第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

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平成21年6月10日 地域防災計画

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協定の資料 1. 番号の付け方 災害応急対策時に, 各部及び各班で利用する資料が分かるよう, 下記の規定で番号を付ける 部班連番 基準 A1 1 A: 統括部 1. 本部班 2. 情報分析班 3. 情報記録班 4. 広報班 5. 財政班 6. 渉外班 E: 建設部 1. 建設総務班 2. 応急仮設住

島原市地域防災計画

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二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

- 総目次 - - 本編 - 第 1 章総則 第 2 章 災害予防計画 第 3 章 風水害応急対策計画 第 4 章 震災応急対策計画 第 5 章 大規模事故等応急対策計画 第 6 章 災害復旧復興計画 - 資料編 -

みやこ町地域防災計画

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防災業務計画 株式会社ローソン

本編表紙&目次.

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

目  次

第8章 災害復旧計画

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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市町村における災害対応「虎の巻」

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

別紙7

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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第 1 大規模地震 火災に関する調査研究 市民部 消防組合 35 第 2 出火防止 初期消火体制の確立 市民部 消防組合 35 第 3 消防力の増強 市民部 消防組合 35 第 4 防災資機材の整備 市民部 消防組合 36 第 5 節震災に強い地域 ( 社会 ) づくり 37 第 1 自主防災組織の

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「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

避難所講演資料

馬区教育委員会規則第 1 号 ) 第 3 条第 1 項に規定する部長ならびに選挙管理委員会事務局長および議会事務局長をもって充てる 2 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律 ( 平成 16 年法律第 112 号 以下 法 という ) 第 28 条第 4 項第 3 号の本部員は 区

(案)

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施行社会福祉施設等における非常災害対策計画の点検・見直しガイドラインページ入り.docx

国民保護に関する業務計画(案)

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第 3 章災害応急対策計画第 2 款地震災害対策第 1 節初動対応 体制区分配備基準配備人員 連絡配備 警戒体制 ( 第 1 次動員 ) 警戒体制 ( 第 2 次動員 ) 市内で震度 4 を記録したとき 市内で震度 5 弱を記録したとき 1 市内で震度 5 強を記録したとき 2 地震により市内に局地

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

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スライド 1

第 4 章市の地理的 社会的な特徴 国民保護措置の実施に当り 考慮しておくべき市の地理的 社会的な特徴を示します 位置 地形 気候 人口状況 道路の位置等 鉄道の位置等 自衛隊施設 本市における留意事項 主な特徴 人口 10 万人を擁し 首都東京に近郊の都市 鉄道 4 線が交差する県北西部の広域交流

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

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第6章  特殊災害対策計画

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大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

ウ. 女性防火クラブ育成助成事業女性防火クラブなど主に家庭における初期消火活動 救出救護活動及び防火思想の高揚等に必要となる資器材等の整備に関する事業 エ. 幼年消防クラブ育成助成事業幼年消防クラブの育成及び防火思想の普及啓発に必要となる資器材等の整備に関する事業 オ. 女性消防隊育成助成事業女性消

Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

[平常時及び災害時におけるそれぞれの役割]災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

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非常災害対策計画 風水害 地震 火災 1 風水害 非常災害時の行動手段 警報発表 情報の収集 施設周辺の点検 職員の招集 参集 担当業務内容の確認や準備 施設の休業判断 職員や利用者への周知 施設外へ避難 施設内の安全な場所へ避難 家族への報告 健康ケアとメンタル対策 情報収集 テレビ ラジオ イン

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

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自衛隊の原子力災害派遣に関する達

稲沢市地域防災計画 目次 第 Ⅰ 部風水害等災害対策計画 第 1 編総則 第 1 章計画の目的 方針 1 第 1 節第 2 節第 3 節第 4 節第 5 節第 2 章第 1 節第 2 節 計画の目的計画の性格及び基本方針計画の構成災害の想定地域防災計画の作成又は修正各機関の処理すべき事務又は業務の大

