Microsoft PowerPoint 地域医療構想策定GL(本)

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平成 29 年度第 1 回徳島県医療審議会 質疑 調整会議での議論を待たずしてかなりの病床の移動が起こりつつある それをコントロールできないと 調整会議そのものが意味をなさなくなるのではないか 1 当会議の運営要領を定めてはどうか 2 病床機能分化 連携推進体制整備事業について当会議の審議事項として

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7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

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全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で

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2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

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リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

平成 28 年 1 月 15 日医療 介護に関する研究会 地域医療構想について 産業医科大学 公衆衛生学教室 松田晋哉 利益相反の有無 : 無 この講演のもととなった研究に関連し 開示すべき COI 関係にある企業などはありません

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医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

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= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

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1. 病床機能報告の基本的考え方 病床機能報告は 医療機関のそれぞれの病棟が担っている医療機能を把握し その報告を基に 地域における医療機能の分化 連携を進めることが目的です 各医療機関においては その有する病床において主に担っている医療機能を自主的に選択し 病棟単位で その医療機能について 都道府

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

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お知らせ 柔道整復師の資格を取得される皆さま 関係の皆さまへ 平成 30 年 4 月から 柔道整復療養費の受領委任を取り扱う 施術管理者 になる場合は 実務経験と研修の受講が必要となる方向で 以下のとおり検討しています 柔道整復療養費の受領委任の取扱いを管理する 施術管理者 になるための要件について

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( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

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Q: 療養病棟が 2 病棟 (60 床 +60 床 ) あり 人員配置が共に施設基準をクリアしている場合には 2 病棟合計の 120 床に対して医療区分 2 3 の割合が 8 割以上となればよいのでしょうか 1 病棟 (60 床 ) 毎に 8 割以上でなければならないのでしょうか A: 療養病棟入院

1.2 回答者の属性回答病院の設置主体は医療法人が 81.7% 社会福祉法人が 7.4% 社会医療法人が 5.7% であった ( 図表 1) ( 図表 1) 設置主体 5.7% 4.6% 0.6% n=175 医療法人 7.4% 社会福祉法人 ( 図表 3) 療養病床割合 ( 対総病床数 ) n=1

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

認知症医療従事者等向け研修事業要領

Transcription:

MR 研修 として MPI が作成 医 MPI 政情報 http://www.nichiiko.co.jp/stu-ge/ 地域医療構想策定ガイドライン (GL) 要約 - 地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会報告書より - (2015 年 3 31 公表 ) 株式会社 医 医業経営研究所 ( 医 MPI) ( 公社 ) 本医業経営コンサルタント協会認定登録番号第 4217 号菊地祐男 18 の検討会に提出された GL 案に基づく MPI 資料 (20150323-387) を改訂しました 改訂箇所を 字としましたが きな変更はありませんでした 2015 年 3 31 に公表された 78 ページの GL を要約しました 要約に際して を 部編集しているため 原本もご確認ください 資料 No.20150402-387-2

地域医療構想 ( 地域医療ビジョン ) 将来 (2025 年 ) の医療需要を推定し それに 合う医療供給体制を都道府県が主体となって策定する医療構想 ( ビジョン ) 病床機能報告制度を受けて 2015 年度から策定する [ 地域医療構想の 3 つの内容 ] 12025 年の医療需要 院受療率 ( 院 外来別 疾患別の患者数など ) 22025 年に必要となる医療提供体制 ( 医療機能別の必要量など ) 3 それを実現するための施策 ( 機能分化連携の推進 在宅医療 材育成など ) 地域医療構想を実現させるための施策 ( 都道府県 ) 1 医療機関の 主的取組の 援 2 地域医療構想調整会議 ( 協議の場 ) の設置 3 地域医療介護総合確保基 の運 4 都道府県知事の権限 2

病床機能報告制度 医療機関が担っている医療機能の現状と 向性を毎年病棟単位で都道に報告する制度 都道府県は報告された情報を活 し 地域医療構想を策定する 医療機能分類は4 区分 ( 度急性期 急性期 回復期 慢性期 ) 2014 年 10 から運 開始 ( 毎年 10 1 10 31 ) (2014 年度 ) 2014 年度のみ 11 14 まで 3

