はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 ) 25 年 ( 未就学児 )) < 平成 20 年 > 無回答 2.9% < 平成 25 年 > 無回答 %

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併せて 妊娠 出産 更年期など女性特有の生涯にわたる健康問題を気軽に相談できるよう 対 応を充実させる必要があります はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 横浜市利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 )

Ⅲ 各種施策及び事業の動向 第 1 妊娠 出産期から乳幼児期にかけての子育て支援 4 乳児健康診査 (1) 根拠法令等 母子保健法 厚生省児童家庭局長通知 仙台市乳児健康診査実施要領 (2) 制度の概要 事業目的 対象者 実施機関 一般健康診査 精密健康診査 乳児の心身の異常を早期に発見し, 早期に

3 母子保健事業の量の見込みと提供体制 1 安心して妊娠期を過ごし出産を迎えることができる 親になるための準備と産じょく期の支援 子どもや母親の健康の確保 (1) 母子健康手帳の発行 現状と課題妊娠 出産期から子育てまでの途切れない支援の出発点として 母子健康手帳の交付を保健師が行うことで 妊婦の健

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

会場対象者申込み方法 刈谷市保健セン初妊婦とその夫保健師 助産師 保育士電話または来所で予約ふれあい遊び 沐浴体験 妊婦体験 ハイリスク者向け事業 ( 多胎児 外国人 転入者対象 MCG 等 ) 名称時期 回数会場対象者申込み方法 マタニティサロン 広場等 名称フレッシュ ママクラスマタニティーサロ

Ⅰ 基本構想の策定 1 策定の趣旨魚津市では 平成 14 年から毎年 1 か所ずつ分娩施設の休業等が続き 平成 18 年 8 月には 市内には分娩できる施設がなくなりました 以来 魚津市民や里帰りされる方々は 止むを得ず市外で出産せざるを得ない状況となっていました この間 多くの市民からは 市内で安

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系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学

市町村名 岡崎市 窓口 岡崎市保健部健康増進課 住所 岡崎市若宮町 2 丁目 1 番地 1 電話 FAX URL

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

安心して育 子育てに自信 集計後設定 児ができる母が持てない母 親の増加 親の割合 父親の育児参加に満足する母親の割合 産後うつ病のリスクのある産婦の割合 子どもの健やかな成長のためには 母親が安心かつ自信を持って育児することが重要である 引き続き 育児不安の軽減や虐待予防に取り組む必要があり 健や

< 目次 > Ⅰ 基本構想の策定 1 策定の趣旨 2 基本構想の位置づけ 3 現状と課題 めざす姿 4 基本理念 5 基本方針 6 基本方針を実現するために 7 新施設のイメージ Ⅱ 各機能の概要 1 分娩できる施設 ( 産科施設 ) (1) 整備の背景 (2) 整備の概要 (3) 新生児への対応

保健師管理栄養士 窓口 電話 FAX メール 保健師 栄養士の会に分けることで よりきめ細かな内容になっている 就労している方にも参加しやすいように 土曜日開催日を設けている ハイリスク者向け事業 ( 多胎児 外国人 転入者対象 MCG 等 ) ティーンズママの会 ( 子ども ノーバディズパーフェク

9 ( ) 養育支援訪問事業 家族等から日中の家事や育児の支援が得られず また 育児ストレスや心身の疾病 養育力の不足などにより不適切な養育状態にあるため 養育支援が必要と認められる家庭に支援を行う事業です 児童虐待の予防の観点からも専門的知識や経験を有する者が相談や指導を行うとともに 養育支援ヘル

妊娠 出産 不妊に関する知識の普及啓発について 埼玉県参考資料 現状と課題 初婚の年齢は男女とも年々上昇している 第一子の出生時年齢も同時に上昇している 理想の子ども数を持たない理由として 欲しいけれどもできないから と回答する夫婦は年々上昇している 不妊を心配している夫婦の半数は病院へ行っていない

