1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

Similar documents
1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

1. 平成 29 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 : 日銀の金融緩和が継続される中 期初から 9 月上旬にかけては 北朝鮮のミサイル発射や核実験に伴う地政学的リスクの高まりなどから 10 年国債利回りは一時的にマイナスまで低下しました その後 株価指数の上昇 円

1. 平成 28 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :7 月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の拡大が見送られたことから 10 年国債利回りは -0.01% 程度に上昇 ( 債券価格は下落 ) して推移しました また 期末に近い 9 月の金融政策決定会合で日銀が

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

Microsoft PowerPoint - ï¼fiã••PAL镕年+第ï¼fiQ;ver5.pptx

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況


平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

平成21年度第1四半期運用状況

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

平成24年度 業務概況書

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D F8A C52D8BC696B18A548BB58F91288CFA90B6944E8BE A C5817A2092C08BE08FE38FB897A68F4390B38CE32E >

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

平成30年度第1四半期における運用状況等

目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

平成29年度における運用状況等

< E97708AC28BAB82C982C282A282C42E786C73>

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

Microsoft Word - ●01 第1章・第2章

< C8E DA8E9F2E786C73>

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

2018年度年金資産運用状況(速報).pdf

PowerPoint プレゼンテーション

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月


資産運用関係補足説明資料

平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

Microsoft Word - 21年度資産運用概況.doc

Microsoft Word - 20年度資産運用状況.doc

平成23年11月1日

1

1

PowerPoint プレゼンテーション

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより


平成 30 年度 厚生年金保険給付組合積立金 運用報告書

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

nichigingaiyo

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末


Microsoft PowerPoint - 月次レポート(PL)(18.11).pptx

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性完全性については これを保証するものではありません 運用環境 [ 2014 年 4 月 ~2015 年 3 月 ] 日本株式市

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2

目 次 運用全般について 1. 基本ポートフォリオと運用資産構成 2. の推移 3. 運用資産額 責任準備金 利益剰余金 繰越欠損金の推移 各運用資産について 4. 国内債券 ( 簿価 ) 資産 ( 満期保有目的 ) 5. 融資経理貸付金 6. 生命保険資産 7. 委託運用資産 ( 国内株式 国内債

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

当ページは 利用する投資信託の委託会社による運用報告を アクサ生命保険株式会社が提供するものであり 内容に関して アクサ生命保険株式会社は一切責任を負いません 運用環境 日本株式市場 日本株式市場は上昇し TOPIX( 東証株価指数 ) は前月末比 +5.49% の 1, ポイントで月

Microsoft PowerPoint - 02 運用報告書(退年) ppt [互換モード]


日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 USHYファンドの分配金について IM pptx

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

目 次 野村資産設計ファンド (2015/2020/2025/2030/2035/2040/2045/2050) の運用状況のご報告 各ファンドの運用経過 1ページ 7ページ 13ページ 19ページ 25ページ 31ペー

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

1

<4D F736F F D F4390B3817A4D42418C6F896390ED97AA8D758B60985E814091E63289F AE8E9197BF E646F63>

PowerPoint Presentation

目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

スライド 1

平成23年11月1日

WTI 原油先物ファンド ( ロング ポジション ) 運用経過 基準価額等の推移について 第 9 期首 :2,385 円 第 9 期末 :3,585 円 ( 既払分配金 0 円 ) 騰落率 : 50.3%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因米国の原油先物取引を積極的に活用し 日々の基準

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資


企業年金における資産運用の状況 2015年度年次報告書.pdf

引受保険会社 東京都港区白金 お問合せ先 : カスタマーサービスセンター Tel アクサ生命ホームページ 特別勘定 ( 世界分散型 30AF) 月次運用実績レポート 2016 年 11 月 利用する

日本円単位型特別勘定月次運用レポート 単位型特別勘定の運用方針等 2018 年 12 月末現在 主として円建ての債券に投資することにより 満期時の所定の金額の確保を目指しながら 中長期的に高い投資成果をあげることを目標とします 基本保険金額と同額の成果を目指す 安定運用部分 と 株式市場の環境に応じ

weeklyReport(Template).xls

(4) 資産運用の実績 ( 一般勘定 ) ア. 資産の構成 ( 単位 : 百万円 %) 金額占率金額占率 現預金 コールローン 394, , 買 現 先 勘 定 223, , 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 円建円ヘッジクラス受益証券 円建円ヘッジなしクラス受益証券 第 4 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期中の 1 口当たり分配金合計額 : 騰落率 : 円建円ヘッジクラス 13,212 円


