11 月 25 日 中間評価に係る Joint Coordinating Committee (JCC) 会議開催 11 月 日 ソーラーパネル配布計画実施 12 月 日 運営指導ミッション ( 萩原専門家 ) 来訪 12 月 20 日 第 7 回 Project Imple

Similar documents
シャン州北部地域における麻薬撲滅に向けた農村開発プロジェクト Project for Eradication of Opium Poppy Cultivation and Rural Development in the Northern Part of Shan State 第 5 号 2016

シャン州北部地域における麻薬撲滅に向けた農村開発プロジェクト Project for Eradication of Opium Poppy Cultivation and Rural Development in the Northern Part of Shan State 第 7 号 2017

Taro-ドラッカー研修上

1. 活動ハイライト / 出来事 10 月 26 日 -11 月 23 日運営指導調査 ( 渡辺利通団長 北シャン州における茶業生産の調査 ) 11 月 2-13 日 本邦視察研修 12 月 8 日 第 3 回 Task Force 会議 12 月 9 日 第 3 回 PIC 会議 1 月 13 日

類似業務対象国 / 類似地域語学の種類 各種評価調査インドネシア / 全途上国英語 5. 条件等 (1) 参加資格のない社等 : なし (2) 必要予防接種 : なし 6. 業務の背景インドネシア政府は 食料安全保障や農家の所得向上を政策上の優先課題の一つとして位置付けており 2013 年 7 月に

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E

Cabinet of Myanmar Government (8th August '14)

事業戦略の計画実践を支援する プロジェクト思考開発研修 リーダー研修概要 2004 年 本資料は以下の利用条件を十分ご確認の上ご利用ください 1. 本資料に関する著作権 商標権 意匠権を含む一切の知的財産権は株式会社スプリングフィールドに所属しています 2. 株式会社スプリングフィールドの事前の承諾

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

1 開発途上国 地域の経済 社会の発展 復興への寄与 活動計画表 活動結果表の作成と配属先との合意 JICA ボランティア事業は 同じく JICA が実施する技術協力事業とは異なる点があります 中でも大きな違いは目標の設定方法です 専門家派遣や技術協力プロジェクトでは 派遣される専門家がそれぞれの事

プロダクトオーナー研修についてのご紹介

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 4㕕H30 �践蕖㕕管璃蕖㕕㇫ㅪ�ㅥㅩㅀ.docx

2008年6月XX日

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) 研究課題別中間評価報告書 1. 研究課題名 テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト (2013 年 5 月 ~ 2018 年 5 月 ) 2. 研究代表者 2.1. 日本側研究代表者 : 山内章 ( 名古屋大学大学

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

~明日のコア人材を育成する参加型研修~

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

2013 年度 統合実習 [ 表紙 2] 提出記録用紙 5 実習計画表 6 問題リスト 7 看護過程展開用紙 8 ( アセスメント用紙 1) 9 ( アセスメント用紙 2) 学生証番号 : KF 学生氏名 : 実習期間 : 月 日 ~ 月 日 実習施設名 : 担当教員名 : 指導者名 : 看護学科

地域生活サポートセンターいこな

140901_03_NL

インドネシア・ジャワ島西部 地震・津波災害に緊急援助物資供与 ~約1300万円の物資を19日に空輸~

資料 2 平成 27 年度の政策対話等の実施実績及び予定について ( 未定稿 ) 1. 概要 平成 27 年度は 以下の取組につき 各国の状況に応じ組み合わせて実施 (1) 各国との政策対話の実施 (2) 対話の場を活用した 我が国食関連産業と先方政府 先方民間企業のとの情報共有 マッチングの促進

特別 T01 研修会場 : レクトーレ湯河原 (TKP ホテル ) 日本知的財産協会 知財変革リーダー育成研修 募集定員 :15 名 ( 論文選考あり ) 2018 年 5 月募集開始予定 * 詳細は別途ご案内 概要 受講料は 18 万円の予定です 1. 研修目的 経営に資する知財 を自ら提案/ 実

番号 : 国名 : サウジアラビア担当部署 : 中東 欧州部中東第二課案件名 : サウジアラビア国サウジアラビアにおけるカイゼン普及情報収集 確認調査 ( カイゼン普及 ) 1. 担当業務 格付等 (1) 担当業務 : カイゼン普及 (2) 格付 :3 号 (3) 業務の種類 : 調査団

教育長報告 ( 教育長 ) 平成 28 年 4 月 1 日から平成 28 年 5 月 26 日までの一般経過報告 事件 事故 問題行動等 今後の予定について報告 ( 教育長 ) 後程 何かありましたらご質問ください 続きまして事項書 3 議案に入らせていただきます 議案第 1 号熊野市立学校評議員の

統計調査ニュースNo.345(8月号)

指導技法等体験プログラムのご案内 指導技法等体験プログラムの委託訓練関係について詳細にご紹介します 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構が運営する国立職業リハビリテーションセンター ( 以下 当センター という ) では 職業訓練上特別な支援を要する障害者等を対象とした職業訓練について 訓練場

<4D F736F F D F43494D C CA48F438AE989E62888C4816A7234>

01-02_入稿_0415

平成 31 年 4 月 1 日 東村山市有料自転車等駐輪場等の今後のあり方検討に向けた サウンディング型市場調査実施要領 1. 前置き この要領でいう駐輪場とは 東村山市内にある東村山市営の自転車等駐輪場のこととします 2. 駐輪場管理の現状について東村山市では現在 17か所の有料駐輪場と4か所の無

