12. 子宮外妊娠について正しいものを選びなさい ( み 10:90) 受精卵が子宮腔外に着床するものを子宮外妊娠という 場所としては卵管膨大部が最も多い (79.6%) 本症は 急性腹症を呈す可能性がある婦人科領域の緊急疾患の中で代表的なものである 妊娠可能年齢女性の急性腹症を見たらまず本症を疑う必要がある a.( ) 子宮外妊娠と子宮内妊娠は尿中ヒト絨毛性ゴナドトロピン (hcg) の検出によって鑑別が可能である 誤り hcg だけでは不十分であり 胎嚢 (GS) の検出も行わなければならない 具体的には hcg が高く ( 妊娠している ) 胎嚢が子宮腔内に認められないときに子宮外妊娠と診断する b.( ) 子宮外妊娠では子宮内に脱落膜が存在する 正しい これを Arias-Stella 現象という c.( ) 子宮外妊娠が反復して起こることは稀である 誤り 子宮外妊娠の反復は 10~20% にみられる d.( ) 子宮外妊娠では基礎体温が妊娠 5 週ごろより低下する 誤り 妊娠自体は成立しているのでプロゲステロンの分泌が持続し 高温相が続く e.( ) 卵巣妊娠は卵管妊娠より頻度が高い 誤り 卵管妊娠がもっとも頻度が高く 98.3% を占める そのうち卵管膨大部での子宮外妊娠が 79.6% を占める 13. 正常妊娠において正しいものを選びなさい a.( ) 妊娠黄体からは主にエストロゲンとプロスタグランディンが分泌される 誤り 黄体から分泌されるのはエストロゲンとプロゲステロンである プロスタグランジンは子宮内膜で合成され 子宮収縮に関与する b.( ) 妊娠黄体は主にヒト胎盤性ラクトゲン (hpl) によって維持される ( み 10:16) 誤り 妊娠黄体はヒト絨毛性ゴナドトロビン (hcg) によって維持される hpl の働きは 胎児の発育 成長の促進などである c.( ) 妊娠 20 週ではエストロゲンは主に胎盤によって合成 分泌されている ( み 10:36) 正しい エストロゲンの産生場所は 妊娠 10 週までは妊娠黄体で それ以降は胎盤である d.( ) エストロゲンはプロラクチンの分泌を抑制している ( み 10:365) 誤り エストロゲンは下垂体前葉からの PRL の分泌を促進する しかし 乳腺組織の PRL 受容体を減少させる作用もあるため 結果的に乳汁分泌は抑制される 胎盤娩出でエストロゲンの分泌がなくなると抑制が取れ 乳汁分泌が開始される e.( ) プロゲステロンは子宮収縮増強作用を持つ ( み 10:37) 誤り 子宮収縮増強作用を持つのはプロスタグランジンである 14. 正常妊娠による母体の生理的変化について間違っているものをひとつ選びなさい ( み 10 第 2 版 :40) a.( ) 循環血漿量が増加する 正しい 妊娠中は母体自身の体重が増加し 胎児への血液を確保する必要もあるため 循環血漿量と循環赤血球量がともに増加 すなわち循環血漿量が増加する b.( ) ヘモグロビン濃度が低下する 正しい 増加量が循環血漿量 > 循環赤血球量 であるため見た目のヘモグロビン濃度が低下する c.( ) 一回呼吸量が増加する 正しい 子宮の圧迫により横隔膜が拳上し 肺実質の体積が減少するため予備呼気量と残気量 その合計である
機能的残気量は低下する 一方でこれらの減少を補うため一回換気量は増加する d.( ) 血圧が上昇する ( み 10:365) 誤り 妊娠中は 循環血液量の増加に伴い心拍出力も増加するため一見血圧が上昇しそうだが それと同時にプロゲステロン上昇により血管平滑筋が弛緩するため血管が拡張するので 血圧は不変かむしろやや低下する e.( ) 子宮体部が軟化する 正しい 15. 重症の常位胎盤早期剥離の症例における検査所見として合致しないものをひとつ選びなさい 常位胎盤早期剥離とは 正常位置に付着している胎盤が 妊娠中または分娩経過中の胎児娩出前に子宮壁から剥 離した状態をいう a.( ) 胎児心拍数モニタリングにおける胎児心拍数基線細変動の減少正しい 胎盤からの酸素供給が低下ないし遮断されるため 胎児機能不全 ( 胎児ジストレス ) を起こし胎児心拍数基線細変動が減少ないし消失する b.( ) フィブリノーゲン値の増加 低下 ( み 10:118) 誤り 胎盤の組織因子 ( 組織トロンボプラスチン ) が母体循環に流入し 凝固系の活性化が起きるためフィブリノゲン値は低下する 本症は産科 DIC をきたす原因の中で最多 ( 約 50%) である c.( )FDP の上昇正しい 全身に微小血栓が多発するため その分解産物である FDP は増加する d.( ) 超音波断層検査における胎盤の肥厚所見正しい 発症初期には胎盤後血腫と胎盤実質の区別は困難で 胎盤の肥厚 巨大化として観察されることが多い 剥離が起こってから時間が経過すると 血腫部分のエコー輝度が胎盤と区別しやすくなる e.