脱退一時金受給にあたってのご案内 2007.1.10 改定 このたび あなたは当基金 ( サンヨー連合厚生年金基金 ) を脱退されましたので お支払させていただきます 基本年金 及び 脱退一時金 についてご案内させていただきます 下記の説明をよく読んで 別添の 基本年金及び加算給付 ( 脱退一時金 ) 選択申出書 により当基金へお申し出ください 基本年金について 1. 基本年金のお取扱いについて基本年金については 連合会移換者に該当される場合 と 連合会移換者に該当されない場合 とでお取扱い方法が異なります ( 注 ) 連合会とは 企業年金連合会の略名 企業年金連合会は厚生年金基金に加入していた期間が短い方に対して その厚生年金基金に代わって年金の支払を行うため厚生労働大臣の認可を受けて設立された法人です 連合会移換者とは 次のいずれかに該当する方を言います 1 加入員期間が 10 年未満かつ 55 歳未満で加入員資格を喪失した方 2 加入員期間が 10 年以上 15 年未満 又は 55 歳以上 60 歳未満の方で連合会移換者となることを希望される方 ( 脱退一時金相当額を連合会に移換し将来 通算企業年金 として受給することに同意した場合 基本年金も同時に移換されます ) 2. 連合会移換者に該当される場合基本年金の支給義務が基金から 企業年金連合会 ( 以下 連合会 と言います ) に引継がれ 将来連合会より年金が支払われます 連合会から支払われる年金につきましては 連合会への引継ぎ完了後 連合会より送付される 年金の引継ぎのお知らせ にてご確認ください 3. 連合会移換者に該当されない場合年金の支給開始年齢に達したとき 又はそれ以前に老齢厚生年金の受給権を取得されたときに 基金から基本年金が支払われます 脱退一時金について 1. 脱退一時金のお取扱いについて ポータビリティ制度のご案内 ポータビリティ制度 とは 転職等があった際に 企業年金に積立てていた年金資産( 脱退一時金相当額 ) を転職先の企業年金制度に持ち込むことができる制度です 年金資産 ( 脱退一時金相当額 ) を転職先に持ち込まない場合は 転職毎に細切れの退職金を受給する事になりますが 年金資産 ( 脱退一時金相当額 ) を転職先に持ち込むことにより 働いていた期間を通算した年金受給が可能となり 老後の所得保障が図られます ポータビリティ制度は 再就職先企業が実施する企業年金制度毎に取扱いが異なりますので 表 1 参照 再就職時に再就職先の事業主にご確認ください 1
企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 当基金の 脱退一時金 には 全事業所対象の 基礎加算部分 と一部事業所対象の 第 1 第 2 加算部分 があります 表 1 脱退一時金のお取扱いについては 下表の区分に応じ次の選択肢があります 再就職先企業の企業年金制度 厚生年金基金 確定給付企業年金 ポータビリティ制度導入状況 ( : 導入 : 非導入 ) 区分 2 2 1 2 企業型確定拠出年金 1 企業年金制度なし - 3 企業年金制度とは 厚生年金基金 確定給付企業年金 企業型確定拠出年金 を言います 企業型確定拠出年金については ポータビリティ制度の導入が義務付けられています 厚生年金基金間のホ ータヒ リティについては基本部分の権利義務承継が必要で区分 2の取扱いとなります 区分 1 再就職先企業の企業年金制度でポータビリティ制度を活用できる場合 選択肢 a 退職時に脱退一時金を受給する選択肢 b 退職時に脱退一時金を受給せず 再就職先の企業年金制度へ脱退一時金相当額を持込む 1 選択肢 c 退職時に脱退一時金を受給せず 連合会へ脱退一時金相当額を持込む 区分 2 再就職先企業の企業年金制度でポータビリティ制度を活用できない場合 選択肢 a 退職時に脱退一時金を受給する 選択肢 b 退職時に脱退一時金を受給せず 連合会 1 へ脱退一時金相当額を持込む 2
脱退一時金区分 3 再就職先企業に企業年金制度がない場合 再就職をしなかった場合又は国民年金の第 1 号被保険者になった場合も含みます ( ア ) 個人型確定拠出年金の加入者になった場合選択肢 a 退職時に脱退一時金を受給する選択肢 b 退職時に脱退一時金を受給せず 連合会 1 へ脱退一時金相当額を持込む選択肢 c 退職時に脱退一時金を受給せず 個人型確定拠出年金 ( 国民年金基金連合会 ) 2 へ脱退一時金相当額を持込む ( イ ) 個人型確定拠出年金に加入しない場合 選択肢 a 退職時に脱退一時金を受給する 選択肢 b 退職時に脱退一時金を受給せず 連合会 1 へ脱退一時金相当額を持込む 1: ここでいう 連合会 とは 企業年金連合会 のことです 企業年金連合会への脱退一時金相当額の持込みは 連合会移換者のみ可能です 通算企業年金制度概要等について詳しくは 企業年金連合会ホームページ http://www.pfa.or.jp/ で確認ください 2: 個人型確定拠出年金 ( 国民年金基金連合会 ) の制度概要等については 5. 