地域医療構想策定の流れ 病床機能報告制度 (2014 年度から ) 地域医療構想策定ガイドライン 地域医療構想の策定について 地域医療構想策定後の取組について 病床機能報告制度の公表の仕 医療法規定 ( 意 の聴取 ) 学識経験者 ( 診療 調剤 ) 医療団体 ( 医師会 薬剤師会等 ) 都道府県医療審議会市町村保険者協議会 地域医療構想の策定 (2015 年度から ) 都道府県 協議の場 の設置 医療計画の役割強化 知事の権限 機能分化 連携の推進 医療機関の 主的取り組み医療機関相互の連携 協議 経済的 援 診療報酬改定 財政 援 ( 基 ) PDCA 4

地域医療構想策定ガイドラインの構成 Ⅰ 地域医療構想の策定について 構想区域の設定 医療需要の考え 必要病床数の推計 医療提供体制を実現するための施策を検討 Ⅱ 地域医療構想策定後の取組について 地域医療構想調整会議の設置 運営 各医療機関での取組 都道府県知事の対応 地域医療構想実現の 法 (PDCA) Ⅲ 病床機能報告制度の公表の仕 患者や住 に対する公表 地域医療構想調整会議での情報活 5

Ⅰ 地域医療構想の策定 1 地域医療構想の策定を う体制の整備 地域医療構想の策定プロセス 2 地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集 分析 共有 3 構想区域の設定 地域医療構想調整会議は 地域医療構想の策定段階から設置も検討 次医療圏を原則としつつ 1 規模 2 患者の受療動向 3 疾病構造の変化 4 基幹病院までのアクセス時間等の要素を勘案して柔軟に設定 p6 4 構想区域ごとに医療需要の推計 4 機能 ( 度急性期 急性期 回復期 慢性期 ) 毎に医療需要を推計 5 医療需要に対する医療供給 ( 医療提供体制 ) の検討 6 医療需要に対する医療供給を踏まえ必要病床数の推計 7 構想区域の確認 度急性期 他の構想区域の医療機関で 医療を提供することも検討 ( アクセスを確認 ) 急性期 部を除き構想区域内で完結 回復期慢性期 基本的に構想区域内で完結 必要病床数と平成 26 年度の病床機能報告制度による集計数の 較 現在の医療提供体制を基に 将来のあるべき医療提供体制について 構想区域間 ( 都道府県間を含む ) で調整を い 医療供給を確定 6 8 平成 37(2025) 年のあるべき医療提供体制を実現するための施策を検討

Ⅰ 地域医療構想の策定 p7 p11 項 1. 地域医療構想の策定を う体制等の整備 ガイドライン記載ページ 地域医療構想は医療計画の 部 ( 各医療団体 審議会等から意 聴取 ) 地域医療構想調整会議 ( 協議の場 ) を設置し 構想区域全体の意 をまとめる 2. 地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集 分析及び共有 医療機関の 主的な取組や 医療機関相互 地域の医療関係者との協議等による連携が不可 基礎となるデータは 厚 労働省において 元的に整備して都道府県に提供 ( 技術的 援 ) する 3. 構想区域の設定 次医療圏を原則としつつ 規模 患者の受療動向疾病構造の変化 基幹病院までのアクセス時間等の要素を勘案して検討し 次医療圏と異なる構想区域を設定することも可能である 7

Ⅰ 地域医療構想の策定 4. 構想区域ごとの医療需要の推計 p12 p13 構想区域ごとの基礎データを厚 労働省が し これを基に都道府県が構想区域ごとに推計する 度急性期 急性期 回復期の 院受療率 性 年齢階級別の年間 院患者延べ数 ( ) =1 当たり 院患者延べ数 365( ) 1 当たり 院患者延べ数 性 年齢階級別の 度急性期 急性期 回復期の医療需要 = 院受療率 字は改訂した箇所 構想区域の 2025 年の医療需要 = [ 当該構想区域の 2013 年度の性 年齢階級別の 院受療率 当該構想区域の 2025 年の性 年齢階級別推計 ] を総和したもの 2025 年の性 年齢階級別 については 国 社会保障 問題研究所 本の地域別将来推計 (2013 年 3 中位推計 ) を いる 8

