Microsoft PowerPoint 奈良県学力

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資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

新学習指導要領の理念と カリキュラム マネジメント 2019( 平成 31) 年 1 月 16 日 文部科学省 3 階講堂 天笠茂 ( 千葉大学特任教授 )

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

愛媛県学力向上5か年計画

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

H30全国HP

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5


平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

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2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

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平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

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2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

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単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

H26研究レポート一覧(6年研)変更2017.3.22

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

札幌市教育研究推進事業のあらまし Ⅰ. 札教研事業とは 1. 経緯 札幌市教育研究推進事業( 札教研事業 ) は 札幌市教育研究協議会 ( 昭和 25 年 5 月創設 ) いわゆる 札教研 の研究 研修活動部分を引き継ぐ形で 平成 19 年度より新たに教育委員会の事業として推進されて今日に至る 2.

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

①H28公表資料p.1~2

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

H

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

成績評価を「学習のための評価」に

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

指導方法等の改善計画について

【資料3】資質・能力を基盤とした学校教育の創造 (奈須正裕氏(上智大学総合人間科学部教授)の発表資料)

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

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解答類型

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

日本・OECD共同イニシアチブプロジェクトの取組報告1 (岸学 東京学芸大学名誉教授)

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24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

1 研究テーマ

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

教育研究グループ報告書

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

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資料1 審議のまとめ(素案)のポイント

国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント

Transcription:

3 つの資質 能 の育成に向けた絶えざる授業改善を学校で推進していくために ー全国及び奈良県学 学習状況調査の調査結果の活 を踏まえてー 柳和喜雄 ( 奈良教育 学 ) oyanagi@nara-edu.ac.jp (2018.2.13) 期待されている資質 能 へ 知識 技能の習得 思考 判断 表現 等の育成 分析 6 主体的に学習する態度 国語 A 国語 B 分析 1 算数 B 数学 A 数学 B ( 教科に関する調査 ) 分析 5 教員研修 教職員の取組 地域の 材 施設の活 学習習慣 語活動 読解 活習慣 尊感情 分総合的な学習の時間家庭学習 徒の状況析への関 A 4 学 向上に向けた取国語 算数 ( 数学 ) への組 指導 法関 教科の指導 法個に応じた指導分析 3 分析 2 ( 学校質問紙 ) ( 児童 徒質問紙 ) 1

奈良県に られる 3 つの相関 規範意識 尊感情 倫理性 道徳性 集団や社会とのかかわり ルール 動の様式 肯定感 有 感 有能感 効 感 主体的に学習する態度 思考 判断 表現 等 知識 技能 学 学 向上実践研究推進協議会での取組 確かな学 育成のための取組 基礎学 向上 キャリア教育推進 ユニバーサルデザインの授業作り 主体的で対話的で深い学びと関わる研修体制の構築 授業 向上サポーター制度 家庭と地域との連携を図る取組 家庭学習の充実 学 学習状況調査の結果など, 調査結果を分析し指導に かす 活習慣 1 遅寝 遅起きに課題 活習慣 2 時間テレビ ゲームに課題 題群なぜ塾などに通う通塾の時間? ストレス 時間がない 規範意識 時事問題へ関 が薄い 必要な情報が使えない ( 意味理解 ) 1 取り出しかたがわからない 気付かない 事実的知識を教える 2 どの 法を使うかわからない 続き的知識を教える 3 正確に使えない ( 書けない ) 続き的知識の活 学校調査で課題となっていること発展的な内容 実 活との関連付け様々な 章を読ませる児童に最初に 通しを持たす授業スタイル 現状のよい点を活かす 家で計画を てて勉強 話し合う時間の確保ができている テーマを決めた校内研修がされてる 中連携 活 する に課題 * 関係思考 * 要約 ( 読む 書く ) 学校組織による指導の焦点化 学 学習状況調査の結果分析などから課題に挑む際に どこからどの優先順位で着 するか課( 課題 ) 家庭での予習復習の時間の確保 分で う学習の時間の確保で学習 活の仕 の指導 勉強の仕 構え 活の仕 学習を う環境 雰囲気 のコントロール 家庭学習 援で 授業で 2

