Microsoft Word 最終要望案

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の6 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

03-1知事会提言かがみ文

地域子育て支援拠点事業について

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

道州制基本法案(骨子)

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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PrimoPDF, Job 20

H28秋_24地方税財源

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の7 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

第6回議論における補足資料

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

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4-(1)-ウ①

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

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長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

資料1 第1回会議のポイントについて

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平成23年9月29日WG後修正

資料 1

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

PowerPoint プレゼンテーション

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

三沢市行政経営推進プラン

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

県と市町村の役割分担の基準

注 : 平成 年度募集研究種目 国際的に評価の高い研究の推進 研究費の規模 / 研究の発展 H には 新たに基盤研究 (B) 若手研究 (A) の 種目に基金化を導入 若手研究 9 歳以下 ~ 年 (A) 500~,000 万円 (B) ~500 万円 研究活動スタート支援 年以内年間 50 万円以

(2) 消費税率 10% への引上げ時に導入が予定されている軽減税率制度については 消費税 地方消費税の引上げ分のうち地方交付税原資分も含めると 約 3 割が地方の社会保障財源であり 仮に減収分のすべてが確保されない場合 地方の社会保障財源に影響を与えることになることから 確実に代替財源を確保するこ

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

平成 30 年 8 月 31 日 平成 31 年度の財政投融資計画要求書 ( 機関名 : 株式会社日本政策金融公庫 ( 特定事業等促進円滑化業務 )) 1. 平成 31 年度の財政投融資計画要求額 ( 単位 : 億円 %) 平成 31 年度平成 30 年度対前年度比区分要求額当初計画額金額伸率 (1

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【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

2-3(2) 学校の教育力の向上 1. 学習環境の整備 子どもに質の高い教育を提供していくために 学びの森 を設置 運営する 学びの森 では専門的な指導員を配置し 1 教職員の研修体制の充実 2 学校と地域の連携協力の推進 3 児童生徒 保護者との教育相談を進める ティームティーチングによる学習支援

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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平成 26 年地方分権改革に関する提案募集要項 内閣府地方分権改革推進室 1 趣旨内閣府地方分権改革推進室では 地方分権改革に関する提案募集の実施方針 ( 平成 26 年 4 月 30 日地方分権改革推進本部決定 ) に基づき 地方分権改革に関する全国的な制度改正に係る提案を募集します 2 提案の主

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

平成18年度標準調査票

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数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

第2節 茨木市の現況

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

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Transcription:

地方創生から日本創生への提言 全国知事会 平成 27 年 5 月 Ⅰ 地方創生に向けた取組の深化 1 これまでの取組 全国知事会は昨年秋に 人口減少への挑戦 として地方創生に正面から取り組む決意を表明し 必要な対策について提言を行った その後 まち ひと しごと創生法 が成立 公布され 12 月に まち ひと しごと創生総合戦略 が決定された 2 月には補正予算で 地域住民生活等緊急支援のための交付金 併せて平成 27 年度地方財政計画では まち ひと しごと創生事業費 が措置された 全国知事会としては こうした一連の取組について 政府が地方創生や地域経済の活性化に向け 本格的に取り組む姿勢を示したものとして高く評価している 2 中長期の取組 5 年間の集中的な取組 現在 地方創生に向け 国 地方一体となった取組が進みつつあるが いまだ緒に就いたばかりである 人口減少への挑戦 に残された時間は少なく 可能なものから直ちに実行する必要がある 国 地方 産学官などあらゆる主体が 人口減少 の危機感と 地方創生 の意義を共有し その上で知恵と努力を結集し 取組を深化させ 力強い流れを生み出さなくてはならない そのため まずは2020 年までの5 年間を一つの期間として捉え 集中的に施策を展開し地方創生の大きな潮流を創り出す 長期的視点に立った取組さらに 地方の人口減少は戦後の発展の中で 長い時間をかけて進んできた問題であり 少子化対策をはじめとして長期的な取組を粘り強く進めていく必要がある 東京圏への人口の過度の集中を是正し 地方創生を支えるため 社会資本整備の地域間格差の解消などにも息の長い 腰を据えた対策が求められる 1