Ⅰ 地域医療構想の策定 機能別分類の境界点の考え 度急性期機能 急性期機能及び回復期機能の医療需要の考え p14 p16 医療資源投 量 / 度急性期 3000 点急性期 600 点回復期機能 225 点 175 点慢性期機能 C1 C2 C3 医療機能の内容 / 基本的考え 急性期の患者に対し 状態の早期安定化に向けて診療密度が特に い医療を提供する機能 救命救急病棟や ICU HCU で実施するような重症者に対する診療密度が特に い医療 ( 般病棟等で実施する医療も含む ) から 般的な標準治療へ移 する段階における医療資源投 量 急性期の患者に対し 状態の早期安定化に向けて 医療を提供する機能 急性期における医療が終了し 医療資源投 量が 定程度落ち着いた段階における医療資源投 量 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能 特に 急性期を経過した脳 管疾患や 腿 頚部 折等の患者に対し ADL の向上や在宅復帰を 的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能 ( 回復期リハビリテーション機能 ) 在宅等においても実施できる医療やリハビリテーションの密度における医療資源投 量 ただし 境界点に達してから退院調整等を う期間の医療需要を 込み 175 点で推計する 175 点未満の患者数については 慢性期機能及び在宅医療等の患者数として 体的に推計する 期にわたり療養が必要な患者を 院させる機能 期にわたり療養が必要な重度の障害者 ( 重度の意識障害者を含む ) 筋ジストロフィー患者 は難病患者等を 院させる機能 9 医療資源投 量 : 患者に対して われた診療 為を診療報酬の出来 点数で換算した値 ( 患者の 1 当たりの診療報酬の出来 点数の合計から 院基本料相当分とリハビリテーション料の 部を除いたもの )

Ⅰ 地域医療構想の策定 慢性期の医療需要の考え p16 p18 慢性期機能の推計においては 医療資源投 量を いず 慢性期の中に在宅医療等で対応することが可能と考えられる患者数を 定数 込むという前提に ち 更に療養病床の 院受療率の地域差を縮 するよう地域が 定の幅の中で 標を設定することで これに相当する分の患者数を推計する 療養病床の 院患者数のうち 医療区分 1 の患者の 70% を在宅医療等で対応する患者数として 込む 般病床の障害者 難病患者 ( 障害者施設等 院基本料 特殊疾患病棟 院基本料及び特殊疾患 院医療管理料を算定している患者 ) については 慢性期機能の医療需要とする 慢性期病床の 院受療率における地域差の解消 標 (A から B の範囲で定める ) 10

Ⅰ 地域医療構想の策定 院受療率の 標に関する特例 p18 p19 以下の要件に該当する場合は 院受療率の 標の達成年次を 2025 年から 2030 年とすることができることとする ( その際 2025 年においては 2030 年から 例的に逆算した 院受療率を 標として定めるとともに 2030 年の 院受療率の 標及び当該 院受療率で推計した病床の必要量も併せて地域医療構想に定めることとする ) 要件 1 および 2 を満たすこと 1 B により 院受療率の 標を定めた場合における当該構想区域の慢性期病床の減少率が全国中央値よりも きい 2 当該構想区域の 齢者単 世帯割合が全国平均よりも きい 11

Ⅰ 地域医療構想の策定 在宅医療等への移 慢性期機能及び在宅医療等の医療需要イメージ図 p20 p22 : 在宅医療等とは 居宅 特養 その他 ホーム 健 その他医療を受けるものが療養 活を営むことができる場所であって 現在の病院 診療所以外の場所において提供される医療を指す 1 般病床の障害者 難病患者 ( 障害者施設等 院基本料 特殊疾患病棟 院基本料及び特殊疾患 院医療管理料を算定している患者 ) は 慢性期機能の医療需要 2 療養病床の 院患者数のうち 医療区分 1の患者の70% を在宅医療等の患者数として推計 3 機能別分類の境界点の175 点未満の患者数を 在宅医療等で対応する患者数として推計する 4 2013 年の在宅患者訪問診療料の性 年齢階級別受療率を算定し これに当該構想区域の2025 年における性 年齢階級別 を乗じて総和することによって 在宅医療等の医療需要として推計 5 2013 年の介護 保健施設の施設サービス需給者数の性 年齢階級別の割合を算出し これに当該構想区域の2025 年における性 年齢階級別 を乗じて総和することによって 在宅医療等の需要とし 12 て推計

