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地域公共交通確保維持改善事業 事業評価 ( 生活交通ネットワーク計画に基づく事業 ) ( 別紙 1) 資料 3 平成 23 年度 平成 24 年 4 月 23 日 協議会 構成員 上田市公共交通活性化協議会 上田市 上田バス 千曲バス 事業名 補助対象事業者等 事業概要 1 事業実施の適切性 2 目

032_290324_事前評価修正_【新潟県】(防_整_変8)雪や災害に強く安全・安心に暮らせる地域づくり(防災・安全)

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1 はじめに


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平成11年度

2 N バスで要件②を満たす系統 1 補助対象地域間幹線バス系統のフィーダー系統 N バスが接続する他市の路線の中において 補助対象地域間幹線系統の指定を受けた 路線は 下記の日進市の路線である 日進市くるりんばす 五色園線 N バスと長久手古戦場駅で接続 上記の路線に接続するN バスの中央循環線

計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握

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a.表紙

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

埼玉県生活交通路線維持費補助金交付要綱

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総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

分権説明資料_運営協議会用

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資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

Microsoft PowerPoint - 潟上市地域公共交通網形成計画(最終)

H28秋_24地方税財源


4. 基本的な方針太田市が目指す将来像や公共交通が果たすべき役割を踏まえて 以下の4つを計画の基本的な方針とし 太田市にふさわしい公共交通ネットワークの形成を図ります 公共交通の役割取組みの方向性市民の移動手段の確保 おうかがい市バスによる高齢者 障がい者等の通院 買物等の移動手段の確保 学生 生徒

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

Microsoft PowerPoint - 03 道路運送法の基礎知識

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京都市地方バス路線維持費等補助金交付要綱

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長岡市立地適正化計画概要版目次 1. 立地適正化計画制度の概要... 1 (1) 立地適正化計画策定の背景と目的... 1 (2) 立地適正化計画制度... 1 (3) 立地適正化計画の位置付け... 2 (4) 計画の対象区域... 2 (5) 計画期間 長岡市の現状と将来見通し.

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図


地域公共交通についての検討の進め方 ( 一例 ) 計画を策定する場合には まずは地域の現状や地域公共交通の状況など 検討の基礎となる情報をしっかりと収集 整理することが必要 こうした基礎的な情報に加え 住民の移動特性 ニーズを把握し 問題点 課題を整理することが重要 新たに計画をつくる場合 これまで

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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地域の公共交通ネットワークの再構築 ( 地域公共交通ネットワーク再編の促進 財政投融資による支援制度の創設 ) 改正地域公共交通活性化再生法を踏まえ 地域の公共交通ネットワークの再構築に向けた取組みを支援 地域公共交通ネットワーク形成に向けた計画策定の後押し 改正地域公共交通活性化再生法に基づく地域

Microsoft Word - 概要版.doc

資料 1 第 1 号議事 六会地区における予約型乗合タクシーの導入について 1. 実証運行までの経緯と結果 1-1. これまでの経緯六会地区の公共交通利用不便地区の解消に向けた取組については 平成 21 年度に交通不便地区解消検討事業が地域まちづくり事業として決定し 地域が主体となり 市と新たな交通

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

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NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

流域番号 阿賀野市 阿賀町 新潟市 新潟市 新潟市 加茂市 飯山新 平堀 南区白根 秋葉区新保 江南区横越中央 八幡 その他の井戸 生活用水井戸 生活用水井戸 生活用水井戸 生活

H24年度概況(環境監視)

平成30年度教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査結果(新潟県)

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

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2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

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農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

石巻市総合計画 方針図 交通に関する方針交通に関する施策 地域連携軸と広域連携軸について市としての一体化の促進と地域間交流 連携の活性化を図るため 地域核を結ぶ地域連携軸の整備を推進する また 地理的条件から他都市との連携が不可欠であるため 地域連携軸の整備とあわせて 他都市との交流を促進する広域連

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

◎白本H22継続監視調査全県まとめ

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

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目次(案)

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コンパクト プラス ネットワークの形成 1


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Microsoft Word 報告書_第Ⅱ部(独立)

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

結果 決まったこと 次回の課題 今後の課題 議事 (1) デマンド型乗合タクシーの利用実績について資料 2 (2) デマンド型乗合タクシーの効率的な運行の見直しについて資料 3 (3) 市内循環バス ( 福岡路線 豊成路線 ) 利用実績について資料 4 (4) 市内循環バス ( 豊成路線 ) 菱沼

