第 6 学年国語科学習指導案 日時平成 20 年 10 月 23 日 ( 木 ) 第 校時 場所 6 年 2 組教室 1 単元名一表現を味わい, 豊かに想像しよう 教材名 やまなし ( 物語 ) および < 資料 > イーハトーブの夢 ( 伝記 ) 2 指導の立場 (1) 教材観本単元は, 宮沢賢治の物語 やまなし と, 資料として添えられた宮沢賢治の伝記 イーハトーブの夢 から成っており, 指導事項 ウ登場人物の心情や場面についての描写など, 優れた叙述を味わいながら読むこと に適している やまなし は, 宮沢賢治の独特な表現が駆使された象徴的な作品であり, 深い思想性も感じられる ストーリーの展開のおもしろさを読み味わうのではなく, 一つの言葉, 一つの表現, 連なった言葉がもつ響きやリズム, イメージを大切に読み味わわせたい また, イーハトーブの夢 をもとに, やまなし で感じ取ったことと宮沢賢治の思いや考え方とを重ね合わせることをさせたい さて, やまなし についての教材観をさらに具体的に述べておく やまなし は, 二枚の青い幻灯 として写し出された 五月 十二月 の二つの場面から構成されており, どちらも小さな谷川の底に棲むかにの目を通して語られる映像的な世界である この 二枚の幻灯 を通して, かにの兄弟が, 恐怖や不安にさらされながらも, やがてその世界をくぐりぬけ, 静かで平和な生の喜びに満ちた豊かな世界に浸る様子が, お父さんのかにとのやりとりや美しい情景描写の中で繊細に描かれている 前半の 五月 は, 明るい太陽の陽射しの中で生命が躍動する昼の谷川が舞台になっている その中で, 弱肉強食の争いによって引き起こされる二つの冷酷な死 ( 魚 クラムボン, かわせみ 魚 ) がいわば現実の世界として描かれている 後半の 十二月 は, 月光が水中に透き通る静かな夜の谷川が舞台になっている 全てのものが眠りにつく冷たい時期であるが, その中でかにの親子のほのぼのとする温かいやりとりや, 突然落ちてきたやまなしによってもたらされた幸せが, 平和で豊かな理想的世界として描かれている この 二つの幻灯 を意図的に並置することで, 五月 と 十二月 の場面を, 動と静, 冷と暖 昼と夜 かわせみとやまなし など, 読者に対比的な読みを促している この対比は, 五月 の場面の中でも, 明と暗 として描かれているが, この他にも, 比喩, 擬声語, 擬態語, 色彩語, 造語が文章のいたるところで巧みに使用されており, これらによって, 情景が鮮やかに描写され, かにの親子を取り囲む世界が生き生きと豊かに描かれている これら優れた表現を読み味わい, 物語のイメージを豊かに広げながら読み深め, 二つの幻灯がつくり出す場面を対比して捉えさせることで, 主題に迫っていくようにしたい (2) 児童の実態本学級は, 男子 12 名, 女子 9 名, 合計 21 名の学級である 全体的に落ち着いて学習に取り組むことができ, 学習課題に対して, 自の考えを進んで発言したり, 仲間の意見を聞いて自の考えを深めたりすることができる児童が少しずつ増えてきた 1 学期の 読む 単元の学習について振り返ると, 教材 カレーライス では, 主人公である ぼく の視点から, 心情とその変化を共感的に読み取る活動を中心に学習を行った 一人読み の学習は初めてであったが, を準備し, 書き出しの仕方を具体的に教えたり, 書き出したこと
を肯定的に価値付けたりしたことで, どの児童も, 言葉や表現に立ち止まりながら読み進め, かったことを意欲的に書き出せるようになってきた また, 仲間読み の場面では, 根拠を明確にした発言や仲間の意見につないでいく発言の仕方を指導したことで, の言葉から~ということがかります や さんにつないで, 私は~だと思います という発言が広まってきた 7 月の教材 森へ の学習でも, 一人読み で書き出すためのを用意し, 効果的な表現からイメージをふくらませながら, 筆者の心の動きを読み取る活動を行った その際, 使われている表現を, 他の表現に置き換えたり, 