Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

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保健体育 中1 心身の発達と心の健康

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

ICTを軸にした小中連携

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

保健体育第 1 学年庄原市立高野中学校 ん 単元名 心身の発達と心の健康 ~ 思春期の心の変化への対応 ~ 本単元で育成する資質 能力 知と学びに向かう思考力 表現力 日時 平成 29 年 11 月 20 日 ( 月 )5 校時 (13:30~14:20) 場所 1 年生教室 学年 第 1 学年 (

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

解答類型

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

からだのかかわりがたくさんあるということが理解できるのではないかと考えた また, 心とからだがどのような仕組みで繋がって影響があるのか理解しつつ,T2 の養護教諭には専門的な部分をより分かりやすく, 実例とともに説明していく また, このことを学ぶことで, 自分の心とからだをコントロールするというこ

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 指導日時 : 平成 25 年 11 月 6 日第 3 校時 指導学級 : 第 2 学年 組 名 指導者 : 宮城県古川黎明高等学校教諭千田健二 1 単元名保健 : 社会生活と健康ウ労働と健康 ( 大修館書店 現代保健体育改訂版 ) 2 単元の目標社会生活にお

Microsoft Word - 社会科

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

25math3

<小学校 生活科>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Taro-【HP用】指導案.jtd

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

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(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

0630指導案A1

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

授業のまとめを行い、医療制度や医療保険のしくみ、医療制度を支えていくことの必要性について確認する。感想をワークシートに記

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第○学年 ○○科指導計画

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第○学年○組 学習指導案

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技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び


1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

指導案

国語科学習指導案様式(案)

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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Taro-5年研究のまとめ

国語科学習指導案

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項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

20情報【授業】

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

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保健体育科学習指導案

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Taro-4年 総合 指導案(最終)

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

(2) 単元について思春期に差し掛かり 不安や悩みを感じていても上手く感情をコントロールできず それが 体の不調や仲間への望ましくない言動に現れる児童がいる この時期に 心の成長や不安や悩みの対処について学習することは重要だと考える 本単元では これまでの自分の生活を振り返り 心の成長と共に誰もが不

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

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第4学年算数科学習指導案

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

H27 国語

Transcription:

保健体育科 ( ) 単元名心身の機能の発達と心の健康ウ精神機能の発達と自己形成第 1 学年 (1) 1 単元の目標 精神機能の発達と自己形成について関心をもち, 学習活動に意欲的に取り組もうとすることができるようにする 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決を目指して, 知識を活用した学習活動などにより, 科学的に考え, 判断し, それらを表すことができるようにする 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に役立つ基礎的な事項を理解することができるようにする 2 単元の評価規準健康 安全への関心 意欲 態度 単元の評価規準 学習活動に即した評価規準 精神機能の発達と自己形成について関心をもち, 学習活動に意欲的に取り組もうとしている 1 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料を見たり, 自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組もうとしている 2 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に向けての話合いや意見交換などの学習活動に意欲的に取り組もうとしている 健康 安全についての思考 判断精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決を目指して, 知識を活用した学習活動などにより, 科学的に考え, 判断し, それらを表している 1 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料等で調べたことを基に, 課題や解決の方法を見付けたり, 選んだりするなどして, それらを説明している 2 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明している 健康 安全についての知識 理解精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に役立つ基礎的な事項を理解している 1 心は, 知的機能, 情意機能, 社会性等の精神機能の総体としてとらえられ, 人や社会との様々なかかわりなどの生活経験や学習などの影響を受けながら大脳の発達とともに発達することを言ったり, 書き出したりしている 2 社会性は, 家族関係, 友人関係への依存状態は, 生活経験や学習などの影響を受けながら変化し, 自立しようとする傾向が強くなることを言ったり, 書き出したりしている 3 思春期になると, 自己を客観的に見つめたり, 他人の立場や考え方を理解できるようになったり, 物の考え方や興味 関心を広げ, 次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるようになるなど自己の形成がなされることを言ったり, 書き出したりしている 4 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することを言ったり, 書き出したりしている - 1 -

