<4D F736F F D CFC8BCDED2DDC4DACBDEADB08EC08E7B977697CC D53816A>

Similar documents
ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

<4D F736F F F696E74202D2091E6368FCD5F95F18D908B7982D D815B >

<4D F736F F D20939D8D87837D836A B B816996E BB8DEC8F8A816A F90BB8DEC E646F63>

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

Microsoft Word - con 監査チェックリスト QMR

目次 1. 一般 目的 適用範囲 参照文書 用語及び定義 内部監査 一般 内部監査における観点 内部監査の機会 監査室

16年度第一回JACB品質技術委員会

Microsoft Word EMS i47-48.\.....j+.doc

管理区分 非管理版 文書番号 PMS-007 制定年月日 改訂年月日 改訂番号 1 購入希望の場合は P マークの取得及び更新に必須となる文書のサンプルです ページ最後の購入方法をご確認ください 修正可能なワードファイルで提供して

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料

Microsoft Word - IRCA250g APG EffectivenessJP.doc

4.4 マネジメントシステム プロセス 5 リーダーシップ 5.1 リーダーシップ コミットメント 組織の状況を考慮し リスク ( 不確かさに影響 ) 及び機会 ( 何かをするのによい時期 ) として取り組むことを決定した情報から適用範囲に含まれていない範囲が存在していませんか恣意的に限定した適用範

Microsoft Word - con 監査チェックリスト EMR

Microsoft PowerPoint - WG1†ı

<4F F824F B4B8A B818E968D802E786C73>

よくお聞きする内部監査の課題 課題 1 毎年 同じチェックリスト ( 同じ質問 ) 課題 2 内部監査への積極的関与が乏しい 課題 3 形式的で 実用的でない ( 審査のためのもの ) 課題 4 あら探しになっている 課題 5 質問が抽象的でわかりにくい 課題 6 文書と記録ばかり求める課題 7 不

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

実地審査チェックリスト (改 0) QA-057_____

内部監査業務指示書

ISO19011の概要について

<4D F736F F D2095B68F E838A F939D8D8794C55F>

Microsoft Word - ISO 9001要求事項のエッセンス 改 国府保周

Microsoft PowerPoint - ISO9001規格要求事項の理解

ISO9001やさしい規格解釈

目 次 1. 適用範囲 P4 2. 引用規格 P5 3. 用語及び定義 P5 4. 組織の状況 P6 4.1 組織及びその状況の理解 P6 4.2 利害関係者のニーズ及びと期待の理解 P6 4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定 P6 4.4 環境マネジメントシステム P6 5. リーダー

ウェブサイトへの掲載も検討すべきである また 品質マネジメントシステムの品質方針が示されている組織においては 品質方針と苦情対応方針との不整合がないかも確認しておく (2) 苦情対応目標苦情対応方針を実現するために 苦情対応方針を具体的にブレークダウンし 組織全体や部門において設定される具体的な目標

品質マニュアル

株式会社 U S O 工業 品質マニュアル 第 1 版 改訂履歴 版数 改訂日付 制定 / 改訂内容 作成 承認 1 版 2016 年 4 月 1 日 制定 目次 本文には ISO9001:2015の項番は記載していません 規格の項番は 組織には無用のもので 項番があって喜ぶのは 能力のない審査員ぐ

Microsoft Word - MSBSR41606(J)-3 EMS_Rev.1.docx

AAプロセスアフローチについて_ テクノファーnews

京橋スマートコミュニティ協議会 制定 改訂履歴 改廃年月日版改訂理由作成者承認者 制定 XXXX XXXX 一次審査 XXXX XXXX 2/21

5. 文書類に関する要求事項はどのように変わりましたか? 文書化された手順に関する特定の記述はなくなりました プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持し これらのプロセスが計画通りに実行されたと確信するために必要な文書化した情報を保持することは 組織の責任です 必要な文書類の程度は 事業の

目 次 1. 適用範囲 P4 2. 引用規格 P5 3. 用語及び定義 P5 4. 組織の状況 P7 4.1 組織及びその状況の理解 P7 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解 P7 4.3 個人情報保護マネジメントシステムの適用範囲の決定 P7 4.4 個人情報保護マネジメントシステム P7

