技術・家庭科学習指導案

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

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Microsoft Word - 社会科

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3 題材の目標 < 家庭生活への関心 意欲 態度 > 身の回りの整理 整頓に関心をもつことができるようにす ごみを減らす方法や不用品の再利用に関心をもつことができるようにす < 生活を創意工夫する能力 > 自の持ち物の整理 整頓の仕方を工夫することができるようにす ごみを少なくする方法を考えたり 不

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

Taro-6学習指導案(事例①小学校

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技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

< 要約 > < 質問 1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか? トップは圧倒的に 地震 約 8 割の方が 最も備えが必要な災害 と回答 北海道 東北では 大雪 雪崩 中国 四国 九州は 台風 大雨 洪水 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点で

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

< 単純集計の要約 > < 質問 1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか トップは昨年と変わらず 79.8% が 地震 と回答 北海道は 大雪 雪崩 中国 四国 は 津波 九州は 台風 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点ですか 全体平均は 3

Taro-学級活動学習指導案.jtd

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【東日本大震災発生から7年】「災害への備えに関する調査」結果 ~あなたのご家庭の備えを点検しませんか~_損保ジャパン日本興亜

○ ○ 科 学 習 指 導 案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

H25 港南区区民意識調査

Taro-小学校家庭科学習指導案改訂

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

Taro-12事例08.jtd

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第14章 キャリア教育

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

4.原稿(資料)

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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国語科学習指導案様式(案)

5 研究内容 衣生活 の研究を進めるにあたっての研究の柱を以下の3つとした 1 基礎 基本の定着 目標とする姿を設定し 自己評価をさせていく 適切な自己評価ができるように ワークシートを工夫していく 2 生活に活かせる工夫を取り入れた作品づくり 誰が いつ どんな場面で使うのか等の作品の活用場面を考

第2学年1組 家庭科学習指導案

(2) 研究主題との関連本校の研究主題 心身ともに健康で, 安全な生活を送ることができる力を身に付けた生徒の育成 を受けて, 社会の一員として安全で責任ある行動がとれる力を身に付けさせたいと考える そこで, 話合い活動を取り入れながら, 個人情報の取り扱い方を学ぶ学級活動を行い, 主題に迫りたい 本

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

20情報【授業】

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第4学年算数科学習指導案

スライド 1

解答類型

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

授業のまとめを行い、医療制度や医療保険のしくみ、医療制度を支えていくことの必要性について確認する。感想をワークシートに記

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

H30全国HP

スライド 1

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

「標準的な研修プログラム《

ICTを軸にした小中連携

4 題材の指導 評価計画 ( 時間扱い ) 時評価規準数学習活動 関心 意欲 態度工夫 創造技能知識 理解 3 本時 / 衣服と社会生活 衣服と社会生活 目的に応じた着 衣服の社会生活上 とのかかわり とのかかわりに関 用や個性を生かす の機能について理解 心を持ち 時 場 着用について考え してい

いろいろな衣装を知ろう

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

【東日本大震災発生から8年】「災害への備えに関するアンケート」結果_損保ジャパン日本興亜

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

(3) 衣服の選択, 着用, 手入れに関する基礎的 基本的な技術を身に付けさせる (4) 衣服の選択, 着用, 手入れについて理解させ, 基礎的 基本的な知識を身に付けさせる 4 題材の評価規準と指導計画 (1) 評価規準 ア生活や技術への関心 意欲 態度 イ生活を工夫し創造する能力 ウ生活の技能

Transcription:

