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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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目 次 1 設置の目的 1 2 設置の基本的枠組み (1) 課程 (2) 学科 (3) 入学定員 (4) 設置予定 3 教育理念 育てたい人物像 (1) 教育理念 (2) 育てたい人物像 4 教育課程について (1) スポーツマネジメント科教育課程編成の基本方針 2 (2) 教育課程表 4 5 その

山梨学院短期大学の概要 設置者 学校法人山梨学院 理事長 古屋忠彦 学長 三神敬子 ALO 清水智 開設年月日 昭和 26 年 4 月 1 日 所在地 山梨県甲府市酒折 設置学科および入学定員 ( 募集停止を除く ) 学科 専攻 入学定員 食物栄養科 150 保育科 130 経営学科 7

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を


第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

大学と学生第549号広島大学におけるアクセシビリティ支援と人材育成プログラム_広島大学(岡田 菜穂子)-JASSO

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

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区分学部研究生特定事項の研究について 指導教員の下で研究を行います 制度の概要 授業を受けて単位を得ることはできません 次のいずれか1つに該当する女子とします 1. 学校教育法第 83 条に規定する大学を卒業した者出願資格 2. 大学を卒業したと同等以上の学力があると本学の認めた者 大学院博士前期課

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1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

2 幼保連携型認定こども園 [ 表 3] 主要指標の推移 教育 保育職員数 1 学級当たり教育 保育職員 ( 本務者 ) 園数学級数在園者数 ( 本務者 ) の在園者数 1 当たりの在園者数対前対前対前対前 (3~5 対前 (0~5 対前増減数増減率増減率増減率歳児 ) 増減数歳児 ) 増減数 園

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長期履修制度とは当研究科の全専攻 全課程に適用する制度です 通常 標準の修業年限内に行うべき授業履修や研究を 指導教員とともに事前に計画を立てたうえで 標準の修業年限を超えて一定の期間にわたり長期的に教育課程を履修することが認められる制度です 長期履修は最大で標準修了年限の2 倍の期間まで認められ

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社会福祉学部 臨床心理学科 占部 友衣さん 社会福祉学部 臨床心理学科 3年 大阪府 桃山学院高等学校 出身 大学入学後 心理学には 社会心理学 や 犯 罪心理学 など 多彩な分野があることを知り 驚きました 私は2年次に犯罪心理学の授業で 非行少年の家族や親子関係に関心をもち 研 究を進めています

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(4) 自己評価書及び提出された根拠資料 データは 原則として公開します 公表された著作物等を根拠資料とするときには著作権に配慮してください 公表にふさわしくないものには その旨を記載してください (5) 上記 (1) から (4) に関する具体的な資料 データの示し方等については 当該年度の自己評

選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

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認定こども園法改正に伴う幼稚園免許状授与の所要資格の特例について(概要資料)

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I. 設置課程 学科および定員 通信制 単位制課程 普通科 ( 男女共学 ) < 設置コース> 週 5 日コース ( 定員 :90 名 ) 美術専攻 デザイン専攻 クラフト陶芸専攻 音楽専攻 パフォ マンス専攻 週 2 日コース ( 定員 :10 名 ) 週 1 日コース ( 定員 :10 名 )

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17 石川県 事業計画書

履修できる授業科目は 原則として全授業科目としますが 実験 実習 外書講読 演習等は 履修できないことがあります 履修科目詳細は学務課にお問い合わせください なお 許可を受けて追加することができます ( 科目等履修生履修科目追加願 ( 別記様式第 4 号 ) 使用 ) 合格通知を受けた者は 4 月入

平成 20 年度 福島県立医科大学大学院医学研究科 修士課程医科学専攻 ( 申請中 ) 入試概要 1 募集人員 ( 予定 ) 専攻入学定員募集人員 医科学専攻 10 人 10 人 2 出願資格 次の各号のいずれかに該当する者とする (1) 大学を卒業した者及び平成 20 年 3 月までに卒業見込みの

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

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第 1 節キャリア教育の理解 6) 情報リテラシー ( コンピュータリテラシー 情報処理 ネット利用の方法とリスク ) 7) 自校教育 ( 建学の精神 教育目標 ) 8) キャリアデザインなど ( 出典 : 川島啓二 大学と学生 2008 年 5 月号 ) 2 初年次教育で重視されていること 1)

履修管理

(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

スライド 1

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 学力検査の成績 による順位と 調査書の得点 による順位が, ともに次のパーセント以内にある者は, 入学許可候補者として内定する ( ア ) 受検者

補足説明資料_教員資格認定試験

社会福祉学科保育児童福祉コース 入学 学費合計 ( 東京福祉大学通信教育課程併修費用含む ) 納入金合計 円 円 円 円 4 年間合計円 社会福祉学科保育児童福祉コース 以降 年次納入時期諸費用 納入時期諸費用 2 特別奨学金 東京福祉大学社会福祉学部 保育児童学科で保育士 幼稚園教諭一種免許状取得

3 年生からは航海と機関の各コースに分かれた専門授業が多くなり 将来の進路に直結した内容を学修する 5 年生の卒業研究では課題や問題に対して自ら解決し他に伝える表現力などを学ぶ 大型練習船実習は4 年後期 5ヶ月 6 年前期 ( 社船実習も有る ) で行なわれ 船員に必要な実践力を身につける 3.

