< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

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110607セチリジン5-1.indd

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

スライド 1

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減量・コース投与期間短縮の基準

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

Untitled

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にゾビラックス点滴静注用に含まれる成分あるいはバラシクロビル塩酸塩で過敏な反応を経験したことがある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に障害のある人 肝臓に障

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

アシクロビル点滴静注用250mg「サワイ」201501

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- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

IF

160223メトトレキサート1_4.indd

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

Microsoft Word - kipres_Info.doc

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

使用上の注意の改訂理由 副作用( その他の副作用 ) 妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 の項の改訂について ( 薬生安通知によらない改訂 ) 先発医薬品の改訂に伴い 同様の改訂を行い注意をお願いすることとしました ここでお知らせした内容は 田辺製薬販売株式会社ホームページ

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

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BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

スライド 1

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

患者向け医薬品ガイド

23103.indd

p 13

Microsoft Word - オメプラゾール.doc

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

Microsoft Word - kipres_Info.doc

患者向医薬品ガイド

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保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

「             」  説明および同意書

バイエル薬品工業 改訂のお知らせネクサバール錠

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

相互作用DB

緒言

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

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10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアレディア点滴静注用に含まれる成分や他のビスホスホン酸塩で過敏な反応を経験したことがある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に重篤な障害がある人 全身状態が

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

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目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

DRAFT#9 2011

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Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

腎薬ニュース第 5 号 (2007 年 6 月 ;2012 年 1 月加筆修正 ) 熊本大学薬学部臨床薬理学分野平田純生 添付文書どおり腎機能に基づいた投与量にしても起こるアシクロビル中毒の原因は? 1. アシクロビル中毒の症状は? 慢性腎臓病 (CKD) 患者に頻発するアシクロビル バラシクロビル

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B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

ベナンバックス_患者向医薬品ガイド

改訂のお知らせリピオドール480注10mL_130830_2.pdf

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

Transcription:

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 効能 効果 用法 用量 の変更及び使用上の注意改訂のお知らせ 2010 年 7 月 処方せん医薬品 ( 注意 医師等の処方せんにより使用すること 抗ウイルス化学療法剤 アシクロビル製剤 アシクロビル製剤 製造販売元アイロム製薬株式会社神奈川県厚木市旭町四丁目 18 番 29 号 販売元扶桑薬品工業株式会社大阪市城東区森之宮二丁目 3 番 11 号 さて この度 抗ウイルス化学療法剤アシクロビル製剤 アシクリル点滴静注用 250mg 点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL につきまして 平成 22 年 6 月 18 日付にて承認事項の一部変更が承認され 効能 効果 及び 用法 用量 を変更致しました これに伴い 下記のとおりを改訂致しましたのでご案内申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 今後とも 一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます 記 改訂内容 ( 部改訂箇所 <アシクリル点滴静注用 250mg 点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL 共通 > 改訂後 効能 効果 単純ヘルペスウイルス及び水痘 帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症免疫機能の低下した患者 ( 悪性腫瘍 自己免疫疾患など に発症した単純疱疹 水痘 帯状疱疹脳炎 髄膜炎新生児単純ヘルペスウイルス感染症 用法 用量 単純ヘルペスウイルス及び水痘 帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症 : 免疫機能の低下した患者 ( 悪性腫瘍 自己免疫疾患など に発症した単純疱疹 水痘 帯状疱疹脳炎 髄膜炎 [ 成人 ] 通常 成人にはアシクロビルとして 1 回体重 1kg 当たり 5mg を 1 日 3 回 8 時間毎に 1 時間以上かけて 7 日間点滴静注する なお 脳炎 髄膜炎においては 必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる ただし 上限は 1 回体重 1kg 当たり 10mg までとする [ 小児 ] 通常 小児にはアシクロビルとして 1 回体重 1kg 当たり 5mg を 1 日 3 回 8 時間毎に 1 時間以上かけて 7 日間点滴静注する なお 必要に応じて増量できるが 上限は 1 回体重 1kg 当たり 20mg までとする さらに 脳炎 髄膜炎においては 投与期間の延長もできる 新生児単純ヘルペスウイルス感染症 : 通常 新生児にはアシクロビルとして 1 回体重 1kg 当たり 10mg を 1 日 3 回 8 時間毎に 1 時間以上かけて 10 日間点滴静注する なお 必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる ただし 上限は 1 回体重 1kg 当たり 20mg までとする 改訂前 効能 効果 単純ヘルペスウイルス及び水痘 帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症免疫機能の低下した患者 ( 悪性腫瘍 自己免疫疾患など に発症した単純疱疹 水痘 帯状疱疹脳炎 髄膜炎 用法 用量 通常 アシクロビルとして 1 回体重 1kg 当たり 5mg を 1 日 3 回 8 時間毎に 1 時間以上かけて 7 日間点滴静注する なお 脳炎 髄膜炎においては 必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる ただし 上限は 1 回体重 1kg 当たり 10mg までとする

< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] (4( 削除 改訂前 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] (4 小児 [ 小児等への投与 の項参照] < 点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 アシクロビルに関する注意 1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] 2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] 3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] 4( 削除 改訂前 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 アシクロビルに関する注意 1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] 2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] 3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] 4 小児 [ 小児等への投与 の項参照] < アシクリル点滴静注用 250mg 点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL 共通 > 改訂後 (1 重大な副作用次のような症状がまれにあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 1 ~ 4 省略 5 中毒性表皮壊死症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 6 ~ 9 省略 改訂前 (1 重大な副作用次のような症状がまれにあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 1 ~ 4 省略 5 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 中毒性表皮壊死症 (Lyell 症候群 6 ~ 9 省略 7. 小児等への投与削除 7. 小児等への投与小児に対しては 必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること 特に 新生児 低出生体重児に対する安全性は確立していないので 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 改訂理由 アシクリル点滴静注用 250mg 点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL の平成 22 年 6 月 18 日付医薬品製造販売承認事項一部変更承認により 新生児単純ヘルペスウイルス感染症 に対する 効能 効果 用法 用量 及び既存の適応に対する小児の 用法 用量 が追加されたことに伴い の 慎重投与の小児 及び 小児等への投与 の項を削除致しました また 副作用の記載順序を変更し 用語を整備致しました の改訂部分は DSU( 医薬品安全対策情報 No.191( 平成 22 年 7 月 27 日発送予定 に掲載されます 改訂後の全文を記載しておりますので 併せてご参照下さい 添付文書情報は ( 独 医薬品医療機器総合機構ホームページ (URL:http://www.pmda.go.jp/ においてもご確認いただけます ( 掲載まで最大 3 週間かかる場合があります

アシクリル点滴静注用 250mg 改訂後の使用上の注意 ( 部追加改訂箇所 2010 年 6 月改訂 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと 本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者 用法 用量に関連する使用上の注意 腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者 高齢者では 精神神経系の副作用があらわれやすいので 投与間隔を延長するか又は減量するなど注意すること なお 本剤の投与間隔及び減量の標準的な目安は下表のとおりである ( 参考 注 ( 慎重投与 重要な基本的注意 高齢者への投与 及び 過量投与 の項参照 クレアチニン クリアランス (ml/min/1.73m 2 標準 1 回投与量に対応する百分率 (% 投与間隔 ( 時間 >50 100 8 25 ~ 50 100 12 10 ~ 25 100 24 0 ~ 10 50 24 注 外国人における成績である 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] 2. 重要な基本的注意 (1 点滴静注によってのみ投与すること (2 本剤の投与は 発病初期に近いほど効果が期待できるので 早期に投与を開始することが望ましい (3 本剤は 主として腎臓から排泄されるため 腎障害のある患者又は腎機能が低下している患者 高齢者においては 本剤の投与間隔又は投与量を調節すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 過量投与 の項参照 また これら患者においては 精神神経系の副作用が発現する危険性が高いため 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること ( 副作用 の項参照 なお 一般にこれら精神神経系の副作用は本剤の投与中止により回復する (4 腎障害のある患者又は腎機能が低下している患者 高齢者等の脱水症状をおこしやすいと考えられる患者では 本剤の投与中は適切な水分補給を行うこと ( 高齢者への投与 の項参照 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 プロベネシド シメチジン ミコフェノール酸モフェチル テオフィリン 本剤の排泄が抑制され 本剤の平均血漿中半減期の延長及び平均血漿中濃度曲線下面積が増加するとの報告があ る 注アシクロビルの排泄が抑制され アシクロビルの平均血漿中濃度曲線下面積が増加するとの報告がある ( バラシクロビ ル塩酸塩でのデータ 注本剤及びミコフェノール酸モフェチル代謝物の排泄が抑制され 両方の平均血漿中濃度曲線下面積が増加すると の報告がある 注本剤との併用によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある プロベネシドは尿細管分泌を阻害するため 本剤の腎排泄が抑制されるとの報告がある シメチジンは尿細管分泌を阻害するため アシクロビルの腎排泄が抑制されるとの報告がある 本剤とミコフェノール酸モフェチル代謝物が尿細管分泌で競合すると考えられる 機序は不明であるが 本剤がテオフィリンの代謝を阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇することが考えられる 注 特に腎機能低下の可能性がある患者 ( 高齢者等 には慎重に投与すること (1 重大な副作用次のような症状がまれにあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 1 アナフィラキシーショック アナフィラキシー様症状 ( 呼吸困難 血管浮腫等 2 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少 播種性血管内凝固症候群 (DIC 血小板減少性紫斑病 3 急性腎不全 4 精神神経症状 : 意識障害 ( 昏睡 せん妄 妄想 幻覚 錯乱 痙攣 てんかん発作 麻痺等がみられることがある 5 中毒性表皮壊死症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 6 呼吸抑制 無呼吸 7 間質性肺炎 8 肝炎 肝機能障害 黄疸 9 急性膵炎

