<4D F736F F D A4B4B817A906B8DD08AD A838A815B DC58F498D655F907D348DB791D682A6816A>

Similar documents
H25 港南区区民意識調査

04 Ⅳ 2(防災).xls

<4D F736F F D D8297EE90A291D182CC8F5A88D38EAF92B28DB8838A838A815B83588DC58F4994C5>

【東日本大震災発生から7年】「災害への備えに関する調査」結果 ~あなたのご家庭の備えを点検しませんか~_損保ジャパン日本興亜

< 要約 > < 質問 1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか? トップは圧倒的に 地震 約 8 割の方が 最も備えが必要な災害 と回答 北海道 東北では 大雪 雪崩 中国 四国 九州は 台風 大雨 洪水 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点で

<4D F736F F D20927E EC091D492B28DB8838A838A815B83588DC58F4994C52E646F63>

地震と地震保険に関するアンケート調査結果について

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

【東日本大震災発生から8年】「災害への備えに関するアンケート」結果_損保ジャパン日本興亜

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

調査結果サマリー 1. 災害時に はぐれた場合でも6 割以上が 優先して探し 避難所への移動時も9 割以上の方が 行動を共にする と回答 ( 次頁設問 1 2 3) 災害に見舞われた時 ペットの対処について尋ねたところ はぐれた場合でも 優先して探す と答えた方が62.9% また指定避難所への移動を

1 防災に関する意識 (1) 災害被害の具体的イメージ ( 複数回答, 上位 4 項目 ) 平成 25 年 12 月 地震 80.4% 竜巻, 突風, 台風など風による災害 48.1% 河川の氾濫 19.6% 津波 17.8% ( 複数回答 )

地震防災に関するアンケート調査結果について

5 防災の日を知っている方は約 8 割 防災の日については知っている 聞いたことがあると答えた方が 8 割以上を占めました 9 月 1 日が防災の日 であることまでご存知の方は全体のうち 57.5% でした (Q10 参照 ) アンケート概要 アンケートタイトル地震防災に関するアンケート リサーチ実

地震や防災に関する情報の取得源はテレビが最も多い 地震や防災に関する知識をどこで得ているかをたずねたところ テレビ と回答をする方が 66.6% と多数を占め の イ ンターネット (45.3%) 新聞 (30.7%) といった回答を大きく引き離した結果となりました テレビは昨年 一昨年に続き最も多

<4D F736F F F696E74202D F D8EDF92C78B4C C46967B926E906B838C837C815B836788C F18D9095D2817A2E B8CDD8AB B83685D>

() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

【ペット&ファミリー】ペットオーナーの防災対策意識調査

報道関係者各位 2019 年 8 月 9 日 SBI リスタ少額短期保険株式会社 [ 関東財務局長 ( 少額短期保険 ) 第 1 号 ] SBI リスタ少短 地震 防災 に関するアンケート調査を実施 ~ 地震だけでなくあらゆる自然災害への警戒意識 高まる~ SBI リスタ少額短期保険株式会社 ( 本

今回の調査の背景と狙いについて当社では国のエネルギー基本計画の中で ZEH 普及に関する方針が明記された 200 年より 実 邸のエネルギー収支を調査し 結果から見えてくる課題を解決することが ZEH の拡大につなが ると考え PV 搭載住宅のエネルギー収支実邸調査 を実施してきました 205 年

要約 < 質問 1-1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか 地震 が約 8 割で 3 年連続トップ 次いで 台風 大雨 洪水 < 質問 1-2> 質問 1-1 で選択した災害の次に 備えが必要だと思う災害は何ですか 2 番目に備えが必要な災害は 台風 次いで 大雨 洪水 津波 北海

1 水害に対する認識 (1) 水害に対する認識 問 1 あなたの家は, 今後 10 年以内に台風や集中豪雨により, 洪水, 高潮, 土砂崩れなどによる水害の被害を受ける可能性があると思いますか この中から 1 つだけお答えください 平成 28 年 1 月 被害を受ける可能性があると思う( 小計 )

< 単純集計の要約 > < 質問 1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか トップは昨年と変わらず 79.8% が 地震 と回答 北海道は 大雪 雪崩 中国 四国 は 津波 九州は 台風 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点ですか 全体平均は 3