乳幼児健康診査について

横浜市育児支援家庭訪問事業実施要綱 制 定平成 17 年 5 月 20 日福子地第 126 号 最近改正平成 28 年 10 月 1 日ここ第 2713 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 児童福祉法 ( 法律第 164 号 昭和 22 年 12 月 12 日 ) 第 21 条の10の2 及び養

平成 28 年度施策評価シート 基本目標 1 みんなで支え合い 未来につなぐまちづくり 基本施策 3 多世代連携による子育て支援の充実 単位施策名称 1 子育て世代への重点支援所管部 施策の方向性 結婚 妊娠 出産 育児 ( 未就園児 ) の切れ目のない支援を行う仕組みづくりを構築し 結婚支援を含め

< E9197BF F6F8E5982C98AD682B782E98E E7B8DF42E786477>

9 ( ) 養育支援訪問事業 10 産婦健康診査 家族等から日中の家事や育児の支援が得られず また 育児ストレスや心身の疾病 養育力の不足などにより不適切な養育状態にあるため 養育支援が必要と認められる家庭に支援を行う事業です 児童虐待の予防の観点からも専門的知識や経験を有する者が相談や指導を行うと

1 現状と課題

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

課題 未婚化, 晩婚化の要因は, 個人の価値観のみではなく, 社会環境の変化も要因と考えられ, 未婚の約 9 割の若者は いずれは結婚するつもり と考えていますが, 実現できていない状況にあります 理想の子供数を実現できない理由は, 子育て 教育などの経済的負担, 育児の心理的 肉体的負担, 仕事へ

9 ( ) 養育支援訪問事業 家族等から日中の家事や育児の支援が得られず また 育児ストレスや心身の疾病 養育力の不足などにより不適切な養育状態にあるため 養育支援が必要と認められる家庭に支援を行う事業です 児童虐待の予防の観点からも専門的知識や経験を有する者が相談や指導を行うとともに 養育支援ヘル

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第2節 茨木市の現況

時期場面子ども自身の問題 乳 児 期 乳児訪問 1~2 か月訪問 乳児健診 (3~4 か月 7~8 か月 10 か月 ) 健診時に要チェック項目がある ( 体重増加が悪い 先天性の疾患がある等 ) 既往歴がある ( 硬膜下血腫 頭蓋骨骨折 ) 気持ちを苛立たせるような泣き声 あやしても泣き止まない


平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

スライド 1

赤ちゃんのために 出生届 生まれた日から 1 4 日以内に届け出てください 出生地 本籍地 住所地のいずれかの区市町村窓口で受け付けます 出生届 をご覧ください 帰島後訪問 出産後に帰島されたお子様の発育 栄養 生活環境 疾病予防等必要に応じて保健師が訪問し 相談を行います また 村の母子健康事業の

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

長野県プレスリリース 平成16年7月23日

多くの大学においては 新入生のオリエンテーション時やサークルの代表者に 未成年者の飲酒の防止と イッキ飲み 等過剰飲酒の禁止に関する指導や啓発が行われています また 平成 27 年度からは 県保健所 精神保健福祉センター等が中心となり 大学生向けのアルコール健康障害や適正飲酒の知識に関する出前講座を

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安心して子どもを産み 育てたいという希望をかなえるためには 子育てにかかる経済的負担の軽減のほか 晩婚化による出産に対する年齢上の課題への対応 市内で出産できる環境の整備 更なる保育サービスの充実など 複数の絡み合う課題の解決が必要である 図 1 理想とする子どもの人数 ( 平成 27 年度北広島市

系統看護学講座 クイックリファレンス 2013年7月作成

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

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Microsoft Word - P11~19第2部② 母子保健の現状

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基本標 2 子育てを楽しむことができる () 子どもの成長に応じた関わりができる (2) 気持ちにゆとりを持ち子育てができる エジンバラ産後うつ病質問紙票実施率 ( 5) 楽しく子育てしている割合 (.6 歳児 ) ( 6) 楽しく子育てしている割合 ( 7) 心と体が順調と答えた保護者の割合 (.

