7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Similar documents
Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

ICTを軸にした小中連携

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

解答類型

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

<4D F736F F D F18CBE A D8D DC58F49816A39382E646F63>

Taro-4年 総合 指導案(最終)

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

第 3 学年道徳学習指導案 1 日時平成 28 年 7 月 1 日 ( 金 ) 公開授業 1 第 1 校時 指導者教諭千葉哲朗 2 学級盛岡市立上田中学校 3 年 1 組男子 20 名女子 16 名計 36 名南校舎 2 階 3 年 1 組教室 3 主題自己を見つめ, 自己の向上を図る 個性の伸長

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

Taro-【HP用】指導案.jtd

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第4学年算数科学習指導案

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第○学年○組 学習指導案

第3学年 総合的な学習の時間 学習指導案

H30全国HP

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - aglo00003.学力の三要素

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

Microsoft Word - 社会科

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

国語科学習指導案

6 単元の構想本単元の目標相手に応じて大野の ステキ を整理 分析することを通して, 内容や表現方法を工夫して発信することができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 第 1 学年生活科 がっこうだいすき 第 2 学年生活科 聞いて聞かせてまちのすてき どきどきわくわくまちたんけん もっとなかよし

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

国語科学習指導案様式(案)

○ ○ 科 学 習 指 導 案

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

H27 国語

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

20情報【授業】

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

○数学科 2年 連立方程式

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

しかし 社会科については 嫌い どちらかといえば嫌い と答えている生徒の方が多く また 地理分野よりも歴史分野のほうに興味関心が高い傾向がある 資料の活用に関しては 地図や資料集を用いながら授業を進めている ほとんどの生徒は資料を読み取ることができるものの 読み取ったことを比較したり 関連付けたりす

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

社会科学習指導案

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

Microsoft Word - 小・社会・祭田①.doc

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

2部.indd

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

単元の目標及び内容について 学習方法に関すること 多くの人々に喜んでもらえる活動にしたいという願いをもち, 主体的に栽培活動に取り組む 課題発見力 天候や生育状況等の必要な情報を収集したり, 情報を関連付けたりしながら, 収穫量を増やすために考え, 栽培活動に生すことができる 課題追究 情報活用力

理科学習指導案

指導案

幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

○ ○ 科 学 習 指 導 案

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

Transcription:

第 1 学年けやき学習 ( 総合的な学習の時間 ) 学習指導案指導者小笠原健浩 1 日時平成 8 年 7 月 1 日 ( 金 ) 公開授業 1 第 1 校時 学級上田中学校 1 年 4 組男子 0 名女子 18 名計 8 名南校舎 4 階 1 年 4 組教室 主題 なぜ働くのだろう 4 主題について 1 学年に行う けやき学習 は, 職業調べ と 小学校訪問 を中核に据えて学習していく 本単元は 学年で行う 職場体験 や 学年で行う 修学旅行自主研修 につながっていく学習であるため, 将来の自己の望ましい生き方在り方を探究するための素地を養う役割を担っている 本単元では, なぜ働くのだろう というテーマを追究していく まずは単元を通してのテーマ なぜ働くのだろう について自分の考えをもたせる そして, 身近な職業人へのインタビューや職業調べを通した探究活動の中で, 考えの深まりや変容を実感させたい 学習指導要領との関連性については, 第 の(7) 職業や自己の将来に関する学習を行う際には, 問題の解決や探究活動に取り組むことを通して, 自己を理解し, 将来の生き方を考えるなどの学習活動が行われるようにすること を主と捉え, 適切な勤労観や職業観をもてるように指導を進める 生徒は, 前単元 幼いころの自分を知ろう の中で, インタビュー という調査方法で家族から情報収集する学習活動を行った 家族から聞いたことで, 自分が知らなかったことに気付いたり, 他の人とのかかわり合いから相手についてより深く理解したりと, インタビュー活動の効果を実感したようである 本単元においても, 家族などの周囲の大人にインタビューしたことを基に, なぜ働くのだろう について探っていく中で, 前回の学びをいかして, インタビューに取り組み, 分析していくことで深い学びにつながると考えられる そして, 情報収集や整理分析の方法についても広げていきたい 本単元では, 職業について調査分析をし, 働く意義や自分自身の将来像を考える活動を進める その際, 生徒が必要性を実感して, 主体的に学習に取り組めるように, 思考ツールの選択活用やかかわり合いなどを展開していきたい また, 単元を通して なぜ働くのだろう を追究させ, 主体的に人生計画を立て, 進路を選択し決定できる力の素地を築かせたい 5 指導と評価の計画 ( 別紙 ) 6 本時の目標 学習方法 学習テーマを追究するために, 適切な課題を設定している 生徒の記述例 私は, 自己課題を 企業の活動は社会のためになっているのか に設定しました なぜなら, 前回までのインタビュー活動では自分の考えた なぜ働くのだろう の理由である, 家族を養うためや生活を豊かにするためということについては分かったが, 社会のためになるという考えについては明らかになっていないので, 調べたいと考えたからです