3 国 地方の連携の強化地方創生から日本創生へ 地方創生を図るためには まず地方が自ら地域の実情に応じて創意工夫を凝らし 自主性 独自性を最大限に発揮して取り組む必要がある 全国知事会としても 地方創生を日本創生につなげていくという強い決意と覚悟をもって取り組んでいく考えである とりわけ取組の成果を高めるためには 全国の自治体が限られた資源を共有し かつ連携することが不可欠である 今後 地域間連携 ( 県域 市町村域を越えた連携含む ) や 産学官など多様な主体との協働を積極的に進めていく考えである 国自らも施策展開を一方で 地方の人口減少の歯止めやその背景である東京一極集中の是正など 地方創生を実現するために国が自ら果たすべき役割は極めて大きい しかし これまで国は地方の発意を促すことに主眼が置かれ 自ら行うべき地方創生への対応が不十分であったと我々は受け止めている 国は昨年 12 月に まち ひと しごと創生総合戦略 を策定し その中で国として実施するべき施策を掲げているところであり これを迅速かつ着実に実行に移していく必要がある そうした施策を含め 地方創生を地方の努力への支援に止まることなく 結婚 出産 子育てへの支援 企業の地方移転促進などの仕組みづくり 大学 政府機関等の地方移転などの東京一極集中是正の取組 多軸型国土の形成など 国が自らなすべき施策を長期的視点に立って不退転の決意で かつ大胆に実行していくべきと考える 以上により 地方と国の取組が車の両輪となって 地方創生から日本 創生への道筋を確固たるものとすることができる 2

Ⅱ 地方創生のための提言 政府は 6 月を目途に まち ひと しごと創生基本方針 2015 を策定することとされている この基本方針の策定と今後の地方創生施策の展開にあたり 昨年 10 月及び11 月の全国知事会による提言に掲げた政策についてその全面的な実現と 以下の各事項について要請する 1 地方の主体的な取組とその財源の確保上記の決意と覚悟のもと 平成 28 年度以降取り組む地方創生に係る 事業に必要な財源について 以下を含めその総額をしっかりと確保する こと まち ひと しごと創生事業費 の拡充及び一般財源の総額確保 プライマリーバランスの黒字化を理由として地方交付税総額を圧縮 しようとする動きがあるが それ自体が地方創生に逆行するものであ り 容認できない そのため 平成 27 年度地方財政計画に計上され た まち ひと しごと創生事業費 の拡充を図るとともに 地方の 安定的な行財政運営に必要な一般財源総額を十分に確保すること 新型交付金の創設 上記の一般財源総額の確保に加え 地方創生の取組を深化させ 地 方の創意工夫等により力強い潮流をつくるための新型交付金を創設す ること 新型交付金は 単なる既存の補助金の振替によることなく 地域間 連携や民間各セクター等多様な主体との協働など 先進的あるいは高 い効果が見込める施策や 従来の取組の隘路にも対応できる タテ割 の個別補助ではない包括的なものとすること 新型交付金の規模については 平成 26 年度補正予算で措置された 地方創生先行型交付金 を大幅に上回る額を確保すること 新型交付金の制度設計にあたっては あらかじめ地方の意見を十分 聴くこと また 事業内容を公表し 目標管理を適切に行うなど自治 体が責任を負う一方で 交付金の趣旨に沿った事業を行う場合には 対象分野 対象経費の制約などは大胆に排除し 自由度の高い弾力的 な交付金とすること 少なくとも当面の 5 年間を見据えて施策展開を図れるよう 継続的 な交付金とし その見通しを示すこと 3

