H2711 市民農園講習会資料 ( 春井 ) ホウレンソウ ( 法蓮草 )( アカザ科 ) ホウレンソウはもともと涼しい気候を好みます 秋の彼岸を過ぎてから種をまくと じっくり育ち栄養分が多くなります また 酸性の土を嫌います 少なくとも種まきの 2 週間前までに石灰を入れ 土づくりをします 葉ネギと混植すると コンパニオンプランツになります 1. 地ごしらえ 2 週間前に 1 m2あたり堆肥 3kg 苦土石灰 150g を全面に散布してよく耕す 1 週間前に 1 m2あたり化成肥料 100g を全面に散布してよく耕す 2. 種まき 1 ホウレンソウの種子は皮が硬く 特に高温では発芽しにくい 一晩水に浸けておくと発芽しやすくなる また ネイキッドシード という種皮を取り除いた種も売られているので それを使ってもよい 2 発芽がそろうように 板切れを使って土の表面を滑らかにし 10cm 間隔でまき溝をつける ( 深さ 1 cm 幅 2 cm程度 ) 種子が重ならないように 5~10mm 間隔ですじまきし 覆土する (1cm) 3 土と種子が密着するように板などでしっかり鎮圧し たっぷり水やりする 3. 育て方発芽したら 込み入っているところから間引きして株間を拡げ 本葉が 6~7 枚の頃に株間 10cm にする 間引き後 条間 ( すじ蒔きの間 ) に追肥をしておく 間引いた株はおひたしや 汁の具に使える 高さが 20cm ほどになったら 順次抜き取って収獲する < 施肥の目安 > 堆肥 スコップ1 杯 : 2kg 苦土石灰 1 握り :40g 化成肥料 1 握り :30g 1つまみ : 2g p. 1
H2711 市民農園講習会資料 ( 春井 ) 覆土するタネ 覆土しないタネ 普通 植物の発芽に必要なのは 空気 ( 酸素 ) 水分 温度といわれています ( 例 : もやし ) しかし なかには光があったほうが発芽が促進されるものがあります これを好光性 ( こうこうせい ) 種子 ( しゅし ) といいます 好光性種子 シソ セロリ ニンジン ミツバ キクナ インゲン レタス ゴボウ ツケナ etc. < こぼれでダネ勝手に増えていく > 〇好光性種子は非常に細かい種子が多く 播種する時は覆土をせず まいた後 上から薄く土をまいたり 敷きわらをします そうすると適当に光が届き 発芽がそろいます タネをまいた後 トイレットペーパーやティッシュペーパーで上から覆うと 適当な光量となり 水やりの時 タネが流れにくくなります それらはそのうち水に溶けて土に戻ります 反対に光に当たると発芽しにくくなるものもあります これを嫌 ( けん ) 光性 ( こうせい ) 種子 ( しゅし ) といいます 嫌光性種子 ダイコン タマネギ ネギ ニラ カボチャ スイカ トマト ナス etc. 〇嫌好性種子は まき穴やまき溝をつくり タネをまいてからしっかり覆土します 注意 タネが発芽するとき光があった方が発芽が促進されるタネを好光性種子と呼び 反対に光に当たると発芽が抑制されるタネを嫌光性種子と呼びますが この中間で光の影響を全く受けない中間性のタネも存在します p. 2
H2711 市民農園講習会資料 ( 池田 ) 冬野菜の管理 手入れ 苗の植付け 11 月が植え付け適期の野菜には エンドウ ソラマメ イチゴ タマネギなどがあります エンドウ ソラマメとイチゴについては 9 月 タマネギについては 10 月の資料に詳しく書きましたのでそれらをご覧下さい これらの野菜の植え付けは本格的な寒さが到来する 12 月中旬までには終えたいものです というのも 本格的な寒さが到来する前に株の根張りをよくしておくと寒さに対する抵抗力が高まるからです 防寒対策レタスやキクナなどは寒さにやや弱く 強い霜に当たると葉先が褐変する事があります