PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
〈参考〉

第 7 章事業手法の整理 1. コンセッション等事業スキームの抽出 (1) 従来型の PFI 手法本事業の実施において想定される官民連携スキームは以下の通りである スキームごとの詳細な内容については次頁以降にて解説する なお 本事業では盛岡市 岩手県の共同事業を想定しているが 事業実施時の発注機関は

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

Microsoft Word - PPPPFI手法導入における優先的検討に係る指針

PowerPoint プレゼンテーション

相模原市PPP/PFI手法導入優先的検討方針

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

<4D F736F F D2092B789AA8E EE B193FC974490E693498C9F93A28B4B92F E378DF492E8816A2E646F6378>

墨田区 PPP/PFI 手法導入 優先的検討指針 平成 30 年 1 月 墨田区 - 1 -

<4D F736F F D208AEE967B8C7689E65F DC58F4994C58EA993AE8D C882B5>

( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事業特定事業の選定 宇治市 ( 以下 市 という ) は 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という ) 第 7 条の規定により ( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事

H26案件形成支援_日野市②

国立大学法人富山大学 PPP/PFI 手法導入優先的検討要項

参考資料 5 用語集 SPC( 特別目的会社 ) SPC(Special Purpose Company) は特別目的会社ともいわれ プロジェクトファイナンスにおいては 特定のプロジェクトから生み出されるキャッシュフローを親会社の信用とは切り離す事がポイントであるが その独立性を法人格的に担保すべく

RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

特定事業の選定について 1 事業概要 大阪大学 ( 吹田 1) 研究棟改修 ( 工学部 ) 施設整備等事業 ( 以下 本事業 という ) は PFI 法に基づき 選定事業者が大阪大学 ( 吹田 1) の教育研究施設 ( 以下 本施設 という ) を整備 ( 設計 改修 新営 ) し 維持管理業務 並

平成 29 年 4 月 1 日規程第 18-5 号国立研究開発法人国立がん研究センター PPP/PFI 手法導入優先的検討規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 国立研究開発法人国立がん研究センター ( 以下 センター という ) の公共施設等の整備等における優先的検討を行うに当たって必要な手続を

福島市 PPP/PFI 手法導入 優先的検討ガイドライン 平成 29 年 2 月福島市

<4D F736F F D20956C8FBC88E389C891E58A E EE B193FC974490E693498C9F93A28DD791A52E646F63>

特定事業の選定について Ⅰ. 事業概要 ( 仮称 ) 道の駅ようか 整備事業 ( 以下 本事業 といいます ) の概要は次のとおりです 1. 事業内容 ( 仮称 ) 道の駅ようか 実施方針( 平成 17 年 1 月 14 日公表 ) に基づき 選定事業者は市が無償提供する造成地に 地域産業振興 地域

山梨県 PPP/PFI 導入指針 1 総則一目的本指針は PPP/PFIの手法の導入検討を行うに当たって必要な手続を定めることにより 新たな事業機会の創出や民間投資の喚起を図り 効率的かつ効果的に社会資本を整備するとともに 県民に対する低廉かつ良好なサービスの提供を確保することを目的とする 二 定義

奈良県 PPP/PFI 手法導入優先的検討規程 厳しい財政状況の中で 本県の公共施設等の整備や運営を効率的かつ効果的に進めるとともに 奈良県公共施設等総合管理計画の着実な進捗のためには これまで以上に民間との連携を図り その資金 能力 ノウハウ等を積極的に取り入れていくべきである そこで 本県におけ

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - H290324優先的検討規程(裁定).docx

創意工夫 ノウハウを活用することにより 公共サービスとしての質の向上や効率化を図るところにある 設計 施工一体型発注方式等の他の事業とPFI 事業との違いは PFIにおいては PFI 事業者に PFI 事業者が管理することが効率的な事業リスクを移転し 全体としてリスク管理のコスト低減を図るとともに

目次 1 本調査の目的 事業運営体制の検討... 2 ⑴ 民間事業者への市場調査を通じた 成立可能な運営体制の検討... 2 ⑵ 市場調査を踏まえた運営体制の設定 事業スキームの検討結果 VFMの検討結果 市場調査結果の概要... 9 ⑴ 回答

