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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

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平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

事業用資産の買換え等 用資産を譲渡し あらた 中小企業 適用実積の 8 の場合の課税の特例措 に事業用資産を取得し 割以上が地方関連であ 置の延長 ( 法人税等 ) た場合 譲渡した事業用 り 中小企業の設備投資 29.4~32.3 資産の譲渡益について 等の促進による生産性 80%( 一部 75%

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第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

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給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

平成 28 年 12 月 国土交通省住宅局

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第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

平成18年度地方税制改正(案)について

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 1 住宅取得については取引価格が高額であること等から 消費税率引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和するとともに 良質な住宅ストックの形成を促し響国民の豊かな住生活を確保する

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の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

(3) 居住用財産の買換えに伴う長期譲渡所得の課税の特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) を延長する Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 国家戦略特区に係る特例の延長 拡充 (1) 我が国の大都市に世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込む魅力的なまちづくりを推進

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

平成 31 年度税制改正概要 ( 住宅局 ) 結果特例措置税目 - 消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 住宅ローン減税の控除期間を 3 年間延長 ( 建物購入価格の消費税 2% 分の範囲で減税 ) 所得税個人住民税 延長 拡充 空き家の発生を抑制するための特例措置 ( 延長 ) 相続した空き家につ

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

土地 建物の譲渡に伴う課税 所得税 住民税 譲渡所得の計算個人が不動産を譲渡した場合には 出た利益 ( 譲渡所得 ) に対して所得税と住民税が課税されます 課税譲渡所得 = 譲渡収入金額 - 取得費 ( 1)- 譲渡費用 ( 2)- 特別控除額 1 取得費 : 譲渡した不動産の取得に要した費用 購入

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

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#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

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間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

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平成 29 年度税制改正要望 平成 28 年 9 月 5 日一般社団法人不動産協会 我が国の経済は緩やかな回復を続けているが 世界経済のリスクなどにより 先行きは不透明な状態となっている 我が国の経済がデフレからの脱却を確実なものとし GDP を拡大していくためには 経済効果の高い大都市が牽引すると


基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

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図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

13全日総第16号

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

Microsoft Word - FP2級法改正情報 doc

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

平成16年版 真島のわかる社労士

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

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固定資産税等の概要及び税収動向等 3-1

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

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相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

平成 25 年度住宅 土地関連税制改正 住宅関連予算要望 ( 社 ) 住宅生産団体連合会 日本国内は 東日本大震災からの復興需要から明るさが見えてきてはいるが ヨーロッパの金融不安の再燃による経済の不透明感やその影響による中国をはじめとする新興国の経済成長率の鈍化 更に日本の株安円高などの不安定要因

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

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図表 1 消費税率引上げに伴う住宅着工の影響 ( 平成 9 年 ) 1995( 平成 7) 年度 1996( 平成 8) 年度 1997( 平成 9) 年度 (4 月 1 日に消費税 (5%) 導入 ) 1998( 平成 10) 年度 住宅着工戸数 前年からの増減 1,485 万戸 - 1,630

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控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

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参考資料 4 平成 21 年度 国土交通省税制改正要望事項 ( 住宅局 土地 水資源局部分抜粋 )

Ⅰ 豊かで安心できる住生活の実現と住宅投資の促進 (1) 住宅ローン減税制度の延長及び拡充等 ( 所得税 個人住民税 ) 中堅勤労者における無理のない負担での住宅取得を支援することにより 国民生活の向上や社会的安定の確保を図るとともに 昨今の経済情勢を踏まえ 経済効果の大きい住宅投資の促進による内需拡大の観点から減税規模の拡充を行い 良質な住宅投資に対する支援を拡充することで良質なストック形成への誘導を図る 所得税 現行の住宅ローン減税制度の適用期限を5 年延長するとともに 以下のとおり 拡充する 要望内容 現行制度 ( ) 一般住宅 長期優良住宅 一定の省エネ (200 年住宅 ) 住宅 控除対象借入限度額 2000 万円 3000 万円 3600 万円 3300 万円 控除期間 控除率 最大控除額 10 年又は 15 年 10 年又は 15 年 の選択制 の選択制 15 年 10 年 10 年の場合 10 年の場合 1-6 年目 1% 1% 7-10 年目 0.5% 1.2% 1.2% 15 年の場合 15 年の場合 1-10 年目 0.6% 1-10 年目 0.75% 11-15 年目 0.4% 11-15 年目 0.5% 160 万円 300 万円 650 万円 400 万円 平成 20 年入居の場合 耐震基準を満たさない既存住宅をローンにより取得した後に耐震改修工事を行った場合 当該既存住宅の取得費用について住宅ローン減税制度の適用対象とするなど 住宅ローン減税制度の適用条件の改善を図る 個人住民税 地方財政に留意しつつ 住宅ローン減税制度の最大控除額まで所得税額が控除されない者について 一定額を 10 年間又は 15 年間 個人住民税から減額する - 1 -