動のコントロール ( 標設定 ) 学校での取組と家庭学習を連動させる取組 先の 通し 振り返り 家庭学習 取組課題の明 つなげるコメント 現状を つめる変化を える化 家庭学習 援 学習への興味 関 学 習ノート 感情 ( 気持ち やる気 ) のコントロール 働きかけ 授業の中 授業外 家庭 学び合う 化 有能感 達成感 意欲を める視覚化 通しを与える 学校での取組 現状を つめる 成果物の作成と運 単元を 通した問題解決的な授業 課題を える化学 診断テスト学 学習状況調査 課題項 整理 問題分析 情報の共有 学校全体で 指導法の改善 習得 定着と関わって 徒の興味 関 を めるような課題設定 授業の中で 徒の課題に関する問題を取り れる ( 直接 ) 語活動 書く 等 の学習を える ( 間接 ) 活 探究と関わって 1) 児童生徒にとって 課題があるのは 以下のどの問題の系列か 1 知っているかどうかを問う問題 2 意味が分かっているかどうかを問う問題 3 知っている事をある条件下で使えるかどうかを問う問題 4 情報を読み取り ある条件の課題に答える問題 5 複数の情報を関係づけ 課題に即してまとめること求める問題 6 情報を読取り その意味づけや価値付けを求める問題 7ある条件の関係づけから考えられる提案を求める問題 2) 何が原因と考えられるか 集中力や読解力の問題が原因か 3) 課題がある問題に目を向けると それは教科内で 教科間で何らか特徴やルールがあるか ( その問題ができていないと連動してできない問題の存在 そこにルールは見られるか ) 4) 課題となっている問いに答えられないのは 何が原因か 学習言語 ( その教科 単元の専門用語 ) の理解不足 手続きの理解不足 処理力自体が未熟 問われていること自体がイメージできない問題 書く力の問題など 想起 : 知っているかどうかを問う 理解 : 意味が分かっているかどうかを問う 活用 : 知っている事を使えるかどうかを問う 分析 : 情報を読み取り 条件のある課題に答える問い 評価 : 情報を読取り その意味づけや価値付けをする問い 総合 : 複数の情報を関係づけ 課題に即してまとめる問い 創造 : ある条件の関係づけから考えられる提案をする問い 3

次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ (H28.8) 資料 評価情報を見る目を磨く まず深緑の円から説明します 赤い S 曲線と この 11 番の生徒の正答パターンを見てください 理論的には S 曲線の左側には 1(= 正答 ) が集中します しかしこの生徒は 左側に正答が一つもなくて右側にしか正答がありません 端的に言えば この生徒は易しい問題ができず 難しい問題しかできていません このことから 11 番の生徒には学習上でなんらかの問題があることが示唆されます S-P 表の左上にある 0(= 誤答 ) は 単なる勘違いであることが多い ( 成績の良い生徒が簡単な問題を間違えている ) ので 矯正が比較的容易です しかし右下にある 0(= 誤答 ) は 内容が理解されていないことに起因する ( 成績の悪い生徒が難しい問題を解けない ) ので きちんとした指導が必要です また S 曲線の右側の占める面積 または P 曲線の上側の占める面積は そのまま平均正答率となります この例の場合 ぱっと見て S 曲線はセル全体を二分しているようですので 平均正答率は 50 パーセント程度でしょう ( 実際 50 パーセントです ) 次に黄緑の円を説明します 青い P 曲線と この Q3 の正答パターンを見てください 理論的には P 曲線の上側には 1(= 正答 ) が集中します しかしこの問題では 上側の正答数よりも下側の正答数が上回っています 端的に言えば 得点が高い生徒はこの問題を間違え 得点が低い生徒はこの問題に正答しているということです このことから Q3 の問題は不適切な問題であった可能性が示唆されます 参照 :http://testkyouzai.zeroyen.com/sp001.htm 4

Attention coefficient ワーク表を見て, 気になる子供の特徴, 問題として問題気になる点を読み解く 組織的な取組を進めていくために 実現 : 分が何を 事にし どうありたいかという個 ビジョンの明確化 及び現状を明確にとらえ そのギャップに挑む 共有ビジョン : 組織のあらゆる 々が共通して持つ 私たちは何を創造したいのか 分たちはどうありたいのか ということに関するビジョン メンタルモデル : 私たちの の中にある固定化された暗黙のイメージやストーリー ( 仮説 ) チーム学習 : チームのメンバーが求める共通の成果を み出していくために協働でチームの能 を伸ばしていくプロセス システム思考 : 全体的な変化を る 枠組み システム思考 チーム 共有 学習 ビジョン 実現 メンタルモデル ピーター センゲ他著 学習する組織 5 つの能 本経済新聞社 2003 年 ピーター M センゲ ( 著 ), 学習する学校 ども 教員 親 地域で未来の学びを創造する 英治出版 2014 年 5

