資料 -8 平成 22 年度第 3 回北陸地方整備局事業評価監視委員会 砂防事業の再評価説明資料 黒部川水系直轄砂防事業 平成 22 年 11 月北陸地方整備局
目次 1. 黒部川流域の概要 (1) 黒部川流域の概要 1 (2) 主要な土砂災害 3 (3) 土砂災害の危険性 6 2. 事業の概要 (1) 事業の経緯 7 (2) 整備状況 8 (3) 実施中の主要事業 9 3. 今後の方針 (1) 整備方針 11 (2) 中期目標に対する事業の進捗状況 11 (3) 中期目標に対する事業計画 12 4. 事業の投資効果 (1) 被害想定 13 (2) 砂防事業の主な効果 14 (3) 費用便益比 17 5. コスト縮減の取り組み 21 6. 事業を巡る社会情勢 (1) 地域の開発状況 22 (2) 地域の協力体制 23 (3) その他 24 7. 対応方針 ( 原案 ) 26
1. 黒部川流域の概要 (1) 黒部川流域の概要 黒部川は その源を富山県と長野県の県境の鷲羽岳 (2,924m) に発し 3,000m 級の山々が連なる立山連峰と後立山連峰の間に峡谷を刻み北流し 黒薙川等の支川を合わせ黒部市愛本に至り その後は扇状地を流下し 黒部市 入善町において日本海に注ぐ 幹川流路延長 85k m 流域面積 682km 2 の一級河川である 流域は 黒部市をはじめとする 2 市 3 町からなり 流域の土地利用は 山地等が約 99% 水田や畑地 宅地等が約 1% となっている 一方 流域の 4 割が中部山岳国立公園等の自然公園に指定され 黒部峡谷等の景勝地がみられる等 豊かな自然環境に恵まれているとともに 黒部川第四発電所をはじめとする発電 扇状地の豊富な地下水利用の他 様々な水利用が行われている 砂防基準点 直轄砂防対象流域 ( 富山県 ) ( 新潟県 ) 黒部川 ( 長野県 ) 黒部市 JR 北陸本線 入善町 富山地方鉄道 愛本 朝日町 黒部川流域 源流 : 鷲羽岳 (2,924m) 流域面積 :682 km 2 流路長 : 85 km 平均河床勾配 :1/5~1/100 主な地質状況 : 花崗岩類 直轄砂防対象流域 流域面積 :483.6 km 2 流路長 : 42 km 平均河床勾配 : 1/36.8 8 号 国道 車道 北陸自動 宇奈月ダム 祖母谷崩壊地 小黒部谷崩壊地 宇奈月町 野黒部坊峡瀬谷川谷鉄出し平ダム道 黒小部谷 黒薙 不帰谷 欅平 立山町 黒部ダム 不帰谷崩壊地 祖母谷 富山市 鷲羽岳 -1-
利根川富士川手取川黒部川天竜川木曽川吉野川 崩壊面積率比較図石狩川竜川 崩壊多発地帯黒部川の上流域は 風化を受けやすい花崗岩類によって構成されているため浸食作用が著しく 土砂生産が活発な流域である 黒部川流域全体の山地崩壊は約 7,000 ヶ所 面積比率は約 5% にも及んでいる この比率は 全国の直轄水系で最大であり その代表的なものばばだにこくろべだにかえらずだには 祖母谷 小黒部谷 不帰谷で 黒部三大崩れ と呼ばれており これらの崩壊地から流出した土砂礫と集中豪雨により 黒部川は幾度となく洪水や土砂災害に見舞われている このため 黒部川は古来から暴れ川として名高く いろは川 黒部四十八ヶ瀬 と呼ばれて恐れられてきた 小黒部谷崩壊地 不帰谷崩壊地 祖母谷崩壊地 崩壊面積率(% )5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 九頭 急流河川 3,000m 級の山々を源とし わずかな距離で富山湾へ流れ下る黒部川の河床勾配は全国有数の急勾配となっており 山地部の平均河床勾配は 1/5~1/80 である 多雨 多雪 黒部川流域は多雨かつ多雪地帯であり年間降水量は 4,000 mmに達している 標高 (m) 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 常願寺川 黒部川 阿賀野川 信濃川 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300 320 距離 (km) 黒部川流域 -2-
(2) 主要な土砂災害 土砂の生産 流出が大きい黒部川は 土石流の発生 河道での土砂堆積などによる災害は数多く 特に昭和 44 年 平成 7 年の豪雨による土砂災害の被害は甚大なものであった 発生年月 昭和 12 年 1 月 (1937 年 ) 昭和 19 年 7 月 (1944 年 ) 昭和 20 年 7 月 (1945 年 ) 昭和 22 年 6 月 (1947 年 ) 昭和 28 年 8 月 (1953 年 ) 昭和 44 年 8 月 (1969 年 ) 昭和 55 年 5 月 (1980 年 ) 平成 7 年 7 月 (1995 年 ) 災害概要 森石谷で土石流が発生 流出土砂により黒部川本川が堰き止められ 背水は上流 2km に及んだ また 下流域では氾濫面積 300a 堤防決壊 540m 道路決壊 460m 水田被害 100a の被害が発生 不帰谷で土石流が発生し 本川合流点付近にあった錦繍温泉が埋没 流出し 復旧不可能となる また 下流域では福島堤 上萩生堤が破堤 不帰谷で 10 万 m 3 小黒部谷で 20 万 m 3 の土石流が発生 また 下流域では堤防決壊 2,488m 道路決壊 80m 水田の被害 13,165a の被害が発生 不帰谷で 20 万 m 3 小黒部谷で 20 万 m 3 の土石流が発生し 小黒部合流点下流の関西電力 小屋平ダムの取水能力を喪失させた また下流域では 上萩生堤が破堤し 堤防決壊 1,246m 道路決壊 71m 水田の被害 11,400a の被害が発生 不帰谷で 15 万 m 3 祖母谷で 8 万 m 3 の土石流が発生 また 下流域では堤防決壊 40m 水田浸水 20ha の被害が発生 流域平均最大日雨量 319mm を観測した豪雨により 崩壊 土砂堆積等が発生し 黒部峡谷鉄道 発電施設に多大な被害が発生 堤防破堤 580m 堤防決壊 244m 氾濫面積 : 農地 899.9ha 宅地その他 150.7ha 家屋流失 全壊 7 戸 半壊 床上浸水 436 戸 床下浸水 410 戸 愛本堰堤本体ゲート 取水施設の破壊 愛本橋流失等の被害発生 愛本地点の最大流量は 5,661m 3 /s を観測しており 黒部川洪水史上最大級の洪水が発生 祖母谷上流の硫黄沢で集中豪雨による大規模な地すべり性崩壊が発生し 土石流となって流出 ( 崩壊土砂量は約 160 万 m 3 ) 流出土砂は 下流域の水田や富山湾内にも流れ込み 農業や漁業に大きな被害をもたらした 流域平均最大日雨量 308mm を観測した豪雨により 黒部川上流部の祖父谷などで大規模崩壊が発生した 出し平ダムには約 340 万 m 3 の土砂が堆積するなど 黒部川中流域に約 600 万 m 3 の土砂が堆積した また 猫又地区では河床が約 10m 上昇し 発電所や工事用合宿所が浸水した さらに 黒部峡谷鉄道が土砂によって寸断され不通となり 流域内の発電 観光施設に大きな被害が生じた 愛本地点最大流量は 2,378m 3 /s を観測しており 昭和 44 年以来の大洪水が発生 -3-
昭和 44 年災害 昭和 44 年 8 月 11 日 梅雨前線豪雨により観測史上最大の大洪水となった 上流域では 洪水及び土砂流出により電力施設 黒部峡谷鉄道 砂防施設に甚大な被害を与えた また 下流域では 入善町で堤防が破堤し 1,050ha にわたって氾濫した 中流域では 愛本堰堤のゲート 取水施設が破壊されて周辺集落が浸水し また 愛本橋も流失する被害となった 増水時の愛本堰堤 災害を伝える当時の新聞報道 ( 富山新聞 ) 猫又谷 寸断された黒部峡谷鉄道 -4-
平成 7 年災害 平成 7 年 7 月 11 日夜から 11 日間断続的に降り続いた豪雨により 黒部川上流部では大規模な崩壊が発生し 黒部川中流域に約 600 万 m 3 もの土砂が堆積した このため 黒部峡谷鉄道が寸断されるなど交通機関 発電 観光施設に甚大な被害が生じた 甚大な被害を伝える当時新聞報道 ( 朝日新聞 北日本新聞 ) 寸断された黒部峡谷鉄道黒薙線 土砂で埋没した猿飛峡遊歩道 黒部川 約 10m 上昇 新規崩壊地 土砂流出により埋没した黒部川第二発電所 猫又谷 土砂流出により埋没した 猿飛山荘 猫又谷 黒部川本川流出土砂で埋没した黒部峡谷鉄道 ( 猫又谷出合付近 ) 猫又谷で発生した新規崩壊と出合付近の土砂流出被災状況 -5-