<4D F736F F D20815A96BC8CC389AE91E58A E EE B193FC974490E693498C9F93A297768D802E646F6378>

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

shiryo3_syuusei

中村区役所改築基本構想 平成 29 年 3 月 名古屋市

untitled

国 金融機関等 委託契約 設計事務所 起債 交付金 プラントメーカー 行政 請負契約 建設会社 委託契約 契約ごとにアドバイザーを委託 運営管理会社 図 1 従来方式 ( 公設公営 ) の各主体の関わり 国 金融機関等 設計事務所 交付金 直接契約 融資契約 設計契約 行政 事業契約 SPC ( 特

2) 抽出された事業スキームの比較 1 各手法のメリット デメリット事業スキームについては 実施中の民間事業者へのヒアリングの結果を参考にして 決定することになるが 各手法のメリット デメリットは下表の通りとなる 表 : 各手法のメリット デメリット 事業スキームメリットデメリット PFI(BTO)

PowerPoint プレゼンテーション

(Microsoft PowerPoint \213\246\211\357\203Z\203~\203i\201[.ppt)

untitled


民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という ) 第 7 条の規定に基づき 大阪市海老江下水処理場改築更新事業 ( 以下 本事業 という ) を特定事業として選定したので 同法第 11 条の規定に基づき特定事業の選定に係る

2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

<4D F736F F D E68CF08FC28CA08ED E88AEE8F >

公共建築改善プロジェクト(仮)

資料 - 3 流山市浄水場運転及び維持管理等業務委託 落札者決定基準 平成 30 年 10 月 流山市上下水道局

事業手法の検討

H28秋_24地方税財源

<4D F736F F D2089C2945C90AB92B28DB895F18D908F918A C FC8E448E518D6C8E9197BF816A2E646F6378>

VFM(Value For Money)に関するガイドライン        

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

<4D F736F F D CF682CC8E7B90DD82CC895E89638B7982D18E BF939982CC8CA992BC82B58AEE8F CC8DF492E882C98CFC82AF82BD95FB906A2E646F6378>

住宅融資事業においては 融資利率と借入利率との間に利子差益が生じており 平成 7 年度以降 横浜市に継続して寄附をしているが その総額は 666 億円に達し 事務費等を控除した事業開始以来の通算の損益を見ても 387 億円のプラスとなっている 2 融資債権の整理に向けた検討課題 (1) 債務者への配

目 次 第 1 審査概要 本書の位置づけ 審査方式 審査体制... 1 第 2 優先交渉権者決定の手順 参加資格審査 基礎審査 加点審査 優先交渉権者の決定... 6 別紙 1 提案内容の審査項目及び評

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

(Microsoft PowerPoint \222\361\217o\220\340\226\276\216\221\227\277.ppt)

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

<4D F736F F D B A815B836782CC8A C98C5782E9834B C4>

2 採用する受注者選定方式の検討について廃棄物処理施設整備事業で一般的に採用されている受注者選定方式は表 -2のとおりです 受注者選定方式の検討に際しての論点を下記に整理しましたので 採用する受注者選定方式について審議をお願いいたします 本施設に求められる5つの整備基本方針に合致した施設の整備運営に

1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

PFI 事業導入可能性調査報告書 平成 30 年 3 月 鳥栖 三養基西部環境施設組合

水道の安全保障に関する検討会

Microsoft Word - __民間収益事業基本条件 clean.doc

スライド 1

鳥取県営水力発電所再整備 運営等事業 優先交渉権者選定基準 平成 31 年 3 月 鳥取県企業局

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

スライド 1

山口県 PPP/PFI 手法導入優先的検討指針 極めて厳しい財政状況の下 公共投資額をできる限り抑制しながら 住民生活や経済活動等に必要な社会資本を整備し 効率的 効果的な公共サービスを提供することが 公共施設等の管理者に課せられた重要な政策課題となっている こうした中で PPP(Public Pr

< 目次 > 第 1 事業者選定基準の位置づけ... 1 第 2 事業者選定の方法 選定方法の概要 事業者選定の体制 共通事項... 1 第 3 審査の手順... 2 第 第一次審査 資格審査 実績等審査... 3 第

