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J.D. パワー報道用資料 : 米国における新車の初期品質が過去最高になったことが J.D. パワーの調査で明らかに ブランド別ランキングでは起亜が 2 年連続で第 1 位 本報道資料は 日本時間 6 月 22 日午前 2 時 00 分に米国で発表された資料を翻訳したものです ( 日本発表 :6 月

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Transcription:

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ブランドランキングではレクサスが 54PP100 で 2 年連続第 1 位となった 第 2 位にはホンダ (56PP100) 第 3 位にはトヨタ (58PP100) が続いた 業界平均の総合不具合指摘件数は 64PP100 であった セグメント別モデルランキングでは トヨタが 3 モデル スズキとホンダが各 1 モデルでセグメントトップとなった 軽自動車セグメントでスズキラパン (34PP100) コンパクトセグメントではトヨタラクティス (43PP100) ミッドサイズセグメントでは同率でホンダフィットシャトルとトヨタカローラ (51PP100) ミニバンセグメントではトヨタシエンタ (55PP100) がそれぞれ第 1 位となっている 調査の結果 車両品質の耐久性は再購入意向や推奨意向に影響を及ぼすことが明らかとなった 保有車両に対する不具合指摘が 1 件もないユーザーの場合 必ず + たぶん同じブランドの車を購入する という割合は 71% 必ず + たぶん同じモデルを友人や知人に推奨する という割合は 73% となっている 一方 不具合指摘が 3 件以上のユーザーの場合 再購入意向は 56% 推奨意向は 61% に大きく低下する 主な調査結果 すべてのセグメントで耐久品質が改善 : 昨年 不具合指摘件数が最も多かったミニバンセグメントは 不具合指摘件数が-13PP100 と大きく減少小さい車両ほど不具合指摘数が少ない : 不具合指摘件数はコンパクトセグメント (60PP100) で最も少なく ラージセグメント 1 (72PP100) で最も多くなっている 1 対象モデル数が不十分なため セグメントランキング公表対象外 2016 年の日本自動車耐久品質調査は 新車購入後 37~54 ヶ月経過したユーザー 18,777 人から回答を得た 調査対象の車両は全 17 ブランド 120 モデルであり 有効サンプル数が 100 サンプル以上のブランドおよびモデルをランキング対象としている 調査は 2016 年 7 月に実施された 日本自動車耐久品質調査は J.D. パワーが日本で実施している AUTO ベンチマーク調査の一つであり 他の 2016 年自動車関連調査は下記の日程でリリースしている 自動車を新車で購入したユーザーを対象に 新車購入店の顧客満足度を測定した 2016 年日本自動車セールス満足度 (Sales Satisfaction Index 略称 SSI) 調査を 8 月に発表した 自動車を新車で購入したユーザーを対象に 購入後 2~9 ヶ月における車両の初期品質を調査した 2016 年日本自動車初期品質 (Initial Quality Study 略称 IQS) 調査を 8 月に発表した 新車購入店でサービスを受けた際の顧客満足度を測定した 2016 年日本自動車サービス満足度 (Customer Service Index 略称 CSI) 調査を本年 9 月に発表した 今後 1 年以内に新車乗用車の購入を検討している消費者を対象に 次回購入検討車やブランドイメージ 新技術に対する興味や関心など 消費者の意識や購買行動に関する情報を広範囲に収集した 2016 年日本新車購入意向者調査 (New-Vehicle Intender Study 略称 NVIS) を本年 9 月に発表した 自動車を新車で購入後 2~9 ヶ月が経過した個人ユーザーを対象に 自動車の性能やデザインなどの商品魅力度に関する評価を測定した 2016 年日本自動車商品魅力度 (Automotive Performance, Execution and Layout 略称 APEAL) 調査を本年 9 月に発表した 自動車メーカー純正ならびに市販ブランドのナビゲーションシステムの満足度を測定した 2016 年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査を本年 10 月に発表する予定である *J.D. パワーが結果を発表する調査はすべて J.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです J.D. パワー 2

<J.D. パワーについて > J.D. パワー ( 本社 : 米国カリフォルニア州コスタメサ ) は 顧客満足に関するインサイト並びにパフォーマンス改善のためのソリューションを提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である 毎年 世界中で数百万人にのぼる消費者やビジネス ユーザーを対象に 品質や顧客満足に関する調査を実施している 北米 南米 ヨーロッパとアジアに計 17 の拠点を有する アジア パシフィックではシンガポール 北京 上海 バンコク マレーシアに拠点をもち 日本 オーストラリア 中国 インド インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール 台湾 タイ ベトナムで調査を行っている 詳しくは当社ウェブサイト http://japan.jdpower.com まで < 当調査に関するお問合わせ先 > ( 株 )J.D. パワーアジア パシフィックコーポレートコミュニケーション住所 : 東京都港区虎ノ門 5-1-5 メトロシティ神谷町 ( 105-0001) 電話 : 03-4550-8060 FAX: 03-4550-8152 e-mail: cc-group@jdpower.co.jp < ご注意 > 本紙は報道用資料です ( 株 )J.D. パワーアジア パシフィック本資料に掲載されている情報および結果を広告または販促活動に転用することを禁止します J.D. パワー 3

J.D. パワー 2016 年日本自動車耐久品質調査 ブランド別ランキング ( スコアが低いほど 不具合指摘が少ないことを示す ) (PP100) 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 レクサスホンダトヨタスズキ業界平均ダイハツマツダ 54 56 58 59 64 66 69 日産 スバル 三菱 76 78 79 アウディ メルセデス ベンツ BMW 86 87 93 MINI フォルクスワーゲン 106 106 注 ) アルファロメオ フィアット ボルボは少数サンプルのためランキングには含まれていません 出典 : J.D. パワー 2016 年日本自動車耐久品質調査 (VDS ) 本紙は報道用資料です J.D. パワーの許可無く 本資料に掲載されているデータを広告および販促活動に転用することを禁止します 報道で本資料に使用されている図表およびグラフを引用する際には 必ず 上記出典を明記して下さい J.D. パワー 4

J.D. パワー 2016 年日本自動車耐久品質調査 セグメント別ランキングトップ 3 モデル ( スコアが低いほど 不具合指摘が少ないことを示す ) (PP100) 0 20 40 60 80 100 120 軽自動車第 1 位 : スズキラパン ( 計 ) スズキ MR ワゴン スズキスペーシア ( 計 ) 34 46 49 コンパクト 第 1 位 : トヨタラクティス ホンダフィット ( 計 ) トヨタパッソ 43 45 46 ミッドサイズ第 1 位 : ホンダフィットシャトル ( 計 ) 第 1 位 : トヨタカローラ ( 計 ) レクサス CT200h 日産リーフ 51 51 52 52 ミニバン 第 1 位 : トヨタシエンタ ホンダフリード ( 計 ) トヨタノア 55 58 59 注 ) 受賞対象セグメントとしたのは 必須サンプル数を満たしたモデルが 3 モデル以上あり かつランキング対象モデルでマーケットシェア 67% を満たしたセグメントのみ ラージ はこの要件を満たさなかったため 受賞対象セグメントとしなかった 出典 : J.D. パワー 2016 年日本自動車耐久品質調査 本紙は報道用資料です J.D. パワーの許可無く 本資料に掲載されているデータを広告および販促活動に転用することを禁止します 報道で本資料に使用されている図表およびグラフを引用する際には 必ず 上記出典を明記して下さい J.D. パワー 5