3 具体の指導内容及び学習活動に即した評価規準 健康 安全への関心 意欲 態度 健康 安全についての思考 判断 健康 安全についての知識 理解 精神機能の発達と自己形成について資料や既習事項等をワークシートにまとめたり, グループで新たな自己発見, 他者発見などを行う活動を通して, 自らの生活を振り返りながら, 課題の整理等を行うこと 1 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料を見たり, 自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組もうとしている 精神機能の発達と自己形成について, 事例や整理した課題等を基に, その解決に向けてグループでディスカッション等を行うこと 2 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に向けての話合いや意見交換などの学習活動に意欲的に取り組もうとしている 精神機能の発達と自己形成の要因について, 資料等を基にまとめたことを, 比較, 分類しながら, 自らの生活との関連性を見付け, 解決の方法等を見付けたり選んだりして説明する 1 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料等で調べたことを基に, 課題や解決の方法を見付けたり, 選んだりするなどして, それらを説明している 精神機能の発達や自己形成について, 既習事項や自らの課題等, 事例を基にしたディスカッションを通して, 自己の生活を振り返り, 再度, 課題を見つめ直し, 他者の意見を聞いた結果による解決の方法等を見付けたり, 選んだりして, 説明する 2 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明している 心は, 知的機能, 情意機能, 社会性等の精神機能の総体としてとらえられ, 人や社会との様々なかかわりなどの生活経験や学習などの影響を受けながら大脳の発達とともに発達すること 社会性は, 家族関係, 友人関係への依存状態が, 生活経験や学習などの影響を受けながら変化し, 自立しようとする傾向が強くなること 思春期になると, 自己を客観的に見つめたり, 他人の立場や考え方を理解できるようになったり, 物の考え方や興味 関心を広げ, 次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるようになるなど自己の形成がなされること 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立すること 1 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に役立つ基礎的な事項を理解している - 2 -

4 指導と評価の計画 ( 全 4 時間 ) 次 主な学習内容 時数 関意態 思判 知理 評価規準 評価方法 ( ねらい ) 心は, 知的機能 ( 認知 記憶 言語 判断など ), 情意機能 ( 感情や意志など ), 社会性等の精神機能の総体としてとらえられ, 人や社会との様々なかかわりなどの生活経験や学習などの影響を受けながら大脳の発達とともに発達することについて理解すること, また, 健康に関する資料等で調べたことを基に, 課題や解決の方法を見付けたり, 選んだりするなどして, それらを説明することができる 1 心 についてのディスカッションを行う 2 知的機能 情意機能 社会性と大脳との関連について, 機能の特性を調べる 3 言語に関する内容について, グラフを基に発達の過程を現在と 3 歳頃とを比較し, その要因についてワークシートにまとめる 4 最近経験した感情と事例の内容について, その原因をディスカッションする < 知 理 1>( 学習活動 1) 心は, 知的機能, 情意機能, 社会性等の精神機能の総体としてとらえられ, 人や社会との様々なかかわりなどの生活経験や学習などの影響を受けながら大脳の発達とともに発達することについて, 理解したことを言ったり, 書き出している ワークシート 1 5 精神機能の発達の要因についてまとめた内容を, 比較, 分類しながら, 自らの生活との関連性を見付け, 機能を発達させていくための生活の在り方について説明する 1 < 思 判 1>( 学習活動 2) 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料等で調べたことを基に, 課題や解決の方法を見付けたり, 選んだりするなどして, それらを説明している 観察ワークシート ( ねらい ) 社会性は, 家族関係, 友人関係への依存状態が, 生活経験や学習などの影響を受けながら変化し, 自立しようとする傾向が強くなることについて理解し, 課題の解決に向けての話合いや意見交換などの学習活動に意欲的に取り組むことができる 1 3~5 歳時, 小学校 3 年生, < 知 理 2>( 学習活動 3) ワークシート現在の3つの区分で 家族に社会性は, 家族関係, 友人関支えられたこと 友だちと係の遊びにおけるルール 等にへの依存状態が, 生活経験やついて, その変化をワークシ学習などの影響を受けながらートにまとめる 変化し, 自立しようとする傾 2 自立 についての定義をデ向が強くなることについて, ィスカッションする 理解したことを言ったり, 書 3 自立 についての真意を提き出している 示し, その意味を自らの生活場面に当てはめ, まとめる - 3 -

