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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

問題 1 1 問題 1 1 納税義務者 相続税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 1 納税義務者 ⑴ 次に掲げる者は 相続税を納める義務がある 1 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 一 ) 相続又は遺贈により財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの

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コピー又は web からダウンロードしてご使用ください 答案用紙 Chapter1 問題 1 個人とみなされる納税義務者 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 遺贈財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額 2 生前贈与加算される贈与財産の額の計算 ( 単位 :

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

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平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

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テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

目 次

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叔父から財産の贈与(1~3) を受けた場合 1/1 12/31 2/1 3/15 相選養続択与子贈時届贈精出縁与算書与 1組課提2 税出3 暦年課税相続時精算課税 養子縁組前の贈与 1については 暦年課税により贈与税額を計算し 養子縁組以後の贈与 2 及び 3は 相続時精算課税により贈与税額を計算し

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

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平成19年12月○日

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編




3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

1.一般の贈与の場合(暦年課税)編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

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3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

相続税 贈与税の基本がよくわかる! 誰が相続人になるの? 税額はどのようにして求めるの? 土地 建物の評価はどうするの? 住宅取得資金の贈与は最大 3,000 万円が非課税に? 教育資金や結婚 子育て資金の贈与は非課税に? 新しくできる配偶者居住権ってどんなもの? etc.

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

日税研メールマガジン vol.143 ( 平成 31 年 2 月 15 日発行 ) 公益財団法人日本税務研究センター Article 平成 31 年度税制改正大綱の解説 ( 2) 税理士金井恵美子 * 本稿では 前号 ( vol.142) に引き続き 平成 31 年度税制改正の大綱 に示された改正事

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

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3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

所令要綱

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者



⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1

⑴ ⑵ ⑶

cf 遺贈 : 遺言によって財産が移転 遺贈者 贈与税の対象となる贈与 死亡時 遺言 一方的な意思表示 受遺者 相続税 財産を取得した受贈者 ( 個人 ) にかかる税金 贈与者 財産 受贈者 個人 個人 贈与税 法人 個人 所得税 ( 一時所得か給与所得 ) 個人 法人 法人税 2

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

事業承継税制の全体像は ( 図表 1) の通りである ( 図表 1) 事業承継税制の全体像 経営者 1 代目 経営者 2 代目 一括贈与 大臣認定 贈与税の課税 贈与税の納税猶予の適用 相続税の納税猶予制度と同様 雇用確保を含む 5 年間の事業継続を行い その後も株式を継続保有 生前贈与により株式の

Microsoft Word 常発041号 改正相続税法等の周知について(・

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

2011年度税制改正大綱(相続・贈与税)

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2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

1.修正申告書を作成する場合の共通の手順編

問 1 ( 続き ) ⑵ 債務の意義 1 控除すべき債務 (➋ 点 ) ⑴ により控除すべき債務は 確実と認められるものに限る 2 公租公課の金額 (➍ 点 ) ⑴ により控除すべき公租公課の額は 被相続人の死亡の際納税義務が確定しているもののほか 被相続人の死亡後 相続税の納税義務者が納付し 又は

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

重回帰分析による高校生のエネルギーおよび栄養素摂取量と食品群別摂取量との関係

Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

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配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

(1) 改正の内容 内容 現行制度 特例制度 納税猶予対象株式 納税猶予税額 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係る贈与税の全額 相続の場合 : 納税猶予対象株式に係る相続税の 80% 取得した全ての株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

相続税に関するチェックリスト

第 5 章 N

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

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233 第四回日露協約と英米協調路線の再考 石井菊次郎を中心に


暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一


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別子銅山の産業遺産 東平 ( 新居浜市 ) 2017/ 9 Guarantee Information Column 地域の魅力発信 お知らせ平成 29 年 6 月 7 日から 7 月 27 日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定について経営安定関

2011年税制改正のポイント

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A は 全ての遺産を社会福祉施設に寄付すると遺言に書き残し死亡した A には 配偶者 B と B との間の子 C と D がある C と D 以外にも A と B との子 E もいたが E は A が死亡する前にすでに死亡しており E の子 F が残されている また A には 内妻 G との子 (

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⑷ 納税猶予の打ち切り P. 49 Q. 納税猶予の対象の農地を売却する場合 納税猶予が打ち切られてしまうのですか ⑸ 市町村合併と納税猶予 P. 54 Q.B 町が平成 3 年 1 月 1 日現在特定市であるA 市に合併される場合 旧 B 町の農地等は生産緑地の指定を受けていないと納税猶予の特例は