第 1 学年技術 家庭科学習指導案 平成 27 年 10 月 1 日 ( 木 ) 第 5 校時活動場所被服室 1 題材名 安全な住まい ~ 災害への備えを考えよう ~ 家庭分野 C 衣生活 住生活と自立 (2) イ 2 題材について (1) 生徒観東日本大震災の発生から 4 年の歳月が流れ 復興途上でありながらも 危機感や自然災害に対して備えようとする意識は薄れ 忘れがちとなっている 発生当時小学 2 年生であった生徒は今年中学生となった 生徒に 3 月 11 日 ( 東日本大震災 ) のできごとを今でも覚えていますか? と質問したところ はい と答えたものは 94% おり 校庭に出たら泣いている人がたくさんいた 私の両親は仕事なので 迎えにくるのがおそく とても心配だったことが印象に残っています など ほとんどの生徒が自らの体験を鮮明に記憶していることがわかった しかし 震災後 地震などの自然災害に備えて あなたが気をつけていることはありますか? という問いに対しては はい と答えたものが 61% で 大震災の経験から学び 安全な暮らしを自ら築こうとする姿勢は十分でないのが現状である また わが家の防災チェック! と題し 日頃の防災対策を振り返る質問に家族と一緒に答える課題に取り組ませたが ( 質問項目と回答は別資料参照 )17 問全ての質問に対して防災対策がクリアとなる回答が 90% を超えるものはなく 生徒のみならず 保護者 ( 家族 ) の防災意識や備えも見直しが必要な状態であることがわかった 地震に限らず 近年発生している火山の噴火 台風による強風や竜巻など 自然災害は予測が困難で 突然自分の身に降りかかるかもしれないという恐怖心や不安感を抱く一方 確たる根拠なく自分だけはひどい目に遭わないのではと 油断しがちであることも否めないようである そのような中 2013 年 9 月に発生した竜巻が近隣の越谷市に被害をもたらしたことや 先月 10 日には大雨により吉川市内にも避難勧告が出され臨時休校となったことで 生徒自身やその家族が自然災害の脅威を身近に感じ 警戒する事態に迫られた 忘れたころにくる といわれる天災から我が身を守り 家族とともに災害への備えを見直すことは 生徒の現状から重要であると考える (2) 題材観小学校家庭科において 暑さ 寒さ 通風 換気及び採光に重点を置いた快適な室内環境の整え方について学習し そのことを踏まえて 中学校では 安全に重点を置いた室内環境の整え方について学習する 現行の学習指導要領全面実施を目前に控えた時期に起きた大震災からの課題を受け 本題材のねらいをどのように定め 生きる力をいかに育むか その役割は極めて重要である 次時には 小学校家庭科での 快適な室内環境の整え方 を踏まえ 快適な住まい について学習する 小学校から中学校への学びがなめらか且つ 確かな積み上げとなるよう 安全が保障された上で成り立つ住まいの快適さに気づかせ 本題材を学習する意義を持たせる 日常当たり前のように整えられた 安全で快適な暮らしが 自然災害により瞬時に

奪われることを想定させ いかなる有事にも被害を最小限にくい止めるための備えや工夫を考えさせ さらに 自助 共助の姿勢を培うことで地域とのかかわりの大切さに気付かせたい また 自然災害への備え は 保健体育科の保健分野 理科 社会科 総合的な学習の時間等の各教科 領域においても学習するが 本題材では家族の安全に視点を当てて扱う 本題材は 生徒が授業で学んだことを家庭に持ち帰り 家族で話題にし そのことから各家庭の災害対策の実効性を高める効果も期待できる 生徒一人一人の学びが家族 家庭 そして地域へとつながり そこで生活することが 実践的な学習の場を得ることにもなる さらに 防災は十人十色 といわれ 地域環境や家庭環境によってその備えはさまざまであることを生かし 家族で話し合った 我が家の防災対策 を発表し合う場を設ける 課題の発見 解決に向けて主体的 協働的に学ぶ学習 ( アクティブ ラーニング ) を取り入れることもねらいとし 本題材を設定した (3) 指導観生徒は C(1) アの学習として 安心ポケット付き防災ずきん を製作した 防炎加工を施した表布と合わせて縫う裏地に開口部を大きくとった内ポケットを設けたものであり 防災ずきんを着用した際に 内ポケットに非常時の持ち出し品を入れて避難できる仕組みとなっている 本時は 自分で製作した防災ずきんの安心ポケットに日頃から入れておき いざというときに持ち出したいものを考え 発表させる これらの活動から 自分の身は自分で守るという意識を強く持たせたい 中学校家庭分野で学習したことを後に振り返った時 ミシンで製作した作品のことや 調理実習で自ら調理し 食した献立のことは思い出せる生徒が多い この防災ずきんの活用方法について生徒や家族の暮らしと結び付けて考えさせることで 住まいの学習も自ずと生活に息づき よりよい衣生活 住生活を営むための仕掛けとなるよう指導したい また生徒は 持ち出し品を始めとし 事前に家族とともに回答した わが家の防災チェック! の結果をもとに それぞれの家庭ごとに見直しを図り 親子で記入したアンケート用紙を持っている それらを授業の中で意見交換の素材として活かし 保護者に任せがちな住まいの安全について 家族 そして地域の一員として防災対策に参画していこうとする姿勢を養いたい プライバシーには十分配慮するが 多様な家族の構成や生活スタイルがあるからこそ 防災対策もそれぞれで その違いを認め合いながら 互いに知恵を授け合う授業の雰囲気を醸成し 安心して家族や家庭のことを語れるよう言葉かけを工夫したい 3 題材の目標家族の安全を考えた室内環境の整え方を知り 住まい方を工夫できる

