1. 子供の死亡事故の現状 出典 : 厚生労働省 人口動態調査 HP 1 子供の不慮の事故死は 年変わらず 病気を含む全ての死因の中で上位 毎年 300 名以上の子供 (0~14 歳 ) が 不慮の事故で亡くなっている 1) 平成 17 年の死因順位 1 位 位 3 位 0 歳 1~4 歳 先天奇形

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5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

4 年齢階級別の死因山形県の平成 28 年の死因順位は 20 歳から 34 歳までの各階級において自殺が1 位となっているほか 64 歳までの各階級においても死因順位の上位にあり おおむね全国と同様の傾向が見られます < 表 7> 年齢階級別の死因順位 死亡者数 ( 山形県 ) 年齢階級 総死亡者数

表 19 死亡数 ( 場所 区 ) 年次 総数 施設内 施設外 総数病院診療所老健施設助産所老人ホーム総数自宅その他 平成 23 10,380 9,363 8, , ,389 9,324 8, ,065 88

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目 次 1 平成 29 年愛知県生命表について 1 2 主な年齢の平均余命 2 3 寿命中位数等生命表上の生存状況 5 4 死因分析 5 (1) 死因別死亡確率 5 (2) 特定死因を除去した場合の平均余命の延び 7 平成 29 年愛知県生命表 9

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まえがき 平成 24 年福島県簡易生命表 は 平成 24 年の福島県日本人人口 ( 推計 ) と平成 22~25 年の人口動態統計 ( 確定数 ) を基にして 本県の死亡状況が今後変化しないと仮定したとき 各年齢の者が1 年以内に死亡する確率や平均的にみて今後何年生きられるかという期待値などを 死亡

表 9 死亡数 ( 場所 区 ) 年次 総数 施設内 施設外 総数病院診療所老健施設助産所老人ホーム総数自宅その他 平成 4 0,389 9,34 8, , ,63 9,54 8, , ,5 9,457 8,874

3 成人保健

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1 人口動態の概況 ( 平成 24 年 1 月 ~12 月 ) (1) 出生数 < 減少 > 出生数は56,943 人で前年に比べ1,116 人減少し 出生率は人口千人に対し8.0で 前年と比べ0.2ポイント低下した (2) 死亡数 < 増加 > 死亡数は59,137 人で前年に比べ1,467 人増

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81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

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第 1 節人口の推移 1 総人口と世帯数の推移 平成 25 年 1 月 1 日現在 人口は 580,852 人 世帯数は 259,048 で平成 5 年から 人口 世帯数ともに増加傾向にあります 出典 : 各年 1 月 1 日現在総人口 2 段階別人口の推移と将来推計平成 17 年から 25 年まで

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7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

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第1章評価にあたって

用語等の説明 1 生命表とは生命表とは ある人口集団の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに 各年齢の者 が死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命 などの指標 ( 生命関数 ) によって表したものである これらの関数は 男女別に各年齢の死亡件数と人口を基にして

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第 11 章 保健衛生 600 人 図 11-1 乳幼児健康診査実施状況 幼児一般検診 1 歳 6ヶ月検診 3 歳児検診 平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 14

(2) 傷病分類別ア入院患者入院患者を傷病分類別にみると 多い順に Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 千人となっている 病院では Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 147.


平成26年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 1

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平成 29 年中の救急出動件数等 ( 速報値 ) の公表 平成 30 年 3 月 14 日 消防庁 平成 29 年中の救急出動件数等の速報値を取りまとめましたので公表します U 救急出動件数 搬送人員とも過去最多 平成 29 年中の救急自動車による救急出動件数は 634 万 2,096 件 ( 対前

P6-25

目次 Ⅰ. 調査の概要 1 Ⅱ. 結果の概要 3 Ⅲ. 調査の結果 4 1 人口静態( 平成 6 年 1 月 1 日現在 ) 4 (1) 総人口 4 () 年齢別人口 5 (3) 年齢 3 区分別人口 6 (4) 世帯数 7 人口動態( 平成 5 年 1 月 1 日 ~1 月 31 日 ) 8 率の