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

目次 特例措置の概要等... 5 ( 問 1) 非上場株式等についての相続税 贈与税の納税猶予及び免除に係る一般措置と特例措置との違い... 5 ( 問 2) 相続開始後の特例承継計画の提出... 8 ( 問 3) 特例措置の対象となる株式等の種類... 9 ( 問 4) 特例措置における雇用確保要

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

吹田市告示第  号

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税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

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<TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 18) 相上 (8)C10-1 相続税法 上級 演習 8 テキスト 2 第 8 回 - 解答 点 - 第一問 問 1 持分の定めのない法人に対し財産の贈与又は遺贈があった場合において 税負担の不当減少を防 止

Transcription:

4 目次 ₃₀1₀ 実務家のための相続税ハンドブック 1 ₂ ₃ 平成 30 年度の主な改正事項と適用時期 ₈ 15 民法の基礎知識 1₆ 1₆ 1₆ 1₆ 1₇ 1₇ 1₈ 1₈ 1₉ ₂₀ ₂1 ₂₂ 準確定申告等 ₂₇ 相続税 ₂₉ ₃₀ 1 ₃₀ ₂ ₃1 ₃ ₃₂ 4 ₃₂ 54₀₇₀ ₃₃ ₃4 ₃₆ ₃₇ 4₀

5 財産評価 ( 課税価格 ) 41 1 41 ₂ 4₂ ₃ 5₂ 4 54 5 55 5₇ ₆₆ ₆₈ ₇5 ₇₇ ₇₇ ₇₉ ₈₃ ₈4 ₈₆ ₈₇ 1 ₈₇ ₂ ₈₈ ₃ ₉₂ 4 ₉₆ 5 1₀₂ ₆ 1₀₈ ₇ 111 ₈ 11₂ ₉ 115 11₈ 11₉ 1₂1 1 1₂1 ₂ 1₂₃ ₃ 1₂₃ 4 1₂₃ 1₂4 1₂5 1₂₆ 1₂₉ 1 1₂₉ ₂ 1₃₀ ₃ 1₃₀ 4 1₃₂

6 5 ₆ 1₃₃ 1₃₃ 1₃4 1₃₇ 1₃₉ 14₀ 相続税 ( 税額計算等 ) ₃ 14₂ 144 145 14₇ 15₀ 151 15₃ 155 15₆ 1₆1 1₆₂ 1₇₀ 1₈₆ 1₈₇ 1₉₇ ₂₀1 ₂₀₃ 贈与税 ( 暦年課税 ) 1 ₂ ₂₀4 ₂₀4 ₂₀5 ₂₀5 ₂₀5 ₂₀₇ ₂₀₈ ₂₀₉ ₂11 ₂1₃ ₂1₉ ₂₂₀ ₂₂1 ₂₂₂

7 相続時精算課税制度 1 ₂₂4 ₂ ₂₂4 ₃ ₂₂4 4 ₂₂5 5 ₂₂₆ ₆ ₂₂₈ ₇ ₂₂₉ 特例事業承継税制 ₂₃₀ ₂₃₀ ₂₃₀ ₂₃1 ₂4₀ ₂4₈ ₂5₀ その他 ₂5₃ ₂55 ₂5₆ 本書の利用にあたって ₃₀1₀ 1 ₃1

8 平成 30 年度の主な改正事項と適用時期 非上場株式等に係る贈与税 相続税の納税猶予の特例制度の創設 ₇₀₇ ₂₇₀₇5 ₇₀₇₈ 4₀4 ₇4₀ ₈ ₈₂₃ 5 ₇₂₃ 1₂₂₂₃ 1₂5 ₃₀ 1 1 ₃₉1₂₃1 ₃₀ 4 1 ₃5 ₃ ₃1 1₀ 5 ₂₀1₈ 4 1 ₂₀₂₃ ₃ ₃1 1₀₂₀1₈ 1 1 ₂₀₂₇1₂₃1 ₂ ₃ 1₀₀1₀₀ 1₀₀₈₀ ₃ ₆₀₂₀ 1 5 ₈ ₆₀₂₀ 1 ⑴ 特例後継者の要件 1 ₂ ₂ ₃ ₂ ₃ 1₀ 1 特例認定承継会社 ₃₀ 4 1 ₃5 ₃ ₃1 1₂ 1 ₂ 特例承継計画

9 ⑵ 特例経営承継受贈者 ( 贈与の場合 ) の要件改 1₂₀ 2 3 ₃ 45₀ 5 ₂ ₃ 正1₀ 6 7 8 ⑶ 特例経営承継相続人等 ( 相続等の場合 ) の要件 1 5 25₀ 3 ₂ ₃ 1₀ 4 5 6 7₆₀ ⑷ 特例経営相続承継受贈者 ( 特例贈与者死亡による相続等の場合 ) の要件 1 25₀ 3 ₂ ₃ 1₀ ₂ 5

