第3学年2組 道徳学習指導案

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平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際6

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

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(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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道徳学習指導案

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

第6学年 道徳指導案

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

7 学習指導過程 段階 導入 学習活動 1 友達との絆 について考える 2 教材 心のレシーブ の範読を聞いて話し合う 主な発問と予想される児童の心の動き 友達との絆 を深めるためには何が大切だと思いますか 困っていたら助けること 一緒に遊ぶこと 仲良くすること チーム分けの時, どこかやる気のない

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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0630指導案A1

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに

道徳学習指導案

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

道徳学習指導案

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

国語科学習指導案様式(案)

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

自立活動学習指導案 難聴通級指導教室 ( たいよう教室 )1 人 (6 年男子 1 人 ) 指導者清藤大嗣 1 活動名場に合わせた言い方 ( 人間関係の形成 : コミュニケーション ) 2 活動の目標 言葉には, 相手の立場や周りの状況に合わせた使い方があることを理解し, 大切なポイント ( 言葉の

第 2 学年 1 組国語科学習指導案 指導者平方舜 1. 単元名二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - 2. 単元について (1) 単元観本題材に用いられる 論語 は古代中国の思想家 孔子とその弟子たちの言行を記録したものである 簡潔な文章で書かれていて 抽象的なメッセージが多く それゆえ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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<小学校 生活科>

Transcription:

第 3 学年 道徳学習指導案平成 24 年 10 月 17 日 ( 水 ) 第 5 校時 1 主題名人間としての誇り 3 (3) 資料名 嘆きを感謝に ( 出典埼玉県道徳教育教材資料集 自分を見つめて ) [ 関連内容項目 :1-(2) 強い意志 2-(5) 自他の尊重 ] 2 主題設定の理由 (1) ねらいとする道徳的価値について本主題は 中学校内容項目 3-(3)[ 人間には弱さや醜さを克服する強さや気高さがあることを信じて 人間として生きることに喜びを見出すように努める ] ことをねらいとしている人間は誰しも内に弱さや醜さをもつと同時に 強さや気高さを併せもつことを理解し 人間に絶望することなく 誰に対しても その人のよさを見いだしていく態度を育てようとする内容項目である小学校第 1 2 学年では [ 美しいものに触れ すがすがしい心をもつ ] こと 第 3 4 学年では [ 美しいものや気高いものに感動する心をもつ ] こと そして第 5 6 学年では [ 美しいものに感動する心や人間の力を超えたものに対する畏敬の念をもつ ] ことをねらいとし これらの積み重ねによって中学校の内容項目に発展している人間の気高さを理解するためには 素直な心で生命の素晴らしさに触れ 人間の力が及ばないことがあることを知るということが基となっている人間は万能ではない だからこそ気高さや強さをもつことができるということを理解させることができる コンピューターネットワークによる情報の氾濫隣り合わせる災害への恐怖他国との不協和利害ばかりに目を向けた非道徳的な事件やニュース命との戦いそこから生まれる未来への不安将来を担う子どもたちに投げかけられた問題は山積している生徒に身近なものとしては不審者の出没 いじめ 人間関係の悩み 携帯電話のトラブルなどが挙げられる思春期の子どもたちは時に自分の力だけではどうしようもできない問題や悩みにぶつかり 葛藤しながら毎日を過ごしている意識的にも無意識的にも不安や劣等感を感じることが日常生活の中に多々あるその中で 人間とは何か 生きるとはどういうことなのか 悩み 苦しむこともあるだろうしかしその反面 仲間との絆や他の人のために行動できる強さ 物事を成し遂げたときの達成感など 生きる喜びや楽しさ 人間の素晴らしさや尊さを感じる場面も同じようにある人間は決して完全なものではないけれど それを乗り越え 次の一歩を踏み出せる力を備えている人間は誰しも強さと弱さを併せもった存在なのである人間らしさとは何か そのことに気づかせ 誇りある生き方や夢や希望など 喜びのある生き方を見いだす力を育てようとする内容項目である自分も他の人も大切にしようとする心の育成を通して 人間として生きていくことへの深い喜びに気づかせたい (2) 生徒の実態について本学級では学級目標として 3 本の柱を立てている 授業 を大切にしよう 言葉 を大切にしよう 和 を大切にしようである 4 月に立てたその柱を 2 学期に入ってからも意識して生活しようとする生徒が多い学級委員を始め どうしたら学級がよりよくなるか 互いがより生活しやすくなるか 自分は周囲のために何ができるかと考える生徒が多い実際に生徒のアイディアから実施している取り組みもある周囲のためにどうしたらよいか考え 行動する力をもっている生徒たちである 1

