景気動向調査

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景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

平成10年7月8日

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

2018 年の山形県とその周辺の地震活動 1. 地震活動の概況 2018 年に 山形県とその周辺 ( 図 1の範囲内 ) で観測した地震は 2,250 回 (2017 年 :2,447 回 ) であった 山形県内で震度 1 以上を観測した地震は 図の範囲外で発生した地震を含めて 47 回 (2017

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

新規文書1

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

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社団法人日本生産技能労務協会


< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

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I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

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目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

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ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

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[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1


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第2部

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

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記者配布資料大阪経済記者クラブ会員各位 平成 30 年 5 月 9 日 中堅 中小企業の経営課題に関するアンケート調査 結果について お問合先 大阪商工会議所経済産業部 ( 山田 西田 ) TEL: 調査概要 調査目的 : 中堅 中小 小規模企業の業況や経営課題 賃上げ 補助

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

6 月調査 (5 月実績 ) 結果概況 景気判断 DI は現状 見通し共に小幅に下降も 50 を上回る高水準を維持 5 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.3 の 54.8 見通し判断前月から-0.9 の 51.0 となり 共に小幅な下降となったが 引き続き

第49回「山形県内家計の消費動向調査」結果

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平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )

消費税増税後の仕入・販売単価に関する東北6県企業の動向調査

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目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

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第2部

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目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

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12大都市の経済動向

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出生数と合計特殊出生率の推移

ニュースリリース 農業景況 : 景況 平成 27 年 3 月 26 日 株式会社日本政策金融公庫 農業の景況 DI 稲作をはじめ多くの業種で悪化 ~ 改善したのは養豚 ブロイラーなどの一部の業種に留まる ~ < 日本公庫 平成 26 年下半期農業景況調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫

Ⅲ.2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要について 2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要については 増加する が 2 割台半ば (26. 4%) 資金需要の中身は 消費増税後の需要減退 ( 売上減少 ) への備え 消費税の納税資金の増加 がともに半数超 (50.6%) で最多 消費

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トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の

平成22年7月30日

~ 売上額減少に伴い 収益も低下 ~ 収益面では 売上額判断 D.I. が 6.3( 前回 7.8) と 1.5 ポイント低下 収益判断 D.I. は 1.9( 前回 1.6) と 3.5 ポイント低下する結果となりました 来期の予想収益判断 D.I. は 27.8 と大幅な低下の見通しとなっていま

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平成22年7月30日

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スライド 1

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 26 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

分析事例 の作成方法 分析に用いた DB 以下に示す DL ファイルは 全て 5 年の農業集落基準です 表名 ( ファイル名称 ) 表コード年次出典資料名利用項目対象列 農業経営体 _ 組織形態別経営体数 (SA9_5_5_ xlsx) (SA9 5_ xlsx) (SA9_5_5_ xlsx) S

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 30 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向について 横ばい との見方が拡大自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (40.0%) が最も多く 続いて 横ばい (35.6%) 増加 (23.3%) の順となっている また 1 年後 については 横ばい (41.1%) が最も

12大都市の経済動向

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

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平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

第7回DIレポート

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

平成30年度教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査結果(山形県)

2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

発行 第 146 回 県内企業景況調査 1. 調査目的 本調査は 県内景気動向把握の参考とするため 県内企業を対象として 3 ヶ月ごとに 景況マインドの動向 を調査しているものです 2. 調査時期 2018 年 12 月中旬 ~2019 年 1 月中旬 3. 調査対象県内企業 29

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

Transcription:

第 55 回 山形県内企業の景気動向調査 確報 ( 平成 3 年 5 月調査 ) ~ 景況感は 4 期連続で悪化し 停滞傾向 ~ 調査の要旨 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が.3( 前回調査比 2.8 ポイント下落 ) と小幅ながら 4 期連続で悪化し DI 値がマイナスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 営業利益 資金繰り が改善したものの 売上高 人員 人手 が悪化し 業況には停滞感がみられる 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 建設業が 2.1( 前回調査比 11.3 ポイント下落 ) 製造業が 19.3( 前回調査比 7.1 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 16.5( 前回調査比 2.2 ポイント上昇 ) サービス業が 7.8( 前回調査比 11.9 ポイント下落 ) と 製造業と卸 小売業で改善したものの 建設業とサービス業で悪化した 建設業ではDI 値がマイナスに転じた 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 村山南部が 7.( 前回調査比.4 ポイント上昇 ) 村山北部が 12.( 前回調査比 13.9 ポイント上昇 ) 最上が 6.8( 前回調査比 4.2 ポイント上昇 ) 置賜が 1.7( 前回調査比 7.4 ポイント下落 ) 庄内田川が 1.3( 前回調査比 15.7 ポイント下落 ) 庄内飽海が.( 前回調査比 3.8 ポイント下落 ) となっている 村山南部がほぼ横ばい 村山北部と最上で改善したものの 置賜 庄内田川 庄内飽海で悪化となった 置賜と庄内田川ではDI 値がマイナスに転じている 先行きは 自社の業況 DI 値 が 9.6( 今回調査比 9.3 ポイント下落 ) と悪化し DI 値のマイナス幅が拡大する見込みとなっている 特別調査 夏季ボーナスについて尋ねたところ 全業種でみると 支給する と回答した企業の割合は 58.7%( 前年比.2 ポイント上昇 ) と 前年とほぼ同水準となった 平成 3 年 4 月以降の賃金改定動向について尋ねたところ 賃上げを実施する ( した ) 企業 の割合 ( ベア 定昇とも実施 + ベアのみ実施 + 定昇のみ実施 ) は 全業種で 53.% と 前年 (51.6%) に引き続き 5 割以上を占めた 平成 3 年 6 月