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題を把握する ) 課題解決の基になるのは それぞれが選択した方法で自分の考えやこれまでの学習を 整理分析 したもの である これは前時までで生徒がまとめている 前時までで明らかになっていることや, そこから生まれた疑問, 新たに知りたいと感じたことを明らかにし, それぞれの自己課題設定につなげたい 論理の思考型 を用いた言語活動 思考の方法を生徒自ら主体的に選択していくことになるため, 論理の思考型は限定しない ただし, 回目の自己決定では, 類別思考や類推思考を用いて説明させたい (5 自己課題を設定し設定理由を記述する ) かかわり合い 本時では 度のかかわり合いを設定する 1 度目は自己課題を設定した後, 考えを交流する場面である (4 設定した自己課題を交流する ) 様々な視点に気付くことや, 自分の考えを深めるために行う 度目は再考した自己課題とその設定理由を全体で発表し合う場面である (6 設定した自己課題を全体で交流する ) それぞれが設定した自己課題を交流することで, 自分の自己課題との共通点や相違点に気付き, 考えを深め, 今後の調査活動への意欲につなげていきたい 自己評価活動 終末において自己評価活動を行う (7 自己評価を行う ) 前回までの学習を振り返り, 改めて整理することで課題意識が生まれてきたことや, かかわり合いを通して, 自分の考えが変容したり, 深まったりしたことを記述させたい

( ) 指導と評価の計画 年けやき単元名 自分をみつめる 総時間 8 時間扱い 学習指導要領の指導事項 第 の () 問題の解決や探究活動の過程においては, 他者と協同して問題を解決しようとする学習活動や, 言語により分析し, まとめたり表現したりするなどの学習活動が行われるようにすること (5) グループ学習や異年齢集団による学習などの多様な学習形態, 地域の人々の協力も得つつ全教師が一体となって指導にあたるなどの指導体制についても工夫を行うこと (7) 職業や事故の将来に関する学習を行う際には, 問題の解決や探究活動に取り組むことを通して, 自己を理解し, 将来の生き方を考えるなどの学習活動が行われるようにすること 単元の目標 自分史の作成 とそれに向けた取り組みを通して, 自己を客観的にとらえ, 現在あるいは将来について自分の望ましい生き方在り方や目指す姿を考える能力や態度を育てる 学習方法 自分自身 他者や社会とのかかわり 課題設定 表現 計画実行 将来展望 他者理解協同 自分自身を客観的に捉えた上で, 将来の自分像を考えるために自分にとって価値ある課題を設定している 自分自身について調査した内容や将来の自分像について, 文章でわかりやすく表現している 自己課題に対し, 課題を解決するための計画を立て, 計画を見直しながら実行している 自己の成長をとらえ, 今の自分, また今後の自分の生き方在り方について考えをもっている 仲間と協同しながら, 他者の良さも認め, 自分自身を客観的に捉えている 時主な学習内容おおむね満足 (B) 十分満足 (A) 評価事例 1 本時 自分史オリエンテーション 自分史の作成の自己課題設定 4 自己課題をもとにした計画立て目次の作成 課題設定自分自身を客観的に捉えるために他者とのかかわりが大切であることに気が付き, これからの学習に意欲をもつことができている 課題設定自分自身を客観的に捉えた上で, 将来の自分像を考えるために自分にとって価値ある課題を設定している 計画実行自己課題に対し, 課題を解決するための計画を立てることができる 5 調査活動について他者理解協同仲間と協同しながら, 調査活動の準備を進め, 自分の考えを伝えたり, 6 他者のよさを受け入れたりしている ~ 7 調査活動のまとめ計画実行計画を確認し, 見直しながら実行している 1 ~ 5 4 自分史の執筆 ( これまでの自分 ) 自分史の執筆 ( 将来の自分 ) 表現自分自身について調査した内容をわかりやすく表現している 表現自分自身について, 調査した内容をもとに, 将来の自分像について, 文章でわかりやすく表現している 自分自身を客観的に捉える方法を考え, 学習を進める方法を考えている 将来の自分像に対し, 今の自分に足らない部分や必要な力をイメージして課題を設定している 行事予定だけでなく, 部活動や自分のスケジュールにあった計画を立てている 自分の考えについて, 理由を論理的に説明することができている 計画の修正を細かく図ることができている 主観的な記述だけでなく, 客観的に物事を捉えて表現している 将来の自分像に近づくために具体的な見通しをもって記述している 6 自分史の作成で学ぶことを考える場面 自分史の作成 で何がわかるか という問いに対して, 理由を明らかにしなが ら, 自己決定する場面 おおむね満足 (B) 自分史の作成 では これまでの 自分の人生について振り返るだけで はなく この取り組みを通して こ れからの自分の進路に生かせるよう なことを学びたい 自分自身を客観的に捉えるために他者 とのかかわりが必要であることに気が 付き これからの学習に意欲をもつこと ができている C: 指導の手立て 十分満足 (A) 自分史の作成 では これまでの自 分の人生について振り返るだけではな く これからの自分の進路に生かせる ことが学べると思う そのために ま ずは自分の親や友人にインタビューを して 自分が気付かなかった自分のこ とを知り 今後の進路選択に生かした 自分自身を客観的に捉える方法を考 え 学習を進める方法を考えている これまでのさまざまな出来事や出会いが今の自分につながっていることに気づか せ, 将来の自分にも, そのようにつながっていることに気付かせる