(2) 良質な住宅への投資を促進するための緊急措置の創設等 ( 長期優良住宅の建設及び住宅に係る各種改修 )( 所得税 ) 資源価格の高騰やこれに伴う経済情勢の悪化等を踏まえ 省資源で国民生活の質的向上を図り得る住宅への投資に金融資産を誘導するための緊急措置 ( 投資減税型措置 ) を創設する 具体的には 住宅ローンを組まずに住宅を取得する者など 住宅ローン減税制度の対象とならない者を長期優良住宅へと誘導するとともに 既存住宅の各種改修を促進することで 省資源なストック型社会への転換と持続的な内需拡大による経済成長の実現を図る 所得税 1. 長期優良住宅の建設促進長期優良住宅を新築又は取得した場合に 通常の住宅よりも上乗せして必要となる費用 ( 上限 :500 万円 ) の 10% に相当する額を 3 年間 所得税額から控除 2. 住宅に係る各種改修の促進既存住宅の質の向上に資するリフォーム ( 一定のバリアフリー改修工事 一定の省エネ改修工事及び一定の耐震改修工事 ( )) を行った場合に 工事に要した費用 ( 上限 :200 万円 ) の10% に相当する額を当該年度の所得税額から控除 耐震改修工事については 住宅に係る耐震改修促進税制の延長及び拡充により措置 経済財政改革の基本方針 2008 ( 平成 20 年 6 月 27 日閣議決定 ) 抜粋 第 2 章成長力の強化 1. 経済成長戦略 Ⅰ 全員参加経済戦略 3 生活直結型産業の発展 200 年住宅 を始めとする住宅取得の支援 良質な賃貸住宅の供給を促進し 住宅需要の喚起を図る あわせて 社会的資産としての住宅ストックの流動化を促進する - 2 -

(3) 高齢者の居住の安定確保に係る税制特例の創設等 ( 所得税 法人税 個人住民税 不動産取得税 固定資産税 ) 我が国は本格的な高齢化社会へと向かっており 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅ストックの整備促進を一層図る必要がある また 社会保障の機能強化のための緊急対策 ( 5つの安心プラン ) 等を踏まえ 生活支援サービスを提供するケア付き住宅等の供給を促進するとともに 三世代同居 近居への支援を図るべく 次の特例措置の創設等を行う 1. 高齢者向け優良賃貸住宅等の供給促進 (1) 全国における措置 1 高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の適用期限の 2 年延長 所得税 法人税 割増償却 5 年間 28% 増 ( 耐用年数 35 年以上のものは 40% 増 ) 2 ケア付き賃貸住宅の建設に係る特例措置の創設 所得税 法人税 割増償却 5 年間 28% 増 ( 耐用年数 35 年以上のものは 40% 増 ) 固定資産税 税額を 5 年間 1/3 に減額 (2) 高齢者の居住の安定確保に関する計画 ( 仮称 : 下記イメージ図参照 ) で定める区域内における措置当該区域内における以下の高齢者向け賃貸住宅について特例措置を講じる 1 高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の拡充及びケア付き賃貸住宅の建設に係る特例措置の創設 所得税 法人税 割増償却 5 年間 40% 増 ( 耐用年数 35 年以上のものは 55% 増 ) 固定資産税 税額を 5 年間 1/4 に減額 2 一定の高齢者向け賃貸住宅のバリアフリー改修に係る特例措置の創設 所得税 法人税 割増償却 5 年間 28% 増 ( 耐用年数 35 年以上のものは 40% 増 ) 固定資産税 税額を 5 年間 1/3 に減額 - 3 -