1 4 精神機能の発達について, 各機能の特性をまとめ, 自らの生活を振り返り, 課題等を見付ける 1 < 関 意 態 1>( 学習活動 4) 精神機能の発達と自己形成について, 健康に関する資料を見たり, 自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組もうとしている 観察 ( ねらい ) 思春期になると, 自己を客観的に見つめたり, 他人の立場や考え方を理解できるようになり, 物の考え方や興味 関心を広げ, 次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるようになるなど自己の形成がなされることについて理解すること, また, 健康に関する資料を見たり, 自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組むことができる 2 1 自己を客観的に見つめ, 自己理解を図るために ジョハリの窓 を用いての活動を行う (1)2 色の付箋を用意し, 自分から見た自分 仲間から見た自分 について, 記入したものをワークシートに貼り付けていく (2) 自己のよいところを客観的に見つめることができるようになることを理解させる 2 開放の窓 を広げていくために必要な想いや言動について考え, ワークシートにまとめる 3 ワークシートにまとめた内容をディスカッションし, 考えの変化や共感した部分をワークシートに記入する 1 〇 < 知 理 3>( 学習活動 5) 思春期なると, 自己を客観的に見つめたり, 他人の立場や考え方を理解できるようになり, 物の考え方や興味 関心を広げ, 次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるようになるなど自己の形成がなされることについて, 書き出している < 関 意 態 2>( 学習活動 6) 精神機能の発達と自己形成について, 課題の解決に向けての話合いや意見交換などの学習活動に意欲的に取り組もうとしている ワークシート 観察ワークシート - 4 -

( ねらい ) 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することを理解すること, また, 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明することができる 本時 1 様々な経験から学び 悩んだり 試行錯誤を繰り返したり の 3 つについて, 事例を基に, 自己形成の要素を読み取る 〇 < 知 理 4>( 学習活動 7) 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することを言ったり, 書き出したりしている ワークシート 2 自分自身を見つめることが出来るようになると, どんな力が育つようになるのか考え, ワークシートにまとめる 観察ワークシート 2 3 既習事項や事例を基にしたディスカッションを通して, 自己の生活を振り返り, ありのままの自分 を伝え合う活動を通して, 自他のよさの再発見を行う 1 < 思 判 2>( 学習活動 8) 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明している ワークシート 5 本時の展開 (4/4) (1) 本時の目標 自らの肯定的な価値観がつくられる自己形成の特性を理解し, 心の成長や自己の認識と価値観について, 説明することがでるようにする (2) 本時の評価規準 おおむね満足できる状況 (B) 十分満足できる状況 (A) 努力を要する状況 (C) に対する指導の手立て - 5 -

自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することについて, 理解したことを言ったり, 書き出したりしている ( 健康 安全についての知識 理解 ) 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明している ( 健康 安全についての思考 判断 ) 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することについて理解したことを言ったり, 書き出したりしたことを, 具体例をあげてまとめている ( 健康 安全についての知識 理解 ) 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例及び他者の意見などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 根拠 ( 理由 ) をあげて説明している ( 健康 安全についての思考 判断 ) 自己の認識と価値観 について, 既習事項との関連を助言するとともに, ワークシートへの記入例を示しながら指導する ( 健康 安全についての知識 理解 ) 事例や他者の意見を通して, 共感できた部分を書き出せるように指導する ( 健康 安全についての思考 判断 ) 6 既習事項と活用場面の設定 ( 前時 ) 思春期になると, 自己を客観的に見つめたり, 他人の立場や考え方を理解できるようになったりするとともに, 物の考え方や興味 関心を広げ, 次第に自己を認識し自分なりの価値観をもてるようになるなど自己の形成がなされること < 前時の内容の活用場面 > ( 本時 ) 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立していくこと について, 事例を基にしたディスカッションを行う 7 単元の系統性小学校学習指導要領解説体育編第 3 節小学校第 5 学年及び第 6 学年の目標及び内容 G 保健 (1) 心健康体育編 p78 p79 心は, 人とのかかわり, あるいは自然とのふれあいなどいろいろな生活経験や学習を通して, 年齢に伴って発達すること 心が発達することによって, 自分の感情をコントロールしたり, 相手ア心の発達の気持ちを理解したりすることができるようになること 自分の気持ちを上手に伝えるなど, よりよいコミュニケーションが大切であること イ心と体の相互影響 心と体は互いに影響し合っていること 自分の心に不安や悩みがあるという状態に気付くことや不安や悩みにウ不安や悩みへの対処対処するために様々な体験をもつことは, 心の発達のために大切であること 高等学校学習指導要領解説保健体育編 体育編第 2 節保健 3 内容 (1) 現代社会と健康ウ精神の健康 p112 p115 116 ウ精神の健康 ( エ ) 自己実現 人間の欲求の高次なものの一つとして, 自分自身を高め, もてる力を最大限に発揮したいという自己実現の欲求があり, また, その充足が精神の健康と深くかかわっていること 自己実現は, 自己の欲求や価値観に基づき具体的に目標を掲げ, 他者の価値観も尊重しつつ現実を踏まえながら行動し, その結果を自己評価する過程を繰り返すことにより成り立つこと, また, このことにより達成感や生きがいが生まれ, 自分らしさの形成や個性が培われて精神の健康が増進されること - 6 -

