. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

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CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

第4期 決算報告書

ワコープラネット/標準テンプレート

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

達人シリーズfrom勘定奉行クラウド 運用ガイド

第4期電子公告(東京)

科目印収納科目一覧

財務諸表 (XBRL2.0) を組み込む場合 e-tax ソフト以外で作成した以下の財務諸表 (XBRL2.0) を法人税 地方法人税関係の申告に添付し 送信することができます 貸借対照表 製造原価報告書 損益計算書 株主資本等変動計算書 社員資本等変動計算書 個別注記表 損益金の処分表 ただし e

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

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貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 資産の部 負債の部 流動資産 (63,628,517) 流動負債 (72,772,267) 現金及び預金 33,016,731 買掛金 379,893 売掛金 426,495 未払金 38,59

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

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平成23年度税制改正の主要項目

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計算書類等

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

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営業報告書

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

第28期貸借対照表

利益積立金額第 10 章税法上の資本の部 第 2 節利益積立金額 利益積立金額とは 法人の所得の金額のうち留保されているものをいう ( 法 21 十八 ) この利益積立金額は 法人の所得として課税済みの金額であり それが株主等に配当等された場合には二重課税の調整を要し また 特定同族会社の留保金課税

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法人による完全支配関係下の寄附金 1.100% グループ内の法人間の寄附 ( 法法 372) 現行税制上では 寄附金は支出法人では損金計上限度額を超える部分が損金不算入 受領法人では益金算入です 平成 22 年度税制改正により 100% グループ内での支出法人では寄附金全額を損金不算入とし 受領法人

精算表 精算表とは 決算日に 総勘定元帳から各勘定の残高を集計した上で それらに修正すべき処理 ( 決算整理仕訳 ) の内 容を記入し 確定した各勘定の金額を貸借対照表と損益計算書の欄に移していく一覧表です 期末商品棚卸高 20 円 現金 繰越商品 資本金 2

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損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

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法人税 faq

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貸借対照表 (2019 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目 金額 科目 金額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 3,784,729 流動負債 244,841 現金及び預金 3,621,845 リース債務 94,106 前払費用 156,652 未払金 18,745

粉飾決算と過年度損益修正 1. 概要 経営上の諸般の事情により やむを得ず粉飾して架空売上や架空在庫を計上する場合があります 前期以前の 過年度の決算が間違っていた場合は 会計上は当期の期首で修正できます ただし 過年度の損失を当期に損金算入すれば その事業年度に損金計上すべきであり 過年度の損失は

営 業 報 告 書

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第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

貸借対照表 平成 27 年 3 月 31 日現在 会社名 : NHK 営業サービス株式会社 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 流動資産 8,930,928 流動負債 6,339,212 現金及び預金 2,615,847 買掛金 56 売掛金 5,927,917 短期借入金

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2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

貸借対照表 ( 平成 27 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) 流 動 資 産 現 金 預 金 受取手形 営業未収金 貯蔵品 前渡金 前払費用 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産建 物 構築物 機械装置 車両運搬具 器具備品

3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

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Microsoft Word - 02手引(説明).doc

新規文書1

営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

Microsoft Word - 決箊喬å‚−表紎_18年度(第26æœ�ï¼›

貸借対照表 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) 流 動 資 産 現 金 預 金 受取手形 営業未収金 貯蔵品 前渡金 前払費用 繰延税金資産 未収法人税等 その他 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産建 物 構築物 機械装置 車両運

業務チェックリスト法人税【H 修正案】

(2) サマリー情報 1 ページ 1. 平成 29 年 3 月期の連結業績 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) (2) 連結財政状態 訂正前 総資産 純資産 自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円銭 29 年 3 月期 2,699 1,23

第6期決算公告

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

第 3 期決算公告 (2018 年 6 月 29 日開示 ) 東京都江東区木場一丁目 5 番 65 号 りそなアセットマネジメント株式会社 代表取締役西岡明彦 貸借対照表 (2018 年 3 月 31 日現在 ) 科目金額科目金額 ( 単位 : 円 ) 資産の部 流動資産 負債の部 流動負債 預金