(3) 土砂災害の危険性 黒部川本川および支川の河道沿いには 温泉宿泊施設 ( 黒薙温泉 祖母谷温泉 猿飛山荘 鐘釣温泉等 ) や黒部峡谷鉄道 発電施設 ( 黒部川第二発電所 新黒部川第二発電所 黒部川第三発電所 新黒部川第三発電所 ) などの施設が 立地している 豪雨時には これらの施設は土石流や 堆積土砂による河床上昇の影響によって 甚大な被害を受ける危険性がある 黒薙温泉 黒部川第二発電所 黒部川 黒部峡谷鉄道 新黒部川第二発電所 祖母谷温泉 猿飛山荘 黒部川第三発電所 -6- 新黒部川第三発電所
2. 事業の概要 (1) 事業の経緯 黒部川における過去の災害は 流域では各支川からの土石流が関係する災害が多く 治水上からも砂防の必要性が早くから指摘されていた 昭和 22 年 6 月には 不帰谷 小黒部谷で 昭和 28 年 8 月には 不帰谷 祖母谷で大規模な土石流が発生し大きな被害を出すなど 黒部川における土砂災害は後を絶つことがなかった このため 昭和 32 年から黒部川上流の調査が開始され昭和 36 年度から流域内で最も荒廃の著しい祖母谷において直轄砂防事業が開始された 1 昭和 32 年直轄砂防事業調査の開始 昭和 32 年 4 月流域内の荒廃状況を確認し 事業計画の策定に着手 2 昭和 36 年黒部川水系直轄砂防事業の開始 ( 祖母谷流域で事業着手 ) 最も荒廃の激しい祖母谷から直轄砂防事業に着手した 同年 9 月より祖母谷第 1 号砂防堰堤工事に着手 3 昭和 44 年黒薙川流域で事業着手 昭和 44 年 8 月に発生した 黒部川における既往最大出水による災害を契機として 上流域の最大支川であり 土砂流出量が最も多い黒薙川流域において直轄砂防事業に着手し 昭和 44 年から黒薙川第 1 号砂防堰堤の工事に着手 4 昭和 53 年野坊瀬谷流域で事業着手 昭和 44 年 8 月災害を契機として 昭和 50 年 3 月に黒部川工事実施計画を改定し 洪水調節として宇奈月ダムを計画 貯水池土砂流入防止対策の重要性から昭和 53 年に野坊瀬谷において直轄砂防工事に着手した 5 昭和 57 年小黒部谷流域で事業着手 昭和 55 年に発生した祖母谷での大規模な土砂流出による災害を契機に 大規模崩壊地を抱える小黒部谷でも同様の災害が発生するとの危惧から 昭和 57 年に直轄砂防事業に着手し 平成元年から小黒部谷第 1 号堰堤工事に着手した -7-
(2) 整備状況 黒部川流域では 昭和 36 年に直轄砂防事業に着手して以来 荒廃の著しい 祖母谷祖母谷 黒薙川黒薙川 小黒部谷小黒部谷 野坊瀬谷野坊瀬谷 の事業進捗を図ってきた 平成 21 年度末までに 祖母 谷 10 基 黒薙川 5 基 小黒部谷 1 基 野坊瀬谷 2 基の計 18 基の砂防堰堤の整備を完了し 計画超過土砂量 ( 全体 )7,239 千 m3 ベースで 現在 31% の整備率である 黒薙川流域 野坊瀬谷第 2 号砂防堰堤野坊瀬谷第 3 号砂防堰堤野坊瀬谷流域小黒部谷流域 P9 位置 P10 位置 黒薙川第 4 号砂防堰堤黒薙川第 3 号砂防堰堤黒薙川第 2 号砂防堰堤黒薙川第 1 号上流砂防堰堤黒薙川第 1 号砂防堰堤祖母谷流域祖母谷第 7 号砂防堰堤祖母谷第 6 号砂防堰堤祖母谷第 5 号砂防堰堤祖母谷第 4 号砂防堰堤祖母谷第 3 号砂防堰堤祖母谷第 2 号砂防堰堤祖母谷第 1 号砂防堰堤 小黒部谷第 1 号砂防堰堤 祖母谷第下流砂防堰堤 祖母谷災害復旧砂防堰堤 祖母谷下流第 2 号砂防堰堤 -8-
(3) 実施中の主要事業 黒薙川砂防堰堤群 ( 黒薙川第 2 号下流砂防堰堤 ) 平成 7 年 7 月の豪雨による災害では 上流の崩壊地から流出した土砂により黒薙温泉 ( 宇奈月温泉泉源 ) が壊滅した他 引湯管の破損等により送湯停止となり 宇奈月温泉街を含めた地域経済に甚大な被害をもたらした 黒薙川は 黒部川流域で最も土砂流出の多い支川で 平成 18 年 5 月には新たな崩壊も発生しており 不安定土砂が河道内に大量に堆積している状態であることから 流域内の保全対象の被害軽減を目的して 砂防堰堤 2 基の整備を計画している 黒薙川第 2 号下流砂防堰堤は 上流域からの土砂流出による被害軽減を目的とし 堤高 14.5m 堤長 121.8mのコンクリートスリット型砂防堰堤であり 約 30 万 m3の土砂を捕捉する 黒薙川上流域新規崩壊 (H18.5) 基本諸元の概要 形式 : 重量式コンクリートスリット堰堤 堤高 : 14.5m 堤長 : 121.8m 位置図 黒薙温泉 既往直轄砂防堰堤事業継続中施設中期目標計画施設 基礎工施工状況 黒薙川第 2 号下流砂防堰堤イメージ -9-
小黒部谷第 2 号砂防堰堤 小黒部谷は 黒部三大崩れに数えられるように 数多くの崩壊地を抱え 土砂流出が多い支川である 大規模崩壊地 ( 高さ約 700m 幅約 300m) の他 平成 13 年 7 月には新規崩壊も発生しており 黒薙川と同様に不安定土砂が上流部の河道内に大量に堆積している状態である 小黒部谷では 下流の保全対象の被害軽減を目的として 現在までに砂防堰堤 1 基が整備されており 今後 3 基の砂防堰堤の整備を計画している 小黒部谷第 2 号砂防堰堤は 荒廃した小黒部谷上流からの土砂流出による下流域の被害を軽減することを目的とし 堤高 17.5m 堤長 1 00m のコンクリートスリット型砂防堰堤であり 約 11 万 m3 の土砂を捕捉する 欅平至黒部川本川 小黒部谷第 2 号砂防堰堤 ( 計画 ) 小黒部谷 小黒部谷崩壊地と堰堤予定地撮影 : 平成 20 年 6 月 基本諸元の概要 形式 : 重量式コンクリートスリット堰堤 堤高 :17.5m 堤長 :100m 位置図 既往直轄砂防堰堤事業継続中施設中期目標計画施設 小黒部谷第 2 号砂防堰堤イメージ -10-
3. 今後の方針 (1) 整備方針 ( 中期目標 ) 黒部川上流域では 大崩壊地が多く 土砂の生産 流出が顕著であり 河道内にも不安定土砂が大量に堆積し 土砂災害の危険性が高い そのため黒部川流域における整備土砂量は 100 年に 1 度の規模の降雨に対して 7,239 千 m3 の整備土砂量が必要であり 全体計画としている 一方 平成 7 年 7 月豪雨では大規模な崩壊に伴う 既往最大量の土砂が流出し 地域経済の中核をなす黒部峡谷の観光施設及び関西圏の産業 生活を支える発電施設などが甚大な被害を受けている そのため 土砂災害から地域や産業 生活基盤の安全を確保するため 今後約 30 年で 平成 7 年災害規模の流出土砂量に対して 十分な土砂調節量を確保する 整備土砂量は既整備土砂量 2,239 千 m3 に新規 1,698 千 m3 を加えた 3,937 千 m3 である 黒部川本川 H7 災害において 上流からの土砂流出で埋没した黒部川第二発電所 ( 運転再開までに約 10 ヶ月を要した ) H7 災害において上流からの土砂流出により被災した黒薙温泉 ( 当時の推定流出土砂量 139 万 m 3 ) 宇奈月温泉への送湯が約 1 ヶ月停止した (2) 中期目標に対する事業の進捗状況 黒部川流域では 無施設時から当面 ( 中期目標 ) の整備が完了するまでの事業全体の期間に対して 平成 21 年度時点で約 56% の整備が進捗している 黒部川流域 既投資分の整備土砂量 2,239 千 m 3 残事業分の整備土砂量 1,698 千 m 3 0% 56% ( 参考 ) 全体計画 (1/100) に対する進捗状況 100% 黒部川流域 既投資分の整備土砂量 2,239 千 m 3 残事業分の整備土砂量 1,698 千 m 3 将来計画 3,302 千 m 3 0% 31% 54% 100% -11-