岡山県 PPP/PFI 手法導入ガイドライン 平成 29 年 3 月策定 総務部行政改革推進室

第 1 回専門部会資料 4 事業方式と事業期間の検討 ( 案 ) 1. 事業方式の検討 (1) 想定する事業方式今回 新ごみ処理施設の整備 運営に係る事業方式として考えられるものを以下に示します 公設公営 直営運転 ( 従来方式 ) 資金調達 ごみ処理施設の整備 運営事業の種類 設計建設 公共公共

鈴鹿市不燃物リサイクルセンター 2 期事業 特定事業の選定について 平成 19 年 4 月 12 日

回答作成様式

浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

Microsoft PowerPoint アンケート調査

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

スライド 1

Microsoft Word 㕕客観çı—ã†ªè©Łä¾¡ã†®çµ’æžœã••.docx

4-(1)-ウ①

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

和泉市の宅地開発における制度


静岡市 PFI ガイドライン - 概要版 - 平成 24 年 5 月

添付 A02 筑波大学附属病院病棟 B 改修事業にかかる技術提案 交渉方式 ( 設計交渉 施工タイプ ) による公募型プロポーザル優先交渉権者決定基準 2019 年 1 月 15 日 国立大学法人筑波大学

第 6 章資金計画 1. 新庁舎整備経費 2. 現庁舎地の資産活用 3. 新庁舎整備の事業収支 ( 概算 ) 4. 現庁舎地周辺再整備経費

1 事業概要 (1) 事業名称 ( 仮称 ) 鳩山新ごみ焼却施設整備 運営事業 (2) 対象となる公共施設等の種類ごみ処理施設 (3) 公共施設等の管理者埼玉西部環境保全組合管理者 藤縄善朗 (4) 事業目的埼玉西部環境保全組合 ( 以下 本組合 という ) は 鶴ヶ島市 毛呂山町 鳩山町及び越生町

< F2D91DE E8BE08B8B D8790CF97A78BE082CC>

平成 25 年 12 月 12 日 各位 株式会社みちのく銀行 株式会社民間資金等活用事業推進機構 への出資および 地方公共団体向け PFI セミナー の開催について ~PFI に関する内閣府 日本政策投資銀行との共催セミナーは 県内金融機関で初の取組み ~ みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は

資料3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について

はじめに 豊岡市 ( 以下 市 という ) は 植村直己冒険館機能強化改修運営事業 ( 以下 本事業 という ) について 民間の資金 経営能力及び技術的能力の活用を図るため 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という

この制度は 2003 年 9 月 2 日から施行され 旧 地方自治法 244 条の2による管理委託を行ってきた 公の施設 の場合は 3 年間 ( 経過措置 ) の間に自治体が指定管理者制度に移行することになっている 現時点で 指定管理者制度導入のため 1 指定の手続きについて一般ルールとして定めた自

IFRS基礎講座 IAS第11号/18号 収益

No PFI PFI VFM Value for Money VFM PFI VFM PSC Public Sector Comparator PFI LCC Life Cycle Cost PFI VFM PSC PFI VFM 2004 VFM PFI 2001 Bennet

資料1 現地視察について(事務局資料)

目 次 1 本書の位置付け 落札者決定の手順 落札者の決定... 5

日本基準基礎講座 有形固定資産

官民連携による津波避難ビル整備 (PFI 事業のモデル ) 平成 24 年 8 月 内閣府

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

国営常陸海浜公園プレジャーガーデンエリア 改修 設置 管理運営事業 民間事業者選定結果 平成 30 年 3 月 国土交通省関東地方整備局

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

部分供給については 例えば 以下の3パターンが考えられる ( 別紙 1 参照 ) パターン1: 区域において一般電気事業者であった小売電気事業者 ( 又は他の小売電気事業者 ) が一定量のベース供給を行い 他の小売電気事業者 ( 又は区域において一般電気事業者であった小売電気事業者 ) がを行う供給

8matubara.doc

Transcription:

大東市新庁舎整備民間活力導入可能性調査 概要資料 平成 30 年 3 月 大東市

大東市新庁舎整備民間活力導入可能性調査概要資料 背景 目的 現市庁舎については 昭和 40 年に本庁舎が建設されてから 50 年余りが経過しており 狭隘化 窓口機能 市民サービスの分散化といった問題を抱えています さらに 平成 20 年度に本庁舎の耐震診断を行ったところ 大振動により倒壊し 又は倒壊する危険性がある 又は危険性が高い との診断結果が出されました 本市では 昨今の厳しい財政状況を鑑み 平成 28 年度には 大東市公民連携事業指針 を策定し PFI* をはじめとする PPP 等の民間活力の一層の活用を掲げており 公民連携の取組を推進しています これらを踏まえ 市庁舎建て替えの方針として 大東市新庁舎整備基本計画 を策定しています 本調査は 施設整備等の事業手法として 民間事業者の創意やノウハウを取り入れ 効率的 効果的なサービスの提供が期待できる PFI 方式などの民間活力の活用について 導入可能性を検討したものです 1 基本条件の整理 1-1 基本理念 平成 30 年 3 月大東市 ~ あふれる笑顔幸せのまち大東づくり を実現する市民のための拠点 ~ 1. 安全を守る拠点としての庁舎 2. 豊かな市民生活を支える庁舎 3. 持続可能な社会に貢献する庁舎 4. 次代に対応する庁舎 5. 親しみやすい庁舎 6. 新たな価値を生み出す庁舎 防災拠点として市民の生命や財産を守り 安心 安全な暮らしを支える拠点とします 市民や民間と連携した地域づくりを推進し 暮らしや活動をサポートする拠点とします 省エネルギーや環境負荷の低減に努め 環境配慮をリードする施設とします 高度化 多様化する行政サービスや 将来変化に対応する庁舎とします 市庁舎としてふさわしいデザインとし まちづくりの拠点となる庁舎とします 公民連携によりにぎわいを生み出す施設とします 1-2 敷地条件 整備場所 : 大東市赤井 1 丁目 306 番 7 敷地面積 : 約 4,237m2 ( 消防跡地 1,336+ 周辺地 2,901) < 施設イメージ > 設備室等 1-3 施設規模 機能 面積 A 市庁舎機能面積 約 15,000m2 B 付加機能面積 約 1,700m2 C 保健センター機能用途面積 約 1,300m2 合計施設規模 (A+B+C) 約 18,000m2 地下駐車場 約 2,000m2 コア 庁舎フロア 吹抜庁舎フロア公用車駐車場 コア 来庁者 + 職員用駐輪場 3 階入口 * PFI:Private-Finance-Initiative プライベート ファイナンス イニシアチブ の略 民間の資金と経営能力 技術力を活用し 設計 建設 維持管理 運営等を一括して民間事業者が行う公共事業の手法の一つ 1

