を実施 森山農林水産大臣も東京都中央区立泰明小学校を訪問し 児童 たちと一緒に和食給食をいただきながら 和食文化の大切さを伝えた いただきます と発声する農林水産大臣と児童 37

第 7 章 食品の安全性等に関する情報提供の推進 1 リスクコミュニケーションの充実 食品の安全性等に関するリスクコミュニケーションの取組の一つとして 消費者庁 食品安全委員会 厚生労働省及び農林水産省等が連携して 消費者等をはじめとする関係者間での意見交換会を開催 平成 27(2015) 年度は 関係府省 地方公共団体等と連携し 消費者が正確な理解に基づき行動できるよう 食品中の放射性物質 をはじめ 農薬 食中毒予防 健康食品 をテーマとした意見交換会を開催 2 食品の安全性に関する情報提供 食品の安全性に関する情報については 関係府省のホームページ 季刊誌 メールマガジン ソーシャルメディア等を通じて分かりやすい解説を行うとともに 食品安全総合情報システム において 国内外の食品の安全性に関する情報等 ホームページを通じて公開 3 食品表示の適正化の推進 食品表示法 ( 平成 25 年法律第 70 号 ) に基づく新たな食品表示制度は平成 27(2015) 年 4 月 1 日からスタート 新たな食品表示制度の内容について 消費者 事業者への普及啓発を推進 また 消費者基本計画 ( 平成 27(2015) 年 3 月 24 日閣議決定 ) において位置づけられた検討課題については順次実態を踏まえた検討を進めており インターネット販売等における食品表示と加工食品の原料原産地表示などの個別課題については 現在有識者会議を設けて検討を行っているところ 38

第 8 章 調査 研究その他の施策の推進 1 調査 研究等の実施 日本人の食事摂取基準 を 5 年ごとに改定 日本人の食事摂取基準 (2015 年版 ) では 生活習慣病予防を目的とし ナトリウム ( 食塩相当量 ) について 高血圧予防の観点から男女ともに値を 2010 年版よりも低めに設定 日本食品標準成分表 について 平成 27(2015) 年 12 月に 日本食品標準成分表 2015 年版 ( 七訂 ) を公表 15 年ぶりに収載食品を拡充するとともに 新たに炭水化物成分表編を作成 2 海外のShokuiku( 食育 ) に関連する状況 国際交流の推進等 国立研究開発法人医薬基盤 健康 栄養研究所国立健康 栄養研究所では アジア各国の若手研究者を研究所に招き 研修や共同研究等を実施 特に近年 Shokuiku( 食育 ) に対する各国の研究者の関心は高く 共同研究を通じて その手法や成果を世界に発信 海外向け日本事情発信誌 にぽにか を在外公館を通じて配布 また 在外公館で上映や貸出を行ったり 海外のテレビ局にて放映されたりしている映像資料 ジャパン ビデオ トピックス (Japan Video Topics) においても 日本の食文化や日本食などを紹介 官民連携による栄養改善の国際展開の取組を推進するため 平成 27(2015) 年 3 月に健康 医療戦略推進本部の下に栄養改善事業の国際展開検討チームを設置 また 官民合同の 栄養改善事業支援プラットフォーム を設立することを目指し 栄養改善事業支援プラットフォーム準備作業グループ が平成 27(2015) 年 10 月に設立 39