第一部 15

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かねろうくだら
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第一部 1. 南米日本語教育の全体状況... 16 1.1) 日本との関係... 16 1.2) 日本語教育の現状... 21 2. 機関... 23 3. 教師... 25 3.1) 日本語母語教師数比率... 25 3.2) 国際交流基金 JF 訪日研修受講状況.

.. 30 3.5.4) 南米スペイン語圏日本語教育ネットワーク... 30 4. 学習者... 31 4.1) 教育段階別学習者数学習者数順... 31 4.2) その他の教育機関における学習者構成... 32 4.

1 第一部 1. 南米日本語教育の全体状況 ) 日本との関係 ) 日本語教育の現状機関教師 ) 日本語母語教師数比率 ) 国際交流基金 JF 訪日研修受講状況 ) 汎米研修受講状況 ) 公的派遣日本語教師の状況 ) ネットワーク状況 ) 中核機関と主要機関 ) 教師会情報 ) 4か国地区代表者会議 ) 南米スペイン語圏日本語教育ネットワーク学習者 ) 教育段階別学習者数学習者数順 ) その他の教育機関における学習者構成 ) JLPT受験状況日本語学習の目的理由日本語教育実施状況まとめ... 40

2 第一部 15

3 第一部 1. 南米日本語教育の全体状況 1.1) 日本との関係国外交樹立計画移住開始日系企業 ( 本邦企業 ) 4 アルゼンチン 1898 年 (1963 年 5 ) 51 社 (7 社 ) ウルグアイ 1921 年 - 22 社 (0 社 ) エクアドル 1918 年 - 18 社 (2 社 ) 日本との経済連携協定コロンビア 1908 年 1929 年 80 社 (11 社 ) 交渉中チリ 1897 年 - 93 社 (26 社 ) 2007 年パラグアイ 1918 年 1936 年 227 社 (4 社 ) ベネズエラ 1928 年 72 社 (1 社 ) ペルー 1873 年 1899 年 55 社 (16 社 ) 2012 年ボリビア 1914 年 1954 年 51 社 (4 社 ) ブラジル ( 参考 ) 1895 年 1908 年 705 社 (38 社 ) 外務省各国大使館ホームページ海外在留邦人数調査統計 ( 平成 28 年要約版 ) をもとに作成南米各国と日本の外交関係が樹立したのは 19 世紀後半から20 世紀前半計画移住が行われた国はアルゼンチンコロンビアパラグアイペルーボリビア計画移住が行われなかった国はウルグアイエクアドルチリベネズエラ計画移住の開始時期が最も早かったのはペルー (1899 年 ) 日系企業が多いのはパラグアイ (227 社 ) チリ (93 社 ) コロンビア (80 社 ) 日系企業が少ないのはエクアドル (18 社 ) ウルグアイ (22 社 ) 日系企業の中でも本邦企業が多いのはチリ (26 社 ) ペルー (16 社 ) コロンビア (11 社 ) 日系企業の中でも本邦企業が少ないのはウルグアイ (0 社 ) ベネズエラ (1 社 ) エクアドル (2 社 ) 日本と経済連携協定を結んでいるのはチリとペルーの 2か国でコロンビアは 2012 年から経済連携協定の合意を目指し交渉を進めている 4 日系企業とは日本企業または日本人が出資している海外の企業うち現地法人化されていない企業を本邦企業と呼ぶ 5 アルゼンチンへの邦人移住は戦前は自由渡航者を中心に展開されてきたが戦後は 1963 年に政府間で移住協定が結ばれ同協定のもと行われるようになった 16

4 国人口 ( 万人 ) 日系人数 ( 推定 ) 人口当たりの日系人の割合在留邦人数在日当該国人数アルゼンチン 4,342 65, % 11,726 2,979 ウルグアイ % エクアドル 1, % コロンビア 4,770 1, % 1,336 2,572 チリ 1,776 2, % 1, パラグアイ 685 5, % 3,449 1,963 ベネズエラ 3, % ペルー 3, , % 3,353 47,875 ボリビア 1,006 11, % 2,970 5,531 ブラジル ( 参考 ) 20,784 1,600, % 54, ,937 第一部外務省各国大使館公益財団法人海外日系人協会ホームページ法務省在留外国人統計 ( 旧登録外国人統計 ) 統計表 (2016 年 6 月末 ) をもとに作成日系人数が多いのはペルー (10 万人 ) アルゼンチン (6.5 万人 ) ボリビア (11,350 人 ) パラグアイ (5,800 人 ) の 4 か国で計画移住が行われた国日系人数が少ないのはエクアドル (300 人 ) ウルグアイ (500 人 ) ベネズエラ (800 人 ) 在留邦人数が多いのはアルゼンチン (11,726 人 ) パラグアイ (3,449 人 ) ペルー (2,252 人 ) 在留邦人数が少ないのはウルグアイ (344 人 ) エクアドル (382 人 ) ベネズエラ (392 人 ) 在日当該国人数が多いのはペルー (47,875 人 ) ボリビア (5,531 人 ) アルゼンチン (2,979 人 ) 在日当該国人数が少ないのはウルグアイ (134 人 ) エクアドル (273 人 ) ベネズエラ (422 人 ) 17

