プレゼンテーションタイトル

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1. 生産性向上について建設現場での週休二日を拡大 定着させるためには 一層の生産性向上を進め 工期の延伸をできる限り抑制する必要などがあります このため 日建連では 2020 年までを対象期間とした 生産性向上推進要綱 を策定し 発注者 設計者 コンサルタントも巻き込んで生産性向上に取り組むことと

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

働き方改革推進の基本方針 平成 29 年 9 月 22 日 一般社団法人日本建設業連合会 政府は 平成 29 年 3 月 28 日に 働き方改革実行計画 を策定した 本計画では 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 賃金引上げと労働生産性向上 罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是

プレゼンテーションタイトル

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

1. 休日 適正工期の確保について 働き方改革関連法がいよいよ今年 4 月に施行します そんな中で建設業界でも 大手ゼネコンで組織する日本建設業連合会 ( 日建連 ) が 2019 年度末までに 4 週 6 閉所以上を実現することを中間目標とし 2021 年度末までにすべての事業所で週休二日 ( 土

Microsoft Word 年度評価シート.docx

平成 30 年 3 月 22 日 民間発注企業の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 建設業の働き方改革の推進について 政府の 働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) においては 労働基準法の改正の方向性として 労使協定を結ぶ場合においても上回ることのできな

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

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一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

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IT 人材需給に関する調査 ( 概要 ) 平成 31 年 4 月経済産業省情報技術利用促進課 1. 調査の目的 実施体制 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) に基づき 第四次産業革命下で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため 経済産業省 厚生労働

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

9. システムの利用規約 Q&A Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 44

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内閣府令本文

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外国人建設就労者受入事業の運用状況について

工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要


Microsoft PowerPoint

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

業界で躍進する 工事現場 の 要 登録基幹 技能者 登録基幹技能者制度推進協議会 一財 建設業振興基金

建設業における女性の活躍推進に関する フォローアップアンケート調査結果 平成 28 年 5 月 一般社団法人日本建設業連合会 調査受託 : 株式会社建設経営サービス

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

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平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

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平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

平成23年9月29日WG後修正

第 1 部 施策編 4

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男女共同参画局

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

Ⅱ. 意見を交換するテーマ 1. 社会資本整備の進め方 (1) 公共事業予算の安定的 持続的な確保わが国経済は緩やかな回復基調にあるものの個人消費や民間投資は力強さを欠いており デフレからの完全脱却と安定的成長を実現する経済財政運営が 引き続き求められている 公共投資は内需を下支えするフローの経済効

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

Microsoft PowerPoint - 【セット版】140804保育キャンペーン資料

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別添

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

資料2

働き方の現状と今後の課題

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

Microsoft Word - 修正2_建設業における社会保険未加入対策について

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 30 年 12 月 12 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 基準利率 1.16 ~ 2.85 % 特別利率 A 0.76 ~ 1.89 % 特別利率 B 0.51 ~ 1.90 % 特別利率 C 0.3

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

平成23年度第1回人材確保・育成部会

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企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

2. 建設産業で働く人の高齢化平成 22 年の国勢調査により産業別に就業者の年齢構成をみると 他の産業に比べ 55~59 歳層 6~64 歳層の構成比が際立って大きい ( 図 6) これらの世代は 高度経済成長期に若くして入職した世代であり また 昭和の終わりから平成にかけ建設業が拡張する過程で 中

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

女性が働きやすい制度等への見直しについて

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事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

1 経営力向上計画の計画期間計画期間は3 年間ないし5 年間とする 2 経営指標計画策定に当たり 建設業を営む中小企業者等 ( 中小企業者等とは 中小企業等経営強化法第二条第一項に規定する中小企業者等をいう 以下 事業者 という ) が目標として設定すべき経営指標は 中小企業等の経営強化に関する基本

平成 29 年 6 月 1 日 ( 木 ) 国土交通省関東地方整備局企画部 記者発表資料週休 2 日の達成を目指す試行工事をスタートします ~ 建設業が取り組む 週休 2 日の定着 を発注者としてサポート ~ 関東地方整備局においては 平成 27 年度から 週休 2 日確保試行工事 ( 以下 試行工

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

雇用の現状_季刊版2014年夏号

項目 3. 長時間労働の是正 4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 1) 36 働く人の視点に立った課題 長時間労働者の割合が欧米各国に比して多く 仕事と家庭の両立が困難 週労働時間 49 時間以上の労働者の割合 : 日 21.3% 米 16.6% 英 12.5% 仏 10.4% 独

女性活躍による中小企業の生産性向上の余地

1 求人内容の適法性の確認 ハローワークに掲示されて求職者に利用される求人票は 労働条件に関する法令違反があってはならず 求人事業主からの求人申込みの内容に対する適法性の確認が不可欠 600, , , , ,000 新規求人数 < 岩手 宮城 福島の