目次 I. 県内企業の業況... 1 1. 概況... 1 2. 業種別の動向... 2 (1) 業種別の概況... 2 (2) 業種別 DI 値の動向... 3 1 建設業... 3 2 製造業... 5 3 卸 小売業... 7 4 サービス業... 9 3. 地域別の動向... 11 (1) 地域別の概況... 11 (2) 地域別 DI 値の動向... 12 1 村山南部... 12 2 村山北部... 13 3 最上... 14 4 置賜... 15 5 庄内田川... 16 6 庄内飽海... 17 II. 景気の天気予報図... 18 III. 特別調査... 19 1. 夏季ボーナスについて... 19 (1) 支給予定動向... 19 (2) 支給予定額... 21 2. 春季以降の賃金改定動向について... 23 < 参考資料 Ⅰ: 地域別 業種別回答率 >... 24 < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 >... 24

I. 県内企業の業況 1. 概況 現状判断 : 業況には停滞感がみられる 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が.3( 前回調査比 2.8 ポイント下落 ) と小幅ながら 4 期連続で悪化し DI 値がマイナスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 営業利益 資金繰り が改善したものの 売上高 人員 人手 が悪化し 業況には停滞感がみられる 来期の : 悪化が見込まれる 先行きは 自社の業況 DI 値 が 9.6( 今回調査比 9.3 ポイント下落 ) と悪化し DI 値の マイナス幅が拡大する見込みとなっている 3 1 1 3 H24 12 13 図表 1 全業種 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 14 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 山形県 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全業種前回調査比前回調査予測 売上高 営業利益 人員人手 資金繰り H 29.5(n=419) 6. (9.1) 1.6 4.6 4.1 28.6 1.5 H 29.8(n=435) 4.4 ( 1.6) 9. 6.2 1.7 35.6. H 29.11(n=418) 3.3 ( 1.1) 6.7 4.1.2 41.4 4. H 3.(n=414) 2.5 (.8) 8.1 3.6 2.4 4.8 2.9 H 3.5(n=426).3 ( 2.8) 12.5 2.6.9 31.5.9 前回調査比 - - - ( 1.) (3.3) ( 9.3) (3.8) 先行き 9.6 - - 1.6 15.5 33.6 8.9 今回調査比 ( 9.3) - - ( 13.2) ( 16.4) (2.1) ( 9.8) 売上高 DI 値は建設業の 完成工事高 を含んだ数値 1

2. 業種別の動向 (1) 業種別の概況 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 建設業が 2.1( 前回調査比 11.3 ポイント下落 ) 製造業が 19.3( 前回調査比 7.1 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 16.5( 前回調査比 2.2 ポイント上昇 ) サービス業が 7.8( 前回調査比 11.9 ポイント下落 ) と 製造業と卸 小売業で改善したものの 建設業とサービス業で悪化した 建設業ではDI 値がマイナスに転じた 業況の先行きは 卸 小売業で改善 その他の 3 業種で悪化の見込みとなっている 4 図表 2 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 建設業製造業卸 小売業サービス業 3 1 1 3 H24 5 12 8 11 13 14 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 業種別 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全業種建設製造卸 小売サービス H 29.5(n=419) 6. 11.6 17.9 22.1 15.4 H 29.8(n=435) 4.4 12.9 16.8 23.4 1. H 29.11(n=418) 3.3 1.4. 15. 6.2 H 3.(n=414) 2.5 9.2 12.2 18.7 4.1 H 3.5(n=426).3 2.1 19.3 16.5 7.8 前回調査比 ( 2.8) ( 11.3) (7.1) (2.2) ( 11.9) 先行き 9.6 24.7 1.6 5.2 13.5 今回調査比 ( 9.3) ( 22.6) ( 17.7) (11.3) ( 5.7) 2

(2) 業種別 DI 値の動向 1 建設業 現状 :3 期連続で悪化 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 2.1( 前回調査比 11.3 ポイント下落 ) と 3 期連続で悪化となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 完成工事高 営業利益 資金繰り で改善したものの 手持工事高 が悪化した 人員 人手 のDI 値は 43.3 と前回調査比 9.8 ポイントの下落となったものの高水準で推移しており 依然として人手不足感の高い状況が続いている 来期の : 大幅な悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 24.5( 今回調査比 22.6 ポイント下落 ) と大幅に悪 化が見込まれている 3 1 1 3 H24 12 13 図表 3 建設業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 14 15 16 17 H3 18 建設業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 完成工事高 H 29.5(n=95) 11.6 (14.7) 13.2 4.2 7.3 7.3 33.7 1. H 29.8(n=93) 12.9 (1.3). 14. 4.3 9.7 5.5 5.4 H 29.11(n=97) 1.4 ( 2.5) 1.8 9.3 6.3 1.1 53.1 4.2 H 3.(n=98) 9.2 ( 1.2) 17.7 4.1 2. 7.1 53.1 2. H 3.5(n=97) 2.1 ( 11.3) 23.5 6.2 8.3 2.1 43.3 3.1 前回調査比 - - - (2.1) (1.3) ( 9.2) ( 9.8) (5.1) 先行き 24.7 - - 3.9 41.2 27.9 36.1 1.3 今回調査比 ( 22.6) - - ( 37.1) ( 49.5) ( 25.8) ( 7.2) ( 13.4) 営業利益 手持工事高 人員人手 資金繰り 3