高齢者の居住する住宅におけるバリアフリー化実施率 戸内(専用部分)全体持家住借家 高齢居住 譲渡年の翌年から3 A 手すり (2 ヶ所以上 ) 15.3% 21.5% 5.9% 23.9% B 段差のない屋内 13.1% 17.0% 7.2% 13.2% C 廊下幅が車椅子通行可 12.6% 17.2% 5.7% 16.7% ABC いずれかに対応 25.5% 34.5% 11.9% 34.3% A 又は B に対応 ( 一定対応 ) 年間繰越控除を行う住21.6% 29.3% 10.0% 28.9% ABC 全て対応 (3 点セット ) 5.4% 7.3% 2.6% 6.7% 特例の名称 特例の内容 要望内容 ( 要件の緩和 ) 居住用財産を譲渡し居住用財産を譲渡した場合における課税長 所有期間 10 年超 た場合の長期譲渡所期譲渡所得について 一定の軽減税率 (600 得の課税の特例 0 万円以下の部分につき14% 等 ) を適用 5 年超 に緩和 特定の居住用財産の一定の居住用財産を譲渡し 新たに居住用 所有期間 10 年超 買換え及び交換の場財産を取得した場合 譲渡金額が取得価額 居住期間 10 年以上 合の長期譲渡所得の以下の場合は譲渡がないものとし 取得価 課税の特例 額以上の場合はその超過分について長期譲 所有期間 5 年超 渡所得の課税の特例を適用 居住期間 5 年以上 に緩和 居住用財産の買換え一定の居住用財産を譲渡し 新たに居住用 所有期間 5 年超 等の場合の譲渡損失財産を取得した場合 その譲渡で生じた損 の損益通算及び繰越失の金額をその年の他の所得と損益通算 緩和 控除 し 控除しきれない額について譲渡年の翌 年から3 年間繰越控除を行う 特定居住用財産の譲一定の居住用財産を譲渡した場合 その譲 所有期間 5 年超 渡損失の損益通算及渡で生じた損失の金額をその年の他の所得 び繰越控除 と損益通算し 控除しきれない額について 緩和 2. 三世代同居 近居支援の特例措置の創設 1 二世帯住宅の供給を促進するため 以下の特例措置を講じる 不動産取得税 課税標準からの控除額を一般住宅の特例 (1200 万円控除 ) よりも拡充 (1300 万円控除 ) する 固定資産税 新築住宅に係る減額特例の減額対象を拡充する (120 m2相当分 200 m2相当分 ) 2 親と同居 近居するために住宅の買換え等をした場合において 以下の税制特例について 適用要件を緩和する措置を講じる 所得税 個人住民税 - 4 -

(4) 既存住宅の利活用の促進に係る税制特例の延長等 ( バリアフリー改修促進税制等 )( 所得税 不動産取得税 ) 住宅に係るバリアフリー改修促進税制の延長等により 既存住宅の利活用の一層の推進を図り ストック型社会への転換を促進する 所得税 住宅に係るバリアフリー改修促進税制の 5 年延長一定の者が自己の居住の用に供する家屋についてバリアフリー改修工事を含む増改築等工事を行った場合 当該バリアフリー改修工事に係る借入金 (200 万円まで ) の年末残高の 2% を 5 年間所得税額から控除する 不動産取得税 既存住宅の利活用の促進を図るため 耐震基準を満たさない既存住宅を取得した後に耐震改修工事を行った場合について 既存住宅に係る課税標準の特例及び既存住宅用地に係る税額の特例の適用対象とする < 既存住宅流通シェアの国際比較 > < 不動産取得税に関する現行特例の概要 > 1 耐震基準を満たす一定の既存住宅を取得した場合 課税標準から一定額を控除する ( 例 : 平成 9 年度以降に新築された住宅の取得に係る控除額 1200 万円 ) 21の適用対象となる住宅用地に対して 税額から一定額 を減額する ( ) 150 万円又は住宅の床面積の2 倍 (200m2を上限) までの土地価格に税率を乗じた額 (5) 住宅用家屋の所有権保存登記等に関する特例措置の延長 ( 登録免許税 ) 一定の住宅用家屋を取得等し その者の居住の用に供した場合の 当該住宅用家屋に係る保存登記 移転登記 抵当権設定登記の特例措置の適用期限を 2 年延長する 登録免許税 所有権保存登記 所有権移転登記 抵当権設定登記 1.5/1,000( 本則 4/1,000) 3/1,000( 本則 20/1,000) 1/1,000( 本則 4/1,000) - 5 -

