様 心臓の手術を受けられる方へ 手術は月日 ( ) : です このパンフレットでは 手術のために準備する物や 術後の合併症を予防するための練習について説明します なにか丌明な点や心配な点がありましたら 遠慮なくお尋ね下さい 4B 病棟説明看護師 ( ) 平成 26 年 3 月 10 日改訂
Ⅰ. 同意書について医師が手術の説明を行う際にお渡しします 手術前日までに記入し 署名の上医師または看護師にお渡しください Ⅱ. 準備するもの 1 階の売店で購入できます ご自宅にすでにある物は 新たに購入される必要はありません 手術前日までにご用意ください 看護師が確認に伺います 浴衣 2~3 枚 バスタオル 2~3 枚 タオル 2~3 枚 歯ブラシ 歯磨き粉 ひげそり コップ 吸い飲み 前開きテープタイプの紙おむつ 尿取りパット お尻拭き 石鹸またはボディソープ 入れ歯入れ ( 入れ歯がある方 ) 箸 スプーン 呼吸機能訓練用品 コーチ Ⅱ (3675 円 ) 胸部固定帯 手術後 胸骨保護のために 3 か月間程度使用します 購入前に胸囲を測定させていただきます 固定帯は 2 種類ありますので お好きな物を購入してください 固定帯 1: バストバンドアッパー 固定帯 2: クオリブレス お値段 1260 円 (S)1365 円 (M) お値段 10800 円 1470 円 (L)1575 円 (LL) (S)84cm ~(L)108cm 利点 安価 洗濯が容易 利点 固定が強い 欠点 締め方によって固定力が 前にあるハンドルで痛みが 丌安定 調整できる 肩バンドがありずれにくい 欠点 高価 洗濯しにくい バストバンドアッパーは タオルを巻いた上に使用していただいています 測定はタオルで巻いた上から行います (M:77~97cm L:95~115cm LL:113~133cm)
* 手術前日までに 手術後すぐに使う必要のない物 ( お花 飾り物 雑誌等 冷蔵庫内の物 ) はお持ち帰りください * 手術当日は集中治療室に移動いたします 荷物はまとめておいてください 尚 集中治療室内は感染予防のため 生花は持ち込み禁止になっております Ⅲ. 全身麻酔について全身麻酔は眠っている状態で手術を行います そのため 痛みを感じません * たばこを吸う方は手術をすると痰の量が多くなり 大変辛い思いをいたします 手術 1 週間前から禁煙してください * 手術の前日までに 麻酔科の医師による診察 麻酔について説明があります Ⅳ. 手術前日 ( 月日 ) 時間 行う事 その他 注意事頄 午前 切毛 髭剃り 手術部位の消毒がきちんとできるように 医師の指示の範囲の切毛を行います 同時にへその掃除もします 腹部の手術もされる場合は 感染予防のために念入りに掃除します シャワー浴爪切り体重測定 処置前に看護師が説明に伺います シャワー浴ができない方は 看護師が身体を拭かせていただきます 午後 荷物整理 盗難が増えております 貴重品はご家族にお預けください 麻酔科医 手術室看護師訪問 麻酔や手術について説明に伺います 何か質問等がありましたら 遠慮なくお尋ねください 18:00 夕食夕食後から 21 時まで 水は飲んでもかまいません 21:00 消灯後禁飲食寝る前に緩下剤を内服していただきます 就眠時の内服又 医師より追加の薬が処方される可能性があります これより飲食はできません 夜眠れない時はお申し出ください
Ⅴ. 手術当日 ( 月日 ) 出棟時間 ( 時分 ) 時間行うことその他 注意事頄 起床後 禁飲食 飲食はできません 冷蔵庫内の飲食物は片付けてください 術前の薬 洗面 身につけている物をはずす 貴重品の保管 更衣 医師の指示により 内服を追加調整する可能性があります その際は 看護師が説明いたします 洗面後は化粧やクリームは使用しないでください 入れ歯 眼鏡 指輪 かつら ヘアピンなどはずせる物はおはずしください 貴重品は ご家族にお預けください テレビカードは抜き取り ご家族にお預けください 手術用の服に着替えます 当日朝 看護師がお部屋にお持ちいたします : 移送用ベッドへ移動 手術室へ出棟 看護師が移送用ベッドをお持ちいたします それまでに トイレをお済ませください 移送用ベッドで手術室までお送りします ご家族の方も一緒に 手術室入り口までご案内いたします