Ⅰ 地域医療構想の策定 5. 医療需要に対する医療提供体制の検討構想区域間の供給数の増減の調整 13 p21 p22 都道府県は 構想区域ごとの医療需要を基に必要病床数を推計するが 都道府県間を含む構想区域間の医療提供体制の役割分担を踏まえ 医療需要に対する供給数の増減を 込む必要があり 都道府県間の供給数の増減を調整した後で 都道府県内の構想区域間の供給数の増減を調整する 構想区域間の供給数調整のプロセス 1: 患者住所地に基づき推計した医療需要 2: 現在の医療提供体制が変わらないと仮定した推定供給数 ( 他の構想区域に所在する医療機関により供給される量を増減したもの ) 3: 将来のあるべき医療提供体制を踏まえた推定供給数 4: 病床の必要量 ( 必要病床数 )[3/ 病床稼働率 ] (ⅰ)(1) と (2) を 較する (ⅱ) 都道府県間の (1) と (2) の乖離が きい場合や都道府県間の医療提供体制の分担が課題になっている場合には まずは 関係する都道府県との間で供給数の増減を調整する (ⅲ) 都道府県間で供給数の増減を調整する場合には 都道府県の企画部局 ( 地 治法の総合計画を所管 ) や介護部局 ( 介護保険事業 援計画を所管 ) 医療関係者の意 を踏まえ 都道府県の考え をまとめる (ⅳ) がん 脳卒中及び急性 筋梗塞などについては 医療計画を踏まえて構想区域ごとに改めて確認 検討する (ⅴ) 各都道府県は 関係する都道府県や都道府県内の医療関係者との間で供給数の増減を調整し (3) を確定する

Ⅰ 地域医療構想の策定 6. 医療需要に対する医療供給を踏まえた病床の必要量 ( 必要病床数 ) の推計 p23 構想区域ごとの医療機能別医療需要に対する医療供給 ( 医療提供体制 ) の状況 ( 脳卒中 筋梗塞等の主な疾病についても同様の表を作成 ) : 度急性期 急性期 回復期及び慢性期それぞれにおける2に関して 厚 労働省がデータ提供の技術的 援 4を算出する際の病床稼働率を 度急性期 75% 急性期 78% 回復期 90% 慢性期は92% とする 14

Ⅰ 地域医療構想の策定 7. 構想区域の確認 p23 p33 都道府県は 規模や基幹病院までのアクセス等を踏まえ 構想区域の設定の妥当性について確認する 8. 将来のあるべき医療提供体制を実現するための施策の検討 施策の検討に当たっては 都道府県は 幅広い視点で地域医療を捉えるとともに 関連する法 制度や関係団体の取組を活 することも含めて検討する 般医療と精神科医療の連携は重要である 認知症の対策についても機能分化を図りながら 医療 介護の役割分担と連携を進めることが重要である 都道府県は 構想区域ごとに病床の機能区分ごとの必要病床数と平成 26 年度 ( は 直近の年度 ) の病床機能報告制度による病床の機能区分ごとの集計数とを 較し 病床の機能の分化及び連携における地域の課題を分析する必要がある 都道府県が地域医療構想において定めた必要病床数に基づき 医療機関の 主的な取組及び医療機関相互の協議により進められることを前提とし 地域医療介護総合確保基 の活 等により 必要な施策 ( 病床機能分化 連携 ) を進めていく 可能な限り住み慣れた地域で 活を継続することができるよう医療と介護の連携を推進し 医療と介護の提供体制を 体的に整備する必要がある ( 在宅医療の充実 ) 病床の機能の分化及び連携を推進するためには 病床の機能区分に応じた医療従事者を確保する必要があり 地域における医療従事者の確保 標等の設定が求められる 15

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 1. 地域医療構想の策定後の実現に向けた取組 p34(p6) 都道府県は 構想区域等ごとに 医療関係者 医療保険者その他の関係者との地域医療構想調整会議を設け 必要な協議を う 16

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 各医療機関での取組 p34 p35 各医療機関は らの っている医療内容や 体制に基づき 将来 指していく医療について検討を う 各病棟について 度急性期から慢性期までの選択を った上で 病棟単位で当該病床の機能に即した患者の収れんのさせ や それに応じた必要な体制の構築や 員配置を検討する 患者の収れんのイメージ 17 医療機関の取組において 患者 住 の理解が不可 であり らの状態に応じた医療機能や医療機関を選択することが重要であり 住 への啓発に取り組む

