PowerPoint プレゼンテーション

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主管課長会議 表紙

2. 主な経済的支援の概要 減免制度 ( 受験料 入学料 授業料 ) 減免 とは 本来納めなければならない費用の 減額 もしくは 免除 のことです 減免の対象となるのは 主に各大学に納める受験料や入学料 授業料です 減免制度を利用したい場合は 本人が 各大学 ( 入試課や学生支援課といった担当課があ

資料1_最近の施策

給付型奨学金制度の設計について<議論のまとめ>

(資料1)奨学金制度に関する最近の施策

給付奨学生採用候補者の推薦に係る指針(ガイドライン)(平成30年5月11日)

2020年度奨学金早わかりガイド_予約用

資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

制度概要について 制度の趣旨 意欲と能力があるにもかかわらず経済的事情により進学が困難となっている子どもたちの大学への進学を後押しする 対象者 資格 家計基準 学力 資質基準 高校卒業予定者及び卒業後 2 年以内の者 ( 新潟県内在住者の子弟 ) 住民税所得割非課税世帯 生活保護世帯 家計急変世帯

貸与型奨学金 貸与型奨学金の種類 貸与型奨学金は 無利子の (1) 第一種奨学金と 有利子の (2) 第二種奨学金があります (1) 第一種奨学金 第一種奨学金は無利子です 例として国公立 ( 自宅 ) の場合は 月額 120,000 円 2 30,000 円 345,000 円の3 種類の金額から

奨学金ガイドブック2016

学生の中途退学や休学等の状況について

資料2 参考資料

平成31年度進学届入力下書き用紙_大学等

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参考資料2 高等教育の無償化に係る参考資料

【参考資料6】平成28年度高P連資料 (校了反映)


高等教育段階における負担軽減方策に関する検討体制 < 検討内容 > 新しい経済政策パッケージ ( 平成 29 年 12 月 8 日閣議決定 ) に基づき 高等教育における授業料減免及び給付型奨学金の拡充を具体化し円滑かつ確実に実施するため 閣議決定で具体的に定まっていない以下の詳細事項について専門的

参考5_高P連資料

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2018奨学金案内(支援機構)

☆☆H26以降入学生 減免制度紹介パンフ(H29 給付金改定)

大妻女子大学生生活の手引き_本文.indb

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06-4 平成26年度概算要求説明資料4

PowerPoint プレゼンテーション

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1 世帯人員世帯人員は 本人を含む同一生計を営む世帯の人数のことです 世帯の人数 を入力してください 住民票上の別世帯であっても 同一生計の者 ( 単身赴任中の父等 ) は世帯人員に含みます 2 家計支持者の収入 所得金額収入 所得が多い方を 主たる家計支持者の収入 所得金額 欄に入力してください

平成29年度第1回運営評議会資料

奨学金ガイドブック2015

高等教育局学生・留学生課長説明資料

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組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

主な申請資格等

資料2-3 私立高校生への各都道府県における支援制度

平成31年度給付奨学金採用候補者のしおり

文部科学省における働き方改革実現に向けた重要施策 1. 社会人の学び直しの推進 高校中退者や女性 非正規で働く方々などに対し 各省や産業界とも連携しながら 学校における学び直しから就職に至るまで一貫した支援を提供 ( 取組例 ) 転職 再就職につながる学び直し情報を一括してわかりやすく提供 高校中退

就学支援策の現状

都道府県別私立高校生への授業料等支援制度

資料5 参考資料

( 様式第 1 号 ) 国公立高校用 大阪府教育委員会教育長様 奨学のための給付金受給申請書 記入日令和年月日 受給対象となる生徒に関する事項 生徒が在学する学校の名称等 フリガナ 生徒の氏名 生徒の住所 高等学校 年組番 全日制 昭和平成 学校の種類 課程 学科 定時制 通信制 生徒の生年月日 大

