調査の目的 対象 手法 調査目的海外で日本語教育を行う機関の現状を把握し 主に以下の 3 つの観点から有用な情報を提供する 1 研究者なと か 日本語教育に関する調査 研究を行う際の基礎資料 2 日本語関係機関 国際交流団体なと か 日本語教育に関する各種事業を実施する際の参考資料 3 日本語教育機

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215 年度海外日本語教育機関調査結果 ( 速報値 )216/11/1 216 年 11 月 1 日独立行政法人国際交流基金 本調査に関するお問い合わせ先 : 日本語事業部企画調整チーム (kikan@jpf.go.jp)

調査の目的 対象 手法 調査目的海外で日本語教育を行う機関の現状を把握し 主に以下の 3 つの観点から有用な情報を提供する 1 研究者なと か 日本語教育に関する調査 研究を行う際の基礎資料 2 日本語関係機関 国際交流団体なと か 日本語教育に関する各種事業を実施する際の参考資料 3 日本語教育機関 団体間の交流 ネットワーク形成を促進するための参考資料 調査対象 参考資料 (P.23) 参照海外で日本語教育を実施している機関か 対象であり 以下は対象に含まれない ( 日本国内において海外の公的機関を設置主体として日本語教育を実施している機関 ( 在日米軍の子弟向け日本語教育等 ) は対象に含む ) 1 組織としての実体を伴わない団体 ( 活動 ) 2 在留邦人子弟向けの日本人学校 3 不特定多数を対象に日本語教育を行っている放送局や Web ページ管理者 4 短期的な日本語体験活動を実施する団体 調査手法国際交流基金海外拠点および各国 地域の日本国大使館 総領事館等か 行った ( 一部の国 地域では 外部機関との共同調査や外部機関への委託により実施 ) 2

調査の目的 対象 手法 主な調査項目 種類機関の基本情報機関の性格学習者教師日本語学習の目的 理由日本語教育の実施状況 調査項目 機関名 所在地 連絡先 設置主体 教育段階 日本語履修の位置付け ( 例 : 日本語教育を日本語専攻として実施 または課外活動で実施 等 ) 日本語学習者数 年代構成 教師数 日本語母語教師数等 歴史 文学等への関心 等の項目から複数選択 学習者に対する教師の数 等の項目について評価 調査期間 215 年 5 月 ~216 年 4 月 上記期間中に調査か 終了しなかった一部の国については 216 年 8 月まで調査を実施 回収率 :89.7% 調査対象機関数 :21,324 機関回答か 得られた機関数 :19,129 機関 ( うち 日本語教育を実施していないことか わかった か 2,962 機関 ) 3

1. 全体概要 1) 結果概要 215 年度の海外日本語教育機関調査の結果 137 の国 地域で日本語教育の実施を確認機関数 :16,167 機関教師数 :64,41 人学習者数 :3,651,715 人 参考 :212 年度 136 か国 地域で日本語教育の実施を確認 機関数 :16,46 機関 教師数 :63,85 人 学習者数 :3,985,669 人 4

1. 全体概要 2) 結果のポイント 1. 世界全体の日本語教育機関数 教師数は増加 機関数は 中国 オーストラリア タイ等を中心に大きく増加する一方 韓国 ニュージーランド等では減少し 世界全体では 121 機関増 教師数は 中国 タイ 台湾等を中心に増加 韓国 カナダ等では減少し 世界全体では 236 人増 2. 韓国 インドネシア 中国では日本語学習者数が大きく減少 韓国 インドネシア 中国では 教育課程の改定等の影響から 教育機関で学ぶ学習者数は 3 か国合計で 5 万人を超えて大きく減少 3. 上記 3 か国を除くと日本語学習者の総数は増加 韓国 インドネシア 中国を除くと学習者数は 17 万人以上増加 特に オーストラリア タイ ベトナム フィリピンで学習者数か 2% 以上増加 学習者数は 85 か国 地域で増加した一方 56 か国 地域 ( 上記 2. の国を含む ) で減少 4. 初等教育では日本語教育機関数 教師数 学習者数ともに増加 初等教育においては 機関数 教師数 学習者数か いずれも大きく増加 オーストラリアや英国等 55 か国 地域で日本語教育導入か 進んだことか 影響 高等教育や中等教育においては 機関数 学習者数は減少または微減 5

2. 機関数 1) 時系列推移 機関数の推移 ( 機関 ) 18, 16, 14, 12, 1,93 12,222 13,639 14,925 16,46 16,167 1, 8, 6,8 6, 4, 2,62 3,96 3,917 2, 1,145 1979 1984 1988 199 1993 1998 23 26 29 212 215 6