<4D F736F F D F838B837E E A838A815B83588DC58F4994C52E646F6378>

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

Microsoft Word ’V‚Ï’k‘Z‚î‡g‡o.doc

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc

Microsoft Word - 平屋調査リリース4_所長コメント付)

対象者の属性 1. 調査対象 2. 調査地域 3. 調査期間 4. 調査方法 5. 有効 ~59 歳の男性 女性全国 7 年 8 月 17 日 ( 金 )~8 月 日 ( 月 ) インターネット調査 1,211 人 6. 回答者の内訳 ( 単位 : 人 ) 歳代 歳代 4 歳代 5 歳代計 男性 1

南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の

1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ

スライド 1

2019 年 2 月 28 日 住友生命保険相互会社 スミセイ わが家の防災 アンケート 2019 住友生命保険相互会社 ( 社長橋本雅博 ) は わが家の防災 をテーマに ご家庭の防災対策の実態や 意識を把握するアンケートを実施しました 以下は その集計 分析結果です 当アンケートは 東日本大震災

災害への備えと対応に関する意識・実態調査報告書

排尿トラブルに関する調査 結果報告書

対象者の属性 1. 調査対象 2. 調査地域 3. 調査期間 4. 調査方法 5. 有効 6. 回答者の内訳 2~59 歳の男性 女性全国 28 年 8 月 7 日 ( 木 )~8 月 11 日 ( 月 ) インターネット調査 1,199 人 ( 単位 : 人 ) 2 歳代 3 歳代 4 歳代 5

⑥調査結果(防災・減災)

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

厚生労働科学研究費補助金

調査概要 調査目的本調査は 今後の本市の防災施策の策定を進める上での基礎資料データの取得 震災後の自助 共助の取り組みの実態の把握を行い その結果を分析し 今後の防災施策に反映させることを目的とするものである また平成 22 年度の調査結果との比較を行い 東日本大震災前後での市民の災害 防災に関する

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

<4D F736F F D2095BD89AE92B28DB8838A838A815B E646F63>

(Microsoft PowerPoint - \201y\222\371\220\ \201z\220A\227\3215\222e\203\214\203|\201[\203g.ppt)

<4D F736F F D A81798AEB8B408AC7979D8AAF2088D38CA994BD89668CE3817A817995CA8E86817A8C8B89CA82CC837C E646F63>

で何らかのガスを使用している方にお聞きします 居室内 ( 台所 洗面所以外の部屋 のガス栓 ( ガスコンセントを含む の設置状況について 次の中から一つ選んでください ガス栓を設置していて 一年間を通してガス機器を接続して使用している 6 ガス栓を設置していて ガス機器を使用

未曾有の被害をもたらした東日本大震災は 安全 安心な生活と それを守るための平素からの防災 減災への取り組みや投資の大切さを あらためて認識する機会となりました 東日本大震災から間もなく2 年が経とうとしています そこで 経済広報センターは 全国の様々な職種 世代により構成されている当センターの 社

スライド 0

Microsoft Word - リリース doc

3. 民泊の利用経験 SQ1: あなたは 民泊 を利用したことがありますか ( いくつでも ) 回答者属性 不在民不在民利用し不在民不在民利用し H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - 泊 - 国泊 - 海たこと泊 - 国泊 - 海たこと国内海外国内海外内外はない内外はない 100.

<4D F736F F D F838B837E E A838A815B83588DC58F4994C52E646F6378>

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

満足度調査 単純集計結果

首都圏で大地震が起きると 建物 が 倒 れ ま す! 揺れで建物が倒れます 窓ガラスが割れ 道路に飛び散ります 火災があちこちで起きます 特に木造の建物が集まっている 火災 が 起 き ま す! 地域では 大規模な火災が起きる場合があります 道路 が 通れ な く な り ま す! 建物が倒れて道路

スライド 1

調査実施の背景 第一生命経済研究所は 生活者の意識や行動の現状と変化をとらえるため 1995 年より 今後の生活に関するアンケート を実施し ライフデザイン白書 を出版してまいりました 第 8 回目となる ライフデザイン白書 2015 ( ) では 家族 地域 消費 就労 健康 介護 人生設計 とい

<GK クルマの保険 ( 車両保険 )> ( 自動車によるあて逃げに限ります ) お客さまのおクルマは 車両保険 に加入していますか? 自動車保険の車両保険では 一般車両 もしくは 10 補償限定 のいずれでも 台風や集中豪雨による洪水の事故が対象となります 地震 噴火またはこれらによる津波 によっ