2 事業スキームの検討 2-1 事業手法の比較検討 民間の関与 新庁舎整備事業においては 事業範囲 ( 設計 建設 維持管理 運営 資金調達 ) による違いから 従来方式 を含め DB* 方式 DBO* 方式 リース方式 PFI 方式 があります 各手法における効果等を整理すると下表のとおりとなります 財政負担の削減 民間ノウハウの活用に加え 財政負担の平準化が図ることのできる PFI 方式の採用が望ましいと考えられることから PFI 方式の採用を前提に検討を行います 項目 1. 従来方式 2.DB 方式 3.DBO 方式 4. リース方式 5.PFI 方式 設計公共民間民間民間民間 建設公共民間民間民間民間 維持管理公共公共民間民間民間 運営公共公共民間民間民間 資金調達公共公共公共民間民間 発注形態 契約形態 期間 財政負担削減 支出平準化 サービス水準向上など 仕様 分離分割 他の手法に比べて財政面の効果が少ない 整備 : 性能運営 : 仕様 整備 : 包括運営 : 分割 設計施工におけるコスト削減効果 ノウハウ活用は期待できる 性能性能性能 長期包括長期包括長期包括 資金調達以外の一括発注で 設計施工 管理運営を見据えたコスト削減等が期待できる 設計施工 管理運営のコスト削減等に加え 財政支出の平準化効果があるが 事業方式自体の法的規定がないなどの課題がある 設計施工 管理運営のコスト削減等に加え 財政支出の平準化 ( 割賦支払 ) の効果があり 透明性 公平性のある事業となる 総合評価 2-2 PFI における事業方式の整理 前提として検討 施設所有 PFI 方式では 事業期間中の施設の所有形態に着目した下表に示す形態 (BTO 方式 BOT 方式 BOO 方式 ) があり 各形態の特徴は下表のようになります 先行する庁舎施設の PFI 事業も多くが BTO 方式であり 不動産取得 所有に係る税負担がなく市の財政負担が少ない BTO 方式の採用を前提に検討を進めます 項目 BTO BOT BOO 事業者の業務 内容 Build( 建設 ) Transfer( 所有権移転 ) Operate( 管理 運営 ) 民間事業者が資金調達 施設建設 公共に施設を移管した後 一定期間の管理 運営を行って 施設割賦金とサービス対価等により資金回収 Build( 建設 ) Operate( 管理 運営 ) Transfer( 所有権移転 ) Build( 建設 ) Own( 保有 ) Operate( 管理 運営 ) 民間事業者が資金調達 施設建民間事業者が資金調達 施設建設 一定期間の管理 運営を行って 設 自らが施設を保有し 一定期間施設割賦金とサービス対価等によりの管理 運営を行って 事業収入や資金回収をした後 公共に施設をサービス対価等により資金回収をし移管た後 施設を解体撤去 建設中民間事業者民間事業者民間事業者 供用後公共民間事業者民間事業者 事業終了後公共公共 - リスク移転 財政負担 施設所有リスク ( 事業期間中の施設の瑕疵担保及び民間事業者の責による施設損傷等を除く ) を公共が負担する 民間事業者にとって資産取得 所有の税負担がなく 施設を所有しないため 償却は不要となり これに係る法人税負担はない これらの税負担相当額が発生せず 公共にとって他の方式より財政支出上有利となる 施設所有リスク ( 事業期間中の施設の瑕疵担保とともに施設劣化 施設損傷等を含む ) を民間事業者が負担する 民間事業者にとって資産取得 所有の税負担があり 施設を所有するため 償却期間と事業期間の差による法人税負担が生じる 公共にとってこれらの税負担がサービス対価に転嫁され 財政支出の増加につながる 施設所有リスク ( 事業期間中の施設の瑕疵担保とともに施設劣化 施設損傷等を含む ) を民間事業者が負担する 民間事業者にとって資産取得 所有の税負担があり 施設を所有するため 償却期間と事業期間の差による法人税負担が生じる 公共にとってこれらの税負担がサービス対価に転嫁され 財政支出の増加につながる 本事業への適合性 前提として検討 * DB 方式 :Design-Build 設計施工一括方式 の略 * DBO 方式 :Design-Build-Operation 設計施工 管理等一括方式 の略 2