2. 機関数 2) 地域別構成 地域別の機関数 (212 年度との比較 ) 地域 212 年度の機関数 215 年度の機関数増減数 ( 機関 ) 東アジア 6,63 5,981 649 7, 6, 5, 4, 6,63 5,981 3,913 3,462 東南アジア 3,462 3,913 +451 南アジア 349 48 +59 大洋州 1,75 1,965 +215 北米 1,677 1,64 37 中米 113 12 11 南米 443 469 +26 西欧 1,69 1,127 +58 東欧 386 398 +12 中東 72 75 +3 北アフリカ 21 21 3, 2, 1, 48 349 1,965 1,75 1,677 1,64 469 113 443 12 アフリカ 74 68 6 合計 16,46 16,167 +121 1,127 1,69 212 年度 215 年度 398 386 72 75 21 21 74 68 東アジア 東南アジア 南アジア 大洋州 北米 中米 南米 西欧 東欧 中東 北アフリカ アフリカ 7

2. 機関数 3) 教育段階別構成 教育段階別の機関数 (212 年度との比較 ) ( 機関 ) 212 年度 215 年度 9, 8, 8,44 7,615 7, 6, 5, 4, オーストラリア 188 機関増英国 33 機関増 ( 世界全体では 222 機関増 ) 3,49 3,43 3,134 3,424 3, 2, 1, 97 1,129 558 59 初等教育 中等教育 高等教育 その他の教育 複数段階教育 8

2. 機関数 4) 機関数上位 1 か国 地域 機関数上位 1 か国 地域の変化 212 年度順位 215 年度順位 国 地域名 212 年度機関数 ( 機関 ) 215 年度機関数 ( 機関 ) 増減率 (%) 1 1 韓国 3,914 2,862 26.9 2 2 インドネシア 2,346 2,496 +6.4 3 3 中国 1,8 2,115 +17.5 5 4 オーストラリア 1,41 1,643 +17.3 4 5 米国 1,449 1,462 +.9 6 6 台湾 774 851 +9.9 7 7 タイ 465 66 +3.3 9 8 英国 38 364 +18.2 8 9 ブラジル 325 352 +8.3 1 1 ニュージーランド 281 257 8.5 9

3. 教師数 1) 時系列推移 教師数の推移 ( 人 ) 7, 63,85 64,41 6, 5, 44,321 49,83 4, 33,124 3, 21,34 27,611 2, 1, 4,97 7,217 8,93 13,214 1979 1984 1988 199 1993 1998 23 26 29 212 215 1

3. 教師数 2) 地域別構成 地域別の教師数 (212 年度との比較 ) ( 人 ) 15, 12,5 1, 7,5 39, 37,868 1,357 9,75 地域 212 年度の教師数 215 年度の教師数 増減数 東アジア 39, 37,868 1,132 東南アジア 9,75 1,357 +1,282 南アジア 1,15 1,277 +262 大洋州 3,214 3,277 +63 北米 5,35 4,621 414 中米 42 424 +22 南米 1,652 1,652 西欧 2,698 2,786 +88 東欧 1,3 1,346 +46 中東 171 187 +16 北アフリカ 9 12 +3 5, 3,214 3,277 5,35 4,621 アフリカ 153 126 27 合計 63,85 64,41 +236 2,698 2,786 212 年度 215 年度 2,5 1,277 1,15 42 424 1,652 1,652 1,346 1,3 171187 12 9 153 126 東アジア 東南アジア 南アジア 大洋州 北米 中米 南米 西欧 東欧 中東 北アフリカ アフリカ 11

3. 教師数 3) 教育段階別構成 教育段階別の教師数 (212 年度との比較 ) ( 人 ) 3, 27,457 26,139 212 年度 215 年度 25, 21,28 2,969 2, 15, 1, オーストラリア 146 人増英国 2 人増 ( 世界全体では 27 人増 ) 12,78711,827 5, 1,271 1,478 2,4 2,31 初等教育 中等教育 高等教育 その他の教育 複数段階教育 12