5 第一部 < 参考 1> 在日当該国人の推移国アルゼンチン 3,863 3,849 3,777 3,484 3,181 2,970 2,950 2,890 2,862 3,104 2,979 ウルグアイエクアドルコロンビア 2,893 2,848 2,803 2,705 2,606 2,505 2,404 2,442 2,438 2,457 2,572 チリパラグアイ 2,439 2,556 2,542 2,240 2,098 1,984 1,915 1,889 1,876 1,903 1,963 ベネズエラペルー 58,721 59,696 59,723 57,464 54,636 52,843 49,451 49,158 48,442 47,965 47,875 ボリビア 6,327 6,505 6,527 6,094 5,720 5,567 5,345 5,358 5,362 5,469 5,531 ブラジル ( 参考 ) 312, , , , , ,03 192, , , , ,937 総務省在留外国人統計 ( 旧登録外国人統計 ) 統計表をもとに作成南米スペイン語圏の中で在日当該国人数がもっとも多いのはペルーで約 4 万 8 千人に上るその他の 8 か国は多くて 5500 人程度ペルーの 2006 年と 2016 年の在日当該国人数を比較するとその差は約 1 万人になる < 参考 1> 在日当該国人の推移 Juntos!! 中南米対日理解促進交流プログラム 6 同プログラムにより 2016 年 3 月に南米スペイン語圏 9 か国からの参加者を含む計 71 名が訪日している 2017 年のプログラムには以下の 2 つがあるアルゼンチンへの大学院生社会人派遣プログラム派遣時期 : 2017 年 1 月 29 日 ~2 月 7 日ペルーへの大学院生社会人派遣プログラム派遣時期 : 2017 年 1 月 6 日 ~1 月 15 日

6 < 参考 3> 文部科学省の中南米対象事業平成 27 年度大学の世界展開力強化事業 ~ 中南米等との大学間交流形成支援 ~ 7 第一部 1 2 テーマ日本の大学国名中南米の大学山形アンデス諸国ダブルトライアングルプログラム持続的な社会の安全安定に貢献するトランスパシフィック協働人材育成プログラム山形大学山形県立米沢栄養大学鶴岡工業高等専門学校筑波大学ペルーペルーペルーペルーボリビアチリブラジルチリペルーメキシコペルーカトリカ大学国立工科大学国立サンマルコス大学ラモリーナ国立農業大学サンアンドレスボリビア国立大学国立タルカ大学サンパウロ大学チリ大学カトリカ大学メキシコ大学院大学コロンビアロスアンデス大学メキシコメキシコ国立自治大学メキシコアグアスカリエンテス国立自治大学 3 ポストアーバンリビングイノベーションプログラム千葉大学メキシコメキシコベラクルス大学モンテレイ大学メキシコパンアメリカン大学パナマパナマ大学チリチリ大学 4 チリブラジルとの連携による理工フロンティア人材の育成東京大学チリブラジルチリカトリカ大学サンパウロ大学ブラジルリオデジャネイロ連邦大学

7 20 第一部テーマ日本の大学国名中南米の大学 5 日本と中南米が取組む地球的課題を解決する文理協働型人材の養成東京外国語大学東京農工大学電気通信大学ブラジルカンピナス州立大学ブラジルパウリスタ総合大学ブラジルリオデジャネイロ州立大学ブラジルパラナー連邦大学メキシコチャピンゴ自治大学メキシコグアナフアト大学メキシコメキシコ国立自治大学メキシコ国立工科大学コロンビアエアフィット大学アルゼンチン国立ラプラタ大学ペルーラモリーナ国立農業大学 6 NAFTA 生産拠点メキシコとの協働による 15 歳に始まる技術者教育モデルの世界展開長岡技術科学大学鶴岡工業高等専門学校茨城工業高等専門学校小山工業高等専門学校長岡工業高等専門学校メキシコグアナファト大学メキシコモンテレイ大学メキシコヌエボレオン大学 7 人の移動と共生における調和と人間の尊厳を追及する課題解決型の教育交流プログラム上智大学南山大学上智大学短期大学部ブラジル教皇庁立サンパウロカトリック大学ブラジルカンピナス州立大学ブラジルブラジリア大学メキシコグアナフアト大学メキシコ自治工科大学メキシコイベロアメリカーナ大学メキシコメキシコ西部工科大学ペルー教皇庁立ペルーカトリック大学チリ教皇庁立チリカトリック大学コロンビア教皇庁立ハベリアーナ大学コロンビアロスアンデス大学アルゼンチンコルドバカトリック大学アルゼンチンエルサルバドル大学

8 1.2) 日本語教育の現状国 ( 順位 /137) 機関教師学習者教師 1 人あたりの学習者数人口 / 学習者数 8 人口 ( 万 ) 面積 (km 2 ) アルゼンチン (33) , ,605 4, 万ウルグアイ (85) , 万エクアドル (113) ,260 1, 万コロンビア (46) , ,758 4, 万チリ (55) , ,475 1, 万パラグアイ (31) , , 万ベネズエラ (70) ,945 3, 万ペルー (29) , ,339 2, 万ボリビア (67) ,573 1, 万第一部 < 参考 > ブラジル (13) 352 1,140 22, ,108 2 億万外務省ホームページ JF2015 機関調査をもとに作成日本語教育規模が大きいのはペルーパラグアイアルゼンチン日本語教育規模が小さいのはエクアドルウルグアイベネズエラ教師 1 人あたりの学習者数が多いのはペルー (44.3 人 ) パラグアイ (40.9 人 ) ウルグアイ (34.9 人 ) 教師 1 人あたりの学習者数が少ないのはベネズエラ (11.4 人 ) エクアドル (12.8 人 ) ボリビア (13.6 人 ) 人口の割合に対して日本語学習者数が多いのはパラグアイ ( 約 1,800 人に1 人 ) 人口の割合に対して日本語学習者数が少ないのはエクアドル ( 約 20 万人に1 人 ) 8 人口何人に対して 1 人の学習者がいるかを示す 21

9 第一部 < 参考 4> 2015 年機関調査の学習者数上位 3 ヵ国および北米中米カリブ地域の国のデータ国機関教師学習者順位 /136 人口 / 学習者数人口 ( 万 ) 面積 (km 2 ) 中国 2,862 14, , , 億 960 万インドネシア 2,115 18, , 億 189 万韓国 2,496 4, , ,150 万 10 万米国 1,462 3, , ,266 3 億万カナダ , ,845 3, 万メキシコ , ,746 1 億 2, 万ホンジュラス , 万コスタリカ , 万グアテマラ , 万エルサルバドル , 万キューバ ,840 1, 万ジャマイカ ,661 1, 万ニカラグア ,303 1, 万パナマ , 万トリニダードトバゴ , 万ドミニカ共和国 , ,130 外務省ホームページ 2015 年度 JF 機関調査をもとに作成 22