162 有価証券等の情報(会社計 満期保有目的の債券 ( 単位 : 百万円 ) がを超えるもの がを超えないもの )合計 2,041,222 2,440, ,058 1,942,014 2,303, ,434 責任準備金対応債券 ( 単位 : 百万円 ) が貸借対照表 公社債

ジャパン ゴールドファンド Ⅱ( ブル 2 倍型 ) 運用経過 基準価額等の推移について 期首 :11,205 円 償還時 :10,439 円 01 銭 騰落率 : 6.8%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因わが国の金先物取引を積極的に活用し 日々の基準価額の値動きがわが国の金先物取

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

0000_表紙

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

2014(平成26)年度決算 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

Microsoft PowerPoint - 【Web】 USリート四半期レポート.pptx

Microsoft Word - ●00 表紙 (案トレ版)

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 第 4 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,906 円第 5 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,373 円第 5 期中の1 口当たり分配金合計額 : 2 円騰落率 : 3.52% ( 注 1) 課税前分配金再投資換算 1 口当たり純資産

ご留意いただく事項

Transcription:

30 第 2 運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業ごとの業務概況書のほか ごとに運用状況の速報として公表を行うものです 収益は 各期末時点での時価に基づく評価であるため 評価損益を含んでおり 市場の動向によって変動するものであることに留意が必要です 30 第 2 市場運用開始以降 ( 13 ~ 30 第 2 ) 収益率 ( 収益額 ) +3.42%( 期間収益率 ) +5 兆 4,143 億円 ( 期間収益額 ) うち 利子 配当収入は 6,093 億円 +3.33%( 年率 ) +71 兆 4,784 億円 ( 累積収益額 ) うち 利子 配当収入は 32 兆 4,732 億円 運用資産額 165 兆 6,104 億円 ( 30 第 2 末現在 ) 40% 35% 30% 25% 市場運用開始後の収益率と累積収益額 ( 13 ~ 30 第 2 ) 収益率 +3.33%( 年率 ) 収益額 +71.5 兆円 ( 累積 ) +714,784 億円 800,000 700,000 600,000 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 累積収益額 27 28 別収益率 29 30-100,000-200,000 ( 注 1) 当法人が管理 運用している資産は 市場運用を行っている資産 ( 以下 市場運用分 といいます ) と満期保有としている財投債になります 市場運用分は時価評価 財投債は償却原価法 (XX) による評価により管理 運用を行っています ( 注 2) 収益率は 市場運用分と財投債の投下元本平均残高等で加重平均により算出しています ( 注 3) 期間収益率及び期間収益額は 前期末から比較したものです ( 以下のページにおいても同様です ) ( 注 4) 市場運用開始以降の収益率 ( 年率 ) は 前までの各の収益率及び今の今までの収益率を用いて幾何平均により算出しています ( 注 5) 累積収益額は 前までの各の収益額に 今の今までの収益額を加えたものです ( 注 6) 上記数値は速報値のため 業務概況書等において 変更になる場合があります ( 以下のページにおいても同様です ) - 1 -