( ) 血圧低下正しい 出血性ショックを呈することがある 内出血量に対し外出血量が少ないことが多いため 外出血のみに気を取られると出血性ショックを見逃すことがあるので注意 16. 次の疾患に用いる治療薬剤の組み合わせとして適当でないものをひとつ選びなさい a.( ) 微弱陣痛 - プロスタグランディン (9/4_1-3 山本 :4) 正しい 微弱陣痛とは陣痛が弱くなりすぎた結果 分娩が進行しない状態をいう そのため子宮収縮薬であるプロスタグランジンやオキシトシンが使われる b.( ) 切迫早産 ( み 10:164) - インドメタシン (9/3_1-3 津村 :33) 正しい 未破水で胎児に異常がない場合は子宮収縮抑制薬 ( 塩酸リトドリン 硫酸マグネシウム ) や副腎皮質ステロイド ( インドメタシン ) を投与し 妊娠継続をさせる c.( ) 妊娠高血圧症候群 ( み 10:98) - メチルドーパ正しい 薬物療法で使われる薬には 降圧を目的とした Ca 拮抗薬 ( ニフェジピン ニカルジピン ) やα β 遮断薬 ( ラベタロール ) メチルドパ ヒドララジンと 子癇の治療を目的とした硫酸マグネシウムなどがある d.( ) 妊娠糖尿病 - インスリン正しい 食事療法とインスリン療法が中心となる 経口血糖降下薬は禁忌である e.( ) 弛緩出血 ( み 10:321) - オキシトシン (9/4_1-3 山本 :14) たぶん誤り 弛緩出血とは分娩第 3 期または胎盤娩出後の子宮筋の収縮不良による異常出血をいう その原因だが 子宮筋の疲労 胎盤遺残による子宮収縮阻害 DIC 型後産期出血 峡部裂傷など多岐にわたり 単純に子宮収縮薬のみで治療はできない しかし保存的治療として子宮収縮薬投与はするので完全に間違いともいえない
17. 妊娠 40 週の症例に 40 分間の胎児心拍数モニタリングを施行し 次の結果を得た 正しい評価はどれか 一つ選びなさい 胎児心拍数基線 :120bpm 胎児心拍数基線細変動:lObpm 一過性頻脈 5 回 一過性徐脈なし 子宮収縮なし ( み 10:63)(9/3_1-3:20) 概念胎児心拍基線の高さ : 胎児の心拍数胎児心拍数基線細変動 : 胎児の心拍数の細かい変動胎児心拍数一過性変動 : 胎動や子宮収縮に対する胎児心拍数の変化 正常 異常 胎児心拍基線: 正常 :110~160bpm 頻脈:>160bpm 徐脈:<110bpm 頻脈では母体 胎児感染や胎児不整脈を 徐脈は胎児不整脈を疑う 甲状腺機能亢進症や塩酸リトドリンなどの投薬により胎児心拍数が変化することがあるので注意が必要 胎児心拍数基線細変動: 正常 :6~25bpm 細変動増加:26bpm 以上 細変動減少 :5bpm 以下細変動消失 : 肉眼的に認められない サイナソイダルパターン : 胎児心拍数基線が規則的でなめらか細変動増加は急性低酸素血症に陥っている可能性がある 細変動減少では胎児がアシドーシスに陥っている可能性があるが他の疾患でも起きうるので鑑別が必要 サイナソイダルパターンでは重症低酸素状態 胎児貧血 血液型不適合妊娠時の胎児貧血などが考えられる 胎児心拍数一過性変動: 正常 : 一過性頻脈 早発一過性徐脈異常 : 遅発 変動 遅延一過性徐脈 一過性頻脈が無い胎児心拍数が一過性に増加 あるいは減少することを胎児心拍数一過性変動という 遅発一過性徐脈では胎盤機能不全による胎児の低酸素血症が 変動一過性徐脈では羊水過少症や臍帯異常が 遅延一過性徐脈では胎盤の機能不全が疑われる a.( ) 胎児徐脈誤り 胎児徐脈は bpm が 110 以下 この胎児は心拍数基線が 120bpm なので正常である b.( ) 胎児上室性頻拍 c.( ) 胎児機能不全誤り 胎児機能不全はサイナソイダルパターンの消失や異常な胎児心拍数一過性変動で見られる d.( ) 胎児アシドーシス誤り 胎児アシドーシスは細変動減少または消失で疑われる この胎児は細変動が 10bpm なので正常である e.( ) 正常所見 18. 正常な分娩経過中の児頭回旋をひとつ選びなさい (9/4_1-3 山本 :8) a.( ) 後方後頭位後頭位の第 2 回旋で小泉門が後方に回転したもの ( 正常と逆の回転 ) 大部分は自然矯正される 後方後頭位のままでは第 3 回旋は不可能 自然分娩は可能であるが遅延分娩となることが多い