Ⅲ 平成22年度花きのネットワーク構築モデル地区事例

表1

<838A815B835F815B834A838A834C C42E786C73>

支え合いマップ インストラクター養成講座 [ 講座のプログラム ]( 案 ) 全 5 回の講座 ( 各回 午前と午後 ) の内容と当日の進行 準備物について 第 1 回目 月 日午前 10 時 ~ 午後 4 時 支え合いマップづくりのための基礎知識 < 講義 > マップづくりの技術を学ぶ以前に マッ

スライド 1

外部評価地域かかわりシート 1 〇外部評価 ( 地域かかわりシート 1) は A~F までの 6 項目となります〇項目 A については 事業所自己評価 をお読みいただき 適当と思われる箇所に を記入ください わかりにくい場合は 運営推進会議当日に事業者から説明がありますので 空欄のまま持参し 当日記

マラウイ CDA 通信 NO.02 平成 28 年度 1 次隊コミュニティ開発松本彩 ( 埼玉県川口市出身 ) MULIBWANJI( こんにちは )! こんにちは! 前回はマラウイとマラウイでの生活を紹介させていただきました 今回は私の活動についてお伝えしたいと思います CDA とは Commun

<4D F736F F F696E74202D B838088E790AC82D682CC8EE682E DD95FB9640>

農林水産統計調査専門調査員の募集について この度 農林水産省が実施している各種農林水産統計調査に関し 専門調査員を募集しています ( 別添資料参照 ) 任命期間中は非常勤の一般職の国家公務員となるため シルバー人材センターがその業務を受託することはできませんが 高齢者の経験及び能力等の活用に資するも

インターンシップまとめH14~27_docx

内部監査業務指示書

事業事前評価表 国際協力機構社会基盤 平和構築部 運輸交通 情報通信グループ第二チーム 1. 案件名国名 : バングラデシュ人民共和国案件名 : 和名国際空港保安能力強化プロジェクト英名 The Project for Security Improvement of International Ai

研究だより_表紙最終

CICDJob Description

農業農村開発の最近の動向

議会改革度調査2013 テーマ別分析② 政務活動費

事業事前評価表 国際協力機構産業開発 公共政策部法 司法チーム 1. 案件名国名 : ブラジル連邦共和国案件名 : ( 和文 ) 地域警察活動普及プロジェクト ( 英文 )Project on Nationwide Dissemination of Community Policing 2. 事業の

2017 年 12 月 6 日 報道関係者各位 学校法人甲南学園 プレスリリース ( ) 本日 下記にかかるプレスリリースを別添資料のとおり配信いたしますので ご査収いただき取材につ いてご検討くださるようお願い申し上げます 記 〇 経営学のススメ 開催のお知らせ 〇 ビジネス イノ

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

1. 現状認識 ミャンマーにおけるコメ バリューチェーンの現状 投入 生産 集荷 加工 物流 販売 バリューチェーンファクター 種苗会社 肥料農薬供給業者 生産農家 農業機械 集荷業者 精米業者 倉庫業者物流業者 小売, 外食業者輸出業者 バリューチェーン各段階での課題 優良種子の品質 量の不足 優

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

再再公示 : 次の案件については 12 月 21 日に再公示しましたが 応募がなかったため再再公示いたします 公示番号 : 国名 : ソロモン担当 : 人間開発部保健第二グループ保健第三チーム案件名 : ヘルシービレッジ推進プロジェクト ( 調査データ分析 ) 1. 担当業務 格付等 (

カリキュラム

事業事前評価表 国際協力機構農村開発部農業 農村開発第一グループ第二チーム 1. 案件名国名 : インドネシア共和国案件名 : 和名農業保険実施能力向上プロジェクト英名 The Project of Capacity Development for the Implementation of Agr

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

untitled

つるい27-6月号PDF.indd

flex06_01_28

2 2

ニュースリリース 平成 26 年 10 月 24 日中日信用金庫株式会社日本政策金融公庫 日本公庫 地方公共団体 地域金融機関 中間支援組織と連携し ソーシャルビジネス支援ネットワークを設立 このたび 中日信用金庫 ( 理事長 : 山田功 ) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) は 地域の

平成 29 年度 (2017 年度 ) 事業計画書 公益財団法人 CIESF

オリンピック パラリンピック東京大会におけるホストシティ タウン構想に係る自治体における国際交流の取組についてのアンケート 1. 調査概要配布先 : 都道府県 市区町村時期 : 平成 26 年 9 月 30 日 ~10 月 30 日 ( 年内にとりまとめ ) 調査趣旨 : 2020 年オリンピック

スライド 1

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

269号12月.indd

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) JST 中間評価 1 の実施要領 平成 29 年 6 月改定 JST 国際部 SATREPS グループ 1. 地球規模課題国際科学技術協力 (SATREPS) プロジェクトの中間評価について SATREPS は JST による研究支援お

Microsoft Word - 661JA-Standard Rotaract Club Constitution-pp1.docx

<4D F736F F F696E74202D208A778F4B8ED28EE593B18C5E E6D92CA816A8EF68BC68C7689E68F912E707074>

長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ

Microsoft Word - ⑦内容C【完成版】生物育成に関する技術.doc

 

Microsoft PowerPoint _tech_siryo4.pptx

授業計画書

基本的な考え方 羽田空港の機能強化は 首都圏だけでなく日本全体にとって不可欠であり 機能強化の必要性やその実現方策等について 関係自治体の協力も得ながら できる限り多くの方々に知って頂くように努める 基本的な考え方 1 羽田空港の機能強化の必要性やその実現方策等について できる限り多くの方々に知って