制度の運用に際しては 自治体に対して 地域が検討期間をしっかりと確保して有効に活用できるよう 迅速かつ手戻りのない 分かりやすい説明や情報提供を行うこと また 申請手続き等の簡素化を図ること 各省庁が実施する地方創生関連事業についても 上記交付金と同様の配意を行うほか 網羅的な支援メニューを示すとともに 手続のワンストップ化を進めること 2 地方分権の強力な推進 地方分権改革は 地域が自らの発想と創意工夫により地方創生を図るための基盤となるものであり 地方でできることは地方でという地方分権の本旨に基づき 財源確保の措置を講じつつ さらなる事務 権限の移譲や規制緩和に取り組むこと 特に 昨年度から導入された 提案募集方式 については 今後提出される地方の提案に沿って 地方創生の推進に必要な事項を広く対象とするとともに 先行地域における実証制度として地域特性を活かせる手挙げ方式を十分活用するなどその実現可能性をより一層高めること また 地方からの 地方創生特区 の提案を思い切って採用すること 3 国自らの強力な施策展開 地方が人口減少社会に向き合い 地方創生に全力で取り組む一方で 国もその役割を主体的に果たしていかなければならない そのため 国においても自ら策定した まち ひと しごと創生総合戦略 に掲げる事業を迅速かつ着実に実行し 特に 以下の事項について強力に推進すること 大胆な人口減少対策 結婚や出産 子育てを後押しする経済的支援制度の創設 ( 子どもに対する医療費の負担軽減に資する全国一律の助成 第三子以降の保育料無償化等の多子世帯支援など ) 高齢者の地方回帰を促進する 住所地特例 制度の拡充をはじめ とした 地方への移住 定住策の強力な推進 集落間で補完しあう ネットワーク コミュニティ の構築 4

産業の育成と雇用の創出による地域経済の活性化 地域の実情に応じた雇用のマッチングのためのハローワークの地方移管 ( ハローワークの地方移管に向けた ハローワーク特区 一体的実施 の成果の検証等を通じた具体案の検討 ) 地域の資源を活かしたものづくり産業や農林水産業 観光関連産 業 情報産業 医療産業など 多様な産業の創出 育成と それら を担う創造力ある人材の育成をはじめとした政策の展開 再生可能エネルギー拡大による地方の新産業創出の促進 ( 分散型エネルギーシステムの構築に向けたエネルギーミックスにおける可能な限りの再生可能エネルギー割合の拡大 地方の自然特性を活かした風力発電や水力発電 地熱発電 潮流発電 森林資源を活用したバイオマス発電等の拡大及びそれらを支える送電網整備等への支援による地方での新産業創出 ) 女性の活躍を促進するための環境整備 地方創生に必要な拠点の地方立地とその充実 国家戦略としての企業 大学 政府機関等の地方移転 ( 企業の地方拠点強化税制 ( 現在国会審議中 ) について 地方や企業の実情を十分踏まえた実効性のある運用等 ) 地方創生に向けた地方国立大学等の運営基盤確保等 ( 政府の総合戦略でも多様な役割を果たすことが期待されている地方国立大学に対する運営費交付金や競争的資金の拡充 地域資源を活かした研究開発の重点的支援 ) 地方創生を支える基盤の地域間格差是正 地域戦略を重視した国土形成計画の策定 ( 国土形成計画法に基づく新たな 国土形成計画 及び 広域地方計画 の策定にあたって 日本再生デザイン ( 平成 25 年 11 月全国知事会策定 ) 及び まち ひと しごと創生法 に基づく地方自治体の総合戦略の十分な反映 ) 5

地方創生の基盤ともなる多軸型国土の形成 人や産業の地方分散に不可欠な基幹的公共インフラの地域間格差の早期是正 ( 高速道路のミッシングリンクや暫定整備区間の解消 フル規格新幹線の整備など ) 首都圏と地方との公共投資のバランスの確保 6