10 2. 機関教育段階別機関数国初等教育 9 中等 / 複数教育高等教育 10 その他の教育機関アルゼンチン 1 2% 1 2% 40 95% ウルグアイ 1 33% 2 67% エクアドル 3 75% 1 25% コロンビア 9 47% 10 53% チリ 2 25% 6 75% パラグアイ % 13 81% ベネズエラ 1 8% 11 92% ペルー 3 43% 2 29% 2 29% ボリビア 2 33% 0% 4 67% 第一部ブラジル ( 参考 ) 12 3% 57 16% 9 3% % 2015 年度 JF 機関調査 ( 誤って記入されていると思われるものを訂 0% 20% 40% 60% 80% 100% アルゼンチンウルグアイ 1 2 エクアドル 3 1 コロンビア 9 10 チリ 2 6 パラグアイ 3 13 ベネズエラペルーボリビアブラジル初等中等 / 複数高等教育その他全体的にその他の教育機関が多い中等 / 複数段階教育の機関があるのはアルゼンチンパラグアイペルーボリビアの 4か国高等教育機関があるのはウルグアイエクアドルコロンビアチリベネズエラの 5か国高等教育機関の割合が多いのはエクアドル (75%) コロンビア (47%) その他の教育機関の割合が多いのはアルゼンチン (95%) ベネズエラ (92%) パラグアイ (81%) 9 序 4-1 教育段階を参照 10 序 4-1 教育段階を参照 11 初等教育から高等教育までのすべての段階において日本語教育を行っている機関が 1 機関含まれている 23

11 第一部 < 参考 > 南米スペイン語圏で日本語教育を行っている初中等教育機関国数機関アルゼンチン 1 日亜学院パラグアイ 4 ニホンガッコウ日本パラグアイ学院サクラ日本語教育学院三育学院ペルー 5 ラウニオン校ラビクトリア校ノグチヒデヨ校ホセガルベス校日秘ニッケイ学校 ( 初等のみ ) ボリビア 2 サンフアン学園オキナワ第一日ボ学校アルゼンチンペルーボリビアの学校は日系子弟に対する日本語教育が始まり 2015 年度 JF 機関調査聞き取り調査をもとに作成パラグアイの 4 校は親日家のパラグアイ人や各種日系団体日系有識者が主体となって設立されパラグアイと日本式の教育を掛け合わせた教育を行っている FJSP では上記のような公教育機関の学習者を各国から 1 名サンパウロに招聘し以下の研修を実施している南米中等教育生徒サンパウロ研修の概要目的応募資格期間定員研修内容備考公教育機関において日本語を長く勉強してきた学習者に日本語を使い日本文化に触れる機会を与えることで学習意欲を高め新たな学習の動機付けをはかる 1 研修時に公教育機関で 2 年以上日本語を学習している生徒 2 研修開始日に 13 歳以上 18 歳以下の者 (1999 年 7 月 ~2004 年 7 月生まれ ) 3 日本語能力試験 N5 以上の合格者或いは別途の日本語能力証明書ですべての項に達している者 4 研修開始日現在で過去 5 年以内に日本に継続して 7 日間を超えて滞在したことがない者 5 当研修へ参加する許可を保護者から得ている者 4 日間 2017 年 07 月 5 日 ~8 日 (2017 年度 ) 15 名程度 1 さまざまな中等教育機関から集まった学習者たちとの交流 2 日本語を使ったゲームなどの活動 3 日本文化の体験 4 日本祭り (Festival do Japão) 見学 1999 年ブラジルの公立校の生徒を対象にサンパウロ旅行として開始 2010 年参加枠を広げ私立校の生徒も対象に 2012 年南米スペイン語圏 4 か国からも招聘開始参考 : 2017 年度南米中等教育生徒サンパウロ研修実施要領 24

12 3. 教師 3.1) 日本語母語教師数比率教師日本語母語教師機関日本語母語教師在籍機関 ( 人 ) (%) ( 機関 ) (%) アルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビアチリパラグアイベネズエラペルーボリビア第一部ブラジル ( 参考 ) 1, 世界 ( 参考 ) 64,108 14, ,179 6, % 20% 40% 60% 80% 100% エクアドルボリビアウルグアイコロンビアチリペルーベネズエラアルゼンチンパラグアイブラジル世界母語話者教師非母語話者教師 2015 年度 JF 機関調査をもとに作成世界全体では母語話者教師の割合は全体の約 22% 母語話者教師の割合が高いのはエクアドル (83.3%) ボリビア (75%) ウルグアイ (57.1%) 母語話者教師の割合が低いのはパラグアイ (6.6%) アルゼンチン (25%) ベネズエラ (25.7%) 年度 JF 機関調査の結果をもとに作成したがパラグアイの数値に関しては 2016 年に行った現地視察時の状況を考えると本データが現地の状況を正確に反映しているとは言えない 25