2019年度 文部科学省税制改正の概要

07-4 平成26年度予算(案)説明資料

で定める延納又は分納を許可された者は この限りではない 4 既に半額免除が決定している者が 年度途中に事由が発生した場合の全額免除に該当すると思わ れる際は 改めて申請することができる ( 減免の決定 ) 第 5 条理事長は 授業料の減免の申請があったときは 第 2 条に定める減免の基準に適合するか

先方へ最終稿提出0428.indd

資料6 学生への経済的支援の在り方について(学生への経済的支援の在り方に関する検討会 中間まとめ)

(第1章)奨学金申込方法

貸与奨学金 進学届入力準備用紙

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リーフレット原稿(生保のみ)1版入稿[A4]

政策評価書3-3(4)

2 標準修得単位数 は, 所属する学部 研究科等により異なります 確認したい場合は, 法学部夜間主コース, 経済学部夜間主コース, 医学部, 歯学部, 医歯薬学総合研究科 ( 医学系 歯学系 ) 及び保健学研究科の方はそれぞれの教務担当に, それ以外の方は学生支援課 (TEL:

前橋育英高等学校 生徒募集要項 2017

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参考 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 の対応表 ( 目安 ) この表は 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 との対応について 目安として作成したものです 各支援制度の詳細な適用条件については 3 生活支援制度一覧 (P.5~) に記載している各制度の お問

3. 事業計画及び資金計画 事業計画区分事業計画の合計額 ( 内訳 ) 第一種学資貸与金 ( 財投活用分 ) 第二種学資貸与金 平成 30 年度要求額 平成 29 年度当初計画額 ( 単位 : 億円 ) 増減 7,570 7, ,177 7, 資金

緊急に措置すべき事項

要綱 本文

議会議案第○号

文部科学省では 被災者の生活再建に関連して 就学援助のほか 教員やスクールカウンセラー ボランティアの配置を充実することにより 子供たちの学習支援や心のケアに向けた対応を行っています 被災児童生徒就学支援等事業 (H30 予算額 ( 案 ) 52 億円 (H29 予算額 62 億円 )) 東日本大震

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

このような問題が発生する主な理由は いわゆる 流動性制約 に家計が直面してしまうためである 一般的に 大卒と高卒では生涯賃金 ( 平均 ) で 5000 万円以上も差があるといわれており 4 年制大学に進学できれば 大学 4 年間の授業料の 10 倍以上の私的な限界便益を得ることができる このため

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

参考9_理解を深めていただくために

2019年度第二種奨学金(短期留学)貸与奨学金案内(大学院)

【第26章】奨学金継続願の提出

目次 1 入力画面概要 3 2 結果画面概要 4~5 3 入力画面詳細 6~ Step1. 所得連動返還方式対象奨学金に関する貸与情報の入力 6~7 3.2 Step2. 返還開始年月の入力 Step3. 返還 1 年目の返還月額の選択 Step4. 想定収入の入

文部科学省委託事業に係る補正予算について

物価指数研究会(第2回) 2015年基準 モデル式の検討「授業料」・「保育料」

参考資料4 奨学金事業関係資料

平成20年2月

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

金受給非該当確認書 の提出が必要になります ( 申請漏れを防ぐため高等学校等就学支援金を申請 しない場合でも 必ず提出していただくことになります ) 高等学校等就学支援金受給資格認定の申請 収入状況の届出について 第 1 学生時は 平成 26 年 4~6 月の支給を平成 25 年度の 市町村民税所得

生徒募集要項

平成31年度入学者用給付奨学金案内(国内予約用)

各種奨学金 ( 地方公共 民間奨学団体等 ) の募集について ( 学内選考有り ) 各種奨学金 ( 地方公共 民間奨学団体等 ) で 給与型 ( 返済義務無し ) や無利子貸与型の場合 奨学団体から推薦枠が指定される場合があります その場合 希望者の中から募集要項の条件 学業成績 家計状況を参考に学

孫のために教育資金を支援するならどの制度?