2-3 事業類型の検討 PFI の事業類型は 民間事業者の収入及び事業投資資金の回収方法に着目したものであり サービス購入型 * 独立採算型 * 混合型 * があります 新庁舎は 施設の主要用途が庁舎であることからも 特に利用料金制 * による収入などは想定されないため 市が PFI 事業者から提供されるサービスに対する対価を支払うサービス購入型になります 2-4 事業期間の検討 PFI の事業期間の検討にあたってのポイントは 以下に示すとおりです ( ここでいう事業期間とは 施設の設計 建設期間を除いた運営 維持管理期間のことをいいます ) 大規模修繕 金利変動 財政支出の年額 施設ニーズとの関係 事業期間が 15 年を超えると 建物や設備などの大規模修繕の必要性が高まり これらの費用を提案時点で正確に予見することができず 提案金額の妥当性を見極めることは困難であるため 事業期間は 15 年以下が望ましい PFI 事業者の資金調達において 融資期間が 15 年を超えると資金の借り換えが必要になり その場合の金利水準を提案時点で予見することが難しく そのリスクを見込んだ金利による提案も想定されることから 15 年以下の事業期間とすることが望ましい 事業期間が長いほど PFI 事業者に支払う 1 年あたりの公的財政負担額が小さくなり 支出の平準化に寄与することとなる 本施設は 行政サービスを市自ら提供する施設であり 市民等の利用者ニーズは社会動向とともに大きな変化はないことが予想される 庁舎系施設の PFI 事業は 事業期間 20 年以下若しくは 15 年以下を採用していること 大規模修繕や金利変動 ニーズ変動リスクを勘案し 市の 1 年あたりの財政負担額も踏まえ 本事業は 20 年の事業期間として検討します 2-5 事業範囲の検討 PFI 事業における業務としては 設計 建設 維持管理 運営等が想定されます 設計 建設業務 PFI 事業としてのコスト削減効果を求める上では 設計及び建設業務は事業範囲とすることが必須であり 機能的で効率的な施設整備を図ることができる 維持管理業務 運営業務 民間収益施設 建物 設備保守 外構 植栽管理 清掃 警備 備品保守が一般的な業務であり 課題となるのが 修繕 更新業務の取扱であるが その期間において生じる必要な修繕 更新業務を業務範囲とすることが コスト面 効率面からも望ましい 庁舎施設においては 行政サービス自体は引続き公共で行うものであり 事業範囲に含まない 市の基本方針における地域の賑わいの構築の観点より 民間収益施設の実施を必須とする ただし 立地条件や余剰容積等の制約要件より 実施できる事業内容を限定される そのため採算性などを踏まえた実施条件の設定が必要となる 上記の整理を踏まえ 設計 建設業務 維持管理業務を基本的な事業範囲とし 民間収益施設を付帯事業として民間意向等も踏まえた検討を進めていくものとします 2-6 事業スキームのまとめ 事業手法 方式事業類型事業期間事業範囲 PFI 手法 BTO 方式サービス購入型 20 年施設整備業務 維持管理業務 民間収益事業 民間ヒアリングにより意向を確認 * サービス購入型 : 民間事業者が整備 管理運営を行い 公共が対価として支払う サービス購入費 により利益を含めた事業費を回収するもの * 独立採算型 : 民間事業者が整備 管理運営を行い 利用者から徴収する利用料金収入によって 利益を含めた事業費を回収するもの * 混合型 : 民間事業者が整備 管理運営を行い 利用者から徴収する利用料金収入及び公共の一定の財政負担により利益を含めた事業費を回収するもの * 利用料金制 : 指定管理者にその管理する公の施設の利用に係る料金を当該指定管理者の収入として収受させることができるものであり 当該利用料金は 公益上必要な場合を除くほか 条例の定めるところにより 指定管理者が定めるものとなっている 3

3 民間事業者の参画可能性等の調査 3-1 調査目的 事業を推進するためには 事業スキームに関して民間事業者の課題認識等の意向を把握し それを合理的な範囲で反映させることが重要であることから PFI 手法を導入した場合に応募が期待される民間事業者等に意向調査を行いました 3-2 調査概要 調査対象は建設企業 維持管理企業 金融機関 デベロッパーなど 10 数社で 個別の面談によるヒアリング形式により実施し 市が考える基本的な事業スキーム等を示した上で 意向等を把握しました 3-3 調査結果 ヒアリング調査の結果は下表のとおりです 業務の詳細部分についての意見等があるものの 基本的な事業スキームに関しては特に問題なく 多くの企業が PFI 事業への関心が示される結果となっています 質問項目 事業への関心の有無 施設整備 意見の概要 民間企業により多少の差はあるが 事業への関心が概ね高かった 特に大きな問題はない 総合設計制度や連担制度について どの制度を活用するのかは市で決定してもらいたいとの意見があった 事業範囲 事業スキーム 維持管理資金調達事業手法事業類型事業期間 維持管理の業務範囲については 基本的に問題ないとの意見が多い 財源構成など市の意向に沿った融資を検討できるとの金融機関の意見や 融資銀行を探すため 予算等の早期公表を要望する建設企業の意見があった PFI 手法 BTO 方式で問題ない サービス購入型で問題ないとの意見が多い 20 年の場合は 10 年目で金利見直しが発生するとの意見があった リスク分担について コスト削減 創意工夫の可能性 設計 建設期間 民間収益施設の可能性 その他 事業期間内に民間側で行うべき修繕対応の扱いを明確化すべきとの意見があった 建設費等の物価スライドなど物価上昇への対応を求める意見があった 民間施設との合築による区分所有や 将来的な建て替えに関するリスクを懸念する意見があった 設計施工や管理運営を見据えた施設整備の工夫など コスト削減可能との意見があった 維持管理や運営においても創意工夫によりコスト削減は可能との意見があった 設計建設で 3 年程度との意見が多い 分譲住宅としての需要は一定あるが 庁舎との合築ではコスト的に割高になり 収支面では事業採算として厳しいとの意見があった オフィスはこの立地では可能性が低いとの意見が多い 商業は 隣に商業施設があるため 事業展開は難しいとの意見が多い 賃貸借による小規模テナント ( コンビニやカフェなど ) の事業であれば 検討は可能との意見もあった 連坦制度については PFI 事業になじまないという意見があった 地域経済の観点からは 地元企業への発注や地元雇用の可能性および周辺施設との連携により地域経済活性化に資するという意見があった ヒアリング結果を踏まえ 事業の課題となる事項等については 合理的かつ可能な範囲で今後検討を進めていきます 4