(1) 参加資格のない社等 : なし (2) 必要予防接種 : なし 6. 業務の背景インドネシアでは国民皆保険のための取組を進めており 労働保険 ( 給付は労災 老齢一時金 死亡一時金 年金 ) について インドネシア政府は 2019 年までにフォーマルセクターの加入率 80% インフォーマルセク

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

ーに参加する前は パートナーシップ構築やプロポーザルの書き方をよく知らなかったが セミナーを通じて参加者はこれをある程度習得したと考えられる 一方 9 国連民主主義基金に申請したい 10 民主化支援事業を実施したい は 統計的に有意な変容が見られなかった これらの項目は 知識や技能の向上だけでなく

平成30年度シラバス作成要領

ORSEニュース45号

社会・環境報告書2014 ハイライト

支援マニュアル No.10 発達障害者のためのリラクゼーション技能トレーニング ~ ストレス 疲労のセルフモニタリングと対処方法 ~ 別添 1 支援マニュアルの構成 1 トレーニングの概要 2 トレーニングの進め方 3 トレーニングの解説 資料集トレーニングのガイドブックアセスメントツール集講座用ス

表 回答科目数と回答数 前期 後期 通年 ( 合計 ) 科目数 回答数 科目数 回答数 科目数 回答数 外国語 ( 英語 ) 120 / 133 3,263 / 4, / 152 3,051 / 4, / 285 6,314 / 8,426 外国語 ( 英語以

2 引率者は英語である程度コミュニケーションが取れること 3 所属校の許可を得て参加できること 4 心身ともに健康であること ( 2) 5 日本国籍を有していること あるいは在留資格 永住者 を有するか特別永住者証明書を有し日本に居住していること ( 3) 6 日本の強みや地域の魅力等について英語で

REPORT22_1.indd

平成 28 年度 (2016 年度 ) 事業計画書 公益財団法人 CIESF

< 評価表案 > 1. 日本人 ( ロールプレイ当事者 ) 向け問 1. 学習者の言っていることは分かりましたか? 全然分からなかった もう一息 なんとか分かった 問 2 へ問 2. 学習者は, あなたの言っていることを理解し, 適切に反応していましたか? 適切とは言えない もう一息 おおむね適切

介 紹 と ご 特 し お の 員 役 会 窓 同!! 集 いるの て し 何 て っ 員 紹介します を 同窓会役 と ご し お な ない役員の主 ら か わ に 外 意 いてます 動 れ こ れ あ ぬって 勤務の合間を 星 野 広樹 さん 健康栄養学科 2010年卒 田 澤 祐 美 さん 理

演習:キャップハンディ ~言葉のわからない人の疑似体験~

お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

untitled

Microsoft PowerPoint - 9-2桜川市(2)

クショップで学ぶ内容の一貫性を確保しています 1.5 認定講師はワークショップの講師の他 体験セミナーや講演会などの講師も務め 様々 なかたちでライオンズクエストの普及活動に関わっています 2 ライオンズクエスト認定講師養成課程について 2.1 ライオンズクエストのワークショップ講師を養成する ライ

<4D F736F F D C0837D836C8EE888F882AB95CA FAC8B4B96CD8E968BC68ED2816A>

コミュニケーションを意識した授業を考えるーJF日本語教育スタンダードを利用してー

Microsoft Word - mm1305-pg(プロマネ).docx

リバノス5月号.indd



Transcription:

シャン州北部地域における麻薬撲滅に向けた農村開発プロジェクト Project for Eradication of Opium Poppy Cultivation and Rural Development in the Northern Part of Shan State 第 6 号 2017 年 1 月 編集人 : 今村甲 巻頭言 新年明けましておめでとうございます 旧年中は大変お世話になりました 早いもので プロジェクトも半分以上が過ぎました 途中 治安悪化など想定外の事象に遭遇し 荒波に揉まれていましたが 11 月の中間評価ミッションで総括を行い 後半に向けた方針と枠組みが固まりました プロジェクトの枠組みは これまで農家の生計向上に直接資する活動に軸足をおいてきました 治安悪化による活動の制約から 今後は モデル作り と 政府職員の能力強化 が柱となります また 新たなコンポーネントとして 政府職員の中から 麻薬撲滅に向けた代替開発のエキスパート を育成する活動が取り込まれました 今年はプロジェクトも飛躍の年になるよう 心機一転 専門家 カウンターパート スタッフが一丸となって邁進していきます 皆様の御指導 ご助力を宜しくお願いします ( 吉 ) 1. 活動ハイライト / 出来事 7 月 7 日 シャン州政府チーフミニスター表敬 7 月 15 日 Khashi 村にて麻薬乱用防止のための啓蒙事業を開催 8 月 2 日 第 2 回国内支援委員会 TV 会議への参加 8 月 14-20 日 JICA OJT 職員 ( 山中潤氏 ) 受け入れ 8 月 15-19 日 PBANRD DOA C/P を対象として合同研修 ( 社会経済調査 ) 実施 ( ラショー モ デル村 ) 8 月 30 日 Pinglon 村にて DOA-DAR-JICA の協働による作物病害に対する RRA( 農村迅 速調査 ) 及び IEC 教材を使った普及活動を実施 9 月 1 日 Narhpot 村の小規模養殖池への稚魚放流式 (DOF との協働 ) 9 月 9 日 新日本製薬 日本財団来訪 ( ハトムギ栽培にかかる情報交換 ) 9 月 23 日 Khashi 村 Lisu 族協会の反麻薬啓蒙事業へ参加 9 月 27 日 中村直子専門家 ( 農村開発 ) 着任 10 月 4 日 Farmer Field Day を DAR Naungmon 農場にて開催 ハトムギ トウモロコシ試 験の展示 トウモロコシ病害虫にかかる IEC 研修の実施 ( モデル村農家約 40 名招聘 ) 10 月 10 日 第 6 回 PIC 会議及びタスクフォース会議開催 10 月 17 日 中間評価ミッション対処方針 TV 会議 ( 勉強会 ) 10 月 20-21 日 コンニャク栽培技術研修の実施 (DAR Naungmon 農場 ) 10 月 31 日 中間評価ミッション対処方針 TV 会議 11 月 6-25 日 合同中間評価ミッション受け入れ