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 都道府県の取組 p36 p38 医療機関の 主的な取組及び医療機関相互の協議により 病床の機能の分化及び連携等による将来のあるべき医療提供体制を実現するためには 都道府県がその役割を適切に発揮する必要がある ア病床機能報告による現状と地域医療構想における必要病床数との 較イ各病床の機能区分ごとにおける構想区域内の医療機関の状況の把握ウ地域医療構想調整会議の促進に向けた具体策の検討 地域医療介護総合確保基 の活 エ平成 37 年 (2025 年 ) までの PDCA( 進捗状況の検証 ) ( 参考 ) 地域医療構想策定後の年間スケジュールのイメージ 3 病床機能報告制度の集計結果の提 3 医療機関の 主的な取組地域医療構想調整会議 可能な限り 次期病床機能報告制度に間に合うように 10 までに上記の対応を う 10 病床機能報告制度における報告年内各構想区域における対応を踏まえた基 の都道府県計画 ( 案 ) の取りまとめ 2 都道府県定例議会への次年度当初予算案に基 の予算を計上 18

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 2. 地域医療構想調整会議の設置 運営 p38 p40 (1) 議事都道府県は 構想区域等ごとに地域医療構想調整会議を設け 関係者との連携を図りつつ 将来の必要病床数を達成するための 策その他の地域医療構想の達成を推進するために必要な協議を う 1 地域の病院 有床診療所が担うべき病床機能に関する協議 2 病床機能報告制度による情報等の共有 3 都道府県計画に盛り込む事業に関する協議 4 その他の地域医療構想の達成の推進に関する協議 地域医療構想調整会議において病床の機能の分化及び連携に関する議論の進め ( 例 ) ⅰ 地域の医療提供体制の現状と将来 指すべき姿の認識共有 ⅱ 地域医療構想を実現する上での課題の抽出 ⅲ 具体的な病床の機能の分化及び連携の在り について議論 ⅳ 地域医療介護総合確保基 を活 した具体的な事業の議論 医療機関が開設 増床等の許可申請をした場合 は過剰な病床の機能区分ごとに転換しようとする場合には 医療法上 都道府県知事は 当該医療機関に対し 地域医療構想調整会議における協議に参加するよう求めることができる 19

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 2. 地域医療構想調整会議の設置 運営 p40 p43 (2) 開催時期随時開催が基本 ( 定期開催も われる ) (3) 設置区域等構想区域ごとに設置を原則とする 都道府県知事が協議をするのに適当と認める区域で設置することも可能 1 複数の地域医療構想調整会議の合同開催 ( 複数の都道府県によるものを含む ) 2 設置される区域から更に地域 参加者を限定して開催 3 圏域連携会議など 既存の枠組みを活 して開催 20 (4) 参加者の範囲 選定 参加の求めに応じない関係者への対応ア参加者の範囲 選定 医師会 科医師会 薬剤師会 看護協会 病院団体 医療保険者 市町村など 過剰な病床の機能区分への転換に関する協議が われる場合には その当事者等 イ専 部会やワーキンググループの設置 専 部会の設置 住 参加ウ公表 協議の内容 結果については 原則として 周知 広報する 次ページエ参加の求めに応じない関係者への対応 地域医療構想調整会議の協議が調わなかった場合と同様の措置( 1) を講ずる

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 2. 地域医療構想調整会議の設置 運営 p43 (5) 合意の 法及び履 担保ア合意の 法 関係者の合意を確認し得る書 を作成イ履 担保 都道府県知事は 関係者が正当な理由なく合意事項を履 しない場合には 地域医療構想調整会議における協議が調わないときと同様の措置 ( 2) を講ずる 1: 都道府県医療審議会への出席 説明を求め 都道府県医療審議会の意 を聴いた上での公的医療機関等に対する転換中 の命令 ( 公的医療機関等以外の医療機関には要請 ) [ 医療法第 30 条の 15] 2: 都道府県医療審議会の意 を聴いた上での公的医療機関等への不 している病床の機能区分に係る医療の提供等の指 ( 公的医療機関等以外の医療機関には要請 ) [ 医療法第 30 条の 16] 21