新たな津波浸水想定を踏まえた見直しの概要 資料 1-2 H23 の想定 対象断層県設置の有識者検討会設置の有識者検討会の検討の検討結果を踏まえた 4 断層 ( 日本海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方沖 ) 想定の手法土木学会の手法

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( 施設名 ) における 土砂災害時の避難確保計画 各施設の状況に応じて 赤字部分を修正してください 福祉施設 医療機関両方で使用できる内容にしています 不要な部分は削除してください 施設の状況に応じて内容を追加してください ( 提出時 このテキストボックスは削除してください ) 平成 年 月


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目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

地震災害対策編 各節の実施主体一覧 < 各節の実施主体一覧 > 節 項 実施主体対策本部等 関係機関 1 節災害対策本部組織 及び災害警戒本部組織計画 - 総括班 - 1 項配備体制 総括班 - 2 節動員配備計画 2 項職員の参集 総括班 - 3 項震災応急対策の時間的目安 総括班 - 1 項地震

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

2

Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

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札幌市地域防災計画(雪害対策編)

1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

( 本部の場所及び本部連絡員 ) 第 5 条本部は 庁舎 2 階総務課に置く ただし 庁舎の被災状況に応じて 文化会館又は本部長の指定する場所に置くものとする 2 本部室には 砥部町災害対策本部 の表示をするものとする 3 本部室には 原則として本部連絡員を置く 4 本部連絡員は 各班長がそれぞれの

避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

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第3章 第1節 災害応急対策計画 災害応急活動体制 対策項目と公助の担当機関 項 目 第1 災害対策本部の設置 廃止 第2 職員の参集 配備 第3 自主防災活動体制 第4 災害救助法の適用 担 当 総括対策部 総括対策部 総括対策部 援護対策部 関係機関 第3章 自助 共助の役割 市民 自治会自主防災組織の自主防災活動に参加する 事業所 事業所の防災組織を立ち上げ 自主防災活動を行う 自治会自主防 自治会自主防災組織の本部を立ち上げ 自主防災活動の実施に努める 災組織等 対策の基本方針 目標 1. 気象注意報 警報 特別警報の発令や降雨の状況に対応して 注 意配備 警戒配備など必要な動員 配備により応急的な排水等を 行う体制をとる 2. 市域に大雨 暴風 高潮 洪水 大雪 火山噴火による降灰等の 重大な災害が発生した場合に災害対策本部を設置する 3. 外水氾濫については 江戸川 旧江戸川 浦安海岸からの浸水に 対応して 国 県から伝達される水位情報に基づいて 避難を必 要とする前に災害対策本部を設置する 第1 災害対策本部の設置 廃止 1. 災害対策本部の設置 (1) 本部の設置基準 市は 市域に大雨 暴風 高潮 洪水 大雪 火山噴火による降灰等の重大な 災害が発生するおそれのある場合 災害対策本部を設置し初動対応にあたる また 気象注意報 警報 特別警報が発表され災害の発生が予想されるなど 警戒巡視や情報収集等を必要とする場合は 災害対策本部に準じた配備体制をと り 情報の収集や応急対策を実施する 本部の設置の際には 県及び関係機関にその旨を通知する 55

第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本部は 市長を本部長として各対策部から構成される 災害対策の重要事項は 本部会議で決定する 本部会議は 本部長 副本部長 本部長付き 本部員で構成する 本部員が出席できない場合は 当該部の次席責任者が代理として出席する 本部会議の協議事項は 次のとおりである 本部会議の協議事項 職員の配備体制 ( 動員を含む ) の発令 切り替え 解除に関すること 被害情報の収集及び伝達に関すること 災害情報 気象情報等の収集 報告 伝達等に関すること 市民への避難勧告又は指示等に関すること 応急対策の実施に係る調整に関すること 被災者の救助 救済対策に係る調整に関すること 国 自衛隊 県 他市町村及び公共機関への応援の要請に関すること 災害救助法の適用申請 激甚災害の指定要請等各種救済措置に関すること その他重要な災害対策に関すること 3. 現地災害対策本部の設置本部長は 応急対策を実施するうえで必要と認めるときは 現地災害対策本部を設置する 現地対策本部長は 副本部長又は本部員の中から本部長が指名する 4. 本部の解散本部長は 災害の危険が解消したと認めた場合 若しくは災害発生後における応急措置が概ね完了したと認めた場合 本部を解散する