図表 4 建設業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 完成工事高営業利益手持工事高人員 人手資金繰り 4 4 6 H24 5 12 8 11 13 14 15 16 17 H3 18 Q. 今期の業況について業界の声 受注競争が厳しく 低採算の工事が多いため 売上高は横ばい 減益予想 ( 村山南 ) 手持工事が完成となり 減少している しかし 新規工事受注が厳しい状況 公共 民間工事発注が減少しているため受注競争が激化している 収益環境も厳しさを増している ( 村山南 ) 市町村公共工事発注物件がほとんどなく非常に厳しい状況である ( 村山北 ) 公共工事は好調であるが 発注件数 金額に波があり 受注タイミングにより業績 利益に大きな差が出ている ( 最上 ) 前期より数字的にはよい 新築工事等が増えているように感じる ( 置賜 ) 例年通り工事が 3 月で集中的に完成し手持工事が減少している ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 4 月が前年同期と比べて若干の減少となるが 受注は確保しており前年並みを予想 ( 村山南 ) 同業他社との業務提携等の検討している グループ化を促進して対応していきたい ( 村山南 ) 65 歳以上社員の再雇用見直しを検討している ( 村山北 ) 東北中央道開通に伴い 米沢エリアの土木工事が大幅に減少している状況 今後も 影響は大きい ( 置賜 ) 社員の高齢化が目立ってきている現状だが 若者がなかなか目をむけてくれないので非常に苦慮している 今後 若者を定着させるには 休日の与え方等について 家族の休みに合わせた勤務体制を作ることが大切かと思い 努力している ( 置賜 ) 高校卒の人材で地元に定着する人数が目に見えて少なくなってきているため 将来的な人員の確保について思案中である ( 庄内飽海 ) 4

2 製造業 現状 : 一進一退 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 19.3( 前回調査比 7.1 ポイント上昇 ) となり 一進一退の状況となっている 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 仕入価格 在庫状況 人員 人手 で悪化した一方 売上高 営業利益 資金繰り が改善となった 来期の : 悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 1.6( 今回調査比 17.7 ポイント下落 ) と悪化の見込 みとなっている 原材料費の高騰などから先行きを懸念しているものと考えられる 3 1 1 3 H24 12 13 図表 5 製造業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 14 15 16 17 H3 18 製造業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 29.5(n=123) 17.9 (11.9) 9..3 13. 37.4 5.7 3.9 1.7 H 29.8(n=137) 16.8 ( 1.1) 8.2 18.3 11.7 35.8 6.5 29.9 5.9 H 29.11(n=125). (3.2) 2.9 15.2 1.4 39.2 4. 39.2 1.6 H 3.(n=123) 12.2 ( 7.8) 2.4 15.4 4.8 53.6 2.5 41.4 1.7 H 3.5(n=129) 19.3 (7.1) 9..1 15.5 58.9 1.8 25.6 8.5 前回調査比 - - - (4.7) (1.7) ( 5.3) ( 13.3) ( 15.8) (6.8) 先行き 1.6 - -. 1.5 49.6.9 31. 9.3 今回調査比 ( 17.7) - - (.1) ( 17.) (9.3) ( 1.1) (5.4) ( 17.8) 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り 5

図表 6 製造業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員 人手資金繰り 4 6 8 H24 5 12 8 11 13 14 15 16 17 H3 18 Q. 今期の業況について業界の声 為替相場を円安に設定していたが 現在若干の円高で推移していることから 弊社の原材料輸入には有利に働いている ( 村山南 ) 複数の退職者が発生しているため 人員不足が深刻で 収益性にも大きく影響している 前期の業績より非常に悪い状況である ( 村山北 ) 原材料 運賃等の値上げが相次ぎ 利益が減少している 大手との格差から価格転嫁できない ( 置賜 ) 業況は良い方だが 人員不足から残業や休日出勤が増えている ( 庄内田川 ) 燃料価格や資材費などが高騰し始めて営業利益を圧迫している ( 庄内田川 ) 前年度からの好況で引き続き前年よりも売り上げが伸びている ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について ゴールデンウィークやお盆の帰省など 短期集中に対応していく また お土産品の商品ラインナップを強化していく ( 村山南 ) ギフト商品の多様化により中元 歳暮は減少の見込だが ライフスタイルギフト ( 内祝や手土産ギフト ) は伸びている部門になるため 力を入れて取り組む ( 置賜 ) 原料高 人手不足等不安材料が多いが 新商品開発とニーズの先取りで対抗するしかないと思われる ( 置賜 ) 原料高による粗利益率の低下が続く ( 庄内田川 ) 食品安全 を重点課題とし HACCP から ISO2 への取り組みを計画している ( 庄内田川 ) 拡販や 原燃料コストアップ分の価格転嫁 省エネ設備によるコスト削減等により 利益を確保するである ( 庄内飽海 ) 6