b.( ) 前方後頭位 c.( ) 前方前頭位児頭の第 1 回旋で正常とは逆に顎部が胸部から大きく離れ伸展した体勢をとったもの 反屈位のひとつ 反屈位とは簡単に言うと顎が上がっている状態 ( 正常では顎を引いている ) d.( ) 前方額位反屈位の一つ 大斜径周囲で産道に侵入するので最も危険な分娩となる 診断できたら帝王切開 e.( ) 低在横定位児頭の第 2 回旋が営まれず骨盤底に達しても矢状縫合が横径に一致した状態で留まるもの 19. 次の疾患と管理に有用な検査方法の組み合わせにおいて間違っているものをひとつ選びなさい a.( ) 児頭骨盤不均衡 ( み 10:266) - Martius-Guthmann 撮影児頭と骨盤の大きさに不均衡があり ( 骨盤が小さいか児頭が大きいか ) 分娩進行が妨げられる状態 Martius-Guthmann 撮影とは X 線で骨盤を撮影し 児頭や骨盤入溝の大きさを調べる検査である b.( ) 血液型不適合妊娠 (S 小 :92) - 羊水中ビリルビン値測定母体に存在しない血液型抗原が胎児に存在する場合をいう わが国でもっとも頻度が高く重症度の観点から最も重要なのは Rh 式血液型不適合妊娠 (D 型不適合妊娠 ) である 診断に必要なのは Coombs 試験という 血中の抗赤血球抗体の存在を調べる検査であるが 管理という面で見た場合 胎児の溶血性貧血を防ぐため羊水中ビリルビン値測定が必要である c.( ) 妊娠糖尿病 ( み 10:201)- 75g0GTT 75OGTT による検査は診断にも治療中における耐糖能の評価としても使える d.( ) 続発性微弱陣痛 ( み 10:260) - 膣分泌物細菌培養 (9/4_1-3 山本 :4) 別に膣分泌物は関係ないんじゃないかな 細菌感染とかが問題なわけじゃないし e.( ) 前置胎盤 ( み 122) - 経膣超音波断層法 (9/3_1-3 津村 :7) 胎盤が正常より低い位置で子宮壁に付着し 組織学的内子宮口を覆うかその辺縁に及ぶものをいう 超音波検査による診断には経腹法よりも経腟法の精度が高い 20. 次のうち誤ったものを選べ a.( ) 妊娠が成立するためには まず卵巣から排卵された卵子が卵管采から取り込まれ 同時に膣内に射精されて子宮さらに卵管を運動してきた精子と卵管膨大部で受精することが必要である b.( ) 受精卵は細胞分裂を繰り返し 4 細胞期胚 8 細胞期胚 桑実胚 さらに胚盤胞となって卵管粘膜に着床し妊娠が成立する 子宮内膜 ( み 10:20) 誤り 卵管粘膜に着床したら異所性妊娠である c.( ) 体外受精は 卵巣から卵子を取り出し シャーレのなかで卵子と精子を受精させる方法である d.( ) 顕徴授精は卵子のなかに精子を一個注入することで受精を助ける男性不妊に対する有効な体外受精の受精方法である e.( ) 卵巣過剰刺激症候群は排卵誘発剤投与によりおこる合併症であり 低アルブミン血症 脱水などを特徴とする全身管理の必要な病態である 21.MRI について正しいものを選べ (MCQ10_6)(7/3_3 中園 : 婦人科画像診断 ) a.( ) 患者の体動は画質に影響する 正しい MRI は撮影時間が長いため体動は画質に影響する CT は撮影時間が短いので多少体動があっても画質にそこまでは影響しない
b.( ) 造影剤 ( ガドリニウム ) を使用しても 癌の深達度の評価は不可能である 誤り 病変の検出 癌の深達度の評価 良悪性の鑑別などがより正確に行える c.( ) 妊婦や胎児の評価に使用することは禁忌である 誤り 超音波により胎児や胎盤の異常が疑われた場合は MRI で検査する d.( ) 状態が悪い患者の場合は 酸素ボンベや点滴台などの必要なものはそのまま検査室に持ち込んでもよい 誤り MRI 室では強力な磁場が発生しているので金属類を持ち込んではいけない e.( ) 病変内の出血や脂肪の評価は CT の方が優れている 誤り MRI は出血 脂肪 液体 線維化など病変の組織学的特徴を反映する 11. 染色体は女性であるが 外性器が男性と判断される疾患を選べ (7/9_1-2 野口 ) a.( )Turner 症候群 ( み 9:68) 誤り 核型は 45XO で小児様外性器が見られる b.( ) セルトリ ライディク細胞腫 ( み 9:184) 誤り アンドロゲン産生性腫瘍によって男性化徴候が見られる c.( ) 先天性副腎性器症候群 (S 小 :222)( み 9:64) 正しい アンドロゲンの過剰のため 生下時より外陰部などに男性化症状が見られる d.( ) 精巣性女性化症候群誤り つまりアンドロゲン不応症である 染色体が 46XY だがアンドロゲン受容体異常によりアンドロゲン作用が発現しないため 表現型は女性型を示す e.( ) 真性半陰陽誤り 卵巣組織と精巣組織を認める 外性器の状態も多様 12. 次のうち誤ったものを選べ a.( ) 妊娠が成立するためには まず卵巣から排卵された卵子が卵管采から取り込まれ 同時に膣内に射精されて子宮さらに卵管を運動してきた精子と卵管膨大部で受精することが必要である 正しい 受精は卵管膨大部で行われる b.