の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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事項を札幌市と契約候補者で協議し 仕様の調整を行う また 本業務の受託者は 業務に伴う費用の支払い等を含め 下記項目に係る業務全般を行うこととする (1) 運営団体へのアンケート調査及びヒアリング調査市内で子ども食堂等を運営している団体に対してアンケート調査を実施し 本市における子ども食堂等の開設状

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目次

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01_公募要領

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

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目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

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Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

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取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

広告第 号

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とともに, 高度な技術を要する部門については, 相当の経験を有する技術者を配置するものとする (2) 主任技術者は, 業務の全般に渡り, 技術的管理を行うために必要な能力を有するものとする (3) 主任技術者は, 業務が完了するまで原則として変更できない ただし, やむを得ない理由により変更する場合

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

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( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

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が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

30 29 平成 29 年度事務事業評価 _ 事務事業調書 ( 評価対象事業 HE K( 評価 ニーズ 住民等のニーズは十分にありますか 必要性 行政関与 行政が実施すべき事業ですか はい 効率 効果 有効性 競合 国 県 または民間のサービスと競合している事業はですか 類似重複 本市の事務事業の中


平成

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Transcription:

特記仕様書 ( 案 ) 南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画策定調査業務 1. 業務の目的本業務は 平成 28 年熊本地震により被災した南阿蘇鉄道が今後全線復旧を目指すことを前提に 復旧後の同鉄道を軸に各公共交通機関が連携した 南阿蘇鉄道沿線地域の持続可能な公共交通網のあり方等を検討し 南阿蘇鉄道沿線地域公共交通網形成計画 ( 以下 形成計画 という ) の策定を行うことを目的とする なお 作成する計画期間は平成 30 年 4 月から平成 45 年 3 月までの 15 年間を予定している 2. 業務内容 2-1 地域特性特性と公共交通公共交通の現状現状及び熊本地震以前熊本地震以前の状況状況の把握 1) 地域特性の把握既存資料を基に 南阿蘇鉄道沿線地域である高森町及び南阿蘇村 ( 以下 沿線地域 という ) における人口特性をはじめ 商業施設や観光施設 医療機関等の主要施設の分布 さらには交流施設の分布といった地域特性を把握する なお 沿線地域を取り巻く状況は 熊本地震前後で大きく変化していることから 現状のみならず 地震以前から現在に至るまでの地域特性 ( 人口や各施設の分布 被災状況 ) に関する資料を収集 段階的に整理する 2) 公共交通の状況の把握自治体や交通事業者が所有する資料やデータ等を収集し 沿線地域における公共交通の運行状況や利用状況等を把握 分析する また 地域公共交通の現状を把握するための現地踏査を実施する なお 沿線地域を取り巻く状況は 熊本地震前後で大きく変化していることから 現状のみならず 地震以前から現在に至るまでの交通の状況 ( 交通機関の利用状況 地震後の運行状況 道路の開通状況等 ) に関する資料を収集 段階的に整理する 3) 地域公共交通の問題点及び課題の整理 地域特性 公共交通の状況等を踏まえ 沿線地域の地域公共交通が抱える問題点を 整理し 今後 対応が必要となる課題を検討する 4) 地域の将来像に対する地域公共交通の役割分析沿線地域における熊本地震からの復旧 復興に関する計画その他まちづくりに関する上位 関連計画をもとに沿線地域の将来像を把握し それに対する地域公共交通が求められている役割等について分析する なお 分析に当たっては 関係機関からのヒアリング等を基に 将来の鉄道や道路

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点 地域公共交通の見直しにあたって留意すべき点等を把握する 2-2 住民の利用実態利用実態及びニーズニーズ把握調査 1) 住民アンケート調査沿線地域の公共交通の問題や課題 住民ニーズや利用意向 費用負担等についての住民意識を把握するため 住民を対象としたアンケート調査を実施し 必要な分析を行う 調査対象は南阿蘇村全世帯 (4,600 世帯程度 ) 高森町全世帯 (2,900 世帯程度 ) を対象とし 調査票の配布は役場 自治会長等を通じて行い 回収は郵送を前提とする なお 回収率 30% を想定する なお 沿線地域においては 熊本地震により住家が被災し 応急仮設住宅等に居住する住民も少なくないため 計画期間中の人口分布や交通需要が流動的になることが予想される 調査に当たっては この点にも留意し 現在の交通需要だけでなく将来的な住民の生活環境全般に関する意向等を把握できる内容とする 2) 利用者ニーズ調査 1 鉄道 バス利用者ヒアリング調査地域内の鉄道 バス利用者の移動実態やニーズを把握するため 利用者を対象として 調査員による聞き取り調査を行う 調査対象: 鉄道 路線バス コミュニティバス 都市間バス利用者 調査方法: 主要駅 バス停での聞き取り調査 2 生活拠点施設 交流拠点施設の事業者 利用者意向調査 沿線地域の住民や交流者の移動実態やニーズを把握するため 主要な生活拠点 施設 交流拠点施設の事業者や利用者を対象として 意向調査を行う 3 関係者ヒアリング 教育や福祉 商工観光等の関係者にヒアリングを行い 沿線地域の公共交通の 問題やニーズ等を把握する 1~3 の各調査において 地震以前 現在 将来 ( 復旧状況に応じた複数の段階の 将来像 ) と 段階に応じて各立場のニーズが変化していることを前提に 調査項目 を組み立てる