4 題材の評価規準生活や技術への関心 意欲 態度 安全な室内環境に関心を持ち 整え方や住まい方の課題に取り組もうとしている 生活を工夫し創造する能力 室内環境について課題を見付け 調査 観察 実験などを通して 安全な整え方や住まい方について考え 工夫している 生活の技能 生活や技術についての知識 理解 安全な室内環境の整え方と住まい方に関する具体的な方法について理解している 家庭内事故の防止や自然災害への備え 5 指導計画及び評価計画 (2 時間扱い 本時 2/2) 時間 1 2 学習目標 学習活動 家庭内の事故の種類とその原因がわかる 住まいの中にはどのような危険があるか調べ 原因を考える 家族の安全を考えた住まい方を工夫することができる 自分の意見をまとめ 発表する 自然災害を想定した住まいの様子を知り 自分と家族の安全対策を考え 非常時に備えた工夫ができる 原因をもとに安全管理の仕方を考え 話し合う 生活や技術への関心 意欲 態度 家族が安心して住まうために室内環境をどの ようにしたらよいか 関心をもっている 自然災害と住まいのかかわりについて関心をもっている 生活を工夫し創造する能力 家庭内の事故の防ぎ方を知り 安全な住まい方を具体的に工夫している 自分や家族の暮らしに合った自然災害への備えや具体的な防災対策を工夫している 評価の観点 生活の技能 生活や技術についての知識 理解 自然災害を含む家庭内の事故の防ぎ方や自然災害への備えなどの視点から室内環境の整え方 安全管理の方法がわかる

6 本時の学習指導 (1) 本時の目標自然災害を想定した住まいの様子を知り 自分と家族の安全対策を考え 非常時に備えた工夫ができる (2) 展開 学習内容 導入 学習課題の設定 学習活動 1 先月 10 日の大雨の時の様子について想起し発表する 自然災害が身近なものであり それらに備えた対策を自ら行うことの重要性を知る 時間 10 教師の働きかけ 気候変動等により 予測が困難な自然災害は決して他人事ではなく 自分自身や家族の生活や生命を脅かす恐れがあることを実感させる 災害時の写真 アンケートの結果から 天災による被害や恐怖心は抱いているもののそれに対する備えは十分でない実態であることを知らせる アンケートの集計結果 AC( 公共広告機構 ) の CM 映像 1 学習課題 : 住まいの安全を考え 防災対策を伝え合おう 評価と指導の工夫 評価の観点 評価方法 評価規準 努力を要する生徒への手立て 関 意 態 挙手 発表 自然災害と住まいのかかわりについて関心をもっている 災害時にまつわるデータ等を示し 関心をもたせる 話合い 2 事前に家族とともに振り返った わが家の防災対策 防災ずきんのポケットに入れておきたいもの をグループごとに伝え合う 20 家族構成や住まいの構造などにより 防災対策は各家庭によりさまざまで だからこそ多様な知識や工夫を学ぶ機会であることを知らせる 付箋紙 わが家と同じ防災対策には水色 新たに知った ( 参考となる ) ものにはピンク色の付箋紙に記名し 互いのワークシートに貼らせる 参考となったものは自分のワークシートにも記入させる なぜその防災対策を施しているのか できるだけ理由も明確にして発表させる