3 卸 小売業 現状 : 足踏み状態 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 16.5( 前回調査比 2.2 ポイント上昇 ) となり 足踏み状態と なっている 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 資金繰り で改善した一方 売上高 営業利益 在庫状況 人員 人手 で悪化 仕入価格 でほぼ横ばいとなった 来期の : 低調な推移が見込まれる 業況の先行きは 5.2( 今回調査比 11.3 ポイント上昇 ) と改善の見込みとなっているものの DI 値は依然として低調な推移が見込まれている 3 1 1 3 H24 12 13 図表 7 卸 小売業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 14 15 16 17 H3 18 卸 小売業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 29.5 (n=14) 22.1 ( 6.) 18.1 21.1 16.3 28.8 12.5 15.4 12.5 H 29.8 (n=15) 23.4 ( 1.3) 13.4 33.9 15.6 6.9 12.1 1.4 19.1 H 29.11 (n=1) 15. (8.4) 12.2 11. 6. 35. 1. 28. 7. H 3. (n=96) 18.7 ( 3.7) 13. 17.8 9.4 43.7 2.1 29.2 11.4 H 3.5 (n=97) 16.5 (2.2) 15.6 21.7 15.5 43.3 7.3 19.6 6.2 前回調査比 - - - ( 3.9) ( 6.1) (.4) ( 5.2) ( 9.6) (5.2) 先行き 5.2 - - 1.3 6.2 37.1 15.5 22.7 13.4 今回調査比 (11.3) - - (11.4) (9.3) (6.2) ( 8.2) (3.1) ( 7.2) 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り 7

6 4 4 6 8 H24 12 図表 8 卸 小売業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員 人手資金繰り 13 14 15 16 17 H3 18 Q. 今期の業況について業界の声 今期は年間最需要期にあたり それなりの業績は確保できたが 閑散期に当たる夏場にどのような対応をするのかが課題となっている ( 村山南 ) 定年退職による雇用人員の減少により売上は減ってしまったが 効率性については 自社努力したため利益をそれなりに確保した ( 村山南 ) 新規事業として立ち上げた直売施設の状況次第によっては好業績が期待できる ( 村山北 ) 来店客数が少ない 天候により格差がある ( 最上 ) 昨年とほぼ同様に推移している 消費に対する高揚感は一向に感じられない ( 置賜 ) 建築関連が低調であるが 工業品関連がやや好調に見える ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 不採算営業所の移転統合を検討している ( 村山南 ) 部門ごとの売上データを洗い直し 余分な在庫を縮小する ( 村山南 ) 得意先の生産状況や働き方改革の取り組み等の環境の変化への対応次第で当社業績に大きな影響を受ける懸念がある ( 村山南 ) 従業員が今後高齢になっていくに当たり 負担を少なくするため マニュアルを整備し誰でも対応できるようにしていきたい ( 置賜 ) 消費支出の動きは鈍い また競合各社との競争はますます激化している 高齢化 人口減少は続き 昨季より良くなるは少ない ( 庄内田川 ) 例年より気温が高いため 来期は夏物への取り組みが早くなりそう ( 庄内飽海 ) 8

4 サービス業 現状 : 一進一退 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.8( 前回調査比 11.9 ポイント下落 ) と 再び DI 値がマイ ナスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 売上高 営業利益 人員 人手 資金繰り のすべてで悪化となった 来期の : 悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 13.5( 今回調査比 5.7 ポイント下落 ) と悪化の見込 みとなっている 4 3 1 1 3 H24 12 13 図表 9 サービス業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 14 15 16 17 H3 18 サービス業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 29.5 (n=97) 15.4 (17.3) 2.9 12.4 11.3 35. 6.2 H 29.8 (n=1) 1. ( 16.4) 15.5. 7. 39. 2. H 29.11 (n=97) 6.2 ( 5.2) 5.. 2.1 46.3 4.1 H 3. (n=97) 4.1 (1.3) 7.2 9.3 5.1 39.2 1. H 3.5 (n=13) 7.8 ( 11.9) 3.1. 8.7 38.8 3.9 前回調査比 - - - ( 9.3) ( 3.6) (.4) ( 2.9) 先行き 13.5 - - 4.9 17.5 44.6 2.9 営業利益 人員人手 資金繰り 今回調査比 ( 5.7) - - ( 4.9) ( 8.8) (5.8) (1.) 9

図表 1 サービス業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 売上高営業利益人員 人手資金繰り 4 4 6 H24 5 12 8 11 13 14 15 16 17 H3 18 Q. 今期の業況について業界の声 原油価格が高止まりしていることから 前年同期 前期よりも厳しい状況にある ( 村山南 ) この冬のシーズンはインバウンドのお客様が劇的に増えた 1 月の単月売上としては最高額を計上した ( 村山南 ) 今季は雪が多く 管理駐車場の除雪費用が例年より大幅に増加したことにより営業利益が減少した 仲介案件の件数確保に努めているものの契約への動きは鈍い ( 庄内田川 ) この 1 月 ~3 月は例年以上の大雪の影響で外出を控えられたのか 例年になく予約が激減したので売上低下もまた深刻である ( 庄内田川 ) 燃料費の高騰で利益を圧迫している 人手不足は変わらず続いており 業務を拡大したくてもできない状況となっている ( 庄内田川 ) 今期は例年にない荒天に見舞われ不稼働日が多く 売上が大幅に減少した ( 庄内飽海 ) 雇用人数が不足しているため 少し仕事が混んでくると お客様との入庫の時間調整 社員の残業増加につながってしまう ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 現状では取引先に大きな変化はないが ドライバー不足から大きく売上高を増やすことは困難である さらに 地政学的リスクから燃料価格が引き続き上昇する傾向にあり 利益は減少すると考える ( 村山南 ) 同業他社との提携や共同事業などを視野に効率化を推し進めている ( 村山南 ) 技術の進化が甚だしい 工員の教育に費用がかかる ( 村山北 ) インバウンドが大幅に伸びている チャーター便が増便されることにより来客が増え 業況が良くなると考える ( 最上 ) 海外観光客に向けて言語変換タブレットを導入予定である ( 庄内飽海 ) 1

