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4 横髪と模様を描きます (1) 基本図形 月 を選び 図形を描きます 調整ハンドルを横方向いっぱいまでドラッグします 図形を細長く変形します 塗りつぶしの色 黒 (2) 線 曲線 を選び 下図の図形を描きます 黒い頂点の位置を確認しましょう 図形の塗りつぶし 標準の色 赤 コピー 変形 縮小 を繰

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第1部 わかやまの貴重な動植物 1 選定の考え方 (1) 対象種 県内域に生息 生育する陸産 淡水産及び汽水産の野生動植物とする ただし 海域を生息域とするウミガメ類については 産卵地が県内域で確認されている種を 選定の範疇に含めた 原則として外来種や飼育種 栽培種は除外するが これらに該当する種で

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Transcription:

特定外来生物 ( 鳥類 ) ガビチョウ (Garrulax canorus) 1 カオジロガビチョウ (Garrulax sannio) 2 カオグロガビチョウ (Garrulax perspicillatu) 3 ソウシチョウ (Leiothrix lutea) 4 * 用語解説 5

ガビチョウ 学名 : Garrulax canorus 英名 : Hawamei, Melodius laughing thrush, Chinese thrush 和名 : ガビチョウ別名 流通名 : ガビチョウ原産地と分布 : 中国南部 ( 揚子江渓谷 ) からベトナム北部 ラオス北東部にかけて 海南島の山間部 台湾 未判定外来生物 : チメドリ科の全種 ( ガビチョウ カオジロガビチョウ カ オグロガビチョウ ソウシチョウを除くウを除く ) 種類名証明書添付生物 : チメドリ科の全種 形態的特徴 : 全長 21~24cm ツグミ大の鳥 全体的に明るい茶色で 頭頂部や後頸 喉 胸などに暗褐色の縞模様がある 尾羽は黒褐色 嘴と肢は暗黄色 目の周りから後頸に伸びた白色の模様が目立つ オスとメスとで体の大きさ 羽色羽色に違いはほとんどない 目の周囲から後頸に伸びた白色の模様がよく目立つ 形態的に類似した種との識別点 カオグロガビチョウ嘴は黒色 目の周囲全体が黒色をしている ガビチョウ嘴は暗黄色 目の周囲および後頸へ伸びる白色の模様が目立つ カオジロガビチョウ嘴の色は灰褐色 眉から目の前を通り 頬へとつながる淡黄白色の模様が特徴 Birds of the World Revised and enlarged 3rd Edition ( Howard, Richard., Edward C.Dickinson 2003) を分類の準拠文献とした ) からなり スズメ目の中でも小型で多くの種を含むグループの一つである 形態は様々だが 短く丸みのある翼と長い尾羽 短い嘴 強靭な足を持つものが多い 地味でさえない茶色をした色彩をもつ種がほとんどであるが 一部には際立った模様や非常に明るい色彩をした種も見られる アフリカとアジア地域に広く分布し 森林や林縁部 低木帯 草地 砂漠周辺から熱帯雨林の奥地にまで様々な環境に適応している なお 日本国内にはチメドリ科に属する在来種は生息しない ( 日本鳥類目録改訂第 6 版 (2000) には 迷鳥としてチメドリ科のヒゲガラ (Panurus biarmicus) が記録されている ) 1

カオジロガビチョウ 学名 : Garrulax sannio 英名 : White-browed dlaughing thrushh 和名 : カオジロガビチョウ別名 流通名 : カオジロガビチョウ原産地と分布 : インド東北部から中国中 南部 ミャンマー北東部 ラオス北部 ベトナム北部にかけて 未判定外来生物 : チメドリ科の全種 ( ガビチョウ カオジロガビチョウ カオグロガビチョウ ソウシチョウウ ) 種類名証明書添付生物 : チメドリ科の全種 形態的特徴 : 全長 22~24cm ツグミ大の鳥 全体的に褐色で 頭頂部および下腹部 尾羽は鮮やかなこげ茶色 眉と頬は淡黄白色で目の前でつながり 特徴的な模様を形成する オスとメスとで体の大きさ 羽色に違いはほとんどない 眉から目の前を通り 頬へとつながる淡黄白色の模様が特徴 形態的に類似した種との識別点 : あまり類似している種は認められないが 同マニュアル中のガビチョウ及びカオグロガビチョウの頁を参照されたい Birds of the World Revised and enlarged 3rd Edition ( Howard, Richard., Edward C.Dickinson 2003) を分類の準拠文献とした ) からなり スズメ目の中でも小型で多くの種を含むグループの一つである 形態は様々だが 短く丸みのある翼と長い尾羽 短い嘴 強靭な足を持つものが多い 地味でさえない茶色をした色彩をもつ種がほとんどであるが 一部には際立った模様や非常に明るい色彩をした種も見られる アフリカとアジア地域に広く分布し 森林や林縁部 低木帯 草地 砂漠周辺から熱帯雨林の奥地にまで様々な環境に適応している なお 日本国内にはチメドリ科に属する在来種は生息しない ( 日本鳥類目録改訂第 6 版 (2000) には 迷鳥としてチメドリ科のヒゲガラ (Panurus biarmicus) が記録されている ) 2