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第 2 章 西東京市の現状 第 2 章 東京市の現状 1 人口等の動向 (1) 東京市の 年次推移西東京市の人口は 平成 7(1995) 年以降 一貫して増加の傾向にあり 平成 27(2015) 年の国勢調査では 20 万人を超えています 図表 2-1 西東京市人口の年次推移と伸び率 ( 人 ) 2

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1 人口動態統計 (1) 年次別 健康福祉センター別統計 表 1 人口動態実数年人 出 低出 体 重 死 乳新 生児児死死 周産期死亡死産婚総妊以生満総自人不 娠後後の満乳の一二児二死週死 次口生児生亡亡亡数週産未亡数産産明姻婚加 ,026 4, ,

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担当係 国際分類情報管理室電話 03(5253)1111 内線 7493

2016年の子どもの死因上位 5 位 1位 3位 先天奇形 変形 周産期に特異的 乳幼児突然死症 及び染色体異常 な呼吸障害等 候群 663人34.4% 282人14.6% 109人5.7% 不慮の事故 73人3.8% 胎児及び新生児 の出血性障害等 67人3.5% 1-4歳 690人 先天奇形 変

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自然死産率 = 年間自然死産数 / 年間出産数 ( 出生数 + 死産数 ) 1,000 人工死産率 = 年間人工死産数 / 年間出産数 ( 出生数 + 死産数 ) 1,000 周産期死亡率 = 年間周産期死亡数 / 年間出産数 ( 出生数 + 妊娠満 22 週以後の死産数 ) 1,000 婚姻率 =

また 認可外保育施設での死亡事故が多く 特に午睡中の死亡事故が多いことから 平成 28 年 10 月に ガイドラインの取組の周知徹底と睡眠中の窒息リスクの除去の方法等 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項を記載した周知啓発資料等を地方自治体宛てに通知し 周知している あわせて 全国担当課長会議

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1. がん重点パック の発売について < 開発の背景 > がん は日本人の死亡原因のトップ 表 1 であり 非常に怖い病気であることに今も変わりありません また がんによる死亡者数は40 代以降から急速に増加している 表 2 ことも考えると 若いうちから がんに対して備えておく必要があるといえます

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新潟県の自殺の現状 平成 27 年の本県の自殺者数は厚生労働省の人口動態統計によると 504 人です 自殺者数の推移を見ると 平成 10 年に国と同様 中高年男性を中心とした自殺者の急増があり 当時は県内で 800 人を超える方が毎年自ら死を選択されるという状況でした 以後漸減し 平成 27 年の

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首浮き輪 (2) 注意表示について ( 例 ) 首浮き輪の本体や取扱説明書等には以下のような注意表示が書かれています A 社の注意表示 ( 抜粋 ) あごが首浮き輪の穴から下にさがる状態で使用しない 生後 18 か月かつ体重 11kg までのお子様専用です 保護者の方は目を離さず お子様に手が届く範

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対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

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平成 27 年度版 [ 人口の状況 ] の現状 人口静態 ( 平成 27 年 ) 人口動態 ( 平成 26 年 ) 総数 男 女 総数 男 女 人口 89,42 44,85 44,552 出生数 歳以上人口 22,17 1,36 11,864 死亡数

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資料 1 子供の事故防止関連 人口動態調査 調査票分析 ~ 事故の発生傾向について ~ 平成 8 年 11 月 日 第 回子供の事故防止関係府省庁連絡会議 資料消費者庁消費者安全課

1. 子供の死亡事故の現状 出典 : 厚生労働省 人口動態調査 HP 1 子供の不慮の事故死は 年変わらず 病気を含む全ての死因の中で上位 毎年 300 名以上の子供 (0~14 歳 ) が 不慮の事故で亡くなっている 1) 平成 17 年の死因順位 1 位 位 3 位 0 歳 1~4 歳 先天奇形 変形及び染色体異常 不慮の事故 周産期に特異的な呼吸障害等 先天奇形 変形及び染色体異常 ~9 歳不慮の事故悪性新生物 乳幼児突然死症候群 不慮の事故 悪性新生物 先天奇形 変形及び染色体異常 ) 平成 7 年の死因順位 0 歳 1~4 歳 ~9 歳 1 位 位 3 位 4 位 位 先天奇形等 呼吸障害等 乳幼児突然死症候群 出血性障害等 不慮の事故 先天奇形等 不慮の事故 悪性新生物 心疾患 肺炎 悪性新生物 不慮の事故 先天奇形等心疾患肺炎 ~14 歳不慮の事故悪性新生物心疾患 自殺 ~14 歳 悪性新生物自殺不慮の事故先天奇形等心疾患 3) 平成 7 年の子供 (0~14 歳 ) の不慮の事故死件数 死因別 平成 7 年 交通事故 自転車や自動車を利用中の事故 窒息 114 溺水 87 転倒 転落 0 浴槽での溺水 建物からの転落 火事 やけど 1 ライターの火遊びによる火災 その他 件数計 349 主な消費生活上の事故 ( 以下は例示 ) 寝具での窒息 食品 玩具等の誤えん 左記は 地震等の自然災害を原因とするものを除く 参考平成 年 :371 件 P1