(1) 留年している者又は修業年限を超えた者は 病気 留学など特別の事由があると認められ かつ Ⅰ 1 の基準を満たす場合に限り 免除の対象とすることができる (2) 前項の特別の事由により授業料免除を行う場合には 留年又は修業年限超過の期間は 原則として 1 年間とする ただし 総長が真にやむを得

(2) 入学後 学習院大学新入学生特別給付奨学金 ( 給付 / 申請制 ) 学費支弁が困難な学部新入学生に対して 入学時納付金負担を軽減するため 入学金相当額を給付する制度です 申請資格 : 学部新入学生で次の基準を満たす者 1 家計基準 / 前年の家計が別に定める収入基準額以下であること 2 成績

奨学金事業への理解を深めていただくために

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☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

4 申込時期 区分 回次 募集対象 第一種第二種入学時増額 申込期間 候補者 決定時期 申込先 予約採用 ( 進学前 ) 第 1 回 〇 〇 〇 5 月 ~7 月頃 10 月頃 3 在学する ( 卒業した ) 高等学校等の窓口 第 2 回 〇 〇 10 月 ~11 月頃 2 月頃 2 在学採用 (

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

新たな所得連動返還型奨学金制度の創設について(審議まとめ)

140307トビタテ学生用説明資料

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大学と学生第562号岩手県立大学における学生への経済支援_岩手県立大学(高橋 一夫)-JASSO

(2)-2 退所時 ( 契約入所の場合 ) 保護者と児童福祉施設等の契約に基づき入所している子どもについては 児童福祉法に基づく障害児施設給付費の支給を行う都道府県が把握していることから 当該都道府県が施設の所在する市町村及び保護者の住所地の市町村へ退所した旨を通知することにより 二重支給を防止し

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

宅地の補修工事に関する費用の貸付 被害建物に関する相談窓口 応急仮設住宅の提供 被災者生活再建支援金 住宅の応急修理制度 住宅の補修工事に関する費用の貸付 ( り災証明書の提出が必要です ) 被災家屋等

提出書類について 世帯の区分 ( 申請書類 ) の確認 滋賀県奨学資金の申請は 世帯の区分により提出書類が異なります 次のアからウのうち 該当する世帯を選択して提出書類を確認してください 世帯の区分 ページ ア生活保護を受給している世帯 2 ページへ イ 世帯全員が地方税法第 295 条第 1 項ま

3. 奨学金継続説明会について 継続手続 ( インターネット入力 ) について説明会を開催します 今年 初めて継続手続をする方や手続手順を確認したい方は参加してください 日時 : 2017 年 1 月 11 日 ( 水 )13:30~ 場所 : S21 教室持ち物 : 事前配付された 貸与額通知書等

税制について

第17回税制調査会 資料1-3

労災年金のスライド

令和元年度神奈川県私立高校生等奨学給付金のお知らせ < 県外学校用 > 神奈川県では 私立高校生等の保護者の授業料以外の教育費の負担を軽減するため 返済不要の 高校生等奨学給付金 を支給しています 当制度は 授業料の負担を軽減する 就学支援金 とは別の制度です 年度ごとに申請が必要となりますので 対

Transcription:

資料 8 社会 援護局関係主管課長会議資料 平成 29 年 3 月 2 日 ( 木 ) 文部科学省高等教育局学生 留学生課

大学等奨学金事業の充実 給付型奨学金制度の創設 ~ 平成 29 年度予算案及び文部科学省給付型奨学金制度検討チームまとめ ~ 無利子奨学金の大幅な充実 経済的な理由で進学を断念せざるを得ない生徒の進学を後押し 特に経済的に厳しい者 ( 私立自宅外生, 児童養護施設退所者等 ) を対象に 29 年度から先行実施 本格実施は 30 年度から 対象私立自宅外生 給付基準 給付月額 進学後の学業状況を毎年度確認し 学生の努力を促す仕組みを導入 ( 独 ) 日本学生支援機構に基金を造成して制度を安定的に運用 学力 資質 十分に満足できる高い学習成績を収めている 家計 住民税非課税世帯 平成 29 年度先行実施 児童養護施設退所者等 学力 資質 大学等における学修に意欲があり 進学後に特に優れた学習成績を収める見込み 家計 - 4 万円 1 国公立 3 万円 2 私立 4 万円 対象拡大 平成 30 年度本格実施 大学 短期大学 高専 (4 5 年 ) 専門学校の学生 生徒 ( 高校 3 年次に予約採用 ) 学力 資質 各高校等が定める基準に基づき推薦 ( 成績基準の目安等はガイドライン を作成 ) 以下のいずれかの要件を満たす者から推薦 1 十分に満足できる高い学習成績を収めている 2 教科以外の学校活動等で大変優れた成果 教科の学習で概ね満足できる成績を収めている 社会的養護を必要とする学生への配慮 家計 住民税非課税世帯 1 国公立 ( 自宅 ) 2 万円 2 国公立 ( 自宅外 ) 3 万円 3 私立 ( 自宅 ) 3 万円 4 私立 ( 自宅外 ) 4 万円 児童養護施設退所者等には入学金相当額 (24 万円 ) を別途給付 国立で授業料減免を受けた場合は減額 非課税世帯学生について 成績基準を実質的に撤廃 給付対象者以外の進学者も 無利子奨学金の貸与対象に ( 約 2 万人 ) 貸与基準を満たしているにもかかわらず 貸与を受けられなかった者 ( 残存適格者 ) を解消 予算上の制約から貸与できなかった者が約 2.4 万人 (H28 年度 ) 卒業後の所得に応じた返還月額を設定できる所得連動返還型制度を導入最低返還額は 2 千円から 予算額 対象規模 < 平成 29 年度所要額 ( 給付型奨学金 )> 区分給付人員所要額 給付型 ( 先行実施時 ) 約 2800 人 本格実施後の予算規模 ( 予定 ) 約 220 億円 < 対象規模 ( 一学年あたり )> 給付型奨学金 進学者 2 万人 新規 ( 本格実施時 ) 15 億円 (29 年度は基金として 70 億円を措置 ) 無利子奨学金 進学者 15.1 万人 ( 平成 28 年度 10.7 万人 ) 給付型の対象規模は非課税世帯の奨学金受給者 4.5 万人の半数程度 給付型奨学金の学校推薦枠の割り振り方法 各高校等に 1 人を割り振った上で 残りの枠の数を各高校等の非課税世帯の奨学金貸与者数を基に配分 1