図表 11に都道府県別取得件数 ( 上位 10 位 ) を 図表 12に産業分野別取得件数 ( 上位主要産業分野 ) を 図表 13に産業分野別取得件数の推移を示します 産業分野別件数 ( 図表 12) では最も多いのが 建設 の15,084 件 次いで 基礎金属 加工金属製品 の6,434 件 電

~ Environmental Management System ~ 環境マニュアル ISO14001:2015 JISQ14001:2015 版番号 Ver.18 最新改定日 2017/6/1 初版制定日 2002/9/2 株式会社サンセイ 東京都渋谷区神山町 4 14 第三共同ビル 紙媒体は非

自己点検・評価表

公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する指針(細目的事項)

9100 Key Changes Presentation

< C94C593E095948AC48DB E838A F902E786C7378>

JIS Q 27001:2014への移行に関する説明会 資料1

パラダイムシフトブック.indb

018QMR 品質計画書作成規程161101

SJAC規格の作成及び発行手順

2011年度 九州航空株式会社 「安全報告書」

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

大塚製薬(株)佐賀工場

< E9197BF C C A88D5C BA492CA29817A C982A882AF82E98FEE95F1835A834C A CE8DF4834B BD82BD82AB91E4816A5F34325F E977095D E786C7

統合化の概要次回の改訂時迄には ISO D Guide83 に沿って整合性を図った 要求事項の定義 要求事項タイトル 要求事項の順番 そして定期的な適切性や妥当性有効性等の強化を含む見直しによって追加補充や変更点への対応を含めた対応が必要とされるが 統合化の構成の概要は 以下の通りススムパートナーズ

IATF16949への移行審査

スライド 1

Microsoft Word 移行監査の着眼点160402

配付番号 : 管理区分 管理文書 文書番号 QMS-A-01 制定日 改訂日 改訂番号 1 購入希望の場合は ページ最後の購入方法をご確認ください 修正可能なワードファイルで提供しています 建設業向けサンプル 品質マニュアル JIS

文書管理番号

Microsoft Word - 品質マニユアル2015.doc

FSMS ISO FSMS FSMS 18

提出を求めることが想定される 本連載は 2015 年版によるシステム変更をマニュアルに反映させるため 要求項目順に 2004 年版と FDIS の差異の説明 マニュアルの改訂例という構成で 6 回に渡り整理するものである 2.FDIS と 2004 年版の構成比較 FDIS と 2004 年版の構成

DumpsKing Latest exam dumps & reliable dumps VCE & valid certification king

フセハツ工業株式会社 品質マニュアル

内部監査員の役割 進め方の チェックリストについて みはら歯科矯正クリニック内部監査員歯科衛生士 高島佳枝

< C582C C58B4B8A6982C682CC95CF8D58935F88EA C30382D31312D33302E786C73>

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc

ISO 9001 ISO ISO 9001 ISO ISO 9001 ISO 14001

恣意的に限定した適用範囲になっていませんか 主力サイトは適用範囲外になっていませんか ( 当該サイト活動を適用範囲外することにより経営的に大きな影響を受けていませんか ) 環境マネジメントシステムの意図した成果 ( 箇条 4.1) に影響する部門 部署を除外していませんか 適用範囲に含まれるサイトと

総合衛生管理製造過程と PDCAサイクル

IAF ID 2:2011 Issue 1 International Accreditation Forum Inc. 国際認定機関フォーラム (IAF) IAF Informative Document ISO/IEC 17021:2006 から ISO/IEC 17021:2011 への マネ

目 次 1. 適用範囲 P5 2. 引用規格 P6 3. 用語及び定義 P6 4. 組織の状況 P7 4.1 組織及びその状況の理解 P7 4.2 利害関係者のニーズ及びと期待の理解 P7 4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定 P7 4.4 品質マネジメントシステム及びプロセス P7 5

Microsoft Word - 1_CSテキスト

IAF ID X:2014 International Accreditation Forum, Inc. 国際認定機関フォーラム (IAF) IAF Informative Document IAF Informative Document for the Transition of Food S

平成18年度標準調査票

4.7.4 プロセスのインプットおよびアウトプット (1) プロセスへのインプット情報 インプット情報 作成者 承認者 備 考 1 開発に関するお客様から お客様 - の提示資料 2 開発に関する当社収集資 リーダ - 料 3 プロジェクト計画 完了報 リーダ マネージャ 告書 ( 暫定計画 ) 4