11 月 25 日 中間評価に係る Joint Coordinating Committee (JCC) 会議開催 11 月 28-30 日 ソーラーパネル配布計画実施 12 月 18-25 日 運営指導ミッション ( 萩原専門家 ) 来訪 12 月 20 日 第 7 回 Project Implementing Committee (PIC)/Taskforce 会議開催 1 月 9 日 国境省フルタイム カウンターパート (U Aung Soe) 着任 1 月 15-16 日 JICA 農村開発部三次部長 大城職員 小林専門家来訪 1. 全体活動 (1) チーフミニスター表敬 (7 月 7 日 ) 3 月の政権交代に伴い シャン州政府でも新たにチーフミニスター ( 首長 ) 及び各大臣が任命されたため JICA 事務所から三條次長 瀬戸所員が プロジェクトからプロジェクトマネジャー (U Maung Maung Naing) 吉田がタウンジーを訪問し シャン州政府事務所で表敬を行いました 新チーフミニスターは ラショーの歯科医だった方で 温厚そうな雰囲気でした JICA 事業に対する謝意と プロジェクト対象地域では無理せず安全第一で活動するようにとのコメントがありました 同席した大臣や行政官からは 若者の薬物乱用への支援を強化して欲しいとの要請もなされました ( 吉 ) (2) Khashi 村での薬物防止キャンペーン (7 月 15 日 ) モデル村の一つ Khashi 村は Lisu 族を中心とした 515 世帯の村です この村の発展を妨げる問題として若者の薬物乱用があります ニーズ調査の際にも 村落区長から薬物対策の支援要請がありました そこで まずはラショーのミャンマー警察 ( 麻薬統制課 ) 総務局 (GAD) 教育省と連携し Khashi 村および周辺村の小学校高学年 中学生 220 人を集め 薬物防止啓蒙のためのキャンペーンイベントを行いました 当プロジェクトはケシ撲滅支援を掲げていることもあり 生計向上部門で薬物対策活動として 薬物使用者の社会復帰支援 若者に対する薬物使用防止に向けた啓蒙活動 を組み入れています 薬物使用者のいる世帯は 薬物購入に家計が圧迫されている現状があり 薬物患者を減らす 防止することは農家の生計向上にも資する活動です ( 吉 )

(3) JICA 新人 OJT 8 月 14 日から 20 日にかけて JICA 本部の山中潤職員が 新人 OJT として 当プロジェクトに派遣されました 高橋短期専門家 ( 社会経済調査 ) の研修や現場でのインタビュー等に参加いただきました 新人時代の良き思い出となってほしいです ( 今 ) (4) 第 6 7 回プロジェクト実施委員会 (PIC) 及び Taskforce 会議開催 10 月 10 日 及び 12 月 20 日に 現場及びラショーレベルの関係者を招集して 第 6 7 回 PIC/Taskforce 会議を開催しました 第 6 回会議では 第 5 回 PIC 会議以降の活動を報告し 引き続き開催されました Taskforce 会議にて今後の活動等が検討されました 第 7 回会議では 第 6 回会議以降の活動報告 合同中間評価ミッションの結果を報告し 引き続き開催されました Taskforce 会議にて今後の活動等が検討されました ( 今 )

(5) 合同中間評価ミッション 11 月 6 日から 25 日まで 農村開発部平知子課長を団長とする合同中間調査団員 (4 名 ) が ミャンマー側の調査団員 (4 名 ) と共に来訪されました プロジェクト関係者へのインタビュー及び協議 活動現場視察等を経て 以下の提言がなされました 1 パイロット地域での活動から人材育成への変更 ( 代替開発トレーナーの育成 )2 コミュニティーインフラ 3 モデル村での活動のスケールアップ 4PDM 及びプロジェクトアプローチの変更 5 国境省からのフルタイム カウンターパートの配置 (6) 合同中間評価に係る Joint Coordinating Committee (JCC) 会議開催 11 月 25 日に ネピドーにて JCC 関係者を招集し 合同中間調査団の報告がなされました 上記調査団としての提言に対し承認が得られ 合同調査団報告書及びミニッツ署名を取り付けました シャン州政府からは農業畜産大臣の Mr. Sai Lon Kyaw JICA 事務所からは瀬戸典子所員 Mr. Tun Myint Thein が出席されました ( 今 ) (7) 日本大使館松尾参事官 中澤所長 木村企画調査員来訪 12 月 5 日 ~6 日に 日本大使館松尾秀明参事官 中澤慶一郎 JICA 所長 木村歩企画調査員らが ラショー総合病院竣工式に出席され また プロジェクト事務所にもお越しいただき プロジェクトの現状をご説明し 寒いラショーならではの火鍋を囲みました ( 今 )