( ) 不妊患者は増加傾向にあり 今や7 組に1 組とも言われている その大きな原因は晩婚化 晩変化 子宮内膜症の増加 性感染症の増加 男性不妊の増加である 正しい 20 年前は 10 人に一人といわれていた c.( ) 不妊の原因には原因不明のものが 30% を占め 卵管因子の次に多い ( み 9:227) 誤り 原因不明の不妊 ( 機能性不妊症 ) は 10~20% ほどである 最も多いのは内分泌 排卵因子 (20~50%) で 次いで卵管因子 (30~40%) 子宮因子(15~20%) 頸管因子(10~15%) と続く d.( ) 体外受精は 卵巣から卵子を取り出し シャーレのなかで卵子と精子を受精させる方法である e.( ) 体外受精では移植個数の制限に伴い 年々多胎妊娠率が低下してきている 正しい かつては妊娠の確率を上げるために複数の胚を移植することが多かったが これによって多胎妊娠の割合が増えたため 移植する胚は原則として単一とするように日本産婦人科学会から会告が発表された 13. 分娩中の胎児心拍数モニタリングにおいて以下の所見を得た ( み 10:63)(9/3_1-3:20) 胎児心拍数基線 140bpm 子宮収縮に遅れて 60 秒かけて 120bpm まで低下し その後 60 秒かけて徐々に 140bpm まで回復する胎児心拍数低下を認める この胎児心拍数変動の名称として正しいものを選びなさい
各徐脈の特徴 早発: 子宮収縮と同時に緩やかに (30 秒以上かけて ) 下降して子宮収縮の消退にともない戻る 遅発: 子宮収縮に遅れて緩やかに (30 秒以上かけて ) 下降して子宮収縮の消退にともない戻る 変動: 心拍低下が急速に (30 秒未満 ) 起こり その開始から元に戻るまで 15 秒以上 2 分未満かけるもの 遅延: 持続時間が 2 分以上 10 分未満のもの 軽度: 下降が 15bpm 以下 高度: 下降が 15bpm 以上 ただしこれらは目安であり 実際には子宮収縮との関係を重視し 肉眼的に判断する a.( ) 遷延一過性徐脈 b.( ) 軽度変動一過性徐脈 c.( ) 高度変動一過性徐脈 d.( ) 軽度遅発一過性徐脈 e.( ) 高度遅発一過性徐脈子宮収縮に遅れ ( 遅発 ) 60 秒かけて ( 変動ではない ) 20bpm 低下 ( 高度 ) その後 60 秒かけて戻る ( 遅延ではない ) ということで答えは e 14. 分娩中の胎児心拍数モニタリングにおいて 胎児心拍数基線細変動として正常であるものを選びなさい ( み 10:62)(9/3_1-3:19) a.( )l bpm b.( )4 bpm c.( )15 bpm d.( )30 bpm e.( )45 bpm 胎児心拍数基線細変動: 正常 :6~25bpm 細変動増加:26bpm 以上 細変動減少 :5bpm 以下細変動消失 : 肉眼的に認められない サイナソイダルパターン : 胎児心拍数基線が規則的でなめらか細変動増加は急性低酸素血症に陥っている可能性がある 細変動減少では胎児がアシドーシスに陥っている可能性があるが他の疾患でも起きうるので鑑別が必要 サイナソイダルパターンでは重症低酸素状態 胎児貧血 血液型不適合妊娠時の胎児貧血などが考えられる 15. 妊娠 37 週での胎児超音波検査において amniotic fluid index (AFI) 羊水インデックスが 35(>24 なので羊水 過多 ) であった 可能性がある疾患として挙げられるものを選びなさい ( み 10:57.142) AFI とは 子宮腔を 4 分割してそれぞれにおける最大羊水深達度を合計したものを AFI という
羊水過多羊水の産生過剰 ( 胎児尿 ) や羊水吸収量低下 ( 胎児羊水吸収不全 ) などで起きるが 特発性が 60% を占める 羊水過少羊水の産生過剰 ( 胎児尿 ) や羊水流出 ( 破水 ) で起きる 原因の約半数は前期破水である a.( ) 前期破水 ( み 10:140) 誤り 羊水過少症の約半数は前期破水である b.( ) 胎盤機能不全誤り 胎児の腎血流量が低下するため 羊水過少症となる c.( ) 胎児腎欠損誤り 腎が無いと尿が作られないため 羊水過少症となる d.( ) 胎児食道閉鎖 (9/3_1-3:28) 正しい 羊水の嚥下障害により羊水吸収が低下するので羊水過多となる e.( ) 胎児鎖肛誤り 鎖肛とは生まれつきの直腸や肛門の形成異常 ( 直腸肛門奇形 ) のことで 消化管の異常ではあるが羊水過多とは合併しないことが多い 16. 正しい文章をひとつ選びなさい a.( ) 子宮外妊娠では尿中 hcg は陽性にならない ( み 10:90) 誤り 妊娠自体は成立しているので hcg は陽性となる hcg が高く 子宮腔内に胎嚢が認められない場合子宮外妊娠と診断する b.