16 民法の基礎知識 相続開始の時期 ₇ ₃1 1 相続人の範囲 直系尊属 ( 民 8891) 被相続人 配偶者 ( 民 890) 子 ( 民 8871) 代襲相続人 ( 民 8872) 再代襲相続人 ( 民 8873) 兄弟姉妹代襲相続人 ( 再代襲なし ) ( 民 8891) ( 民 8892) 1 2 3 相続順位 1 ₂ ₃ 養子 特別養子 ₈₀₉ ₈1₇₉ ₂5 ₆ 15

民 礎知識 17 嫡出子 非嫡出子 法定相続分 ( 民 900 901) 1 第 1 順位 ( 配偶者と子 ) 1/2 1/2 ₂ 配偶者 嫡出子 嫡出子 非嫡出子 2 ₂5 ₉ 5 1 2 1 1 3 2 1 1 3 2 1 3 第 2 順位 ( 配偶者と直系尊属 ) 2/3 1/3 ₂5 配偶者 直系尊属 ( 父 ) 直系尊属 ( 母 ) ₉ 4 1 3 1 1 2 3 1 2 1 ₂ 第 3 順位 ( 配偶者と兄弟姉妹 ) 3/4 1/4 3 配偶者 兄 弟 1 代代 4 1 2 1 1 各 4 2 1 4 2 身分関係が重複する場合 5 被相続人 子 子 代襲相続人 配偶者 養子縁組 1/2 1/2 1 ₂ 配偶者 子 子 養子 6 1 代 2 1 3 1 2 3 + 1 2 1 3 ₂5 ₉ 4 1 ₂51₂ 5 ₉₀₀ 4 1 ₂ 1₃ ₇ 14 1 ₂ 1₃ ₇ 1 ₂ 法の基

準1 1 申告等 27 準確定申告等 所得税の準確定申告等 21 1 1 4 5 ₆ 4 1 /1 相続開始 12 / 31 申告期限 1 /1 12 / 31 相続開始 申告期限 所得 4 か月 所得所得 4 か月 1 1 2 3 4 ₂ 2 1₀₀ 4 2 1 1 確定

28 3 4₃₇₇ 1₂ ₆₃,15₂ 1 ₂₃1 1 1 5 6 ₃₆1₂ 提出書類 ₃₀.11.₂₀ ₃₀.1₂.₃ ₃1.1.1 ₃1.1.₃1 ₃1 ₃₀ 1 1 ₂₂₉ 1 5₇1 1 144 ₃ 15 1 15 1 1₆ ₂ 1 1 ₈ ₃1 4 ₉ 1 1₀₃1 1₂₃1 11 1 1₂₃1 ₂ 15 5₇2 1₂₃1

相納税義務者 1 1 3 3 1₀ 1₀ ₂ ₃ 1 3 2 3 1 1 151₀ ₂151₀ ₃151₀ ₂ 12 1 2 3 29 相続税 納税義務者 1. 納税義務者 1₃ ₃₀ 4 1 ₂ 11₂ 1₃ 1₉₃ 1₉4 ₆₂2 1₃ 1 2. 個人とみなされる納税義務者 ₆₆124 ₃₀ 続税

30 法人等に対する贈与又は遺贈 1. 法人等に対して遺贈があった場合 ⑴ 法人等に対して遺贈があった場合の課税関係 5₉1 5₉1 5₉1 4₀ 1₂₂2 2 ₉₉₂ 1₆₆1 2 1₂1 1 2 ₆₆4 ⑵ 遺贈を受けた代表者または管理人の定めのある人格のない社団又は財団について相続税が非課税となる場合の要件 ( 法 121 三 )( 令 2)( 昭 39 直審 ( 資 )24 2 ) 1 ₂ ₂ 1 1 ₃ ₆ ₃ ₂ ₆

財土財産評価 ( 課税価格 ) 土地及び土地の上に存する権利 1. 通則 ⑴ 評価の手順 ⑵ 土地の評価上の区分 ₇ 2 3 4 1 ₂ 12345678 9₆₈₆₉ ⑶ 評価単位 ₇₂ 1 1 1 1 1 1 ₂ 1 1 ₂ 1 1 ₂ 1 ₂ ₃ 1 1 ₂ 1 ₂ 4 ⑷ 地積 ₈ 41 産評価地1