(3) 中期目標に対する事業計画 土砂災害から地域や産業 生活基盤の安全を確保するため 今後約 30 年で 平成 7 年災害規模の流出土砂量に対して 十分な土砂調節量を確保する 土砂調節量の確保にあたっては 下流に保全対象をもち 上流域に大規模崩壊地を抱え 事業効果の高い黒薙川に砂防堰堤を 2 基 小黒部谷に砂防堰堤を 3 基設置し 両支川での堰堤整備を完了する 現状の整備土砂量 :2,239 千 m3 計画基準点 ( 愛本地点 ) 黒薙川 562 千 m3 事業後の整備土砂量 :3,937 千 m3 計画基準点 ( 愛本地点 ) 野坊瀬谷 10 千 m3 小黒部谷 57 千 m3 祖母谷 1,111 千 m3 30 年後 野坊瀬谷 10 千 m3 黒薙川 1,663 千 m3 [1,101 千 m3] 祖母谷 1,111 千 m3 凡例中期事業対象事業着手流域 [ ]: 中期目標の土砂量 小黒部谷 654 千 m3 [597 千 m3] -12-
事業展開計画 H22 年 H30 年 H40 年 H50 年 H52 年 中期目標 ( 残事業 ) 概ね 30 年間事業費量 黒薙川 小黒部谷 黒薙川 小黒部谷 砂防基準点 中期目標の整備流域 既往直轄砂防堰堤 事業継続中施設 中期目標計画施設 事業費量砂防基準点 -13-
4. 事業の投資効果 (1) 被害想定 宇奈月ダム上流における被害想定 宇奈月ダム 黒薙川 黒薙温泉 黒薙川 黒部川第二発電所 出水前 出し平ダム 土砂流出 堆積により被災する黒薙温泉の状況 (H7 災害 ) 黒部峡谷鉄道 被災前の黒部川第二発電所の状況 猫又谷 出水後 流出土砂で埋没した黒部峡谷鉄道の状況 (H7 災害 ) 鐘釣温泉 祖母谷 土砂流出 堆積により被災する黒部川第二発電所の状況 (H7 災害 ) 猿飛山荘 出水前 小黒部谷 小屋平ダム 出水後 被害想定範囲黒部峡谷鉄道祖母谷温泉黒部第三発電所新黒部第三発電所 土砂流出 堆積により被災する猿飛山荘の状況 (H7 災害 ) 氾濫想定区域 (100 年超過確率規模 ) -14-
(2) 砂防事業の主な効果 既投資に対する効果 平成 7 年災害では 7 月 11 日 ~13 日の梅雨前線に伴う豪雨によって黒部川上流で多量の土砂が流出し 祖母谷では約 161 万 m 3 もの土砂が流出したと推定されているが 砂防堰堤の土砂捕捉効果により 祖母谷温泉の建物被害は限定的であった H7.7 出水前後の祖母谷第 6 号砂防堰堤の土砂捕捉状況 出水前 出水後 祖母谷第 6 号砂防堰堤 祖母谷 約 13 万 m 3 の土砂を捕捉 祖母谷 約 13m 上昇 祖母谷第 7 号砂防堰堤 ( ダム高 H25m スリット高 10m) では ピーク流量時に約 1 3 万 m 3 の土砂を捕捉した その後 洪水減水期において堆積していた土砂は徐々に下流へ流出し 流出土砂の捕捉機能が回復し 次期出水時においても同様の効果が期待される 出水 3 ヶ月後の土砂捕捉状況 出水直後河床出水 3ヶ月後河床祖母谷第 7 号砂防堰堤 最大約 8m 不帰谷崩壊地 祖母谷崩壊地 祖母谷第 7 号砂防堰堤 2km 小黒部谷崩壊地 祖母谷第 6 号砂防堰堤 -15-
また 黒薙川では 約 139 万 m3 の土砂が流出したと推定されているが 黒薙川では 当時整備済みであった 3 基の砂防堰堤の土砂捕捉効果により 黒薙川における被害は 宇奈月温泉泉源など限定的であった H7.7 出水前後の黒薙川第 3 号砂防堰堤の土砂捕捉状況 出水前 出水後 黒薙川 黒薙川第 3 号砂防堰堤 黒薙川第 3 号砂防堰堤 : 砂防基準点 黒薙川 約 18 万 m 3 の土砂を捕捉 黒薙川第 3 号砂防堰堤 不帰谷崩壊地 祖母谷崩壊地 小黒部谷崩壊地 2km -16-
今後の事業計画に対する効果 流域内には 地域経済 関西圏経済を支える観光 発電施設があり 今後 黒薙川 小黒部谷において砂防堰堤等の整備を実施することで 土砂の扞止 調節効果が発現し 平成 7 年災害規模の流出土砂量に対する被害の解消 軽減が図られる 平成 7 年災害 直接被害 間接被害 黒部峡谷鉄道の施設被害 温泉等の施設被害 発電所等の施設被害 黒部峡谷鉄道の観光客減少による損失 宇奈月温泉の観光客減少による損失 電力施設の機能低下による損失 平成 7 年 7 月災害における黒部川本川 黒薙川での被災状況 < 黒部川第二発電所 > 出水前 出水後 黒部川 約 10m 上昇 黒部川 今後 上流の小黒部谷で整備を実施することにより流出 堆積土砂を調節 扞止し被害軽減を図る < 黒薙川の温泉宿泊施設付近 > 黒薙川 出水前 黒薙川 出水後 今後 黒薙川上流域で整備を実施することにより流出 堆積土砂を調節 扞止し被害軽減を図る -17-
(3) 費用便益比 事業実施による投資効果 ( 評価項目 ) 費用便益効果は 治水経済調査マニュアルに基づき算出した 黒部川水系直轄砂防事業については 下表の着色部分を計上した 分類 効果 ( 被害 ) の内容 家屋 居住用 事業用建物の被害 家庭用品 家具 自動車等の浸水被害 直接被害 資産被害抑止効果 一般資産被害 事業所償却資産事業所在庫資産農漁家償却資産農漁家在庫資産 事業所固定資産のうち 土地 建物を除いた償却資産の浸水被害 事業所在庫品の浸水被害 農漁業生産に係わる農漁家の固定資産のうち 土地 建物を除いた償却資産の浸水被害 農漁家の在庫品の浸水被害 農産物被害公共土木施設等被害人身被害抑止効果家計 浸水による農作物の被害公共土木施設 公共事業施設 農地 農業用施設の浸水被害人命損傷浸水した世帯の平時の家事労働 余暇活動等が阻害される被害 被害防止便益 間接被害 稼動被害抑止効果 事後的被害抑止効果 営業停止被害 応急対策費用 交通途絶による波及被害 ライフライン切断による波及被害 事業所浸水した事業所の生産の停止 停滞 ( 生産高の減少 ) 公共 公益サービス 観光被害軽減効果 家計 事業所 国 地方公共団体 災害復旧費用軽減効果 道路 鉄道 空港 港湾等 電力 水道 ガス 通信等 営業停止波及被害 公共 公益サービスの停止 停滞 土砂災害発生に伴う風評よる観光収入の減少 浸水世帯の清掃等の事後活動 飲料水等の代替品購入に伴う新たな出費等の被害 家計と同様の被害 家計と同様の被害および市町村等が交付する緊急的な融資の利子や見舞金等 土石流危険渓流からの氾濫土砂 流出流木の撤去 処理費用 道路や鉄道等の交通の途絶に伴う周辺地域を含めた波及被害 電力 ガス 水道等の供給停止に伴う周辺地域を含めた波及被害 中間産品の不足による周辺事業所の生産量の減少や病院等の公共 公益サービスの停止等による周辺地域を含めた波及被害 資産被害に伴うもの 資産の被害による精神的打撃 精神的被害抑止効果 稼動被害に伴うもの 人身被害に伴うもの 事後的被害に伴うもの 稼動被害に伴う精神的打撃 人身被害に伴う精神的打撃 清掃労働等による精神的打撃 波及被害に伴うもの 波及被害に伴う精神的打撃 リスクプレミアム 被災可能性に対する不安 高度化便益 治水安全度の向上による地価の上昇等 ( 表中のは 効果の対象として被害額を算出した項目 ) -18-
費用便益比 (B/C) の算出の流れ 総便益 (B) 総費用 (C) 氾濫想定区域の設定 想定被害額の算出 総事業費の算出 年平均被害軽減期待額 残存価値の算出 総費用 (C) の算出 総便益 (B) の算出 費用便益比 (B/C) の算出 治水経済調査を行うにあたっての想定 1 被害防止便益算定の際の想定 氾濫区域内の資産 土砂災害から通常の社会経済活動に戻るための時間 洪水規模 被害防止便益の算定に用いる資産などの基礎数量や被害率等 2 治水施設の費用算定の際の想定 整備を要する時間 投資計画 -19-