発表の形式や流れをきちんと示す 発表 3 話合いから確認できたことや 新たに知ったことを発表する 5 付箋紙の貼られているワークシートの様子を見ながら 数名の生徒に発表させる 資料の活用 4 災害に備えたり より安全に避難したりするためには正確な情報を得て 家族や地域で共有することの大切さを知る 7 吉川市防災マップ を配布し 活用の仕方を説明する 最近起きた水害に対しての備えをはじめとし 自然災害への対策をこの資料から家族で学び いざという時にあわてず落ち着いて安全に行動することの重要性を知らせる 本時のまとめ 次時について 5 授業で学んだことから 家族に伝えたい防災対策 をワークシートに記入する 8 今日授業で分かったことや新たに知ったことをこの場で終わらせることなく 帰宅後家族で話題にし 伝えていくことの大切さを知らせる AC( 公共広告機構 ) の CM 映像 2 次時には小学校家庭科の学習を踏まえて 快適な住まいについて学習することを知らせる 工 創 ワークシート 授業で学んだことから 自分や家族に合った 具体的な防災対策を工夫している ワークシートを点検し アドバイスを記入する

別資料 1 家庭科アンケート 1( 安全な住まい ) 家庭科の授業をよりよくするために, みなさんにアンケートに答えてもらいたいと思います 成績には一切関係ありませんので, あなたが思った通りに答えてください 生徒が自分で答える質問あなたが小学校 2 年生の 3 月 11 日に起きた 東日本大震災 やその後の様子について答えてください 生徒編 1 3 月 11 日のできごとを今でも覚えていますか? 2 1 で はい と答えた人に質問です 東日本大震災のとき, あなたが経験したことで, もっとも印象に残っていることは何ですか? 3 震災後, 地震などの自然災害に備えて, あなたが気をつけていることはありますか? 4 3 で はい と答えた人に質問です あなたが気をつけていることを教えてください

別資料 2 家庭科アンケート 2( 安全な住まい ) 家庭科の授業をよりよくするために, アンケートに御協力ください 1 年 ( ) 番氏名わが家の防災チェック!( 生徒が家族と答える質問 ) あなたの家ではどのような防災対策をしていますか? 家族の人と一緒に次の質問に答えてください ( 家族は全員そろっていなくてよいです 自分以外のどなたか一人でも構いません ) はいいいえ 1 家族で防災のことについてよく話し合っている 2 家族の間で非常時の連絡先や連絡方法がわかる 3 震災時 ( 地震の時 ) の避難場所と避難経路を家族全員が知っている 4 家族全員の血液型や健康状況などを把握している 5 地域の防災活動には積極的に参加する 6 非常用持ち出し袋が用意してある 7 非常用持ち出し袋の中身がきちんとそろっている 8 備蓄用食料や避難生活用品の準備ができている 9 家具の転倒防止処置を万全にしている 10 ガラスの飛散防止処置をしている 11 玄関や階段, ろうかなどはすっきり片付いている 12 照明器具は落下防止処置を施している 13 寝室にはものを置かないようにしている 14 家族全員が消火器の使い方をわかっている 15 台所など火元がある場所が整理 整とんされている 16 小さな地震でも火を消す習慣がある 17 避難するときはガスの元栓を閉め電気のフ レーカーを切ることを知っている