削ったりすることで, その表現の効果に気付かせ, 筆者が読者に伝えたかった情景や気持ちを読み取ることを意図的に指導した しかし, 一人読み の段階で, 使われている表現の効果について書き出しができた児童は少なく, ほんの一部に限られていた また, 学習時間にゆとりがなく, 教材文全体をじっくり読み進めることができなかったため, 表現の効果やイメージを味わい, それを交流する学習が不十となってしまった また, いずれの単元の学習においても, 一人読み で読み取った内容を発表しているが, 羅列 並列的な発表に終始し, 深まった感じがなかなか得られないという問題も残っている 以上の実態から, 本単元では, 一人読み の段階で, 表現の効果やイメージを十に味わわせながら書き出しをさせることや, 仲間読み で児童が発言したことを聞きけて, 読みを深めるための発問をし, 立ち止まって考えさせる場面を作っていきたい (3) 指導の力点教材 やまなし イーハトーブの夢 の学習を通して, 児童につけたい力は, 1 作品の情景を比喩的な表現を手掛かりにし, 叙述に即して想像しながら読むこと と, 2 情景や独特の表現に興味をもち, 作者の作品や生き方を知ること である かまえる 段階では, 情景を想像して読むことや, 二枚の幻灯を通して筆者が読者に伝えたい思いを読み取ることを押さえる また, 文章構成に気付かせ, 場面ごとに 一人読み をさせながら児童の興味や疑問を明らかにし, 教師の指導の意図を踏まえて, 大まかな共通の課題を設定する ふかめる 段階では, 一人読み で書き出しをさせることにより, じっくりと表現や文章と対話しながら, 叙述に即して考えをもてるようにする また, 擬声語や擬態語, 色彩語, 比喩表現などにも着目させて, 情景を豊かに想像できるようにするとともに, 表現の仕方によって受け取るイメージも異なってくることに気付かせる ただし, 想像することは, 読み手の知識や体験と関わりが深いため, 大きく個人差が生じることが予想される そこで, 仲間読み の段階で, 異なった意見が出てきた場合, 立ち止まって話し合いをさせることで, 読み取りを深めていくようにする まとめる 段階では, 五月 と 十二月 の二つの場面を対比して読ませ, 類似点や相違点を見つけさせながら, 主題に迫っていく 広げる 段階では, 資料 イーハトーブの夢 でつかんだ作者の理想や考え方をもとに, 他の作品に対する読書意欲を高め, 読書を通して感じたことを交流することで, 生きることへの切実な問いを繰り返した作者の人間像に迫れるようにする 3 研究主題に関わって 研究主題 自なりの思いや考えを主体的に伝え合うことのできる子の育成 ~ 国語科における 読むこと の指導を通して ~ 研究内容 1 主体的な学習を作り出す単元指導計画の作成と評価の工夫 1 読む 教材に重点を置いた単元指導計画の作成 研究主題の具現を目指し, 年間指導計画においても軽重をつけ, 読む 教材の指導時数を多めに とって指導をしている また, 三層段階指導法 の理論に基づき, 単元を かまえる 深める まとめる の三つの学習過程で構成し, 指導を進める かまえる 段階では, 自力学習の第一歩
として, 一人読み で自由に書き出しをさせる また, 個人の書き出しをもとに, 単元の大まかな共通課題を作る ふかめる 段階では, 単位時間毎に 一人読み と 仲間読み を行う 一人読み は 仲間読み のためのきっかけであり, かまえる 段階で作った共通課題について, まとめ書きの形でプリントに書いたことを発言する また, 仲間読み は, 一人読み の発表をもとに, 友達に質問したり, 反対意見を言ったり, 賛成意見でつなげて詳しくしたりして, 仲間と関わりながら読みを深めていく まとめる 段階では, 終わりの感想をかいたり, 読み取ってきた情景や心情に思いを重ねて, 自自身で味わいながら朗読したりする 2 指導と一体となった支援的な評価の工夫個々の児童が 一人読み でどんな表現に着目しているか, どんな書き出しをしているかを, や授業での発言をもとに把握する