そのため 11 月下旬頃から不織布をかけたりビニルトンネルをすると霜による傷みを軽減できます トンネルは密閉すると晴天の日中には気温が上がり過ぎることがあり 夕方から朝方にかけてはトンネル内が多湿になりやすいので注意しましょう 小さな孔のあいたフィルムを使うとこのような心配はありません はくさいは結球上部をひもやわらでくくっておくと結球内部の葉先が傷みにくく防寒対策になるとともに 畑での保蔵もできます 枯死した地上部の刈り取り冬野菜ではありませんがアスパラガス ショウガ ミョウガなどは茎全体が黄色くなれば 地面から 5cm ほどのところで切り取って捨てます 切り取った茎葉は病害防止の点からすき込みは避けた方が無難です 適期の収穫収穫適期を過ぎてからの期間が長すぎるとダイコンは根にスの入る事があります ス入りは一種の過熟現象で 気象条件や品種にもよりますが 1 月中旬以降に目立ち始めます 遅くまで畑に置いておきたい場合はスが入りにくい品種を選ぶとともに 極端な多肥栽培は慎みましょう 病虫害株の措置線虫 しろさび病 アブラナ科の根こぶ病 モザイク病などの被害が一部の市民農園でみられるようです いずれも薬剤を使っても完全に防除することは難しいやっかいな病害虫です 被害株は周辺の健全株への感染源になり 翌年以降の汚染源にもなります 被害株を見つけたときは地下部も含めできるだけ早くほ場外部へ持ち出して廃棄しましょう 地下部に症状が出る線虫や根こぶ病は地下部の持ち出しが病害虫の拡大を p. 1
H2711 市民農園講習会資料 ( 池田 ) 防ぐ第一歩ですので 可能な範囲で根も除去しましょう 秋から春にかけて栽培する野菜は白菜 大根 かぶら 水菜 小松菜などアブラナ科の野菜が主になります いずれも根こぶ病にかかりますので発生株を見つけたらなるべく早くに廃棄しましょう 10 月の相談内容から重要と思われる質問についてあらためて説明します 1. オケラの防除オケラは植物の根やせっかく播いた種子などの植物性物質や みみずなどの小動物を食べる雑食性の害虫です 土に水分のある場所を好み 土の乾燥には弱いです 1 土表面近くで見つけやすい 4-5 月 9-10 月の耕耘時に捕殺する 2 収穫残渣などを山積みにして放置しない 水をやりすぎない 3 一部の野菜では ダイアジノン粒剤 5 の農薬登録があります 2. たまねぎのべと病対策たまねぎべと病は 15 前後のやや低い気温条件で多湿時に多発します たまねぎのべと病菌は次のしろさび病菌と同じく植物の生きた細胞 組織からの養分供給がないと増殖できない菌です しかし 休眠胞子は土中で 10 年以上生存することが知られていますので発生したほ場での連作は禁物です 1 栽培管理による発生の抑止高畝栽培などを行い過湿にならないように注意する 発生した区画での連作は避ける 密植は避ける 2 農薬による防除登録のある農薬には ランマンフロアブル プロポーズ顆粒水和剤 リドミル MZ 水和剤などがあります 発生初期に発症部分に丁寧に薬剤を散布して防除します 3. アブラナ科野菜のしろさび病対策風通しが悪く葉の表面近辺の空気湿度が高い 葉が水滴で濡れる 窒素肥料の過剰施肥 などで発生が助長されます 1 栽培管理による発生の抑止栽培密度を高くし過ぎない 頭上灌水を避ける 窒素の適正施肥量を守る 2 農薬による防除すべてのアブラナ科野菜というわけではありませんが ランマンフロアブルなどの登録農薬があります しろさび病菌は植物の生きた細胞 組織からの養分供給がないと増殖できない菌で 発生初期に葉の裏側の菌を洗い流すように丁寧に防除します p. 2