平成19年度環境ラベルに関するアンケート調査集計結果報告

年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

問 1-2. 回答者の住宅特性 住宅タイプ別では 非木造 共同住宅 ( マンション等 ) が約 6 割 (61%) 所有関係別では 持家 が約 7 割 (69%) と最も多くなっています 住宅タイプ 所有関係別にみると 非木造 共同住宅 の 持家 が最も多く (211 件 ) 次いで 非木造 共同住

id5-通信局.indd

障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

PowerPoint プレゼンテーション

P6-25

Ⅱ. 調査データ 第一章非常時の水確保に関する調査結果 対象者既婚女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 全体 ,000 調査地域 北海道 東北地方関東地方中部地方近畿地方中国地方四国地方九州地方 全体

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

平成 30 年度第 9 回ネット モニターアンケート防災意識及び大規模地震発生時の行動について アンケートの趣旨名古屋市は 今後発生が危惧されている南海トラフ巨大地震などの大災害に備え 平成 27 年度 新たに防災危機管理局を設立し 市全体の防災対策を総合的かつ計画的に推進していくとともに 地域防災

<4D F736F F D208E9197BF DD082C98AD682B782E B836792B28DB F8F4390B35F2E646F63>

調査結果

<4D F736F F D20838C837C815B83675F89C68C7682C98AD682B782E992B28DB E342E646F63>

2-5 住宅の設備

表紙.ai

対象者の属性 1. 調査対象 2. 調査地域 3. 調査期間 4. 調査方法 5. 有効 6. 回答者の内訳 20~59 歳の男性 女性全国 2009 年 8 月 1 日 ( 土 )~8 月 3 日 ( 月 ) インターネット調査 1,138 人 ( 単位 : 人 ) 20 歳代 30 歳代 40

tebiki_ _end

企業経営動向調査0908

<4D F736F F D208D4C94F692AC8DD08A518E9E94F5927E8C7689E B95D2816A>

マンション建替え時における コンテキスト効果について

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

電通、「エネルギー自由化に関する生活者意識調査」を実施

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 00.表紙.ppt [互換モード]


(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

0720_最終_耐震性能検証法チラシ案3種サンプル

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

スライド 1

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

透析室での災害対策・行動マニュアル(案)

Microsoft PowerPoint - 3ヶ月 (田村圭子)提出用.ppt [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

<30352D31208B6391E890E096BE8F AEB8B408AC7979D816A2E786C73>

_00H1.p1

目次 I. 転入者 転出者転出者アンケート実施概要 調査の目的 調査の内容 調査の方法等... 3 II. 調査の結果 回収の状況 転入者調査... 4 (1) 回答者の属性について... 4 (2) 転入前 転入後のお

<調査Ⅱ>住宅所有者への老後生活に関する調査


2019年トレンド予測 自動車領域

Transcription:

住まいの災害対策 ライフライン途絶に対する備えが重要! ~ 非常時のライフライン確保をより強く意識する災害経験者 ~ セキスイハイム暮らしと住まい調査 < 自然災害編 > より 2018 年 2 月 14 日株式会社住環境研究所 積水化学工業株式会社住宅カンパニー ( プレジデント : 関口俊一 ) の調査研究機関である株式会社住環境研究所 ( 所長 : 小池裕人千代田区神田須田町 1-1) は 全国のセキスイハイムにお住まいのお客様を対象とした 暮らしと住まい調査 を行いました その中で 自然災害の被災経験や災害対策の実施状況などについてたずねた結果 < 自然災害編 > を取りまとめましたので 概要をご報告いたします 調査トピックス 1. 被災後 平常時の生活に戻るまでの期間 地震被災あり は半数以上が 10 日超 最多期間は 2 週間超 ~1 ヶ月 (23%) 2. 被災後 苦労したこと 地震被災あり は エネルギー 水などのライフライン関連 が上位に 1 位 ガソリン 灯油の入手困難 (54%) 2 位 水の入手困難 (4) 3 位 自宅で 3 日以上 入浴ができない (43%) 4 位 自宅の水洗トイレが使えない (3) 3. 地震被災あり と なし で対策実施率の差が大きい 風呂の水のためおき 風呂の水のためおき 実施率被災経験なし 1 地震被災あり 35%(+18 ポイント ) 4. 地震被災あり は ガソリン 灯油のストックをもつ 必要性を感じる割合が高い現在できていないが取組むべきと思う災害対策 ガソリン 灯油の予備ストックをもつ 被災経験なし 地震被災あり 1(+7 ポイント ) 5. 太陽光発電搭載 住宅は 地震被災後のエネルギーにからむ苦労を軽減 1 被災後 苦労したこと ガソリン 灯油の入手困難 住み始めた時に 太陽光発電未搭載 5 太陽光発電搭載 49%(-8 ポイント ) 2 被災後 苦労したこと 寒い時期なのに 暖房機器が使えない 住み始めた時に 太陽光発電未搭載 29% 太陽光発電搭載 1(-11 ポイント ) 6. 地震被災あり は 太陽光発電 エコキュート 電気温水器 ( 貯水タンクのある給湯器 ) の後付け設置率が高い住み始めた時は未搭載だったが 後から設置したという後付け設置率について 1 太陽光発電 は 被災経験なし 地震被災あり 24%(+10 ポイント ) 2 エコキュート 電気温水器 は 被災経験なし 15% 地震被災あり 29%(+14 ポイント ) この件に関するお問い合わせは下記までお願いします 株式会社住環境研究所 101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-1 市場調査室吉田 TEL.03-3256-7571 メール.jkk@sekisui.com 1

調査の背景住宅の耐震性 耐火性をはじめとする耐災害性能は向上しており 大規模災害が発生した場合も 身の安全が確保できる場合は 自宅での待避が推奨されています しかし 現在 被害予測がされている大規模地震により 社会インフラが機能しないほどのダメージを受けた時 住まいは倒壊せずに住み続けられるだけではなく インフラ復旧までの間 住まい手の負担を軽減できる機能を持つ必要がある と考えられます そのような観点から これからの耐災害住宅のあり方を考える一歩として 本調査を実施しました 調査概要調査目的 : 自然災害の被災経験 被災時の困りごと 実施している災害対策を把握し 被災後負担軽減のための住計画ポイントを探る調査対象 :1972 年 ~2017 年に建築されたセキスイハイムに居住する (1) 世帯主またはその配偶者 (2)(1) と同居する既婚の子またはその配偶者一邸につき (1) または (2) に該当する 1 名が回答調査エリア : 沖縄県を除く全国調査方法 : インターネット調査調査時期 :2017 年 12 月有効回答 :4,369 件 回答者属性 エリア 北海道東北関東 甲信越中部 北陸近畿中国 四国九州 29% 21% 1 9% 建築年 1970 年代 1980 年代 1990 年代 2000 年代 2010 年代 1% 21% 2 44% 回答者性別 男性 女性 62% 3 回答者年齢 30 代以下 40 代 50 代 60 代 70 代以上 2 2 22% 19% 太陽光発電の搭載 住み始め時から 太陽光発電 搭載 未搭載 5 44% 現住まいにおける自然災害の被災経験 Q. 現在の住まいに住み始めてからこれまでに 自然災害によって建物や家財 人的被害を受けたことはありますか それはどの災害ですか N 数 % 被災経験あり 地震 阪神 淡路大震災 (1995/1/17) 389 9% 被災した災害は重複回答 新潟県中越地震 (2004/10/23) 東日本大震災 (2011/3/11) 熊本地震 (2016/4/14 16) その他の地震 台風 豪雨 水害 平成 16 年台風 16 号 18 号 23 号 (2004/8 月,10 月 ) 194 4% 平成 23 年台風 12 号 (2011/8/25) 平成 25 年台風 26 号 (2013/10/11) 広島市土砂災害 (2014/8/20) 九州北部豪雨 (2017/7 月 ) その他の台風 豪雨 水害 その他 ( 落雷 大雪 竜巻 火山噴火など ) 186 4% 被災経験なし 3,686 84% 計 4,369 2