4 VFM の検証 4-1 VFM の考え方 従来手法により本事業を実施した場合の事業期間にわたるコスト (PSC*) と PFI 事業により実施した場合の事業期間中にわたるコスト (PFI-LCC) を比較し 本事業を PFI 事業で実施することによって VFM* が確保されるか否かについて検討するものです 4-2 VFM の算定 VFM の算定は 以下に示す手順で行います PSC の算出 本事業を市が実施した場合に発生が見込まれる事業期間ごとの調査費 設計監理費 建設費 維持管理費の他 起債による資金調達に係る費用を算出 PFI-LCC の算出 PSC と同様に 事業期間ごとの調査費 設計監理費 建設費 維持管理費の費用として 創意工夫 一括実施による効率化を前提に 施設整備費 維持管理費について従来に比べて一定の縮減効果を見込んで設定 また 民間による資金調達に係る費用等も計上 その上で 民間事業者の採算 キャッシュフロー分析を行い 必要な収益性が確保できる前提で計算 以上を踏まえて算定した結果 下表に示すとおり 6.4% の VFM( 財政負担軽減効果 ) が確認されます 単位 : 千円 項目 PSC PFI-LCC PSCとの差 VFM VFM 算定結果 12,555,011 11,755,478 799,533 6.37% ( 参考 : 単純合計 / 現在価値 * 換算前 ) (14,011,225) (13,474,560) (536,665) (3.83%) 5 リスク分担の考え方 PFI は 長期間にわたる事業を確実に実施するためには 事前に各種のリスクを想定し 事業契約等においてリスク顕在時の対応 ( 公共 民間の分担内容 ) を具体的に規定しておくことが重要となります リスク分担は リスクを最もよく管理することができる者が当該リスクを分担する という考え方に基づき 本市と PFI 事業者との間の業務分担を踏まえながら 適切な分担を設定していくことが必要です 民間ヒアリングの結果も踏まえつつ 本事業においてポイントとなる主なリスクについて 以下に整理します 物価変動リスク ( 施設整備費 ) 用地リスク 金利変動リスク PFI 事業は性能発注で コスト管理も含めて民間事業者の創意工夫により物価変動による影響を緩和することが期待されている 一方で 建設関連資材が高騰するなど 提案時点で想定できなかった急激な物価変動が生じた場合については 公共と民間事業者の双方でリスクを分担することが望ましい 対応方法としては 公共工事標準請負契約約款 に基づくスライド条項 ( 全体 単品 ) インフレ条項の適用が考えられる 用地リスクとは 建設予定地から地中障害物や土壌汚染 埋蔵文化財が発見された場合の処理に係る追加費用の負担 事業スケジュールの遅延に係るリスクである 事業者の募集にあたっては 公共団体から用地条件に関する資料を提示するが 事前に公表した資料に明示されているものについては 事業者があらかじめ予見できるものであるため 事業者の負担とし 予見できない地中障害物等が発見された場合は公共団体の負担とする PFI 事業者は 施設整備に係る費用の財源として 金融機関から資金調達を行う 一般的に固定金利で資金を調達できる期間は 15 年以内とされており 超えると資金の借り換えが必要になる 借り換え時の金利がどの水準となっているかは 予見できず大きなリスクとなる 15 年を超えた期間を設定する場合には 一定期間ごとに金融機関の原価に相当すると解される基準金利を見直すことが合理的である * VFM:Value-For-Money バリュー フォー マネー の略 PFI における最も重要な概念の一つで 支払 (Money) に対して最も価値の高いサービス (Value) を供給するという考え方のこと 地方公共団体が事業手法を選択する際の判断基準となるもので PFI で事業を実施した方が低廉で (VFM が出る ) 良質なサービスの提供が可能であると見込まれた場合 PFI が適切であると判断される * PSC:Public-Sector-Comparator パブリック セクター コンパレーター の略 公共が自ら実施する場合の事業期間全体を通じた公的財政負担の見込額の現在価値をいう PFI-LCC とは PFI 事業により実施した場合の前記見込額の現在価値のことを指す * 現在価値 : 複数年にわたる事業の経済的価値を図るために 将来価値を一定の割引率で置きかえたもの 5