そして, 書き出した内容に丸をつけたり, 発言をうなずいて聞いたりして, 個々の学びを肯定的に認めていく また, 気付かせたいことや改めさせたいことについては, 個別に問い返してやり, 書き出しを加えさせる 研究内容 2 意欲 関心をもって自なりの思いや考えを伝え合うことのできる学習活動 1 自なりの考えを作り出す具体的な指導 援助の在り方 ( 書く場の位置付け ) 国語の授業がおもしろくなるかどうかは, 共通課題について読み取ったことを発言する中で, 深めあう きっかけ, 発言しよう 考えよう とする意欲を沸き立たせるものが必要となってくる それが, その時間その時間の学習課題 ( 第 2の課題 ) である これは, 全児童の意欲にかかわるものであることが望ましいし, 児童の発言の流れの中で提示することが望ましい 3 程書く時間を設け, 自なりの考えを作り出し, 読みを深めさせていく 2 一人一人に豊かな表現力が身に付く具体的な指導 援助の在り方 ( 話型の提示 ) これまでも話型を提示して, 一人読み で書き出したことの発言の仕方や 仲間読み での発言の仕方について指導をしてきた 本単元では, さらに次の話型を提示し指導する という表現から,~のようなイメージが感じられます という表現と という表現を比べて考えると が違うので,~がかります という表現を省いて読んでみると なので,~ かります という表現と という表現をつないで考えると,~とかります ( ) さんの という意見を聞いて,~だと気づきました ( ) さんの という意見とは少し違って, 私は,~と読み取りました こうした話型を使って話す姿を価値付けながら, 一人一人の表現の幅を広げていく 研究内容 3 伝え合う力を高める学習環境の工夫 1 自なりの考えがもてる教室の言語環境作り学習の見通しをもてるように学習計画を掲示する また, 学習のあしあとも掲示して, 前時までに学習した場面と関係付けて読めるように環境を整える 2 伝え合う力を高める日常活動の工夫 ( 朝のスピーチ ) 2 学期から, 朝の会でスピーチの場を設けた 決められた題材についてスピーチメモを作成し, 事実と感想を区別して, 伝えたいことをかりやすく話す練習を進めている 話し手は, 声の大きさ, 話す速さ, 聞き手の様子を見ながら の3 点を意識して話すように取り組んでいる また, 聞き手は, スピーチの内容について質問をしたり感想を話したりする他に, 話し手の話し方を評価するようにしている また, 日頃から, 話す 聞く のステップ表を掲示し, 活用を図っている 2 学期は, 特に 自の考えと比べて聞く ことに重点を置いて指導し, 仲間の意見をよく聞いて, 自の考えを深めていくことを大切にしている
4 単元目標 < 関心 意欲 態度 > 描かれた情景を, 表現を手掛かりに想像し, 作品の世界を味わうことができる < 読むこと> やまなし に描かれた情景を, 叙述に即して豊かに想像を広げながら読み取ることができる ( ウ ) 作者について知るために< 資料 > イーハトーブの夢 の内容を読み取ることができる ( オ ) < 言語事項 > 比喩的な表現 ( 擬声語, 擬態語, 色彩語, 比喩 ) の効果的な使い方を理解することができる 単元評価規準 < 関心 意欲 態度 > 情景や独特の表現に興味をもち, 宮沢賢治の作品や生き方を知ろうとしている < 読む能力 > 作品の情景を, 叙述に即して想像しながら読んでいる ( ウ ) < 言語についての知識 理解 技能 > 比喩的な表現 ( 擬声語, 擬態語, 色彩語, 比喩 ) の効果を読み味わっている ( ウ, エ )