総便益 (B) の算出 氾濫想定区域の設定 水系全体計画規模の洪水を含め 発生確率が異なる数洪水を選定し氾濫シミュレーションを実施し 想定氾濫区域を求める ( 発生確率 1/10,1/20,1/30,1/50,1/70,1/100 で実施 ) 想定被害額の算出 想定氾濫区域等の設定結果に基づき 確率規模別の想定被害額を算出する 直接被害 一般資産被害 ( 家屋 家庭用品等 ) 公共土木施設被害 間接被害 営業停止被害 ( 観光 発電所 ) 年平均被害軽減期待額 残存価値の算出 総便益 (B) の算出 事業を実施しない場合と実施した場合の被害額の差分を被害軽減額とする 確率規模別の被害軽減額にその洪水の生起確率を乗じて 100 年超過確率規模まで累計することにより 年平均被害軽減期待額 を算出する 砂防施設等構造物 用地の残存価値をそれぞれ求める 全体事業 ) 残存価値 = 2.0 億円残事業 ) 残存価値 = 0.7 億円 無施設時から中期目標完了期間 + 中期目標完了後 50 年間を評価対象期間として年被害軽減期待額の総額に残存価値を加え総便益 (B) とする なお 便益は年 4% の割引率で割り引いて現在 価値に評価する 全体事業 ) 総便益 (B)= 一般資産 公共土木被害 -20-1,379 億円 2 億円 854 億円 521 億円 ( 黒部峡谷鉄道の営業停止損失 ) 6 億円 ( 電力施設の機能低下 ) 499 億円 ( 宇奈月温泉の観光客減少 ) 16 億円 間接被害 残存価値残事業 ) 総便益 (B)= 一般資産 公共土木被害 間接被害 2 億円 76 億円 0 億円 24 億円 51 億円 ( 黒部峡谷鉄道の営業停止損失 ) 6 億円 ( 電力施設の機能低下 ) 29 億円 ( 宇奈月温泉の観光客減少 ) 16 億円 残存価値 0.7 億円
総費用 (C) の算出 総事業費の算出 着手から中期目標に対する事業計画の完成までの総事業費を求める 総事業費全体事業 ) 総事業費 = 429 億円 残事業 ) 総事業費 = 124 億円 総費用 (C) の算出 総事業費を年 4% の割引率で割り引いて現在価値化して総費用を算出する 総費用 (C) 全体事業 ) 総費用 = 944 億円 残事業 ) 総費用 = 74 億円 費用便益比の算出 全体事業 ( 着手から中期完了まで ) 総費用 (C) = 944 億円総便益 (B) = 1,379 億円 B/C = 1.5 残事業 (H22 年から中期完了まで ) 総費用 (C) = 74 億円総便益 (B) = 76 億円 B/C = 1.0(1.03) 全体事業 残事業の費用及び便益 ( 総括 ) 全体事業 ( 着手から中期完了まで ) 残事業 (H22 年から中期完了まで ) 費用 (C) 944 億円 74 億円 便益 (B) 1,379 億円 76 億円 基準年次 : 平成 22 年 -21-
5. コスト縮減の取り組み 黒部川流域では 現地発生土砂を地盤改良材に用いる INSEM 工法により材料コストを低減させるなどのコスト縮減を図っている INSEM 工法 INSEM 工法は 建設残土を用いて 施工現場でセメントを混合し 施工箇所へ運搬し ブルドーザーで敷き均し 振動ローラで締め固めを行い構築する工法である 現地発生土砂の活用 材料コストの縮減 施工の省力化 発生残土の軽減 コスト縮減率 13 % ( 平成 21 年度実績 ) INSEM 工法施工イメージ図 1 支持力不足箇所の地盤掘削 2 掘削土砂にセメントを混合 ( 砂防ソイルセメント ) 3 地盤の置き換え 締め固め 写真黒薙川第 2 号下流砂防堰堤 INSEM 工法による地盤改良敷均し 転圧実施状況 -22-
6. 事業を巡る社会情勢 (1) 地域の開発状況 観光施設 黒部峡谷は雄大な自然 宇奈月温泉や黒薙温泉等の温泉施設 黒部峡谷鉄道のトロッコ電車などを求めて毎年約 50 万人の観光客が訪れている 黒部峡谷は 立山黒部地域の観光拠点であり この地域を訪れる観光客は富山県内最大の年間約 150 万人の入込数を誇る 宇奈月温泉 トロッコ電車 年間約 50 万人が利用する黒部峡谷鉄道のトロッコ電車 黒薙温泉 発電施設 黒部川流域は 年間降水量が多く 早くから水力電源の宝庫として注目されてきた その豊かな水量を利用して 現在は流域内に 10 箇所の水力発電施設が整備されている これらの施設から得られる電力は 我が国第二の関西都市圏の産業 生活を支えている 黒部の水力発電所黒部川第四新黒部川第三黒部川第三新黒部川第二黒部川第二黒薙第二新柳河原宇奈月音沢愛本合計 認可最大出力 335,000 kw 107,000 kw 81,000 kw 74,200 kw 72,000 kw 7,600 kw 41,200 kw 20,000 kw 124,000 kw 30,700 kw 892,700 kw -23- 右写真 : 黒部川第三発電所 黒部川第二発電所
(2) 地域の協力体制 黒部峡谷欅平周辺安全対策協議会 砂防事業地を含む黒部峡谷欅平周辺において峡谷を訪れる利用者の安全を図ることを目的として 黒部市 富山県 欅平 祖母谷間道路管理組合 黒部峡谷鉄道 林野庁 環境省等からなる協議会を設立し 利用者の誘導案内 関係機関との連絡調整を行っている 黒部川流砂系総合土砂管理連絡会 黒部川 下新川海岸における河道等の土砂堆積による弊害に対応するため 土砂流れの改善に向け 関連する事業の連携を図り 山地から海岸まで一貫した総合土砂管理を目的として 富山県 関西電力等からなる連絡会を設立し 事業連携を図っている 砂防領域河川領域現況 : 我が国屈指の崩壊土砂 現況 : 局所洗掘の進行 河道堆積の進行対策 : 根継護岸等の整備 河道掘削課題 : 高コスト 環境 海岸への影響把握 スリット砂防えん堤の採用により 一時的な流出対策 : 土砂を抑え 長期的に河道へ土砂供給課題 : 河道に流入する土砂の量と質の定量的な把握 海岸領域 現況 : 海岸侵食の進行対策 : 連携排砂による土砂供給 海岸保全施設の整備課題 : 漂砂の連続性の確保 供給土砂の確保 ダム領域 現況 : 土砂流入による堆砂対策 : 連携排砂による定期的な土砂排出課題 : 大粒径土砂の堆積 未排出 写真 黒部川治水同盟会 黒部川上流域における砂防事業と黒部川総合土砂管理の促進について 黒部市 入善町 朝日町より強い要望がなされている -24-
(3) その他 厳しい施工条件 黒部川における直轄砂防事業は 中部山岳国立公園特別地域に指定されている黒部奥山国有林内において実施しており 工事箇所へは黒部峡谷鉄道が唯一の交通手段である 厳しい地形条件と気象条件のため 平地と同様の施工効率の確保は困難であるが 高度な技術を持つ国土交通省において整備の促進を図り早期の整備効果の発現を図る 1 厳しい地形条件工事箇所への資機材運搬及び人員の移動は 黒部峡谷鉄道 ( 黒部峡谷鉄道は観光兼用であり 輸送量が限られる ) を介し 最寄駅から工事現場までは 専用に設置した資材運搬道路により実施され 大型機材については 分解しヘリコプターでの搬入となる 資材運搬道路に面した急峻な斜面からは 落石や法面崩壊等が頻繁に発生することから 作業員の安全確保のため 日常的な維持管理の他 資材運搬道路の安全対策工事を行っている 2 限られる施工期間黒部川上流域での施工可能期間は 融雪後の 5 月中旬から 積雪前の 10 月下旬迄での約 5 ヶ月間であるため 計画的な施工を行っている 至欅平 資材運搬道路 工事用搬入路 唯一の輸送手段である黒部峡谷鉄道による機材 資材等の分解輸送 祖母谷 砂防堰堤施工箇所 急峻な地形に整備された 資材運搬道路 ( 祖母谷 ) ヘリコプターによる資材搬入 資材運搬道路確保のため行われる除雪作業 資材運搬道路での落石状況資材運搬道路の安全対策 ( 落石対策 ) -25-
7.. 対応方針 ( 原案 ) 1 事業の必要性に関する視点 黒部川流域は 急峻な地形や脆弱な地質に起因した 崩壊の多発地帯であり 多雨 多雪の気候と相まって 大量の土砂が流出しやすい地形条件を有している 一方 その黒部川独自の地形条件は 景勝地や他に類を見ない峡谷美を育み 発電施設及び鉄道施設の整備により多くの観光客が訪れ 地域経済に極めて重要な役割を果たしているところである このような状況下で発生した 平成 7 年の土砂災害は 地域経済に対し甚大な被害をもたらしており 今後 こうした土砂災害の発生に対する安全性確保を図るには 荒廃した支川流域から流出する土砂を確実に捕捉 調節するため 砂防堰堤等の整備が必要となる なお 砂防事業を行った場合の費用便益比は 事業全体で 1.5 残事業で 1.0 である 2 事業の進捗の見込みの視点 黒部川流域は 上流域への交通手段として鉄道施設が唯一である他 地形及び気象条件により施工条件が厳しいが これまで実施してきた砂防事業により 流域の安全性は確実に向上している また 事業に対する反対もない また 砂防事業に対する地域の要望も大きく 今後も着実な事業の進捗が見込める 3 コスト縮減や代替案立案等の可能性の視点 砂防ソイルセメント工法の採用により工事におけるコスト縮減を図っている また 設計から工事実施に至る各段階において コスト縮減に繋がる代替案の可能性の視点にたって事業を進めている 対応方針 ( 原案 ) 対応方針 ( 原案 ) 事業継続 ( 理由 ) 黒部川上流域は 急峻な地形や脆弱な地質による崩壊の多発地帯であり 多雨 多雪の気候と相まって 大量の土砂が流出しやすい条件を有している 平成 7 年に発生した土砂災害は地域に甚大な被害をもたらしており 流域の安全性確保を図るために 砂防事業の必要性は高い このため 平成 7 年災害に対する 再度災害防止に向けて流域の自然環境を保全を図りつつ 砂防堰堤等の施設を整備し 土砂流出の防止を図る必要があり砂防事業の継続が妥当である -26-
