国語科学習指導案 平成 23 年 0 月 4 目 ( 火 ) 第 2 校時 3 年 組 ( 教室 ) 指導者吉田真吾 単元 ( 教材 ) 名 物語の感想をまとめよう ちいちゃんのかげおくり 2 考察 () 学習指導要領における位置本単元は小学校学習指導要領 国語 の中の以下に基づいて具体的に構成したものである 第 3 学年及び第 4 学年 B 書くこと () ウ書こうとすることの中心を明確にし 目的や必要に応じて理由や事例を挙げて書くこと カ書いたものを発表し合い 書き手の考えの明確さなどについて意見を述べ合うこと C 読むこと () ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景などについて 叙述を基に想像して読むこと エ目的や必要に応じて 文章の要点や細かい点に注意しながら読み 文章などを引用したり要約したりすること オ文章を読んで考えたことを発表し合い 一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 () イ ( オ ) 表現したり理解したりするために必要な語句を増し また 語句には性質や役割の上で類別があることを理解すること (2) 児童の実態 ( 男子 名 女子 名 計 22 名 ) ( 略 ) (3) 教材観物語の舞台となる第二次世界大戦から 70 年近くが経過した今 戦争を知らない世代が多数を占め 戦争によって多くの尊い命が失われたことが少しずつ薄れてきているのが現状である しかし こういう現状があるからこそ 次の世代を担う子どもたちが戦争の本質を認識し 平和について考えることはとても大切なことであると考える 本教材は主人公が幼い女の子であり 父や母 兄との関わりを中心に書かれていることから 児童にとって感情移入しやすい作品となっている また かげおくり という遊びを題材にして 戦争の悲惨さや平和を願う作者の思いがつづられた作品である そのため 児童はこの作品を読みながら ちいちゃんと一緒にかげおくりをしたくなったり 家族と離ればなれになってしまったちいちゃんの姿に涙したりと ちいちゃんに自分を重ね合わせて読み進めることに興味をもつと思われる そのため 登場人物の気持ちを想像しながら 一番心打たれた場面を取り上げることで 自分の考えを明確にした感想文を書くことにもつながるであろう また 家族みんなでやったかげおくり. と ちいちゃん一人でやったかげおくりの二つの様子が対照的に描写されている 一言も語らないちいちゃんに代わって 戦争がちいちゃんから奪ったものを読み取ったり みんなでのかげおくり が ちいちゃんのかげおくり に変わってしまったことについて考えていくことで ちいちゃんの気持ちを読み取っていくことができ 主題に迫ることができるであろう そして 人物の会話も多く書かれているが 言いました ではなく つぶやきました きき返
しました たずねました せつめいしました など 細やかな表現にも触れることで 表現に必要な語句を身につけることにもつながるであろう 自分で考え伝え合う場を設定することは 児童が自分の考えのよさや友達の考えのすばらしさなどに気づき 自己存在感や友達と学習することの大切さなどにも気づくことと考える これは 本校における人間関係形成の上でも大切なことと考える (4) 教材の系統 < 第 2 学年 > < 第 3 学年 > < 第 4 学年 > スイミーきつつきの商売三つのお願い わたしのおねえちゃん 海をかっとばせ ちいちゃんのかげおくり 三年とうげ モチモチの木 3 目標 言葉や表現に着目して読み 進んで感想を書くとともに 戦争のことを書いた他の物語にも興味をもち 読書への意欲をもとうとする 国語への関心 意欲 態度 場面の移り変わりに注意しながら読み 人物の行動 情景 会話などの表現に着目して読むことができる 読む能力 細かい点に注意しながら読み 場面をまとめたり 文を引用したりして感想を書くことができる 書く能力 表現したり理解したりするために必要な語句を増し 語句の性質を理解することができる 言語についての知識 理解 技能 4 評価規準 B 規準 ( おおむね満足できる状況 ) A 規準 ( 十分満足できる状況 ) 言葉や表現に着目して読み 進んで感想を書いている 国語への関心 意欲 態度 読む能力 言葉や表現に着目して読み 登場人物とを比べながら進んで感想を書いている それぞれの場面の様子を想像しながら読んでいる 場面の移り変わりに注意し それぞれの場面の様子を想像しながら読んでいる 書く能力 自分の考えが明確になるように理由を挙げながら文章を構成している 自分の考えが明確になるように理由や事例を挙げながら文章を構成している