6 単元指導計画 ( 全 16 時間 ) 次時ねらい学習活動主な指導 援助評価規準方法 かまえる 1 単元名の学習の仕方を理解するとともに 初発の感想をもつことができる やまなし を読んで 初めの感想を書こう 1 単元名を読み 学習の仕方を理解する 2 作者について知っていることを交流し 必要なことを簡単に知らせる 3 題名読みをする 4 範読を聞き その後 微音読する かったことや印象に残ったことを書いて交流する 1) 言葉を手掛かりにして表現を味わい 想像力を働かせながら読んでいくことを確認する 4) 範読は強弱や抑揚をつけない やまなし を読んで 感想を進んで書いたり 発表したりしている の記述内容発言の様子 2 難語句をなくし けいこ読みができる 語句の意味調べをしよう 1 難しい言葉を拾い出し 意味調べをする 2けいこ読みをする 3 場面を4つにける 1) 使われている言葉の中には賢治の造語があることを教える 国語辞典を活用して 進んで意味調べをしている 意味調べの様子 3 一人読みをして自の課題を作ることができる 自の読みの課題を作ろう 1 場面ごとに書き出しをする 2 自の課題を明らかにし ノートに書く 1) 書き出しの記号を使わせる 言葉に立ち止まり 進んで書き出しに取り組んでいる の記述内容 4 個人の課題をもとに共通の課題を作ることができる 共通の課題を作ろう 1 場面ごとに個人の課題を発表する 2 個々の意見をもとに 場面ごとの共通の課題を作る 1) 個々の発言を肯定的に受けとめる 自の課題を進んで発表している 発言の様子 ふかめる 五月の前半部を読み 月の明るく動的で 且つ どことなく不気味なイメージが漂う谷底の様子を読み取ることができる 五月の谷底の様子からかることを読み取ろう 1 本時の課題を確認する 2 本時の場面を音読する 3 一人読みを確かめる 4 発表 仲間読みをする 深める課題について考えを出し合う 6 本時の学習をまとめる 4) 児童に回し発言をさせる 教師が詳しくさせたり 深めさせたりすることで 谷底のイメージ化を図る 比喩的な表現を手掛かりに谷川の情景を読み取ることができている 発言内容 6 五月の後半部を読み 飛び込んできた かわせみ の鋭く 怖さを感じさせるイメージや かわせみ の出現で恐怖に震えるかにの兄弟の様子を読み取ることができる 飛び込んできた かわせみ の様子やその後の谷底の様子からかることを読み取ろう 1 前時を振り返る 2 本時の課題を確認する 3 音読する 4 一人読みを確かめる 発表 仲間読みをする 6 深める課題について考えを出し合 4) かわせみの登場の仕方のイメージ化を図る 7) 場面全体の感じを短い言葉でまとめさせる かわせみの出現の様子や出現後のかにの兄弟が恐怖に震える様子を読み取ることができている 発言内容 う 7 本時の学習をまとめる
次時 ねらい 学習活動 主な指導 援助 評価規準 方法 7 ふかめる 五月全体イメージを自の言葉でまとめることができる 五月のイメージをまとめよう 1 本時の課題を確認する 2 前時までの五月の読み取りを振り返る 3 五月の全体のイメージを自の言葉で書く 4 書いたことを発表する 2) 五月の場面で読み取ってきたことを掲示にまとめておき 活用できるようにする 五月全体のイメージを正しく理解することができている 発言内容 8 十二月の前半部 を読み 十二月の 静かで澄んだ谷川 の様子を読み取るこ とができる また か にの兄弟の成長を 読み取ることができ る 9 十二月の後半部 を読み 落ちてき たやまなしの優しく 豊かなイメージや幸 せそうなかにの兄弟 の様子を読み取るこ とができる 10 十二月全体イメージを自の言葉でま とめることができる 本時の学習をまとめる 十二月の谷底の様子やかにの兄 弟の成長の様子からかることを 読み取ろう 1 前時を振り返る 2 本時の課題を確認する 3 本時の場面を音読する 4 一人読みを確かめる 発表 仲間読みをする 6 深める課題について考えを出し合 う 7 本時の学習をまとめる 落ちてきた やまなし の様子や その後の谷底の様子からかる ことを読み取ろう 1 前時を振り返る 2 本時の課題を確認する 3 音読する 4 一人読みを確かめる 発表 仲間読みをする 6 深める課題について考えを出し合 う 7 本時の学習をまとめる 十二月のイメージをまとめよう 1 本時の課題を確認する 2 前時までの十二月の読み取りを振り 