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48

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二いて 同法第二十八条の規定により記録した事項の訂正がなされた上でこの法律の施行の日(以下 施行日 という )以後に当該保険給付を受ける権利に係る裁定が行われた場合においては その裁定による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき支払うものとされる保険給付(当該裁定前に生じた保険給付

【案3:事務連絡】(社労士会)

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

                       

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2 厚年基金付加支給利率を定める告示 解散する厚生年金基金から中退共へ資産を移換した場合 掛金納付月数へ通算するとともに 掛金納付月数へ通算されなかった残余の額については 予定運用利回り ( 年 1%) に厚生労働大臣が定める利率を加えた利率を乗じて得た額をとして支給することとしており 本告示で当該

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第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

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2016-18 第 10 号 2016 年 5 月 2 日団体年金サービス部 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する指導等について 平成 28 年 4 月 22 日付で厚生労働省年金局から 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する指導等について ( 年企発 0422 第 1 号 ) が発出され ( 別紙 1) 被災された被保険者を加入員等とする厚生年金基金に関して 以下の項目の事務取り扱いが示されました 1. 掛金等の納期限の延長について 2. 掛金等の納付猶予について 3. 規約変更に伴う認可申請等について 4. 年金等の給付に係る事務について これは 熊本県における社会保険料及び労働保険料等に関する納期限等を延長する件 ( 平成 28 年厚生労働省告示第 213 号 )( 別紙 2) により国の厚生年金保険の保険料等の納期限が延長されたため 厚生年金基金についても同様の取り扱いを行うことが望ましいという主旨に基づくものです なお 通知内で参照している 災害に係る厚生年金保険料等の納付の猶予について ( 平成 23 年 3 月 24 日付年発 0324 第 4 号 ) を併せて添付します ( 別紙 3) なお 当社総幹事の基金で熊本県在住の受給者がいる場合は 当該者の情報を追ってご提供いたします 企業年金業務室 熊澤 神谷 関根 山崎 以上

別紙 1 地方厚生 ( 支 ) 局保険年金 ( 企業年金 ) 課長殿 年企発 0422 第 1 号 平成 28 年 4 月 22 日 厚生労働省年金局 企業年金国民年金基金課長 ( 公印省略 ) 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する 指導等について 今般 熊本県における社会保険料及び労働保険料等に関する納期限等を延長する件 ( 平成 28 年厚生労働省告示第 213 号 以下 延長告示 という 別添 1 参照 ) により 厚生年金保険の保険料等の納期限が延長されることとなったところであり 平成 28 年熊本地震にて被災された被保険者を加入員等とする厚生年金基金 ( 以下 厚年基金 という ) 及び国民年金基金 ( 以下 国年基金 という ) の事務処理に関しても 厚生年金保険と同様に取り扱うことが望ましいので 次の事項に留意し 貴管下の基金の指導等に特段の御配慮を賜りたい なお 掛金等の納期限の延長については 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 63 号 以下 平成 25 年改正法 という ) 附則第 5 条第 1 項の規定によりなおその効力を有するものとされた平成 25 年改正法第 1 条の規定による改正前の厚生年金保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 141 条第 1 項において準用する第 89 条により その例によることとされる国税通則法 ( 昭和 37 年法律第 66 号 ) 第 11 条 国税通則法施行令 ( 昭和 37 年政令第 135 号 ) 第 3 条第 1 項に基づき 納期限の延長ができることとされている 第 1 厚年基金関係 1 掛金等の納期限の延長について (1) 納期限の延長の対象となる地域について掛金等の納期限の延長の対象となる地域については 熊本県とすること (2) 延長後の納期限について延長後の納期限は 災害のやんだ日から 2 月以内の日が定められることとなるが 別途災害の復旧状況等を踏まえ告示で定められること

(3) 納期限の延長の対象となる掛金等について納期限の延長の対象となる掛金等は 平成 28 年 4 月 14 日から延長後の納期限の前日までの間に納期限が到来する掛金等を対象とすること (4) 納期限の延長の周知について納期限の延長措置を講じた場合は 当該掛金等の納期限が延長された旨のお知らせを納入告知書に同封するなど対象となる事業主等に周知が図られるよう徹底されたいこと (5) 督促状の送付について納期限が延長された掛金等に係る督促状は 納期限の延長の期間内は送付しないこと 2 掛金等の納付猶予について (1) 熊本県に所在地がない設立事業所であっても災害により事業主がその財産につき相当な損失を受けたときは 災害が発生した日以降に納期限が到来する掛金等について 事業主の申請に基づき掛金等の納付を1 年以内に限り猶予することができること (2) 延長後の納期限内に掛金等を納付することができないと認められるときは 納付者の申請に基づき その掛金等の納付を1 年以内に限り猶予することができること (3) 具体的な取扱いについては 厚生年金保険の取扱いと同様に扱うことが望ましいので 災害に係る厚生年金保険料等の納付の猶予について ( 平成 23 年 3 月 24 日付年発 0324 第 4 号 別添 2 参照 ) を参考にされたいこと (4) 口座振替を実施している被災事業所については 口座振替を実施せず自主納付の取扱いとするよう指導されたいこと 3 規約変更に伴う認可申請等について 熊本県に所在地のある厚年基金が行う規約変更について 代議委員会の開催が困難 な場合は 理事長専決により行うことも差し支えがないこと ただし 次回の代議委員会で必ず専決内容を報告すること 4 年金等の給付に係る事務について (1) 年金等の請求手続きについて熊本県に住所地を有する加入員に係る年金等の裁定請求については 添付書類等の簡略化など弾力的に取り扱うこと (2) 現況届について