さらに 人間としての誇り についてどのように生徒が捉えているか 意識調査を実施した 人間としての誇り に関する意識調査( 抜粋 ) 37 名 9 月実施 質 問 はい いいえ わからない 問 31 今までに努力をして何かを乗り越えたことはありますか 24 名 (65%) 13 名 (35%) 問 41 今までに努力をしても乗り越えられず 劣等感を感じたことはありますか 22 名 (59%) 15 名 (41%) 問 51 自分は人としての 弱さ をもっていると思いますか 25 名 (67%) 1 名 (3%) 11 名 (30%) 問 61 自分は人としての 強さ をもっていると思いますか 9 名 (24%) 8 名 (22%) 20 名 (54%) 問 71 自分は人としての 誇り をもっていると思いますか 2 8 名 (22%) 5 名 (14%) 24 名 (64%) 問 31 では半数以上の生徒が 努力をして乗り越えたことがある と答えているが いいえ と答える生徒が 10 名以上いることには驚くところである恐らく これまでそういった経験がなかったわけではないが それを生徒自身が認識できていないことがこのような結果になっているのだと考える問 41 において はい と答える生徒が半数以上いるのもそういった背景があると考える今回の資料を通して人間は誰しも強い気持ちをもち 困難を乗り越えることができる力をもっているということを強調したい問 51 と問 61 では 弱さをもっている と答える生徒が 25 名もいるのに対し 強さをもっている と答える生徒が 9 名にとどまったところから生徒たちの不安や悩みを感じ取ることができた理由としては 自分に自信がない 1 人では何もできない すぐに諦めてしまう 人をうらやましく思ってしまう 等 人間であるがゆえに感じる劣等感を多くの生徒が感じていることが分かったまた 強さをもっている という生徒の中である生徒は 人を元気づけられることが自分の強さだ と答えている自分を律することだけが強さなのではなく 他者のために行動できることもまた強さであるぜひ話合いの中で触れていきたい問 71 の質問は中学生には少し難しいものである予想通り わからない と答える生徒が半数以上いたしかしその中でも 8 名の生徒が はい と答え 人に生まれて良かったから 生まれてきたということは使命を得たということだから と書いた生徒が数名いたこの世に生を授かったことに喜びを感じ その責任を果たそうとする心情こそが誇りであるその等身大の声を話し合いの中で引き出し 考えを深めるきっかけとしたい 日々の学校生活の中で 間違いを犯してしまったり簡単に投げ出したりしてしまう生徒もいるが 素直な心で何事にも一生懸命に取り組み 他者への思いやりを忘れず 充実した日々を過ごそうとする子どもたちが多いと感じるそこで 人間としての弱さを受け止め 強さを知り それを自己の自信とし どのような困難にあっても負けない心情を 本学習を通して育てていきたいまた 関連項目 1 (2) 2 (5) の視点から [ 強い意志で自分の人生を精一杯生きようとする態度 ] [ 自他を尊重する態度 ] を身に付けさせたい本学習を通して子どもたちが少しでも生きることの素晴らしさを実感し 生 の喜びを感じてくれることを教師として望んで止まない (3) 資料の活用について本資料の主人公は塙保己一である保己一は 武蔵国児玉郡保木野村 現在の埼玉県本庄市児玉町に生まれる幼い頃に病気になったのが原因で両目の視力を失ってしまうそのような中でも保己一は希望を失わなかった 15 歳の時に学を志し 江戸に上がった彼は目が見えない代わりに 一度 耳で聞いたことは忘れることがなかったそうして 人が音読したものを暗記することで学問を進めたそして 34 歳のときに 群書類従 の出版を決意し 74 歳のときに 666 冊を完成させ 最も位の高い総検校となったかのヘレン ケラーは幼少時より 塙保己一を手本にしなさい と言われて育ち 彼女にとって尊敬する人であったということであった保己一は偉業を成し得たが それらを目の見えない状態で進めていくには想像以上の困難があったであろう実際には途中で挫け 諦めそうになったこともあったようだが 周囲の支えや本人の

強い意志で乗り越えることができた保己一の人柄は様々なエピソードから知ることができる健康に気を遣い 無欲で本を大切にし 人を怒らず 記憶力 判断力 集中力にずば抜けているものがあった資料の中でも保己一は苦難に遭遇するしかし心を乱さず 自分の使命を全うすべく前を向き進んでいくそして更には自分をさげすむ相手に対しても感謝の意を表すほどであったそれができたのは 彼が幾度となく繰り返されたであろう苦難から逃げず 一つ一つ立ち向かい 乗り越えることができたからだったのではないだろうか 保己一の話を知れば知るほど生徒は自分とはかけ離れている偉人の話だと感じるであろうしかし誰もが人間としての弱さをもっており 保己一もまた例外ではない事前の指導で彼の心の弱さにも十分に触れながら その弱さを克服する心情に迫っていきたい人間は時に自分の力ではどうにもならない苦難にぶつかることがあるそのときに人を羨んだり 人のせいにしたりするのではなく 強い心で自己と向き合い 生きる道を切り開いていく心情を育てていきたいそして 様々な苦難の中で幾度となく保己一を奮い立たせたものは何であるかを生徒と共に考えたい 以上の理由により 本主題を決定した 3 ねらい人間には弱さや醜さを克服する強さや気高さがあることを信じ 人間として誇りをもって生きようと努力する心情を育てる 4 他の教育活動等との関連 事前指導 人間としての誇り についてのアンケートを実施する道徳の時間 (1) 塙保己一やその時代の背景について知識を共有しておく道徳の時間 (2) 資料名 嘆きを感謝に 学校生活の中で 自他を認める言動や弱さを克服しようとする場面を見取り 努力事後指導や成長を認める声かけをする 5 学習指導過程 (1) 前時 (1/2) 学習活動 ( 主な発問 ) 生徒の反応 指導上の留意点 評価の観点 導入 1 事前に行った意識調査結果を知る 2 塙保己一について知る 3 資料を読む 意識調査の回答結果を知る 塙保己一がどういう人物かを知る 意識調査の結果を提示し 本時の方向付けを図り 人間としての誇り について考えていくことを確認する 保己一の生い立ち 病気について説明する 群書類従 について説明する ヘレン ケラーについて触れる 生徒が慣れない言葉は要約する 展 開 4 学習の方向性の確認をする ( 柱立て ) 心に残ったところや話し合いたいところを発表する 学習の方向性を確認する 次時は 資料を用いて話合いをしていくことを知る シートに記入させてから発表させる 保己一の生き方を通して自分の生き方 人間の誇り について考えていくことを押さえ 学習の方向性を捉えさせる 次時は さらに深く話し合っていくことを伝える 保己一の生き方を知ることで 人間の誇り について自分の考えをもつことができたか 3