学習指導要領改訂の方向性新しい時代に必要となる資質 能力の育成と 学習評価の充実 学びを や社会に かそうとする学びに向かう 間性の涵養 きて働く知識 技能の習得 未知の状況にも対応できる思考 判断 表現 等の育成 何ができるようになるか よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという 標を共有し 社会と連携 協働しながら 未来の創り となるために必要な資質 能 を育む 社会に開かれた教育課程 の実現 各学校における カリキュラム マネジメント の実現 何を学ぶか 新しい時代に必要となる資質 能力を踏まえた教科 科目等の新設や目標 内容の見直し 学校の外国語教育の教科化 校の新科 公共 ( 仮称 ) の新設など各教科等で育む資質 能 を明確化し 標や内容を構造的に す学習内容の削減は わない 校教育については 些末な事実的知識の暗記が 学 学者選抜で問われることが課題になっており そうした点を克服するため 重要 語の整理等を含めた 接続改 等を進める どのように学ぶか 主体的 対話的で深い学び ( アクティブ ラーニング ) の視点からの学習過程の改善 きて働く知識 技能の習得など 新しい時代に求められる資質 能 を育成知識の量を削減せず 質の い理解を図るための学習過程の質的改善 次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ (H28.8) 主体的な学び対話的な学び深い学び 11 次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ (H28.8) 6

( ワーク ) 1. 学校全体で ( 組織で ) 取り組んだ がいいと思われる学習活動に 2. 頃よく授業で っている学習の姿のカード右上に を記 ( 例 ) 主体的な学びと協働的な学びを成 させ 深い学びへ 課題 : どもが話し合えない 考えたい 話し合いたい へ向かうために 1. 遭遇した出来事から要因関係を考える 課題は分かるが その表現の仕 がわからない が られる 分の考えが出せない 話せない がいる 課題がわかっていない がいる 話し合えない 話し合う価値ある課題が選ばれてない 話しているが話し合いがまとまらない姿が られる 話し合う意味を感じていない 発表結果は教員がまとめる雰囲気がある 発表したらそれでおしまいの雰囲気がある 発表を聴けていない姿が られる 話し合った結果をうまく発表できない姿が られる 2. 改善への戦略を考える H. 話し合ったこととの分類整理の 夫 伝え合い 聞き 合いサイクル I. 成果の共有と振り返りのさせ の 夫 A. 話し合う意味ある課題の選び 伝え の 夫 集約サイクル B. 表現の道具の 夫と使い の指導話し合いサイクル C. 時間制限等話し合いのルールの明確化 G. 聴き取りの道具の 夫と発表に対する質疑応答の指導 F. 全体での発表の仕 の 夫 E. まとめる道具の 夫と使い の指導 D. 課題などに応じた話し合いの形態の 夫 7

評価 E 援の成果C2018/2/13 全体計画と本単元等の関係理解 授業方法 教材開発 多様な方法の調査 評価計画 ニーズ理解 ハ フォーマンスゴールの設定 前提条件 学習者理解 評価基準 学習形態 形成的評価総括的評価 ( ワーク ) これは単元設計の流れを しています この中で, 学校であまり意識して っていないと思われることに をつけてみましょう 授業改善を組織的に進める際のもう 1 つの計画 学校名 : 研究課題 : 的 : 昨年までの研究 : < 成果 > A 現状の課題 法 活動 教材 D 活動後の状況 1. 2. 1. 2. 法 C. デー Q. グー ( 著 ); 柳和喜雄 原俊 ( 監訳 ) 教師と学校のレジリエンス どもの学びを B 学校組織の現状 援の 法 道具 体制 えるチーム 北 路書房 2015 柳和喜雄 柴 好章編 Lesson Study( レッスンスタディ ) ミネルヴァ書房 2017 8