3. 地域別の動向 (1) 地域別の概況 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 村山南部が 7.( 前回調査比.4 ポイント上昇 ) 村山北部が 12.( 前回調査比 13.9 ポイント上昇 ) 最上が 6.8( 前回調査比 4.2 ポイント上昇 ) 置賜が 1.7 ( 前回調査比 7.4 ポイント下落 ) 庄内田川が 1.3( 前回調査比 15.7 ポイント下落 ) 庄内飽海が.( 前回調査比 3.8 ポイント下落 ) となっている 村山南部がほぼ横ばい 村山北部と最上で改善したものの 置賜 庄内田川 庄内飽海で悪化となった 置賜と庄内田川ではDI 値がマイナスに転じている 業況の先行きをみると 村山南部 最上 庄内田川 庄内飽海で悪化が見込まれている 4 3 図表 11 地域別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 村山南部村山北部最上置賜庄内田川庄内飽海 1 1 3 4 5 6 H24 5 12 8 11 13 14 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 地域別 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全地域村山南部村山北部最上置賜庄内田川庄内飽海 H 29.5(n=419) 6. 2.8 12. 7.1 7.4 1.2 25.6 H 29.8(n=435) 4.4 1.3 14.6 4.6. 16.3 11.8 H 29.11(n=418) 3.3.9 9.2 4.9 7.6 5. 5.1 H 3.(n=414) 2.5 7.4 1.9 2.6 5.7 14.4 3.8 H 3.5(n=426).3 7. 12. 6.8 1.7 1.3. 前回調査比 ( 2.8) (.4) (13.9) (4.2) ( 7.4) ( 15.7) ( 3.8) 先行き 9.6 9.6 18. 18.2. 25.3 13.6 今回調査比 ( 9.3) ( 2.6) (6.) ( 25.) (1.7) ( 24.) ( 13.6) 11

(2) 地域別 DI 値の動向 1 村山南部 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.( 前回調査比.4 ポイント上昇 ) と ほぼ横ばいとなっている 業種別にみると 建設業で悪化となっているものの その他の 3 業種は改善となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 9.6( 今回調査比 2.6 ポイント下落 ) と引き続き業況は停滞する見込みとなっている 図表 12 村山南部 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 13 村山南部 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 5 13 8 11 14 建設業製造業卸 小売業サービス業 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 村山南部 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=14) 2.8 (.1) 7.2 12.5 23.8 4. 5.4 H 29.8(n=17) 1.3 ( 7.6) 11.6. 14.3 35.3 12.9 H 29.11(n=113).9 (9.4) 8.4 25. 27.3 29.6 9.1 H 3.(n=18) 7.4 ( 6.5) 4.4 22.2 4.6 44.4 2.4 H 3.5(n=114) 7. (.4) 1.2 1.6 8.3 34.5 4.8 前回調査比 - - - ( 32.8) (12.9) (9.9) (2.4) 先行き 9.6 - - 21.1. 3.4 14.3 今回調査比 ( 2.6) - - ( 1.5) ( 8.3) (31.1) ( 19.1) 12

2 村山北部 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 12.( 前回調査比 13.9 ポイント上昇 ) とDI 値が再びプラスに転じ 一進一退の状況となっている 業種別にみると 建設業を除く 3 業種で改善となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 18.( 今回調査比 6. ポイント上昇 ) と改善の見込みとなっている 図表 14 村山北部 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 15 村山北部 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 8 5 13 8 11 14 建設業製造業卸 小売業サービス業 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 村山北部 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=5) 12. (19.2) 16.1 8.3 27.7 8.3 12.5 H 29.8(n=55) 14.6 (2.6) 6. 9.1.8. 28.6 H 29.11(n=54) 9.2 ( 5.4) 5.4 7.7 3. 7.7 12.5 H 3.(n=52) 1.9 ( 11.1) 1.8 9.1. 16.6. H 3.5(n=5) 12. (13.9) 5.8. 15.. 33.3 前回調査比 - - - ( 9.1) (15.) (16.6) (33.3) 先行き 18. - - 1. 35. 18.2 11.1 今回調査比 (6.) - - ( 1.) (.) (18.2) ( 22.2) 13

3 最上 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 6.8( 前回調査比 4.2 ポイント上昇 ) と 2 期連続で改善した 業種別にみると 建設業で改善 製造業でも若干改善となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 18.2( 今回調査比 25. ポイント下落 ) と悪化の見込みとなっている 図表 16 最上 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 4 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 17 最上 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 5 13 8 11 14 建設業製造業卸 小売業サービス業 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 最上 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=42) 7.1 (.5) 22.2. 9.1 33.3 16.6 H 29.8(n=44) 4.6 (2.5) 23.9 12.5 14.3 12.5. H 29.11(n=41) 4.9 (.3) 2.3 6.6 15.4 25.. H 3.(n=39) 2.6 (7.5) 12.2 6.7 27.3 22.2 25. H 3.5(n=44) 6.8 (4.2) 12.8 6.2 28.6 42.8 14.2 前回調査比 - - - (12.9) (1.3) (.6) ( 1.8) 先行き 18.2 - - 12.5 35.8 14.3. 今回調査比 ( 25.) - - ( 18.7) ( 64.4) (28.5) ( 14.2) 14