Microsoft PowerPoint - WG3†ı

Microsoft Word - 規則11.2版_FSSC22000Ver.4特例.doc

1 主要機関の情報 ISO 改訂に関する情報 ( 調べ ) (1)( 一社 ) 日本規格協会 (JAS) の情報 第 21 回 ISO/TC207( 環境管理 ) 総会報告

する 2 利害関係者がこれを入手できる ISO14001 では利害関係者が入手可能なものとして 環境方針がある 環境方針と併せて利害関係者が要請した場合 渡すことが出来る状態にすることが必要である 一般的には自社のホームページに掲載していれば 誰でも入手可能な状態と言える (3) 環境マニュアルの例

QMSにおける是正措置

変更要求管理テンプレート仕様書

内部統制ガイドラインについて 資料

< E F824F F C581408B4B8A B818E968D80815E F824F825794C582C682CC918A88E1935F2E786C7378>

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

ISMS情報セキュリティマネジメントシステム文書化の秘訣

Microsoft Word - 04_品質システム・品質保証モデル_TCVNISO doc

柔軟な文書化要求 それぞれの詳細説明は の ISO/FDIS14001:2015 規格説明会資料に譲りますが いずれもその考え方は既に ISO14001:2004 に含まれており 2015 年版への改訂に当たり EMS に関する 意図した成果 の達成に向けて IAF が強調しておきたいことを記載した

15 変更管理

レジリエンスの取り組みに 関わるディスカッション

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

ISO/TC176/SC2/N1291 品質マネジメントシステム規格国内委員会参考訳 ISO 9001:2015 実施の手引 目次 1.0 序文 2.0 ISO 9001:2015 改訂プロセスの背景 3.0 ユーザグループ 4.0 実施の手引 4.1 一般的な手引 4.2 ユーザグループのための具

次 連番号 1/28 次 1 1. 総則 的 適用範囲 責任と権限 の管理 2 2. 引用規格 3 3. 用語及び定義 3 4. 品質マネジメントシステム 一般要求事 文書化に関する要求事 4 5. 経営者の責任 経

Microsoft Word - 内部統制システム構築の基本方針.doc

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

JISQ 原案(本体)

評価(案)「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務」

JIS Q 9100:2009 認証審査説明会 FAQ 2/10 プロセス 5 教育 訓練の様に全部門のそれぞれが責任をもって実施するようなプロセスの場合 教育 訓練 (~ 部門 ) プロセスというように 部門毎のプロセスを設定するのか 経営者又は管理責任者をプロセスオーナーとする一つのプロセスとす

まえがき 品質マネジメントシステム ( 以下 QMS) のを知ったのは 病院で管理者をしている時 担当した医療過誤の再発防止策を検討している最中でした それは QMS 要求事項の第 2 版にあたる1994 年版でした セミナー等への参加 著書の熟読を試みましたが 全く理解できませんでした ミレニアム

Transcription:

適合/西村経営支援事務所 マネジメントレビュー実施要領 1. 事前準備事項 (1-1) 監査の結果 ISO9001 8.2.2 項内部監査に対応する マネジメントシステムが効果的に実施されていたかを 管理責任者 ( 内部監査の主管者 ) が 一連の内部監査の結果をまとめる 以下のようなグラフと表にまとめるとわかりやすい 対象プロセス ( 部門 ) 不観察事項監査員主な問題点処置案期限 ( 件数 ) プロセス ( 又は部門 ) 1

(1点)い西村経営支援事務所 (1-2) 顧客からのフードバック ISO9001 8.2.1 項顧客満足に対応する 顧客が 当社に対して どのように満足しているか その内容をまとめる 多数の顧客アンケートの結果から優先的に改善すべき項目を分析する場合 重回帰分析 ポートフォリオ分析から全体的な要改善項目を挙げる 高い(5満足度のレベル点)低 営業マンの態度 保守サービス マニュアル 維持 強化領域 製品の性能 製品の信頼性 サービスの品質 最優先改善領域 新製品の開発期間 使用している技術の先進性 製品の納期 問いあわせ対応 小 ( 相関係数 0) 重要度 ( 総合満足度に与える大きさ ) 大 ( 相関係数 1) 重要課題 : 製品の納期及び問い合わせ対応を改善する必要がある 調査対象顧客を絞って 重点的対策をとる場合 顧客モニタリング調査の結果を集計し分析をする 顧客評価が優れている点 劣っている点を明確にする 特に劣っている点については 対策内容や改善のための提案を明らかにする 個別顧客の要望や期待などの定性的なデータは 以下のような一覧にして 今後の対応可否についても結論づけることが望ましい 顧客の声一覧 顧客名要望 期待など対応の可否担当 潜在的なニーズを明確にし SWOT 分析を行なってもよい 2