熊本県に住所地を有する受給権者のうち 期限までに現況届の提出が困難である場合については 現況届の提出期限を延長するよう指導されたいこと (3) 支払通知書等の再交付について被災のため 支払通知書等を亡失等により受給権者が再交付申請をしてきたときは 速やかに再交付するよう指導されたいこと 第 2 国年基金関係 1 再加入員の取扱いについて (1) 被災した加入員であった者であって 災害に伴う国民年金保険料の免除等を受けた者が 国民年金保険料の免除等が終了した月の翌月 1 日から1 年以内に再加入の申出を行った場合については 国年基金の掛金等は従前の額として取り扱うことができるよう所要の措置を講ずるよう指導されたいこと (2) (1) により再加入の申出があった場合は国民年金保険料免除申請承認通知書等により 国民年金保険料の免除等の対象者であることを確認するよう指導されたいこと 2 年金等の請求手続きについて 熊本県に住所地を有する加入員に係る年金等の請求手続きについては 第 1 の 4 と 同様に取り扱うこと 第 3 その他 (1) 周知について厚年基金及び国年基金が 今般の取扱いについて加入員等に十分周知するよう指導されたいこと (2) 地震災害に対する協力依頼関係について被災者の収容等が可能な保養施設等を保有している厚年基金に対し 被災者救済のための協力をお願いされたいこと

厚生労働省告示第二百十三号健康保険法(大正十一年法律第七十号)第百八十三条 船員保険法(昭和十四年法律第七十三号)第百三十七条 厚生年金保険法(昭和二十九年法律第百十五号)第八十九条(厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律(平成十九年法律第百三十一号 以下 厚生年金特例法 という )第二条第八項又は子ども 子育て支援法(平成二十四年法律第六十五号)第七十一条第一項の規定によりその例によることとされる場合を含む ) 障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和三十五年法律第百二十三号)第六十二条及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律(昭和四十四年法律第八十四号 以下 徴収法 という )第三十条(失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(昭和四十四年法律第八十五号 以下 整備法 という )第十九条第三項又は石綿による健康被害の救済に関する法律(平成十八年法律第四号 以下 石綿健康被害救済法 という )第三十八条第一項の規定により準用される場合を含む )の規定によりその例によることとされる国税通則法(昭和三十七年法律第六十六号)第十一条及び国税通則法施行令(昭和三十七年政令第百三十五号)第三条第一項の規定に基づき 健康保険法 船員保険法 厚生年金保険法(公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律(平成二十五年法律第六十三号 以下 平成二十五年厚生年金等改正法 という )附則第五条第一項の規定によりなおその効力を有別紙 2

するものとされた平成二十五年厚生年金等改正法第一条の規定による改正前の厚生年金保険法を含む ) 厚生年金特例法(平成二十五年厚生年金等改正法第百四十一条第一項及び第二項の規定によりなおその効力を有するものとされた平成二十五年厚生年金等改正法第百四十条の規定による改正前の厚生年金特例法を含む )及び子ども 子育て支援法に基づく納付又は徴収に関する期限のうち 次に掲げる地域に所在地を有する事業所又は事務所(健康保険法に基づく期限については 全国健康保険協会の管掌する健康保険の適用を受ける事業所又は事務所に限る )の事業主 当該地域に住所地又は主たる事務所の所在地を有する船舶所有者(船員保険法第三条に規定する場合においては 同条の規定により船舶所有者の規定が適用される者) 当該地域に主たる事務所の所在地を有する厚生年金基金 当該地域に住所地を有する厚生年金保険法附則第四条の三第一項の規定による被保険者(同条第七項ただし書に規定する事業主の同意がない者に限る )及び国民年金法等の一部を改正する法律(昭和六十年法律第三十四号)附則第五条第十三号に規定する第四種被保険者並びに当該地域に住所地若しくは事業所若しくは事務所の所在地を有する厚生年金特例法第二条第一項に規定する対象事業主又は当該地域に住所地を有する同条第三項に規定する役員に係るもの 障害者の雇用の促進等に関する法律第三章第二節第二款の規定に基づく申告書の提出 納付又は徴収に関する期限のうち 当該地域に主たる事務所の所在地を有する事業主に係るもの並びに徴収法 整備法及び石綿健康被害救済法に基づく申告書の提出 納付又は徴収に関する期限のうち 当該地域に所在地を有する事業場の

事業主若しくは平成二十八年四月十四日において 労働保険事務組合であって当該地域にその主たる事務所の所在地を有するもの(以下 特定事務組合 という )に労働保険事務を委託している事業主又は特定事務組合に係るもので その期限が同日以降に到来するものについては その期限を別途厚生労働省告示で定める期日まで延長する 平成二十八年四月二十二日厚生労働大臣塩崎恭久指定地域熊本県

別紙 3 年発 0324 第 4 号 平成 23 年 3 月 24 日 日本年金機構理事長 殿 厚生労働省年金局 災害に係る厚生年金保険料等の納付の猶予について 標記について 別添のとおり 災害に係る厚生年金保険料等の納付の猶予取扱要領 を定めたので 今後はこれにより遺漏なきょう取り扱われたい また 平成 23 年 3 月 13 日付年発 0313 第 1 号通知において別途通知することとしていた社会保険料の納付の猶予についても 本要領により取り扱わ れたい 本要領の制定により 口蹄疫被害に係る厚生年金保険料等の納付の猶予について ( 平成 22 年 6 月 7 日付年管管発 0607 第 5 号 ) は廃止する