高経大生ポータルサイトの使い方

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メディアデザイン学科ディプロマ ポリシー メディアデザイン学科は 科学的市民 の育成という教育理念のもとに以下の資質や能力を身につけ 所定の授業 科目を履修して卒業に必要な単位を修得した学生に 学士 ( 工学 ) の学位を授与します 1. コミュニケーション力論理的な思考力 記述力 発表と議論の能力

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

入学者数の推移 ( 学部 ) 平成 26 年度 ~ 平成 30 年度 学部 ( 通学課程 ) 全体 学科名現代ライフ学部健康メディカル学部ヒューマンケア学部薬学部健康医療スポーツ学部合計 項目平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度 入学定員

2021 年度青森県立保健大学入学者選抜に係る変更について ( 予告 ) 2021 年度青森県立保健大学入学者選抜 (2020 年度実施 ) を次のとおり変更する予定ですの で お知らせいたします なお この他の変更内容については 随時 本学ホームページ等で公表する予定です 1 定員 募集人員につい

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2021 年度入学者選抜 (2020 年度実施 ) について 静岡大学 本学は,2021 年度入学者選抜 (2020 年度実施 ) より [ 註に明記したものは, その前年度より ], 志願者のみなさんの能力をこれまで以上に多面的に評価することを目的として, 課す教科 科目等を以下のとおりに変更いた

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(C) こころの相談センター こころのクリニックの開設平成 29 年に大学附属施設として こころの相談センター および こころのクリニック を千代崎キャンパス内に開設しました こころの相談センター は 地域に開かれた施設として様々なご相談にお応えすると同時に 学部生や大学院生の実習施設としても活用し

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PORTA ポルタ南山大学ポータル ガイド ( 学生用 ) Ver.4.01 南山大学のポータルシステムは その名称を PORTA ( ポルタ )<ラテン語で門や入口を表す>といい ( 以下 PORTA ) 学生用システムの入り口として各種サービスを提供しています PORTA の各機能は 基本的には

学生確保の見通し等を記載した書類2

2 授業科目の区分等 健康 スポ - ツ科学 共通専門基礎科目 ( 対象学部のみ ) 実習 講義 数学 実験科目以外 数学科目 配当年次の学生 登録方法 再履修の学生 初回授業時に履修者を選抜 抽選登録 履修登録 履修登録 抽選登録または履修登録 抽選登録または履修登録 実験科目履修登録受講許可 備

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

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(3) 面接 [300 点満点 ] 3 名の評価者が, 次の4つのごとに, 各に基づき,a( 優れている ) b( 標準である ) c( 標準をやや下まわる ) d( 標準を下まわる ) e( 問題がある ) の 5 段階で評価する aを25 点,b を20 点,c を15 点,d を5 点,e を

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

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平成 20 年度事業計画書 平成 20 年 3 月 学校法人昭和女子大学