6 7 8 自分史の製本発表 自分史の作成 のまとめ 表現自己課題に沿って相手に伝わるように表現している 将来展望自己の成長をとらえ, 今の自分, また今後の自分の生き方在り方について考えをもつ 将来展望 自分史の作成 に取り組んだことについて, 自己課題に対する自己評価を行っている 読み手がわかりやすいようにまとめている 具体的な将来像をもち, これからの自分に必要な学びは何か, 考えている 自己課題の達成にむけた学習活動となり, 成果が結論づけられている

( ) 指導と評価の計画 1 年けやき単元名 なぜ働くのだろう 総時間 9 時間扱い 学習指導要領との関連 第 の () 問題の解決や探究活動の過程においては, 他者と協同して問題を解決しようとする学習活動や, 言語により分析し, まとめたり表現したりするなどの学習活動が行われるようにすること (5) グループ学習や異年齢集団による学習などの多様な学習形態, 地域の人々の協力も得つつ全教師が一体となって指導にあたるなどの指導体制についても工夫を行うこと (7) 職業や自己の将来に関する学習を行う際には, 問題の解決や探究活動に取り組むことを通して, 自己を理解し, 将来の生き方を考えるなどの学習活動が行われるようにすること 単元の目標 なぜ働くのだろう を追究すべく 職業調べ の取り組みを行う中で, 主体的に人生計画を立て, 進路を選択し決定できる力の素地を養う 学習方法 自分自身 他者や社会とのかかわり 課題設定 収集分析 表現省察 将来展望 他者理解協同 学習テーマを追究するために, 適切な課題を設定している 学習テーマや自己課題を追究できるように情報収集の方法や内容を工夫し, 整理している 学習の成果を, 要点を押さえてまとめ, 発表している 働く意義について, 様々な情報から捉えなおし, 自分の考えを明らかにしている 他者の意見を尊重して, 良さを受け入れたり, 自分の考えを伝えたりしている 時主な学習内容評価規準評価事例 1 オリエンテーション 将来展望働く意義について, 自分の考えを明らかにしている 6 自己決定を行う場面 学習課題 職業調べの自己課題を設定する に対して, 自己決定する場面 インタビューの質問づくり発表に向けた整理分析 4 インタビューを受けた表現 5 本時 自己課題設定 6 職業調べ 7 調べたことから 8 考察 収集分析学習テーマを追究できるようにインタビューの内容を工夫している そして, 集めた情報を整理している 他者理解協同他者の発表をよく聞き, 良さを認め, 自分の考えに反映させている 課題設定学習テーマを追究するために, 適切な課題を設定している 収集分析学習テーマや自己課題を追究できるように情報収集の方法や内容を工夫し, 整理している 9 発表, 評価 表現省察学習の成果を, 要点を押さえてまとめ, 発表している 将来展望働く意義について, これまでの学習から捉えなおし, 自分の考えを明らかにし ている 生徒の記述私は, 個人課題を 企業の活動は社会のためになっているのか に設定しました なぜなら, 前回までのインタビュー活動では自分の考えた なぜ働くのだろう の理由である, 家族を養うためや生活を豊かにするためということについては分かったが, 社会のためになるという考えについては明らかになっていないので, 調べたいと考えたからです 私は個人課題を 看護師におけるプロフェッショナルとは何か に設定しました インタビューで父が プロフェッショナルについて話していたので, 私は将来看護師の仕事に就きたいと考えており, 看護師の仕事のプロフェッショナルとはどういうことかを知りたいと考えたからです 前時までの学習内容を整理して 新たな課題を設定している