15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

厚木飛行場関連特定事業 ( 医療に関する事業 : 小児医療費助成事業 ) 綾瀬市早川 550 番地 本市においては 厚木飛行場の騒音下で暮らす市民が 結婚 出産を機に他の地域へ転出し 地域の活力が低下することを防ぐため 安心して子育てができる環境が求められている このため 本市の子育て世帯に対し 子

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

CQ2. 単胎児分娩後の高年初産婦において 母乳育児を推進するための産後 1か月までのケアは何か 希望する授乳方法を確認し 母乳育児に対するモチベーションが高まるように支援する 分娩様式にかかわらず出産当日からの母子同室ができるように支援する ただし 母親 の疲労状態に配慮しながらすすめることが必要

はぐくみ指標 指標項目現状値 子育てについて 楽しいと感じることの方が多い と答える保護者の割合 65.3%( 就学前児童 ) 58.3%( 就学児童 ) ( 注 1) 70% 朝食を毎日食べていない と答えるこどもの割合 7.6%( 小学生 ) 14.3%( 中学生 ) ( 注 2) 5%( 小学

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

2-3(2) 学校の教育力の向上 1. 学習環境の整備 子どもに質の高い教育を提供していくために 学びの森 を設置 運営する 学びの森 では専門的な指導員を配置し 1 教職員の研修体制の充実 2 学校と地域の連携協力の推進 3 児童生徒 保護者との教育相談を進める ティームティーチングによる学習支援

2 医師不足等に対応した地域における周産期医療の確保について 周産期医療に携わる医師の不足や偏在には 産科 産婦人科を専攻する医師が減少していること 小児科医師のうち新生児医療を専攻する医師が少ないこと 医師が限られた都市部の病院に集中しがちであること 小児科 産婦人科共に女性医師の割合が増加してい

5 出産支援交通費の助成申請書 定期的に健診を受け 健やかな妊娠期を送っていただくために1 回の妊娠につき1 回 健診のために医療機関等へ通院される交通費の一部を助成します 第 1 子または第 2 子の妊娠 10,000 円第 3 子以降の妊娠 20,000 円 ( 平 上平 利賀地域の方は上記金額

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

歯科中間報告(案)概要

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Microsoft Word - 【全体版】H30春 提言④

奈良市母子保健計画

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29母子専門部会資料

平成 30 年度子ども未来部の主な取り組みの概略について 重点的な取り組み 新規 拡充要素 妊娠 出産 子育ての切れ目のない支援 ( 少子化対策 ) 次期未来プラン策定開始 取り組みの内容 妊娠 出産 子育ての切れ目のない支援 ( 少子化対策 ) 佐世保市まち ひと しごと創生総合戦略が後半戦を迎え

豊川市民病院 バースセンターのご案内 バースセンターとは 豊川市民病院にあるバースセンターとは 医療設備のある病院内でのお産と 助産所のような自然なお産という 両方の良さを兼ね備えたお産のシステムです 部屋は バストイレ付きの畳敷きの部屋で 産後はご家族で過ごすことができます 正常経過の妊婦さんを対

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

45,000 ( 人 ) 40,000 乳少幼年児人人口口 35,000 < 世田谷区の人口の推移 > 世田谷区の総人口 児童人口ともに増加傾向にあり 特に乳幼児の増加が著しい <この 5 年間の人口の増減 ( 平成 22 年 27 年 )> 総人口 26,985 人増 0~5 歳の人口 4,904

平成 25 年度の県内の児童相談所が相談対応した被虐待児童の年齢構成を見ると 0~ 学齢前だけで全体の 41.6% を占めています 平成 25 年度被虐待児の年齢構成 ( 県 ) 中学生 11.9% 高校生 その他 7.1% 3 歳未満 20.3% 小学生 39.5% 3 歳 ~ 学齢前児童 21.