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 3. 都道府県知事による対応 p44 p45 今回の医療法改正等により 都道府県知事は地域医療構想の実現に向けて適切に権限を 使することが必要 (1) 病院 有床診療所の開設 増床等への対応 開設等の許可の際に 不 している医療機能を担うという条件を付けることができることとする (2) 既存医療機関が過剰な医療機能に転換しようとする場合の対応 理由等を記載した書 の提出 [ 医療法第 30 条の 15-1] 地域医療構想調整会議への参加要請 [ 医療法第 30 条の 15-2] 都道府県医療協議会で理由の説明を求める [ 医療法第 30 条の 15-4] 当該理由等がやむを得ないものと認められないときは 転換の中 を要請 ( 公的医療機関等には命令 ) することができる [ 医療法第 30 条の 15-6,15-7] (3) 協議が調わず 主的な取組みだけでは機能分化 連携が進まない場合の対応 都道府県医療審議会の意 を聴いて 不 している医療機能に係る医療を提供すること等を要請 ( 公的医療機関等には指 ) することができる (4) 稼働していない病床への対応 病床過剰地域において 正当な理由がなく病床を稼働していないときは 当該病床の削減を要請 ( 公的医療機関等には命令 ) することができる [ 医療法第 30 条の 12-1] 22

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 3. 都道府県知事による対応 p44 要請 は命令 指 に従わない場合の対応について [ 医療法第 27 条の 2-1, 第 28 条, 第 29 条の 3] 公的医療機関等が上記の命令 指 に従わない場合には 以下の措置を講ずることができる 医療機関名の公表 地域医療 援病院 特定機能病院の不承認 は承認取消し 管理者の変更命令等 公的医療機関等以外の医療機関が 正当な理由がなく 要請に従わない場合には 勧告を う 許可に付された条件に係る勧告に従わない場合には命令を う 当該勧告等にも従わない場合には 以下の措置を講ずることができる 医療機関名の公表 地域医療 援病院 特定機能病院の不承認 は承認取消し 管理者の変更命令等 23

Ⅱ 地域医療構想策定後の取組 4. 地域医療構想の実現に向けた PDCA p45 p47 都道府県は 地域医療構想の実現に必要な事業の進捗評価を定期的に実施し 必要に応じて施策の 直しを図るなど PDCA サイクルを効果的に機能させることが必要である (1) 指標等の設定 地域の課題ごとに 指標となるデータを設定し 地域の医療提供体制の現状を把握する < 指標となるデータ > 1 病床機能の各区分及び在宅医療に関する整備状況 2 主要な疾病における区域内の完結状況 3 材の充 状況 (2) 指標等を いた評価 (3) 評価に基づく地域医療構想等への反映 (4) 住 への公表 ホームページ等で住 に分かりやすく公表する 24

Ⅲ 病床機能報告制度の公表の仕 1. 患者や住 に対する公表 p48 p49 般病床 は療養病床を有する医療機関は 病床機能報告制度により 担っている病床の機能 ( 現在 将来 ) 構造設備 員配置等に関する項 具体的な医療の内容に関する項 について都道府県に報告し 都道府県は報告の内容も勘案し地域医療構想を策定する 報告された事項は 省令で定めるところにより公表しなければならない 患者や住 に対して広く情報を公表する際には 個 情報保護のための配慮が必要 都道府県が公表しなければならない情報の範囲を 別表 として設定 特に具体的な医療内容に関する項 は 1 以上 10 未満の値を * 等の記号で秘匿する ( 個 特定の恐れがあるため ) 公表の 段として都道府県のホームページを基本とする 多様な媒体を活 した取組が必要 1 県政だより 市政だより等の 政による機関誌の活 2 医療機関 保険者や患者団体の広報誌等 政以外の団体の協 による広報の活 3 テレビ ラジオやソーシャルネットワーキングサービス (SNS) を活 した広報 25

Ⅲ 病床機能報告制度の公表の仕 2. 地域医療構想調整会議での情報活 p49 p55 地域医療構想調整会議では 病床機能報告制度で報告された情報を活 することとなるが 議事の進 のため特段の必要性が認められる場合においては 10 未満の報告値についても調整会議の場に限り開 し 活 することが可能である 別表 ( 例 )p50 p55 26

別紙 地域医療構想の策定及び実現に必要な情報 ( データ ) p56 p78 1 推計の前提となる現状の 院受療に関する基礎データ (GL の p12 p21) 2 2025 年における 次医療圏別の 推計 ( 表 1) 3 病床機能報告制度に基づく医療提供体制の状況 (GL の p50 p55) 4 各医療機能別の医療需要に対する医療供給 ( 医療提供体制 ) の状況 ( 表 2) 5 疾病別の医療需要に対する医療供給 ( 医療提供体制 ) の状況 ( 表 3) 6 疾病別のアクセスマップと カバー率 ( 表 4) 7 介護保険関係の整備状況 ( 表 5) 別紙 ( 例 ) 表 1 27