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3. 計画の位置付け (1) 国の施策との関係 ① 交通政策基本法の制定 平成 25 年 12 月4日に公布 施行された 交通政策基本法 では 国民等の交通に対する基 本的なニーズの充足 交通の機能の確保及び向上 交通による環境への負荷の低減 交通の 適切な役割分担及び有機的かつ効率的な連携 連携等

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

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コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

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目次 1. 調査研究の背景と目的 2. パリ ( イル ド フランス圏 ) の事例紹介 3. 欧州各都市の事例紹介 ~ 評価システムの構成要素別 ~ (1) 評価項目 指標の設定 (2) 指標の測定 (3) 評価の活用 4. 日本での実態 5. 日本での更なる活用に向けて 2

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

会 議 資 料 1 平成 30 年度市内循環バス ところバス 路線等の見直し ( 案 ) に対するご意見と市の考え方について 2 運転免許証自主返納者への公共交通のニーズ等調査 集計表 3-1 埼玉県内における小型車両を活用した交通手段の事例 3-2 定時定路線型乗合タクシー他自治体事例紹介資料 3

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

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目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

目次 1. 会社紹介 2. Smart Access Vehicle () 3. 背景 研究実績 4. 未来シェアの取り組み 5. 提供サービス 6. 今後の計画 2

Microsoft Word - 01_計画書180111修正版

Transcription:

地域公共交通確保維持改善事業の 申請状況等について 平成 23 年 8 月 3 日 北陸信越運輸局 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

地域公共交通確保維持改善事業 ~ 生活交通サバイバル戦略 ~( 新規 ) 23 年度 305 億円生活交通の存続が危機に瀕している地域等における地域最適な移動手段の提供と 駅のバリアフリー化等移動に当たっての様々な障害を解消 地域の関係者からなる協議会が策定した 生活交通ネットワーク計画 に基づき実施される取組みを 一体的かつ継続的に支援 主な支援内容は 上記計画に位置付けられた運行 ( 航 ) 費用について 予測収支差 ( 赤字見込み分 ) の1/2 以内で補助するもの 陸上交通離島交通 1 地域間幹線系統補助 : 複数市町村を跨いで運行する広域的 幹線的路線バス等の運行系統の内 赤字が見込まれ 一定の輸送量 運行回数等の要件を満たす系統について 予測収支差の 1/2 以内で補助 2 地域内フィーダー系統補助 : 地域間幹線バス系統等と密接な地域内のフィーダー系統のうち 赤字が見込まれ 過疎地域等の移動確保に資するなどの要件を満たす系統について 予測収支差の 1/2 以内で補助 3 車両減価償却費等の補助 : 上記 1 2 の対象系統を運行するために必要なバス車両の取得に際して バス車両の減価償却費及び当該バス車両購入に係る金融費用の合計額を 1/2 以内で補助 Ⅰ. 地域公共交通確保維持事業 1 離島航路運営費等補助 : 本土と離島等を連絡する航路のうち 赤字が見込まれ 当該航路が陸上の国道等に相当する海上交通機能を有すること等の要件を満たす航路について 予測収支差に効率化係数を乗じた額の 1/2 を補助 2 離島航路構造改革補助 : 補助対象航路等の構造改善を促進するため 地方公共団体が 就航する船舶を代替建造 又は就航している船舶を買い取り 離島航路事業者に代わって所有する場合 経費の 3/10 を補助等 3 離島航空路補助 : 離島と当該離島と最も日常拠点性を有する地点等とを結ぶ航空路であって 他の代替交通機関による所要時間が 2 時間以上であること等の要件を満たす航空路について 予測収支差等の 1/2 を補助 Ⅱ. 地域公共交通バリア解消促進等事業 Ⅲ. 地域公共交通調査事業 生活交通ネットワーク計画 に基づき実施される取組みを 各モード横断的に支援 支援内容は 上記計画に位置付けられた各事業について 概ね 1/3 以内 で補助するもの 対象事業により 補助率が異なる バリアフリー化 利用環境の改善 地域鉄道の 安全性の向上 ノンステップバス 福祉タクシーの導入 旅客船 鉄道駅 旅客ターミナルのバリアフリー化等 まちづくりの一環として取り組む LRT BRT IC カードの導入等 地域鉄道の安全性向上に資する設備の整備等 協議会が 地域の公共交通の確保 維持 改善を進めるために行う各種調査等に要する費用を定額で補助するもの 1