費用対効果算出資料
様式 -1 氾濫ブロック分割図 宇奈月ダム 1 ブロック
様式 -2 資産データ 資産データ 水系名 : 黒部川 氾濫ブロックブロック面積一般資産等基礎数量一般資産額 ( 百万円 ) 農作物資産 ( 百万円 ) 一般資産合計備考 (ha) 人口世帯数農漁家数延床面積水田面積畑面積家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計水稲畑作物小計 ( 百万円 ) ( 人 ) ( 戸 ) ( 世帯 ) (ha) (ha) (ha) 償却在庫償却在庫 1 ブロック 43,410 9 3 0 10 0 0 168 60 0 0 0 0 228 0 0 0 228
様式 -3 被害額 ( 確率規模別 ) (1/2) 無施設時被害額水系名 : 黒部川河川名 : 黒部川 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 償却在庫償却在庫 公共土木営業停止施設等被損失害 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/10 ( 百万円 ) その他間接被害 小計合計備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 64 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/20 ( 百万円 ) その他間接被害 小計合計備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 19,709 7,202 0 0 0 0 8,668 15,870 35,643 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/30 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 70 43 0 0 0 0 113 0 0 0 21,512 8,429 0 0 0 0 9,245 17,675 39,300 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/50 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 79 45 0 0 0 0 124 0 0 0 31,404 11,275 0 0 0 0 47,528 58,802 90,330 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/70 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 92 50 0 0 0 0 142 0 0 0 35,001 12,768 0 0 0 0 55,906 68,675 103,818 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/100 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 92 50 0 0 0 0 142 0 0 0 37,272 13,302 0 0 0 0 60,818 74,120 111,534 現況施設時被害額水系名 : 黒部川河川名 : 黒部川 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/10 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 64 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/20 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 7,615 7,202 0 0 0 0 7,223 14,425 22,104 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/30 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 8,819 8,429 0 0 0 0 8,523 16,952 25,836 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/50 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 38 30 0 0 0 0 68 0 0 0 10,260 11,275 0 0 0 0 9,679 20,953 31,282 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/70 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 51 35 0 0 0 0 86 0 0 0 18,616 12,768 0 0 0 0 39,871 52,639 71,342 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/100 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 51 35 0 0 0 0 86 0 0 0 22,202 13,302 0 0 0 0 53,595 66,897 89,185
様式 -3 被害額 ( 確率規模別 ) (2/2) 中期計画完了時被害額水系名 : 黒部川河川名 : 黒部川 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/10 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 64 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/20 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 5,014 4,763 0 0 0 0 4,777 9,540 14,618 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/30 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 34 30 0 0 0 0 64 0 0 0 5,809 5,573 0 0 0 0 5,635 11,208 17,082 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/50 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 38 30 0 0 0 0 68 0 0 0 6,760 7,453 0 0 0 0 6,398 13,852 20,679 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/70 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 51 35 0 0 0 0 86 0 0 0 12,271 8,437 0 0 0 0 26,344 34,781 47,138 氾濫ブロック 一般資産被害額 農作物被害額 公共土木 家屋家庭用品事業所資産農漁家資産小計 水稲 畑作物 小計 施設等被 償却在庫償却在庫 害 営業停止損失 家庭における応急対策費用清掃労働代替活動小計対価等 事業所における応急対策費 流量規模 :1/100 ( 百万円 ) その他間接被害 小計 合計 備考 1 ブロック 51 35 0 0 0 0 86 0 0 0 14,639 8,788 0 0 0 0 35,408 44,196 58,921
