固定資産評価審査申出とは

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審 査 請 求 事 務 取 扱 要 領

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

目 次 1 固定資産税と固定資産税評価 1 1 固定資産税とは 1 2 固定資産税の課税のしくみ 2 (1) 固定資産税を納める人 ( 納税義務者 ) 2 (2) 税額の計算 2 2 固定資産税評価のあらまし 1 固定資産税評価の意義 2 固定資産税評価によって求める価格とは 3 固定資産の価格を求

11総法不審第120号

3 減免の期間及び割合 下表の左欄の期間に終了する事業年度又は課税期間に応じて右欄の減免割合を適用します H27.6.1~H 減免割合 5/6 納付割合 1/6 H28.6.1~H 減免割合 4/6 納付割合 2/6 H29.6.1~H 減免割合 3/6 納

11総法不審第120号

11総法不審第120号

平成 30 年度改正版 平成 30 年 6 月 1 日から平成 31(2019) 年 5 月 31 日までの間に終了する事業年度に ついては 減免割合が 2/6 に変更となりましたので 30 年度改正版をご使用くださ 1 減免の対象 ( 変更はありません ) 詳細は次ページをご覧ください 1 資本金

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又は法人が死亡又は消滅している場合の現所有者に係る情報は 所有者が提出する現所有者申告書等により把握する 入手した新規の納税義務者及び異動情報については 各市税事務所の職員が端末機により随時入力し 固定資産税 ( 土地 家屋 ) システムで管理する 2 土地台帳及び家屋台帳情報の管理 ( 随時 )

高島市職員措置請求に係る監査の結果について 第 1 請求の受付 1 請求書の提出平成 29 年 9 月 28 日 2 請求人 3 請求の要旨 ( 高島市職員措置請求書 の原文のまま記載) 1 請求の要旨高島市長による平成 29 年度の固定資産税の賦課において 別紙の固定資産について 家屋の未評価によ

ブライダル都市高砂は 新婚世帯 子育て世帯の 定住を歓迎します! 高砂市

処分済み

固定資産の価格は 国が示す基準で評価します 固定資産の評価は 国が示す 固定資産評価基準 によって行うこととされています ( 固定資産評価基準は 総務大臣が告示します ) これにより 評価した価格 ( 評価額 ) は 毎年 3 月 31 日までに市町村長が決定します 平成 30 年度の価格 ( 評価

○不動産を贈与した場合の申請書の様式・記載例(オンライン庁)

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処分済み

奨励金の概要 新婚 子育て世帯の住宅新築を奨励し 高砂市内への移住 定住を促進するため 市内に一戸建て住宅 ( 新築マンションを含む ) を新築 ( 購入 ) する新婚または子育て世帯に向けて 新築住宅に対する固定資産税 ( 家屋分 ) 減額措置の相当額を1 年分奨励金として交付します ( 税制措置

す ) 5 地区 地域内の各筆の評価 ( 一画地の宅地ごとに評価額を算出します < 土地に対する課税 > (1) 評価のしくみ固定資産評価基準によって 地目別に定められた評価方法により評価します 平成 6 年度の評価替えから 宅地の評価は 地価公示価格の 7 割を目途に均衡化 適正化が図られています

業務説明書 Lv1 Lv2 機能構成図 業務名 (Lv0) 資料番号版数日付国税関係業務 1 作成更新 Lv3 Lv4 Lv5 作成者 計画 連絡 報告 税務統計 納税者に関する情報収集 納税者基礎情報の整理 申告書用紙等の発送

価格 ( 評価額 ) 固定資産の価格は, 総務大臣が定めた固定資産評価基に基づき評価し, 価格を決定します 価格は 3 年ごとに評価替え ( 価格の見直し ) を行っており, この評価替え年度を基年度といいます 平成 30 年度がこの基年度に当たり, 全ての土地 家屋について新しい価格が決定しました

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

11総法不審第120号

1 天神 5 丁目本件土地及び状況類似地域 天神 5 丁目 本件土地 1 状況類似地域 標準宅地

○不動産を贈与した場合の申請書の様式・記載例(オンライン庁)

11総法不審第120号

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

富士見市都市計画税条例 ( 昭和 46 年条例第 40 号 ) 新旧対照表 ( 第 1 条による改正 )( 専決 ) 新 旧 附則 附則 ( 改修実演芸術公演施設に対する都市計画税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告 ) 6 法附則第 15 条の11 第 1 項の改修実演芸術公演施設につ