Ⅲ 低炭素社会に対応したくらし 物流基盤づくり (4) 住宅に係る省エネ改修促進税制の延長 ( 所得税 ) 地球温暖化防止に向けてCO 2排出量の削減を図るために 既存住宅においても省エネ性能を向上させる必要があることから 自己の居住の用に供する家屋について一定の省エネ改修工事 ( 窓の二重サッシ化等 ) を行った場合の特例措置の適用期限を5 年延長する 所得税 :( 延長 ) 住宅ローン残高の一定割合を5 年間にわたり税額控除 < 現行制度の概要 > 省エネ改修促進税制 控除率 2.0%( 特定の省エネ改修工事 ( ) 以外の部分は1.0%) 控除期間 5 年間 控除対象 200 万円 借入限度額 ( 特定の省エネ改修工事相当部分 当該工事以外の部分と 合計で1,000 万円 ) 借入金の償還期間 5 年以上 工事費 30 万円超 特定の省エネ改修工事 : 改修後住宅全体の省エネ性能が現行の省エネ基準相当に上がると認められる内容の省エネ改修工事 - 6 -

土地の有効利用Ⅳ 土地の流動化 有効利用の促進 (1) 特定の事業用資産の買換え等の特例措置の延長 ( 所得税 法人税 ) 企業等の資産の買替え時の負担を軽減することで 土地取引の活性化や土地の有効利用を促進するとともに設備更新 事業再編の円滑化を図るため 長期保有 (10 年超 ) の土地等を譲渡し 新たに事業用資産 ( 買換資産 ) を取得した場合において 譲渡した事業用資産の譲渡益について課税の繰延べ ( 繰延率 80%) を認めている現行措置を 3 年延長する 土地の有効利用 の企業等に買換え他よるへ課税 譲渡価格 不稼働不動産等先端技術の工場街なかの複合ビル 譲渡資産 買換資産 取得価格 譲渡益 課税繰延 80% 20% 圧縮 簿価 取得費 (2) 土地 住宅に係る不動産取得税の特例措置の延長 ( 不動産取得税 ) 土地 住宅の取得コストの軽減を通じ 土地取引の活性化や土地の有効利用を促進するとともに 良質な住宅ストックの形成と居住水準の向上を図るため 土地 住宅に係る不動産取得税の税率の特例措置 ( 本則 4% 3%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例措置 (1/2 に軽減 ) の適用期限を 3 年延長する 不動産取得税に係る特例の経緯 不動産取得税 ( 土地 建物 ) 本則 :4% 課税標準の特例 ~H14 年度 H15~H17 H18~H20 税率 課税標準の特例 税率 課税標準の特例 土地 ( 住宅 ) 1/2 3% 1/2 3% 1/2 3% 土地 ( 非住宅 ) 1/2 4%( 本則 ) 1/2 3% 1/2 3% 建物 ( 住宅 ) - 3% - 3% - 3% 建物 ( 非住宅 ) - 4%( 本則 ) - 3% - 3.5%( ) 税率 建物 ( 非住宅 ) の税率は平成 20 年 3 月 31 日まで 平成 20 年度以降は本則 (4%) で課税 - 7 -

(3)J リート SPC に係る不動産取得税の課税標準の特例措置の延長 ( 不動産取得税 ) 不動産証券化を通じた地域経済の活性化や優良な都市ストックの形成を促進するため Jリート SPCに係る特例措置を2 年延長する 不動産取得税 : 課税標準 2/3を控除 特例措置 課税標準 2/3 を控除 投資家 投資配当 J リート SPC 取得 不動産 (4) 優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例の延長 ( 所得税 法人税 個人住民税 ) 優良住宅地の造成等のために土地又は土地の上に存する権利を譲渡した場合の譲渡所得に係る課税の特例措置 ( 軽減税率 ) の適用期限を 5 年延長する 所得税 個人住民税 : 課税長期譲渡所得金額 2,000 万円以下の部分について軽減税率の適用 ( 所得税 15% 10% )( 個人住民税 5% 4%) 法人税 : 重課制度の適用除外 (5) 特定住宅地造成事業等に係る土地等の譲渡所得に係る 1,500 万円特別控除制度の延長及び拡充 ( 所得税 法人税 個人住民税 法人住民税 事業税 ) 良好な環境を備えた良質な住宅の建設 宅地の造成を促進するため 特定住宅地造成事業等 ( ) のために土地又は土地の上に存する権利を譲渡した場合に係る譲渡所得の1,500 万円特別控除の適用期限を3 年延長する 特定住宅地造成事業等 :1 開発許可を受けて行われる一団の宅地の造成に関する事業 2 土地区画整理事業として行われる宅地造成事業 3 一団の住宅建設に関する事業 また 上記 1については 人口減少 高齢化社 会が到来する中で 環境負荷の小さい都市機能が < 現行 > < 拡充 > 集約されたコンパクトなまちづくりを促進する観点から 事業面積要件の緩和等の拡充を行う 5ha以上 事業面積要件緩和 1ha以上 - 8 -