2-3 観光客の利用実態及利用実態及びニーズびニーズ把握調査 1) 観光客ニーズ調査沿線地域を観光客が訪れる際の公共交通の問題や課題 潜在ニーズや利用意向等を把握するため 沿線地域やその周辺地域 ( 阿蘇市 大津町 山都町など ) の主要な観光施設等を訪れた観光客及び事業者等を対象にヒアリング調査を実施し 必要な分析を行う 2) 沿線地域の来訪者アンケート調査沿線地域では 各観光地やそこに至る交通アクセスに関する状況も熊本地震前後で大きく変化している 地震以前の利用実態やニーズについても把握するため これまで沿線地域を訪れたり 南阿蘇鉄道を利用したことがある来訪者へのアンケート調査を行う (Web 調査等の調査方法を想定 ) 2-4 南阿蘇鉄道及び沿線地域沿線地域の公共交通公共交通網のありのあり方の分析 1) 南阿蘇鉄道の持続可能な事業スキームに関する分析南阿蘇鉄道について 鉄道事業再構築事業の実施を視野に入れ 上下分離等を含む持続可能な事業スキームのあり方について分析を行う 分析に当たっては 全国の鉄道事業再構築事業の先行事例等を基に 復旧後の収支に関するシミュレーションを行う 2) 沿線地域の公共交通網のあり方に関する分析 2-2 2-3の調査結果及び2-4-1) の分析結果等を基に 沿線地域住民のニーズに対応した持続可能な公共交通網のあり方について検討を行うとともに 南阿蘇鉄道を軸としたまちづくりや観光振興による誘客促進策について併せて検討 分析を行う 2-5 地域公共交通網形成計画の取りまとめ 1-1) 将来構想の提案調査 分析結果を基に 沿線地域の公共交通が抱える問題点 課題を整理し 熊本地震からの復興と新しいまちづくり 観光戦略を支える持続可能な公共交通網の将来像を 想定される鉄道や道路の復旧状況に応じて段階的に描くとともに それを実現するための具体的な施策を検討 提案する 1-2) 南阿蘇鉄道沿線地域の将来構想の提案熊本地震により被災した南阿蘇鉄道は本地域の基幹公共交通軸であり 地域の活性化には当該鉄道の早期復旧が不可欠であるが 被災規模が甚大であり 全線復旧には相当な費用と期間がかかるものと想定される 本業務では 南阿蘇鉄道沿線地域の将来構造を描くとともに 南阿蘇鉄道の全線復旧シナリオを想定したうえで段階的な公共交通体系網を提案する

1 南阿蘇鉄道の復旧シナリオ Ⅰ 現在 ( 中松 ~ 高森 ) Ⅱ 暫定復旧 ( 長陽 ~ 中松 ~ 高森 ) Ⅲ 全線復旧 ( 立野 ~ 長陽 ~ 中松 ~ 高森 ) Ⅳ 発展系 ( 全線復旧後 ) 2 段階的公共交通体系網の提案上記の復旧シナリオに基づき 各段階における公共交通網の整備案を提案する バス路線の再編成南阿蘇鉄道 ( トロッコ列車 ) との連携肥後大津方面への路線バスとコミュニティバスとの連携 新駅の設置南阿蘇鉄道沿線の観光資源を活用した新駅の設置可能性を検討する 新駅の設置の必要性と効果 技術的可能性 概算事業費の算定等を検討する 暫定開業時( 長陽 ~ 中松 ~ 高森 ) における公共交通網の整備案現在 不通区間となっている長陽 ~ 中松間の早期復旧に向け 鉄道とバスによる公共交通体系網を構築するため 長陽 ~ 高森間の列車運行計画の作成提案等 2) 関係者との合意形成支援 検討した施策内容について 実施主体となる交通事業者や関係機関等との合意形 成のための協議支援 ( 資料作成 協議同席等 ) を行う 3) 目標値 評価手法の設定 計画策定後 施策の効果についての検証を行うための目標値及び評価手法につい て 検討を行う 4) 形成計画 ( 案 ) の取りまとめ 以上の内容を基に 南阿蘇鉄道を軸とした地域公共交通の将来像がまとめられた 形成計画 ( 案 ) を作成する 2-6 協議会運営支援協議会 ( 委託後 6 回程度の開催を想定 ) の検討資料を作成するとともに 協議会の運営補助 ( 議事録作成 資料説明など ) を行う 2-7 報告書作成以上の検討結果をとりまとめ 業務報告書を作成する また 形成計画の印刷 製本を行う 作成部数等については以下の通りとする 業務報告書 :1 式 ( ファイル綴じ 参考資料 協議記録簿等含む ) 業務報告書電子データ :1 式 (CD-R 業務報告書の電子データ )

形成計画 :30 部 (A4 サイズ 両面 カラー 100 頁程度 巻表紙 製本 ) 2-8 打合せ協議業務実施に必要な打合せ協議を実施する 実施回数は 6 回以上とし 業務着手時および完了時は管理技術者が立ち会うものとする