3 調査結果の概要 1. 被災後 平常時の生活に戻るまでの期間 地震被災あり は半数以上が 10 日超 自然災害に被災したあと 平常時の生活に戻るまでにかかった期間をたずねました 阪神 淡路大震災 東日本大震災 熊本地震などの大規模地震を今の住まいで経験した層は 半数を上回る 55% が 10 日を超える期間 と答え 他の自然災害後の 3 と比べ より日数がかかる割合が高くなっていました 中でも 2 週間超 ~1 ヶ月 が 23% と最多となっていました 図 1. 被災後 平常時の生活に戻るまでに要した期間 1 31% 1 25% 23% 12% 5% 地震被災あり (371) 台風 豪雨 水害被災あり (180) その他被災あり (178) 1 日 2~3 日 4 日 ~ 1 週間 1 週間超 ~10 日 10 日超 ~2 週間 2 週間超 ~1 ヶ月 1 ヶ月超 ~2 ヶ月 2 ヶ月超 ~3 ヶ月 3 ヶ月超 10 日超 55% 3 3 2. 被災後 苦労したこと 地震被災あり は エネルギー 水などのライフライン関連 が上位に地震被災後 苦労したことでは 1 位 ガソリン 灯油の入手困難 (54%) 2 位 水の入手困難 (4) 3 位 自宅で 3 日以上 入浴ができない (43%) 4 位 自宅の水洗トイレが使えない (3) とエネルギー 水などのライフラインに関わることが上位を占めました 東日本大震災では 3/20 時点の東北 3 県におけるガソリンスタンド稼働率が約 53% 断水は 19 県で発生し 3/16 時点で 180 万戸が水の供給を絶たれました ( 平成 23 年 7 月 14 日内閣府発表 ) 台風 豪雨など他の自然災害後と比べて ライフラインの途絶で苦労する人が多いのが 地震被災の特徴といえそうです 図 2. 被災後 苦労したこと 大変だったこと 54% 4 43% 3 3 25% 2 4 5 6 1ガソリン 灯油の入手困難2自宅の水道が使えない 水の入手困難3自宅で3日以上 入浴できない4自宅の水洗トイレが使えない5食料の入手困難6停電 計画停電などで自宅の電気が使えない7家の片付け 掃除8寒い時期なのに 暖房機器が使えない9破損などで使えなくなったものの処分10懐中電灯 ラジオ 電池の入手困難11トイレットペーパー おむつなどの日用品の入手困難12片付け 修理など復旧に思いのほかお金がかかった13自宅のガスが使えない 復旧に時間がかかった14治安や防犯上の不安15避難所への避難 退避 避難所での寝泊り16手持ちの現金がない 現金が下ろせない17暑い時期なのに エアコンや空調機器 扇風機などが使えない18シャベル ほうき 安全長靴など 片付け掃除道具がない 入手困難 19その他地震被災あり (371) 台風 豪雨 水害被災あり (180) その他被災あり (178)

4 3. 地震被災あり と なし で対策実施率の差が大きい 風呂の水のためおき 現在行っている災害対策について 地震被災あり は全般的に対策実施率が高く 特に 風呂の水のためおき の実施率は 被災経験なし よりも 18 ポイント高くなっていました 被災後の水がないことによる苦労経験が 強く影響していると思われます 図 3. 被災経験別現在行っている災害対策 / 対策実施率 63% 5 4 35% 1 5 4 31% 1 1 2 4 5 6 7 携帯ラジオ 懐中電灯 医薬品などの準備する飲料水をストックするカセットコンロ カセットボンベをストックする非常時用の食料の準備をする家具の固定 転倒防止加入している火災保険 地震保険の内容確認と見直しを定期的に行う寝室 居室に背の高い家具や置き家具をおかない風呂の水をためおきする重いものやガラス類 ガラス付き額縁などは高い場所に置かない家族との連絡方法などを決めている地震で収納物が飛び出さないよう 引き出し式 耐震ラッチ付扉の収納にする消火器を準備するシャベル ほうき 修理 工作用具を準備大切な食器 調度品は地震で転倒 飛び出しをしないような場所におくスリッパやズック靴などいつでも使えるようにそばにおく貴重品や常備薬 入れ歯や補聴器など無いと困るものをすぐ持出せるようにするガソリン 灯油の予備ストックをもつ非常用トイレを準備する水害など2階以上の階に避難する場合の水 食料品等のストックをおくその他地震被災あり (371) 自然災害被災あり (645) 被災経験なし (3506) +18 4. 地震被災あり は ガソリン 灯油のストックをもつ 必要性を感じる割合が高い現在できていないが取組むべきと思う災害対策について ガソリン 灯油の予備ストックをもつ をあげた割合が 被災経験なし に対し 地震被災あり は 1 と その必要性を感じる割合が高くなっていました 水同様に被災後途絶による苦労経験の影響が考えられます できていない対策という点では 水と比べてガソリン 灯油はストックが難しいという現状が読み取れます 図 4. 被災経験別現在できていないが取組むべきと思う災害対策 1 2 4 家族との連絡方法などを決めている非常用トイレを準備する貴重品や常備薬 入れ歯や補聴器など無いと困るものをすぐ持出せるようにする非常時用の食料の準備をする家具の固定 転倒防止加入している火災保険 地震保険の内容確認と見直しを定期的に行う消火器を準備するガソリン 灯油の予備ストックをもつスリッパやズック靴などいつでも使えるようにそばにおく水害など2階以上の階に避難する場合の水 食料品等のストックをおく飲料水をストックする大切な食器 調度品は地震で転倒 飛び出しをしないような場所におく地震で収納物が飛び出さないよう 引き出し式 耐震ラッチ付扉の収納にする重いものやガラス類 ガラス付き額縁などは高い場所に置かない携帯ラジオ 懐中電灯 医薬品などの準備するカセットコンロ カセットボンベをストックする風呂の水をためおきする寝室 居室に背の高い家具や置き家具をおかないシャベル ほうき 修理 工作用具を準備その他地震被災あり (371) 自然災害被災あり (645) 被災経験なし (3506) +7