(1-3) プロセスの実施状況及び 製品の適合性 プロセスの実施状況は ISO9001 8.2.3 項プロセスの監視及び測定に対応する 製品の適合性は ISO9001 8.2.4 項製品の監視及び測定に対応する (1-3-1) 経営目標 ( プロセスの有効性指標を含む品質目標 財務目標などの達成状況の評価 ) 管理責任者および各部門長が それぞれの目標の達成状況を評価する 推進責任者がいれば 状況を報告してもらう 1. 目標達成の項目については 活動の継続如何 目標値の変更などについて決定する 2. 目標未達の項目については その原因を明らかにし 反省点や今後の対策内容を決定する ( 活動の見直し 目標値の見直しなど ) ここは重要! 3. 目標達成状況が現時点で評価できない ( または評価時期が適切でない項目については 現在の取組状況を確認し 評価時期を再確認する これらの結果を以下のような 目標実績評価シート またはそれに準じるものに記入してまとめる 目標目標値 実績 / 達成度評価 差異状況 要因分析 点検者コメント対策案 次期への反映点など (1-3-2) プロセス パフォーマンス (1-3-1) の目標の達成状況以外にも主要プロセスでの以下のような管理指標があれば その成果をまとめる 稼働率 / 生産性 処理量 / 処理スピード 運用コスト 要した工数 事故発生件数 ( 率 ) 故障発生件数 ( 率 (1-3-3) における製品 サービスに関するプロセス毎の合格率 ( または問題発生率 ) のデータがあれば これもこのプロセス パフオーマンスに該当する 3

(1-3-3) 製品 サービスの適合性 製品 サービスに関する問題発生率 ( または合格率 ) を 以下のような観点からデータをまとめる このデータとしては 適切な場合 (1-5) でまとめた 顧客クレーム および内部発生の問題 を用いることもできる 合格率 ( 問題発生率 ) の期間推移 4

(1-4) 是正処置及び予防処置の状況 是正処置は ISO9001 8.5.2 項是正処置に対応する 予防処置は ISO9001 8.5.2 項予防処置に対応する 顧客からの苦情 是正 予防処置の実施状況 顧客からクレーム 内部発生の問題 およびその他の改善活動についての対策実施状況をまとめる 以下のような表にするとよい 利害関係者からのクレーム 区分 顧客名発生日 クレーム内容 責任部門 対策内容 対策時期 1 製品 サー ビスの品質に 関するもの 2 システムや 顧客対応に 関するもの 内部発生の問題 区分 名称 発生日 問題の内容 責任部門 対策内容 対策時期 1 製品の品 質に関するも の 2 事故や業 務手順に関 するもの 改善活動 区分 名称 発生日 改善の内容 実施者 実施時期 効果確認結果 1 問題発生 の予防に関 するもの 2 効率向上 コスト創減に 関するもの 3 その他 5

(1-5) 前回までのマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ 前回までのマネジメントレビューにおいて 懸案事項として今回まで残存していた課題があれば その状況確認等を行う (1-6) マネジメントシステムに影響を与えうる変更 以下のような変更やその動向がないかを調査 確認しておく 経営トツブが知っているべき重要事項のみでよい ( 以下はあくまでも対象の事例 ) 事業内容の改革の予定 新規の開発や設備導入の予定 プロセス ( 工程 )/ 業務手順 / 作業者の変更 供給者の変更 法規制及び自らが同意するその他の要求事項の動向 周囲の環境 地域 利害関係者の意識などの変化 関連する技術の進歩 (1-7) 改善のために提案 これまでのマネジメントシステムの運用を通して 製品 サービスまたはマネジメントシステムなど改善について 経営トップに提案すべき事項を準備する 改善提案制度などがあれば 主要な改善提案についての採否判断を 経営トツプに仰ぐことでもよい 2. マネジメントレビューの実施における提案 (2-1) 参加者 経営トップ 管理責任者 各部門の代表者など (2-2) 議題 事前に準備した (1-1)~(1-7) を議題として それぞれの担当責任者が報告する (2-3) 実施頻度 一般的な経営会議があれば なるべくそれと融合させて定期的に行う 環境変化の激しい業界では最低でも 3 ヶ月ごと それ以外の業界は 6 ヶ月ごとが目処 実施頻度高い場合 ( 月一度など ) 各議題を分割して取りあげ 複数回ですべてを網羅するように計画をしてもよい 6