(8) 運営指導調査団訪問 (12 月 18 日 ~24 日 ) 2017 年 3 月にチーフアドバイザー交替となります 後任の萩原知 ( さとる ) 氏が運営指導調査団として訪緬しました ラショーでは第 7 回 PIC 参加及びモデル村視察 ネピドーでは国境省 農業畜産灌漑省 ( 農業局 農業研究局 ) を表敬しました 萩原氏は 4 月に着任予定です ( 吉 ) (9) JICA 農村開発部三次部長 大城職員 小林専門家来訪 1 月 15 日 ~16 日に 農村開発部三次啓都部長 小林健一郎専門家 大城華職員が来訪されました タイトなスケジュールにも拘らず 当プロジェクトをご視察いただき 現状活動報告 問題点等をお聞きいただきました ( 今 )

(10) 着任挨拶 9 月 27 日に着任いたしました中村直子です 福山専門家の後任として 農村開発 ( 生計向上部門 ) を担当いたします これまで NGO や JICA での国際協力 内閣府での国際交流に従事してきました ほかの日本人専門家 カウンターパート スタッフとともに プロジェクト後半を盛り上げていきたいと思います どうぞよろしくお願いいたします! (11) 国境省フルタイム カウンターパート着任合同中間評価団からの提言にもあり かつ プロジェクトからも強く要請しておりました国境省からのフルタイム カウンターパート (Mr. Aung Soe : Assistant Director) が 2017 年 1 月 9 日に配属されました 民間人として国境省に入省して 17 年間の経歴を有し 当プロジェクト配属直前は シャン州東部 Mong Yang 支所で代表として配属されておりました 国境省としてはフルタイム カウンターパートをプロジェクトに配属するには 課長代理級を配属しなければならないとの深慮のもと 時間がかかりましたが このたびの配属となりました ( 今 ) 2. 農業開発部門 (1) モデル村での活動 1) ピンロン村での作物調査 (8 月 30 日 ) モデル村のひとつであるピンロン村で 飼料用のトウモロコシに病気が発生しているという報告を受けて DAR ナンモン農場および DOA の病害虫担当のスタッフとともに調査に駆けつけました トウモロコシには葉枯れ病の発生が確認されたため 対策を含めて農家に説明を行いました 幸い病気も広がっていなかったため大きな被害にもなりませんでした また 当日は 7 名ほどの村人が集まったので 視聴覚教材を使い トウモロコシや果樹の病害虫について DOA スタッフによる簡単な講習会も行ないました 後日 ナーポット村でもトウモロコシが枯れてしまう症状が発生したため DAR ナンモン農場のスタッフが調査に向かいましたが こちらは除草剤の薬害であったことがわかりました 現場で問題が発生したときに 農家のもとに足を運び 地元の DOA や DAR が協力して解決していく経験の積み上げが ニーズに合った行政サービスの提供ができる体制つくりにも直結すると考えています ( 藤 ) トウモロコシの症状を確認 代表的な病害虫の症状を説明

2) ナンモン地区モデル村定例会議 (9 月 27 日 ) ナンモン V/T( ビレッジトラクト ) のモデル村 4 村とプロジェクトによる定例会が開催されました プロジェクトのモデル活動の目的を確認し 振り返りと予定について情報交換することにより 村のリーダーがより主体的に活動に参加してくれることが期待できます 会議には V/T 地区リーダーも参加していただきました 道路の補修や豚飼育 ハトムギ トウモロコシの試験栽培の現状などについて意見交換や報告を行いました ( 藤 ) ナンモン地区村長会議 V/T リーダーを中心に集合写真 3) DAR ナンモン農場におけるファーマーズフィールドデイ (10 月 4 日 ) トウモロコシの品種比較栽培の様子を 刈り取りの前に農家に見てもらいたい という農場長の発案から 地区の農家に声をかけてファーマーズフィールドデイを開催しました 午前中は DOA 病害虫部門のスタッフと農場スタッフによるプレゼンテーションが行われ モデル村におけるトウモロコシの被害と原因について参加農家と情報を共有しました 午後は場内見学を行い トウモロコシの品種比較栽培圃場ではで品種の人気投票などを行いました モデル村を中心に 34 人の農家の参加があり農場の試験活動や地域の農場としての機能を身近に感じてもらえました また 農場側も地域の農家ニーズについて情報交換をするよい機会になりました ( 藤 ) 圃場の試験内容を説明する農場長 近隣農家が大勢参加 (2) ハトムギ栽培昨年から試験栽培を開始したハトムギですが 今年はラショーのローカル品種について 3 村のモデル村で 6 人の農家による農家圃場試験が行われました 農場でも試験栽培が続けられ DAR ナンモン農場では種子生産も開始しました 10 月から 12 月にかけて収穫されたハトムギは新日本製薬さんにより買取りも行われました 一部の農家のハトムギは乾燥が十分でなく 買取り場所で急きょ乾燥作業を行うなどの場面もありましたが 無事に全量の買取りが終了しました 今年は特に地域の主要作物である飼料用トウモロコシの価格が下落しているため ( 昨年比マイナス 30~40%) 農家の関心も高まり 噂を聞