様式 -4 年平均被害軽減期待額 確率規模 超過確率 既投資分の被害額 ( 百万円 ) 残事業分の被害額 ( 百万円 ) 区間平均区間年平均区間平均区間年平均現況施設現況施設中期計画無施設時軽減額被害額確率被害額軽減額被害額確率被害額時時完了時 1 2 3=1-2 4 5 6=4 5 7 8 9=7-8 10 11 12=10 11 1/10 0.100 64 64 0 64 64 0 6,769 0.050 338 3,743 0.050 187 1/20 0.050 35,643 22,104 13,539 22,104 14,618 7,486 13,501 0.017 230 8,120 0.017 138 1/30 0.033 39,300 25,836 13,464 25,836 17,082 8,754 36,257 0.013 471 9,678 0.013 126 1/50 0.020 90,330 31,282 59,049 31,282 20,679 10,602 45,762 0.006 275 17,403 0.006 104 1/70 0.014 103,818 71,342 32,476 71,342 47,138 24,204 27,413 0.004 110 27,234 0.004 109 1/100 0.010 111,534 89,185 22,349 89,185 58,921 30,264 年平均被害軽減期待額 ( 既投資分 ) 1,424 年平均被害軽減期待額 ( 中期事業分 ) 664
様式 -5 費用対効果 (1/2) 全体事業 様式 -5 費用対効果 ( 全体事業 ) 年次 整 備 済 み 期 間 残事業期間 年度 便益 便益 1 建設費 3 維持管理費 4 計 3+4 残存価値 2 計 1+2 便益現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値 S36 159 1,085 1,085 58 2,115 0 0 58 2,115 S37 159 1,043 1,043 58 1,923 0 0 58 1,923 S38 166 1,047 1,047 69 2,129 0 0 69 2,129 S39 167 1,012 1,012 96 2,679 0 0 96 2,679 S40 171 998 998 107 2,767 0 0 107 2,767 S41 172 966 966 119 2,728 0 0 119 2,728 S42 381 2,058 2,058 133 2,639 0 0 133 2,639 S43 395 2,051 2,051 146 2,672 0 0 146 2,672 S44 396 1,979 1,979 136 2,252 0 0 136 2,252 S45 416 1,999 1,999 176 2,593 0 0 176 2,593 S46 427 1,969 1,969 211 2,883 0 0 211 2,883 S47 507 2,250 2,250 245 3,029 0 0 245 3,029 S48 540 2,303 2,303 297 2,788 0 0 297 2,788 S49 543 2,230 2,230 284 2,083 0 0 284 2,083 S50 544 2,147 2,147 277 1,911 0 0 277 1,911 S51 553 2,100 2,100 291 1,813 0 0 291 1,813 S52 606 2,212 2,212 368 2,042 0 0 368 2,042 S53 609 2,135 2,135 539 2,629 0 0 539 2,629 S54 722 2,436 2,436 570 2,440 0 0 570 2,440 S55 796 2,581 2,581 572 2,115 0 0 572 2,115 S56 855 2,665 2,665 585 2,062 0 0 585 2,062 S57 856 2,566 2,566 594 1,999 0 0 594 1,999 S58 881 2,539 2,539 591 1,920 0 0 591 1,920 S59 895 2,481 2,481 577 1,785 0 0 577 1,785 S60 897 2,391 2,391 609 1,892 0 0 609 1,892 S61 935 2,397 2,397 610 1,801 0 0 610 1,801 S62 950 2,341 2,341 752 2,098 0 0 752 2,098 S63 950 2,251 2,251 730 1,914 0 0 730 1,914 H1 950 2,164 2,164 704 1,696 0 0 704 1,696 H2 977 2,140 2,140 704 1,572 0 0 704 1,572 H3 980 2,065 2,065 691 1,447 0 0 691 1,447 H4 995 2,015 2,015 825 1,643 0 0 825 1,643 H5 1,054 2,053 2,053 896 1,714 0 0 896 1,714 H6 1,059 1,983 1,983 645 1,184 0 0 645 1,184 H7 1,072 1,930 1,930 655 1,154 0 0 655 1,154 H8 1,144 1,981 1,981 714 1,210 0 0 714 1,210 H9 1,157 1,926 1,926 628 1,014 0 0 628 1,014 H10 1,158 1,854 1,854 847 1,337 0 0 847 1,337 H11 1,200 1,848 1,848 859 1,317 0 0 859 1,317 H12 1,211 1,792 1,792 1,326 1,992 0 0 1,326 1,992 H13 1,221 1,738 1,738 897 1,328 0 0 897 1,328 H14 1,326 1,815 1,815 839 1,215 0 0 839 1,215 H15 1,333 1,754 1,754 398 552 0 0 398 552 H16 1,337 1,692 1,692 430 573 0 0 430 573 H17 1,340 1,630 1,630 419 533 0 0 419 533 H18 1,341 1,568 1,568 400 483 0 0 400 483 H19 1,379 1,551 1,551 410 471 0 0 410 471 H20 1,379 1,491 1,491 429 464 0 0 429 464 H21 1,424 1,480 1,480 427 444 0 0 427 444 H22 ( 基準年 ) 1,424 1,424 1,424 406 406 0 0 406 406 H23 1,424 1,369 1,369 406 390 0 0 406 390 H24 1,424 1,316 1,316 406 375 0 0 406 375 H25 1,424 1,266 1,266 406 361 0 0 406 361 H26 1,424 1,217 1,217 406 347 0 0 406 347 H27 1,424 1,170 1,170 406 334 0 0 406 334 H28 1,424 1,125 1,125 406 321 0 0 