( ) 子宮外妊娠では脱落膜は子宮内に認められる ( み 10:90) 正しい これを Arias-Stella 現象という c.( ) 妊娠 12 週以降の流産の主な原因は胎児染色体異常である ( み 10:87) 誤り 妊娠 5 週以上 12 週未満の流産を早期流産といい 12 週以降 22 週未満の流産を後期流産という 早期流産は主として胎児側の原因 ( 染色体異常 多胎妊娠など ) で後期流産は主として母体側の原因 ( 絨毛膜羊膜炎 頸管無力症 子宮奇形など ) である d.( ) 自然流産が 2 回連続した場合 習慣流産と診断する ( み 9:256)(9/3_1-3 津村 :1) 誤り 流産が 2 回連続するものを反復流産 3 回以上連続するものを習慣流産と診断する e.( ) 子宮頸管無力症に対する頸管縫縮術をマルチウス法という 誤り Martius-Guthmann 撮影とは X 線で骨盤を撮影し 児頭や骨盤入溝の大きさを調べる検査である 頸管縫縮術にはシロッカー法やマクドナルド法がある 17. 双胎妊娠に関する次の記述で間違っているものをひとつ選びなさい (9/3_1-3:9)( み 10:145)
a.( ) 二絨毛膜二羊膜性双胎は二卵性双胎と診断できる 誤り 一卵性双胎は受精卵の分割時期により 二絨毛膜二羊膜 一絨毛膜二羊膜 一絨毛膜一羊膜の 3 つに分類される 一方二卵性双胎は必ず二絨毛膜二羊膜となる b.( ) 双胎間輸血症候群は一絨毛膜性双胎の場合に発症する ( み 10:148) 正しい 一つの胎盤 ( 一絨毛膜 ) を共有しているため 胎盤の吻合血管により血流不均衡を生じ 約 10% に ) 双胎間輸血症候群を発症する c.( ) 一絨毛膜二羊膜性双胎は第 2 子分娩時に常位胎盤早期剥離の危険性がある d.( ) 一絨毛膜二羊膜性双胎では児の性別は同じになる e.( ) 双胎間輸血症候群では供血児は羊水過少となる 正しい 供血児は羊水過少となり 受血児は羊水過多となる 18. 妊娠 40 週で分娩進行中の = 症例 子宮口 8cm 開大の時点で自然破水した 内診すると児頭下降度は st±0 で 母体の右前方 (10 時方向 ) に児の大泉門を触れた 正しい評価はどれか 一つ選びなさい a.( ) 児頭骨盤不均衡児頭と骨盤の大きさに不均衡があり ( 骨盤が小さいか児頭が大きいか ) 分娩進行が妨げられる状態 分娩が進行しても児頭が下がらない場合に考えられるのでまだ児頭骨盤不均衡とは判断できない b.( ) 反屈位 ( み 10:273) 正しい 通常大泉門は触れないので反屈位が考えられる c.( ) 前期破水 ( み 10:178) 誤り 34 週よりも前に破水があるか 34 週以降で分娩より前 ( 陣痛より前 ) に破水があることを前期破水という d.( ) 子宮破裂誤り 子宮破裂では突然の激しい腹痛 大量の内出血によるショック症状などが起こる e.( ) 正常所見 19. 妊娠 38 週で分娩進行中の症例 子宮口 5cm 開大の時点で自然破水した 子宮収縮は 10 分毎に認め
内診すると児頭下降度は st-3 で 膣内に臍帯を触知した 正しい対応はどれか 一つ選びなさい 破水後に臍帯が胎児先進部を超えて懸垂しているので臍帯脱出である ちなみに破水前に胎児先進部より下方に臍帯が存在するものを臍帯下垂という 臍帯脱出では臍帯が胎児と子宮壁に挟まれて圧迫され 胎児は低酸素血症となる 臍帯脱出から数分以内に胎児機能不全となるため 緊急帝王切開が必要になる 臍帯下垂では自然回復を期待して胸膝位やトレンデンブルグ体位 ( 骨盤高位 ) などをとらせ 自然整復が不可であった場合は予定帝王切開を行う a.( ) 子宮収縮促進剤の投与 b.( ) 子宮頸管縫縮術 c.( ) 吸引分娩 d.( ) 緊急帝王切開 ( み 10:290) e.( ) 自然経過観察 20.32 歳の初産婦 慢性腎炎を合併しており 妊娠初期の血圧 120/62mmHg 1 日尿蛋白量 lg であった 妊娠 34 週になり血圧が 150/96mmHg と上昇 1 日尿蛋白量が 3g となった この症例の妊娠高血圧症候群の分類診断について正しいものを選びなさい (9/3_1-3:3)( み 10:98) a.( ) 妊娠高血圧である 高血圧だけでなく蛋白尿もあるので誤り b.( ) 妊娠蛋白尿である 蛋白尿だけでなく高血圧もあるので誤り c.( ) 加重型妊娠高血圧腎症である d.( ) 早発型である 妊娠 32 週以降だから遅発 e.( ) 軽症である 蛋白尿 3g だから重症 しかし血圧は収縮期も拡張期も軽症