学校法人昭和女子大学は 今年 創立 88 周年を迎える 2006 年 1 月に学園が表明した 長期計画 は 創立 90 周年でそれまでの活動成果を検証し 必要な場合は計画に修正を加えることとしている 2008 年度からは 計画した取組をさらに推進して具体的な成果をあげる時期となる また 昭和ボストンやオープンカレッジといった学園の先進的な取組が 20 周年という節目を迎える 一方 ブリティッシュ スクールや NPO による世田谷区男女共同参画センターの運営などの新たな事業は 再び時代に先駆けた取組を創出する基盤となり得る 2008 年度の事業計画は 長期計画 と連動するものと位置づけ 両者の整合性を図りながら実行する 各部門で引き続き 財政強化策の検討 志願者と優秀な学生等の確保 教育研究の充実 教育環境の整備 キャンパスの有効活用等について検討を重ねていく また 長期計画 の主要課題に関しては 引き続き検討委員会で協議するものとする A 学園全体 1. 部門間連携の推進 1-1 一貫教育をより効果的に推進するため 幼稚園から大学院までの連携を引き続き推進する 教職員間の交流の場を用意し 各部門の運営に関する相互理解を深める 授業での交流や合同行事等で 園児 児童 生徒 学生が交流する機会を増やす 1-2 ブリティッシュ スクールとの連携を深め 日常的に国際交流ができる世田谷キャンパスをめざす 1-3 学生 生徒数とクラス数の増加に対応するため 施設 設備の有効活用と共有を推進する 2. 地域連携 生涯学習支援 2-1 世田谷区との協働や NPO 法人と連携して 教職員や学生等が 活動に取り組みやすい環境を整備し 地域に開かれた学園をめざす 2-2 オープンカレッジや大学 NPO 法人で 社会人の就業 起業支援講座を提供し 地域の学習拠点を形成する また 地域住民の子ども子育てや多世代交流等を支援 促進する 2-3 NPO 法人の事業により 園児 児童の一時保育や学童保育を開始して本学園や地域の保護者サービスを充実させる 3. 昭和ボストンの発展 3-1 ボストン アドバイザリー ボードにおいて東京 ボストン相互の課題を共有し 協議を継続的に行う 3-2 ボストン校を活用したプログラムの内容を検討し 学園全体の海外研修制度を充実させる 東京 ボストンでカリキュラムの連携を深め 教育の相乗効果をあげる 4. インターネット環境の活用 4-1 保護者や学生等への連絡は メールやウェブサイトを十分に活用する 4-2 東京校とボストン校をインターネットで結び 授業相互配信 講義ビデオの保存 2

配信等により学園関係者が受講できる e-learning 環境を整備する 4-3 学園のウェブサイトを充実 発展させ 掲示内容を頻繁に更新することで 広報 募集活動を強化する 5. 健全な財政基盤の整備 5-1 引き続き 人件費水準の適正化と経常的経費の合理化につとめる 5-2 新たな施設の建設等を抑制し 消費収支が均衡する方向をめざす 5-3 広く学園内外に 奨学金基金の募金をつのる 6. 事務業務の検証と改善 6-1 事務業務の効率化と情報の共有 活用を目的として 組織改革後の事務組織 担当業務に検証を加えて改善に取り組む 7. 周年事業の実施と計画 7-1 昭和ボストンおよびオープンカレッジの開校 20 周年記念行事を行う また 創立 90 周年に向けた記念事業等の企画と準備をはじめる B 大学院 大学 短期大学部 1. 大学院改組 1-1 生活機構研究科に人間教育学専攻 ( 修士課程 ) を設置する 1-2 文学研究科に言語教育 コミュニケーション専攻 ( 博士後期課程 ) を設置する 2. 連合大学院の開設 2-1 2010 年 4 月開校に向け 女子大学共同教職大学院 ( 仮称 ) の準備を行う 3. 入学定員等変更 3-1 2008 年度から 次の 5 学科の入学定員を変更する 1. 人間文化学部日本語日本文学科入学定員 120 名 (10 名増 ) 2. 人間社会学部現代教養学科入学定員 80 名 (30 名増 ) 3. 人間社会学部初等教育学科入学定員 100 名 (60 名増 ) 編入学定員 0 名 (10 名減 ) 4. 生活科学科管理栄養士専攻入学定員 72 名 ( 8 名減 ) 編入学定員 8 名 ( 8 名増 ) 5. 短期大学部文化創造学科入学定員 150 名 (50 名減 ) 3-2 2008 年度から 短期大学部子ども教育学科の募集を停止する 4. 学部 学科改組 4-1 人間文化学部英語コミュニケーション学科を分離して 国際学科 ( 入学定員 70 名 ) 設置を届け出る (2009 年 4 月開設 ) 4-2 生活科学部生活科学科を分離して 健康デザイン学科 ( 入学定員 75 名 ) 設置を届け出る (2009 年 4 月開設 ) 4-3 生活科学部生活環境学科を環境デザイン学科と名称変更し デザインプロデュースコースを設置する (2009 年 4 月変更 ) 3