高等教育進学サポートプラン ~ 一億総活躍社会実現のための奨学金事業の大幅拡充 ~ 趣旨 1 意欲と能力ある若者が経済的理由により大学等への進学を断念することがないよう 進学を後押しします 2 誰もが安心して返還できるよう 支援を充実します 3 安心して奨学金を利用するための情報提供と相談体制を充実します 進学をあきらめない!~ 多様なメニューで進学を後押し ~ 給付型奨学金の創設 (H29~ 先行実施 ) 対象 : 非課税世帯で一定の学力 資質要件を満たす学生 在籍する高校長による推薦 (H29 は私立 自宅外生と児童養護施設退所者等のみを対象 ) 給付額 : 月額 2~4 万円 ( 国公私別や通学形態による ) 入学時の負担をサポート 日本学生支援機構 (JASSO) 給付型奨学金 ( 給付 ) 児童養護施設退所者等に対し 一時金として 24 万円を給付 JASSO 入学時特別増額貸与奨学金 ( 有利子 ) 都道府県社会福祉協議会 生活福祉資金貸付 ( 無利子 ) 都道府県等 母子父子寡婦福祉資金貸付金 ( 無利子 ) 低所得世帯は 無利子奨学金の成績基準を実質的に撤廃新 従来の要件 ( 評定平均値 3.5 以上 ) を満たさなくても借りられます 基準を満たす全ての希望者に無利子奨学金を貸与 貸与基準を満たす希望者全員が無利子奨学金を借りられるよう 事業 規模を大幅に拡充します 大学授業料等の全部又は一部を免除 低所得世帯など一定の家計 学力基準を満たす学生について 授業料等の全額又は一部が免除されます ( 基準等は各大学によって異なりますので 詳しくは各大学の情報をご確認ください ) 相談窓口の設置など情報提供を強化 新 新 安心の返還プラン!~ 負担軽減策の大幅拡充 ~ 新たな所得連動返還型奨学金制度の導入 返還月額が卒業後の所得に連動する 所得連動返還型奨学金制度 を導入します (H29 新規貸与者より ) 低所得者向け減額返還制度の拡充 返還が困難な方は 最長 10 年間 返還月額を 1/2 に減額します さらに減額幅を大きくする制度改正も検討中です 有利子奨学金の貸与利率の下限引き下げ 最低返還月額 2,000 円 ~ ( 年収 144 万円以下の場合 ) ( 従来 ) 下限 0.1% ( 見直し後 )0.01% 市場の低金利の恩恵を受けやすくし 返還利子負担を軽減します 事情により返還できない場合は 奨学金の返還期限を先延ばしにできる 返還期限猶予制度 もあります 日本学生支援機構のウェブサイト (http://www.jasso.go.jp/about/statistics/shogaku_dantaiseido/index.html) において 各大学 地方公共団体 民間等奨学金事業実施団体等の 各種奨学金制度について 情報を検索することができます 新 スカラシップ アドバイザー( 仮称 ) の養成 認定 派遣/ 相談窓口の設置 学生や保護者が奨学金を正しく理解し 安心して利用できるよう 高校等に スカラシップ アドバイザー ( 仮称 ) を派遣 分かりやすい資料の作成 配付や相談窓口の設置 制度の周知ときめ細かな学生サポートを行います 2 新

平成 29 年度に大学等への進学を予定している皆さんは 以下の制度が利用できます 進学をあきらめない!~ 多様なメニューで進学を後押し ~ 低所得世帯対象に H29 入学者から 給付型奨学金の制度が創設されます 対象 : 非課税世帯で 一定の学力 資質要件を満たす学生 H29 年度は私立 自宅外生と児童養護施設退所者等 推薦基準等の詳細は 後日 JASSO からお知らせいたします 給付額 : 月額 4 万円 ( 年額 48 万円 ) 児童養護施設退所者等に対し 一時金として 24 万円を給付 給付の開始は進学後になります 入学手続き時の必要資金には 下記の仕組みを活用できます JASSO 入学時特別増額貸与奨学金 ( 有利子 ) 都道府県社会福祉協議会 生活福祉資金貸付 ( 無利子 ) 都道府県等 母子父子寡婦福祉資金貸付金 ( 無利子 ) 低所得世帯対象に H29 入学者から 無利子奨学金の成績基準が撤廃されます 従来 評定平均値 3.5 以上を要件としていた無利子奨学金の成績基準を 低所得世帯の学生について実質的に撤廃 必要とするすべての学生が受給可能となります 貸与基準を満たす全ての希望者が 無利子奨学金を借りられます 従来は 貸与基準を満たしていても無利子奨学金を借りられない場合がありましたが 新規貸与人員を増やし 全ての希望者が借りられるようになります 大学授業料等の全部又は一部が免除されます 低所得世帯など一定の家計 学力基準を満たす学生について 授業料等の全額又は一部が免除されます ( 基準等は各大学によって異なりますので 詳しくは各大学の情報をご確認ください ) 安心の返還プラン!~ 負担軽減策の大幅拡充 ~ 無利子奨学金を借りる方には H29 入学者から 所得連動返還型の制度が始まります 返還月額が卒業後の所得に連動する 所得連動返還型奨学金制度 を選択することができます 卒業後の返還月額は 例えば月額 5.4 万円 ( ) 借りた場合 従来の 14,400 円が 最低 2,000 円からになります ( 注 : 年収 144 万円以下の場合 ) ( ) 私立 自宅生の場合 低所得者向け減額返還制度が拡充されます 返還が困難な方は 最長 10 年間 返還月額を 1/2 に減額します さらに減額幅を大きくする制度改正も検討中です 有利子奨学金を借りる方には 機関保証料率 ( 現行 0.693%) の引き下げも検討中です 貸与利率の下限が引き下げられます ( 従来 ) 下限 0.1% ( 見直し後 )0.01% 市場の低金利の恩恵を受けやすくし 返還利子負担を軽減します 必要な情報は 日本学生支援機構 (JASSO) ホームページへ http://www.jasso.go.jp/shogakukin /index.html 3