(2 その他の副作用 次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められ た場合には 減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこ と 頻度不明 過敏症注 発熱 発疹 紅斑 蕁麻疹 瘙痒 水疱 固定薬疹 光線過敏症 血 液 貧血 紫斑 血小板減少 顆粒球減少 好酸球増多 リンパ球増多 出血 白血球増多 好塩基球増多 リンパ球減少 血小板増多 肝 臓 肝機能検査値異常 (AST(GOT ALT(GPT 等の上昇 肝腫大 腎 臓 BUN 上昇 血清クレアチニン値上昇 蛋白尿 血尿 尿円柱 乏尿 膿尿 結晶尿 嘔気 嘔吐 腹痛 胃痛 心窩部痛 胃不 消化器 快感 下痢 軟便 食欲不振 胃炎 消化 不良 舌炎 口渇 便秘 鼓腸放屁 意識障害 傾眠 見当識障害 情動失禁 そう 状態 多弁 不安 れん縮 しびれ感 振戦 精神神経系 めまい 眠気 感情鈍麻 うつ状態 集中力障害 徘徊 離人症 興奮 健忘 不眠 言語障 害 独語 異常感覚 運動失調 歩行異常 不 随意運動 眼振等 循環 器胸痛 頻脈 動悸 血圧上昇 不整脈 血圧低下 筋骨 格関節痛 筋肉痛 泌尿 器尿閉 排尿困難 全身症状 全身 怠感 発熱 頭痛 蒼白 ほてり 悪寒 失神 浮腫 脱力感 筋力低下 適用部位注射部壊死 注射部炎症 呼吸困難 血清トリグリセライド値上昇 血清コ レステロール値上昇 血清蛋白低下 尿糖 肺 その 他 炎 咽頭炎 喘鳴 胸水 疼痛 難聴 結膜炎 視力異常 味覚障害 脱毛 発汗 低ナトリウム血症 血清アルブミン低下 AG 比低下 血清カリウム値上昇 注 このような場合には投与を中止すること 5. 高齢者への投与本剤は 主として腎臓から排泄されるが 高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがあるので 投与間隔又は投与量を調節し 患者の状態を観察しながら 慎重に投与すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 また 本剤の投与中は適切な水分補給を行うこと 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物実験 ( ラット の妊娠 10 日目に 母動物に腎障害のあらわれる大量 (200mg/kg/day 以上 を皮下投与した実験では 胎児に頭部及び尾の異常が認められたと報告されている ] (2 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ ヒト母乳中への移行が報告されている ] 7. 過量投与徴候 症状 : 本剤の過量投与の場合は 血清クレアチニン及び BUN の上昇に続き腎不全の発現が認められている また 過量静脈内投与後に 精神神経症状 ( 錯乱 幻覚 興奮 てんかん発作 昏睡等 が認められている 処置 : 患者の状態を注意深く観察すること 血液透析により アシクロビルを血中より効率的に除去することができるので 過量投与により症状が発現した場合は 処置の一つとして血液透析を考慮すること 8. 適用上の注意 (1 投与時点滴静注に際し ときに投与部位の血管痛を訴えたり 血管の脆弱化 ( 血管外へ漏れやすくなる があらわれることがあるので 薬液が血管外へ漏れないように慎重に投与すること (2 調製方法溶液の調製後は速やかに使用し 使用残りの溶液は廃棄すること なお 補液で希釈する際 補液によっては白濁あるいは結晶が析出する場合があるのでそのような場合には使用しないこと 希釈溶液を含め 調製溶液の冷却は結晶の析出をまねきやすいので冷却しないこと (3 調製時本剤はアルカリ性を呈し ph 等の変化により配合変化が起こりやすいので 他剤との混注は可能な限り避けること 9. その他の注意 (1 骨髄小核試験において 高用量 ( マウス腹腔内投与 180mg/kg 以上 で染色体異常の誘発性を疑わせる所見が得られている (2 高度の肥満を有する女性 7 例 ( 標準体重の 203±20.6% に 5 mg/kg を投与したところ標準体重の女性 5 例 ( 標準体重の 96.3 ±15.4% に比しアシクロビル血中濃度 (Cmax 及び投与後 12 時間値 が約 2 倍となったが 体重あたりのアシクロビルの全身クリアランス及び分布容積をそれぞれ標準体重で補正した値は両者間に差がなかった このような高度の肥満患者に本剤を投与する場合には 標準体重に基づいた用量で投与すべきとの報告がある