3. 教師数 4) 教師数上位 1 か国 地域 教師数上位 1 か国 地域の変化 212 年度順位 215 年度順位 国 地域名 212 年度教師数 ( 人 ) 215 年度教師数 ( 人 ) 増減率 (%) 2 1 中国 16,752 18,312 +9.3 1 2 韓国 17,817 14,855 16.6 3 3 インドネシア 4,538 4,54 +. 4 4 米国 4,27 3,894 8.8 5 5 台湾 3,544 3,877 +9.4 6 6 オーストラリア 2,685 2,8 +4.3 8 7 タイ 1,387 1,911 +37.8 7 8 ベトナム 1,528 1,795 +17.5 9 9 ブラジル 1,132 1,14 +.7 1 1 カナダ 765 727 5. 13

4. 学習者数 1) 時系列推移 ( 人 ) 4,, 学習者数の推移 3,651,232 3,985,669 3,651,715 3,5, 3,, 2,979,82 2,5, 2,12,13 2,356,745 2,, 1,623,455 1,5, 1,, 5, 127,167 584,934 733,82 981,47 1979 1984 1988 199 1993 1998 23 26 29 212 215 14

4. 学習者数 2) 地域別構成 地域別の学習者数 (212 年度との比較 ) ( 人 ) 2,5, 2,, 1,5, 1,, 2,154,344 1,763,42 1,94,437 1,132,71 地域 212 年度の学習者数 215 年度の学習者数 増減数 東アジア 2,154,344 1,763,42 39,924 東南アジア 1,132,71 1,94,437 38,264 南アジア 29,81 4,795 +11,714 大洋州 331,285 392,348 +61,63 北米 179,49 19,599 +11,55 中米 9,555 11,637 +2,82 南米 32,968 34,843 +1,875 西欧 76,132 83,559 +7,427 東欧 28,243 27,154 1,89 中東 3,58 4,54 +546 北アフリカ 1,592 1,777 +185 アフリカ 7,211 7,92 119 合計 3,985,669 3,651,715 333,954 5, 4,795 29,81 331,285 392,348 212 年度 215 年度 19,599 179,49 11,637 34,843 83,559 27,154 76,132 4,54 1,777 7,92 9,555 32,968 28,243 3,58 1,592 7,211 東アジア 東南アジア 南アジア 大洋州 北米 中米 南米 西欧 東欧 中東 北アフリカ アフリカ 15

4. 学習者数 3) 教育段階別構成 教育段階別の学習者数 (212 年度との比較 ) ( 人 ) 212 年度 215 年度 2,5, 2,14,626 2,, 1,673,563 1,5, 1,, 5, オーストラリア 31,919 人増英国 3,155 人増 ( 世界全体では 41,439 人増 ) 211,32 169,881 1,62,46 1,8,24 581,779 561,277 176,813 177,479 初等教育 中等教育 高等教育 その他の教育 複数段階教育 16

4. 学習者数 4) 学習者数上位 1 か国 地域 学習者数上位 1 か国 地域の変化 212 年度順位 215 年度順位 国 地域名 212 年度学習者数 ( 人 ) 215 年度学習者数 ( 人 ) 増減率 (%) 1 1 中国 1,46,49 953,283 8.9 2 2 インドネシア 872,411 745,125 14.6 3 3 韓国 84,187 556,237 33.8 4 4 オーストラリア 296,672 357,348 2.5 5 5 台湾 233,417 22,45 5.7 7 6 タイ 129,616 173,817 34.1 6 7 米国 155,939 17,998 9.7 8 8 ベトナム 46,762 64,863 38.7 1 9 フィリピン 32,418 5,38 54.4 9 1 マレーシア 33,77 33,224.4 17

4. 学習者数 5) 学習者数が増加 減少した国 地域 ( 万人 ) 3 2 1-1 -2-3 -4-5 -6 学習者数の増減があった国 地域 オーストラリア タイベトナム増加数 4 位以下 (82 か国 地域 ) 韓国 インドネシア 中国 減少数 4 位以下 (53 か国 地域 ) 212 年度と比較して学習者数が増加した国 ( 増加人数順 ) 順位 国 地域 増加人数 1 オーストラリア 6,676 人 2 タイ 44,21 人 3 ベトナム 18,11 人 4 位以下 82か国 地域 78,411 人 計 85か国 地域 21,389 人 212 年度と比較して学習者数が減少した国 ( 減少人数順 ) 順位 国 地域 減少人数 1 韓国 283,95 人 2 インドネシア 127,286 人 3 中国 93,27 人 4 位以下 53か国 地域 3,9 人 計 56か国 地域 535,343 人 学習者数の増減か なかった国は 2 か国 18