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

別紙 建設業分野に係る経営力向上に関する指針 第 1 現状認識 1 建設業の特徴建設投資額は 平成 4 年度の約 84 兆円をピークとして 平成 22 年度には約 42 兆円まで落ち込んだ後 ここ数年は持ち直しが見られ ピーク時からは約 4 割減少した水準ではあるものの 平成 27 年度の建設投資額

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

社会保険加入促進計画 平成 24 年 4 月 19 日 社団法人日本建設業連合会 1. 基本的な方針社会保険等の加入促進の実効性を確保するためには 行政 元請企業 下請企業等が一体となって推進していくことが必要である 日建連は 元請企業としての責務を果たすべく 団体が取り組むべき対策 正会員 ( 以

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( 参考資料 ) 建設業における女性の働き方改革の推進 平成 2 年 月 15 日 国土交通省土地 建設産業局建設市場整備課 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

建設投資及び建設業就業者数の推移 建設投資額はピーク時の12 年度 : 約 84 兆円から2010 年度 : 約 41 兆円まで落ち込んだが その後 回復に転じ 201 年度は約 55 兆円となる見通し ( ピーク時から約 % 減 ) 建設業就業者数は42 万人 (2016 年平均 ) で ピーク時 (1 年平均 ) から約 28% 減 建設投資のピーク ( 兆円 ) 就業者数のピーク就業者数建設投資 ( 万人 ) 84.0 兆円 (12 年度 ) 685 万人 (1 年平均 ) ピーク時比ピーク時比 0 就業者数 :61 万人 28.18% 34.5% 00 民間投資額 ( 兆円 ) 業者数 :531 千業者 80 42 万人建設投資 800 政府投資額 ( 兆円 ) (2016 年平均 ) 55.0 兆円 0 就業者数 ( 万人 ) 56 54 52 4 45 44 48 42 00 60 600 50 40 30 20 22 24 25 2 30 30 30 28 2 31 33 3 43 4 3 3 36 33 31 30 32 33 34 31 31 25 24 25 26 2 28 30 31 33 500 400 300 200 10 12 15 18 1 20 20 20 20 1 1 21 23 23 24 26 2 32 34 33 33 34 32 30 28 26 23 21 1 18 1 1 18 18 1 20 23 23 21 21 22 100 0 0 ( 年度 ) 出所 : 国土交通省 建設投資見通し 総務省 労働力調査 注 1 投資額については 2014 年度まで実績 2015 年度 2016 年度は見込み 201 年度は見通し注 2 就業者数は年平均 20 年は 被災 3 県 ( 岩手県 宮城県 福島県 ) を補完推計した値について 2010 年国勢調査結果を基準とする推計人口で遡及推計した値 1

建設業における技能者等の推移 35 3 408 420 433 438442 455 434 432 432 415 414 401385 381 30 8 342331 334 3 338 341 331 326 建設業就業者 : 685 万人 (H) 505 万人 (H26) 42 万人 (H28) (H28) ピーク時比 13 万人 28.18% 技術者 : 41 万人 (H) 28 万人 (H26) 31 万人 (H28) (H28) ピーク時比 10 万人 24.3% 技能者 : 455 万人 (H) 341 万人 (H26) 326 万人 (H28) (H28) ピーク時比 12 万人 28.% ( 万人 ) 800 その他 販売従事者 管理的職業 事務従事者 技術者 00 600 500 655663 60 685 662 65 640 653 技能者 604 61 25 24 24 22 2 26 2 2 2 31 24 24 23 588 26 20 632 618 604 31 32 34 25 25 22 1 584 568 33 24 32 1 55 22 12 128 12 128 1333 34 1 552 14 53 51 14 1328126 34 1 1246 32 31 15 14 48 502 503 4505 500 42 31 8 12 22 13 8 8 10 32 30 4310 2 10 30 28 2 103 103 1004 8 8 6 8 400 2 33 36 42 42 43 43 41 43 42 42 3 3 36 34 32 31 31 30 32 31 31 32 2 28 32 31 300 200 100 0 H2 年 H3 H4 H5 H6 H H8 H H10 H H12 H13 H14 H15 H16 H1 H18 H1 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H2 H28 出典 : 総務省 労働力調査 ( 暦年平均 ) を基に国土交通省で算出 ( 平成 23 年データは 東日本大震災の影響により推計値 ) 2