13 第一部 3.2) 国際交流基金 (JF) 訪日研修受講状況 13 国 ( 教師数 ) 長期短期上級修士 14 日系人 15 在外邦人合計アルゼンチン (192) ウルグアイ (7) エクアドル (6) コロンビア (73) チリ (47) パラグアイ (91) ベネズエラ (35) ペルー (92) ボリビア (36) JF 資料 (1989~2016 年 ) をもとに作成 JF 研修受講者数が多いのはペルー (41 人 ) コロンビア (30 人 ) アルゼンチン (28 人 ) JF 研修受講者数が少ないのはウルグアイ (1 人 ) とエクアドル (1 人 ) 上級研修受講者がいるのはアルゼンチン (1 人 ) コロンビア (2 人 ) ペルー (2 人 ) 修士プログラム修了者がいるのはペルー (1 人 ) とパラグアイ (1 人 ) JF 訪日研修の概要研修対象者条件国籍等年齢日本語教授歴日本語運用力長期研修日本と国交のある国の国籍満 36 歳未満 6 か月以上 5 年未満 JLPT N4 または旧試験 3 級以上短期研修日本と国交のある国の国籍満 56 歳未満 2 年以上 JLPT N4 または旧試験 3 級以上上級研修日本と国交のある国の国籍日本国籍満 56 歳未満 5 年以上 JLPT N1 または旧試験 1 級以上修士プログラム日本と国交のある国の国籍満 45 歳未満 2 年以上 JLPT N1 または旧試験 1 級以上日系人研修日本と国交のある国の国籍日本国籍満 56 歳未満 1 年以上 JLPT N3 または旧試験 2 級若しくは 3 級以上平成 28 年度公募プログラムガイドラインをもとに作成詳しくは JF 公募プログラム海外日本語教師研修を参照年度 JF 機関調査より年度から開始 15 現在は行われていない 26

14 3.3) 汎米研修受講状況ブラジルで主に日系の日本語教育機関教師学習者支援を行っている CBLJが実施している汎米日本語教師合同研修会の受講状況は以下の通り国合計アルゼンチンコロンビアチリパラグアイベネズエラペルーボリビア CBLJ 資料をもとに作成第一部受講者数が多いのはペルー (30 人 ) アルゼンチン (25 人 ) パラグアイ (24 人 ) ウルグアイとエクアドルからは受講者なし汎米研修の概要目的対象応募条件期間定員費用実施機関後援新人教師の教授力向上日系人または日本人 1 年以上の教授経験メキシコドミニカ以南の中南米 ( 主にパラグアイペルーボリビアアルゼンチ ) 18 歳 ~60 歳まで JICA/JF 主催の訪日研修に未参加の人日本語能力試験 N3 以上心身ともに健康な人研修後日本語教師を続ける意志のある人 13 日間 2017 年 1 月 16 日 ~28 日 (2016 年度 ) 15 名受講料なし交通費宿泊費日当支給ありブラジル日本語センター (Centro Brasileiro de Língua Japonesa) ( 独 ) 国際協力機構サンパウロ出張所 CBLJ ホームページ等をもとに作成 27

15 第一部 3.4) 公的派遣日本語教師の状況 JICA 日本語教育ボランティア派遣状況 (2017 年 4 月現在 ) 国人数ボランティア配属先アルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビアチリ 4 人 2 人 4 人日系社会青年ボランティア日系社会シニアボランティア日系社会青年ボランティア日系社会シニアボランティア ( 短期 ) シニア海外ボランティアシニア海外ボランティアなしなしシニア海外ボランティアシニア海外ボランティアシニア海外ボランティアシニア海外ボランティア在亜日本語教育連合会在亜日本語教育連合会ブルサコ日本語学園ポサーダス日本人会ウルグアイ共和国大学在ウルグアイ日本人会国立サンティアゴ大学国立ラセレナ大学私立アウストラル大学チリ中央日本人会パラグアイ 5 人日系社会シニアボランティアシニア海外ボランティア日系社会青年ボランティア日系社会青年ボランティア青年海外協力隊パラグアイ日本人会連合会ニホンガッコウ大学ラコルメナパラグアイ日本文化協会イグアス日本人会日本パラグアイ学院ペルー 2 人シニア海外ボランティア青年海外協力隊ペルー日系人協会日本語普及部ペルー日系人協会クスコベネズエラなしボリビア 3 人日系社会青年ボランティア青年海外協力隊 ( 現職小学校 ) 日系社会青年ボランティアサンフアン学園ヌエバエスペランサ日本語学校ボリビア日系協会連合会 JICA ナレッジサイト国別派遣概況中南米外部公開用南米実態調査をもとに作成 JF からの専門家派遣なし (2017 年 4 月現在 ) 28

16 3.5) ネットワーク状況 3.5.1) 中核機関と主要機関本報告書での中核機関と主要機関の定義については序章 4-3 を参照のこと国中核機関主要機関アルゼンチン在亜日本語教育連合会ウルグアイ在ウルグアイ日本人会共和国大学エクアドルコロンビアチリパラグアイコロンビア日系人協会日本語センター私立ロスアンデス大学パラグアイ日本人会連合会全パラグアイ日系人教育推進委員会ラプラタ大学私立ブエノスアイレス日亜学院エクアドル JLPT 教師会コロンビア全国日本語教師会日本語教育研究会 Fundación colombo Japonesa サンティアゴ大学日智文化協会チリ中央日本人会 CEIJA ニホンガッコウ日本パラグアイ学院第一部ペルーペルー日系人協会ラウニオン校ベネズエラボリビアボリビア日系協会連合会ベネズエラ日本語教師会シモンボリバル大学各機関の概要については各国の章を参照のこと 3.5.2) 教師会情報国教師会参照先アルゼンチンアルゼンチン日本語教育研究会第 2 章 3-3 ウルグアイエクアドルエクアドル JLPT 日本語教師会第 4 章 3-3 コロンビアコロンビア全国日本語教師会日本語教育研究会第 5 章 3-3 チリ ( チリ日本語教師会 ) 活動停止中パラグアイ日本語教師の会第 7 章 3-3 ベネズエラベネズエラ日本語教師会第 8 章 3-3 ペルーペルー日本語教師会第 9 章 3-3 ボリビアボリビア日本語教育研究委員会第