4-4 生活科学部生活科学科を管理栄養学科と名称変更する (2009 年 4 月変更 ) 4-5 短期大学部文化創造学科の昼夜開講制を廃止し 1 講時から 7 講時まで自由に履修できる体制を整える (2009 年 4 月から変更 ) 4-6 魅力ある大学づくりを推進し 学部 学科 入学定員等の将来構想について検討を加えて速やかに着手する 5. カリキュラムの充実 5-1 学部 短大間の連携により 学内編入学制度を一層充実させる 5-2 ボストン キャンパスや海外の姉妹校 協定締結校を中心に 相互協力による国際教育プログラムを充実させる 5-3 学習支援体制を整備し 国家試験合格率の向上を目指す また オープンカレッジと連携した実務講座を拡充し 学生の資格取得意欲に応える 6. 自己点検 評価への取組 6-1 FD 小委員会を中心に 授業改善と教育力向上を目的とした取組を推進する 6-2 教育 研究活動を点検 評価し 2008 年度版の報告書を作成する また 2010 年度の外部認証評価機関による審査に向けて 具体的に取り組む 7. 優秀な学生の確保 7-1 附属校との高大連携カリキュラムを充実させる 7-2 入学試験制度に検証を加え 整合性をはかりながら入学制度の多様化に取り組む 学生募集活動は強化する 8. 快適な学習環境の整備 8-1 IC カード化に伴い 学生証の授業での活用方法や学生生活に取り入れるサービスについて検討する 8-2 障害の有無に関わらず 誰もが快適に学習できる環境に取り組む 9. 競争的補助金の獲得 外部研究費の導入 9-1 文部科学省等の競争的補助金の獲得と委託事業の採択を推進する 9-2 科学研究費補助金 企業等からの外部研究費の獲得を目指す 10. キャリア 就職支援 10-1 求人情報や就職先企業等の情報をリアルタイムで入手 配信し 学生の就職活動を支援する 10-2 キャリア教育 インターンシップ等のプログラムを充実させる C 中高部 1. 自己点検 評価 1-1 教師の教育力や指導力の向上意欲に応えるため 自己点検 評価を継続的に行う 1-2 生徒が学びあい 教師が教育の専門家として学びあい 保護者や地域住民が学びあう学校となり 生徒 教師 保護者 地域の信頼と協力による連携を実現する 2. カリキュラムの改正 4

2-1 学校行事や各種制度の目的を全教職員で再確認し 中学高校の学年間 教科間で連携する昭和方式の全人教育プログラムを構築する 校内テストや評価で一人ひとりの目標到達度を確認し 生徒の基礎力の定着を保証する 2-2 中学高校 6 年間を 成長にあわせた 2 年間ごとの 3 期に区分し 6 年間の学習到達目標に向けたプログラムを組むことで 知識の定着と学習成果の向上を図る 2-3 2 年時のボストン ミッションに加え 4 年次にアジアを含む選択制の研修旅行を計画する ブリティッシュ スクールとの合同行事等も行い 生徒の視野を広げる国際教育を充実させる 2-4 教養 品格を備え 健全な生活習慣を身につけた生徒を育むため 国際社会 日本文化 歴史の授業を充実させる 学寮 朊友班 生徒会活動等の場は 教師が効果的に指導できる場とする 2-5 学校週 6 日制へと移行して 授業と学校活動の時間を増加する 2-6 理系科目の授業を充実させ 生徒の多様な進路を保証する 2-7 漢字検定や外部学力テストの成績を 日常の教育 指導にも活用する 3. 教育力の向上 3-1 教師相互の授業参観 外部教育関係者への公開授業の機会をさらに増やす 意見交換により交流を深め 教育力の向上をめざす 3-2 学習意欲を高めるため 生徒の知識活用力 問題解決力を伸ばすとともに 教師のメンター ファシリテータとしての力量を向上させる D 初等部 1. 教育指導力の向上 1-1 教員相互の研究授業等により 意見を交換しながら授業の充実を図る 外部講師を招いた校内教育研究会や 外部研修 授業見学会への参加機会を増やし 教師の教育指導力向上を推進する 1-2 2009 年 6 月の東京私立初等学校協会の研究授業に向け 各学年 教科教師の教育力向上を図る 2. 部門間の連携 2-1 初等部 中等部で合同昼食会等の行事を行う 2-2 初等部とブリティッシュ スクールとで連絡担当者を取り決め 合同行事を充実させる 2-3 学生の授業参観を受け入れて 教育の相乗効果をあげる 3. 保護者との連携 3-1 学校長 教師と保護者の懇談会を充実させ 意見交換をしあいながらお互いの理解を深める 3-2 教師と保護者との日常的な連携を深める 5

E 幼稚部 1-1 初等部との連携プログラムを充実させる 相互の参観機会を増やす 1-2 入園説明会の内容を充実させて 園児募集力を強化する 1-1 母親の集い を充実させて教育への理解を深め 親自身の成長と家庭内教育力の向上を支援する 1-2 他の幼稚園見学や外部研修会参加を奨励し 教師が現代的課題を認識し 幼児教育への理解を深めるようにする 1-3 子どもの発達や行動に関する理解を深めるため 教師が心理学や教育学に関する講座を受講できる機会を設ける 1-4 幼稚園教育の将来について考え 3 年保育の拡充や 2 年保育のあり方について検討をはじめる 6