24. 産婦人科領域における各画像検査について正しいものを選べ (7/3_3 中園 : 婦人科画像診断 ) a.( )MRI は ペースメーカーや磁性体の手術クリップがある患者でも使用可能である 誤り MRI 室は強力な磁場が発生しているので 磁性金属を MRI 室に持ち込んではいけない b.( ) 成熟嚢胞性奇形種では腫瘍内に脂肪を含むことが多く それを反映して MRI の T1 強調画像では内部が低信号になる (7/3_3:5) 誤り T1 強調像では脂肪は高信号である
c.( )CT や MRI において造影剤を使用することは 病変の検出 癌の深達度の評価 良悪性の鑑別などに有用である d.( )CT と MRI の造影剤は同じであり 副作用の頻度も同程度である (7/3_3:5) 誤り CT ではヨード系などが MRI ではガドリニウム系などが使われ 副作用は全く別である e.( ) 患者の状態が悪い場合には MRI 検査室に酸素ボンベや点滴台をそのまま持ち込んでもよい _ 人人人人人人 _ 酸素ボンベや点滴台が MRI に引っ張られる 患者にあたる > 突然の死 < Y^Y^Y^Y^Y^Y^ 12.16 歳女性原発性無月経にて産婦人科受診 低身長で 腹部超音波検査にて 子宮は小さく 卵巣は索状卵巣であった ターナー症候群の場合 染色体検査の結果はどれか a.( 〇 )45 XO( み 9:68) ターナー症候群 b.( )46 XX( み 9:64) 先天性副腎皮質過形成による染色体の性と外性器の性の不一致 c.( )47 XXY( み 9:69) クラインフェルター症候群 d.( )47 XX ダウン症? e.( ) 上記のどれでもない 14. 産婦人科領域における各画像検査について正しいものを選べ ( シラバス 7/1 中園 ) a.( ) 超音波は放射線を用いる画像検査であり 妊婦や胎児の評価には向いていない誤り 超音波は放射線を使用していない b.( ) 腹部単純写真と CT は どちらも放射線を用いる検査であり 1 回の検査あたりの被曝線量は ほぼ同じである誤り CT の方が放射線被ばくが多い c.( )MRI 検査中に患者が急変した場合には 急いで MRI 検査室内に酸素ボンベや救急カードを持ち込む必要がある _ 人人人人人人 _ 酸素ボンベや点滴台が MRI に引っ張られる 患者にあたる > 突然の死 < Y^Y^Y^Y^Y^Y^ d.( )CT と MRI で使用する造影剤は どちらもヨード造影剤である 誤り CT ではヨードが MRI ではガドリニウムが使われる
e.( 〇 ) 子宮頸癌の局所の浸潤の評価には MRI 遠隔転移の評価には CT が用いられる 正しい 組織の評価は MRI が優れる CT は撮影範囲が広いため遠隔転移や腹膜播種などの評価に優れる 15.28 歳経産婦妊娠初期は血圧 120/78mmHg 蛋白尿陰性であったが 妊娠 33 週に血圧が 156/106mmHg まで上昇 蛋白尿は 200mg/ 日であったこの症例について誤っているのはどれか ( み 10:98) a.( ) 血圧は重症域である誤り 収縮期 >160 か 拡張期 >110 のいずれかが条件であるが どちらも満たしていない b.(?) 蛋白尿は軽症域であるそもそも軽症域って蛋白尿 300~2000mg/ 日なんだよね 200mg じゃ軽症域ですらないんだけど まあ蛋白陽性なら軽症域といってもいいかも 正しい c.( ) 加重型ではない正しい 加重型は高血圧もしくは蛋白尿 あるいはその両方が妊娠前から存在するもの この患者ではどちらも妊娠前には見られなかった d.( ) 遅発型である正しい 32 週未満を早発型 32 週以降を遅発型という ちなみに早発型の方が胎児発育不全が見られやすい e.( ) 胎児評価により妊娠帰結を決定する正しい 治療の基本はターミネーション ( 妊娠の終了 ) である しかし 児が未熟な場合は可能な限り妊娠を継続し 適切な分娩時期を判断する
16. 超音波所見について正しいのはどれか a.( ) 羊水過多の原因として胎児尿路奇形が考えられる ( み 10:142) 誤り 尿路奇形では尿の排泄障害が起きるため 胎児尿減少で羊水は少なくなる b.( ) 常位胎盤早期剥離では胎盤菲薄化が特徴的である ( み 10:114) 誤り 胎盤後血腫のため胎盤は肥厚して見える c.( ) 双胎の膜性診断は妊娠中期以降が容易である ( み 10:144) 誤り 妊娠 14 週以降では羊膜と絨毛膜が癒合し 診断が困難になるため膜性診断は 10 週までに行う d.( 〇 ) 胎児推定体重は 頭囲 腹囲 大腿骨長を用いて計算する正しい 胎児の頭の横幅( 児頭大横径 :BPD) 胎児のお腹の前後幅( 腹部前後径 :APTD) 胎児のお腹の横幅( 腹部横径 :TTD) 胎児の大腿骨の長さ( 大腿骨長 :FL) e.( ) 子宮頚管長は切迫早産管理に有用である ( み 10:166) 誤り 子宮頸管長の長さは早産のリスクを表しているが管理には使わない 管理に用いられるのは子宮収縮 破水 出血 頸管開大の 4 つである 17. 胎児心拍数モニタリングにおいて 胎児機能不全を示唆するのはどれか ( み 10:63) 概念胎児心拍基線の高さ : 胎児の心拍数胎児心拍数基線細変動 : 胎児の心拍数の細かい変動胎児心拍数一過性変動 : 胎動や子宮収縮に対する胎児心拍数の変化 正常 異常 胎児心拍基線 : 正常 :110~160bpm 頻脈 :>160bpm 徐脈 :<110bpm