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長短金利の水準を維持するとしたことから 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX) は大幅な上昇となりました 期の前半はもみ合う展開となりましたが 期末にかけて米国による自動車追加関税の導入が見送られたことなども好感され 上昇しました : 米国及びドイツ 10 年国債利回りは上昇しました 米国連邦準備制度理事会 (FRB) による利上げ姿勢が継続されたことや 良好な経済環境などが 国債利回りの上昇要因となりました 為替は 内外金利差の拡大などを反映し 対ドル及び対ユーロで円安が進みました : 米国株式は大幅な上昇となりました 米国における良好な経済環境や堅調な企業業績などが上昇要因となりました また 上海総合指数も同様に 期末にかけて反発しましたが 期を通じては小幅な下落となりました 参考指標 30 年 3 月末 30 年 6 月末 30 年 7 月末 30 年 8 月末 30 年 9 月末 国内債券 10 年国債利回り (%) 0.05 0.03 0.05 0.11 0.13 TOPIX 配当なし ( ポイント ) 1,716.30 1,730.89 1,753.29 1,735.35 1,817.25 日経 225 ( 円 ) 21,454.30 22,304.51 22,553.72 22,865.15 24,120.04 米国 10 年国債利回り (%) 2.74 2.86 2.96 2.86 3.06 ドイツ10 年国債利回り (%) 0.50 0.31 0.44 0.33 0.47 NYダウ ( ドル ) 24,103.11 24,271.41 25,415.19 25,964.82 26,458.31 ドイツDAX ( ポイント ) 12,096.73 12,306.00 12,805.50 12,364.06 12,246.73 上海総合指数 ( ポイント ) 3,168.90 2,847.42 2,876.40 2,725.25 2,821.35 為替 ドル / 円 ( 円 ) 106.35 110.77 111.94 110.89 113.59 ユーロ / 円 ( 円 ) 130.79 129.32 130.98 129.01 131.93 ベンチマーク収益率 国内債券 複合ベンチマーク収益率 30 年 7 月 ~9 月 30 年 4 月 ~9 月 NOMURA-BPI 除く ABS -0.96% -0.77% TOPIX 配当込み FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 円ベース ) 参考 FTSE 世界国債インデックス ( 現地通貨ベース ) -0.85% -1.14% MSCI ACWI ( 除く日本 円ベース ) -0.80% 5.86% 1.40% 7.08% -0.67% 6.97% 2.17% 12.60% 参考 MSCI ACWI ( 除く日本 現地通貨ベース ) 4.64% 7.76% - 2 -

市場インデックスの推移 ( 30 第 2 ) 105 110 (MSCI ACWI) (WGBI) 105 100 100 95 国内債券 (NOMURA-BPI 除く ABS ) 6 月末 7 月末 8 月末 9 月末 (= 期初 ) 95 (TOPIX( 配当込み )) 6 月末 (= 期初 ) 7 月末 8 月末 9 月末 市場インデックスの推移 ( 30 第 1~2 ) 105 (WGBI) 115 110 (MSCI ACWI) 100 105 国内債券 (NOMURA-BPI 除く ABS ) 100 (TOPIX( 配当込み )) 95 3 月末 6 月末 9 月末 (= 期初 ) 95 3 月末 6 月末 9 月末 (= 期初 ) - 3 -

2. 運用資産額 構成割合 ( 年金積立金全体 ) 国内債券 短期資産 第 2 末 ( 30 年 9 月末 ) ( 年金積立金全体 ) 資産額 ( 億円 ) 構成割合 429,141 25.26% 435,646 25.65% 251,566 14.81% 436,604 25.70% 145,792 8.58% 合計 1,698,748 100.00% 25.70% 43 兆 6,604 億円 25% (±8%) 15% (±4%) 14.81% 25 兆 1,566 億円 25% (±9%) 35% (±10%) 内側 : 基本ポートフォリオ ( カッコ内は乖離許容幅 ) 外側 : 30 年 9 月末国内債券 25.26% 42 兆 9,141 億円短期資産 8.58% 14 兆 5,792 億円 25.65% 43 兆 5,646 億円 ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 年金積立金全体とは 年金特別会計で管理する積立金 ( 30 年 9 月末で 4 兆 2,644 億円 ) を含みます 基本ポートフォリオは 年金特別会計で管理する積立金を含めた年金積立金全体に対し 国内債券 35%(±10%) 25%(±9%) 15%(±4%) 25%(±8%) です なお 近時の市場環境等を踏まえ 当面の対応として 国内債券の乖離許容幅については弾力的に適用しています 具体的には 国内債券と短期資産の合算を国内債券の乖離許容幅の範囲内にとどめることとしています ( 注 3) オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は 0.18%( 基本ポートフォリオでは上限 5%) です ( 注 4) 管理積立金 ( 厚生年金保険法第 79 条の 6 第 1 項に規定する管理積立金をいいます 以下 厚生年金分 といいます ) に係る運用資産別の構成割合は 上記の年金積立金全体に係る構成割合と (XX) 同じ比率です - 4 -