Ⅵ. 手術後手術後 集中治療室に入ります 手術後はこのような状態になります 1 2 3 胃管 挿管チューブ 動脈圧ライン 胃の内容物を外に排出したり 胃の圧を抜くための管です 鼻から胃まで入っています 手術中より 口から気管にチューブを挿入し 人工呼吸器を使用して呼吸を管理します 挿入されている間はお声が出せません 左右どちらかの手首に管を留置します 動脈の圧を測定するためのものです 専用の固定具を使用して固定する場合があります 4 中心静脈カテーテル ( スワンカ ンツカテーテル ) 5 6 末梢点滴 尿バルーン 心臓の動きを測定するために首に留置します 手術後に必要な点滴をするためにも使用します 手術後に必要な点滴をします 手術後 排尿を管理するため 膀胱に管を留置します また 体内の温度を測ることもできます 7 ドレーン 8 ペーシングワイヤー 手術部位にたまった液を排出します 太いチューブが 1~2 本入っています 場合により 一時的に心臓の動きを助けるために体外式のヘ ースメーカーを使用することがあります その為 ヘ ースメーカーを繋ぐワイヤーが入っています
手術後の全身状態に関する注意点 * 管はどれも大切なものです 場合により了承を得た上で一時的に抑制をさせていただく可能性があります 事前に説明いたします * 各ラインは手術後の患者様の状態に応じて 抜去します * 痛みは我慢せず お申し出ください * 呼吸管理のための挿管チューブが抜けた後 飲水が可能かどうかテストを行ってから飲水が再開となります 全身の状態にもよりますので 医師の指示に従いながらお手伝いさせて頂きます * 同じ姿勢で長時間寝ていることで 床ずれなどを生じることがあります 枕を使って左右交互に向きを変える必要があります 看護師がお手伝いします * 手術翌日以降 医師の指示により心大血管リハビリテーションが始まります
< 正中切開手術を受けられた方への注意点 > 胸に左右非対称の力をかけるような動き 胸を広げるような動きは胸骨の治癒を妨げます 術後 6 週間は控えましょう 避けたほうがよい動き 身体を大きくねじる 片手だけ肩より大きく上げる 重いものを持つ 両肩を後ろに引いて胸をそらすなど 両手を対称に肩より上に上げることや 左右が対称でなくても肘が肩より上がらない動きは問題ありません Ⅶ. 手術前にすること手術を成功させ 術後の経過をよくするために 術前に次のようなことを行います 1. 術前検査内容や方法については その都度医師または看護師が説明します 2. 深呼吸の仕方手術後は 痛みなどで呼吸が浅くなることで 一時的に身体の中に酸素が行き渡らなくなる可能性があります そのため 深呼吸をして全身により多くの酸素が行き渡るようにします また 深呼吸をすることによって気持ちが和らぐこともあります
3. 腹式呼吸の練習手術後 胸の創により胸が膨らむ呼吸法 ( 胸式呼吸 ) では創の痛みにより十分に呼吸できない可能性があります そのため 手術前から創のないお腹を膨らます呼吸法 ( 腹式呼吸 ) を練習しましょう 術後の肺炎予防にもつながります 練習方法 1 回に 30 回ほど 1 日 3~5 回行ってください 1 ベッドの上に仰向けになります 2 手を胸とおなかに片方ずつのせます 3 鼻から空気を吸い込みおなかを膨らませます このとき 胸があまり動かないことを確かめます 4 口をすぼめ ゆっくり息を吐き出し おなかをへこませます また ヘビースモーカーや痰の多い方 肺疾患の既往がある方 高齢者 肥満者などは呼吸器合併症を起こす可能性が高くなります 医師の指示により術前から専用器具を使用して練習することがあります 詳細は事前に説明いたします 4. 排痰の練習手術後は全身麻酔 挿管の影響で痰が増えますが 傷の痛みにより十分に痰が出せなくなることが多いです 術後の肺炎予防にもつながりますので 手術前から練習して排痰のイメージをつけておくことが大切です 練習方法 1 両手で創部をかばうように胸の前で腕を組みます 2 小さな咳を数回して のど元あたりまで痰をあげます 3 痰が上がってきたら 最後に大きな咳をして痰を出します 5. そのほか深呼吸の仕方 排痰の練習 手術後の上手な起き上がり方など 詳しい方法については 手術前に理学療法士が説明に伺います