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地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

そのほか申請が必要なもの 期限 必要な物 記入した出生届 出生届 生まれた日から14日以内 健康保険の加入 日から14日以内 社会保険 5日以内 子ども医療費助成 児童手当 出生後できるだけ早く 子どもの健康保険加入後 出生証明書 出生届の用紙と一連で医師が記入 住民課 内海庁舎 福田出張所 国民健

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ

Microsoft Word - 02 H28肝炎対策推進基本指針改訂(溶け込み)

07佐渡

3 社会全体が支える力 を大きくするために Ⅲ-3-1 結婚 妊娠 出産 育児の切れ目のない支援の推進 施策体系 123

2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

整整合合 本計画は 第三次宜野湾市総合計画 ( 案 ) に則するものとして位置づけられます また 第 2 次宜野湾市男女共同参画計画 や他の関連する計画との整合性をもったものとして定めています 一方 本計画には母子の健康確保を盛り込むことが定められていることから 宜野湾市母子保健計画 は本計画に包含

計画の今後の方向性

今後の取組 1 切れ目ない妊産婦 乳幼児への保健対策地域で安心して子育てができるよう妊娠 出産 育児期における地域での切れ目のない支援が必要です それぞれの関係機関がより連携を密にし 親子に関わる情報を共有するなど切れ目のない支援が提供できる体制づくりとその強化が求められています 早期妊娠届 妊婦健

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

フィンランドの出産・子どもネウボラ(子ども家族のための切れ目ない支援) 1

今後の方向性 妊娠届出時に保健師が面接を実施し 不安や心配事が解決できるように相談に応じ 様々な育児支援やサービスについての情報を提供します また 子育てや親になることに夢や喜びを感じられるように 妊娠初期から必要に応じ 家庭訪問などを行い直接相談 支援を行います 妊娠初期の届け出を啓発し 無料の妊

Microsoft Word - 第1章~第5章.doc

子ポートめの1 安全で健やかな妊娠 出産への支援 (1) 母子の健康管理への支援 ア ) 妊娠中の支援 施策のねらい 母子の健康管理への支援 は 健康診査をはじめ 訪問指導や各種相談 安心して出産に臨むことができる環境づくり どもを安事故予防など様々な支援を行うことによって 妊娠 出産から乳幼児期に

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フィンランドのネウボラとは ネウボラの概要 ネウボラとは フィンランド語で アドバイス (neuvo) の場 (la) という意味です 妊娠 出産から子どもが小学校に入るまで切れ目なくサポートする総合的支援サービスで フィンランドには 800 か所以上の拠点があります 約 70 年前にフィンランドで

全域MAP 子育てのおでかけ幼稚園等保育所(園) 紹介子育て支援あるときに子育て中のための支援障害のあるの支援ひとり親小学校入学救急医療 ( 派遣時間は 1 日 1 回 3 時間以内 ) 市から委託を受けた介護保険事業所がご家庭にホームヘルパーを派遣します (1) 家事に関すること : 調理 洗濯


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京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

川 越 市 子 育 てガイドマップ

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第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

Transcription:

施策分野 2 出産 子育てがしやすく 子育てが楽しいと思える環境をつくる基本施策 5 生まれる前から乳幼児期の一貫した支援 1 現状と課題 妊娠 出産に関する正しい知識の普及啓発と相談支援 結婚年齢の上昇等に伴い 35 歳以上の高年齢で妊娠 出産される方の増加が続いています 35 歳以上の高齢出産の割合は 平成 15 年では 17.8% であったものが 平成 24 年には約 32.0% まで上昇し 出産する女性の3 人に1 人が高年齢で妊娠 出産しています 年齢が高くなるほど 妊娠や出産に至る確率が低下し 妊娠 出産に伴う健康リスクが高くなる傾向が明らかになっています また 特定不妊治療 ( 体外受精 顕微授精 ) を受ける方の数は年々増加しています このため 希望する妊娠 出産を実現できるよう 若い世代の男女に対して妊娠 出産に適した時期があり それを踏まえたライフプランを考えることなど 妊娠 出産に関する正確な情報が的確に提供される必要があります さらに 妊娠 出産に悩む方が地域で気軽に相談できるよう 不妊や不育に関する相談支援を充実する必要があります 加えて 予期しない妊娠や若年妊娠など 周囲に相談しにくい妊娠 出産の悩みを受け 適切なアドバイスや支援につなげる相談窓口 体制の整備が求められています 妊娠中から産後の切れ目のない支援 結婚 出産年齢の上昇傾向に伴い 親になる世代は 10 歳代から 40 歳代までと幅広くなっています また 自分の子どもが生まれて初めて赤ちゃんの世話を体験する人がこの 6 年間で 50.3% から 74.1% に増加し 4 人に3 人が初めての育児に取組む夫婦となっています このため 青少年に対して 子育て中の母親と乳幼児とのふれあいを通して命の尊さや子どもを産み育てることの素晴らしさを体験できる機会を提供することや 妊娠中から産後の子育てについてイメージをもち 産後の家事 育児の支援体制を準備できるよう支援することが課題となっています 妊娠中や出産後半年くらいまでの間に 子育てに不安を感じたり 自信が持てなくなる人が微増傾向にあります 親自身が子育てについて必要な知識や技術を学ぶ場の提供や産前産後の育児不安や負担が生じやすい時期に 保健師や助産師等の専門職によるアドバイスや家事 育児のサポートを行い 子育て負担の軽減を図り 安定した生活が送れるよう支援を充実させる必要があります 産後うつ病の発症頻度は約 10% と高く 発症した場合は母親の健康状態だけでなく 不適切な養育のリスク要因となる可能性があります 未婚 若年妊娠 低出生体重児や疾病や障害のある子どもを育てる家庭に寄り添いながら 子どもの成長発達を支援することが求められています 加えて 女性特有の妊娠 出産 更年期などの健康問題を気軽に相談できるよう女性の生涯に渡る健康相談を充実させる必要があります 67

はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 ) 25 年 ( 未就学児 )) < 平成 20 年 > 無回答 2.9% < 平成 25 年 > 無回答 272 0.9% ない 50.3% ある 46.9% ない 23,239 74.1% ある 7,863 25.1% 平成 20 年の調査は 18 歳から 49 歳の市民 (5,000 人 ) と 50 歳以上の市民 (5,000 人 ) を対象として N=31,374 おり 子どもがいない場合は これまでの赤ちゃんの世話の経験の有無を尋ねている 産科 周産期医療 小児医療の充実 小児科については 医師確保が困難なことを理由に救急を休止する病院があります 産科については 夜間の対応が困難であることや 医師の高齢化により分娩の取扱いを休止する医療機関があります また 分娩を取り扱う医療機関が減少する中で 周産期救急医療を担う病院において 正常出産を含む分娩が集中する傾向にあり 病院勤務医の負担が一層増大するなど 医師確保の支援や 産科 周産期医療 小児医療の充実が求められています なお 分娩を取り扱う施設の予約状況をホームページで情報提供しており 妊娠が判明する時期における分娩予約は可能な状況です また 多くの保護者が子どもの急病時などの対応に不安を抱えており 休日 夜間の小児救急に寄せるニーズは高い状況です 小児救急医療機関の適正利用や 家庭向けに子どもが病気のときの適切な対応等についての相談体制を拡充するとともに 小児救急医療体制の安定的な運用を行うことが求められています 68