57 第3章第 3 章災害応急対策計画

第358 第 3 章災害応急対策計画第 2 職員の参集 配備 1. 配備基準章浦安市で災害対策の必要性がある場合は 災害対策本部構成員表に従い情報伝達を行い あらかじめ決められた職員が参集のうえ配備につく なお 連絡がない場合でも テレビ ラジオ等の情報や周囲の状況により配備体制に該当する場合は 自主参集するものとする 配備体制 配備基準 ( 風水害 ) 配備基準 ( 降灰 ) 活動内容 市域に次の注意報 警 報の1 以上が発表され あるいは災害の発生が予 想される場合で 市長が 必要と認めたとき 災害対策本部設置前の体制 災害対策本部設置 注意配備体制 警戒配備体制 非常配備体制 1 大雨注意報 2 高潮注意報 3 洪水注意報 4 大雪注意報 5 大雨警報 6 暴風警報 7 高潮警報 8 洪水警報 9 大雪警報 市域に次の警報の 1 以上が発表され あるいは災害の発生が予想される場合で 市長が必要と認めたとき 1 大雨警報 2 暴風警報 3 高潮警報 4 洪水警報 5 大雪警報 市域に大雨 暴風 洪水 高潮又は大雪等で重大な災害が発生する恐れがあり 又は発生した場合で 市長が必要と認めたとき 浦安市に気象に関する特別警報が発表されたと - き 情報収集連絡 排水対策本部排水第 1 配備及び所属長より指名された職員による応急対策 ( 風水害 ) 市域に量的降灰予 大雪等による帰宅困難者対策報 ( 少量 ) が発表され 市長が必要と認めたとき 市域に量的降灰予報 ( やや多量 ) が発表され 市長が必要と認めたとき マニュアルによる応急対策 防災課 広聴広報課 消防本部 署のほか 各公共施設を管轄する所管課の職員の内あらかじめ定められている職員による応急対策 ( 降灰 ) 情報収集連絡 排水対策本部排水第 2 配備及び所属長より指名された職員による応急対策 ( 風水害 ) 大雪等による帰宅困難者対策マニュアルによる応急対策 災害対策本部第 1 配備体制に準じる職員による応急対策 ( 降灰 ) 避難所開設 避難準備情報の発令を判断 市域に量的降灰予 ( 要援護者避難 ) 報 ( 多量 ) が発表され 市長が必要と認めたとき 避難勧告の発令を判断 避難指示の発令を判断 第 1~ 第 3 配備職員による災害応急対策 全ての職員による災害応急対策

第 3 第 4 2. 災害対応の長期化への対応 災害対応が長期化する場合 災害対応従事者の健康を確保するため 職員の配 置をローテーション管理する また 必要な物資 資機材の確保を行う 3. 惨事ストレス対策 市は 職員等に惨事ストレス対策を講じるため 必要に応じて精神科医等の専 門家の派遣を国等に要請する 自主防災活動体制 自治会自主防災組織等は 大きな災害が発生した場合 自治会集会所等に集合し本 部を立ち上げ 情報収集 初期消火 住民の安否確認 救援 救護 避難誘導等の自主防災活動を行う体制を構築する 事業所は 防災組織を設置し 従業員 顧客等の安否確認 救援 救護等の自主防災活動を行う体制を構築する 災害救助法の適用 災害救助法は 災害にかかった者の保護と社会秩序の保全を目的に制定されたもの で 災害の救助における責任と範囲及び費用の負担を定めている この法律による救助は国の責任において行われるが 救助の実施については都道府県知事に全面委任されており 救助にかかる費用は都道府県が支弁し 国はその一定額を負担することとなっている 1. 災害救助の種類災害救助法による救助の種類は 次のとおりである 災害救助法の種類 避難所の設置 炊き出しその他による食品の給与 被服 寝具その他生活必需品の給与又は貸与 助産 被災した住宅の応急修理 埋葬 死体の処理 輸送費及び人夫賃 応急仮設住宅の供与 飲料水の供給 医療 被災者の救出 学用品の給与 死体の捜索 障害物の除去 59 第3章第 3 章災害応急対策計画