頻脈では母体 胎児感染や胎児不整脈を 徐脈は胎児不整脈を疑う 甲状腺機能亢進症や塩酸リトドリンなどの 投薬により胎児心拍数が変化することがあるので注意が必要 胎児心拍数基線細変動: 正常 :6~25bpm 細変動増加:26bpm 以上 細変動減少 :5bpm 以下細変動消失 : 肉眼的に認められない サイナソイダルパターン : 胎児心拍数基線が規則的でなめらか細変動増加は急性低酸素血症に陥っている可能性がある 細変動減少では胎児がアシドーシスに陥っている可能性があるが他の疾患でも起きうるので鑑別が必要 サイナソイダルパターンでは重症低酸素状態 胎児貧血 血液型不適合妊娠時の胎児貧血などが考えられる 胎児心拍数一過性変動: 正常 : 一過性頻脈 早発一過性徐脈異常 : 遅発 変動 遅延一過性徐脈 一過性頻脈が無い胎児心拍数が一過性に増加 あるいは減少することを胎児心拍数一過性変動という 遅発一過性徐脈では胎盤機能不全による胎児の低酸素血症が 変動一過性徐脈では羊水過少症や臍帯異常が 遅延一過性徐脈では胎盤の機能不全が疑われる a.(?) 胎児心拍数基線が 180bpm であるこれから疑われることは母体 胎児感染症や胎児不整脈である 異常所見がこれだけだし これが正解? b.( ) 胎児心拍数基線細変動が 10bpm である誤り これは正常範囲である c.( ) 一過性頻脈を認める誤り 一過性頻脈は胎児が正常に発育している指標である 一過性頻脈が無ければ何らかの異常があるとする d.( ) 早発性一過性徐脈を認めない e.( ) 変動性一過性徐脈を認めない一過性徐脈が無いのは胎児の状態が良好であることを示す 早発性一過性徐脈はあってもなくても胎児の状態が良好であるとされる 18. 妊娠について正しいのはどれか ( み 10:12~) a.( ) 受精は排卵後 7 日目に起こる 誤り 受精は排卵直後に起きる 排卵後 7 日目に起きるのは着床 b.( ) 受精卵は桑実胚となって着床する 誤り 胚盤胞となって着床する c.( ) 通常 受精は卵管狭部で起こる 誤り 通常卵管膨大部で着床する d.( 〇 ) 妊娠非成立時の黄体寿命は約 2 週間である 正しい これはイコール分泌期の期間でもある 分泌期の間 黄体はプロゲステロン ( と少量のエストロゲン ) を分泌し 黄体の寿命が来て白体となると エストロゲン プロゲステロンが急激に低下し消退出血を起こす ( 月経 ) e.( ) 通常月経は破綻出血である 誤り 通常月経は消退出血である 消退出血: プロゲステロンとエストロゲンが急激に低下する ( 消退 ) ことで子宮内膜が血行障害を起こし 壊死して剥脱する
破綻出血 : プロゲステロンの作用が無いまま子宮内膜が増殖したため 子宮内膜を維持できず ( 破綻 ) 肥厚し た子宮内膜が不規則に剥脱する 19. 正しいのはどれか a.( ) 生殖器は内胚葉由来である ( み 10:22) 誤り 尿生殖器は中胚葉由来である 外胚葉: 中枢神経系 末梢神経系 表皮 毛 爪 水晶体 エナメル質など 中胚葉: 骨 骨格筋 真皮 心臓 血管 脾臓 尿生殖器など 内胚葉: 食道 胃 腸の上皮 肺の上皮 咽頭 気管 肝臓 膵臓 甲状腺 副甲状腺 胸腺など b.( 〇 ) 羊水細胞は胎児由来である 正しい 羊水検査では羊水中の物質や羊水中の胎児細胞をもとに 染色体や遺伝子異常の有無を調べる c.( ) 絨毛膜は母体由来である ( み 10:33) 誤り 絨毛膜は胎児由来である 卵膜は 母体由来の脱落膜 胎児由来の絨毛膜 羊膜の 3 層から構成される d.( ) 羊水は BTB 試験にて青色が黄色になることで確認できる 誤り BTB 試験では ph 試験紙は酸性ならば黄色 アルカリ性なら青色に変色する 羊水はアルカリ性なので青色にならないといけない e.( ) 卵膜は胎児側から羊膜 脱落膜 絨毛膜の順に構成される ( み 10:33) 誤り 胎児側からは羊膜 絨毛膜 脱落膜の順に構成される 羊膜と絨毛膜は胎児由来で脱落膜は母親由来である 20. 胎児循環について正しいのはどれか ( み 2:143) a.( ) アランチウス管は臍動脈と下大静脈の間に存在する 誤り アランチウス管 ( 静脈管 ) は臍静脈と下大静脈の間に存在し 酸素量が多い血液を下大静脈に優先的に流している b.