新規学卒者の建設業への入職数 割合 新規学卒者の建設業への入職者数は 平成 21 年には 3 万人を下回ったが 近年は 4 万人前後にまで回復 新規学卒者の建設業への入職割合は 平成 21 年には 4% まで下がったが 近年は 5~6% で推移 ( 棒グラフ千人 ) ( 折線グラフ %) 0 ( 参考 ) 全産業に占める建設業の就業者の割合 12.0 80 0 10.3 10.4.2.3.3.6.8...6.4.1.1.1.0.3.4.4.5.6. 10.2 10.3 10.2 10.2 10.1..8.6.2 8.8. 8.6 8.4 10.0 60 50 40 30 20 10 0 4. 5.3 5..05.0 5.45.3 5.05.15.6 4. 4.4.84. 4.5 4.4 4 8 0 4.03. 66 5 62 58 41 42 42 43 4 4 45 46 45 44 4 44 40 3 34 36 S50 年 51 年 新規学卒者の建設業への入職の割合 52 年 53 年 54 年 55 年 56 年 5 年 58 年 5 年 60 年 61 年 62 年 63 年 H 元年 2 年 3 年 4 年 6.0 5 年.5 6 年 8.3 8.4.8 年 8 年 年 6. 6.2 6.6 6.0 5.85.4 ( 棒グラフ ) 新規学卒者の建設業への入職数 10 年 8.2. 8.08.0.8.0.8.6 5.0 4.8 5.04.5.0 5.45. 5.6 5..3 4. 4.54.2 4.0 4 46 42 3 32 32 31 32 31 2 31 31 33 3 40 40 38 40 建設業新規学卒者の入職数新規学卒者の入職割合 ( 建設業 / 全体 ) 就業者割合 ( 建設業 / 全産業 ) 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 1 年 18 年 1 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 2 年 28 年 2 年 ( 速報 ) 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 出典 : 学校基本調査 ( 文部科学省 ) を基に国土交通省で作成 3

建設技能労働者の需給状況 (6 職種の過不足率の推移 ) (%) 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0-1.0-2.0-3.0-4.0-5.0 建設業の人手については 民間を中心に事業量の比較的多い関東を含め 需給は緩和 生産年齢人口が減少を続ける中 他産業と同様 若年層の確保に苦労している面はあるが 適切な賃金が支払われれば労働力は確保されている状況 東北 全国 H25FY ヒ ーク 3. H26FY ヒ ーク 2.6 H2FY ヒ ーク 2.3 H28FY ヒ ーク 1.5 H2.8 1.4 不足 -6.0 -.0 リーマンショック 震災 H18.1 H1.1 H20.1 H21.1 H22.1 H23.1 H24.1 H25.1 H26.1 H2.1 H28.1 H2.1 過剰 6 職種 とは 型枠工 ( 土木 ) 型枠工( 建築 ) 左官 とび工 鉄筋工( 土木 ) 鉄筋工( 建築 ) をいう 出典 : 労働需給調査 ( 国土交通省 ) 調査対象は建設業法上の許可を受けた法人企業 ( 資本金 300 万円以上 ) で 調査対象職種の労働者を直用する建設業者のうち全国約 3,000 社 ( うち有効回答者数 1,82(H2.8の場合 )) 現在の過不足状況調査事項 : モニター業者が手持ち現場において1 確保している労働者数 2 確保したかったが出来なかった労働者数 3 確保したが過剰となった労働者数過不足率 =((2-3)/(1+2)) 100 4

女性活躍推進法 女性活躍推進基本方針について 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 2 年法律第 64 号 ) 目的 自らの意思によって職業生活を営み 又は営もうとする女性の個性と能力が十分に発揮されることが一層重要となっていることに鑑み 女性の職業生活における活躍を推進し 豊かで活力ある社会の実現を図る ( 国及び地方公共団体の責務 ) 第三条国及び地方公共団体は 女性の職業生活における活躍の推進に関して必要な施策を策定し 及びこれを実施しなければならない ( 職業指導等の措置等 ) 第十八条国は 女性の職業生活における活躍を推進するため 職業指導 職業紹介 職業訓練 創業の支援その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする 2~4 ( 略 ) 女性の職業生活における活躍の推進に関する基本方針 ( 平成 2 年 月閣議決定 ) 第 3 部女性の職業生活における活躍の推進に関する施策 1 女性の職業生活における活躍を推進するための支援措置 (1) 女性の職業生活における活躍の推進に積極的に取り組む企業に対するインセンティブの付与等 中小企業における女性の活躍推進に向けた取組の推進 特に 中小企業においては 行動計画の策定等に関するノウハウが少なく 事務負担が大きいことなどから 女性の活躍に関する状況の把握や課題分析の実施を支援するとともに 必要な財政的支援等を行っていくこととする (2) 希望に応じた多様な働き方の実現に向けた支援措置 女性の参画が少ない分野での就業支援 そのほか 建設業や造船業 運輸業 研究機関等 女性の参画が少ない分野での就業支援や 女性が働きやすい職場環境の整備を進めることとする 長時間労働の是正 休暇の取得促進職業生活と家庭生活を両立するためには 我が国の特徴的な課題と指摘されている長時間労働の是正が極めて重要である そのため 長時間労働の是正 年次有給休暇取得の促進等ワークライフバランスに取り組む企業への支援を行い ライフステージに応じて 男女共に希望に沿って職業生活と家庭生活を両立することを可能にするための取組を推進する 5