406 321 H29 1,542 1,172 1,172 406 309 0 0 406 309 H30 1,587 1,159 1,159 406 297 0 0 406 297 H31 1,587 1,115 1,115 406 285 0 0 406 285 H32 1,587 1,072 1,072 406 274 0 0 406 274 H33 1,587 1,031 1,031 406 264 0 0 406 264 H34 1,587 991 991 406 254 0 0 406 254 H35 1,587 953 953 406 244 0 0 406 244 H36 1,587 916 916 406 234 0 0 406 234 H37 1,587 881 881 406 225 0 0 406 225 H38 1,587 847 847 406 217 0 0 406 217 H39 1,587 815 815 406 208 0 0 406 208 H40 1,587 783 783 406 200 0 0 406 200 H41 1,587 753 753 406 193 0 0 406 193 H42 1,587 724 724 406 185 0 0 406 185 H43 1,587 696 696 406 178 0 0 406 178 H44 1,587 669 669 406 171 0 0 406 171 H45 1,899 770 770 406 165 0 0 406 165 H46 1,998 779 779 406 158 0 0 406 158 H47 1,998 749 749 406 152 0 0 406 152 H48 1,998 721 721 406 146 0 0 406 146 H49 1,998 693 693 406 141 0 0 406 141 H50 1,998 666 666 406 135 0 0 406 135 H51 1,998 641 641 406 130 0 0 406 130 H52 2,088 644 644 238 73 0 0 238 73 費用 単位 : 百万円 費用便益比純現在価値 B/C B-C
様式 -5 費用対効果 (2/2) 全体事業 様式 -5 費用対効果 ( 全体事業 ) 年次 共用期間 年度 便益 便益 1 建設費 3 維持管理費 4 計 3+4 残存価値 2 計 1+2 便益現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値 H53 2,088 619 619 0 0 0 0 H54 2,088 595 595 0 0 0 0 H55 2,088 572 572 0 0 0 0 H56 2,088 550 550 0 0 0 0 H57 2,088 529 529 0 0 0 0 H58 2,088 509 509 0 0 0 0 H59 2,088 489 489 0 0 0 0 H60 2,088 470 470 0 0 0 0 H61 2,088 452 452 0 0 0 0 H62 2,088 435 435 0 0 0 0 H63 2,088 418 418 0 0 0 0 H64 2,088 402 402 0 0 0 0 H65 2,088 387 387 0 0 0 0 H66 2,088 372 372 0 0 0 0 H67 2,088 357 357 0 0 0 0 H68 2,088 344 344 0 0 0 0 H69 2,088 330 330 0 0 0 0 H70 2,088 318 318 0 0 0 0 H71 2,088 306 306 0 0 0 0 H72 2,088 294 294 0 0 0 0 H73 2,088 282 282 0 0 0 0 H74 2,088 272 272 0 0 0 0 H75 2,088 261 261 0 0 0 0 H76 2,088 251 251 0 0 0 0 H77 2,088 241 241 0 0 0 0 H78 2,088 232 232 0 0 0 0 H79 2,088 223 223 0 0 0 0 H80 2,088 215 215 0 0 0 0 H81 2,088 206 206 0 0 0 0 H82 2,088 198 198 0 0 0 0 H83 2,088 191 191 0 0 0 0 H84 2,088 184 184 0 0 0 0 H85 2,088 176 176 0 0 0 0 H86 2,088 170 170 0 0 0 0 H87 2,088 163 163 0 0 0 0 H88 2,088 157 157 0 0 0 0 H89 2,088 151 151 0 0 0 0 H90 2,088 145 145 0 0 0 0 H91 2,088 139 139 0 0 0 0 H92 2,088 134 134 0 0 0 0 H93 2,088 129 129 0 0 0 0 H94 2,088 124 124 0 0 0 0 H95 2,088 119 119 0 0 0 0 H96 2,088 115 115 0 0 0 0 H97 2,088 110 110 0 0 0 0 H98 2,088 106 106 0 0 0 0 H99 2,088 102 102 0 0 0 0 H100 2,088 98 98 0 0 0 0 H101 2,088 94 94 0 0 0 0 H102 2,088 91 91 0 0 0 0 単位 : 百万円 計 196,355 137,657 200.58 137,858 36,360 94,418 0 0 36,360 94,418 1.460 43,440 費用 費用便益比 B/C 純現在価値 B-C
様式 -5 費用対効果 (1/2) 残事業 様式 -5 費用対効果 ( 残事業 ) 年次 整 備 済 み 期 間 残事業期間 年度 便益 便益 1 建設費 3 維持管理費 4 計 3+4 残存価値 2 計 1+2 便益現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値 S36 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S37 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S38 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S39 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S40 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S41 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S42 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S43 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S44 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S45 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S46 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S47 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S48 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S49 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S50 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S51 