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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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国語科学習指導案

Taro-5年研究のまとめ

H27 国語

Taro-第3学年国語科学習指導案「

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 社会科

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第○学年○組 学習指導案

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

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Taro-【HP用】指導案.jtd

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

第1学年国語科学習指導案

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

ICTを軸にした小中連携

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

H30全国HP

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

けなどが行われている 記事は, 逆三角形の構成と呼ばれることもあるように, 結論を見出しで先に示し, リードから本文へと次第に詳しく記述されている 事件や出来事の報道記事だけでなく, 社説 コラム 解説などの記事もある このような特徴を理解し, 編集の仕方や記事の書き方に注意して読むことが大切である

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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第4学年国語科学習指導案.doc

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

文章構成の在り方を実感できる「読むこと」の学習指導

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H26kagawamedia

社会系(地理歴史)カリキュラム デザイン論発表


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価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

【授業 1】

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

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第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

学力診断テストの結果分析を踏まえた教科指導の実践事例

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

いろいろな衣装を知ろう

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

5. 学習指導計画 ( 全 9 時間 ) 次時学習活動指導上の留意点 Ⅰ 教材文を読み わかりやすく伝えるための筆者の工夫について考えるという見通しをもつ 枚の拡大写真を見比べて 共通項を見付けて 2 つに分 類する 教科書の写真を拡大し それぞれに記号を付けて掲示し 興味 関心を高める

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

Transcription:

国語科 3 年生説明文 メディア社会を生きる 1 単元 題材の目標 2 生徒について 文章の論理の展開の仕方 根拠の提示の仕方や内容について分析し 自らの体験や経験 周囲の多様な価値観と対比させながら 批判的に読む能力を身に付けさせる 義務教育の最終学年であることから 実際の社会生活で活用できる国語力が身に付いていることが望まれる時期である しかし 過程を読み飛ばして結論のみに着目したり 書かれていることを無批判に受け入れたりする傾向も見て取れる そこで 根拠や展開を確認しながら情報を取り出し 解釈する力とともに テキストの内容や形式について熟考 評価する力をはぐくむ必要がある 3 評価規準 国語への言語についての読む能力関心 意欲 態度知識 理解 技能目的や意図に応じて様々な文章を文章の論理の展開の仕方を的確に相手や目的に応じて文章の形態や詳しく読み比較しようとしている とらえ 自分の表現に役立てている 展開に違いがあることに気付いた文章を読んで人間 社会などにつり 文の成分の順序や照応などについて考え 自分の意見をもてるよういて考えたりして読んでいる になる 4 学習指導計画 各時間付けたい力学習活動対象とするテキスト 書き手の考えにふれる (1 時間 ) 自分の考えを広げる (1 時間 ) 論説文を批評する (1 時間 ) 展開や根拠に着目させ 書き手の主張を読み取らせる 批評文例 1 にならって 教科書のテキストを批判的に読む力を養う 批評文例 2 を通して批評の構想を練り直し 教科書のテキストの批評文を書かせる 本文を通読する メディアの定義と働きを読み取る メディアについて学ぶ機運が高まっている理由を読み取る 書き手の主張の根拠を読み取る 情報の取り出し 解釈 批評文の書き方を整理する 批評文の構想を練る グループで構想を発表し合う 情報の取り出し 解釈 熟考 評価 表現 批評 文と 紹介 文とを比較する 批評文の構想を練り直す 批評文を書く 情報の取り出し 解釈 熟考 評価 表現 教科書の本文 ( 光村図書出版水越伸 メディア社会を生きる ) 教科書の本文 新聞の書評 ブックパラダイス ( 朝日中学生ウイークリー ) 批評文例 1 新聞の番組解説文 テレビの泉 ( 神奈川新聞 ) 批評文例 2 批判文の構想メモ 1

5 授業計画 メディア社会を生きる ( 全 3 時間 ) 学習内容評価時間テキスト評価規準評価方法 1 展開や根拠に着目して 書き手の主張を読み取る 教科書の本文 学習活動予想される子どもの反応 本文を通読する 普段かかわっているメディアの想起 メディアの可能性やそれへの期待 便利すぎる生活への反省 メディアの定義と働きを読み取る 人と人とが伝え合う媒体 情報伝達と共同体形成の役割 書き手の論理の展開記述の分析や根拠を的確にとらえている 読む能力 メディアを学ぶ機運が高まっている理由を読み取る 技術革新という時代背景 文化的価値の多様化 書き手の主張の根拠を読み取る メディアは現実を加工し編集する メディア社会の光の部分と影の部分 メディアの読み書きを学ぶ必要性 2 批評文例 1 にならって 教科書のテキストを批判的に読む 教科書の本文 新聞の書評 ブックパラダイス ( 朝日中学生ウイークリー ) 批評文例 1 表現様式や文章の展開 文の成分の順序などを考え 批評文の形態に気付いて読んでいる 言語についての知識 理解 技能 書き手のものの見方や考え方を理解し 自己の経験や価値観と比較しながら自分の意見をもてるようになる 読む能力 記述の分析 記述の分析 批評文の書き方を整理する 対象の長所と短所を論じる 批評者の主張や価値観が伝わる 批評文の構想を練る 何を長所として論ずるか 何を短所として論ずるか それを通して何を主張するのか グループで構想を発表し合う 論ずる長所と短所のバランス 話題の取り上げ方は妥当か 批評者の主張は明確か 2