( 参考資料 ) 30 第 2 運用状況 運用資産全体 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 利子 配当収入 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 3.54 2.97 3.92-3.49 6.90 1.68 3.42 5.13 51,153 44,517 60,549-55,408 100,810 26,227 54,143 80,370 (48,095) (41,864) (56,965) (-52,153) (94,888) (24,726) (51,048) () () (75,776) 9,016 5,739 7,635 5,398 27,789 10,042 6,093 16,135 (8,477) (5,397) (7,183) (5,081) (26,156) (9,467) (5,745) () () (15,213) 1,491,987 1,568,177 1,626,723 1,563,832 1,563,832 1,585,800 1,656,104 1,656,104 (1,402,789) (1,474,723) (1,530,422) (1,471,957) (1,471,957) (1,494,999) (1,561,423) () () (1,561,423) 参考 ( 市場運用分 ) ( 財投債 ) 29 第 1 30 第 2 29 第 1 30 第 2 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 3.43 時間加重収益率 6.99 1.68 3.41 100,578 26,184 54,100 総合収益額 ( 億円 ) (94,669) (24,685) (51,007) 1,554,868 1,576,842 1,647,141 運用資産額 ( 億円 ) (1,463,520) (1,486,554) (1,552,972) 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 1.82 0.48 0.48 232 43 43 (218) (40) (40) 8,964 8,958 8,963 (8,437) (8,445) (8,451) ( 注 1) 市場運用分は時価による評価 財投債は償却原価法による評価に未収収益を含めたものにより算出しています ( 注 2) 収益率及び収益額は 運用手数料等控除前のものです また 各期間の収益率は期間率 29 は年率です ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています なお 収益率は按分後も同じ値なので特記していません - 5 -

収益率の状況 運用資産全体 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 6.90 1.68 3.42 5.13 参考 ( 市場運用分 ) 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 3.43 5.15 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 時間加重収益率 (%) 6.99 1.68 3.41 5.15 国内債券 0.80 0.14-0.79-0.65 15.66 1.03 5.89 6.98 3.71 0.56 1.79 2.35 10.15 5.17 7.07 12.61 短期資産 -0.00 0.00-0.00 0.00 ( 財投債 ) 29 30 第 1 第 2 第 3 第 4 収益率 (%) 1.82 0.48 0.48 0.96 ( 注 1) 収益率は 運用手数料等控除前のものです また 30 の各期間及びは期間率 29 は年率です ( 注 2) 厚生年金分の収益率は 按分後も同じ値なので特記していません - 6 -

収益額の状況 運用資産全体 収益額 ( 億円 ) 参考 ( 市場運用分 ) 総合収益額 ( 億円 ) 国内債券短期資産 29 100,810 29 100,578 3,622 55,076 6,740 35,140-0 30 第 1 第 2 第 3 第 4 26,227 54,143 80,370 (24,726) (51,048) () () (75,776) 30 第 1 第 2 第 3 第 4 26,184 54,100 80,285 (24,685) (51,007) () () (75,695) 614-3,365-2,751 (579) (-3,172) () () (-2,594) 4,199 24,230 28,429 (3,958) (22,845) () () (26,804) 1,340 4,412 5,753 (1,264) (4,160) () () (5,424) 20,030 28,823 48,853 (18,883) (27,175) () () (46,060) 1-1 0 (1) (-1) (0) () (0) ( 財投債 ) 29 収益額 ( 億円 ) 232 30 第 1 第 2 第 3 第 4 43 43 86 (40) (40) () () (81) ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 収益額は 運用手数料等控除前のものです ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています - 7 -

運用実績推移 市場運用開始後の収益率と累積収益額 ( 13 ~ 30 第 2 ) 億円 40% 35% 30% 収益率 +3.33%( 年率 ) 収益額 +71.5 兆円 ( 累積 ) +714,784 800,000 700,000 600,000 25% 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 累積収益額 27 28 別収益率 29 30-100,000-200,000 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 4-9 月 独法設立後 (18~30 第 2 ) 市場運用開始後 (13~30 第 2 ) 収益額 ( 億円 ) 収益率 -5,874-24,530 48,916 26,127 89,619 39,445-55,178-93,481 91,850-2,999 26,092 112,222 102,207 152,922-53,098 79,363 100,810 80,370 580,526 714,784-1.80% -5.36% 8.40% 3.39% 9.88% 3.70% -4.59% -7.57% 7.91% -0.25% 2.32% 10.23% 8.64% 12.27% -3.81% 5.86% 6.90% 5.13% 3.57% 3.33% ( 注 1) 収益額及び収益率は 運用手数料等控除前です ( 注 2) 四捨五入のため 各数値の合算は合計と必ずしも一致しません - 8 -