4 置賜 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 1.7( 前回調査比 7.4 ポイント下落 ) と悪化となっている 業種別にみると 製造業とサービス業で悪化となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が.( 今回調査比 1.7 ポイント上昇 ) と足踏み状態が見込まれている 図表 18 置賜 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 4 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 19 置賜 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 5 13 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 14 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 置賜 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=54) 7.4 (15.6) 16.4 9.1 4.1 8.3 42.8 H 29.8(n=58). ( 7.4) 1.8 7.7 4. 5. 22.2 H 29.11(n=52) 7.6 (7.6) 1.4 7.7 22.7 18.2 33.4 H 3.(n=52) 5.7 ( 1.9) 19.2 8.3 28.6 4. 22.2 H 3.5(n=58) 1.7 ( 7.4) 19.3 8.3 4. 14.3 14.3 前回調査比 - - - (.) ( 24.6) (25.7) ( 7.9) 先行き. - -. 4. 7.2 28.6 今回調査比 (1.7) - - (8.3) (.) (21.5) ( 42.9) 15

5 庄内田川 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 1.3( 前回調査比 15.7 ポイント下落 ) と 一進一退の状況となっている 業種別にみると 建設業 製造業 サービス業で悪化となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 25.3( 今回調査比 24. ポイント下落 ) と大幅に悪化の見込みとなっている 図表 庄内田川 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 21 庄内田川 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 8 5 13 8 11 14 建設業製造業卸 小売業サービス業 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 庄内田川 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=83) 1.2 (4.8) 8.4 28.6 19.2 33.3 33.3 H 29.8(n=86) 16.3 (17.5) 14.4 44.5 3. 4.8 6.6 H 29.11(n=8) 5. ( 11.3) 4.6. 7.7 4.8 23.1 H 3.(n=83) 14.4 (9.4) 1. 22.7 27. 4.8 7.1 H 3.5(n=79) 1.3 ( 15.7) 1.8. 25. 5.9 5. 前回調査比 - - - ( 22.7) ( 2.) (1.1) ( 42.9) 先行き 25.3 - - 5. 16.6 11.8 18.7 今回調査比 ( 24.) - - ( 5.) ( 41.6) ( 17.7) (31.3) 16

6 庄内飽海 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は.( 前回調査比 3.8 ポイント下落 ) と 4 期連続で悪化した 業種別にみると 製造業を除く 3 業種で悪化となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 13.6( 今回調査比 13.6 ポイント下落 ) と悪化の見込みとなっている 図表 22 庄内飽海 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 5 13 8 11 14 15 16 17 H3 18 図表 23 庄内飽海 業種別 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 5 13 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 14 15 16 17 H3 18 前年同期比の自社業況 DI 値 庄内飽海 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.5(n=86) 25.6 (18.7) 3.5 15.8 3.5 5. 54.1 H 29.9(n=85) 11.8 ( 13.8) 2.3 33.3 13. 21.7 8. H 29.11(n=78) 5.1 ( 6.7) 7.1 13.3 18.2 15. 4.8 H 3.(n=8) 3.8 ( 1.3) 8.9 5.. 5.9 4.5 H 3.5(n=81). ( 3.8) 17.5. 4.9 1.5 31.9 前回調査比 - - - ( 5.) (4.9) ( 16.4) ( 36.4) 先行き 13.6 - - 33.3 13.6 21. 18.2 今回調査比 ( 13.6) - - ( 33.3) ( 27.3) ( 1.5) (13.7) 17

II. 景気の天気予報図 山形県 天気図の凡例 今期の業況 来期の 庄内飽海 最 上 庄内田川 村山北部 置 賜 村山南部 今期の概況 来期の 18

サ 卸 製 建 全 第 55 回山形県内企業景気動向調査 III. 特別調査 1. 夏季ボーナスについて (1) 支給予定動向 夏季ボーナスの支給予定について尋ねたところ 全業種でみると 支給する と回答した企業の割合は 58.7%( 前年比.2 ポイント上昇 ) と 前年とほぼ同水準となった 業種別にみると 支給する と回答した企業の割合は 建設業が 57.7%( 前年比 2.3 ポイント低下 ) 製造業が 65.1%( 前年比 6.6 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 56.7%( 前年比.8 ポイント低下 ) サービス業が 53.4%( 前年比 9.5 ポイント低下 ) となった 製造業の 5 カ年の推移をみると 連続して上昇している 図表 24 業種別 冬季ボーナス支給動向 の推移 % % 4% 6% 8% 1% 全業種.5(n=461).5(n=442).5(n=451).5(n=419) H3.5(n=426) 52.5 5.9 56.8 58.5 58.7.6 21.3 22.2 19.1 18.5 26.9 27.8 21.1 22.4 22.8 建設業.5(n= 97).5(n=13).5(n=13).5(n=95) H3.5(n=97) 56.7 5.5 61.2 6. 57.7 15.5 16.5 17.5 13.7 17.5 27.8 33. 21.4 26.3 24.7 製造業.5(n=145).5(n=137).5(n=129).5(n=123) H3.5(n=129) 47.6 5.4 55. 58.5 65.1 16.6 18.2 21.7 12.2 11.6 35.9 31.4 23.3 29.3 23.3 卸 小売業.5(n=116).5(n=15).5(n=113).5(n=14) H3.5(n=97) 52.6 51.4 52.9 57.5 56.7 22.4 28.6 29.8 25.7 25.8 25.. 17.3 16.8 17.5 サービス業.5(n=13).5(n= 97).5(n=16).5(n=97) H3.5(n=13) 55.3 51.5 53.8 62.9 53.4 29.1 22.7 23.6 21.6 21.4 15.5 25.8 22.6 15.5 25.2 支給する支給しない未定 19