読解力 スキル指導上の留意点 情報の取り出し解釈 ( 教科書の本文 ) 文章の構成や展開を正確にとらえ 課題に即してテキストを読むことができる 各段落の役割をつかむ キーワードをおさえる 段落の内容は 各段落の最初の文から把握できることに気付かせる また 書く場合は 段落の最初にその段落の全体像を述べる方法があることにも気付かせる 情報の取り出し解釈 ( 新聞の書評 ) 本の書き手を批判した箇所があることに注目し 批評文の形態に気付くことができる 批評文例 1 ( 新聞の書評 ) ブックパラダイス ( 朝日中学生ウイークリー平成 18 年 7 月 2 日 ) 熟考 評価 ( 教科書の本文 新聞の書評 ) 表現 他のテキストを活用し 幅広い視点から教科書のテキストを吟味 評価しながら読み 観点を明確して表現することができる 自分が注目したり 考えたりしたいことを大切にしながら テキストを読ませる 3

学習内容評価時間テキスト評価規準評価方法 3 批評文例 2 を通して批評の構想を練り直し 教科書のテキストの批評文を書く 新聞の番組解説文 テレビの泉 ( 神奈川新聞 ) 批評文例 2 批判文の構想メモ 様々な文章を詳しく読み比較しようとしている 関心 意欲 態度 書き手の説明の仕方や説得の方法などをとらえ 書くことに役立てている 読む能力 記述の観察 記述の分析 学習活動予想される子どもの反応 批評 文と 紹介 文とを比較する 書き手の氏名が掲載されているか 長所や短所が論じられているか 書き手の価値観が伝わるかどうか 批評文の構想を練り直す 単なる非難になっていないか 一面的 独善的になっていないか 自分の価値観が伝わるかどうか 批評文を書く 生徒作品 4

読解力 スキル指導上の留意点 情報の取り出し解釈 ( 新聞の番組解説文 ) 批評 文と 紹介 文との違いに気付くことができる 熟考 評価 ( 新聞の番組解説文 批評文の構想メモ ) 表現 テキストの内容について 日常の経験や周囲の様々な情報と関連させながら 自分の考えをまとめ 表現することができる 批評文例 2 ( 新聞の番組解説文 ) テレビの泉 ( 神奈川新聞平成 18 月 10 月 4 日 ) 5

6 本単元の学習と 読解力 教科書のテキストの特徴光村図書 国語 3 所収の本テキストは 後半部分 ( 右図 文章構成 678) の構成を生徒につかませることが難しい面がある 特に 6 部分の表現 ( 右図 対句的表現 A B) と 7 部分の表現 ( 右図 対句的表現 a b) の意味 内容を理解させることが難しい面がある メディア社会を生きる の文章構成 1 普段かかわっているメディアの想起 ~40 頁 15 行目 2 メディアの定義と二つの働き ~41 頁 10 行目 3 きちんと学ばれてこなかったメディア ~42 頁 3 行目 4 メディアを学ぶ機運が高まった理由 ~43 頁 4 行目 5 前段のまとめと問題提起 ~43 頁 9 行目 6 メディアの読み書きの実際 ~45 頁 2 行目 7 身近なメディアによる発信 ~45 頁 16 行目 8 メディア社会の光と影 ~ 最後 本単元の学習のねらい本単元では 構成や意味 内容についての理解にとどまらず こうしたテキストの特徴を批判的に読むことを体験することで 批判的に読む力の育成を目指すものである メディア社会を生きる の対句的表現 A 現実をありのままに見せる窓 (43 頁 12 行目 ) B 編集された 理解されやすい物語を映し出す鏡 (43 頁 13 行目 ) a 物語の単なる乗り物 (45 頁 12 行目 ) b 物語体験 に枠組みを与える働き (45 頁 12 行目 ) 批評文を学ぶ意義 A:B=a:b という対応関係にある 説明的な文章の読解の場合 構成上の特徴が理解できてしまうと 過程の詳細を読み飛ばして結論のみに着目する生徒が出てくる場合がある 特に 書き手の主張をとらえることのみを重視した読解を続けている生徒には こうした読解傾向が顕著である また いったん書き手のものの見方や価値観に触れると 書かれていることを無批判に受け入れる傾向も見られる 情報化社会においては 多様な価値観を受容していく一方で 自らの体験や経験を大切にし 周囲の多様な価値観と向き合い より良いものの見方や考え方を追求しようとする姿勢が大切である そのため 根拠や展開を確認しながら情報を取り出し 解釈する力とともに テキストの内容や形式について熟考 評価する力をはぐくむ必要がある 批評文という形態は中学生には馴染みが薄いが 社会生活の中では普通に読まれたり書かれたりしており 学習したことを実生活に活用していくという側面からも 学ばせたい文章の種類の一つである 教科書の テキスト 批評の視点教科書の テキスト を批評する際に留意したいのは テキストの記述を批評の根拠とすることである その上で 自分の体験や一般的な価値観に照らして自分の主張を展開させるようにする必要がある 独善的な批判に陥りやすい読み方の例テキスト外の根拠を許容した場合には その批評の妥当 1 テキストの内容を正確に理解できていない 性や問題点の検証が難しくなり 唐突な意見や一方的な主 2 思い込みや拡大解釈をしている 張が飛び交うおそれがでてくるので注意が必要である 独 3 テキストの長所を見付けられていない 善的な批判に陥りやすい読み方として右のような例が挙げられる 右に挙げた メディア社会を生きる を批評する視点は 本単元の実践校での実際の学習で生徒が着目したものを 数の多い順に並べたものである 生徒作品 として示したものは 4の視点で書かれたものである メディア社会を生きる 批評の視点 1 後半部分の構成の理解の難しさに関するもの 2 比喩表現や対句的表現の難しさに関するもの 3 メディアの 影の部分 の具体例が少ないことに関するもの 4 メディアの 光の部分 という見方と異なる見方に関するもの いずれの場合も テキストの記述を根拠として示して論理的に批判する 6