(6) 法人の土地の譲渡益に対する追加課税制度 ( 法人重課 ) の停止期限の延長 ( 法人税 ) (7) 個人の不動産業者等が短期所有土地等を譲渡した場合の課税の特例 ( 重課 ) の停止期限の延長 ( 所得税 個人住民税 ) 法人の土地譲渡益に対して 通常の法人税のほか 特別税率が課される法人重課制度 及び個人の不動産業者等が所有期間 5 年以下の土地等を譲渡した場合の事業所得等について重課される制度の停止期限を当分の間延長する 法人 短期(5 年以下 ) 所有土地の場合 10% を重課長期 (5 年超 ) 所有土地の場合 5% を重課 個人 次の1 又は2のいずれか多い額を課税 1 譲渡益の52%( うち住民税 12%) 2 総合課税による上積税額 ( ) 110% 上積税額とは 土地の譲渡に係る所得と他の所得との合計額に通常の累進税率を適用して算出した税額から他の所得のみに通常の累進税率を適用して算出した税額を差し引いた差額 (8) 商業地等の土地等に係る課税標準の特例措置 ( 条例減額制度 ) の延長 ( 固定資産税 都市計画税 ) 商業地等の固定資産税等の負担軽減を図るため 現在は一律に固定資産評価額の 70% とされている課税標準額の法定上限率について 市町村の条例によりさらに 60~70% の範囲で引き下げることを可能とする制度の適用期限を 3 年延長する 負担水準 (%) 100 70 60 固定資産税評価額 税負担引下げ ( 評価額 70 %) 税負担据置 法定された課税標準額の上限 条例減額制度 市町村の判断で 60~ 70% の範囲で引き下げ可能 0 (9) 信託期間中に委託者兼受益者に相続 合併 分割が発生した場合の信託終了時の不動産所得税の非課税措置の創設 ( 不動産取得税 ) 委託者の死亡等により信託期間中に相続が生じ 又は委託者において法人の分割若しくは合併が行われ その後 信託が終了し 当該不動産を新委託者 ( 相続人等 ) に交付する際 不動産取得税を非課税とする < 相続の場合 > 法人の合併 ( 分割 ) の場合も同様 被相続人 委託者 ( 兼受益者 ) 信託期間中に相続が行われた場合 相続人 新委託者 信託設定時の不動産移転 不動産取得税が非課税 信託終了時の不動産移転 不動産取得税が課税される 信託銀行等 受託者 非課税制度の創設 - 9 -

Ⅴ その他 バリアフリー法に基づく認定特定建築物に係る特例措置の延長 ( 所得税 法人税 ) 認定建替計画に係る区域内の土地等を取得した場合の課税標準の特例措置の延長 ( 不動産取得税 ) 独立行政法人都市再生機構が附則業務として不動産を取得した場合の非課税措置の延長 ( 不動産取得税 ) 住宅に係るアスベスト改修促進税制の創設 ( 所得税 固定資産税 ) 新潟県中越地震災害による被災代替家屋等に係る特例措置の延長 ( 固定資産税 都市計画税 ) 三宅島噴火災害の長期避難指示による被災代替家屋等に係る特例措置の延長 ( 固定資産税 ) 独立行政法人都市再生機構から交換により土地を譲渡した場合の課税の特例措置の延長 ( 所得税 法人税 登録免許税 不動産取得税 ) 特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法による貸家住宅に係る軽減措置の延長 ( 固定資産税 ) - 10 -