17 第一部 3.5.3) 4 か国地区代表者会議 CBLJ 主催で行われている全伯日本語教師研修会と併せて行われる会議南米スペイン語圏からの参加国はアルゼンチンパラグアイペルーボリビア情報共有意見交換を行う 3.5.4) 南米スペイン語圏日本語教育ネットワーク 2015 年に第 1 回南米スペイン語圏日本語教育連絡会議がペルー日系人協会 ( 以下 APJ) 主導のもと南米スペイン語圏各国から 1 名の日本語教育関係者がリマに招へいされ実施された第 1 回南米スペイン語圏日本語教育連絡会議 (2015 年 ) 目的 : 南米各国のネットワーク構築と継続的な交流の確立および各地や各機関における日本語教育の状況や最近の取り組み問題を共有する参加 : アルゼンチンエクアドルコロンビアチリパラグアイペルー ( 主催国 ) ベネズエラボリビア (8 か国 ) 第 2 回南米スペイン語圏日本語教育連絡会議 (2016 年 ) 目的 : 南米ネットワークの活用及びネットワークの維持発展について考える各地や各機関における日本語教育の状況及び問題点の共有しネットワークを利用した問題点の解決を模索する参加 : アルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビアチリパラグアイペルー ( 主催国 ) ベネズエラボリビア (9 か国 ) 30

18 4. 学習者 4.1) 教育段階別学習者数 ( 学習者数順 ) 国初等教育中等 / 複数教育高等教育その他の教育機関ペルー 2, ,580 4,074 パラグアイ ,437 3,725 アルゼンチン ,838 3,571 コロンビア ,502 チリ ,078 ボリビアベネズエラウルグアイエクアドル合計 3,489 1,394 1,912 8,364 15,159 合計第一部 2015 年度 JF 機関調査 ( 誤って記入されていると思われるものを訂正し作成 ) ペルーパラグアイアルゼンチンコロンビアチリボリビアベネズエラウルグアイエクアドル初等中等 / 複数高等教育その他 2015 年度 JF 機関調査 ( 誤って記入されていると思われるものを訂正し作成 ) 南米スペイン語圏の日本語学習者の総数は15,159 人 16 ( 参考 : ブラジル 22,993 人メキシコ 11,637 人中米 2,397 人 ) その他の教育機関で学ぶ学習者が最も多く 8,364 人で全体の約 55% 初等教育中等 / 複数段階教育機関で学ぶ学習者は 5,270 人で全体の約 32% 高等教育機関で学ぶ学習者は 1,912 人で全体の約 13% 16 エルサルバドルキューバグアテマラコスタリカジャマイカドミニカ共和国トリニダードトバゴニカラグアパナマホンジュラス (10 か国 ) 31

19 第一部 4.2) その他の教育機関における学習者の教育段階別在籍状況 ( 機関数 ) 17 国 18 機関数未就学児小学生中学生高校生大学生アルゼンチン 40 コロンビア 9 チリ 4 パラグアイ 13 ベネズエラ 11 ペルー 12 ボリビア 4 世界 3,424 その他の成人 % 40% 55% 53% 38% 83% % 56% 67% 67% 100% 67% % 50% 75% 75% 100% 75% % 69% 62% 38% 8% 8% % 27% 45% 45% 82% 73% % 58% 75% 25% 75% 75% % 50% 50% 50% 50% 75% ,010 1,562 1,769 2,776 7% 20% 29% 46% 52% 81% 100% 80% 60% 40% 20% 0% 未就学児小学生中学生高校生大学生その他の成人アルゼンチンコロンビアチリパラグアイベネズエラペルーボリビア世界 2015 年度 JF 機関調査をもとに作成 19 未就学児の学習者が在籍している機関の割合は世界全体では7% であるがパラグアイ (77%) ボリビア (50%) ペルー (742%) の割合は高い小学生中学生の学習者が在籍している機関の割合が世界全体と比べて南米は全体的に高い高校生の学習者が在籍している機関の割合が世界全体と比べてペルー (25%) とパラグアイ (38%) は低い大学生の学習者が在籍している機関の割合が世界全体と比べてパラグアイ (8%) とアルゼンチン (38%) は低いコロンビアとチリはすべてのその他の教育機関に大学生が在籍しているその他の成人の学習者が在籍している機関がの割合が低いのはパラグアイ (8%) 17 該当する教育段階の学習者が在籍する機関数と機関全体との割合を表したもの複数の教育段階の学習者が在籍している場合もある 18 ウルグアイとエクアドルはその他の教育機関が 1 機関であるため割愛した 2 国ともにすべての教育段階の学習者が在籍している 19 短大生 / 専門学校生大学院生に特記すべきデータが見られないため割愛した 32

20 4.3) 日本語能力試験 (JLPT) 受験状況国 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年年アルゼンチン (88) エクアドルコロンビアチリ (56) パラグアイベネズエラ実施なし 258 ペルーボリビア第一部アルゼンチンエクアドルコロンビアチリパラグアイベネズエラペルーボリビア日本語能力試験 (JLPT) ホームページ過去の試験データ (2010 年 ~2016 年 ) をもとに作成年 2 回実施されているのはアルゼンチンとチリ 7 月のみの実施はベネズエラとボリビアウルグアイでは 2016 年現在実施されていない受験者数が多いのはパラグアイとアルゼンチン受験者数が少ないのはエクアドルとコロンビア受験者数が増加傾向にあるのはチリとベネズエラ受験者数が減少傾向にあるのはアルゼンチンコロンビアエクアドル 20 7 月実施 12 月実施がある国の数値は括弧を付けて示している 33

