仕事 ( 受注 ) の流れ 施主 ( せしゅ ) 監理 もとうけそうごうゼネコン : 建設会社 ( 元請け 総合 ) 設計会社 設計図 意匠図 鉄骨製作 FAB : 鉄工所 ( 製図 製作 運搬 建方 ) ( ファブリケーター ) 製作図を依頼 施工図 図面作図 リンテック 一般図 加工図 詳細図 原寸 南京林鉄工 リンテックベトナム -P.01-
リンテック業務内容 1. 設計図を把握 2. 一般図作成 : アンカープラン伏図 ( ふせず ) 軸組図 ( じくぐみず ) 継手詳細図 ( つぎてしょうさいず ) 修正 承認 提出 チェックバック 承認後作成 FAB: 鉄工所 提出 チェックバック 3. 詳細図作成 : 本柱詳細図 ( ほんばしらしょうさいず ) 大梁詳細図 ( おおばりしょうさいず ) 小梁詳細図 ( こばりしょうさいず ) 間柱詳細図 ( まばしらしょうさいず ) 修正 承認 承認後作成 4. 加工図 ( かこうず ) 5. 原寸作業 ( げんすんさぎょう ) 提出 FAB: 鉄工所発注 製作 -P.02-
建築の各構造 もくぞう 木造 あーるしーぞう RC 造 鉄筋コンクリート造 えすぞう S 造 鉄骨造 えすあーるしーぞう SRC 造 鉄骨鉄筋コンクリート造 S: スチール ( 鉄骨 ) R: 鉄筋 C: コンクリート 建築用語 どうぶち 胴縁 : 壁の下地 もや 母屋 : 屋根の下地 ねだ 根太 : 床の下地 本柱 : 建物の大切な骨組みとなる柱 間柱 : 梁の補強の柱 大梁 : 柱と柱をつなぐ梁の事 ALC : 既製品の壁 ( 壁の種類 ) 小梁 : 梁と梁の間ををつなぐ梁の事 ベース : 鉄骨の柱脚部に溶接される水平鋼板のこと 図面に表示されるマーク G : 大梁のことを表す BL : ベースライン ( ベースの高さの線 ) B : C : 小梁のことを表す 本柱のことを表す GL : グラウンドライン ( 地面の高さの線 ) P : 間柱のことを表す FL : フロアライン ( 床の高さの線 ) SL : スチールライン ( 鉄骨の高さの線 ) RFL : ルーフライン ( 鉄骨の一番上の高さの線 ) -P.03-
H 型鋼 うちのり 内法 フィレット 梁成はりせい (WEB の高さ ) デップス (D) 表サイズ 裏サイズ H-300x150x6.5x9 H-298x149x5.5x8 ボルト he p p p he h : e : p : he: 端明 ( はしあき ) エンド ピッチ へりあき ガセット PL h e BH H 形鋼の種類 ロール H ( 既製品 ) H 鋼 ビルト H BH フランジ ウェイブの厚みが PL サイズとなります ハイパー H ( 外のり ) -P.04-
H 型鋼フランジの継手 h p p 平行二列 千鳥外列 hpppp 2 1 he g g1 p g2 he he 3 p he 平行四列千鳥内列 he p p he h p p hp 4 ppp g1 p p g1 g2 g2 he he ( フランジ幅 ) ゲージ (g) h : e : p : he: 端明 ( はしあき ) エンド ピッチへりあき 1 1 1 1 1 1 3 4 100 g=60 125 g=75 150 g=90 175 g=105 200 g=120 250 g=150 300 g1=150 g2=230 2 400 g1=140 g2=320 -P.05-
山型鋼 ( アングル ) 等辺アングル 刃 ゲージ L-50x50x4 g=30 R 背 g L-65x65x6 L-75x75x6 L-90x90x7 etc g=35 g=40 g=50 不等辺アングル L-100x75x7 etc g=55 55 100 ゲージ g ゲージ 75 チャンネル型鋼 みぞ型鋼 [-100x50x5x7.5 etc 軽みぞ型鋼 L[-150x75x4.5 etc リップみぞ型鋼 C-100x50x20x2.3 etc -P.06-