H2711 市民農園講習会資料 ( 池田 ) 農薬散布により葉が長い間濡れているとかえって発生が助長されることがあるので夕方には葉が乾くように注意します 4. 収穫時にタマネギが分球していた 定植時の苗が大きすぎて苗の段階で既に分けつしていたためです その主因は過度の早播きです 品種ごとの播種適期を守りましょう 近年は温暖な年が多いため それぞれの品種ごとの播種適期の中では遅めの播種が良い様です また 苗の植付け直後から窒素肥料が効き過ぎると分球が助長されます 過度の窒素施肥を避けましょう 5. 余った種子の保存はできるか 除湿剤 乾燥剤とともに密閉可能な容器に入れ冷蔵庫で保管すると保存できるものがあります 種子の寿命が短い野菜 (1-2 年 ): タマネギ ネギ ニンジン ミツバなど 種子の寿命が中程度の野菜 (2-3 年 ): エダマメ エンドウ ソラマメ スイートコーンなど 種子の寿命が長い野菜 (4-5 年 ): アブラナ科の野菜など容器内の湿度が低いほど長期保存が可能です 採種条件や品種による変動もある様です 6. キクナの芽が出ない キクナはもともと発芽率が低い野菜です 発芽能力のある種子が発芽しなかった原因として 2 つの可能性が考えられます 1 土の乾燥発芽能力のある種子が発芽するためには 適正な温度 土壌水分 酸素が必要です 相談者の区画はやや乾燥気味に管理されていましたので 水分が十分でなかった可能性があります 2 光発芽性キクナは発芽に光を必要する野菜の一つで 播種時の覆土が多すぎると発芽しにくくなります 発芽に光が必要な野菜 :: キクナ レタス ミツバ ゴボウ シソなど 光が必要でない野菜 : トマト キュウリ ナス ダイコンなど 発芽に光が必要な野菜では播種時の覆土は僅かとします 十分に水やりをしているにもかかわらず播種から 5-7 日経過しても発芽しない場合は 早急に再播種をした方がよい場合が多いです p. 3
H2811- 市民農園講習会資料 ( 春井 ) ソラマメ ( 空豆 蚕豆 )( マメ科 ) 原産地 : アフリカ北部 ソラマメは紀元前 5000 年頃から作物として利用されていた世界で最も古い作物のひとつといわれています ソラマメはタネまき後 5 以下の低温に遭うと花を咲かせます そのため秋にタネをまきます 本葉 5 枚の幼苗は寒さに強くマイナス 5 でも耐えます しかし 早まきして大苗になっていると冬越しが難しくなります まき時は 10 月中 ~ 下旬です 鳥の害を考えて育苗ポットで育苗する方がいいでしょう 1. 種まき 1 育苗ポットに 1 粒ずつまく おはぐろ とよばれる黒い部分を斜め下方向に土にさし込みタネの尻部が少し地上にのぞくぐらいの浅植えにする 2 タネまき後 土とタネが密着するようにたっぷりと水をやる 2. 地ごしらえ 12 週間前に 1 m2あたり苦土石灰 100g を全面に散布して深く耕す ( 育苗ポットでタネまきした 3~4 日後 ) 21 週間前に 1 m2あたり堆肥 3kg 化成肥料 100g を入れて耕す 3 畝を立て上面を平らにならしておく 3. 植え付け本葉が 2 枚になったら植え付け適期 ( タネまき後 約 17~18 日 ) 1 植え付け間隔は 40~50cm と広めにする 2 植え付ける時 周囲から土を寄せるようにして株元を軽く押さえ たっぷり水をやる 本葉 5~6 枚で冬越しに入る 4. 管理春になって生育が盛んになり 株元から枝分かれしてきたら生育の良い 5~6 本を残し 他は摘み取る この時 1 株あたり かるくひと握りの肥料を施し 土寄せしておく 草丈が 70cm 以上になると倒れやすくなるので刈り取る 先端に咲く花は実がとまらないことが多いので 刈り取っても差し支えない また アブラムシが先端によく付くので 被害の防止にもなる p. 1