21 第一部 < 参考 1> 2015 年 JLPT レベル別受験者数 21 国 N1 N2 N3 N4 N5 合計アルゼンチンエクアドルコロンビアチリパラグアイベネズエラ % 8% 11% 30% 47% % 5% 19% 23% 53% % 12% 23% 32% 29% % 8% 19% 29% 37% % 17% 21% 23% 25% % 4% 10% 26% 57% ペルー % 10% 22% 26% 38% 302 ボリビア % 19% 24% 19% 27% 233 0% 20% 40% 60% 80% 100% パラグアイボリビアコロンビアチリペルーアルゼンチンベネズエラエクアドル N1 N2 N3 N4 N5 日本語能力試験 (JLPT) ホームページ過去の試験データをもとに作成 ( グラフは上位級 (N1 N2) の受験者数が多い順 ) N1 と N2 の受験者数が多いのはパラグアイ (N1: 14% N2: 17%) とボリビア (N1: 11% N2: 19%) 受験者の約半数が N5 を受験しているのはアルゼンチン (47%) ベネズエラ (57%) エクアドル (53%) 21 ベネズエラは 2015 年に JLPT が実施されなかったため 2014 年の受験者数のデータを使用 34

22 22 < 参考 2> 学習者数あたりの受験者の割合 (2015 年 ) 国学習者数受験者数割合備考アルゼンチン 3, % 年 2 回エクアドル % 12 月コロンビア 1, % 12 月チリ % 年 2 回パラグアイ 3, % 12 月ベネズエラ % 7 月ペルー 4, % 12 月ボリビア % 7 月日本語能力試験 (JLPT) ホームページ過去の試験データをもとに作成学習者数に対する受験者数の割合が高いのはベネズエラ ( 約 58%) エクアドル (56%) ボリビア (48%) 学習者数に対する受験者数の割合が低いのはコロンビア (4%) とペルー (7%) 第一部 22 ベネズエラは 2015 年に JLPT が実施されなかったため 2014 年の受験者数のデータを使用 35

23 第一部 5. 日本語学習の目的理由 100% または 0% を示している項目は太字また全体的に割合の高い項目は濃い黄色の背景国によってばらつきがある項目は薄い黄色の背景にしているまたウルグアイ (3 機関 ) エクアドル (4 機関 ) パラグアイ (4 機関 23 ) は回答機関数が少ないため国全体の傾向というよりも各機関の状況を表していると言えよう項目アルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビア ( 機関数 ) ,179 1 歴史文学等への関心 43% 100% 75% 79% 100% 75% 100% 74% 50% 46% 2 マンガアニメ J-POP 等が好きだからチリ 83% 100% 100% 95% 100% 100% 92% 89% 67% 64% 3 政治経済社会への関心 14% 100% 0% 37% 25% 0% 42% 5% 17% 17% 4 科学技術への関心 31% 67% 75% 84% 25% 25% 75% 42% 17% 26% 5 日本語そのものへの興味 52% 100% 75% 95% 100% 75% 92% 89% 50% 52% パラグアイベネズエラペルボリビア世界 6 日本語を使っての受験や資格取得 40% 100% 25% 47% 50% 75% 75% 37% 17% 23% 7 日本への留学 74% 100% 100% 95% 100% 25% 100% 68% 50% 43% 8 今の仕事で必要 43% 67% 50% 47% 38% 25% 75% 47% 50% 39% 9 今の仕事で必要役立てたい 12% 0% 0% 26% 38% 25% 33% 21% 17% 15% 10 日本への観光旅行 81% 100% 75% 89% 88% 0% 92% 47% 17% 33% 11 日本との国際親善活動 7% 33% 0% 26% 25% 0% 67% 26% 17% 14% 12 日本語での情報収集コミュニケーション 13 仕事や学校地域で日本語で会話したい 62% 33% 50% 26% 25% 50% 67% 32% 33% 14% 14% 0% 0% 42% 38% 50% 25% 16% 17% 21% 14 国際理解異文化理解 14% 33% 75% 58% 50% 0% 50% 16% 50% 23% 15 母語または継承語 67% 33% 50% 42% 38% 75% 67% 53% 100% 13% 16 家族親族等の勧め 38% 67% 25% 26% 0% 25% 58% 16% 50% 16% 17 その他 14% 33% 0% 11% 0% 0% 8% 11% 0% 9% 18 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 75% 0% 0% 0% 20% 2015 年度 JF 機関調査をもとに作成全体的に割合の高い項目は 1 歴史文学等への関心 2 マンガアニメ J-POP 等が好きだから 5 日本語そのものへの興味国によってばらつきがある項目は次の 3 つ 3 政治経済社会への関心の割合が高いのはウルグアイ (100%) その他の国は比較的低い値を示している 6 日本語を使っての受験や資格取得の割合が高いのはウルグアイ (100%) パラグアイ (75%) ベネズエラ (75%) 低いのはエクアドル (25%) ボリビア (17%) 7 日本への留学の割合は多くの国で高いがパラグアイ (25%) は割合が低い 10 日本への観光旅行の割合は多くの国で高いがパラグアイ (0%) とボリビア (17%) の割合は低い 15 母語または継承語は世界平均と比べ比較的割合の高い国が多い特に高いのはボリビア (100%) とパラグアイ (75%) 無回答 12 機関