< 記載例 > ( 記載例の解説及び注意事項等は,5 ページ以下を御覧ください ) * この記載例は, 個人が自己の所有する不動産 ( 土地又は建物 ) を担保として金融機関等の法人から融資を受けた場合等に, 書面で根抵当権の設定の登記を申請する場合のものです 受付シールを貼るスペースになりますので

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

(1) 理由付記等

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

税額の計算方法 課税標準額 税率 (1.4%) 土地 家屋価格等縦覧帳簿には 所在地番 地目 ( 構造 ) 地積( 建床面積 ) 評価額等が記載されており 町内の他の土地又は家屋の価格等を比較することが出来るようになっています この土地 家屋価格等縦覧帳簿は 毎年 4 月 1 日から当該年度の最初の

む ), 倉庫その他の建物をいう ( 同条 3 号 ) 固定資産課税台帳 とは, 土地課税台帳, 土地補充課税台帳, 家屋課税台帳, 家屋補充課税台帳及び償却資産課税台帳を総称するものである ( 同条 9 号 ) 家屋課税台帳 とは, 登記簿に登記されている家屋 ( 建物の区分所有等に関する法律 (

(3) 評価替え土地と家屋については, 原則として, 基準年度 (3 年ごと ) に評価替えを行い, 賦課期日 (1 月 1 日 ) 現在の価格を固定資産課税台帳に登録します 第 2 年度と第 3 年度は, 新たな評価を行わないで, 基準年度の価格をそのまま据え置きます ( 平成 30 年度が基準年

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

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承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

○所有者等の住所に変更があった場合の申請書の様式・記載例(オ

市税のしおり2016表紙再3

教員等の懲戒処分に係る審査に関する規程 ( 平成 21 年 9 月 16 日 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 教育公務員特例法 ( 昭和 24 年 1 月 12 日法律第 1 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づき 沖縄県立看護大学教授会 ( 以下 教授会 という )

Ⅰ 関連情報 1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 固定資産税事務 固定資産税事務とは地方税法等の法律に従い 賦課期日である 1 月 1 日現在に住民が所有する固定資産 ( 土地 家屋 償却資産 ) に対し課税され 住民が納める固定資産税の課税事務 ( 以下を参照 ) のことを指

所得税確定申告セミナー

固定資産税のあらまし2016

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第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

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正 審査請求書 ( 次葉 ) 審査請求人 ( 氏名 名称 ) 11 審査請求の趣旨 原処分 ( 再調査の決定を経ている場合にあっては 当該決定後の処分 ) の取消し又は変更を求める範囲等について 該当する番号を で囲んでください なお 次の番号 2 の 一部取消し 又は 3 の その他 を求める場合

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

様式第 2 号 ( 第 7 条関係 ) 住 所 ( 所在地 ) 氏 名 ( 名 称 ) 様 第 号 平成 年 月 日 広島県知事印 産業廃棄物埋立税特別徴収義務者指定通知書 広島県産業廃棄物埋立税条例第 8 条第 2 項の規定により, あなた ( 貴社 ) を平成 年 月 日から産業廃棄物埋立税特別

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

08-1_固定資産税に関する事務_基礎項目評価書

構造木造かわらぶき 2 階建 床面積 1 階 平方メートル 2 階 平方メートル 契印 ( 注 12) - 2 -

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

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※ 住民票の除票に記載された住所は,被相続人の登記記録上の住所と一致している必要があります。被相続人の最後の住所が,登記

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○抵当権の登記を抹消する場合の申請書の様式・記載例(オンラ

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例について < 制度の概要 > 通常 登記名義の変更手続きは 登記権利者 ( 新たな名義人 ) と登記義務者 ( 現在の名義人 死亡している場合にはその相続人 ) 双方の共同で行う必要があります そのため 登記簿に表示された所有者や相続人の所在が分からない場

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平成  年(オ)第  号

< 記載例 > ( 記載例の解説及び注意事項等は,5 ページ以下を御覧ください ) * この記載例は, 土地又は建物に設定された抵当権 ( 金融機関等の法人が抵当権者となっているもの ) が解除又は弁済等により消滅した際に, 個人が書面で抵当権の抹消の登記を申請する場合のものです 受付シールを貼るス

