3 学年国語科学習指導案 平成 24 年 11 月 9 日 ( 金 ) 第 5 校時指導者 1 単元名 教材名 いにしえの心と語らう 夏草 奥の細道から 2 生徒の実態と本単元の意図 (1) 本単元に至るまでの指導の系統 育成すべき国語の能力 学習内容 単元 教材名 学習活動と関連する 指導事項( 読むこと ) 実施時期 他領域の指導 文章に表れている 作品の朗読 枕草子 伝統的な言語文化と ものの見方や考え 内容の読み取り 2 年 4 月 国語の特質に関する事項 方について 知識 単元 漢詩の風景 や体験と関連付け 作品の朗読 て自分の考えをも 内容の読み取り つことができる 2 年 エ 文章全体と部分と 作品の朗読 扇の的の関係 例示や描 内容の読み取り 2 年 10 月 写の効果 登場人 登場人物の心情理解物の言動の意味などを考え 内容の理解に役立てることができる 2 年イ (2) 生徒の実態と本単元の意図 ( 省略 ) 本教材 夏草 は 松尾芭蕉の紀行文 奥のほそ道 の旅立ちの部分と 平泉の部分から構成されている 奥のほそ道 は 46 歳の芭蕉が門人曽良を伴って江戸を出発し 奥州 北陸をまわり 大垣に到着するまでの約 150 日間 2400 キロにも及ぶ旅を記した紀行文である その価値は 江戸文学の代表としてだけではなく 奈良時代以降の古典や中国古典をふまえて書かれ 古典文学を総括するという意味も持っている 足かけ 5 年の歳月をかけて 推敲に推敲を重ねて完成された文章は 引き締まった文体で 格調高い また 散文と俳句が見事にとけあい深みをもったものとなっている 旅立ち の冒頭部分では 月日は百代の過客にして行きかふ年ももまた旅人なり という芭蕉の人生観と 旅へのあこがれ 旅に出ずにはいられなかった心境が述べられている 平泉の部分では 奥州藤原三代の栄華の跡や義経主従の戦いの跡を眺めることによって 人間の営みのはかなさを肌で感じ取っている さらに 光 - 1 -
堂では滅び去るはずのものが 人間の営みによって残っていることに驚く 2 の部分は 前後が対照的に描かれて 平泉での芭蕉の思いが一層引き立っている 読み進むに従って 生徒は求道者としての厳しい生き方に驚くとともに 芭蕉の人間性に心惹かれていくものと思われる この作品を通して 音読 朗読を繰り返し 俳文の美しさに気づかせるとともに 表現に即して芭蕉のものの見方 感じ方 生き方をとらえ現代の我々と比較し 今後の自分のあり方と関わらせながら学習することを重点としたい また グループでの学習形態を活用し 学び合い 認め合い の場を数多く設定することで 学習意欲を高め 自ら進んで学習を進めることの楽しさを味わうことで 学校教育目標の 自ら学び主体的に判断する生徒 の具現化に努めたい 3 単元の目標 (1) 芭蕉やその作品に関心をもって読み 作者の生き方や考え方について 自分の考えをもとうとしている 関心 意欲 態度 (2) 歴史的背景などを想像しながら 人生や自然に対する作者のものの見方や考え方や感じ方を捉えることができる 読むこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 (3) 芭蕉の句から心に響いたものを選び どのように心に響いたのかを明らかにして 鑑賞文を書くことができる 読むこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 (4) 漢文調の言い回しや対句表現など 表現の特徴に注意し 格調高い名文を読み味わうことができる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 4 単元の評価規準と学習活動に即した評価規準 ( ) 内は A 規準 ア 関心 意欲 態度 エ 読む能力 オ 言語についての知識 理解 技能 単 おくのほそ道 の おくのほそ道 の俳句につ 漢文調の言い回しや対句 元 文体や表現の特徴 いて 表現や文体の特徴を 表現など 表現の特徴に の について知り 芭 とらえ 鑑賞文を書いてい 注意し 格調高い名文を 評 蕉の思いを考えて る 読み味わっている 価 いる 規準 学 1 俳句に込められた 1 作品の表現や文体の特徴を 1 作品を表見のしかたや文 習 芭蕉の思いを考え 評価しながら読み ( 自分の 体の特徴に注意して作品 活 ( それに対する自 考えをもって ) いる を読み ( 味わって ) いる 動 分の考えをもとう 2( 歴史的背景を踏まえて ) に とし ) ている 作品や俳句を読み取り 芭 即 蕉のものの見方を捉えてい し る た評価規 準 - 2 -