また 今季 支給する と回答した企業に対し 前年夏季と比べて支給額を増やすかどうか尋ねたところ 全業種でみると さほど変わらない と回答した企業が 68.7% と最も多く 増やす と回答した企業は 25.3% であった 業種別にみると 製造業で 増やす と回答した企業の割合が他業種に比べて高い 図表 25 業種別夏季ボーナスを支給する企業の方針 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=249) 25.3 68.7 6. 建設業 (n=55) 21.8 7.9 7.3 製造業 (n=84) 33.3 61.9 4.8 卸 小売業 (n=55) 16.4 8. 3.6 サービス業 (n=55) 25.5 65.5 9.1 増やすさほど変わらない減らす

サ 卸 製 建 全 第 55 回山形県内企業景気動向調査 (2) 支給予定額 夏季ボーナスの支給予定額については 全業種平均で 277,589 円となり 前年とほぼ同水準となる見込みである 業種別に前年比をみると 建設業で増加 ( 前年比 2.9 万円増加 ) 製造業で減少( 前年比 1.4 万円減少 ) 卸 小売業でほぼ横ばい ( 前年比.4 万円増加 ) サービス業で減少(1.1 万円減少 ) と 業種間では多少ばらつきがみられる 図表 26 業種別夏季ボーナスの平均支給予定額の推移 ( 円 ) 1,, 3, 4, 全業種.5(n=162).5(n=158).5(n=18).5(n=176) H3.5(n=179) 285,33 275,825 265,548 277,378 277,589 建設業.5(n=35).5(n=38).5(n=47).5(n=43) H3.5(n=38) 312, 295,711 289,362 38,65 337,395 製造業.5(n=46).5(n=47).5(n=49).5(n=44) H3.5(n=56) 316,739 296,89 272,449 286,182 272,54 卸 小売業.5(n=41).5(n=38).5(n=45).5(n=45) H3.5(n=43) 251,41 219,999 229,747 246,261 25,172 サービス業.5(n=4).5(n=35).5(n=39).5(n=44) H3.5(n=42) 26,65 284,229 269,487 269,881 258,929 21

平均支給予定額は 全業種で 万円以上 3 万円未満 と回答した企業の割合が最も高く 39.1% となっている 平均支給予定月数は 全業種で 1. カ月以上 1.5 ヵ月未満 と回答した企業の割合が最も高く 4.7% となっている 図表 27 業種別夏季ボーナス平均支給予定額 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=179) 4.5 19. 39.1 16.8 1.6 1.1. 建設業 (n=38) 2.6 47.4 21.1 15.8 13.2 製造業 (n=56) 7.1 25. 33.9 1.7 7.1 16.1 卸 小売業 (n=43) 2.3 18.6 46.5 25.6 4.72.3 サービス業 (n=42) 7.1 26.2 31. 11.9 16.7 7.1 1 万円未満 1 万円以上 万円未満 万円以上 3 万円未満 3 万円以上 4 万円未満 4 万円以上 5 万円未満 5 万円以上 図表 28 業種別冬季ボーナス平均支給予定月数 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=199) 3.5 13.6 4.7 19.6 16.6 4.5 1.5 建設業 (n=41). 7.3 41.5 22. 22. 2.4 4.9 製造業 (n=67) 3. 19.4 35.8 19.4 13.4 7.5 1.5 卸 小売業 (n=47) 6.4 12.8 46.8 23.4 2.1 8.5. サービス業 (n=44) 4.5 11.4 4.9 13.6 25. 4.5..5ヵ月未満.5ヵ月以上 1.ヵ月未満 1.ヵ月以上 1.5ヵ月未満 1.5ヵ月以上 2.ヵ月未満 2.ヵ月以上 2.5ヵ月未満 2.5ヵ月以上 3.ヵ月未満 3.ヵ月以上 22

2. 春季以降の賃金改定動向について 平成 3 年 4 月以降の賃金改定動向 ( ベースアップや定期昇給を実施する ( した ) か ) を尋ねたところ 賃上げを実施する ( した ) 企業の割合 ( ベア 定昇とも実施 + ベアのみ実施 + 定昇のみ実施 ) は 全業種で 53.% と 前年 (51.6%) に引き続き 5 割以上を占めた 一方 賃下げの実施などその他の割合 ( 賃下げを実施 + 成果に応じて個別に対応 + 未定 ) は 29.4% と前年 (26.7%) に比べ 2.7 ポイント低下した 業種別にみると 賃上げを実施する ( した ) 企業の割合は製造業が 6.5% と最も高く 以下は建設業 (57.7%) サービス業(46.6%) 卸 小売業(45.4%) の順となっている 図表 29 全業種賃金改定動向の推移 % % 4% 6% 8% 1%.5(n=451) 1.4 9.1 23.7 26.4 1.1.2 9.1.5(n=419) 13.4 1.3 27.9 21.7 1.4 17.2 8.1 H3.5(n=426) 14.1 11 27.9 17.6.5 17.6 11.3 ベア 定昇とも実施 ベアのみ実施 定昇のみ実施 現状維持 賃下げを実施 成果に応じて個別に対応 未定 図表 3 業種別賃金改定動向 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=426) 14.1 11. 27.9 17.6.5 17.6 11.3 建設業 (n=97).6 12.4 24.7 16.5 1. 16.5 8.2 製造業 (n=129) 14. 11.6 34.9 13.2. 18.6 7.8 卸 小売業 (n=97) 9.3 1.3 25.8 22.7 1. 13.4 17.5 サービス業 (n=13) 12.6 9.7 24.3 19.4. 21.4 12.6 ベア 定昇とも実施ベアのみ実施定昇のみ実施現状維持 賃下げを実施成果に応じて個別に対応 23 未定