いた農家からの問い合わせもありました 試験場や農家圃場のトライアルの結果 マーケット情勢などを分析して来年度に向けた戦略を関係者と打ち合わせていく予定です ( 藤 ) モデル村における農家圃場試験 業者による品質チェックをうける農家 (3) ラショーでの普及員研修おおよそ毎月 1 回のペースでカウンターパート向けの研修が開催されました 主な対象は DOA のタウンシップ事務所のマネージャーおよびスタッフで 国境省 PBANRD のカウンターパートとの合同プログラムも実施されました ( 片 ) 1) 2016 年度第 2 回研修 (7 月 10 日 ~12 日 ) 18 名が参加したこの研修は内容が盛りだくさんとなりました 前半は DAR の元次長 Dr. Aung Kyi を招へいして 農業灌漑省による農家ニーズにもとづく普及方法 研究と普及の連携の重要性 について講義をお願いしました また Dr. Aung Kyi は害虫防除の専門家でもあることから総合防除についての長年の蓄積の結果を披露いただきました これら講義には DOA 職員のみならず DAR の Naungmon および Kyaukme 農場 DOA の Kutkai および Nali 農場の農場長も参加しました また翌日は Naungmon 農場及び近隣のモデル村への視察を行いました これにより研究開発と普及の連携が改善することが期待されます 左 :Dr Aung Kyi の講義 長く大学で教鞭を取っていたので農業に対する熱い思いが伝わる 右 : 第 2 日目の農家圃場視察 ( ピンロン村のパイナップル畑にて ) さらに約 1 日半を使ってプロジェクト サイクル マネージメント (PCM) 研修を行いました 6 月の第 1 回研修で習った PCM 手法を普及計画に適用するため 前回のおさらいの後 各タウンシップの実際の課題を選び PCM 演習を行いました 問題分析から Project Design Matrix(PDM) の一部作るところまでを行いました

問題分析 目的分析のグループワーク グループごとの発表 2) 第 3 回研修 :8 月 高橋先生による社会経済調査方法についての研修が行われました 2015 年に引き続き 社会経済調査短期専門家として 高橋昭雄先生 ( 東京大学東洋文化研究所 教授 ) を招聘し 調査ガイドラインの作成 国境省 / 農業灌漑省職員に対する調査手法の研修を行っていただきました ミャンマー語堪能な高橋先生の講義はとても好評でした ( 吉 ) 3) 第 4 回研修 (9 月 5 日 ~7 日 ) 研修科目は 1)PCM の普及計画への適用と 2) 工芸作物 主にコンニャクとハトムギの導入の 2 課題で DOA のタウンシップ事務所から 13 名が参加しました PCM 研修は 6 月に基礎を習い 7 月に各タウンシップの課題を選んで実施しまた 今回はさらに問題分析 PDM さらに Plan of Operation(PO) を作ることを目指しました 結果として 7 つの DOA タウンシップ事務所から 11 のタイトルがあげられ それぞれの PDM と PO が成果品として出来上がりました 問題分析のおさらい ラショー タウンシップ事務所チーム

藤山専門家による工芸作物についての概論 栽培についての Naungmon 農場長の講義 4) 第 5 回研修 (10 月 11 日 ~13 日 ) 15 名が参加してコミュニティ開発プロセスの研修が行われました 講師はヤンゴンの Capacity Building Initiative から派遣された専門のトレーナ 主な内容は コミュニティとは何か 開発とは何か 参加とはどういうことか 開発プロセス コミュニティ ファシリテーション トラスト ビルディングなどでした 参加者は講義だけでなく演習やグループワークで理解と基礎的なスキルの習得に勤めました 説得と納得 2 人一組でファシリテーションの演習 信頼醸成の体験 : 目隠しをされ何が起こるか分からずに仲間を信頼して後ろに倒れる ( 乱暴!) 説得の演習 PBANRD から 9 名 DOA から 6 名が参加した研修員

5) 第 6 回研修 (10 月 20~21 日 ): 松本満夫短期専門家によるコンニャクについての研修が行われました 10 月 9 日から 10 月 29 日まで工芸作物の短期専門家として高知県立牧野植物園技術顧問の松本満男専門家を招聘しました 松本専門家には調査の後 研修を開催するため まず DAR ナンモン農場の農場長タンダー ウインさん ( チーフカウンターパート ) にコンニャクの栽培 加工 普及方法について 研修の教材作成を一緒に行うことを通じて知識と経験を移転してもらいました 研修は 初日は普及員と他の 3 つの農場長を対象に 2 日目はプロジェクト対象地域のナムサンから関心のある農家を招き ナンモン農場で開催されました 講義はタンダー ウイン農場長が行い 質疑応答で松本専門家が解説するという形式で進められ 種イモの定植方法や乾燥イモのスライス方法などの実習も行われました 山間地の林間栽培に適し 手間も比較的かからないコンニャク栽培は 第 2 第 3 番目のキャッシュ クロップとしても参加したナムサンの農家から栽培支援への希望が示されました 同様に普及員からも品種およびマーケット情報に強い関心が寄せられました 研究としてはほとんど取り組まれていないコンニャクですが 農場での栽培試験 品種試験などによる普及部門へのサポートにより プロジェクトの代替作物の候補として その可能性を大きく広げることができると考えています ( 藤 ) ナンモン農場長による普及員への講義 お茶の産地ナムサンから 9 名の農家が参加 6) 第 7 回研修 (12 月 21 日 ) 11 名が参加し 1) 本邦研修の伝達 2) 土壌 ph メータの使い方についての 2 課題の研修が行われました 本邦研修は 2016 年 8 月下旬から 9 月下旬の 2 か月間 農業普及計画および管理 コースにチーフ C/P の Mr. Aung Zaw Moe と C/P の Mr. Sai Than Aung(DOA Laukai District 所長 ) が参加しました 今回の研修は 彼らが講師となり日本で習ったことを DOA のタウンシップ事務所長 スタッフ DOA の農場長に伝達するために行いました Mr. Sai Than Aung は 日本での研修概要 日本の普及 : 経験と活動 ミャンマーの普及とその改善について講義を行いました Mr. Aung Zaw Moe は日本の農水省による普及の指導システム コミュニティ ベースの営農のケース スタディについて発表を行いました 土壌 ph メータの使用方法の研修は 配布する ph メータのミャンマー語マニュアルと土壌サンプルを用意し分かり易く行われました See-Plan-Do-Check を説明する Mr. Sai Than Aung 簡易型土壌 ph 計の使用方法説明