点滴静注用アシクリルバッグ 250mg/100mL 改訂後の使用上の注意 ( 部追加改訂箇所 2010 年 6 月改訂 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと 本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者 用法 用量に関連する使用上の注意 腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者 高齢者では 精神神経系の副作用があらわれやすいので 投与間隔を延長するか又は減量するなど注意すること なお 本剤の投与間隔及び減量の標準的な目安は下表のとおりである ( 参考 注 ( 慎重投与 重要な基本的注意 高齢者への投与 及び 過量投与 の項参照 クレアチニン クリアランス (ml/min/1.73m 2 標準 1 回投与量に対応する百分率 (% 投与間隔 ( 時間 >50 100 8 25 ~ 50 100 12 10 ~ 25 100 24 0 ~ 10 50 24 注 外国人における成績である 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 アシクロビルに関する注意 1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] 2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] 3 高齢者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 重要な基本的注意 及び 高齢者への投与 の項参照 ] (2 塩化ナトリウムに関する注意 1 心臓 循環器系機能障害のある患者 [ 循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ 症状が悪化するおそれがある ] 2 腎障害のある患者 [ 水分 塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく症状が悪化するおそれがある ] 2. 重要な基本的注意 (1 点滴静注によってのみ投与すること (2 本剤の投与は 発病初期に近いほど効果が期待できるので 早期に投与を開始することが望ましい (3 本剤は 主として腎臓から排泄されるため 腎障害のある患者又は腎機能が低下している患者 高齢者においては 本剤の投与間隔又は投与量を調節すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 過量投与 の項参照 また これら患者においては 精神神経系の副作用が発現する危険性が高いため 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること ( 副作用 の項参照 なお 一般にこれら精神神経系の副作用は本剤の投与中止により回復する (4 腎障害のある患者又は腎機能が低下している患者 高齢者等の脱水症状をおこしやすいと考えられる患者では 本剤の投与中は適切な水分補給を行うこと ( 高齢者への投与 の項参照 3. 相互作用 併用注意 ( 併用に注意すること 薬剤名等 臨床症状 措置方法 機序 危険因子 プロベネシド 本剤の排泄が抑制され 本剤の平均血漿中半減期の延長及び平均血漿中濃度曲線下面積が増加するとの報告があ る 注 プロベネシドは尿細管分泌を阻害するため 本剤の腎排泄が抑制されるとの報告がある シメチジン ミコフェノール酸モフェチル テオフィリン アシクロビルの排泄が抑制され アシクロビルの平均血漿中濃度曲線下面積が増加するとの報告がある ( バラシクロビ ル塩酸塩でのデータ 注本剤及びミコフェノール酸モフェチル代謝物の排泄が抑制され 両方の平均血漿中濃度曲線下面積が増加すると の報告がある 注本剤との併用によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある シメチジンは尿細管分泌を阻害するため アシクロビルの腎排泄が抑制されるとの報告がある 本剤とミコフェノール酸モフェチル代謝物が尿細管分泌で競合すると考えられる 機序は不明であるが 本剤がテオフィリンの代謝を阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇することが考えられる 注 特に腎機能低下の可能性がある患者 ( 高齢者等 には慎重に投与すること (1 重大な副作用次のような症状がまれにあらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 1 アナフィラキシーショック アナフィラキシー様症状 ( 呼吸困難 血管浮腫等 2 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少 播種性血管内凝固症候群 (DIC 血小板減少性紫斑病 3 急性腎不全 4 精神神経症状 : 意識障害 ( 昏睡 せん妄 妄想 幻覚 錯乱 痙攣 てんかん発作 麻痺等がみられることがある 5 中毒性表皮壊死症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 6 呼吸抑制 無呼吸 7 間質性肺炎 8 肝炎 肝機能障害 黄疸 9 急性膵炎