Ⅷ. ご家族の方へ 1. 手術当日 * 手術時間の 30 分前までには病棟にお越しください * 手術中は手術室の家族控え室でお待ちください * 貴重品は必ず携帯してください * 手術後 患者様は集中治療室に入ります 2. 集中治療室での面会 病状説明について集中治療室内では患者様の容態 治療 看護を最優先とさせていただくため 次のことをご承知ください 1) 面会時間平日 : 午後 3 時 ~ 午後 8 時土 日 : 午後 1 時 ~ 午後 8 時 1 面会は近親者のみに限らせていただきます 212 歳以下のお子様のご面会はご遠慮ください 3 お入りいただけるのは 1 度に 3 人までで時間は 15 分以内でお願いします 4 手術直後の面会時間は医師より連絡があります 5 手術翌日の 8:00~8:30 頃病状説明 面会がありますので 病棟ロビーでお待ち下さい 2) 面会の方法 1 面会票ご記入の上 スタッフステーションの看護師に声をおかけください 2 患者様に必要な物品以外の荷物は最小限にお願いします 3 感染対策のため マスク着用をお願いいたします ご持参ください 又 入り口に備え付けの 手指消毒液 を使用し 手指消毒にご協力下さい 4 医療機器類 チューブ類には触れないよう お願いいたします 5 集中治療室内では お静かにお願いします 3) その他 ( 手術後より数日 ) 1 病状の説明は医師 ( 主治医または担当医 ) が行います ご希望の方は事前に医師の日時の都合を確認いたしますので 担当看護師にご相談ください 2 電話での病状問い合わせはご遠慮願います 3 治療上 ご家族の来院を待たずにお部屋の移動をする場合があります あらかじめご了承ください
4 ご家族の都合で面会に特別な事情がある場合につきましては 事前に医師 看護師にご相談ください 5 面会時 丌足物品の補充と洗濯物の交換をお願いします 洗濯依頼 レンタル着をご希望の方は看護師にお伝え下さい 3. ご家族へのお願い手術を受けるということは ご本人にとってもご家族の方にとっても 一大事であると思います ご本人はご本人なりに ご家族の方はご家族の方なりに 手術の事やその後の事を考えると丌安や戸惑いで複雑な気持ちになるのでないでしょうか ご本人にとって ご家族の方の温かい気持ちは心の支えとなり 何よりも励ましになると思います ご丌明な点や心配な点がありましたらいつでも医師 看護師にお尋ねください ご家族の方とご本人が一体となって 手術を受け退院し 1 日も早く社会復帰できるようにスタッフ一同お手伝いさせていただきます Ⅸ. 手術後 退院に向けて 1. より早く 安心して社会復帰をしていただくため 手術前 手術後に理学療法士の指導のもとリハビリを行っていきます 詳しくは 理学療法士より説明がありますが 次のページに簡単な内容を記載していますので参照ください 2, 退院が決まったら 退院前に担当医より退院後の生活の説明があります 3, 栄養士より 栄養指導があります ご本人 ご家族の方の希望の日時をご相談させていただきます 4, 概算 手続きの方法は退院前日に看護師より説明いたします 5, 入院生活や退院後の生活に関わることや 心配な点がありましたら医療福祉相談室をご紹介いたします 医師または看護師に声をおかけください
心大血管リハビリテーションについて < 心臓リハビリテーションの目的 > * 心臓の手術をした方は 手術する前の体力を取り戻す * 日常生活の注意点を理解し 少しでも不安のない生活を送る * 残された心臓の機能を十分に配慮し 可能な限りの体力の増進を図る * ご自分の適切な活動量を体得していただく < 内容 > 医師の運動処方をもとに 心電図 血圧をみながら運動を行います 運動の内容は個人の運動能力や体力に応じた内容で行っていきます リハビリ室ではストレッチ エルゴメーター ( 自転車 ) 整理体操を行っていきます < 場所 > * はじめはベットサイドから開始します * 医師の指示が出れば 1 階のリハビリテーション室で 15 時 ~16 時に行います < 用意していただきたいもの > * 運動しやすい服装 * 室内用運動靴 * 靴下 * タオル * お水スポーツドリンク ジュース お茶 コーヒーは塩分 糖分 カフェインが含まれるので避けたほうがよいでしょう 身体の具合が悪い場合 いつもと違った症状がある場合は 運動前にお申し出ください