24 6. 日本語教育実施状況 100% を示しているものは太字にまた各項目の中でもっとも割合の高いものには背景色を付けた項目スケルアルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビア ( 機関数 ) ,179 A 学習者数に対する教師の数チリ多い 2% 0% 25% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 2% ちょうどよい 67% 0% 50% 47% 75% 50% 83% 47% 33% 54% 少ない 31% 100% 25% 37% 25% 50% 17% 53% 67% 20% わからない 0% 0% 0% 16% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 23% ちょうどよいと回答している国が多い少ないと答えているのはウルグアイ (100%) ペルー (53%) ボリビア (67%) 4 分の 3 以上 79% 33% 75% 68% 75% 100% 58% 37% 83% 45% パラグアイベネズエラペルボリビア世界第一部 B 十分な日本語運用能力を備えている教師 2 分の 1 程度 19% 33% 0% 26% 25% 0% 33% 42% 17% 15% 4 分の 1 以下 2% 33% 0% 5% 0% 0% 8% 16% 0% 9% わからない 0% 0% 25% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 7% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 25% 4 分の 3 以上がほとんどであるがペルーは 2 分の 1 程度がもっと多く 42% 4 分の 3 以上 57% 33% 100% 58% 50% 25% 50% 26% 17% 43% C 十分な日本語運用能力を備えている教師 2 分の 1 程度 29% 33% 0% 21% 25% 25% 33% 47% 67% 16% 4 分の 1 以下 12% 33% 0% 16% 25% 25% 17% 21% 17% 9% わからない 0% 0% 0% 5% 0% 25% 0% 0% 0% 6% 無回答 2% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 25% 4 分の 3 以上の割合が高いのはアルゼンチン (57%) ウルグアイ (67%) エクアドル (100%) コロンビア (58%) チリ (50%) ベネズエラ (50%) 2 分の 1 程度の割合が高いのはペルー (47%) とボリビア (67%) 4 分の 3 以上 69% 67% 50% 68% 50% 25% 67% 32% 50% 39% D 日本語教材教授法に関して積極的に情報収集を行っている教師 2 分の 1 程度 21% 0% 25% 21% 38% 25% 33% 42% 50% 20% 4 分の 1 以下 10% 0% 0% 11% 13% 0% 0% 21% 0% 9% わからない 0% 33% 25% 0% 0% 50% 0% 0% 0% 6% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 25% 4 分の 3 以上と回答している国が多いがペルーは 2 分の 1 程度がもっと多く 42% またパラグアイではわからないが 50% 37

25 第一部項目 E 日本の文化社会に関して積極的に情報収集を行っている教師 4 分の 3 以上 74% 67% 75% 58% 75% 25% 75% 47% 50% 40% 2 分の 1 程度 17% 0% 25% 26% 13% 50% 25% 26% 50% 20% 4 分の 1 以下 10% 0% 0% 16% 0% 0% 0% 21% 0% 9% わからない 0% 33% 0% 0% 13% 25% 0% 0% 0% 6% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 25% 4 分の 3 以上と回答している国がほとんどであるがパラグアイは 2 分の 1 程度がもっと多く 50% F 学習者数に対して日本語教材の数スケル十分である 41% 0% 25% 16% 13% 0% 33% 16% 0% 19% 概ね揃っているアルゼンチンウルグアイエクアドル 21% 33% 50% 26% 25% 50% 33% 11% 67% 36% 不足している 38% 67% 25% 58% 63% 50% 33% 68% 33% 20% わからない 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 1% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 24% 不足していると回答している国はウルグアイ (67%) コロンビア (58%) チリ (63%) ペルー (68%) 概ね揃っている以上の回答の割合が高いのはアルゼンチンエクアドルベネズエラボリビアコロンビアチリパラグアイベネズエラペルボリビア世界非常に合っている 24% 0% 25% 37% 25% 0% 50% 5% 17% 19% G 現在使っている教材は学習者に合っているかどちらかといえば合っている 64% 67% 50% 58% 75% 100% 42% 79% 67% 52% 不足している 10% 33% 0% 5% 0% 0% 8% 11% 17% 4% わからない 0% 0% 25% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 1% 無回答 2% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 24% どちらかといえば合っている以上の割合がすべての国において高い不足している ( 合っていない ) との回答があるのはアルゼンチン (10%) ウルグアイ (33%) コロンビア (5%) ベネズエラ (8%) ペルー (11%) ボリビア (17%) 適切である 26% 0% 25% 37% 25% 25% 42% 5% 33% 32% H 現在使っている教材は教える内容目的の面で適切かどちらとも言えない適切ではない 69% 67% 50% 53% 75% 75% 50% 79% 50% 40% 5% 0% 25% 11% 0% 0% 8% 11% 17% 3% わからない 0% 33% 0% 0% 0% 0% 0% 5% 0% 2% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 24% どちらともいえないがすべての国において多い適切ではないとの回答があるのはアルゼンチン (5%) エクアドル (25% ) コロンビア (11%) ベネズエラ (8%) ペルー (11%) ボリビア (17%) 38

26 項目 I 施設 ( 建物教室 ) の状況よい 45% 0% 50% 47% 13% 25% 50% 21% 0% 29% 現状で支障はないやや支障がある 45% 33% 25% 21% 63% 75% 17% 26% 50% 32% 10% 67% 0% 32% 25% 0% 33% 53% 50% 13% わからない 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 無回答 0% 0% 25% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 24% やや支障があるの割合が高いのはウルグアイ (67%) ベネズエラ (53%) そのほかの国は現状では支障はないまたはよいの割合が高い J 日本語教育設備機器の状況スケルよい 38% 0% 0% 42% 25% 0% 50% 21% 0% 23% 現状で支障はないやや支障があるアルゼンチンウルグアイエクアドルコロンビアチリ 43% 100% 100% 26% 38% 100% 25% 21% 33% 34% 19% 0% 0% 32% 25% 0% 25% 58% 67% 19% パラグアイベネズエラペルボリビア世界第一部わからない 0% 0% 0% 0% 13% 0% 0% 0% 0% 1% 無回答 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 24% やや支障があるの割合が高いのはベネズエラ (58%) ボリビア (67%) そのほかの国は現状では支障はないまたはよいの割合が高い 4 分の 3 以上 86% 33% 100% 90% 75% 50% 83% 84% 50% 43% K 積極的に授業に取り組む学習者 2 分の 1 程度 14% 33% 0% 5% 25% 50% 8% 11% 50% 27% 4 分の 1 以下 0% 33% 0% 0% 0% 0% 8% 5% 0% 6% わからない 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 無回答 0% 0% 0% 5% 0% 0% 0% 0% 0% 24% 4 分の 3 以上と回答している国がほとんどであり多くの国では 70% 以上を占めている 4 分の 3 以上と 2 分の 1 程度の割合が同じ (50%) なのはパラグアイとボリビア 4 分の 1 以下との回答があるのはウルグアイ (33%) ペルー (8%) ベネズエラ (5%) 2015 年度 JF 機関調査をもとに作成 39