達人シリーズfromPCA会計 運用ガイド

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営 業 報 告 書

貸 借 対 照 表 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 科 目 金額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 4,007 流動負債 4,646 現金及び預金 2,258 買掛金 358 売掛金 990 リース債務 2,842 有価証券 700 未払金 284 貯蔵品

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

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計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

計 算 書 類

第 36 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部 負債の部 Ⅰ. 流 動 資 産 909,595 Ⅰ. 流 動 負 債 208,875 現金及び預金 508,

科目当年度前年度増減 [ 負債の部 ] 流動負債未払金 3,44,15,654 3,486,316,11-46,3,357 給付金未払金 3,137,757,265 3,192,611,196-54,853,931 年金未払金 287,13, ,91,778 7,228,646 その他未

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

3. 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は 次のとおりです 科目当期末残高 ( うち指定正味財産からの充当額 ) ( うち一般正味財産からの充当額 ) ( うち負債に対応する額 ) 基本財産投資有価証券 800,000,000 (662,334,000) (137


法人税 faq

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

(1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) 決算整理後残高試算表 勘定科目 金 額 勘定科目 金 額 現 金 預 金 ( ) 未払法人税等 ( ) 土 地 ( ) 租 税 公 課 ( ) 法 人 税 等 ( ) 2

Microsoft Word - 公開草案「中小企業の会計に関する指針」新旧対照表

平成28年度 第144回 日商簿記検定 1級 会計学 解説

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

株 主 各 位                          平成19年6月1日

リリース

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貸借対照表 ( 平成 28 年 12 月 31 日現在 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) 流 動 資 産 現金及び預金 売 掛 金 仕 掛 品 前 払 費 用 未 収 入 金 そ の 他 貸 倒 引 当 金 固 定 資 産 有形固定資産 建物附属設備 工具器具備品 無形固定資産 ソフトウェア

第1章 財務諸表


Microsoft Word - 業務チェックリスト法人税(成案)

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第 138 回日商簿記 3 級解答解説 第 1 問 実教出版株式会社 仕 訳 借 方 科 目 金 額 貸 方 科 目 金 額 1 売買目的有価証券 1,970,000 未 払 金 1,970,000 2 備品減価償却累計額 70,000 備 品 150,000 現 金 20,000 固定資産売却損

第8期(平成26年度)貸借対照表および損益計算書(改版)

財務諸表 金融商品取引法第 193 条の 2 第 1 項の規定に基づき 当社の貸借対照表 損益計算書 株主資本等変動計算書及び附属明細表については 有限責任あずさ監査法人の監査証明を受けております 貸借対照表 科目 ( 資産の部 ) 流動資産 2017 年度末 2018 年 3 月 31 日現在 (

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2019年年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

キャッシュフロー計算書の作成


財務諸表 金融商品取引法第 193 条の 2 第 1 項の規定に基づき 当社の貸借対照表 損益計算書 株主資本等変動計算書及び附属明細表については 有限責任あずさ監査法人の監査証明を受けております 貸借対照表 科目 ( 資産の部 ) 流動資産 平成 27 年度末平成 28 年 3 月 31 日現在

目次 マークは おすすめする機能アップ内容や 注目していただきたい変更内容になります 全般 [ 会社運用設定 ] や [ 会計期間設定 ] メニューなどの設定内容を 他の利用者が資産登録などの作業中でも確認できるようになりました 3 メニュー体系 償却資産申告関連のメニュー体系が変更になりました 3

平成29事業年度(第10期)計算書類

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

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決算書(全社) xls

2018年12月期.xls

(訂正・数値データ修正)「平成29年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

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Transcription:

Ⅰ 日常業務と決算業務 Ⅱ 引当金 減価償却に関する業務 Ⅲ 仮決算書 申告書の作成 Ⅳ 最終申告書の作成 Ⅴ 個別 Ⅰ 日常業務と決算業務 法人税申告書と決算書の作成手順 目次. 同族会社を判定する -( 別表 2)- 2 同族会社 特定同族会社の判定をするために 株主の持ち株数や親族関係等を把握する必要があります. 現金 預金を確認する 6 期末の現預金の残高を確認し 預貯金等の内訳書 を作成します. 売上高 売掛金を集計する 10 売上高 売掛金の記帳 集計をし 売上高等の事業所別内訳書及び売掛金の内訳書を作成します. 売上原価 買掛金を集計する 16 売上原価を構成する仕入高と期末棚卸高について確認し 内訳書を作成します. 受取手形 支払手形を確認する 22 受取手形には 手持手形や割引手形 裏書手形があり それぞれ手形期日まで管理します 支払手形は支払期日別に管理します. 借入金 支払利息を集計する 26 金融機関から発行される返済予定表を基に補助簿や集計表を作成しておけば 決算時や借換時などの資金繰りに便利です. 貸付金 受取利息を集計する 30 役員や株主などへの貸付 その他の個人や会社に金銭を貸し付けている場合には 受取利息が低利となっていないか注意しましょう. 前渡金 前払費用 仮払金を整理する 32 支払が済んでいるもので翌期以降の費用などになるものについて 経過勘定として整理します. 未払金 未払費用を整理する 36 決算において 未払金 未払費用を計上し経費等を確定させます. 未払保険料 保険積立金を整理する 40 保険料を支払った場合 その金額が損金になるとは限りません 資産計上すべきものと損金になるものを区分する必要があります. 不良債権を調べる 1( 貸倒損失 ) 44 売掛金や貸付金などに貸倒損失とすべきものが含まれていないか調べます. 不良債権を調べる 2( 個別評価貸倒引当金 )- 別表 11(1)- 48 売掛金や貸付金などの債権について 貸倒損失としての処理はできないものの その一部が回収見込みのないものは 個別に評価して貸倒引当金を設定します. 固定資産の整理をする 54 固定資産を整理し 少額 一括償却資産の選択特別償却や税額控除の対象資産の確認 また修繕費と資本的支出を区分します

. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準備をします. 租税公課を集計する 82 租税公課はその正確によって税法上の取り扱いが異なります これを集計しておくと決算業務がスムーズになります. 交際費等を整理する 84 交際費は 会計上はその事業年度の費用となりますが 法人税法上は一定限度額までしか損金に算入できません. 寄付金を整理する 88 寄付金のうち一定額を超える部分は損金算入できません 申告書別表 14(2) の作成準備のため寄付金を整理します. 役員を確認する 92 法人税法では 役員は会社法等の規定よりも広い範囲で定義されているため 役員かどうか判定が必要となります. 役員給与を確認する 94 役員給与が損金算入されるための要件を確認します. 人件費を整理する 98 毎月の給与を整理し 賃金台帳 月別給与一覧表を作成します また 社会保険料 労働料の整理や現物給与のチェックを行います. 預り金を整理する 100 社会保険料 源泉所得税等 住民税を整理し 預り金の内訳書を作成します. 人件費を集計する 102 給与 賞与等について内訳書を作成するとともに 特に役員に対するものについては適正に処理されているか確認します. 地代家賃等を集計する 104 支払地代や支払家賃等について集計をし 内訳書を作成します. 消費税等の申告書を作成する ( 原則課税用 ) 106 決算時に消費税等の確定税額を計算し 消費税等の申告書 ( 原則課税用 ) を作成します. 雑役等 雑損失等を集計する 114 消費税申告書作成の後 雑収入 雑損失 固定資産売却損益 税金の還付金 貸倒損失等について内訳を整理します Ⅱ 引当金 減価償却に関する業務. 貸倒引当金を計算する - 別表 11(1 の 2)- 116 一括評価金銭債権について 貸倒引当金繰入限度額を計算するために別表 11(1 の 2) の記入をします. 賞与 退職給付引当金を計算する 126 会計上は賞与 退職給付引当金を計上する必要がありますが 税務上 その繰入額は損金算入されません