< 参考資料 Ⅰ: 地域別 業種別回答率 > 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 村山南部 23 35 48 55 161 村山南部 19 24 29 42 114 村山北部 34 17 18 89 村山北部 1 11 9 5 最 上 21 18 11 18 68 最 上 16 14 7 7 44 置 賜 23 32 25 13 93 置 賜 12 25 14 7 58 庄内田川 3 38 29 29 126 庄内田川 22 24 17 16 79 庄内飽海 35 35 32 37 139 庄内飽海 18 22 19 22 81 合 計 152 192 162 17 676 合 計 97 129 97 13 426 ( 回答率 :%) 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 村山南部 82.6 68.6 6.4 76.4 7.8 村山北部 5. 58.8 64.7 5. 56.2 最 上 76.2 77.8 63.6 38.9 64.7 置 賜 52.2 78.1 56. 53.8 62.4 庄内田川 73.3 63.2 58.6 55.2 62.7 庄内飽海 51.4 62.9 59.4 59.5 58.3 合 計 63.8 67.2 59.9 6.6 63. サンプル割合 ( 業種別 ) サンプル割合 ( 地域別 ) 回答社割合 ( 業種別 ) 回答社割合 ( 地域別 ) サービス業 25.1% 卸 小売業 24.% 建設業 22.5% 製造業 28.4% 庄内飽海.6% 庄内田川 18.6% 置賜 13.8% 村山南部 23.8% 村山北部 13.2% 最上 1.1% サービス業 24.2% 卸 小売業 22.8% 建設業 22.8% 製造業 3.3% 庄内飽海 19.% 庄内田川 18.5% 置賜 13.6% 村山南部 26.8% 村山北部最上 11.7% 1.3% < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 > 調査の目的県内に本社を置いて企業活動を営む法人企業を対象に 各社の業況の現状と今後のに関する判断を調査し 県内の景気動向について把握するために実施した 調査の方法インターネットを利用したアンケート調査 ( 一部 FAX を利用 ) 調査期間平成 3 年 5 月 7 日 ( 月 )~16 日 ( 木 ) 24

地域区分 地域名 村山南部 村山北部 山形市 上山市 山辺町 中山町 対象となる市町村名 寒河江市 村山市 天童市 東根市 尾花沢市 河北町 西川町 朝日町 大江町 大石田町 最上新庄市 金山町 最上町 舟形町 真室川町 大蔵村 鮭川村 戸沢村 置賜米沢市 長井市 南陽市 高畠町 川西町 小国町 白鷹町 飯豊町 庄内田川 庄内飽海 鶴岡市 庄内町 三川町 酒田市 遊佐町 調査の内容アンケート調査は 各企業の業況判断について 3 肢択一方式を採っている 毎回必ず調査する 定例調査 と 調査時期にふさわしい経済トピックス等について調査する 特別調査 とを設けている 項目選択肢 ( 択一方式 ) 自社の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 業界の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 売上高 ( 建設業を除く ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 完成工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 営業利益 ( 共通項目 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 人員や人手 ( 共通項目 ) 1. 足りない 2. ちょうどよい 3. 余っている 資金繰り ( 共通項目 ) 1. 楽になった 2. さほど変わらない 3. 厳しい 原材料等の仕入価格 ( 製造業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 製 ( 商 ) 品の仕入価 ( 卸 小売業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 在庫状況 ( 製造業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 手持工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った ( 注 ) 各項目とも 前年同期比 前期比 来期の について それぞれ 3 肢択一方式を採っている 集計方法各項目とも 現状判断 先行きについてそれぞれ DI 値を算出する DI 値とは Diffusion Index( ディフュージョン インデックス ) の略で 算出方法は次の通り例 ) 自社の業況 DI 値 =( 1. 良い と回答した企業の割合 )-( 3. 悪い と回答した企業の割合 ) たとえば 自社の業況 DI 値 がプラスであれば 相対的に自社の業況が良いと判断した企業が多いことになる また 業況の変化の方向 ( 良くなっているか 悪くなっているか ) についても分かるちなみに 他の DI 値についても同様に 選択肢 1. ( 調査の内容 の 選択肢 欄をご参照のこと ) を選んだ企業の割合から選択肢 3. を選んだ企業の割合を差し引いて算出する < お知らせ > FSN 会員専用ホームページ (http://www.bb-town.jp/cgi-bin/fsn.cgi) にアクセスすると 統計データの最新版をダウンロードすることができます こちらも是非ご利用ください なお 過去の調査レポートや統計データは当社ホームページ (http://www. f-ric.co.jp/) 調査レポート コーナーからダウンロードすることができます <お問い合わせ先 > 地域政策コンサルティンググループ熊本均 / 松田美由紀 99-43 山形県山形市本町 1-4-21 荘銀山形ビル8F TEL:3-626-917 FAX:3-626-938 E-mail:kenkyuu@f-ric.co.jp URL:http://www.f-ric.co.jp/ 25