(2-4) 決議事項 重要! 経営トップは 各議題についての状況把握と必要な意志決定を行う その際には 以下の点についての決定事項を明確にする システムの適切性 ( 取り組み姿勢が組織にとってふさわしいか否かの評価 ) システムの有効性 ( 目的 目標に対して計画通りに進んでいるかの評価 ) システムの妥当性 ( 目的 目標のレベルが自社につりあっているかの評価 ) マネジメントシステムおよびプロセスに関する改善点 体制 業務手順などの改善 製品 サービスの改善点 経営資源 ( 人員 設備 予算など ) の必要性 経営方針 経営目標の変更点または変更の必要性 (2-5) 議事録 議題と決議事項を含めた議事録を作成する 議事録の様式は マネジメントレビュー議事録 のサンプルを参照 一般的な経営会議があれば なるべくそれと融合させて定期的に行う 環境変化の激しい業界では最低でも 3 ヶ月ごと それ以外の業界は 6 ヶ月ごとが目処 実施頻度高い場合 ( 月一度など ) 各議題を分割して取りあげ 複数回ですべてを網羅するように計画をしてもよい 7

マネジメントレビュー議事録 開催日時 : H 年 月 日 9:00~12:00 出席者 : 百万石社長 加賀管理責任者総務部長 営業部長 宿泊部長 婚礼 宴会部長 調理部長 H 年 月 日承認作成 配布先 : 上記主席者全員 議題 報告または討議事項 決議事項 担当 期限 前回のマネジメントレビューにおける懸案事項 該当なし なし 監査結果内部監査での不適合 5 件 観察 12 件 処置フォローアップ完了 不適合 観察 17 件の内第一位が力量評価に関するもので 30% を占める 顧客満足および苦情の情報 ( 含 予防 是正処置の状況 ) 顧客ニーズ分析結果 目標の達成状況 プロセス実施状況及び 製品適合性と不具合対策 ( 含 予防 是正処置の状況 ) 品質に影響を与えうる変更 宿泊予約サービスの PC の不具合が多発していることに対する対策と報告の必要性 総合パフォーマンス指標 3 件に対し 2 件達成 未達は顧客クレーム件数で顧客要求事項の不明確に起因するものが第一位 40% を占める 各部門目標 12 件に対し 8 件達成 利益改善への取り組み計画 ( 総務部長 ) 婚礼 サービスにおける不具合低減 ( 工事部長 ) 社長より 特別な変更予定が無いことが報告された 次回内部監査では力量評価を重点テーマの一つに取り上げて実施すること 管理責任者 クレームの原因を究明し これを改善 宿泊部長 契約時の要求事項の明確化のしくみを見直すこと 各部門目標達成目標については レベルアップを図る 未達成目標については 継続する 計画通り推進すること 営業部長 各部長 営業部長 12/ 末 12/ 末 1/10 今後 今後 過去の失敗事例をまとめ 着工前会議で 1/ 末 類似不具合の発生を予測し未然防止を図ること 営業部長 改善のための提案 マネジメントレビューの実施要領についての検討 ( 各種会議 各種改善 検討会との一体化 ) 品質管理責任者にて検討 品質管理責任者 2/ 末 8

社長総評9 西村経営支援事務所 品質マネジメントシステムの適切性 妥当性及び有効性品質マネジメントシステムは概して機能していると判断するが 上記指摘事項について更なる改善が必要である 品質方針 目標の変更の必要性品質方針 品質目標の変更の必要性は無い 但し 品質目標の目標値及び部門目標は 今期の結果を踏まえて見直しを行うこと