. 少額減価償却資産の損金算入の明細書を作る - 別表 16(7)- 130 少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例に関する明細書を作成します. 減価償却をする ( 旧定額法 定額法 )- 別表 16(1)- 132 旧定額法 定額法を選定している資産について 償却限度額の計算をし 別表 16(1) を作成します. 減価償却をする ( 旧定率法 定率法 )- 別表 16(2)- 136 旧定率法 定率法を選定している資産について 償却限度額の計算をし 別表 16(2) を作成します. 減価償却をする ( 合計表 ) 140 別表 16(1) 別表 16(2) を合計表として作成します. 特別償却と税額控除を検討する 142 減価償却資産について 特別償却を行うか 税額控除を行うか検討します. 一括償却資産を計算する - 別表 16(8)- 144 一括償却資産の適用がある場合に 別表 16(8) を作成します. 繰延資産の償却をする - 別表 16(6)- 148 繰延資産について整理し 別表 16(6) を作成します Ⅲ 仮決算書 申告書の作成. 仮決算書を作る 152 残高試算表を基にして 法人税額等を計算するための仮の決算書を作ります. 控除所得税額を計算する - 別表 6(1)- 154 利子や配当などに課される所得税額を法人税額から控除するための計算を行うため別表 6(1) を作成します. 利子割額の明細書を作る 158 道府県民税の申告書作成のため 別表 6(1) と同様に利子割額に関する明細書を作成します. 交際費の損金不算入額わ計算する - 別表 15-162 税務上の交際費等を集計し 別表 15 を作成して損金不算入額を求めます. 受取配当等の益金不算入額をする - 別表 8(1)- 164 受取配当金などのうち益金不算入となる金額を計算するため 別表 8(1) を作成します. 別表 5(2) を作る 170 租税公課の納付状況を整理して 別表 5(2) を作成します. 別表 5(1) を作る 172 税務上の貸借対照表を作るために 別表 5(1) を作成します. 別表 4 を作る 1 176 課税所得の計算を行うために 仮決算書に基づき別表 4 を作成します. 寄付金の損金不算入額を計算する - 別表 14(2)- 180 別表 4 の仮計欄が計算できたら 寄付金の損金算入に関する明細書を作成します. 別表 4 を作る 2 184 別表 4 の総額欄の所得金額を留保欄と社外流出欄に区分して記入します. 別表 1(1) を作る 1 188

所得金額が算出されたら 次に法人税額を求めます. 中小企業者が機械等を取得した場合の税額控除を計算する - 別表 6(12 192 中小企業者等が機械等を取得した場合の法人税額の特別控除に関する明細書を作成します. 別表 1(1) を作る 2 194 法人税額の特別控除等の計算ができたら さらに別表 1(1) の作成を進めます. 事業税及び地方法人特別税の申告書を作る 196 道府県民税 事業税 地方特別法人税確定申告書 (6 号様式 ) のうち 事業税及び地方特別法人税に関する部分を計算します. 道府県民税の申告書を作る 202 法人税の申告書及び利子割額の明細書ができたら 道府県民税の申告書を作ります. 市町村民税の申告書を作る 206 法人税の申告書ができたら 市町村民税の申告書を作ります. 剰余金の処分を検討する 210 仮決算書に法人税 事業税及び地方特別法人税 ( 事業税等 といいます ) 住民税の処理をし 配当を検討します Ⅳ 最終申告書の完成. 別表 5(2) を完成させる 212 仮決算書に関する申告書を作成したら 別表 5(2) を完成させます. 別表 5(1) を完成させる 214 税額計算に関する申告書を作成したら 別表 5(2) と同時に別表 5(1) を完成させます. 別表 4 を完成させる 218 損金算入した納税充当金の処理をして別表 4 を完成させます. 別表 4 別表 5(1) 別表 5(2) の関係を確認する 220 別表 4 別表 5(1) 別表 5(2) の関係をチェックします. 納税充当金を理解する 222 納税充当金について深く理解するために 今までと別の角度で見てみましょう. 財務諸表作る 226 申告書が完成したら 最後に貸借対照表 損益計算書 株主資本等変動計算書を作成します. 事業概況書を作る 230 法人事業概況書を作成し 法人税申告書に添付して提出します. 役員改選をして株主総会議事録等を作る 236 株主総会議事録等を作成します. 事前確定届出給与を届け出る 244 事前確定届出給与を支給する場合には 届出書の提出が必要です. 適用額明細書作成する 244 平成 23 年 4 月 1 日以後に終了する事業年度から申告書に 適用額明細書 を添付しなければなりません Ⅴ 個別編