. 年齢別の死亡事故発生比率 1 平成 年 ~ 平成 年の 年間の子供の不慮の事故死,030 件のうち 0 歳が 1/4 を占める 0 歳 ~ 歳で全体の 4% 消費者庁では 0 歳 ~ 歳 ( 未就学児 ) の事故防止対応が重要と考える 年齢別の事故発生比率 ( 平成 年 ~ 平成 年の 年間で 計,030 件 ) P~P9 の出典 : 消費者庁が 厚生労働省 人口動態調査 調査票 ( 平成 年 ~ 年の 年間分 事故発生時の状況等の詳細情報を含む ) を入手 分析したデータ 11 歳 4% 歳 3% 1 歳 3% 13 歳 % 14 歳 7% 0 歳 % 7 歳 ~14 歳 3% (740 件 ) 9 歳 4% 8 歳 % 7 歳 % 歳 % 歳 4% 4 歳 % 3 歳 % 1 歳 11% 歳 7% 0 歳 ~ 歳 4% (1,90 件 ) P

3. 年齢別に多い死亡事故 1 位 ~ 位 1 窒息 は 0 歳で圧倒的に多く発生しており 1~ 歳でも上位 交通事故 は 1 歳以上で全て 1 位 3 溺水 は 1 歳以上で全て 位 3 位以内 また 歳以上で屋外での 溺水 が多く発生 4 建物からの転落 は 3 歳 ~4 歳で多く 歳以上も 位以内に入る年齢が多い 消費者庁では 0 歳 ~ 歳に多い事故 : 窒息 建物からの転落 溺水 に注目 年齢別に多い死亡事故 1 位 ~ 位 ( 年齢別比率 ) 1 位 位 3 位 4 位 位 0 歳 窒息 ( 就寝時 ) 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) 窒息 ( 詳細不明 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 交通事故 3% 3% 11% % % 1 歳交通事故溺水 ( 浴槽内 ) 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 窒息 ( その他の物による誤嚥 ) 8% 3% 9% 8% % 歳 交通事故 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) 溺水 ( その他原因 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 窒息 ( 詳細不明 ) 43% 8% 7% % 4% 3 歳交通事故建物からの転落溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 37% 1% 9% 7% % 4 歳交通事故建物からの転落溺水 ( 浴槽内 ) 溺水 ( その他原因 ) 溺水 ( 屋外 ) 3% 13% 8% 8% 8% 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 溺水 ( その他原因 ) 建物からの転落 47% 14% 7% % 3% 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( その他原因 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 建物からの転落 0% 19% % 4% 4% 7 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( その他原因 ) 建物からの転落その他の転落 1 位 位 3 位 4 位 位 8 歳 交通事故 溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( その他原因 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 建物からの転落 7% 17% % 4% 4% 9 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 建物からの転落溺水 ( その他原因 ) 不慮の首つり 絞首 4% 17% 7% 7% % 歳交通事故溺水 ( 浴槽内 ) 溺水 ( 屋外 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 不慮の首つり 絞首 % 11% 9% % 4% 11 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 建物からの転落溺水 ( 浴槽内 ) 溺水 ( その他原因 ) 37% 1% 8% 7% % 1 歳 交通事故 溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 窒息 ( 詳細不明 ) 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) 4% 1% 13% 7% 3% 13 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 建物からの転落窒息 ( 食物の誤嚥 ) 44% 17% 13% 7% 4% 14 歳交通事故溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( 浴槽内 ) 建物からの転落溺水 ( 詳細不明 ) 39% 19% 1% % 4% 9% 0% % 3% % P3