(2) 本時 (2/2) 展 開 終 末 1 前時の学習を想起する 2 学習の方向性の確認する 学習の方向性を確認する 3 資料を読んで話し合う (1) 悪童たちのからかいに怒る商人をなだめている時 保己一はどんな気持ちだったのだろう (2) 生きている意味はあるのか と嘆く中 お導きに違いない と言った保己一はどのような気持ちだったのだろう (3) 前川にどのような気持ちで話をしたのだろう 4 今日の授業について考えたことを書く 5 教師の話を聞く 主人公の気持ちを考え 話合いの場面を確認しながら聞く 怒っても仕方がない 相手にしていられない 自分には目指すものがある なぜこんな目にあわなくてはいけないのか 生きている意味はないのではないか なぜ自分は盲目なのか 天神様が頑張れとおっしゃっている 自分はまだまだできる これも自分が成長するための試練だ さらに志が強くなった おかげで頑張ることができたありがとう 弱い自分を乗り越えることができた 今日の授業を受けて人間の誇りについての考えを書く 教師の話と詩を聞き 人間としての誇り を考える 前時の学習を想起させる 前時の学習より方向性を確認する 保己一の気持ちがつかめるよう 間や強弱を意識して読む 目が見えないことについて 保己一自身がどう考えているか触れる 悔しい思いもあるけれど 学問を目指す という志は変わらない保己一の深い思いに気づかせる こういった場面が一度や二度ではないことを押さえる 志を強くもっている保己一の心情に近づけたか 職人たちや悪童たちに真似されたり水をかけられたりしてからかわれても何も言わない保己一の心情を考えさせる 保己一をからかう周囲の心情にも触れる 鼻緒をたてるものを懇願しているときの心情を考えさせる 手で探り さし だとわかったその瞬間の保己一の心の変容を深く話し合わせる さし を強く握った保己一の気持ちに近づかせる 困難を自分の頑張りに変えようとする強い思いに気づけたか さし を肌身離さず持っていたことを押さえる 嘆き を 感謝 にしたときの保己一の心の変容を考えさせる なぜ前川にこの話をしたのか考えさせる このことを忘れず 困難を乗り超えられた保己一の喜びに気づけたか 保己一の生き方を通して学んだことをこれからの生活の中でどのように生かしていくかを書くことを通して考えさせる 意識調査の結果に戻り 主人公と同じように強い志で頑張ろうと努力できる人がたくさんいることを紹介する 6 詩を聞く 価値を深める詩を紹介する 4

6 評価の観点 生徒側の観点 友達の考えを聞き 自分の考えを発表することができたか 保己一の立場に立って考えることができたか 人間には弱さや醜さを克服する強さや気高さがあることに気づき 人間として誇りをもって生きようと考えることができたか 教師側の観点 資料の内容 観点は生徒の実態に合っていたかアンケートの考察は適切であったか 生徒の発表を活かして話し合いを進めることができたか 人間には弱さや醜さを克服する強さや気高さがあることを信じ 人間として誇りをもって生きようと努力する心情を育てる授業となったか 7 板書計画 自他を尊重していきたい 生きていきたい 人間としての気高さ 誇りをもって 人間には弱さも強さもあ る 弱い自分を乗り越えることができた おかげで頑張ることができた 前川への言葉 なぜ自分は盲目なのか 生きている意味はないのではな いか なぜこんな目にあわな くてはいけないのか 生きている意味はあるの だろうか 自分には目指すものがある 相手にしていられない 怒っても仕方がない からかわれ怒る商人をなだ める 群書類従 を編纂 盲目で学問を目指す 塙保己一 埼玉の偉人 嘆きを感謝に 8 備考在籍生徒数 9 資料分析 話題につなげたい場面 キーワード 考えさせたい心の内 5