5 指導と評価の計画 ( 全 6 時間本時 5/6) 主な学習活動学習内容評価規準 評価方法 1 学習のねらいをつ ねらいと学習計画の確認かみ学習計画を確 2 認する 奥の細道 につア1 エ12 オ1 いて学ぶ 机間指導による観察 1 の部分の音 朗読 ワークシートによる考察読を繰り返し 独特な文体に親しむ 1 の部分の原 内容理解文の内容や表現 鑑賞の仕方の特色をとらえ 俳句を読み味わ鑑賞文を書くポイントう 1 地の文を読み 芭蕉の置かれている状況を確認する 2 俳句を読んで 確認すること 季語 切れ字 表現技法 使われている言葉から感じ取れること 芭蕉が旅に寄せる心情を読み取り 話し合う 心情理解 3 平泉 の部分を ア1 エ12 オ1 読み味わう 机間指導による観察 4 2 の部分の原 朗読 ワークシートによる考察 文の内容や表現 内容理解の特色をとらえ 鑑賞の仕方 3つ俳句を読み味わう 平泉 を訪れた 心情理解時の芭蕉の心情を読み取り 話し合う 本 5 学習したことを生 ア1 エ12 オ1 机間指導による観察(かして組オリジナ ル 奥の細道マッ ワークシートによる考察 時 プ を作る 前時までの学習 鑑賞の仕方)6 を振り返り 鑑賞文の書き方の確認をする 奥の細道マッ 内容理解プ から選んだ 鑑賞句の鑑賞文を書 班での話合いく - 3 -
班毎に学習成果 発表会を発表し 鑑賞 相互評価文の入った旅の地図を完成させる 6 研修主題との関わり 研修主題 心豊かに 主体的に行動できる生徒の育成 ~ ふれあい 体験を通して心に響く道徳教育の推進 ~ (1) 研修主題に係る教科指導の重点 国語科における身につけさせたい力 互いの立場や考えを尊重しながら言葉で伝え合う力 道徳的心情や道徳的判断力を育てていく基盤としての思考力や判断力 言語感覚 (2) 指導の重点を達成するための手だて 主体的な活動を通して 自分の意見や考えをもつための指導の工夫 生徒が互いに交流するための場の確保と学習形態 発表方法に関わる指導の工夫 1 事前に学習計画とめあてを提示することで 見通しをもって学習を進められるようにする 2 グループでの課題解決学習を通して 主体的な学習活動を展開する 3 学習の成果を発表する場を設定し 認め合い 学び合い を行うことで自信をつけるとともに 学習意欲を高める 7 本時の学習指導 (5/6 時間 ) (1) 本時の目標 芭蕉やその作品に関心をもって読み 作者の生き方や考え方について 自分の考え をもとうとしている 関心 意欲 態度 芭蕉の句から心に響いたものを選び どのように心に響いたのかを明らかにして 鑑賞文を書くことができる 読むこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 (2) 展開 学習活動 学習内容 指導上の留意点 評価の方法 研修主題との関わり 導 1 奥の細道- 旅立 姿勢と口形に気をつけて 観察 入 ち- の冒頭部分 音読をさせる 相互評価 グループでの音読では相互(を音読をする 5 個人 評価を行い 学習意欲を高 分 グループ まるようにする 一斉)2 本時の課題を知る めあてを声に出して読むこ - 4 -
分る )オリジナル 奥の細道マップ を作ろう とで めあてを明確にする 展 開 40 3 奥の細道マップ 個人で 鑑賞文を書くため から選んだ句の鑑 の材料を集める 評価場面 1 賞文を書く 前時で確認した鑑賞文を書くポイントを提示し ねら 学習活動に即した評価 いにそって学習活動を進め 規準 られるようにする ア1 エ12 オ1 評価の方法 生徒が選んだ句 個人で集めた材料を持ち寄 机間指導による 1 立石寺 り 編集会議を開き 班で 観察 2 最上川 の意見としてまとめる ワークシートに 3 佐渡 編集会議の進め方を提示し よる考察 4 日光 会議がスムーズに進むよう 手立て 5 大垣 にする 活動の進まない生 6 小松 役割分担と話合いの観点を 徒には前時で使っ 明確にするとともに 話形 た鑑賞文を書いた に気をつけて発表すること ワークシートを参 を通じて 一人ひとりの意 考にするよう助言 見が大切にされる話合いが する 鑑賞文を書くため 進められるようにする 評価 Aに達してい のポイント る生徒には 地の 1 地の文を読み 文を原文で音読す 芭蕉の置かれて ることや自力で口 いる状況を確認 語訳をすることを する 取り組ませる 2 俳句を読んで 確認すること 季語 切れ字 表現技法 使われている(言葉から感じ 分取れること)終 4 本時の学習のまと 各班の進行状況を確認して 観察 末 めと次回の予告 発表会がスムーズに進められるようにする 発表会について説明をし (5 発表会に向けて意欲を高め - 5 -