H2811- 市民農園講習会資料 ( 春井 ) 5. 収穫上向きになっているサヤが下を向き 背筋が黒くなって光沢が出てきたら適期 ( 施肥の目安堆肥 : スコップ 1 杯 :2kg 苦土石灰 1 握り : 約 40g 化成肥料 1 握り : 約 30g かるく 1 握り : 約 20g) 上向きになっているサヤが下を向き 背筋が黒くなって光沢が出てきたら適期 ホウレンソウ ( 法蓮草 )( アカザ科 ) ホウレンソウはもともと涼しい気候を好みます 秋の彼岸を過ぎてから種をまくと じっくり育ち栄養分が多くなります また 酸性の土を嫌います 少なくとも種まきの 2 週間前までに石灰を入れ 土づくりをします 葉ネギと混植すると コンパニオンプランツになります 1. 地ごしらえ 2 週間前に 1 m2あたり堆肥 3kg 苦土石灰 150g を全面に散布してよく耕す 1 週間前に 1 m2あたり化成肥料 100g を全面に散布してよく耕す p. 2
H2811- 市民農園講習会資料 ( 春井 ) 2. 種まき 1 ホウレンソウの種子は皮が硬く 特に高温では発芽しにくい 一晩水に浸けておくと発芽しやすくなる また ネイキッドシード という種皮を取り除いた種も売られているので それを使ってもよい 2 発芽がそろうように 板切れを使って土の表面を滑らかにし 10cm 間隔でまき溝をつける ( 深さ 1 cm 幅 2 cm程度 ) 種子が重ならないように 5~10mm 間隔ですじまきし 覆土する (1cm) 3 土と種子が密着するように板などでしっかり鎮圧し たっぷり水やりする 3. 育て方発芽したら 込み入っているところから間引きして株間を拡げ 本葉が 6~7 枚の頃に株間 10cm にする 間引き後 条間 ( すじ蒔きの間 ) に追肥をしておく 間引いた株はおひたしや 汁の具に使える 高さが 20cm ほどになったら 順次抜き取って収獲する ( 施肥の目安堆肥スコップ 1 杯 :2kg 苦土石灰 1 握り : 約 40g 化成肥料 1 握り : 約 30g 1 つまみ : 約 2g) ミズナ [ 水菜 ]( アブラナ科 ) ミズナは 水だけで栽培できるのでこの名前がつけられました 冬の低温に遭うと糖分が葉に集積して葉色が淡くなります また 低温条件でじっくり育てると やわらかくて甘くなります 葉色が濃いと硝酸塩濃度が高く えぐみがあり 糖度も低くなるので甘くありません 元肥をやらずに栽培した方がいいです ハクサイやキャベツと違い 穫り遅れの心配がなく長期間利用できます 1. 地ごしらえ 12 週間ほど前に 1 m2あたり苦土石灰 100g を全面に散布しよく耕す 21 週間ほど前に 1 m2あたり堆肥 3kg を入れてよく耕す * 元肥の肥料は入れない p. 3
H2811- 市民農園講習会資料 ( 春井 ) 2. 種まき 1 株間 30cm で 4~5 粒ずつ点まきし 5mm ほど覆土する 2 種が流れないように注意して たっぷり水やりする 3. 育て方 1 発芽したら本葉 1~2 枚の頃に 2 本にする 2 本葉 3~4 枚になったら 1 本にする 3 種まきから 1 ヶ月後をめやすに株間に油粕か ぼかし肥料を 1 m2当り 1 握り施し 土となじませる 4 さらに 3 週間ほどしたら同じように油粕かぼかし肥料を 1 握り施し 土となじませる ( 肥料は施さなくてもよい ) 4. 収穫 下葉の色が薄くなったら収穫適期 大株の場合は 1kg にもなる 密植栽培にして小株穫りする方法もある スジまきし 数回間引きして株間が 5cm ほどにする 草丈が 30cm ほどになれば収穫適期 株間が混み合いシャキシャキした食感になりサラダとして利用できる この場合は無肥料 ( 施肥の目安堆肥 : スコップ 1 杯 :2kg 苦土石灰 1 握り : 約 40g 化成肥料 1 握り : 約 30g 1 つまみ : 約 2g) p. 4