個人型確定拠出年金 ( 国民年金基金連合会 ) の制度概要等について をご参照ください 上記選択肢を勘案の上 時に次のいずれかの取扱いを選択ください ( 注 1) ( ア ) 速やかに脱退一時金を受給する ( イ ) 速やかに脱退一時金相当額を連合会へ持込む ( ウ ) ポータビリティ制度の活用を検討し より1 年経過後には 脱退一時金相当額を連合会へ持込む ( 注 2) ( 注 1) 時に選択を行わなかった場合は 上記 ( ウ ) を選択したものとみなします ( 注 2) 連合会へ脱退一時金相当額を持込む場合の申出はより1 年です連合会へ脱退一時金相当額を持込まず 脱退一時金を受給する事も可能です 脱退一時金の取扱いの選択肢 ポータビリティ制度活用確定給付企業年金 脱退一時金の受入を規定している場合に限り ホ ータヒ リティ制度の活用が可能 基本年金は加入員期間により 将来企業年金連合会又は基金から支払う 企業型確定拠出年金 全ての企業型確定拠出年金制度でホ ータヒ リティ制度の活用が可能 基本年金は加入員期間により 将来企業年金連合会又は基金から支払う 個人型確定拠出年金 ( 国民年金基金連合会 ) 別記 5 参照 再就職先に企業年金制度がない場合に限り ホ ータヒ リティ制度の活用が可能 基本年金は加入員期間により 将来企業年金連合会又は基金から支払う 企業年金連合会 別記 4 参照 基本年金の支給義務を企業年金連合会へ移換する場合に限り ホ ータヒ リティ制度の活用が可能ホ ータヒ リティ制度脱退一時金受給活用せず 基本年金は加入員期間により 将来企業年金連合会又は基金から支払う 3
2. ポータビリティ制度を活用する場合の申出基金の 日から1 年 または 再就職先企業の企業年金制度の 加入資格を取得した日から3ヶ月 のいずれか早い日までに基金にお申出ください 申出経過後は 原則ポータビリティ制度は活用できません また ポータビリティ制度による脱退一時金相当額の移換事務が終了しない間に 基金の基本年金の受給権を取得 ( 下図 < 例 4>) された場合にもポータビリティ制度は活用できませんのでご留意ください なお 連合会へ脱退一時金相当額を持込む場合の申出は 基金の 日から1 年 になります 日は退職日の翌日となります ( 例 : 退職日 H18.9.30 日 ) ポータビリティ制度を活用する場合の申出 < 例 1> と同時に再就職先の企業年金制度の資格を取得した場合 及び H18.12.31 < 例 2> から 6 ヶ月後に再就職先の企業年金制度の資格を取得した場合 H19.4.1 H19.6.30 < 例 3> から 10 ヶ月後に再就職先の企業年金制度の資格を取得した場合 H19.8.1 H19.10.31 < 例 4> から 6 ヶ月後に基金の基本年金受給権を取得した場合 H19.4.1 基本年金受給権取得 H19.8.1 H19.10.31 3. 脱退一時金受給時の税制退職に伴いした方が脱退一時金を受給する場合は 退職所得 扱いとなり その年度における退職手当の収入金額から 勤続年数に応じて計算される退職所得控除額を控除した額の1/2が退職所得の金額となり 他の所得と分離して課税され 支払者において源泉徴収されます 4
4. 企業年金連合会の制度概要 手数料 連絡先企業年金の年金通算センターとして 原資を移換することにより年金の給付を受けることや 再就職時に原資を就職先に移換することが出来ます 年金額 2.25% の予定利率で年金額が算出され その他運用実績により配当を加算給付原則 65 歳から年金又は一時金として受取ることができます手数料脱退一時金の移換時に 脱退一時金額に応じた手数料が控除されます 連絡先企業年金連合会年金サービスセンター年金相談室電話 03-5366-2666 ホームページ http://www.pfa.or.jp/ 5. 個人型確定拠出年金 ( 国民年金基金連合会 ) の制度概要等について確定拠出年金とは 拠出された掛金が個人毎に区分され掛金とその運用益の合算額をもとに給付額が決定される年金です 厚生労働省の指定を受けた国民年金基金連合会にて運営されます (1) 加入資格 日本国内に居住している20 歳以上 60 歳未満の自営業者とその家族 自由業 学生など国民年金の第 1 号被保険者 60 歳未満の厚生年金保険の被保険者 ( 国民年金の第 2 号被保険者 ) ただし 企業型確定拠出年金 厚生年金基金 確定給付企業年金 適格退職年金などの企業年金制度を行っている企業に在籍し その年金制度の対象となっている従業員の方は加入できません (2) 特徴ポータビリティ 個人型確定拠出年金加入者が企業型確定拠出年金を実施している企業に転職した場合は 年金資産を企業型確定拠出年金に持込むことが出来ます 掛金 月額 5,000 円以上 1,000 円きざみで限度額まで拠出できます 限度額国民年金第 1 号被保険者 :68,000 円国民年金第 2 号被保険者 :18,000 円給付 原則 60 歳から年金又は一時金として受け取ることができます 運用指図 加入者が指定した運用商品の中から選択し 運用指図をします 手数料 加入時 2,000 円 毎月の掛金の内から100 円 その他運営管理機関等の手数料 詳細は 国民年金基金連合会のホームページ等をご参照ください ホームページ :http://www.npfa.or.jp/ TEL:03-5411-6129 お問い合わせ先 サンヨー連合厚生年金基金 570-0087 大阪府守口市梅町 1 番 13 号 TEL(06)6993-6700 FAX(06)6998-4030