高等教育進学サポートプラン平成 30 年度に大学等への進学を予定している皆さんは 以下の制度が利用できます ~ 一億総活躍社会実現のための奨学金事業の大幅拡充 ~ 進学をあきらめない!~ 多様なメニューで進学を後押し ~ 低所得世帯対象に 給付型奨学金の制度が創設されます 対象 : 非課税世帯で 一定の学力 資質要件を満たす学生 在籍する高校長による推薦 推薦基準等の詳細は 後日 JASSO からお知らせいたします 給付額 : 月額 2 万円 ( 国立 自宅 ) 3 万円 ( 国立 自宅外 / 私立 自宅 ) 4 万円 ( 私立 自宅外 ) 児童養護施設退所者等には別途 24 万円の入学一時金 給付規模 : 進学者 2 万人 給付の開始は進学後になります 入学手続き時の必要資金には 下記の仕組みを活用できます JASSO 入学時特別増額貸与奨学金 ( 有利子 ) 都道府県社会福祉協議会 生活福祉資金貸付 ( 無利子 ) 都道府県等 母子父子寡婦福祉資金貸付金 ( 無利子 ) 低所得世帯対象に H29 入学者から 無利子奨学金の成績基準が撤廃されます 従来 評定平均値 3.5 以上を要件としていた無利子奨学金の成績基準を 低所得世帯の学生について実質的に撤廃 必要とするすべての学生が受給可能となります 貸与基準を満たす全ての希望者が 無利子奨学金を借りられます 従来は 貸与基準を満たしていても無利子奨学金を借りられない場合がありましたが 新規貸与人員を増やし 全ての希望者が借りられるようになります 大学授業料等の全部又は一部が免除されます 低所得世帯など一定の家計 学力基準を満たす学生について 授業料等の全額又は一部が免除されます ( 基準等は各大学によって異なりますので 詳しくは各大学の情報をご確認ください ) 安心の返還プラン!~ 負担軽減策の大幅拡充 ~ 無利子奨学金を借りる方には H29 入学者から 所得連動返還型の制度が始まります 返還月額が卒業後の所得に連動する 所得連動返還型奨学金制度 を選択することができます 卒業後の返還月額は 例えば月額 5.4 万円 ( ) 借りた場合 従来の14,400 円が 最低 2,000 円からになります ( 注 : 年収 ( ) 144 私立 自宅生の場合万円以下の場合 ) 低所得者向け減額返還制度が拡充されます 返還が困難な方は 最長 10 年間 返還月額を 1/2 に減額します さらに減額幅を大きくする制度改正も検討中です 有利子奨学金を借りる方には 機関保証料率 ( 現行 0.693%) の引き下げも検討中です 貸与利率の下限が引き下げられます ( 従来 ) 下限 0.1% ( 見直し後 )0.01% 市場の低金利の恩恵を受けやすくし 返還利子負担を軽減します 必要な情報は 日本学生支援機構 (JASSO) 必要な情報は 日本学生支援機構ホームページへ (JASSO) ホームページへ http://www.jasso.go.jp/shogakukin/index.html http://www.jasso.go.jp/shogakukin /index.html 4