( 免除の根拠規定 ) 第 1 条この要綱は, 地方税法第 454 条の規定に基づく市税条例第 69 条の規定を根拠とする公益のために直接専用する軽自動車等および生活保護法の規定による生活扶助を受ける者が所有し, または使用する軽自動車等に対する軽自動車税の免除の具体的な対象および処理方法について定

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磁気ディスクを提出する方法による申請における申請書様式と申請書のPDFファイルの作成手順について

審査請求書の記載に当たっては 別紙 審査請求書の書き方 を参照してください 付表 1 号様式 ( 次葉 ) 正本原処分に係る異議申立ての状況 9 異議申立てをした場合 ( 該当する番号を で囲む ) 10 異議申立てをしていない場合 ( 該当する番号を で囲む ) 審査請求書 ( 次葉 ) 審査請求

とは適正な時価をいう旨, 6 号で 基準年度 とは昭和 3 1 年度及び昭和 3 3 年度並びに昭和 3 3 年度から起算して 3 年度又は 3 の倍数の年度を経過したごとの年度をいう旨, 7 号で 第二年度 とは基準年度の翌年度をいう旨, 8 号で 第三年度 とは第二年度の翌年度 ( 中略 ) を

Q3 家屋の評価額が変わっていないのはなぜですか 家屋の評価額は 評価の時点において 全く同一の建物を同じ場所に新築した場合に必要とされる建築費 ( 再建築価格といいます ) に 経過年数による減価を考慮して求めることとなっています この評価額は 3 年ごとに見直し ( 評価替えといいます ) ます

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13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

<平成11年度>

議案用 12P

○南丹市道並びに法定外公共物の境界確定事務取扱要領

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『知っておきたい 不動産所有コストの中身と抑えるコツ』

04_固定資産税に関する事務 基礎項目評価書+(平成31年1月版)

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

平成11年6月8日

総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

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1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

○不動産を売買した場合の申請書の様式・記載例(オンライン庁)

宅地 雑種地 田に土盛りをして畑とした土地牧草栽培地 農業用施設の内部で用水を利用しないで耕作する土地 家屋建築用地として造成され 道路 上下水道 公共施設等を備えている土地建物に付随する広場 庭園 通路等に過ぎないと認められる土地 工場又は営業場に接続する物干場又はさらし場用地 家屋の敷地内にある

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会員に対する処分等に係る手続に関する規則 (2018 年 7 月 30 日制定 ) 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規則は 定款第 15 条に規定する会員に対する処分及び不服の申立てに係る手続の施行に関し 必要な事項を定めることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規則において 次の各号

7 固定資産税に関する事務 基礎項目評価書

※ 住民票の除票に記載された住所は,被相続人の登記記録上の住所と一致している必要があります。被相続人の最後の住所が,登記

づき通知及び公告をした期日又は場所において意見の聴取を行うことができないときは 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更することができる 4 市長は 前 2 項の規定に基づき 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更するときは 法 14 条 7 項の規定に準じて通知し かつ 公告する ( 議長 )

2

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

( 措置完了報告 ) 第 13 条法第 14 条第 1 項から第 3 項までの規定による助言等及び行政代執行法第 3 条第 1 項の規定による戒告に対し措置を行った場合は 措置完了報告書 ( 様式第 14 ) により報告するものとする ( 標識 ) 第 14 条法第 14 条第 11 項の規定による

Taro-052第6章1節(p ).jtd

自動車重量税の廃車還付制度について 自動車重量税の廃車還付制度の創設使用済自動車の不法投棄の防止及びリサイクル促進という観点から 自動車検査証の有効期限内に使用済みとなり 使用済自動車の再資源化等に関する法律 ( 自動車リサイクル法 ) に基づいて適正に解体された自動車について還付措置が設けられまし

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

Transcription:

H30.4 伊那市固定資産評価審査委員会 1 固定資産評価審査申出とは固定資産税の納税者は 固定資産課税台帳に登録された価格に不服がある場合 固定資産評価審査委員会に審査の申出 ( 以下 審査申出 といいます ) ができます 固定資産評価審査委員会は 市長が登録した価格に関する納税者の不服を審査決定するために設置された 市長から独立した執行機関です 納税者から審査申出があった場合は 中立的な立場で委員会を開催し審査を行います なお 審査申出に当たっては 税務課資産税係 ( 市役所本庁舎 1 階 ) において 評価の根拠等について あらかじめ十分な説明を受けていただくようお願いします 2 審査申出ができる人 (1) 固定資産税の納税者又はその代理人 ( 委任状が必要です ) (2) 法人でない社団又は財団の代表者又は管理人の定めがあるもの (3) 固定資産を共有している場合の各共有者 (4) 区分所有家屋の場合の各区分所有者 (5) 多数の者が共同して審査申出する場合の総代 ( 総代は 共同審査申出人の互選により3 人以内 ) 3 審査申出の方法所定の固定資産評価審査申出書に不服の内容など必要事項を記入のうえ 正副 2 通作成して固定資産評価審査委員会事務局に提出してください 様式は 伊那市公式ホームページにも掲載しています ホームページアドレス http://www.inacity.jp 4 審査申出ができる期間固定資産課税台帳に価格等の登録をした旨の公示があった日 ( 伊那市では通常 3 月 31 日 ) から納税通知書の交付を受けた日後三月以内 ( ) です これを過ぎると審査をすることができません すでに登録された価格が修正された場合は 修正通知を受けた日から三月以内です この場合 審査申出をすることができる事項は 価格のうち修正された範囲に限られます ご不明な点はお問い合わせください 1

5 審査申出事項 (1) 審査申出の対象となるもの固定資産評価審査委員会に審査申出できるのは 固定資産課税台帳に登録された価格に限ります 土地家屋 固定資産台帳に登録された価格 価格を算出する下記のような要因を含みます 状況類似地区の設定に問題がある場合 路線価の設定 ( 標準宅地から路線価を付設するための比準項目 比準係数等 ) に問題がある場合 地積 地目の相違 ( 実際と異なるにもかかわらず 登記された事項をもとに評価が行われ その結果 価格に不服がある場合 ) 適用された画地計算法 画地計算に当たって補正等の適用の要否とその補正係数に問題がある場合 固定資産台帳に登録された価格 価格を算出する下記のような要因を含みます 家屋の種別 床面積の認定に問題がある場合 適用された再建築費評点基準表の種類の適否に問題がある場合 付設した評点数 ( 評点項目 補正係数 ) に問題がある場合 経年減点 損耗減点等の補正の適用の要否とその補正係数に問題がある場合 (2) 審査申出の対象とならないもの 課税標準額 や 税額 等の価格以外について不服がある場合は 市長に対して不 服申立てをすることとなります ( 地方税法第 19 条から第 19 条の 9 行政不服審査法 ) 価格 に関すること以外の事項の主な例 1) 納税義務者に当たるかどうか 2) 課税客体に当たるかどうか 3) 非課税に当たるかどうか 4) 課税標準の特例が適用されるかどうか 5) 負担調整措置の対象となるかどうか 6) 減免されるかどうか 6 土地及び家屋の各年度ごとの審査申出土地及び家屋については 価格の見直しが3 年ごと行われ 見直しを行った翌年度を基準年度として 第二年度及び第三年度においては 原則として価格が基準年度の価格に据え置かれます このため 審査申出ができるのは 基準年度のみとなります しかし次のような場合には 第二年度及び第三年度でも審査申出をすることができます (1) 土地の分筆や家屋の新築などにより新たに価格等が固定資産課税台帳に登録された場合 (2) 土地の地目の変換や家屋の増改築などによって前年度の価格からその価格が変わった場合 2

(3) 土地の地目の変換や家屋の増改築などによって価格の見直しを求める場合 (4) 地価の下落により土地の価格が修正された場合 ( 地価の下落に伴う価格の修正以外の事項については 審査の対象となりません ) (5) 地価の下落に伴う土地の価格が修正されなかった土地について修正されるべきである旨を申し立てる場合 基準年度 ( 平成 30 年度 ) 第二年度 ( 平成 31 年度 ) 第三年度 ( 平成 32 年度 ) 基準年度の賦課期日 (1 月 1 日 ) に所在する土地又は家屋 その土地又は家屋の基準年度の価格 第二年度において新たに固定資産税を課税されることとなる土地又は家屋 その土地又は家屋に類似する土地又は家屋の基準年度の価格に比準する価格 第三年度において新たに固定資産税を課税されることとなる土地又は家屋 その土地又は家屋に類似する土地又は家屋の基準年度の価格に比準する価格 1 地目の変換 家屋の改築等によって基準年度の価格によることが適当でないと市長が認める場合など 2 土地について 第二年度 第三年度に地価の下落があり 価格を据え置くことが適当でないと市長が認め る場合 については第二年度 第三年度での については第三年度での 審査申出はできません 3