ボルトの形と種類 ハイテンションボルト ( 高力ボルト ) トルシア型 M-16 M-20 M-22 M-24 六角高力ボルト 中ボルト M-12 M-16. 孔あけのサイズはボルトのサイズ +2mm アンカーボルト. 孔あけのサイズはボルトのサイズ +5mm ボルトの長さの決め方 H.T.B トルシア型 M-16 余長 25mm 中央 GJ60 端部 H-600x200x11x17 H-600x200x11x17 40 60 410 6040 10 200 40 40 120 200 使用箇所数 32 箇所 2G1 2GB RGB M-20 M-22 M-24 30mm 35mm 40mm 600 80 440 80 40 170 80 40 10 ( 端部 ) ( 中央 ) 40 40 120 6@60 =360 120 600 いっしゃににゅう 1 捨 2 入 2 捨 3 入 4 捨 5 入 スプライス備考 H T B 外 FSPL-12x200x410 24-M20 F 内 2PL-12x80x410 L=70 14-M20 W 2WSPL-9x170x440 L=60 17+12+12+30=71 => L=70 11+9+9+30=59 => L=60 * メッキの場合は +5mm( ワッシャーの厚み ) -P.07-
鋼材の材質について -1 コラム材質 ( 建築構造用鋼管 ) 角型鋼管 STKR400 厚み x2 コラム BCR295 厚み x2.5 BCP235 BCP325 厚み x3.5 コラムのフィレットの決め方 BCR( ロール成形角形鋼管 ): 鋼帯を一回, 円形に成形し シーム部を溶接したものを角形に成形します BCP( プレス成形角形鋼管 ): 厚板の鋼管の角になる部分をプレース成形し シーム部を溶接します 溶接部 BCR( ロール成形 ) 溶接部 BCP( プレース成形 ) (2 シーム溶接 ) 溶接部 -P.08-
鋼材の材質について -2 溶接部 BCP( プレース成形 ) (1 シーム溶接 ) H 鋼の材質 いっぱんこうぞうようあつえんこうざい 一般構造用圧延鋼材 SS400 ようせつこうぞうようあつえんこうざい 溶接構造用圧延鋼材 SM490A SM490B SM490C SN400A けんちくこうぞうようあつえんこうざい 建築構造用圧延鋼材 SN400B SN400C SN490B SN490C C 型鋼の材質 いっぱんこうぞうよう 一般構造用 SSC400 丸パイプ いっぱんこうぞうようまるがたこうかん 一般構造用丸型鋼管 STK400 -P.09-
ダイアフラムの厚みの決め方 通しダイアフラム 接続する梁フランジ最大厚みの2サイズアップとする かつ柱厚み以上 内ダイアフラム 接続する梁フランジ最大厚みの 1 サイズアップとする PL-25( 通しダイアフラム ) ダイアミミ 目違い寸法 3 梁サイズ H-450x200x9x14 PL-19( 内ダイアフラム ) 3 梁サイズ H-500x200x10x16 目違い寸法 柱サイズ -400x400x25 PL 厚みの基準 1.2 1.6 2.3 3.2 4.5 6 40mm 以上の場合は +5mmピッチで厚くなります 45mm 以上の場合はプレート (PL) の材質は TMCP325C です 9 12 16 19 22 25 28 32 36 40 -P.10-
溶接について 名称記号 1. すみ肉溶接 2. 完全溶け込み溶接 フルペネ (F.P) 3. 部分溶け込み溶接 パーシャル (P.P) 開先 (35 ) 工場溶接 ルートキャップ 現場溶接 裏当て金 FB-9x25 改良型 スカラップ 改良型スカラップ R=35mm と 10mm の複合型スカラップ スカラップ =R35 スカラップ =R10 -P.11-
ハンチについて -1 通しダイアを入れた時にダイア-ダイア間が狭く 柱パネルが短く生成出来ない時に FLGレベルを変えてダイアレベルを調整することをハンチ ( ウェブハンチ ) と言います 上 FLGハンチする場合もあります ハンチには 切り開きハンチ と BHハンチ があります パネル長さ こうばいひりつ勾配比率 b さんかくこうばい 三角勾配 1 5 a=bx5 ( ハンチ距離は 1/5 程度とする ) 本来はこの位置に通しダイアが入れたいが 柱 ( パネル ) 長さが短すぎる為 生成出来ない また 梁が柱と外面合わせの場合 下 FLG は柱の R 部と干渉する為に溶接不可となります この様な場合に 柱との溶接を避けて下 FLG は通しダイアフラムと取合いにします 溶接不可 -P.12-