(2 その他の副作用 次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められ た場合には 減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこ と 頻度不明 過敏症注 発熱 発疹 紅斑 蕁麻疹 瘙痒 水疱 固定薬疹 光線過敏症 血 液 貧血 紫斑 血小板減少 顆粒球減少 好酸球増多 リンパ球増多 出血 白血球増多 好塩基球増多 リンパ球減少 血小板増多 肝 臓 肝機能検査値異常 (AST(GOT ALT(GPT 等の上昇 肝腫大 腎 臓 BUN 上昇 血清クレアチニン値上昇 蛋白尿 血尿 尿円柱 乏尿 膿尿 結晶尿 嘔気 嘔吐 腹痛 胃痛 心窩部痛 胃不 消化器 快感 下痢 軟便 食欲不振 胃炎 消化 不良 舌炎 口渇 便秘 鼓腸放屁 意識障害 傾眠 見当識障害 情動失禁 そう 状態 多弁 不安 れん縮 しびれ感 振戦 精神神経系 めまい 眠気 感情鈍麻 うつ状態 集中力障害 徘徊 離人症 興奮 健忘 不眠 言語障 害 独語 異常感覚 運動失調 歩行異常 不 随意運動 眼振等 循環 器胸痛 頻脈 動悸 血圧上昇 不整脈 血圧低下 筋骨 泌尿 全身症状 格関節痛 筋肉痛 器尿閉 排尿困難 全身 怠感 発熱 頭痛 蒼白 ほてり 悪寒 失神 浮腫 脱力感 筋力低下 適用部位注射部壊死 注射部炎症 呼吸困難 血清トリグリセライド値上昇 血清コ レステロール値上昇 血清蛋白低下 尿糖 肺 その 他 炎 咽頭炎 喘鳴 胸水 疼痛 難聴 結膜炎 視力異常 味覚障害 脱毛 発汗 低ナトリウム血症 血清アルブミン低下 AG 比低下 血清カリウム値上昇 注 このような場合には投与を中止すること 5. 高齢者への投与本剤は 主として腎臓から排泄されるが 高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがあるので 投与間隔又は投与量を調節し 患者の状態を観察しながら 慎重に投与すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 また 本剤の投与中は適切な水分補給を行うこと 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物実験 ( ラット の妊娠 10 日目に 母動物に腎障害のあらわれる大量 (200mg/kg/day 以上 を皮下投与した実験では 胎児に頭部及び尾の異常が認められたと報告されている ] (2 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ ヒト母乳中への移行が報告されている ] 7. 過量投与徴候 症状 : 本剤の過量投与の場合は 血清クレアチニン及び BUN の上昇に続き腎不全の発現が認められている また 過量静脈内投与後に 精神神経症状 ( 錯乱 幻覚 興奮 てんかん発作 昏睡等 が認められている 処置 : 患者の状態を注意深く観察すること 血液透析により アシクロビルを血中より効率的に除去することができるので 過量投与により症状が発現した場合は 処置の一つとして血液透析を考慮すること 8. 適用上の注意 (1 投与時点滴静注に際し ときに投与部位の血管痛を訴えたり 血管の脆弱化 ( 血管外へ漏れやすくなる があらわれることがあるので 薬液が血管外へ漏れないように慎重に投与すること (2 調製時 1 本剤はアルカリ性を呈し ph 等の変化により配合変化が起こりやすいので 他剤との混注は可能な限り避けること 2 使用に際し あらかじめ用法 用量に従った必要液量に調節後 投与を行うこと (3 その他使用残りの溶液は廃棄すること 本剤の冷却は結晶の析出をまねきやすいので冷却しないこと 9. その他の注意 (1 骨髄小核試験において 高用量 ( マウス腹腔内投与 180mg/kg 以上 で染色体異常の誘発性を疑わせる所見が得られている (2 高度の肥満を有する女性 7 例 ( 標準体重の 203±20.6% に 5 mg/kg を投与したところ標準体重の女性 5 例 ( 標準体重の 96.3 ±15.4% に比しアシクロビル血中濃度 (Cmax 及び投与後 12 時間値 が約 2 倍となったが 体重あたりのアシクロビルの全身クリアランス及び分布容積をそれぞれ標準体重で補正した値は両者間に差がなかった このような高度の肥満患者に本剤を投与する場合には 標準体重に基づいた用量で投与すべきとの報告がある