2自宅の水道が使えない 水の入手7家の片付け 掃除3自宅で3日以上 入浴できない4自宅の水洗トイレが使えない5食料の入手困難が使えない困難5. 太陽光発電搭載 住宅は 地震被災後のエネルギーに絡む苦労を軽減エネルギーを自給する 太陽光発電の対災害効果をみてみました 地震被災後 苦労したことについて ガソリン 灯油の入手困難 をあげたのが 住み始め時 太陽光発電未搭載 住宅 5 に対し 搭載 住宅では 49% と 苦労にあげた割合が 8 ポイント低くなっていました 搭載 住宅は 停電などで自宅の電気が使えない 寒い時期なのに 暖房機器が使えない など 他のエネルギー関連についても苦労にあげた割合が 7 ポイント以上低く 住まいへの 太陽光発電搭載 は 地震被災後の苦労軽減につながることが考えられます 図 5. 住み始め時の 太陽光発電 搭載有無別被災後 苦労したこと 大変だったこと 5 6 5 4 2 149% -8 4 33% -7 29% 1-11 地震被災あり : 太陽光発電 を住まいに 住み始めから搭載していた (147) 住み始め時には搭載していなかった (224) ガソリン 灯油の入手困難6停電 計画停電などで自宅の電気8寒い時期なのに 暖房機器が使えないエネルギー関連 6. 地震被災あり は 太陽光発電 エコキュート 電気温水器 ( 貯水タンクのある給湯器 ) の後付け設置率が高い住み始めた時は未搭載だったが 後から設置したという後付け設置率について 太陽光発電は 地震被災あり は なし と比べて 9.3 ポイント高くなっていました 同様に 大容量の貯水タンクを備えた給湯器 エコキュート 電気温水器 は 14.3 ポイント 2012 年頃から普及し始めた 家庭用蓄電池 は僅かなものの 0.2 ポイント高くなっていました このような自家発電や住まいの電化設備は 省エネや光熱費削減だけではなく 災害時にライフラインが絶たれた時の対策としても 災害経験者に支持されていることがわかりました 図 6. 被災経験別住宅設備の後付け設置率 住宅建築購入時ではなく 住んだ後に設置した率 後付け設置率 35. 30. 25. 20. 15. 10. 5. 0. 23. 地震被災あり (371) 被災経験なし (3506) +9.3 太陽光発電 29.1% +14.3 14.4% 14. エコキュート電気温水器 ( 貯水タンクを備えた給湯器 ) 3. +0.2 2. 家庭用蓄電池 今回の調査から 太陽光発電 貯水型給湯器 蓄電池は 災害によるライフラインが途絶した際の居住者負担を軽減すると思われます 耐災害住宅では こうしたライフラインを補完する設備の設置により 機能強化を図る必要があると考えます 以上 5