. 消費税の概要を知る 248 日常の仕訳を行うためには 消費税の課税される取引を理解しなければなりません. 課税事業者の判定をする 250 まず その法人が消費税の課税事業者か判定をします. 消費税の経理処理を決定する 252 消費税の経理処理を決定しなければなりません. 仕入税額控除の計算方法を選択する 254 基準期間の課税売上高が 5,000 万円以下の場合には 原則課税と簡易課税のどちらを選択するか検討します. 消費税法の改正消費税率の引き上げ後の適用税率の区分から付表を作成し 申告書を作成します 256. 消費税の課否判定をする 258 個別の取引ごとに消費税の課税区分を判定します. 消費税の申告と各種届け出をする 260 消費税の各種届け出について確認します 届出等の時期によって課税期間が異なります. グループ法人税制の適用を受ける 1 266 完全支配関係のある法人間の取引については 連結納税制度を選択しなかった場合でもグループ法人税制が強制適用されます. グループ法人税制の適用を受ける 2 268 完全支配関係のある法人間で一定の資産の譲渡取引があったときには その譲渡損益の計上は強制的に繰り延べられます. グループ法人税制の適用を受ける 3 272 法人間の寄付 受取配当等 中小企業特例にもグループ税制が適用されます. 留保金課税を計算する - 別表 3(1)- 274 特定同族会社は 一定上の内部留保に対して 通常の法人税のほかに特別税率による課税があります. 株主資本等変動計算書の仕組みを知り作成する 280 株主資本等変動計算書は純資産の期中の増減を表します. 個別注記表を作成する 284 会社法では 主な計算書類として貸借対照表などのほか個別注記表を作成することが求められています. 中小企業者等が機械等を購入した場合の特例の適用を検討する1 - 特別償却又は税額控除 - 292 中小企業者等が機械等を購入した場合は特別償却又は税額控除を選択適用することができます. 中小企業者等が機械等を取得した場合の特別償却をする 2- 特別償却の付表 (2) (7)- 294 中小企業者等が機械等を取得した場合の特別償却を適用する場合は特別償却の付表 (2) (7) を作成します. 中小企業者等が機械等を取得した場合の税額控除をする 3- 別表 16(12)- 300 中小企業者等が機械等を取得した場合の税額控除を適用した場合は別表 6(12) を作成します. 試験研究費の税額控除をする 286 試験研究費の税額控除を受ける場合の申告書を作成します