晩秋から初冬の栽培管理 H2811 市民農園講習会資料 ( 池田 ) 11 月に入ると気温も次第に下がってきます さつまいもや落花生をまだ収穫していない場合は中旬頃までには収穫してしまうようにします 8 月から 9 月にかけて植えつけたり播種した秋野菜はこれから収穫期を迎えます 来春に収穫するいちごやたまねぎなどは植え付けの時期になります さつまいもや落花生の収穫 まだ収穫していない場合は晴れた日に収穫します さつまいもは寒さに弱いので 11 月中旬には掘り終えます 掘り上げた後は 2-3 日陰干ししてから付着している土をざっと落とした後に新聞紙で包んで発泡スチロールの箱など保温性のある容器に入れておくと室内でかなり長い間保存できます 時々箱を開けて中の水分を取り除きます 水洗いすると貯蔵性が低下するといわれているので保存する場合は食べる前に洗うようにします 9 以下の低温で保存すると苦みが出たり腐ったりしやすくなります 13 以上の温度が確保できるのであれば 2 か月程度貯蔵すると収穫直後よりも甘みが増すことが知られています 貯蔵による甘みと肉質の変化 ( 千葉県資料 ) p. 1
H2811 市民農園講習会資料 ( 池田 ) さつまいもの貯蔵炭水化物はでんぷんで 掘りたてよりも数日乾燥させてから食べる方がおいしいと言われています さつまいもを収穫したらいもがほとんどとれなかったがなぜかという質問がよくあります その原因として主なのは以下があげられます 1 前作の肥料が残っていた日当たりが良い場所でいもがとれなかった場合 大半の場合で土中の肥料が多すぎたためです さつまいもを植えつける前の作の窒素肥料が土中にかなり残っていたといえます さつまいの植え付けを予定している区画は前年の秋作から施肥量をやや減らし窒素肥料が少ない状態にしておきます 2 日当たりが悪いさつまいもは日当たりを好む作物です 1 日に 4 時間以上直射日光が当たる場所が好ましい栽培場所です 3 土が固い土が固いと根の肥大が悪く 最悪の場合は収穫皆無ということもあります 栽培していなかった場所は土が固くなっていますので 植え付け前によく耕起して土を膨軟にしておく必要があります これは他のいも類や根菜類にも当てはまります 落花生は遅くまで畑におくと収穫時に莢が茎から離れやすくなって収穫の手間がかかるので 11 月中旬までには収穫したいものです 収穫したての落花生を殻付きのままで塩ゆでしたおいしさを味わえるのは家庭菜園の醍醐味の一つといえるでしょう 収穫直後は苦みやえぐみを感じることがありますが その時は数日陰干しすると和らいだ味になります p. 2
秋野菜の管理 H2811 市民農園講習会資料 ( 池田 ) 早生品種を適期に植えつけ生育が順調に進んでいれば 11 月には収穫が始まります 晩生の品種を栽培している場合はこれから結球 ( はくさい キャベツなど ) 根の肥大 発蕾 ( ブロッコリ カリフラワー ) が始まります 生育状況を観察し 必要があれば追肥を与え 生育を促します 気温の低下にともなって害虫の活動も低下していきますが ハイマダラノメイガ ( シンクイムシ ) アオムシ ヨトウムシ カブラヤガ ( ネキリムシ ) コガネムシなどの幼虫の食害が見られたらなるべく早く防除します ハイマダラノメイガやアオムシが寄生すると中心部の芽が被害を受け結球不良などをおこすことがあるので注意します 寒さに当たると植物は葉などに糖を蓄積して低温による凍結を防ぐ防御反応を示します 秋冬野菜が寒さに当たると甘みを増すのはこのためです 来春に収穫する野菜の植え付け 来春に収穫するいちご たまねぎ えんどう そらまめなどの野菜の植え付け適期になります たまねぎ えんどう そらまめは 10 月の資料でくわしく説明しましたのでそれを見て下さい いちごやたまねぎを植えつける時は深植えにならないように気をつけます また いちごはランナーの親株側の反対側に花芽ができる性質があるので 2 列植えにする場合はランナーの親株側が内側になるように植えると果実が通路の外側になり 収穫しやすくなります 1 列植えでも株の向きを揃えると一方向に実がなり収穫が容易になります 親株側 ここに花が咲き実がなる p. 3