新潟県内における地域公共交通支援事業の申請状況 平成 23 24 年度新潟県内支援事業申請箇所 地域公共交通確保維持事業 (1) 陸上交通 - 地域間幹線系統関係 複数市町村を跨いで運行する広域的 幹線的路線バス等の運行系統の内 赤字が見込まれ 一定の輸送量 運行回数等の要件を満たす系統であって 生活交通ネットワーク計画 に定められたものについて 予測収支差の 1/2 以内で補助する事業 平成 23 24 年度 - 新潟県 :61 系統 地域公共交通確保維持事業等申請状況 ( 地域間幹線系統補助を除く ) 粟島浦村 行き先都市別の系統数は 次の通り (3 系統以上設定された都市を抜粋 重複あり ) 下越地方 (14 系統 )- 新潟 :8 系統 新発田 :4 系統中越地方 (42 系統 )- 長岡 :27 系統 三条 :4 系統 柏崎 :6 系統 十日町 :4 系統上越地方 ( 5 系統 )- 上越 :5 系統 (2) 陸上交通 - フィーダー系統関係 地域間幹線バス系統等と密接な地域内のフィーダー系統のうち 赤字が見込まれ 過疎地域等の移動確保に資するなどの要件を満たす系統であって 生活交通ネットワーク計画 に定められたものについて 予測収支差の 1/2 以内で補助する事業 H23 地域公共交通活性化再生総合事業経過措置粟島航路 H23 24 地域公共交通確保維持事業 佐渡市 佐渡航路 ( 新潟 両津航路 ) 村上市胎内市新発田市阿賀野市五泉市 平成 23 24 年度 - 新潟県 :11 市村 43 系統 ( 三条市 柏崎市 新発田市 見附市 村上市 五泉市 上越市 阿賀野市 魚沼市 胎内市 粟島浦村 ) (3) 離島交通 - 離島航路関係 ( 小木 直江津航路 ) 三条市 見附市 本土と離島等を連絡する航路のうち 赤字が見込まれ 当該航路が陸上の国道等に相当する海上交通機能を有すること等の要件を満たす航路であって 生活交通ネットワーク計画 に定められたものについて 予測収支差に効率化係数を乗じた額の 1/2 を補助する事業 上越市 柏崎市 魚沼市 平成 23 24 年度 - 新潟県 :2 航路 ( 佐渡航路 ( 小木 直江津航路 ) 粟島航路 ) 津南町 地域公共交通活性化再生総合事業経過措置 地域公共交通総合連携計画 に定められた取組みの実施に対して 1/2 以内で補助する事業 新潟県 :10 件 ( 柏崎市 新発田市 五泉市 上越市 阿賀野市 佐渡市 佐渡航路 魚沼市 津南町 粟島浦村 ) 北陸信越運輸局調べ

H23/24 年度地域公共交通確保維持事業 ( 地域間幹線系統関係 ) の申請状況等 地域間幹線系統の国庫補助申請状況等から推測される地域間幹線バス交通に係る地域概況 都道府県別の国庫補助申請系統の多寡については 各地域の面積 人口集積等のほか 運行事業者の経営方針等によっても大きく異なるため 一概に比較できないものの 申請状況等から推測される新潟県内の傾向 特徴は 以下の通り 県内の現状等 下越地方 (14 系統 ): 新潟市街地への系統は 大幅な整理合理化等を経て 現在では鉄道との競合地域等を除き 概ね採算ベースの系統が多い 中越地方 (42 系統 ): 鉄道による移動が困難な中山間地域から長岡への路線を中心に 40 系統以上の国庫補助系統が存在 上越地方 ( 5 系統 ): 上越市街地に向かう系統の多くは 輸送量が少なく補助要件を満たせない状況にあり 国庫補助対象系統も減少傾向 新潟県と管内の他の 3 県との比較 1 長野県の傾向 :(31 系統 ) 中南信地域を中心に中山間地域を多く抱えており 急峻な地形で人口集積がまばらなことから 自主運行から撤退する事業者が出るなど 輸送量等の面で補助要件を満たせない系統が多くなっていると考えられる 比較考察 同じく中山間地域を抱える新潟県中越地方では 長岡に通勤 通学等の移動需要が集約されていることなどから 採算ベースには届かないものの 一定の輸送量等を有したバス系統 ( 補助対象系統 ) が維持されていると考えられる 参考情報 地域間幹線系統の補助申請系統数都道府県別比較 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 174 2 富山県の傾向 :(34 系統 ) 砺波平野を含む県西部では 一定の人口が保たれてはいるものの散居村に代表されるように 人口集積がまばらであり JR 城端線等を補完する形で運行する幹線バス系統では 採算ベースに届かず 補助対象となる系統が多くなっていると考えられる 比較考察 同じく中越から下越にかけて広がる越後平野では 各都市毎で相対的に人口の集積が図られているため 採算ベースに乗るバス系統が比較的多くなっていると考えられる ( 平成 23 年 6 月 30 日現在 北陸信越運輸局調べ 現在 各運輸局等及び本省で精査中 ) 84 77 61 58 57 54 52 51 50 48 48 44 43 41 40 37 37 36 36 34 31 31 29 29 29 28 28 28 25 25 24 24 23 22 22 20 17 12 10 6 5 3 3 石川県の傾向 :(12 系統 ) 金沢中心部への系統は利用が堅調である一方 その他の地域では 少子高齢化 人口減少の進行から通勤 通学客が少なく 輸送量等の補助要件を満たせる系統が限られていることなどから 県全体として補助対象系統が少なくなっていると考えられる 比較考察 新潟県内では 上中下越の各地方毎にそれぞれの都市で事業所や学校等が集積するなどの拠点性を有しているため 採算ベースには届かないものの 一定の輸送量等を有したバス系統が維持されていると考えられる