4. 死亡事故発生場所 1 事故発生場所は 住居 ( 家庭内 ) と道路 駐車場で約 割を占める 低年齢の子供ほど 住居 ( 家庭内 ) での事故が多い 3 道路 駐車場は交通事故がほとんどを占める 1) 年齢別の事故発生場所 ) 子供 (0 歳 ~14 歳 ) 全体 0% 不明 90% % 80% 住居 31% 70% 0% 0% 40% 30% 0% % 0% % 3% % 4% 3% 3% 4% 7% 7% 38% 38% 47% 31% 3% 9% 49% 38% 3% 7% 4% 13% 1% 4% 8% 11% 0% 3% 18% 18% 1% 0 歳 1 歳 歳 3 歳 4 歳 歳 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 11 歳 1 歳 13 歳 14 歳住居道路 駐車場学校 保育施設その他不明 その他 1% 学校 保育施設 1% 3)0 歳 ~ 歳の場合 その他 1% 学校 保育施設 1% 不明 7% 道路 駐車場 7% 住居 39% 道路 駐車場 1% P4

. 個別事故分析 : 0 歳児の窒息 ( 就寝時の窒息 ) の発生傾向 歳の事故死は 年間で 0 件と 全体の 1/4 を占めるが そのうち 8 割が窒息死 就寝時の窒息死が 3% と最も多く発生しており ほとんどが家庭内で起きている 3 誤嚥 ( ミルク等胃内容物 食物 その他の物 ) による窒息死が 計 3% 発生している 1)0 歳児の不慮の事故死の原因 溺水 % (3 件 ) 交通事故 % (9 件 ) 窒息 ( その他 )13% (3 件 ) 転倒 1% (3 件 ) その他 9% (43 件 ) 8 割が窒息死 中でも窒息 ( 就寝時 ) が最も多い 窒息 ( 就寝時 )3% ( 件 ) )0 歳児の就寝時の窒息事故の状況 ( 調査票で 事故の状況について記載があり 内容が確認できたもの ) 事故の状況 件数 顔がマットレスなどに埋まる 33 件 掛け布団等の寝具が顔を覆う 首に巻き付く 17 件 ベッドと壁の隙間などに挟まれる 13 件 ベッドからの転落に起因する窒息 7 件 家族の身体の一部で圧迫される 件 ベッド上の衣類やクッション等で顔を覆われる 4 件 その他 詳細不明 81 件 計 件 窒息 ( その他の物の誤嚥 )4% (19 件 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 )% (49 件 ) 窒息 ( ミルク等胃内容物の誤嚥 )3% (113 件 ) 3) 月齢別の傾向消費者庁が確認した就寝時の窒息死 件のうち 生後 ヶ月までに全体の約 7 割が発生 P

. 個別事故分析 : 建物からの転落事故 の発生傾向 1 年間で 90 件以上発生し 年齢別には 活動的になる 3~4 歳の事故発生が多い 時期別には 窓等を開ける機会が増える 春 ~ 夏に事故が増加している 3 多くが住居 ( 家庭 ) で発生し マンションのベランダや戸建 階からの転落等が起きている 1) 年齢別 18 3) 事故発生場所 1 0 ( 件数 ) 14 14 7 4 4 4 3 3 1 0 歳 1 歳 歳 3 歳 4 歳 歳 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 11 歳 1 歳 13 歳 14 歳 学校 3% (3 件 ) その他 不明 3% (1 件 ) 住居 74% (8 件 ) 1 ) 時期別 11 8 8 4 3 3 3 0 ( 件数 ) 1 月 月 3 月 4 月 月 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 1 月 事故発生月不明を除く 4) 事故発生の状況 ( 例 ) マンションのベランダの椅子に乗り 転落 マンションの部屋の出窓から転落 友人と遊んでいて 自宅ベランダから転落 マンション屋上の天窓のガラスが割れ 転落 戸建 階の部屋の窓から転落 学校の 階の教室窓から転落 P