2 施策の目標 方向性 1 妊娠 出産に関する正しい知識の普及啓発及び妊娠 出産に関する相談体制の整備を進めます 希望する妊娠 出産を実現できるよう 思春期から妊娠や不妊 出産に関する正しい知識を広く普及し啓発を進めます 妊娠や不妊 出産に関する悩みや不安をもつ人が気軽に相談できるよう 不妊 不育に関する相談体制や女性のための健康相談を充実します 様々な事情による予期せぬ妊娠等にかかわる問題を気軽に相談できるよう 妊娠 SOS 相談窓口 ( 仮称 ) を設置し 相談者一人ひとりの置かれている状況を丁寧に受け止めながら 妊娠から出産に至るまでの切れ目ない相談支援を進めます 妊娠中から産後の心身の不安定な時期に必要な支援が受けられ 安心して子どもを産み育てられるよう 妊娠届出時に看護職による面接相談体制を充実し 妊娠期から乳幼児期までの切れ目のない支援に取り組みます 2 安心 安全な妊娠 出産に向けた医療体制を確保します 安心して出産できる環境を確保するため 医療機関における産科病床の増床や助産所の設置等 また 産婦人科の医師確保について支援を行います あわせて 小児救急の適切な受診などの啓発 情報発信を実施します 母子ともに安心 安全な出産を迎えるため 妊婦健康診査の費用助成や 妊婦歯科健康診査を行うとともに 受診勧奨を行います 3 親子が地域で孤立せずに安心して育児ができるよう支援します 出産前から赤ちゃんのいる生活を想定し 産後の家事 育児支援体制を準備できるよう両親教室等を充実させます 保健師等の専門職による妊産婦 新生児 未熟児等を対象とした訪問指導や養育の支援を必要とする家庭に対する育児支援家庭訪問を充実させます 民生委員 児童委員などの地域の訪問員による こんにちは赤ちゃん訪問 を充実し 親子が地域で孤立せずに安心して育児ができるよう支援するとともに 地域で子育てしやすいまちづくりを推進します 4 産前産後のケアを充実させます 初めての子どもを育てる家庭等に対して 保健師や助産師等の専門職が家庭を訪問し 母と子の健康状態や育児の不安や悩みの相談や家族支援を行う新生児訪問を充実させます 産前産後の心身の負担や育児不安の生じやすい時期に 家事 育児の負担を軽減するためにヘルパーを派遣し子育て家庭を支援します 心身ともに不安定になりやすい出産直後の母子への心身のケア等を行う産後母子ケア事業に取り組み 乳幼児との関わりを具体的に支援することで 育児不安を早期に解消し 児童虐待の未然防止につなげます 69

5 産後うつの早期発見 支援に取り組みます 周産期医療機関と連携し 育児に影響を及ぼす産後うつを早期に発見し 支援につなぐ仕組みを作ります 産後うつに関する理解を促すため 妊婦やその配偶者等に対して うつ病についての知識 気づき方 対処方法などに関する正しい知識の普及啓発を進めます 指標指標妊娠届出者に対する面接を行った割合第 1 子出生数に対する新生児訪問を行った割合 直近の現状値 91.5% 79.9% 目標値 (31 年度末 ) 95.0% 95.0% 70

3 主な事業 取組 毎年度の事業費については 財政状況等を踏まえ 予算編成において決定します 妊娠 出産に関する知識の普及啓発 相談支援の充実大学等と連携した妊娠や不妊出産に関する正しい知識の普及啓発等を行います また を 不妊や不育に関する相談 の拡充や 予期せぬ妊娠等にかかわる問題を気軽に相談できるよう 妊娠 SOS 相談窓口 ( 仮称 ) を設置します さらに 妊娠届出者に対する面接や女性のための健康相談を行います 不妊不育相談 不妊治療費助成事業不妊治療のうち 高額な治療費がかかり 医療保険が適用されない特定不妊治療 ( 体外受精 顕微授精 ) について 経済負担の軽減を図るため 治療費の一部を助成します また 不妊や不育に悩む方に対して 不妊治療等に関する正確な情報提供や相談者が個々の状況に応じて対応を自己決定できるよう支援するため 不妊 不育専門相談を行います 特定不妊治療費助成件数 5,667 件 6,000 件 妊婦健康診査事業 第 5 章に5か年の量の見込み 確保方策を記載母子ともに安心 安全な出産を迎えるため 妊婦健康診査を定期的に受診することができるよう 費用の助成や受診勧奨を行います 受診回数 372,490 回 ( 年間延べ ) 363,852 回 ( 年間延べ ) 歯科健康診査事業妊娠期の歯科疾患を早期発見 早期予防し 母体と胎児の健康の保持増進を図るため 妊婦歯科健康診査を行います また 乳幼児の歯科疾患の早期発見 予防し 子どもの健全な発育を図るために 乳幼児歯科健康診査及び歯科相談を行います 13 歳児でむし歯のない者の割合 2 妊婦歯科健診受診者数 186.0% 29,779 人 188.7% 211,880 人 71