返る 3 十二月の全体のイメージを自の言 葉で書く 4 書いたことを発表する 本時の学習をまとめる 4) 十二月の 水の冷た さに対し かにの親 子関係の 温かさを感 じ取れるよ うにする 4) やまなしを かにの親子 がどんな思 いで見たの かを中心に 意見を出さ せる 7) 場面全体 の感じを短 い言葉でま とめさせる 2) 十二月の 場面で読み 取ってきた ことを掲示 にまとめて おき 活用 できるように する 比喩的な表 現を手掛かりに 谷川の情景を 読み取ることが できている やまなしが落 ちてきた様子や その後のかに の兄弟の幸せ に満たされてい く様子を読み取 ることができて いる 十二月全体 のイメージを正 しく理解するこ とができてい る 発言内容 発言内容 発言内容 まとめる 11 五月と十二月を対比して読み その違 いについて理解を 深め 作者が やま なし という題をつけ た理由を明らかにす ることができる 作者がこの童話に やまなし という題をつけたわけを話し合おう 1 本時の課題を確認する 2 五月と十二月を音読する 3つの観点から違いを考え に書く 4 発表 考えを整理する 作者が やまなし という題をつけたわけについての考えを出し合う 6 本時の学習をまとめる 2) 掲示を活用し 取り組めるようにする 4) かわせみとやまなしがもたらしたものの違いについて考えさせる 五月と十二月を対比して その違いをまとめることができている 発言内容
次時ねらい学習活動主な指導 援助評価規準方法 まとめる 12 終わりの感想をもつことができる 終わりの感想をまとめよう 1 これまでの学習の中で自が考えた ことを中心に感想をまとめる 2 書いたことを発表する 3 本時の学習をまとめる 1) 前時学習し た内容を想 起させ 主 題に沿って まとめられる ようにする 読み取ってき たことをもとに 自の感想を まとめている ( 書くこと ) 13 場面の様子をイメージして抑揚 強弱 をつけて朗読するこ とができる 場面のイメージが伝わるように工夫して朗読しよう 1けいこ読みをする 2 朗読したり 朗読を聞いたりする 3 読み方のよい所を伝え合う 3) 児童が気づいたよさだけでなく 教師の価値付けも加えて よさを広 抑揚や強弱をつけ 工夫して朗読することができている 朗読の様子 める 広げる 14 資料 イーハトーブの夢 を読み 宮沢 賢治の人生を年表 にまとめることができ る 資料 を読んで 賢治の人生を年表にまとめよう 1 資料 イーハトーブの夢 の範読を聞く 2 賢治の人生を年表にまとめる 3まとめたことを確かめる 2) を活用し 時系列にそってまとめられるようにする 賢治の人生を時系列にそってまとめている 発言の内容 1 年表をもとに 宮沢賢治の理想や考 え方をつかむことが できる 賢治の理想や考え方を読み取ろ う 1 資料 イーハトーブの夢 の中で 印象に残った言葉を発表する 2 意見をもとに 賢治の生き方やものの考え方について話し合う 3 話し合いをもとに 本時の学習をまと 1) 児童の発言を肯定的に受けとめ 板書を構造的にする 賢治の自然や動物 命に対する考え方を理解している 発言の内容 める 16 宮沢賢治の他の作品を調べ 読書への 意欲を高めることが できる 賢治の作品を調べ 読んでみた い話を見つけよう 1 宮沢賢治の作品の紹介を聞く 2 図書館にある本をもとに賢治の童話や詩を調べる 3 読んでみたい作品を 2~3 選ぶ * 読んだ作品についての感想を読書 1) 賢治の代表的な作品を~6 作紹介する 3) 読書カードの記入を見届け 価値付ける 賢治の作品について関心をもって調べたり 読んだりしている 行動の様子 読書カード の記録内容 カードに記録し 後日 読書タイムを 活用して交流する