言語についての知識 理解 技能 文章中で使われている表現に注目し 表現するための語句を増やしている 文章中に使われている表現に注目し 表現するための語句を増やし 文を作ることができている 5 生徒指導の視点 自己決定の場を与える 読み取りの場面において 時間を確保し自分の考えをもたせる 2 自己存在感を与える 思いや考えを伝え合う場面において 児童一人一人の考えやよさを認め 賞賛することにより 自信をもたせ よさを生かす 3 共感的人間関係を育てる 思いや考えを伝え合う場面において 互いの意見を尊重させる 6 指導方針 () 毎日 音読の宿題を出すことによって ちいちゃんのかげおくり に出てくる言葉などに慣れさせる (2) 教室内に 読書コーナー をもうけ 戦争に関する本なども用意することで 戦時中の生活に対する理解を深められるようにする (3) 戦時中特有の語句 ( 焼夷弾 雑のう ほしいいなど ) については 写真等を提示することで 戦時中の情景等を想像しやすいようにする (4) 導入場面において 実際に校庭で かげおくり を行うことで 作品への関心を高める (5) 一人一人が考えをもつ場面では 時間を確保することで じっくりと考えられるようにする (6) 伝え合う活動を行う場面では 司会マニュアル ( 話し合いのしかた ) を提示することで 円滑に互いの考えが伝え合えるようにする 2 (7) 思いや考えを発表する場面において 児童一人一人の考えやよさを認め 賞賛することにより 自信をもたせ よさを生かせるように配慮する 2 (8) 毎時間の最後に授業の振り返りを書かせることにより 自分の考えを整理し 友達の考えを知ることで交流ができるようにする 3 (9) 場面や登場人物 気持ち等を読み取る際に 絵本や教科書の挿絵を提示することでイメージをふくらませられるようにする 7 指導 評価計画全 3 時間予定 ( 本時は第 8 時 ) 過程 ふれる 時間 ねらいと主な学習活動指導上の留意点具体の評価規準 題名から想像しよう 題名から想像することや戦争について知っていることを話し ちいちゃんのかげおくりの全文を読む 初発の感想を書き 発表し合う 範読の声の速さや強弱を関 意 態物語の世界に意識して読むことで 自然と物語の世界に入り込み 興味をもち 初発の感少しでもちいちゃんと同じ想を書いている ( ノー気持ちで聞けるようにする ト ) 感想をなかなか書き出せない児童に対しては 早めに書けた子の感想を紹介することで参考にさせる
感想を出し合おう 場面分けをし 学習課題をつくる いろいろな方法で繰り返関 意 態進んで自分し音読することで 正しくすらすら読めるようにする の感想を発表し 課題 児童の初発の感想を場面を考えようとしていごとに分類して板書するこる とで 学習課題を明確にし ( 発言 ) ていけるようにする 各場面の内容をとらえよう 一 五の場面の大まかな内容をとらえる 各場面の様子がおおまかにとらえられるように いつ どこで だれが どうしたのかを文章をもとに確認していく 読む各場面の大まかな 内容を 文章をもとに読み取っている ( 発言 ノート ) 追究する 家族 4 人でかげおくりをしたときのちいちゃんの気持ちを考えよう 第 場面 ( 家族でかげおくりをする場面 ) を読み 場面の様子をとらえる 場面の様子がおおまかに読ひとりぼっちになっとらえられるように いつ どこで だれが どうしたてしまったちいちゃんのかを文章をもとに確認しの不安な気持ちを読みていく 取っている ( 発言 ノ 気持ちを読み取ることがート ) できない児童には ちいちゃんと同じように家族で一緒に遊んだことを想起させるようにする お母さんとはぐれてしまったときのちいちゃんの気持ちを考えよう 第 2 場面 ( ひとりぼっちになってしまった場面 ) を読み 場面の様子をとらえる 場面の様子がおおまかに読ひとりぼっちになっとらえられるように いつ どこで だれが どうしたてしまったちいちゃんのかを文章をもとに確認しの不安な気持ちを読みていく 取っている ( 発言 ノ 気持ちを読み取ることがート ) できない児童には ひとりぼっちになった経験はないか想起させるようにする 家族の帰りを待つちいちゃんの気持ちを考えよう 第 3 場面 ( お母さんとお兄さんの帰りを信じて待つ場面 ) を読み 場面の様子をとらえる 場面の様子がおおまかにとらえられるように いつ どこで だれが どうしたのかを文章をもとに確認していく 気持ちの読み取ることができない児童には ちいちゃんが なぜずっと待っていたのか と発問し 考えられるようにする 読早く家族に会いたい ちいちゃんの気持ちを読み取っている ( 発言 ノート )
本時 ちいちゃんにとって 一と四の場面のどちらのかげおくりが幸せだったのか自分の考えをもとう 第 4 場面 ( 一人でかげおくりをする場面 ) を読み 場面の様子をとらえる 場面の様子がおおまかに読ちいちゃんにとっとらえられるように いつ どこで だれが どうしたて 一場面と四場面ののかを文章をもとに確認しかげおくりのどちらがていく 幸せだったのか考え 理由を書いている ( ノート ) 自分の考えを伝えられなちいちゃんにとって い児童には 他の子の意見一と四の場面のどちらを聞いて考えを位置づけらのかげおくりが幸せだれるようにする ったのか考えよう 内容の読み取りをより深 自分の考えをもとにグルめれるように 理由を中心ープで話し合う活動を行う に意見交流させる 読ちいちゃんにとっ て 一場面と四場面のかげおくりのどちらが幸せだったのか 自分の思いや考えをもとに話し合い 自分の思いや考えを修正したり深めたりしている ( 発言 ノート ) 作者の伝えたかったことを考えよう 第 5 場面 ( 戦争のない平和なくらしの場面 ) を読み 場面の様子をとらえる ちいちゃんが戦争によって失ったものについて考えよう 戦争によって失ったものは何なのか 文章をもとに根拠をあげて考える 場面の様子がおおまかに読戦争の恐ろしさと平とらえられるように いつ どこで だれが どうした和な生活のすばらしさのかを文章をもとに確認しを読み取っている ていく ( 発言 ノート ) 自分の考えがまとめられない児童には 他の子の意見を参考にして自分の言葉で書けるようにする キーワードを示してあげることで感想をまとめやすくなるよう支援する これまでの場面の様子を読戦争によって失った想起させることで 戦争によって失ったものを考えやものについて文章をもすいようにする とに考えている ( 発言 考えのまとまらない児童 ノート) には 他の子の意見を聞いてまとめられるようにする まとめる 感想文の書き方を知ろう 書き出しの例 や 結びの例 を参考にし 書き方を工夫する 中 の書き方を知り 一番心打たれた場面を中心に 工夫して書く 読み手の興味を引く書き出しであること 自分の考えをまとめて結んでいることに気づかせる 書文章のどの部分への 感想なのか 本文を引用して表現している ( ノート )
読書感想文を書こう 書き方を工夫しながら感想文を仕上げる 本文を引用したり 自分の感想を明確にする言葉を選んだりしながら 叙述をもとにして理由と一緒に書かせる 書自分の考えが明確に なるように注意して感想文を書いている ( 原稿用紙 ) 感想文を発表しよう 感想文発表会をし 友達との考えの同じ点や違う点について意見交流する 発表のしかた 聞き方について確認する 自己評価や相互評価ができるように評価用紙を準備する 書友達との感想の違い に気づいている ( 発言, 評価用紙 ) 8 本時の学習 < 授業改善の視点 > 文章の読み取り場面において 児童が自分の考えをもとに 友達と伝え合う場を設定することで 読み取りをより深めることができるであろう () ねらい一場面と四場面のどちらのかげおくりが幸せだったのかについて自分の考えをもとに話し合うことで内容をより深くつかむ (2) 準備教師 : ノヽリコン フ ロシ エクター ラミネートホ ート 6 枚 ホ ート マーカー 6 本 児童 : 教科書 ( 光村図書 7) ノート 筆記用具 (3) 展開学習活動時指導上の留意点評価項目と方法等. 前時を想起するとともに 本時のめあてをつかむ 第一場面と第四場面を音読し 概要を確認する めあてをノートに書く 第一場面と第四場面のかげおくりの様子について復習する 0 分 本時の学習にスムーズに入れるように音読をする ちいちゃんにとって 一と四の場面のどちらのかげおくりが幸せだったのか話し合おう 第一場面と第四場面のかげおくりの様子をパワーポイントで提示しておくことで 視覚的にもイメージしやすいようにする 2. 一場面と四場面のどちらのかげおくりが幸せだったのか 自分の考えをもとに話し合う グループで意見交流し 個人の意見をグループ内で つにまとめる < 予想される反応例 > 一場面 家族が一緒だから すごうい が楽しそう そのあとで遊んでいる 20 分 2 個人の考えを認め励ますことで読む能力意欲的に取り組めるようにする グループ意見をまとめやすいよ (B 規準 ) ちいちゃうに ラミネートボードを配布しんにとって 一場面記入させる と四場面のかげおく グループで話し合う際には 司りのどちらが幸せだ会マニュアル ( 話し合いのしかた ) ったのか 自分の思を各グループに配布し 参考にさいや考えをもとに話せる し合い 自分の思い とまどいのないように 司会はや考えを修正したり各グループの班長とする 深めたりしている グループ全員が同じ場面を選ん (A 規準 ) ちいちゃでいる場合 理由に視点をあててんにとって 一場面
四場面 家族に会えたから 花畑の中だから きらきら笑っている 反一場面 お父さんが戦争に行ってしまうから 反四場面 死んでしまったから 足がふらふらだから 3. 四場面の内容をより深くつかむ クラス全体での意見交流 4. 本時の学習内容を振り返る ノートに話し合った結果の自分の思いや考えを書き 発表する 意見交流させる グループ内で選んだ場面が分かれた場合 理由に視点をあてて意見交流し 意見を一つにまとめる 3 一人一人の意見を尊重し合えるように言葉かけを行う 意見がまとまったグループは もう一つの場面を選ばなかった理由について考えさせる 全体での発表の際に意見を把握しやすいように ラミネートボードにまとめさせる 0 分 意見を全体で共有できるように 各グループの意見を班長に発表させるようにする 3 各グループの多様な意見に触れ 互いに尊重し合えるようにする 5 分 自分の考えを整理させるために 本時のふりかえりをさせる 他の児童の考えにも触れられるように 各自の考えを数名発表させる と四場面のかげおくりのどちらが幸せだ ったのか 自分の思いや考えをもとに話し合い 互いの意見の共通点 相違点に気づき 自分の思いや考えを修正したり深めたりしている 発言 ノート 9 板書計画 プロジェクターの投影画面 おう おくりが幸せだ たか話し合 ちいち んは どちらのかげ ちいち んのかあげまおんくきりみこ 0 月 4 日 ( 火 )