( 〇 ) 通常の動脈管血流は肺動脈から下行大動脈へと流れる 正しい 動脈管により肺動脈と大動脈が交通しており 肺動脈の血流が大動脈に流れるので肺への血流は少ない c.( ) 通常 臍動脈は1 本である 誤り 臍動脈は 2 本で臍静脈が 1 本である d.( ) 胎児ヘモグロビンは酸素親和性が低い 誤り 胎児の体内の酸素分圧は高いため 酸素親和性が高くても酸素はヘモグロビンをはなれ 胎児に供給される e.( ) 通常 卵円孔は生後 7 日目に閉鎖する 誤り 卵円孔の機能的閉鎖は生後数時間で起き 構造的閉鎖は数週間後に起きる 生後 7 日目で構造的閉鎖をするのは動脈管 ( 機能的閉鎖は 1~3 日 ) 21. 分娩の経過について正しいのはどれか ( み 10:226) a.( ) 陣痛発来とは陣痛が 10 分毎に起こることである 誤り 陣痛発来は分娩の始まりを意味する 分娩の始まりを告げる陣痛は前駆陣痛といって不規則な陣痛である b.( 〇 ) 分娩第 1 期とは分娩開始から子宮口全開大までの期間である 正しい 開口期ともいい 分娩開始から子宮口が全開大するまでの期間をいう 全開になることによって頸管と膣との間に境がなくなり内診でも子宮口唇をふれなくなる この開口期は 平均で初産婦 12 時間 経産婦 7 時
間とされる c.( ) 分娩第 2 期は子宮口全開大から胎盤が娩出されるまでの期間である 誤り 第 2 期は娩出期といい 子宮口開大から 児の娩出を完了するまでの期間をいう 胎児が産道を下降してくる過程の時期に相当し 平均で初産婦 1 時間 経産婦 30 分とされる 胎盤が娩出されるのは第 3 期なので 問題文は第 2 期と第 3 期を合わせた期間を言っている d.( ) 分娩第 3 期の平均所要時間は 20~30 分である 微妙 胎児娩出から 胎盤付属物 ( 胎盤並びに卵膜 ) の排出が完了するまでの期間をいう これによって分娩が完全に完了したことになる 第 3 期は平均 10~15 分である e.( ) 適時破水とは排臨した時の破水である ( み 10:243) 誤り 子宮口全開大の頃に破水するものを適時破水という 児頭は陣痛発作時に大きく下降し やがて陰裂の間から胎児先進部がみえるようになるが 陣痛間欠時には産道抵抗によって児頭は膣内に後退しみえなくなる この状態を排臨という 間欠時に後退しなくなった状態を発露という 22.Bishop 採点法について 正しいのはどれか ( み 10:252) a.( ) 総合得点 9 点以下を成熟とする 誤り 9 点以上を頸管成熟 8 点以上を分娩誘発の成功 4 点以下を頸管未成熟とする b.( ) 分娩誘発を行う場合 O~4 点は 24 時間以内に 90% が成功する 誤り 4 点以下は頸管未成熟で 分娩誘発を行っても誠子する確率はそう高くない c.( )8~10 点は容易に分娩に至らない 誤り 8~10 点なら頸管成熟はなっている 容易に分娩に至るだろう d.( 〇 ) 児頭の位置とは児頭の先端と座骨棘間線の関係をいう 正しい 坐骨棘をつないだ線を 0 とし それより上なら- 下なら + で表す e.( ) 子宮口の全開大とは 頸管開大度 10cm で展退 0% である 誤り 子宮の開口度とはつまりどれだけ頸管が展退しているかということである ( もちろん厳密には違うのだろうが ) 頸管開大が 10cm もあれば展退はかなり進んでいるはずである
23. 分娩時の児頭回旋異常について正しいのはどれか 初めの児頭の向き : 仰臥位の母体の腹側を 12 時 背側を 6 時とすると顔はさ 3 時あるいは 9 時を向いている第 1 回旋 : 屈位になる第 2 回旋 :6 時の方向へと回旋する第 3 回旋 ~ 脱出 : 頭を背屈させたり時計下半分の領域で回旋しながら脱出する
a.( ) 後方後頭位は第 1 回旋の異常である ( み 10:274) 誤り 後方後頭位は第 2 回旋の異常である 第 2 回旋で児の後頭部が母体の後方に向けて回転したもの 胎児の顔が 12 時を向いている b.( ) 低在横定位は第 1 回旋の異常である ( み 10:274) 誤り 低在横定位は第 2 回旋の異常である 第 2 回旋が起こらず 児頭が横向きのまま下降するため縦長の骨盤峡部で引っかかったもの c.( ) 額位は第 2 回旋の異常である ( み 10:273) 誤り 額位は反屈位の一つで 第 1 回旋の異常である d.( ) 顔位は第 2 回旋の異常である ( み 10:273) 誤り 顔位は反屈位の一つで 第 1 回旋の異常である e.( 〇 ) 前頭位は第 1 回旋の異常である ( み 10:273) 正しい 前頭位は反屈位の一つで 第 1 回旋の異常である
第 1 回旋の異常 第 2 回旋の異常