42 ⑸ 土地の上に存する権利の評価上の区分 ₉ 123 4567 895678 10 2. 宅地 ⑴ 評価の方法 11 1 21 ⑵ 倍率方式 1 ₂1₂1₂ ₂₀₂ 2 1 ₂ 1 ₂ ₂₀₂ 1 ⑶ 路線価方式による評価 1₃ ( 特定路線価 )( 評基通 14-3) ₈₀ 44 5₀ イ ル 4₂ 1 ₂ 4₃ 1 ( 地区区分 )( 評基通 14-2) 1234 567

142 相続税 ( 税額計算等 ) 相続開始前 3 年以内の贈与財産と贈与税額控除 1. 相続開始前 3 年以内の贈与財産 1₉ 11₂ 5 ₃ ₃ 1 1 2 ₂ 3 1 2 1 1₉1 ₂ 1 2 3 4

2. 贈与税額控除与加算 143 1₉4 相 3. 贈与税の配偶者控除との関係 1₉2 421 5 ⑴ 相続税の課税価格に加算する贈与財産の価額 1 ₃ 2 14 1₀ 続税生前贈 ⑵ 贈与税額控除額

1₀ 204 贈与税 ( 暦年課税 ) 納税義務者 1. 個人である納税義務者 14 1₀ 1 2 3 1 2 3 ₂₉ 2. 個人とみなされる納税義務者 ₆₆ ₂ ₆ 贈与による財産の取得時期 1₃14₈11 1 2 3 4 1 1 ₃ 15

1. 本来の贈与財税財産 贈与税の課税財産 産 ₂₂ 4₉ ⑴ 財産の名義変更があった場合の取扱い 205 贈1 2 ₉₉ ₃₉.5.₂₃₆₈ ⑵ 贈与契約の取消し等があった場合の取扱い ₉₆ ₇54 ₆₈⑻ ₆₈⑿ ₆₈⑾ ₉₈ ⑶ 婚姻の取消し又は離婚による財産の取得 ₃45₈ ⑷ 共かせぎ夫婦間の住宅資金 ₉1₀ ⑸ 無利子の金銭貸与等 4₀4 ⑹ 青色専従者給与 2. みなし贈与財産 ₉₂₉5 5 ₆1 与税納税義務者取得時期課

224 相続時精算課税制度 1. 概要 2. 適用対象者の要件,, 1 2 3 3. 適用手続 ⑴ 適用を受ける場合 1 2 ⅰ ⅱ 3 1

精 225 5₆ 112 ₂11₇ 523 ₂1₉6 税 ₂11₈ 4 ⅰ 1₀ ⅱ ⅰ ₂ ⑵ 適用を受けた場合 1 2 3 ⑶いったん相続時精算課税適用者になると撤回できません 算課4. 相続時精算課税制度に係る贈与税 ₂11₀ ₂11₂₂1 1₃ ⑴ 贈与税額 4 4 4 4 4 4 ₂₀ ⑵ 特別控除額 1 ₂,5₀₀

230 特例事業承継税制 ( 平成 30 年 ~39 年 ) ₃₀ 1 1 ₃₉1₂₃1 特例事業承継税制における用語 略語 特例会社 先代経営者等 後継者 特例対象株式等 適用対象となる中小企業者の範囲 ₂ 1 1 ₃ ₃₀₀ ₂ 1 1₀₀ ₃ 5,₀₀₀ 1₀₀ 4 5,₀₀₀ 5₀ ₃ ₉₀₀ 5 ₃ ₃₀₀ 5,₀₀₀ ₂₀₀ 特例承継計画の提出 確認 1₆ 11₇1 1₃₀ 4 1 平成 35 年 3 月 31 日まで 特例承継計画 2 3₃₀ 1 1 ₃5 ₃ ₃1 ₃5 ₃ ₃1

特₇₀₇ 継税制 231 ₇₇₀₇₈ ₇₀₇ 51 ⑴ 先代経営者等 1. 最初の贈与 ( 特例贈与者 ) の要件 4₀₈ 51 4₃₉1₂₃1 非上場株式等についての贈与税の納税猶予及び免除の特例 ⑴ 先代経営者 ⑵ 特例会社の ⑷ 一定数以上の株式等の贈与 ⑶ 後継者 ⑸ 円滑化法の認定贈与年の翌年 1 月 15 日までに都道府県に申請会社 後継者に関する要件の判定 特例承継計画の提出 確認 ⑹ 贈与税の申告 ( ) 相続時精算課税担保の提供の適用可 ( 贈与年の翌年 3 月 15 日まで ) ⑺ 特例対象株式等に対応する贈与税の納税を猶予 1 2 5₀ 3 4 2. 二回目以降の贈与 ( 特例経営贈与承継期間の末日までに申告期限が到来する贈与に限ります ) 123 1₇₀₇5₇₀ ₇ ₆ ₇₀ ₇ ₈ 2₇₀ ₇ 5 例事業承