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S52 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S53 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S54 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S55 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S56 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S57 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S58 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S59 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S60 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S61 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S62 0 0 0 0 0 0 0 0 0 S63 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H12 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H14 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H17 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H18 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H19 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H20 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H21 0 0 0 0 0 0 0 0 0 H22 ( 基準年 ) 0 0 0 406 406 0 0 406 406 H23 0 0 0 406 390 0 0 406 390 H24 0 0 0 406 375 0 0 406 375 H25 0 0 0 406 361 0 0 406 361 H26 0 0 0 406 347 0 0 406 347 H27 0 0 0 406 334 0 0 406 334 H28 0 0 0 406 321 0 0 406 321 H29 119 90 90 406 309 0 0 406 309 H30 163 119 119 406 297 0 0 406 297 H31 163 115 115 406 285 0 0 406 285 H32 163 110 110 406 274 0 0 406 274 H33 163 106 106 406 264 0 0 406 264 H34 163 102 102 406 254 0 0 406 254 H35 163 98 98 406 244 0 0 406 244 H36 163 94 94 406 234 0 0 406 234 H37 163 91 91 406 225 0 0 406 225 H38 163 87 87 406 217 0 0 406 217 H39 163 84 84 406 208 0 0 406 208 H40 163 80 80 406 200 0 0 406 200 H41 163 77 77 406 193 0 0 406 193 H42 163 74 74 406 185 0 0 406 185 H43 163 72 72 406 178 0 0 406 178 H44 163 69 69 406 171 0 0 406 171 H45 475 193 193 406 165 0 0 406 165 H46 574 224 224 406 158 0 0 406 158 H47 574 215 215 406 152 0 0 406 152 H48 574 207 207 406 146 0 0 406 146 H49 574 199 199 406 141 0 0 406 141 H50 574 192 192 406 135 0 0 406 135 H51 574 184 184 406 130 0 0 406 130 H52 664 205 205 238 73 0 0 238 73 費用 費用便益比 B/C 単位 : 百万円 純現在価値 B-C
様式 -5 費用対効果 (2/2) 残事業 様式 -5 費用対効果 ( 残事業 ) 年次 共用期間 年度 便益 便益 1 建設費 3 維持管理費 4 計 3+4 残存価値 2 計 1+2 便益現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値現在価値前現在価値 H53 664 197 197 0 0 0 0 H54 664 189 189 0 0 0 0 H55 664 182 182 0 0 0 0 H56 664 175 175 0 0 0 0 H57 664 168 168 0 0 0 0 H58 664 162 162 0 0 0 0 H59 664 156 156 0 0 0 0 H60 664 150 150 0 0 0 0 H61 664 144 144 0 0 0 0 H62 664 138 138 0 0 0 0 H63 664 133 133 0 0 0 0 H64 664 128 128 0 0 0 0 H65 664 123 123 0 0 0 0 H66 664 118 118 0 0 0 0 H67 664 114 114 0 0 0 0 H68 664 109 109 0 0 0 0 H69 664 105 105 0 0 0 0 H70 664 101 101 0 0 0 0 H71 664 97 97 0 0 0 0 H72 664 93 93 0 0 0 0 H73 664 90 90 0 0 0 0 H74 664 86 86 0 0 0 0 H75 664 83 83 0 0 0 0 H76 664 80 80 0 0 0 0 H77 664 77 77 0 0 0 0 H78 664 74 74 0 0 0 0 H79 664 71 71 0 0 0 0 H80 664 68 68 0 0 0 0 H81 664 66 66 0 0 0 0 H82 664 63 63 0 0 0 0 H83 664 61 61 0 0 0 0 H84 664 58 58 0 0 0 0 H85 664 56 56 0 0 0 0 H86 664 54 54 0 0 0 0 H87 664 52 52 0 0 0 0 H88 664 50 50 0 0 0 0 H89 664 48 48 0 0 0 0 H90 664 46 46 0 0 0 0 H91 664 44 44 0 0 0 0 H92 664 43 43 0 0 0 0 H93 664 41 41 0 0 0 0 H94 664 39 39 0 0 0 0 H95 664 38 38 0 0 0 0 H96 664 36 36 0 0 0 0 H97 664 35 35 0 0 0 0 H98 664 34 34 0 0 0 0 H99 664 32 32 0 0 0 0 H100 664 31 31 0 0 0 0 H101 664 30 30 0 0 0 0 H102 664 29 29 0 0 0 0 費用便益比 B/C 単位 : 百万円 純現在価値 B-C 計 40,368 7,487 73.55 7,561 12,418 7,375 0 0 12,418 7,375 1.025 186 費用