8 学習の展開 1 学習内容 学習活動 学習形態 前時の内容について, ワークシートを基に振り返り, キーワードとなる語句とその根拠をあげながら発表しよう 指導上の留意点 評価規準 ( 評価方法 ) 導入 発表が次のような順序になるように, 既習事項を整理しながら振り返りをする 全体 自他のよさを客観的に見つめることができる自分 他人の立場や考え方を理解できるようになる 2 本時のねらいの確認し, ワークシートへ記入する 個 考え方 興味 関心が広がり自分なりの価値観へ ねらい : ディスカッションを通して, 自分や仲間のよさの再発見をし, 自分をもっと好きになることが日常生活にどんな力を与えてくれるのか考えよう 展開 3 事例を基に, 自己形成の要素を読み取る その際のキーワードを 様々な経験から学ぶ 悩む 試行錯誤を繰り返す の 3 つを設定し, それぞれに該当する事例をあげ, キーワードに基づいた発問を行う 個 1 事例から読み取れる 様々な経験 とは, どんな経験だろう プロテニスプレイヤーの小学校 6 年時の作文を提示する 自己は, 様々な経験から学び, 悩んだり, 試行錯誤を繰り返したりしながら社会性の発達とともに確立することについて, 理解した - 7 -

2 事例から読み取れる 悩む とは, どんな経験だろう 3 事例から読み取れる 試行錯誤を繰り返す とは, どんな経験だろう 教師の中学校 3 年時の作文を提示する 新幹線誕生秘話についての資料を提示する ことを言ったり, 書き出したりしている ( 観察 ) 展開 4 事例から読み取ったことをワークシートに記入し, どんな力が身に付くのか をテーマに, グループでディスカッションを行う グループ これら 3 つの経験は, どんな力を育ててくれるのだろう また, 同じような経験がこれまでにあったかどうかを交流してみよう 5 理想とする未来の自分と現在の自分とを比較し, ワークシートに記入する 個 1 理想とする自分を記入し,2 現在の自分を記入する際に それに近づいている自分 遠い自分 を見付けよう 6 未来の自分へのメッセージを作成し, その内容をディスカッションする 個 グループ 1 新たな自己発見や, 事例を通して学んだことを基に, 未来の自分へメッセージを書いてみよう 2 ディスカッションの中で, 仲間のメッセージで共感できた点や, よさの再発見があった部分をキーワードでワークシートに書いていこう また, 仲間のよさの再発見については, 発表後, すぐに伝えてあげよう 7 仲間のメッセージを聞いて, 共感できたキーワードや, よさの再発見を発表する 全体 仲間のメッセージを聞き, 共感できた点や, 仲間のよさを再発見できた内容を発表しよう ディスカッションで出てくる, 予想されるキーワード 自信 目標設定 責任感 意志 意思決定 成長 記入させる順序を意図することで, 現在の自分を具体化させる ディスカッションが深まるように, 支援の必要な生徒には, 伝え型 を提示し, 書き方や表現力を確保できるようにする 精神機能の発達と自己形成について, 学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり, 関係を見付けたりするなどして, 筋道を立ててそれらを説明している ( 観察 ) ( ワークシート ) まとめ 8 本時の授業のまとめをする 全体 自己のよさを再発見していくこと, ありのままの自分と出会い, それらを受け入れていくことは, 心の成長 につながることや, 物事を前向きに受け止めていくことが 心の健康 につながっていくこと, 自分のよさや仲間のよさを見付けながら, 日常生活を送っていくこと等をおさえる また, これらが, 自己形成に役立つ力となることをおさえる 9 振り返りを記入する 個 自分自身を受け入れていくことが, 日常生活にどんな力を与えてくれるのか を書いてみよう 自己形成 心の成長 心の健康 等をキーワードにあげながら, 机間巡視を行っていく - 8 -