連作障害を回避するため H2911 講習会資料 ( 春井 ) 原則として 同じ仲間 ( 科 ) のものを続けて栽培しないおもな野菜の分類 *( 双 ): 双子葉植物 ( 単 ): 単子葉植物 ( 双子葉植物と単子葉植物の組み合わせは 連作障害を凌ぐことができる ) < 双子葉植物 > キク科レタス サラダ菜 エンダイブ チコリ フキ ゴボウ アーティーチョーク キクナナス科ナス トマト ミニトマト ピーマン トウガラシ ジャガイモシソ科シソ ラべンダー ハッカヒルガオ科サツマイモ クウシンサイ ( エンツァイ ) セリ科ニンジン パセリ セリ アシタバ ミツバ ウイキョウ ( フェンネル ) コリアンダー( パクチー ) ウリ科キュウリ ニガウリ ( ゴーヤ ) スイカ メロン ヘチマ ヒョウタン マクワウリ ユウガオ トウガン カボチャ ズッキーニ ハヤトウリアオイ科オクラ モロヘイヤマメ科エンドウ ソラマメ インゲン ササゲ ダイズ アズキエダマメ ラッカセイ ( ピーナッツ ) シカクマメバラ科イチゴアブラナ科ダイコン カブ コマツナ チンゲンサイ コールラビ シロナ カラシナ ハクサイ キャベツ ブロッコリー カリフラワー ケール ミズナ ツケナ ( 漬菜 ) 類アカザ科ホウレンソウ フダンソウ ( スイスチャード ) ビートツルムラサキ科ツルムラサキタデ科ルバーブ メタデ ソバ < 単子葉植物 > サトイモ科オモダカ科ヤマイモ科ショウガ科ユリ科イネ科 サトイモ ハスイモ ヤツガシラクワイヤマノイモ ナガイモショウガ ミョウガネギ タマネギ ワケギ アサツキ ニンニク ニラ ラッキョウ リーキ ユリネ ( 根 ) アスパラガストウモロコシ
H2910( 安堂 ) 11 月から 12 月にかけての管理作業 野菜名栽培管理作業 ダイコン 収穫が近いため湿害のないように排水を良くしておきます 先月の資料にありましたが 9 月上旬の播種では 11 月から収穫が始まります ただ 長く収穫しないままにしておくと実にスが入りますので順次収穫して下さい 11 月中だと収穫期間は 2 週間前後を目安にしてください ハクサイ 早生 中生 晩生の違いがありますが 9 月中旬までの苗定植では 50 日 ~70 日後の 11 月中旬から収穫が始まります ハクサイの頭を押さえて硬いようであれば巻いていますので順次収穫した方がいいでしょう アオムシなどは寒くなると巻いている葉の中で生息をするため 葉の中を見て虫の糞や食害を確認して駆除してください レタス 品種にもよりますが 9 月中旬に苗を定植すると 11 月上旬から収穫が始まります あまり長く収穫しないと下葉が黄化 腐敗しますので順次収穫して下さい ナメクジなどは巻いている葉の中で生息をするため 葉の中を見て虫の糞や食害を確認して駆除してください タマネギ 10 月講習会のおさらいになります 定植時期は 11 月上旬 ( 極早生 ) から 12 月 ( 中早生 ) 苗はエンピツ程度の苗の太さで 株間 条間 12 15 cmぐらい 定植時は十分に水をやります 追肥は 半月後 1 月中下旬 2 月中下旬の 3 回で 50g/m² 程度. 施肥の目安 ( 堆肥 : スコップ 1 杯 :2kg 苦土石灰 1 握り : 約 40g 化成肥料 1 握り : 約 30g 1 つまみ : 約 2g) P. 1