新潟県における地域内生活交通の取組事例 三条市地域公共交通協議会の取組み 取組概要 予約行為を伴う高度な交通システムから 住民自らが運行を担う定時 定路線の運行へ 村上市地域公共交通活性化協議会の取組み 取組概要 3 上海府地区 朝夕は通学 通院等に利用できる定時定路線型のバスを運行 高価な配車システムを改め 地元交通事業者の知見を活用 高校生通学ライナーバスについては地域間幹線系統補助を 三条市デマンド交通については地域内フィーダー系統補助をそれぞれ活用予定 同地域では 市町村合併 ( 旧三条市 旧栄町 旧下田村 ) した各地域の実情に応じて平成 19 年度より国の支援事業を活用し 公共交通の再編に着手 ( 取組みの概略 ) 各地域の自治会や交通事業者等の関係者との連携 協働により 3 年間継続的に見直しを実施 その結果 質の高い交通サービスの提供と行政負担の縮減を実現し 持続可能な公共交通体系を確立 1 高額な配車システムに頼らず 地元交通事業者のノウハウを活用した市内全域を網羅する予約型乗合交通を実現 地域内フィーダー系統補助を活用予定 2 既存の路線バスを活かした 市内高校への直通運行を開始 地域間幹線系統補助を活用予定 市街地循環バスの導入 乗合タクシー等の導入 ( 既存バス路線を廃止予定 ) 各地域で行政が赤字補填している既存バス路線の見直し 再編を実施 ( 運行ルート ダイヤの見直しや新交通導入に伴う廃止等を含む ) 同地域では 市民 交通事業者 行政が協働でつくり育てる公共交通 を基本方針に 自家用車に頼りすぎない交通まちづくりに着手 JR 羽越本線 米坂線及び新潟交通観光バスが運行する幹線バス路線を基幹軸と捉え 各エリア内で運行する路線バス 乗合タクシー等が基幹軸の枝線として機能するよう再編を図っていく考え 今年度は 以下の取組みに着手していく予定 新潟県内の県の総面積の 9.3% を占める広大な面積に加え 高齢化の進行や谷筋に分かれた山間集落の存在等公共交通が抱える諸課題が山積 これらの課題を解決し 持続可能な交通体系を構築するため 平成 21 年度より検討が開始された 市内を 15 のエリアに分割し 各エリアの地域関係者との協働により 地域の実態に照らした最適な公共交通を検討 本年度は 3 つのエリアで交通再編が行われる予定 1 市街地循環バスの運行 ( 村上地区 ) 2 予約型乗合タクシーの運行 ( 荒川地区 ) 3 定時定路線バスの運行 ( 上海府地区 ) 2 3 の運行について 地域内フィーダー系統補助を活用予定 ( 取組みの効果 ) 1 地域に適した運行手法の導入 ( 村上 荒川 上海府地区 ) 既存路線バスを活かしつつ 路線バスを補完するデマンド交通等を整備することで 2 事前に設定した見直し基準に則った既存低利用路線の整理見直し 1 公共交通を利用しての高齢者の通院等を可能とし 家族の送迎負担を軽減 3スクールバスの混乗 間合い利用に向けた検討 2 公共交通利用者全体を増やし 利用者 1 人当たり行政経費を3 割以上削減 4 地域勉強会の随時開催等 地域住民による検討体制の構築等 一連の取組みが評価され 去る7 月 12 日に国土交通大臣表彰を受賞 1 村上地区 2 荒川地区 基幹バスの運行