大学等進学を後押しする国の政策パッケージ入学時から卒業後に渡るきめ細かい支援により 誰もが安心して大学等で学べる環境をつくります 入学時在学中卒業後 日本学生支援機構 給付型奨学金 給付 対象 : 児童養護施設退所者等 金額 :24 万円 日本学生支援機構 入学時特別増額貸与奨学金 有利子 対象 : 低所得世帯 金額 :10/20/30/40/50 万円より選択 都道府県社会福祉協議会 生活福祉資金 ( 教育支援資金 ) 貸付 ( 就学支度費 ) 無利子 対象 : 非課税世帯相当 金額 : 入学金相当 (50 万円以内 ) 問合せ先 : お住まいの市区町村の社会福祉協議会等 都道府県等 母子父子寡婦福祉資金貸付金 ( 就学支度資金 ) 無利子 対象 : 母子 父子家庭等 金額 : 入学に際し必要な経費 (37~59 万円以内 ) 問合せ先 : お住まいの都道府県 指定都市 中核市の福祉担当部局 日本学生支援機構 給付型奨学金 給付 対象 : 非課税世帯 金額 : 月額 2~4 万円 日本学生支援機構 第一種 ( 無利子 ) 奨学金 対象 : 一定の家計 学力基準を満たす者 金額 : 月額 3~6.4 万円 日本学生支援機構 第二種 ( 有利子 ) 奨学金 対象 : 一定の家計 学力基準を満たす者 金額 : 月額 3~12 万円 ( 選択可 ) 国立大学 私立大学の授業料減免等 対象 : 一定の家計 学力基準を満たす者 ( 各大学により異なる ) 人数 : 国立 6.1 万人 私立 5.8 万人 (H29 予算案 ) 大学院生を含む 金額 : 授業料等の全額 / 半額 / 一部免除等 ( 各大学により異なる ) 都道府県社会福祉協議会 生活福祉資金貸付 ( 教育支援資金 ) 無利子 対象 : 同左 金額 : 月額最大 9.75 万円 ( 大学の場合 ) ( 機構の奨学金優先 不足する場合のみ上乗せ利用可 ) 都道府県等 母子父子寡婦福祉資金貸付金 ( 修学資金 ) 無利子 対象 : 同左 金額 : 月額 6.75~9.6 万円以内 これらの他 大学等に進学する児童養護施設退所者等を対象とする自立支援資金貸付制度 ( 生活費 家賃支援等 ) があります 5 日本学生支援機構 第一種 ( 無利子 ) 奨学金 卒業後の本人の所得に連動して返還月額を設定する 所得連動返還型 を利用可 返還月額 : 本人所得の 9% ( 最低月額 2,000 円 ) * 平成 29 年度新規貸与者より適用 日本学生支援機構 第二種 ( 有利子 ) 奨学金 返還利率は国の財投資金借入金利に連動して変動 ( 下限 0.01%~ 上限 3%) 利率固定方式と利率見直し方式のいずれかを選択可能 日本学生支援機構 第一種 第二種奨学金 ( 共通 ) 減額返還制度 ( 最長 10 年間 返還月額を 1/2 に ) 返還期限猶予制度 ( 最長 10 年間 経済困難等の事由による ) によるセーフティネットあり * 減額返還制度については減額幅の更なる拡充を検討中 日本学生支援機構のウェブサイト (http://www.jasso.go.jp/about/statistics/shogaku_danta iseido/index.html) において 各大学 地方公共団体 民間等奨学金事業実施団体等の各種奨学金制度について 情報を検索することができます 上記のほか 地方公共団体が行う地方定着促進のための無利子奨学金返還免除の仕組みがあります 平成 28 年 12 月現在 18 道府県等で実施しています http://www.jasso.go.jp/shogakukin/chihoshien/sosei/ind ex.html