ハンチについて -2 きりひらき 切り開きハンチ 梁ウェブを切り開いて 空間部分に PL を溶接します 溶接します 三角 PL FLG 曲げ位置 BH ハンチ 3 枚プレート (PL) を溶接して BH 仕口を作成します FLG 曲げ位置部には補強の為に リブ PL を入れます リブ PL にはフル WEB タイプと三角リブタイプがあります 設計図及び FAB の指示によります フル WEB 三角リブ -P.13-
接合の種類 -1 1. 剛接合 スプライス PL 取合い フィラープレート 梁の中央部と端部で厚みが違う場合にスプライスを入れると段差が出来ます その隙間を埋める PL のことをフィラー PL と言います 1mm 以下の場合はフィラー PL 不要です 2. 飛行機梁 梁に溶接とする スチフナー スチフナー スチフナー 3. ピン接合 一面せん断 シングルシャー ( ボルト ガセット使用 ) -P.14-
接合の種類 -2 4. 振れ止め PL ふれどめ 振れ止め PL 間柱にピン接合梁との取り合い部 振れ止め PL はガセット PL と同厚同材質 0 振れ止め PL と梁フランジの目違い不要 リブ 0 ガセット PL 振れ止め PL 5. 現場溶接 フランジ現場溶接 ( ノンブラケット ) 6. ブラケット + 現場溶接 溶接 上側に下地等の取り合いがありスプライス + ボルトが 使えない時などに 現場で溶接します 上 FLG のみ現場溶接の場合もあり 溶接 7. 二面せん断 ダブルシャー (WEB ガセットプレートとスプライス接合 ) 梁 WEB と同厚 同材質 ( サイズ UP の場合はフィラー PL 必要 ) 8. ブラケット + 二面せん断 ブラケットを出して WEB のみ 2 面せん断取合い -P.15-
接合の種類 -3 ざくつどめ 9. 座屈止め 小梁取り合いの一種 梁 - 梁間で斜めに入る形になる 寸法 ( ポイント ) は指示による 寸法 ほうづえ 10. 方杖 梁取合い時の補強材 ( アングル 2 アングルなど ) 補強材は小梁側に取り付けて運搬します 現場で補強材を回転して親梁と接合します 下の表は回転して干渉しない寸法例 フランジ幅 A 寸法 ( 例 ) 運搬時 200 155~ 取付け時 とじ孔 ( とじ PL) 2 アングルの場合 250 300 350 180~ 205~ 225~ A 400 240~ 11. FLG 切り欠き 梁を納める為に 下 FLG を切り取ること ( ガセット形状によります ) かたば 片刃落とし りょうば 両刃落とし 10~20 10~20 10~20 ガセット PL と干渉しない様にガセット端から 10~20mm 程度クリアを取ります -P.16-
縮尺について 図面の種類 使用する縮尺 アンカープラン 伏図 軸図 1/50 1/100 1/150 1/200 基準図 1/10 1/20 1/30 詳細図 1/20 1/30 部分詳細図 1/1 1/2 1/3 1/5 1/10 枠のサイズ 1/1 A1 594 ( 原寸 ) 841 1/30 594x30=17820 841x30=25230 -P.17-
デッキ受け材 * 嵩上げ材 ( かさあげざい ) コンクリート 2FL デッキ受け L 材 T 材 PL 材 デッキ受け 嵩上げ 嵩下げ デッキプレート 敷き込み方向 支点方向 -P.18-
すじかいブレース ( 筋交い ) 補強度 1. H 鋼ブレース 強 2. アングルブレース 3. 丸棒ブレース (JIS ターンバックルブレース ) 弱 丸棒ブレース (JIS ターンバックルブレース ) 溶接 ターンバックル 溶接 羽子板 丸棒ブレース 羽子板 ブレース中央取り合い部 かめのこう亀の甲 -P.19-