7 審査の流れ (1) 審査申出書の受付と形式審査審査申出書が提出されると不服の内容を審査する前に まず 必要な添付書類があるか 期限内に提出されたものであるかなど 適法な形式を備えているかどうかを審査します 審査申出書に不備があった場合は 固定資産評価審査委員会から補正通知をお送りしますので その内容に従って補正していただくことになります 審査申出期間後に提出された審査申出書や 補正通知をお送りしても補正されなかったものは 不適法であるため却下されます (2) 実質審査 形式の審査を経た適法な審査申出について 概ね次の手順で行われます 1) 書面審理 1 審査申出書の送付及び弁明書の提出固定資産評価審査委員会は 評価庁 ( 市長 ) に対して審査申出書 ( 副本 ) を送付し 期限を定めて弁明書 ( 正副 2 通 ) の提出を求めます 2 弁明書の送付及び反論書の提出固定資産評価審査委員会は 審査申出人に対して弁明書 ( 副本 ) を送付します 審査申出人は 指定された期限までにこれに対する反論書 ( 正副 2 通 ) を提出することが出来ます 3 再弁明書 再反論書の提出 弁明と反論は 双方の意見が出尽くしたと認められるまで繰り返します 2) 口頭意見陳述 審査申出人は 希望すれば固定資産評価審査委員会に対して口頭で意見を述べる ことができます 3) 口頭審理及び実地調査固定資産評価審査委員会が必要であると判断した場合は 口頭審理 ( 審査申出人及び評価庁が出席し口頭による陳述を聴取することにより 双方の主張 争点 事実関係等を明らかにするもの ) や実地調査を行います 4

審査の流れフロー図 固定資産評価審査委員会 審査申出書 形式審査 審 ( 正副 2 通 ) 提出期限 審査申出人の資格があるかなど 評 査 不適法なもの : 却下 期限後に提出された場合不備が補正されない場合 適法なもの 価 庁 申 出 人 実質審査 書面審理書面でのやりとりを行い 不服や評価の内容 争点を明らかにして審理を行います 申出書の副本を評価庁に送付し 弁明書の提出を求めます 申出書 ( 副本 ) ( 市長 ) 弁明書 ( 副本 ) 反論書 ( 正副 2 通 ) 弁明書の副本を審査申出人に送付します 反論書の副本を評価庁に送付し 再弁明書の提出を求めます 双方の意見が出尽くしたと認められるまで繰り返します 弁明書 ( 正副 2 通 ) 反論書 ( 副本 ) 口頭意見陳述 審査申出人の希望により実施 口頭審理 実地調査 委員会の判断により実施 審査の決定 認容 又は 棄却 の決定を行い決定書を双方に送付します 5

8 審査決定審査決定には次の3 種類があります 1 認容 : 審査申出人の主張の全部又は一部を認め評価額を修正すること 2 棄却 : 審査申出人の主張は評価額を修正すべき正当な理由には当たらないとして主張を退けること 3 却下 : 審査申出期間後に提出された申出や評価額以外に関する不服の申出など 不適法であることを理由に申出を退けること 審査の決定があった日から10 日以内に審査申出人及び評価庁 ( 市長 ) に対し 文書で通知します 固定資産評価審査委員会では できるだけ早く審査決定を行うよう手続きを進めますが 審査手続には慎重を期することも求められており 審査に時間がかかることがあります 9 審査決定等に不服がある場合審査決定に不服がある場合は 審査決定の取消しを求めて 審査決定書の送付を受けた日から6 箇月以内に訴訟を提起することができます また 固定資産評価審査委員会が審査申出を受け付けてから30 日以内に審査決定を行わない場合は その申出を却下する決定があったものとみなして 訴訟を提起することができます 10 その他 (1) 審査申出をした場合でも, 固定資産税の納期限は延長されません 納期限を過ぎますと滞納扱いとなりますので 固定資産税は納期限までにお納めください ( 仮に 納付いただいた後に 審査決定に基づき価格が修正され 固定資産税額が減額された結果 過払いが生じた場合には 還付されることになります ) (2) 審査申出の取下げ 審査申出人は 審査の決定がなされるまでは いつでも審査申出人の都合によりその 申出の全部又は一部について取り下げることができます 審査申出書の提出及びご不明な点は 下記までお願します 396-8617 伊那市下新田 3050 番地伊那市役所内伊那市固定資産評価審査委員会事務局電話 78-4111 FAX74-1250 E-Mail:ksj@inacity.jp 6