4. 学習者数 6) 韓国 インドネシア 中国の学習者数について 学習者数については 韓国 インドネシア 中国 ( 学習者数で世界上位 3 か国 かつ前回調査で全世界の学習者数の 69.2% を占有 ) における変動の影響か 大きい その変動の主な要因と考えられるものは 韓国 26~21 年に実施された 英語教育活性化 5 カ年総合対策 をはじめ 公教育制度の変遷の中で英語教育の早期化か 強化されてきた一方 211 年の中等教育の教育課程改定において第二外国語か 必修科目から外されたことで 韓国全体の日本語学習者のうち約 8 割を占める中等教育における学習者か 大きく減少したことと 少子化により学生数全体か 減少したことを背景に 212 年度調査に引き続き減少した ( 約 28.4 万人減 ) インドネシア高等教育では 日本への文化的な関心なと から日本語を履修する学生か 増加し 前回比 25% 以上の学習者数の増加か あったか 中等教育機関においては 213 年の政府による教育課程の改定によって それまで必修科目であった第二外国語か 選択科目になった また 教育課程の改定を契機に第二外国語を中止し 受験に有利な科目に切り替える機関もあった その結果 インドネシアにおける日本語学習者の大半を占める中等教育においては 学習者数か 15.8% 減少したことから全体としては学習者数か 減少した ( 約 12.7 万人減 ) 中国 21 年に 全日制義務教育英語課程標準 ( 日本の学習指導要領に相当 ) か 制定されて以降 全国的に広く初等教育における英語導入 強化か 進み 中等教育においても外国語科目として英語を選択する機関か 増加した この影響は高等教育にも及んでおり 今回の調査においても英語科目の重視か 日本語科目の運営に影響を及ぼしていると回答する機関か 多かった このような英語志向の高まりを背景に日本語専攻の学科 学生数か 減り 全体として学習者数か 減少した ( 約 9.3 万人減 ) 19

4. 学習者数 7) 上位 3 か国を除いた時系列推移 ( 人 ) 1,6, 学習者数の推移 韓国 インドネシア 中国を別グラフで表示 前回から 17,489 人増加 1,4, 1,2, 1,, 韓国 インドネシア 中国以外の国 地域韓国インドネシア中国 948,14 1,111,778 989,469 1,226,581 1,143,694 1,46,49 964,14 1,397,7 8, 82,98 854,12 894,131 91,957 827,171 872,411 84,187 953,283 745,125 6, 4, 2, 471,745 447,61 356,852 93,25 158,711 192,77 25,36 478,965 288,177 25,334 245,863 41,766 33,57 19,399 36,23 4,314 73,248 54,16 12,887 684,366 716,353 556,237 387,924 272,719 85,221 1,676 27,65 1979 1984 1988 199 1993 1998 23 26 29 212 215 2

5. 教育段階別の機関数 学習者数 中等教育 高等教育に比し 初等教育における学習者数 機関数は増加傾向にあり ( 豪州 英国等 ) 日本語学習が低年齢層にも広がっていることが分かる 現在 計 55 か国 地域の初等段階において日本語教育が実施されている ( 学習者数 : 人 ) 1, ( 機関数 ) 2,, 1,951,777 2,14,626 1,673,563 8,44 初等教育機関数 7,49 7,615 中等教育機関数 高等教育機関数 929,87 1,62,46 1,8,24 5, 初等教育学習者数 中等教育学習者数 高等教育学習者数 3,223 3,43 3,49 初等教育で増加の傾向 663 142,568 97 169,881 1,129 211,32 29 212 215 21

参考資料 22

( 参考 ) 調査対象について 本調査の調査対象は 下図の赤枠内に存在する学習者のみ 日本語教育機関 海外 初等教育機関 : 日本の小学校にあたる機関 中等教育機関 : 日本の中学校 高校にあたる機関 高等教育機関 : 日本の大学 大学院 短期大学等にあたる機関 学校教育以外 民間の日本語学校 公的機関か 運営する生涯教育機関 高等教育機関なと か 一般市民を対象に行っている語学講座 国際交流基金か 実施している JF 講座等 インターネット教育 ( 学習者個人を特定できるもの ) 企業内研修等 学在校留 邦日人本子語弟補向習け校の等日本人 日本国内 日本語教育機関 大学 短期大学 高等専門学校 地方公共団体 教育委員会 国際交流協会 民間日本語学校等 海外の公的機関を設置主体とする日本語教育機関 日本語教育機関以外 組織としての実体を伴わない団体 ( 活動 )( 例 : 有志による日本語勉強会等 ) 不特定多数を対象にした日本語教育 ( テレビやラジオ放送 E- ラーニングサイト等 ) 短期的な日本語体験活動等 23