27 第一部 7. まとめ南米スペイン語圏の中で計画移住が行われたのはアルゼンチンコロンビアパラグアイペルーボリビアの 5 か国であるがコロンビア以外の4か国は移民規模が大きく推定日系人数在留邦人数在日当該国人数も多いまた総じて日本語教育規模も南米スペイン語圏の中では大きい推定日系人数在留邦人数在日当該国人数日系企業数すべてにおいて少ないのはウルグアイエクアドルベネズエラの 3 国であり日本語教育規模も小さい日系企業が多いのはパラグアイであるが本邦企業が多く進出しているのは日本と経済連携協定を結んでいるチリとペルーである母語話者教師の割合が高いのはエクアドルウルグアイボリビアボリビアは移住開始の時期が遅く日系社会の世代が比較的若いため母語話者教師の割合が高いと思われる反対に移住開始の時期の早かったペルーやアルゼンチンは母語話者教師の割合が低い現地国籍の日系人日本語教師が多いと推測される JF 研修受講状況を見るとペルーアルゼンチンコロンビアでは短期長期上級研修とさまざまな段階で利用されており JF 研修が認知されていることがわかるペルーとパラグアイについては修士プログラムの利用もあるウルグアイとエクアドルでは JF 研修の利用実績が低いがこれは教師数自体が少ないことまた研修の主な対象者となる非母語話者教師が少なことが理由として考えられるアルゼンチンやペルーのように中核機関が国内ネットワークの主体として機能している国がある一方各機関が各地に点在しており機関同士の交流の少ない国では国内のネットワークが弱い日系社会の大きいアルゼンチンパラグアイペルーボリビアは毎年ブラジルで行われている 4か国代表者会議などを通して近隣諸国とも連携を保っている 2015 年と2016 年に行われた南米スペイン語圏日本語教育会議により広域をカバーするネットワークができているが国内のネットワーク自体が弱い国においては国内ネットワーク構築強化が先決であろう南米スペイン語圏の日本語学習者の全体的な特徴として (1) その他の教育機関で学ぶ学習者が多い (2) 全体的に中等教育段階までの学習者 ( 年少者 ) が多いという 2 点が挙げられるまた日系子弟への日本語教育を始まりとするアルゼンチンペルーパラグアイボリビアには初中等教育機関 ( 公教育 ) で日本語が教えられているその他の 5か国においてはその他の教育機関または高等教育機関でしか日本語が教えられていない日本語学習の目的は世界的傾向と同様全体的に歴史文学等への関心マンガアニメ J-POP 等が好き日本語そのものへの興味が高い割合を示している計画移住が行われたアルゼンチンパラグアイペルーボリビアではその他の国と比べると母語または継承語の割合が高い特にパラグアイとボリビアの割合が高い日本語教育実施状況の結果から際立って課題として捉えられている項目はあまりないが全体的に日本語教材の数が十分でないという回答が多いようである物価水準の差送料関税通関手続きの煩雑さなど教材の入手には多数の問題があるためであろうまた積極的に授業に取り組む学習者の割合について見るとその他の国に比べボリビアとパラグアイの割合が低い年少者の学習者が多く日本語学習を始めるきっかけが親や親族の勧めなど学習動機が自発的でないことが理由として考えられる 40

28 国日本語教育の特徴国内ネットワークその他アルゼンチン日系日本語教育外国語としての日本語教育対象 : 年少者が多い在亜日本語教育連合会ウルグアイ外国語としての日本語教育在ウルグアイ日本人会エクアドル外国語としての日本語教育エクアドル JLPT 日本語教師会コロンビアチリパラグアイ外国語としての日本語教育外国語としての日本語教育継承日本語教育日系日本語教育対象 : 年少者が多いコロンビア全国日本語教師会日本語教育研究会全パラグアイ日系人教育推進委員会日本語教師の会ベネズエラ外国語としての日本語教育ベネズエラ日本語教師会ペルー外国語としての日本語教育帰国者への日本語教育対象 : 年少者が多いペルー日系人協会ペルー日本語教師会計画移住あり計画移住あり ( 限定的 ) 計画移住あり計画移住あり第一部ボリビア継承日本語教育日系日本語教育対象 : 年少者が多いボリビア日本語教育研究委員会計画移住あり JF にほんごネットワーク 24 ( 以下さくらネットワーク ) 24 JF と世界各地の日本語教育機関をつなぐネットワーク 41

調査の目的対象手法調査目的海外で日本語教育を行う機関の現状を把握し主に以下の 3 つの観点から有用な情報を提供する 1 研究者なとか日本語教育に関する調査研究を行う際の基礎資料 2 日本語関係機関国際交流団体なとか日本語教育に関する各種事業を実施する際の参考資料 3 日本語教育機

調査の目的対象手法調査目的海外で日本語教育を行う機関の現状を把握し主に以下の 3 つの観点から有用な情報を提供する 1 研究者なとか日本語教育に関する調査研究を行う際の基礎資料 2 日本語関係機関国際交流団体なとか日本語教育に関する各種事業を実施する際の参考資料 3 日本語教育機 215 年度海外日本語教育機関調査結果 ( 速報値 )216/11/1 216 年 11 月 1 日独立行政法人国際交流基金本調査に関するお問い合わせ先 : 日本語事業部企画調整チーム (kikan@jpf.go.jp) 調査の目的対象手法調査目的海外で日本語教育を行う機関の現状を把握し主に以下の 3 つの観点から有用な情報を提供する 1 研究者なとか日本語教育に関する調査研究を行う際の基礎資料