7 本時のねらいア教材についてのねらい : 五月の後半部を読み, 飛び込んできた かわせみ の鋭く, 怖さを感じさせるイメージや, かわせみ が魚を食べたことを知り, 死の恐怖に震えるかにの兄弟の様子を読み取ることができる イ校内研の重点についてのねらい : 仲間読み の段階で, 仲間の発言をよく聞きけ, 仲間の発言に関わらせながら発言することで, 読み取りを深めていくことができる 8 本時の展開 (/12) 過程時ねらい学習活動指導 援助評価規準と方法 つ か む 3 2 1 前時と本時をつなげる 2 学習課題を理解させるととも に, 学習方法がわかる 1 前場面を想起し, 発表する 五月の谷底は, 明るく活動的だけど, 何となく不気味な感じがする 2 学習課題を理解する かわせみ が飛びこんできた五月の後半部の様子からかることを読み取ろう (1) 前場面を想起させ, 発表させる 掲示やで振り返らせる 児童を 1 名指名し, 発表させる (2) 学習課題を把握させる 前場面を思い浮かべたか ( 挙手 ) 学習課題が理解できたか ( 全員に読ませる ) 3 学習場面を理解することが 3 今日の学習場面を音読する (3) 学習場面を音読させる 学習場面が把握できたか できる 指名された児童が音読し, 他の児童は黙読して一緒に読む 指名読みをさせる 4 一人読みを確認し, 発表の 4 一人読みを確かめる (4) 一人読みを確認させる を確かめているか 準備をすることができる を見て, 確認する 書き出したことを確認させ, 簡単に付加や修正をさせたり, 発表の準備 ( 観察 ) 付け足しや修正を加え, 発表の準備をする をさせたりする 一人読みが発表できるととも 机間指導により, 書き出しを把握する に友達の考えについて自 発表, 仲間読みをする () 発表させ, 仲間読みをする 一人読みの考えが発言できると ふ 1 の考えが言える 青光り 不気味 声も出ず 衝撃 回し発言をさせる ともに, 友達の意見に関わった ぎらぎら 不気味 居すくまる 恐怖 つなぎ発言, 詳しくする発言, 反対発言など, 発言の方向を必要に応 発言ができ, 考えの変容や高ま 鉄砲だま 恐怖, 勢い ぶるぶるふるえている 恐怖 じて助言する りがあるか か 先がコンパスのように こわい所へ 死のイメージ 読みの根拠を押さえる ( 発表, 観察 ) 黒くとがっている 鋭い いきなり 驚き 白いかばの花びら 静か恐怖の余韻 め 6 仲間読みでの意見をもとに 6 教師の話を聞き, 深めるための課題を理解する (6) ここまでの仲間読みを整理し, 板書を活用して押さえ, さらに深める 仲間読みでの意見をもとにしな 新たな課題について考えを これまでの発言のまとめを聞く ための課題を提示し考えさせる がら, 課題について自の考え る まとめることができる 深めの発問 : かわせみ が飛び込んできたことで かにの兄弟の心にどんな気持ちが生まれたのか をまとめることができるか (, 発表 ) に根拠を明らかにして自の考えを書く ねらいにつながるキーワード, キーセンテンス, それに関わる発言を中 心に, 整理して板書する 3 程度書く時間をとる 7 仲間読みでの考えをもとに 7 考えを出し合う 机間指導を通して かにの兄弟 の目線で書けばよいことを助言する まとめと自の考えがあるか 自の考えが言える あの恐ろしい かわせみ がまたいつ飛び込んでくるかからないという恐怖でいっ (7) 課題に対する考えを出させる (, 発表 ) ま ぱいになった 必要に応じて問い返し, かにの兄弟が, 魚の生命を奪った かわせみ かわせみ が生きるために魚の命を奪った 死 を現実に知り 死 に対する不 を恐れ, 死の不安に襲われていること ( 生きることの厳しさ ) を引き出す と 安が広がった 8 学習の整理ができる 8 教師のまとめと評価を聞く (8) 児童の考えをまとめ, 付加し, 学習を押さえる 学習した価値を押さえることがで め かわせみの出現により, かにの兄弟は, 生きるために他の命を奪う者が きたか いることを知った このことで, 川底は, 死の ( 命が奪われる ) 悲しさ, 恐 (, 観察 ) る 9 次時の学習の見通しをも 9 次時の予告を聞く 怖に包まれた つ (9) 次時の予告をする 次は 五月 のイメージをまとめることを告げる