. 雇用者の数が増加した場合の税額控除をする - 別表 6(17)-( 雇用促進税制 ) 302 雇用者の数が増加した場合の税額控除を受ける場合の申告書を作成します. 雇用者給与等支給額が増加した場合の税額控除をする - 別表 6(20)-( 所得拡大促進税制 ) 306 雇用者給与等支給額が増加した場合の税額控除の適用を受ける場合は別表 6(20) を作成します. 国内の設備投資額が増加した場合の特例の適用を検討する 1- 特別償却又は税額控除 - 312 国内の設備投資額が増加した場合に機械等に係る特別償却又は税額控除を選択適用することができます. 国内の設備投資額が増加した場合の機械等に係る特別償却をする 2- 特別償却の付表 (5) 314 国内の設備投資額が増加した場合の機械等に係る特別償却を適用する場合は特別償却の付表 (5) を作成します. 国内の設備投資額が増加した場合の機械等に係る税額控除をする 3- 別表 6(18)- 316 国内の設備投資額が増加した場合の機械等に係る税額控除を適用する場合は別表 6(18) を作成します. 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特例の適用をを検討する1 - 特別償却又は税額控除 - 318 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合に特別償却又は税額控除を選択適用することができます. 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却をする2 - 特別償却の付表 (6)-320 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合に特別償却を適用する場合は特別償却の付表 (6) を作成します. 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の税額控除をする 3- 別表 6(19)- 322 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合に税額控除を適用する場合は別表 6 (19) を作成します. 生産性向上設備等を取得した場合の特例を検討する 1- 特別償却又は税額控除 - 324 生産性向上設備等を取得した場合は 特別償却又は税額控除を選択適用することができます. 生産性向上設備等を取得した場合の特別償却をする 2- 特別償却の付表 (7)- 326 生産性向上設備等を取得した場合の特別償却を選択する場合は特別償却の付表 (7) を作成します. 生産性向上設備等を取得した場合の税額控除をする 3- 別表 6(21)- 328 生産性向上設備等を取得した場合の税額控除を選択する場合は別表 6(21) を作成します. 赤字法人の申告書を作る 1 330 赤字である法人の申告書を作成します. 赤字法人の申告書を作る 2 334 別表 7(1) を作成し 別表 1(1) が完成したら地方税の申告書を作成します. 赤字法人の申告書を作る 3- 欠損金の繰戻による還付請求書 - 338 法人税の繰戻還付を受けるためには還付請求書を提出しなければなりません. 赤字法人の申告書を作る 4 342 法人税の繰戻還付を受けた場合 翌期に受入処理をします また 翌期以後に所得金額がプラスである場合は地方税においては翌期の所得等から繰越額を控除します. 分割法人の申告書を作る 1 346

分割法人に関する事業税及び地方法人特別税 ( 事業税等 といいます ) の申告書を作成します. 分割法人の申告書を作る 2 352 分割法人に関する道府県民税の申告書を作成します. 分割法人の申告書を作る 3 356 分割法人に関する市長村民税の申告書を作成します. 東京都民税の申告書を作る 360 東京都の特別区に事業所等を有する場合の申告書を作成します. 事業税の外形標準課税の概要を知る 364 資本金一億円を超える法人は 外形標準課税が適用されます. 中間申告書 ( 予定申告書 ) を作る 366 前年度の確定申告書を基礎に予定申告書を作成します. 修正申告書を作る 1 370 修正申告の概要と別表 4 と別表 5(1) の役割を理解します. 修正申告書を作る 2 386 説例を基に修正申告書を作成します. 修正申告書を作る 3 390 2 期連続で修正申告書を作成する場合の作成手順を具体例で確認します. 解散法人の申告書を作成する 1 382 解散法人の申告については清算中の法人であっても通常の所得課税が行われます. 解散法人の申告書を作成する 2- 清算確定申告書の作成 ( 残余財産がある場合 ) 386 清算確定申告書を作成する場合には 事業年度の中途で清算が確定した場合の月数あん分や事業税の清算確定事業年度での損金算入などに注意しましょう. 解散法人の申告書を作成する 3- 清算確定申告書の作成 ( 残余財産がない場合 ) 390 残余財産のない場合の清算確定申告書を作成する場合には 期限切れ欠損金などに注意しましょう. 税効果会計を適用する 1 394 税効果会計の目的と基本的な考え方を理解します. 税効果会計を適用する 2 400 税効果会計を適用した場合の決算書 申告書を作成します. キャッシュフロー計算書の概要 404 キャッシュフロー計算書の概要と基本的な考え方を把握します. キャッシュフロー計算書の簡単な作り方 408 間接法による簡単なキャッシュフロー計算書を実際に作ってみましょう. 税務代理権限証書を添付する 414 法人税の申告などを税理士に依頼した場合は 税務代理権限証書を申告書に添付します. 税理士が添付書面を作成する 416 書面添付制度は 申告の内容について税理士としての意見を税務行政庁に対して表明する手段として設けられたものです 書面添付制度は 税務の専門家である税理士の立場をより尊重し税務行政の一層の円滑化 簡素化に資するものです