カオグロガビチョウ 学名 : Garrulax perspicillatus 英名 : Masked laughing thrush h 和名 : カオグロガビチョウ別名 流通名 : カオグロガビチョウ原産地と分布 : 中国南部からインドシナにかけて 未判定外来生物 : チメドリ科の全種 ( ガビチョウ カオジロガビチョウ カオグロガビチョウ ソウシチョウを除くウを除く ) 種類名証明書添付生物 : チメドリ科の全種 形態的特徴 : 全長 28~31.5cm ヒヨドリ大の大きさ 全体的に灰褐色で 目の周囲は黒色 頭頂 頸 喉 上胸は灰褐色で 背は鈍い褐色 オリーブ褐色の尾は円筒状で長く 下尾筒は明るい茶褐色 オスとメスとで体の大きさ 羽色に違いはほとんどない 目のまわりが大きく黒い 慶野友和撮影 明るい茶褐色 形態的に類似した種との識別点 アカハラ胸から腹に茶褐色 顔全体が黒色の亜種オオアカハラには注意 シロハラ茶褐色の部分や顔の黒色は全くない 頭部や背面が灰褐色でカオグロガビチョウと似ている ヒヨドリ大きさ 頭部や背面の色彩がカオグロガビチョウと似ている ただし 顔は赤褐色の斑紋 Birds of the World Revised and enlarged 3rd Edition ( Howard, Richard., Edward C.Dickinson 2003) を分類の準拠文献とした ) からなり スズメ目の中でも小型で多くの種を含むグループの一つである 形態は様々だが 短く丸みのある翼と長い尾羽 短い嘴 強靭な足を持つものが多い 地味でさえない茶色をした色彩をもつ種がほとんどであるが 一部には際立った模様や非常に明るい色彩をした種も見られる アフリカとアジア地域に広く分布し 森林や林縁部 低木帯 草地 砂漠周辺から熱帯雨林の奥地にまで様々な環境に適応している なお 日本国内にはチメドリ科に属する在来種は生息しない ( 日本鳥類目録改訂第 6 版 (2000) には 迷鳥としてチメドリ科のヒゲガラ (Panurus biarmicus) が記録されている ) 3

ソウシチョウ 学名 : Leiothrix lutea 英名 : Red-billed leiothrix, Peking robin 和名 : ソウシチョウ別名 流通名 : ソウシチョウ原産地と分布 : ヒマラヤ西部からミャンマー南西部 北西部 インドのアッサム州南部からベトナム北東部 中国中部から南東部にかけて 未判定外来生物 : チメドリ科の全種 ( ガビチョウ カオジロガビチョウ カオグロガビチョウ ソウシチョウを除く ) 種類名証明書添付生物 : チメドリ科の全種 形態的特徴 : 全長 14~15cm スズメ大の大きさ 体色は暗緑色だが 眉斑から頬は薄い黄色 のどは黄色で胸は濃いオレンジ色 翼に黄色と濃い赤の斑紋があり 嘴は赤色という鮮やかな色彩を持つ オスとメスとで体の大きさ 羽色に違いはほとんどない 赤い嘴が目立つ 翼に赤と黄の斑紋 喉は鮮やかな黄色 尾羽は M 尾 形態的に類似した種との識別点 メジロ頭部 喉の色彩がソウシチョウと同じ 嘴は黒色で 尾羽は M 尾ではない カワラヒワ翼の黄色の斑紋と M 尾がソウシチョウと似ている 嘴は淡い肉色で 太短い Birds of the World Revised and enlarged 3rd dediti Edition ( Howard, Richard., Edward d C.Dickinson 2003) を分類の準拠文献とした ) からなり スズメ目の中でも小型で多くの種を含むグループの一つである 形態は様々だが 短く丸みのある翼と長い尾羽 短い嘴 強靭な足を持つものが多い 地味でさえない茶色をした色彩をもつ種がほとんどであるが 一部には際立った模様や非常に明るい色彩をした種も見られる アフリカとアジア地域に広く分布し 森林や林縁部 低木帯 草地 砂漠周辺から熱帯雨林の奥地にまで様々な環境に適応している なお 日本国内にはチメドリ科に属する在来種は生息しない ( 日本鳥類目録改訂第 6 版 (2000) には 迷鳥としてチメドリ科のヒゲガラ (Panurus biarmicus) が記録されている ) 4

用語解説 亜種 : 生物の分類において 同種とするには形態や大きさなどに違いが見られるものの 別種とするほどの違いが無いような種を分類する際に使用する 島嶼など地理的に隔離された地域に見られる場合が多い M 尾 : 尾羽の生えている部位によって形状や長さが異なることにより 全体で見ると特徴的な形状に見える種がある M 尾とは内側に生えている尾羽が短いことから背面側から見たときに M の字を逆にしたような形状に見える尾羽のことである ( 下図参照 ) 下尾筒 : 鳥の尾羽の付け根を覆っている体下面の羽毛 ( 下図参照 ) 後頸 : 首の後ろ側の部分 ( 下図参照 ) 後頸 下尾筒 肉色 : 黄色みがかった淡紅色 ツグミ大 : 鳥の大きさを示す場合 比較的良く観察される鳥 ( スズメ ヒヨドリ ハト カラスなど ) を大きさの目安として表すことが多い ツグミ大とはヒヨドリよりやや小さいサイズ ( 嘴の付け根から尾羽の先までの大きさが 24cm 程度の大きさ ) を示す 5