第360 章基準 1 第 3 章 災害応急対策計画 2. 災害救助法の基準 災害救助法の基準 算定基準 なったもの 適用基準 災害救助法の適用基準は 災害救助法施行令第 1 条第 1 項の 1~4 号の規定に よる 本市における適用基準は 以下のとおりである 基準 2 基準 3 基準 4 3. 災害救助法の手続き災害が災害救助法の適用基準のいずれかに該当し 又は該当する見込みがあるときは 直ちに知事に報告 ( 県災害対策本部経由 ) する 災害救助法の適用を受けて 知事による救助の実施を待つことができないときに 市長は救助に着手したことを直ちに知事に報告する ( 災害救助法施行細則第 5 条 ) 4. 救助の実施者 次の算定基準をもって 滅失住家 1 世帯とする 1 全壊 ( 全焼 流失 ) 住家 1 世帯 2 半壊 ( 半焼 ) 住家 2 世帯 3 床上浸水 土砂の堆積により一時的に居住できない状態になった住家 3 世帯 1 及び 2 に該当しない場合であって 浸水がその住家の床上に達した程度のもの 又は土砂の堆積等により一時的に居住することができない状態と 市内で 100 世帯以上の住家が減失した場合千葉県下で 2,500 世帯以上の住家が滅失した場合であって 市内で 50 世帯以上の住家が滅失した場合千葉県下で 12,000 世帯以上の住家が滅失した場合又は災害にかかった者の救護を著しく困難とする特別の事情がある場合であって 多数の世帯の住家が滅失した場合 多数の者が生命又は身体に危害を受け 又は受けるおそれが生じた場合 浦安市で発生した災害対策は浦安市長が行うが 一定の基準に達した場合は 災 害救助法の適用を受けて県知事が実施機関として対策を行う ただし 災害の事態が急迫して 知事の行う救助の実施を待つことができないときは救助に着手する なお 市では処理不可能な場合は 近隣市町村 県 国その他の関係機関の応援を得て実施するものとする

災害救助法の救助項目と市長委任事項 救 助 の 種 類 市長委任 期 間 避難所 災害発生の日から7 日以内 収容施設の供与災害発生の日から 20 日以内に着工し 応急仮設住宅 - 速やかに設置 炊き出しその他に食品の給与 災害発生の日から7 日以内よる食品の給与及び飲料水の供給飲料水の供給 災害発生の日から7 日以内 被服 寝具その他生活必需品の給与又は貸与 被害発生の日から 10 日以内に完了 医療及び助産 医療 - 災害発生の日から 14 日以内助産 - 分べんした日から7 日以内 被災者の救出 災害発生の日から3 日以内 被災した住宅の応急修理 災害発生の日から1 月以内に完成 生業に必要な資金の貸与 - 災害発生の日から1 月以内に完了 学用品の給与 教科書 : 災害発生の日から1 月以内に完了その他の学用品 : 災害発生の日から 15 日以内に完了 埋葬 災害発生の日から 10 日以内に完了 応急救助のための輸送費 - 当該救助の実施が認められる期間 応急救助のための賃金職員等雇上費 - 当該救助の実施が認められる期間 死体の捜索 災害発生の日から 10 日以内に完了 死体の処理 - 災害発生の日から 10 日以内に完了 住居又はその周辺に運ばれた土石 竹材等で日常生活に著しい支障を及ぼしているもの ( 障害物 ) の除去 災害発生の日から 10 日以内に完了 迅速な救助を行う必要があるため災害救助法施行細則により市長に委任されている事項 61 第3章第 3 章災害応急対策計画