7. 個別事故分析 : 溺水 ( 溺死 ) 事故 の発生傾向 1 年間で 40 件以上発生し 屋外 ( 自然の水域 : 海 川 池等 ) 事故が最も多く 次いで浴槽内 時期別には 屋外は夏期が圧倒的に多く 浴槽内は 年間平均的に発生している 3 年齢別には 0 歳 ~1 歳は浴槽内 より活動的になる 歳以上で屋外が 最も多く発生している 1) 事故発生場所 ) 主な事故の発生時期 0 0 40 30 0 0 ( 件数 ) その他 詳細不明 1%(99 件 ) プール 3% (13 件 ) 浴槽内 3% (1 件 ) プール事故 14 14 7 1 1 1 7 11 48 4 1 屋外 ( 自然の水域 ) 41% (189 件 ) 14 屋外事故 1 浴槽内事故 1 13 8 4 1 1 月 月 3 月 4 月 月 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 1 月 事故発生月不明を除く 3) 主な事故の年齢別 0 40 30 0 0 ( 件数 ) 4 3 0 1 1 1 1 17 14 9 9 1 プール 8 3 8 3 3 3 1 1 事故 1 0 歳 1 歳 歳 3 歳 4 歳 歳 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 11 歳 1 歳 13 歳 14 歳 4) 事故発生の状況 ( 例 ) 浴槽内事故 屋外事故 1 人で入浴していた 様子を見たらうつぶせで浮かんでいた 親と一緒に入浴し 少し目を離した時に うつぶせで浮かんでいた 海 川 池やため池で遊んでいる時に溺れてしまった 幼稚園や学校のプールで溺れてしまった 8 P7

備考 1. データの出典について <P1. 子供の死亡事故の状況 > 厚生労働省 人口動態調査 HP <P~P9> 消費者庁が 子供 (0 歳 ~14 歳 ) の不慮の事故死について 厚生労働省 人口動態調査 の調査票 ( 平成 年 ~ 年の 年間分 事故発生時の状況等が記載された詳細情報を含む ) を入手して 分析したもの なお 分析対象となる不慮の事故死からは 地震等の自然災害による事故を除いた. 不慮の事故 における 各事故の分類について <P1 3) 平成 7 年の子供 (0~14 歳 ) の不慮の事故死件数 > 厚生労働省 人口動態調査 に記載されている死因を 交通事故 窒息 溺水 転倒 転落 火事 やけど その他 で分類したもの <P3 年齢別に多い死亡事故 1 位 ~ 位 > 厚生労働省 人口動態調査 に記載されている死因をもとに 交通事故 を除いて 子供に多い事故である 窒息 溺水 建物からの転落 を 消費者庁で以下に分類 窒息 : 窒息 ( 就寝時 ) 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) 窒息 ( 食物の誤嚥 ) 窒息 ( その他の物による誤嚥 ) 窒息 ( 詳細不明 ) 溺水 : 溺水 ( 浴槽内 ) 溺水 ( 屋外 ) 溺水 ( その他原因 ) 建物からの転落 : そのまま記載 P8

備考 3. その他注釈 <P1. 子供の死亡事故の状況 > 乳幼児突然死症候群 :SIDS(Sudden Infant Death Syndrome) 悪性新生物 : 悪性腫瘍 平成 7 年の子供 (0~14 歳 ) の不慮の事故死からは 地震等の自然災害による事故を除いた <P3. 年齢別に多い死亡事故 1 位 ~ 位 > 溺水 ( 屋外 ) には プールでの事故を含む 溺水 ( その他原因 ) とは 用水路やため池等を含む 窒息 ( 胃内容物の誤嚥 ) とは ミルク等の吐き戻し等によるもの 窒息 ( その他の物による誤嚥 ) とは おもちゃやボタン電池等の誤嚥によるもの <P4. 事故発生場所 > 道路には 踏切上の事故を含む 駐車場には 住居の駐車場を含む 学校 保育施設には 保育園 幼稚園を含む その他には 海 川 池 病院 商業施設 駅や線路等を含む <P~P7 個別事故分析 > 建物からの転落事故 発生場所のその他とは 商業施設等からの転落を含む 溺水( 溺死 ) 事故 発生場所のその他とは ため池や用水路等を含む P9