(4) タスクフォース会議期間中に TFM が 2 回開催され 活動方針や詳細計画の検討が行われました ( 片 ) 第 6 回タスクフォース会議 (10 月 10 日 ) 農業開発部門は各農場の進捗状況の報告 さらに向こう 3 か月間の活動計画が報告されました また 9 月に開かれた第 4 回研修で作られた普及計画の PDM などについて 詳細計画を作るための説明が専門家から行われました トウモロコシの被害株の説明をする Naungmon 農場長 専門家による普及計画の説明 第 7 回タスクフォース会議 (12 月 20 日 ) 第 1 部は生計向上部門と合同で代替開発トレーナ育成についての説明が行われました 吉田チーフアドバイザーによる 代替開発 (Alternative Development, AD) とは何か に始まり その歴史 麻薬撲滅のフェーズと農民の置かれる状況 AD トレーナの育成の必要性 求められる資質 AD トレーナの研修計画の説明が行われました 第 2 部は農業開発部門の分科会で AD トレーナの人選を行いました また PCM 研修で提案された普及計画について 詳細計画の作り方についての打ち合わせを行いました TFM の合同会議での AD トレーナの説明 農業開発部門の分科会

3. 生計向上部門 (1) Narhpot 村での小規模養殖 (9 月 1 日 ) Narhpot 村の 3 つの池で 小規模養殖が始まりました 農家の庭先にある池は 農家自身の努力により掘られました 商業用の養殖と比べると 池の規模は極端に小さく 20 m2から 30 m2となっています ラショー市の水産局職員と協力し 魚を供与する前に 水漏れ防止の目的で 養殖池の底に牛糞と石灰をまくとともに 実地研修を行いました 魚の種類は 農家と協議して決め ティラピア 150 匹 ソウギョ 200 匹 コイ 200 匹をそれぞれ供与しました 開始以来 Narhpot 村には 小規模養殖に関心を持つ近隣農家が既に数回見学に来ており 農民間普及を期待しているところです ( 中 ) コイの養殖池 水産局の協力を得て 稚魚を調達 (2) 第 6 回タスクフォース会議 (10 月 10 日 ) 今回のタスクフォース会議では 6 月に学習した PCM 手法の復習をした上で 問題分析を実践しました 問題分析では 各々の職員が担当する地域における問題に焦点を当て 収入が少ない をスタート地点として 分析を進めました 国境省の職員の間で PCM 手法の考え方は徐々に浸透しつつあり インフラ 農業 非農業分野を含めた包括的な分析ができました 次回は この分析結果を実際の活動につなげていくために 計画書の作成方法を共有していきたいと思います ( 中 ) PCM 手法研修の復習 問題分析 (3) 第 7 回タスクフォース会議 (12 月 20 日 ) 今回のタスクフォース会議では 11 月 28 日 ~30 日のソーラーパネル配布時 中心的な役割を果たした国境省ナムサン事務所の U Phone Myint による報告と 計画書の作成方法に関するワークショップを実施しました

報告においては ロジ面で苦労したこと 村側及びプロジェクト側との緊密な連絡調整を行うことにより スムーズな配布ができたことが述べられました ワークショップでは 計画書に盛り込むべき内容について説明を行ったところ パイロット地域の 1 つである国境省クッカイ事務所の職員より 国内避難民の移住先の村に対する支援をお願いしたいとの要請を受け 後日 計画書を受領しました 近い将来 詳細をつめて 支援を実現させたいと思います ( 中 ) ソーラーパネル配布の活動報告 計画書作成のワークショップ (4) ソーラーパネル配布 (11 月 28 日 ~30 日 ) ナムサンより代表者 20 名 ( 各村 2 名 ) を招へいし 10 村 50 世帯を対象としたソーラーパネルの配布を行いました 今回の配布にあたっては 上述した国境省ナムサン事務所の U Phone Myint( プロジェクトの元チーフ カウンターパート ) が窓口となり 村側とプロジェクト側との連絡調整を行いました 招へい期間は 移動日を含め 11 月 28 日から 30 日までの 3 日間 初日に ソーラーパネルの設置に係る研修 2 日目に オリエンテーション及び家計管理研修 ソーラーパネルの引き渡し式 国境省の管轄する職業訓練校視察を行いました ソーラーパネルの設置により 暗くなってからの作業や家事 勉強が可能となります 今後 配布されたソーラーパネルがどのように農家の生活改善に役立っているかモニタリングをしていく予定です ( 中 ) ソーラーパネル引き渡しの様子 家計管理研修の様子