女性活躍の推進に関する閣議決定等 働き方改革実行計画 ( 抜粋 ) ( 平成 2 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) 建設業 ( 取引条件改善など業種ごとの取組の推進 ) ( 略 ) 建設業については 適正な工期設定や適切な賃金水準の確保 週休 2 日の推進等の休日確保など 民間も含めた発注者の理解と協力が不可欠であることから 発注者を含めた関係者で構成する協議会を設置するとともに 制度的な対応を含め 時間外労働規制の適用に向けた必要な環境整備を進め あわせて業界等の取組に対し支援措置を実施する また 技術者 技能労働者の確保 育成やその活躍を図るため制度的な対応を含めた取組を行うとともに 施工時期の平準化 全面的なICT の活用 書類の簡素化 中小建設企業への支援等により生産性の向上を進める 女性活躍加速のための重点方針 201( 抜粋 ) ( 平成 2 年 6 月 6 日すべての女性が輝く社会づくり本部決定 ) 3. あらゆる分野における女性の参画拡大 人材育成 () 職種 分野ごとの女性活躍の取組の推進 2 建設業や造船業 運輸業などにおける女性活躍の取組の推進全ての建設生産プロセスでICT 等を活用する i-construction の推進や現場への快適トイレや女性更衣室の導入などによって 生産性 安全性 快適性を向上させ 女性も働きやすい魅力ある建設現場の実現を目指す もっと女性が活躍できる建設業行動計画 を踏まえ 官民が連携して女性技術者 技能者の5 年以内の倍増を目指すため 建設業界における女性の継続的な受け入れ体制の醸成のための支援や 女性の入職促進のための情報発信等を行う 経済財政運営と改革の基本方針 201 ~ 人材への投資を通じた生産性向上 ~( 抜粋 ) ( 平成 2 年 6 月 日閣議決定 ) 第 2 章成長と分配の好循環の拡大と中長期の発展に向けた重点課題 1. 働き方改革と人材投資を通じた生涯現役社会の実現 (4) 女性の活躍推進女性活躍を加速するため 女性活躍情報の 見える化 の徹底と活用の促進とともに 働き方改革 女性リーダーの育成 男性の暮らし方 意識の変革 女性に対するあらゆる暴力の根絶 女性活躍を支える制度や基盤の整備等を進め 各界各層 全国各地における自発的な取組を促す ( 略 ) また 育児等で離職した女性の復職に積極的な企業への支援や情報公開を推進する 未来投資戦略 201 Society 5.0 の実現に向けた改革 ( 抜粋 ) ( 平成 2 年 6 月 日閣議決定 ) 第 2 具体的施策 Ⅱ Society 5.0 に向けた横割課題 3. 人材の育成 活用力の強化 ⅱ) 生産性 イノベーション力の向上につながる働き方の促進 4 女性活躍の更なる促進 ( 略 ) 女性活躍の更なる推進に向けて 女性活躍加速のための重点方針 201 ( 平成 2 年 6 月 6 日すべての女性が輝く社会づくり本部決定 ) に基づき 女性活躍情報の 見える化 徹底による労働市場 資本市場における活用の促進 女性活躍に資する働き方 男性の暮らし方 意識の変革 女性に対する暴力の根絶 待機児童解消のための取組等 必要な施策を推進する ( 以下略 ) 6

民間の取組の例 ( けんせつ小町工事チームの活躍推進 ) けんせつ小町 は建設業で働くすべての女性の愛称 けんせつ小町工事チーム とは 女性技術者 技能者が多数施工に従事している 又は 中心となって施工を担っている建設現場において 元請 下請双方の女性技術者 技能者によって結成されるチーム ( 通常 6~ 名程度 ) のこと ( 一社 ) 日本建設業連合会会員企業について 平成 26 年度より登録開始 けんせつ小町工事チーム登録数 ( 累計 ) 136 166 けんせつ小町工事チーム ( 大臣視察時 )(H2.8) けんせつ小町工事チーム は 現場における女性が働きやすい環境の整備等に取り組んでおり 現場で働く女性のモチベーション向上にも寄与 ( 具体例 ) 女性用のトイレ 更衣室 休憩所等の設置 意見交換による現場環境の向上 改善の提案 子育て社員が働きやすいフレキシブルな勤務時間の工夫 現場見学会の開催 近隣住民との交流 近隣清掃の実施 元請 下請間のコミュニケーションの円滑化 ( 一社 ) 日本建設業連合会では けんせつ小町工事チーム の設置を促進するとともに 活動状況を HP で紹介し 建設業では多くの女性が活躍していることを PR 26 0 出典 : 日本建設業連合会ホームページ