母子保健指導事業母性の保護及び乳幼児の健康の保持 増進を図るため 妊娠届出者に対する母子健康手帳の交付 妊産婦 新生児 未熟児 乳幼児等に対して 妊娠 出産 育児に関する保健指導や訪問指導を行い行います 第 1 子の母子訪問率 79.9% 95% 産科 周産期病床の拡充 健康福祉局 市民が安心して出産できる環境を整備するため 産科病床の設置促進や周産期救急病院の体制強化などを通じて 出産できる施設や 妊娠中に急変した場合などに対応できる医療機関の確保に取り組みます 25 年度実績 周産期救急連携病院 :9 病院 ( 平成 26 年 4 月現在 ) 小児救急拠点病院事業 健康福祉局 小児科医による 24 時間 365 日の小児救急医療を実施する医療機関を 小児救急拠点病院 として位置づけ 安定的な運用を行います 25 年度実績 小児救急患者受入件数 :31,281 件 小児救急拠点病院 :7 病院 ( 平成 26 年 4 月現在 ) 小児救急に関する相談体制の充実 健康福祉局 子育て家庭の不安を解消し 適切な受診を勧めるため 小児救急に関する電話相談体制を確保します 25 年度実績 相談件数 :61,872 件 小児医療費助成事業 健康福祉局 安心して子どもを育てられる環境づくりのひとつとして 小児医療費の一部を助成することにより 子育て家庭の経済的負担の軽減を図ります また 0 歳児から中学校卒業までの小児が医療機関で受診した場合 保険診療の自己負担額を助成します 25 年度実績 対象者数 ( 小学 1 年生まで ):202,515 人 受診件数 :3,751,533 件 こんにちは赤ちゃん訪問事業 第 5 章に5か年の量の見込み 確保方策を記載地域の訪問員が生後 4か月までの乳児がいるすべての家庭を訪問し 育児情報の提供や養育者の話を聴くことにより育児不安の軽減を図り 支援が必要な場合は保健師等の支援につなげます また 地域の訪問員と親子が顔見知りになることで 日常的な交流のきっかけを作り 子どもを地域で見守るまちづくりを推進し児童虐待の予防につなげます 1 訪問件数 2 訪問率 126,409 件 285.9% 124,100 件 291.5% 72

産前産後ヘルパー派遣事業家事 育児のサポートを必要とする妊婦及び出産後 5か月 ( 双子以上の場合は1 年 ) 未満の子育て家庭を対象に ホームヘルパーを派遣して 子育て負担の軽減を図り 安定した生活が送れるよう支援します 1 利用者数 2 派遣回数 1560 名 25,649 回 1725 名 27,250 回 産後母子ケア事業産後の心身ともに不安定になりやすい産後 4か月未満の時期に 家族等から産後の支援をうけられない方で かつ 育児不安等が強く支援を必要とする方を対象に 助産所等で 産後母子デイケア や 産後母子ショートステイ サービスを提供し 心身の安定と育児不安を早期に解消し 児童虐待の未然防止につなげます 1 産後母子デイケア利用人数 2 産後母子ショートステイ利用人数 123 人 266 人 1340 人 2980 人 育児支援家庭訪問事業 第 5 章に5か年の量の見込み 確保方策を記載不適切な養育や児童虐待を防止するため 育児不安等を抱える家庭に継続的に訪問等をすることで 安定した養育が可能になるように支援します また 乳幼児健康診査の未受診者の状況把握を行い 必要な支援を行うとともに 育児不安や育児困難を抱える養育者を対象に 自分に合った子育ての方法を学び 安心して育児ができる親支援プログラムを行います 1 家庭訪問実施回数 2 ヘルパー実施回数 14,135 回 ( 年間延べ ) 21,137 回 ( 年間延べ ) 16,614 回 ( 年間延べ ) 22,500 回 ( 年間延べ ) 産後うつ対策産科及び精神科医療機関と連携し 育児に影響を及ぼす産後うつを早期に発見し 支援につなぐ仕組みを作ります また 妊産婦やパートナー 家族など周囲の人が産後うつに気づき 適切な対応ができるよう 産後うつに関する理解を促進するための啓発を進めます 73