2. 訪問者 日程 訪問者 訪問内容 高橋昭雄短期専門家 山中潤 JICA 職員 新日本製薬 日本財団 松本満夫短期専門家 平知子課長 清家政信専門員 今井裕明職員 望月昭宏コンサルタント Mr. Soe Lwin(PBANRD) Mr. Nay Win (DOA) Mr. Hein Zaw Latt(PBANRD) Mr. Tin Maung Oo(PBANRD) 大使館松尾秀明参事官 中澤慶一郎 JICA 所長 木村歩 JICA 企画調整員 萩原知氏 ( 次期チーフアドバ 運営指導調査団 イザー ) 農村開発部三次啓都部長 プロジェクト活動視察 小林健一郎専門家 大城華職員 7 月 22 日 ~9 月 11 日 8 月 14 日 ~20 日 9 月 9 日 10 月 9 日 ~29 日 11 月 6 日 ~11 月 25 日 12 月 5 日 ~6 日 12 月 18 日 ~25 日 1 月 15 日 ~16 日 社会経済調査 JICA 新人職員 OJT 民間連携 ( ハトムギ ) 調査団工芸作物 : コンニャク合同中間評価ミッション ラショー総合病院竣工式及びプロジェクト視察 3. ラショーにて ( 編集人のつぶやき ) ラショーは辺境地だなと実感することがよくあります ある日のネピドー ( 首都 ) 出張の記録です 第 1 日目 : ラショー出発 (07:00)~ 第 1 回目休憩 (09:30)~ 休憩後 出発 (09:45) 第 2 回目休憩 ( 昼食 )(12:30)~ 休憩後 出発 (13:00)~ 第 3 回目休憩 (16:00) 休憩後 出発 (16:15)~ ネピドー到着 (18:00) 第 2 日目 : 終日ネピドーにて関係機関との打ち合わせ第 3 日目 :JCC 会議 (09:00~12:00) 昼食後 出発 (14:00)~ 第 1 回目休憩 (16:30)~ 休憩後 出発 (16:45) マンダレー到着 (19:00) 第 4 日目 : マンダレー出発 (09:30)~ 第 1 回目休憩 (11:00)~ 休憩後 出発 (11:15) 第 2 回目休憩 ( 昼食 )(14:30)~ 休憩後 出発 (15:00)~ ラショー到着 (17:30) 勤務地がヤンゴンやネピドーの専門家と 辺境地ラショーの専門家との生活 勤務環境の差 (?) があります 上記のように 当プロジェクトでは ネピドー出張は 2 泊 3 日から 3 泊 4 日の行程が必要です 残念ながらラショー ネピドー間の飛行機はなく 陸路にて片道約 11 時間かけて移動し 公務終了が夕方であれば 翌日再度 11 時間かけてラショーまで移動します 公務が午前中に終了できれば 午後に 4 ~5 時間かけてマンダレーまで移動し 翌日 6~8 時間かけてラショーまで移動します 仮に ネピドーの公務が午前中に終了して 午後にヤンゴンへ移動し 滞在費を降ろしにバンコクへ行ったり 国内旅行を実施しようとしても 公務の出張と 私的 ( 自腹 ) 旅行を組み合わせることができませんので どうしても一旦ラショーに戻り ヤンゴンまで移動しなければなりません ヤンゴンへの出張も同様で ヤンゴンでの公務が終了し バンコクへの旅行や国内旅行を実施するには 一旦ラショーまで戻り 再度ヤンゴンまで

戻らなければなりません ラショーとヤンゴンを往復すると (2 泊 3 日 ) 航空賃 ホテル代 レンターカー代等で最低 500 ドルくらいかかります ヤンゴンでの公務を出張扱いとせず 全ての経費を自己負担し 私的旅行とすることも可能ですが 本来の公務時に事故等にあっても労災の対象とはなりません ラショー空港が そのうち国際空港となるらしいという噂をどなたかご存じありませんか?( 今 ) 編集後記 ( 吉 ) 今年 3 月に任期満了にて帰国します 3 年間大変お世話になりました プロジェクト後半は 新チーフの萩原氏を中心にさらにパワーアップします 今後も御支援を宜しくお願いします ( 片 ) 最近インターネットの速度が突然速くなることが 遅いのに慣れているので戸惑います ( 藤 ) いまこちらではソラマメが旬となっています 市場ではさやをはずして売っているのでたいへんラクチンです 塩ゆでしてビールとともにいただくときはまさに至福の時 ( 中 ) 今回の赴任では 育休中の夫と 1 歳 8 か月になる娘を随伴しています ( 今 )JICA 事業の一環として 奥地に前進し 任国の人達と同じような生活をする 青年海外協力隊員派遣制度 があります 現地の人達と同じような住居に住み 現地の人達と同じ食事をし 現地に溶け込む工夫をしながら 人格形成を構築することを目的としています 当プロジェクトの現場であるラショーは まさに協力隊員にとって最適の場と言えます あっ 僕らはシニア隊員なんですね? オーシャンプロジェクトの新しい仲間です 吉田チーフの家族です ( ワン ) 寝相がおちゃめなリャンリャンちゃん ( ) 頭が重たいズーズー君 ( )

名前は飼い主がつけてくれとらんとです ( )

オーシャン通信第 6 号特別版 皆様へプロジェクトにとって非常に大事なことを載せておりませんでした 合同中間評価団からの提言にもあり かつ プロジェクトからも強く要請しておりました国境省からのフルタイムカウンターパート (Mr. Aung Soe : Assistant Director) が 2017 年 1 月 9 日に配属されました 民間人として国境省に入省して 17 年間の経歴を有し 当プロジェクト配属直前は シャン州東部 Mong Yang 支所で代表として配属されておりました 国境省としてはフルタイムカウンターパートをプロジェクトに配属するには 課長代理級を配属しなければならないとの深慮のもと 時間がかかりましたが このたびの配属となりました ( 今村 )