6 総合評価 事業の推進について 6-1 PFI 導入の適性評価 ( 総合評価 ) 以上の検討結果を整理すると下記の 6 つの評価となり 本事業に PFI 手法を導入することの適正評価として 有効であることを確認しました 1 制度上支障となる課題はない 既に庁舎整備については PFI 手法が導入された事例も複数ある 2 市の方針との整合性がある 大東市公共施設等総合管理計画において PPP/PFI 方式の活用など 施設整備や運営 維持管理に民間資金 ノウハウを取り入れることを検討し 効果的 効率的なサービスの提供とライフサイクルコストの縮減を図る とされている 3 サービス水準向上と市の管理負担軽減が期待できる 複数年の包括 性能発注により 民間事業者の複数業務の相互の関連性や長期の事業期間を視野に入れた創意工夫が期待され それらによるサービス水準の向上が見込まれる さらに 市と PFI 事業者との間で締結する事業契約において 各種業務が長期包括的に規定されることにより 関係業務間の調整も PFI 事業者が実施することとなるため 市の管理負担が軽減される 4 事業リスクの適切な民間移転が可能となる 事業期間中に発生する可能性のあるリスクを 事業契約締結の時点で詳細に明確化したうえで リスクの一部を民間に移転することとになる 公共と民間の間で 適切にリスクを分担し 追加的な支出を未然に防ぐことで 結果的に VFM の向上が図られる 5 民間事業者の関心が高く 民間意向として問題ない 調査対象企業の多くが本事業に関心を示し 一定の競争環境の確保が期待できる 6 VFM( 財政支出の削減効果 ) がある 約 6.4% の VFM( 財政支出の削減効果 ) が確認できる 本事業へのPFI 手法導入は有効である 6-2 事業スキーム検討結果を踏まえた事業スキームは 以下のとおりとなります 事業手法 方式 :PFI 手法 BTO 方式 事業類型 : サービス購入型 事業期間 :20 年 事業範囲 : 施設整備業務 維持管理業務 付帯事業 6-3 事業推進上の課題 1 事業スキームについて付帯事業としての民間収益施設の規模や条件など具体的な事業内容を十分検討していく必要がある 2 敷地条件などの設定について本事業敷地の一部は 市以外の所有となっているため 当該敷地所有者との権利関係を整理し PFI 事業条件を明確にする必要がある 3 建築基準法の許可について本事業は 建築基準法第 59 条の2に基づく総合設計制度の活用を想定しているが PFI 事業の実施においては 許可を前提に提案書を受け付けることとなるため PFI 事業者の選定手続き開始までに 関係機関と協議を行い 許可条件等を整理し 許可の目途をつけておくことが必要となる 4 競争性の確保について土地の取引や駐車場の使用条件については 市が自らPFI 事業者選定前に条件整理し どの参加者においても 公平な競争が可能となっている状況をつくることが重要となる 5 提案評価の考え方について公共事業であることから 入札価格についての一定の評価は行うものの 市の行政サービスの拠点として 長期的にPFI 事業者に維持管理等を任せる観点から 施設のクオリティや利便性とあわせ 維持管理内容の充実度なども勘案し 総合的に評価していく必要がある 6